JPH1177694A - タイヤ加硫成形用金型 - Google Patents

タイヤ加硫成形用金型

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JPH1177694A
JPH1177694A JP25055597A JP25055597A JPH1177694A JP H1177694 A JPH1177694 A JP H1177694A JP 25055597 A JP25055597 A JP 25055597A JP 25055597 A JP25055597 A JP 25055597A JP H1177694 A JPH1177694 A JP H1177694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
piece
recession
information transfer
specifications
Prior art date
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Pending
Application number
JP25055597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Hiroishi
正幸 広石
Noboru Takada
高田  昇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP25055597A priority Critical patent/JPH1177694A/ja
Publication of JPH1177694A publication Critical patent/JPH1177694A/ja
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤサイズや仕様の異なる金型に対して替
駒を効率良く製作することを可能にし、それによって低
コストかつ短納期で製作することを可能にしたタイヤ加
硫成形用金型を提供する。 【解決手段】 サイド型1の内面を法線方向Rに彫り込
んで凹部5を形成すると共に、凹部5に情報表示用の替
駒4を交換可能に取り付けるように構成し、この替駒4
をダイキャスト鋳造法によってアルミニウム又はその合
金から成形した後にその表面に情報転写部4aを機械加
工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型内面に情報表
示用の替駒を交換可能に取り付けるように構成したタイ
ヤ加硫成形用金型に関し、さらに詳しくは、タイヤサイ
ズや仕様の異なる金型に対して替駒を効率良く製作する
ことを可能にし、それによって低コストかつ短納期で製
作することを可能にしたタイヤ加硫成形用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気入りタイヤのサイド部に
は、タイヤサイズ等の情報が表示されている。これらの
情報は、タイヤ加硫成形用金型の内面に設けた情報転写
部によってタイヤ表面に成形されるようになっている。
しかしながら、タイヤサイズが同一でありながらロード
インデックス等の仕様だけが異なる場合には、これらロ
ードインデックス等の情報を含む替駒を金型内面に交換
可能に取り付けることにより、タイヤサイズが同一で仕
様の異なるタイヤに対して金型を共通利用するようにし
ている。
【0003】従来、上述した情報表示用の替駒は、機械
加工によって金型毎に製作されている。しかしながら、
替駒を機械加工によって金型毎に製作すると、その製作
コストが高くなると共に、製作に多大な時間を要すると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タイ
ヤサイズや仕様の異なる金型に対して替駒を効率良く製
作することを可能にし、それによって低コストかつ短納
期で製作することを可能にしたタイヤ加硫成形用金型を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のタイヤ加硫成形用金型は、金型内面を法線方
向に彫り込んで凹部を形成すると共に、該凹部に情報表
示用の替駒を交換可能に取り付けるように構成し、該替
駒をダイキャスト鋳造法によってアルミニウム又はその
合金から成形した後にその表面に情報転写部を機械加工
したことを特徴とするものである。
【0006】このようにダイキャスト鋳造法で情報転写
部を付けていない替駒をタイヤサイズや仕様の異なる金
型に対して共通に成形し、その後、替駒の表面に所望の
情報転写部を機械加工することにより、タイヤサイズや
仕様の異なる金型に対して替駒を効率良く製作すること
ができる。従って、本発明によれば、ダイキャスト鋳造
法による高い生産性を活かしながら替駒の共通化を可能
にするので、タイヤ加硫成形用金型を低コストかつ短納
期で製作することができる。
【0007】また、替駒を内面曲率の異なる金型に対し
て共通に成形するので、前記凹部は金型内面を法線方向
に彫り込んで形成する必要がある。即ち、金型内面をタ
イヤ回転軸方向に彫り込んで凹部を形成したのでは、内
面曲率に応じて凹部の深さが不均一になるため替駒を共
通化することが困難であるが、上述のように金型内面を
法線方向に彫り込んで凹部を形成することにより、座ぐ
り加工によって凹部の深さを均一にすることが可能とな
るので、替駒と金型内面との段差を最小限に抑えること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施形態からなるタイヤ加硫成形用金型を示すものであ
る。このタイヤ加硫成形用金型は、タイヤTのサイド部
を成形する一対のサイド型1と、ビードシート部を成形
するビードリング2と、トレッド部及びショルダー部を
成形する複数のセクター3とから構成されている。一般
にサイド型1及びビードリング2はスチール等の金属か
ら構成され、セクター3はアルミニウム等の金属から構
成されている。
【0009】上記タイヤTのサイド部には、例えば図2
に示すように、タイヤサイズ(185/65R14)や
ロードインデックス及び速度記号(86H)等の情報が
表示されようになっている。これら情報のうち、タイヤ
サイズを同一にしながらロードインデックス及び速度記
号を仕様に応じて変更可能にするために、情報転写部4
aを設けた替駒4をサイド型1の内面に対して交換可能
