JP3205730B2 - ラッチプレートの製造法 - Google Patents
ラッチプレートの製造法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/28—Making machine elements wheels; discs
- B21K1/30—Making machine elements wheels; discs with gear-teeth
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
されたラッチプレートの製造法に関するものである。
構に用いるラッチプレート1は、図3に示すように、内
周面に歯10が形成された内歯ギアに類したものとなっ
ているが、この歯10は衝撃負荷が加わった際のシート
ベルトのロックに用いられることから、歯10の形状や
位相について、高い精度が要求されている。そして、こ
のラッチプレート1は、従来においては歯10をプレス
によるシェービングによって形成している。
ービング加工して形成したものでは、どうしても表面の
仕上がりの点及び強度の点において問題を有しており、
より高品質なものが求められている。 本発明はこのよ
うな点に鑑みなされたものであって、その目的とすると
ころは簡便に且つ高品質のものを製造することができる
ラッチプレートの製造法を提供するにある。
に下穴が明けられた板状素材の下穴周部に対して、下穴
に挿通されるパイロット部を先端面より突出させている
とともに外周面に冷間鍛造押出用の歯を備えたパンチで
歯を形成するにあたり、素材を受けるインサート側にパ
ンチのパイロット部が微小クリアランスを介して収まる
穴を設けておくとともに、パンチの歯の先端とインサー
トとの間に上記パイロット部と穴との間の微小クリアラ
ンスにつながる微小クリアランスを設けておき、パンチ
による冷間鍛造押出時に素材の一部を上記両微小クリア
ランス部に逃がして薄肉部を形成し、冷間鍛造後に該薄
肉部を除去することに特徴を有している。
時、素材の一部をパンチとインサートとの間の微小クリ
アランスに逃がすことによって、より精度の高い歯を確
実に得るようにしたものである。この時、インサートの
穴の内径は素材に形成する歯の内接円の径よりも小さく
しておくのが好ましい。
基づいて詳述すると、本発明に係る製造法によって得よ
うとするラッチプレート1は、図3に示すように、内周
面に鋸刃状の歯10が形成されたリング状のもので、そ
の外周部には複数個の取り付け孔12が形成されている
とともに複数個の位置決めピン13が固着されたもの
で、上記歯10が形成されている内週部の肉厚が外周部
の肉厚よりも厚くなっている。
鈑である素材15に対する鍛造プレス成形によって形成
しているのであるが、この鍛造プレスに用いている金型
を図1に示す。鍛造プレスに際して素材15の下穴周辺
部を受けるインサート3を備えた下型35と、打ち込み
用パンチ2とからなる金型のうち、先端部外周面に冷間
鍛造押出用の歯21を備えたパンチ2は、先端面からパ
イロット部20を一体に突設したものとなっている。ま
た、下型3におけるインサート3は、鍛造プレス時に上
記パンチ2のパイロット部20が嵌りこむ穴30を備え
たものとなっている。
てパンチ2を打ち込むことで、パンチ2の歯21によ
り、下穴周辺部の冷間鍛造押出を行って、素材15に歯
10を形成するのであるが、この時、上記インサート3
の穴30の内径を歯10の内接円の内径より少し小さく
するとともに、パイロット部20の外径を穴30の内径
より少し小さくして、パイロット部20外面とインサー
ト3の穴30の内面との間に微小クリアランスが生じる
ようにしており、また、打ち込み用パンチ2を最も下げ
た時、インサート3の上面とパンチ2の歯21の先端と
の間にも上記微小クリアランスにつながる微小クリアラ
ンスが生じるようにしている。
5の冷間鍛造押出を行うことで素材15に歯10を形成
した時、素材15の一部が上記微小クリアランス部に逃
げることで、図2に示すように、歯10の間をつなぐ薄
肉部16と、薄肉部16の内周縁から垂れ下がる薄肉部
17とが形成されるものとなっている。このような薄肉
部16,17を積極的に形成することにより、パンチ2
の歯21による冷間鍛造押出での歯10の形成をダレな
どのない的確なものとして得ることができる。
し、さらに外形状を整えたり取り付け孔12を形成する
プレス成形を行うとともに、薄肉部16,17が生じて
いる側の面の切削(研削)加工あるいはプレスによる打
ち抜き加工を行うことで、図3に示すラッチプレート1
を得る。なお、歯10の歯面は基本的に上記冷間鍛造押
出を行った際のままでよく、歯面の研削修正等は必要な
い。また、その取り付け孔12や位置決めピン13と歯
10との相対精度を高く保つために、歯10を基準にし
て外形状や取り付け孔12や位置決めピン13を同時抜
きで形成することが好ましい。
下穴が明けられた板状素材の下穴周部に対して、下穴に
挿通されるパイロット部を先端面より突出させていると
ともに外周面に冷間鍛造押出用の歯を備えたパンチで歯
を形成することから、切削加工などで歯を形成する場合
に比して、安価に高精度のものを得ることができるもの
であり、また冷間鍛造押出で歯を形成するために、素材
の板厚以上の厚さを歯の部分に確保することができるこ
ともあって、歯の強度を高くすることができる。しか
も、冷間押出し量を調整することにより、板状素材のボ
リューム範囲内で任意の厚さを得ることができる。
受けるインサート側にパンチのパイロット部が微小クリ
アランスを介して収まる穴を設けておくとともに、パン
チの歯の先端とインサートとの間に上記パイロット部と
穴との間の微小クリアランスにつながる微小クリアラン
スを設けておき、パンチによる冷間鍛造押出時に素材の
一部を上記両微小クリアランス部に逃がして薄肉部を形
成し、冷間鍛造後に該薄肉部を除去することから、つま
りは薄肉部を積極的に形成することから、歯の形成をダ
レのない的確なものとすることができて、より精度の高
い歯を確実に得ることができるものであり、またパンチ
やインサートにかかる負荷を軽減することができるため
に、素材の強度がきわめて高いものの場合にも、金型の
寿命を延ばすことができる。
ある。
視図である。
面図、(b)は断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 中央に下穴が明けられた板状素材の下穴
周部に対して、下穴に挿通されるパイロット部を先端面
より突出させているとともに外周面に冷間鍛造押出用の
歯を備えたパンチで歯を形成するにあたり、素材を受け
るインサート側にパンチのパイロット部が微小クリアラ
ンスを介して収まる穴を設けておくとともに、パンチの
歯の先端面とインサートとの間に上記パイロット部と穴
との間の微小クリアランスにつながる微小クリアランス
を設けておき、パンチによる冷間鍛造押出時に素材の一
部を上記両微小クリアランス部に逃がして薄肉部を形成
し、冷間鍛造後に該薄肉部を除去することを特徴とする
ラッチプレートの製造法。 - 【請求項2】 インサートの穴の内径を素材に形成する
歯の内接円の径よりも小さくしていることを特徴とする
請求項1記載のラッチプレートの製造法。
Priority Applications (4)
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