に取り付けるようになっている。
【0010】図3に示すように、サイド型1の内面には
法線方向Rに向けて座ぐり加工した凹部5が形成されて
いる。この凹部5は法線方向Rに彫り込まれているため
深さが略均一になっている。また、凹部5の底面にはサ
イド型1の背面から連通する抜き穴6が設けられてお
り、この抜き穴6を介して替駒4のボルト固定や押し外
しを行うようになっている。
【0011】一方、替駒4は情報転写部4aを付けずに
ダイキャスト鋳造法によってアルミニウム又はその合金
から成形した後、その表面に情報転写部4aを刻印又は
機械彫り等によって機械加工することにより形成されて
いる。この替駒4はタイヤTの仕様に応じて凹部5に挿
入される。なお、替駒4に対する情報転写部4aの形成
は、凹部5への挿入前又は挿入後に行うことが可能であ
る。例えば、刻印によって機械加工する場合は、替駒4
を凹部5に挿入した後に情報転写部4aを打刻すればよ
い。
【0012】本発明では、ダイキャスト鋳造法で情報転
写部4aを付けていない替駒4をタイヤサイズや仕様の
異なる金型に対して共通に成形するようにする。そし
て、タイヤサイズや仕様に基づいて替駒4の表面に所望
の情報転写部4aを機械加工することにより、タイヤサ
イズや仕様の異なる金型に対して替駒4を効率良く製作
することができる。
【0013】その結果、ダイキャスト鋳造法による高い
生産性を活かしながら替駒4の共通化を可能にするの
で、タイヤ加硫成形用金型を低コストかつ短納期で製作
することができる。なお、情報転写部4aを鋳造時に替
駒4の表面に形成すると、タイヤサイズや仕様に応じて
替駒成形用金型を多数用意する必要があり、替駒4の製
作コストが増大するので、情報転写部4aは機械加工に
よる後加工にする必要がある。
【0014】また、替駒4を内面曲率の異なる金型に対
して共通に成形するので、凹部5は金型内面を法線方向
Rに彫り込んで形成する必要がある。即ち、図5に示す
ように金型内面をタイヤ回転軸方向Aに彫り込んで凹部
5を形成したのでは、内面曲率に応じて凹部5の深さが
不均一になるため替駒を共通化することが困難である。
しかし、上述のように金型内面を法線方向Rに彫り込ん
で凹部5を形成することにより、座ぐり加工によって凹
部5の深さを均一にすることが可能となるので、内面曲
率の異なる金型に対して替駒4を共通化しても、替駒4
と金型内面との段差を最小限に抑えることができる。こ
の替駒4と金型内面との段差は0.2mm以下にするこ
とが好ましい。この段差が0.2mmを超えると、タイ
ヤTの外観が悪化するため替駒4の共通化が困難にな
る。
【0015】替駒4の材料としては、アルミニウム又は
その合金を使用する。このように替駒4をアルミニウム
又はその合金から構成することにより、スチール等から
なる金型に傷を付けずに交換作業を行うことが可能にな
る。また、凹部5に対する替駒4の固定方法は特に限定
されることはなく、替駒4を凹部5に圧入したり、或い
は抜き穴6を介してボルト固定するようにしてもよい。
【0016】特に、図4に示すように、替駒4の金型内
面側を広くするように法線方向Rに対してテーパー角度
θを付けるようにし、替駒4を凹部5に圧入して縁部を
かしめることによればボルトで固定する必要はない。こ
のテーパー角度θは2〜10°にすることが好ましい。
上記実施例では替駒4によってロードインデックスと速
度記号からなる情報を変更可能に構成した場合について
説明したが、本発明では替駒4によって転写する情報は
特に限定されることはなく、数字や文字のほか絵柄やマ
ーク等を転写するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
型内面を法線方向に彫り込んで凹部を形成すると共に、
該凹部に情報表示用の替駒を交換可能に取り付けるよう
に構成し、該替駒をダイキャスト鋳造法によってアルミ
ニウム又はその合金から成形した後にその表面に情報転
写部を機械加工したことにより、タイヤサイズや仕様の
異なる金型に対して替駒を効率良く製作することを可能
にし、それによってタイヤ加硫成形用金型を低コストか
つ短納期で製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなるタイヤ加硫成形用金
型を例示する断面図である。
【図2】タイヤに表示する情報を例示する平面図であ
る。
【図3】図1における替駒の取り付け部を拡大して示す
断面図である。
【図4】本発明における替駒の変形例を示す断面図であ
る。
【図5】金型内面をタイヤ回転軸方向に彫り込んで凹部
を形成したタイヤ加硫成形用金型の替駒の取り付け部を
拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 サイド型(金型) 2 ビードリング(金型) 3 セクター(金型) 4 替駒 4a 情報転写部 5 凹部 R 金型内面の法線方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:24 B29L 30:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内面を法線方向に彫り込んで凹部を
    形成すると共に、該凹部に情報表示用の替駒を交換可能
    に取り付けるように構成し、該替駒をダイキャスト鋳造
    法によってアルミニウム又はその合金から成形した後に
    その表面に情報転写部を機械加工したタイヤ加硫成形用
    金型。
JP25055597A 1997-09-16 1997-09-16 タイヤ加硫成形用金型 Pending JPH1177694A (ja)

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JP25055597A JPH1177694A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 タイヤ加硫成形用金型

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JPH1177694A true JPH1177694A (ja) 1999-03-23

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Cited By (6)

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