JP2001324577A - 時計用のカレンダ修正歯車の製造方法 - Google Patents

時計用のカレンダ修正歯車の製造方法

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JP2001324577A
JP2001324577A JP2000144505A JP2000144505A JP2001324577A JP 2001324577 A JP2001324577 A JP 2001324577A JP 2000144505 A JP2000144505 A JP 2000144505A JP 2000144505 A JP2000144505 A JP 2000144505A JP 2001324577 A JP2001324577 A JP 2001324577A
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JP
Japan
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gear
molded product
product
manufacturing
punched
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JP2000144505A
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English (en)
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Masashige Okuhara
正成 奥原
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェービング加工を複数回に亘って行わなく
ても確実にダレを小さくできる時計用のカレンダ修正歯
車の製造方法を提供する。 【解決手段】 打ち抜き加工される部分の板厚が厚くな
るよう被加工材31を所定形状に成形し、その成形され
た成形品の板厚の厚い部分から半抜き加工してほぼ歯車
状に成形し、半抜き加工されたほぼ歯車状の成形品32
の面を平打ち加工して、その歯車状の成形品32の切口
面をシェービング加工することを要旨とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス加工によっ
て成形される時計用のカレンダ修正歯車の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の時計用のカレンダ修正歯車は、一
般にプレス順送金型により成形され、おおよそ以下に示
すような加工方法によって製造されている。例えば、金
型の下型のダイに載置された被加工材を上型に取り付け
られた断面円形状のパンチで所定の厚さ、例えば0.2
mm程度まで押圧すると共に、ピン出しを行い、次に、
その変形した成形品を断面がほぼ歯車状に形成されたパ
ンチとそのパンチの切刃間に嵌入するように形成された
ダイとで半抜き加工する。
【0003】その後は、半抜き加工したほぼ歯車状の成
形品の切口面をダイとパンチとでシェービング加工し、
これを所定の寸法形状になるまで繰り返し行う。そし
て、シェービング加工した半抜き状態の歯車を打ち抜い
て、被加工材から製品となる時計用のカレンダ修正歯車
が製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したシェービング
加工は、半抜き加工した成形品の切口面の仕上げとダレ
をそぎ落とすための加工であるが、前述した従来の製造
方法では、3回以上のシェービング加工を行ってそのダ
レを小さくし、カレンダ修正歯車の精度を上げるように
しているが、金型の精度により一部にはダレの大きい歯
車もあり、加工精度の高いものが要求されていた。
【0005】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、シェービング加工を複数回に亘って行わ
なくても確実にダレを小さくできる時計用のカレンダ修
正歯車の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
時計用のカレンダ修正歯車の製造方法は、打ち抜き加工
される部分の板厚が厚くなるよう被加工材を所定形状に
成形する第1の工程と、該第1の工程により成形された
成形品の板厚の厚い部分から半抜き加工し、ほぼ歯車状
に成形する第2の工程と、半抜き加工されたほぼ歯車状
の成形品の面を平打ち加工する第3の工程と、平打ち加
工されたほぼ歯車状の成形品の切口面をシェービング加
工する第4の工程とを少なくとも有することを要旨とす
るものである。
【0007】本発明の請求項2に係る時計用のカレンダ
修正歯車の製造方法は、打ち抜き加工する部分の板厚
を、製品として成形される所定形状の歯車の板厚に応じ
て設定することを要旨とするものである。
【0008】本発明の請求項3に係る時計用のカレンダ
修正歯車の製造方法は、前記第4の工程におけるシェー
ビング加工を1回とすることを要旨とするものでる。
【0009】本発明の請求項4に係る時計用のカレンダ
修正歯車の製造方法は、前記第2の工程にて半抜きされ
たほぼ歯車状の成形品の外形寸法は、製品として成形さ
れる所定形状の歯形の外形寸法よりも0.03mm以上
大きく加工されていることを要旨とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
時計用のカレンダ修正歯車の製造方法を図1乃至図5に
基づいて説明する。図1は本発明に係る第1の工程を示
す成形加工の説明図、図2は本発明に係る第2の工程を
示す半抜き加工の説明図、図3は本発明に係る第3の工
程を示す平打ち加工の説明図、図4は本発明に係る第4
の工程を示すシェービング加工の説明図、図5は打ち抜
き加工の説明図である。
【0011】本実施の形態では、カレンダ修正歯車の製
造に例えばプレス順送金型が用いられ(図示せず)、こ
の金型の上型には、各工程に応じて各種のパンチとスト
ッパが設けられ、下型には、各工程において上型のパン
チとで所定の形状を成形するダイが順に配置されてい
る。
【0012】まず、中央部に形成された穴11aとその
穴11aの中心を軸として周方向に形成された凹部11
b(製品を成形する部分)とを有するダイ1に板状の被
加工材31を載置して、断面円形の丸パンチ21により
所定の板厚になるまで押圧し、被加工材31を変形させ
る。この時、上面が丸パンチ21により円形状に成形さ
れ、その下面には、ダイ11の穴11aによってピン3
1aが成形されると共に、周方向に形成された凹部11
bによって板厚の厚い部分が成形される(図1参照)。
【0013】次に、製品となるカレンダ修正歯車とほぼ
同一形状に形成された歯形パンチ22と、その歯形パン
チ22の切刃間に嵌入するように形成された歯形ダイ1
2とで、変形した被加工材を板厚の厚い部分から半抜き
して、前記修正歯車とほぼ同じ歯車状の成形品32を成
形する(図2参照)。この半抜き加工により成形された
成形品32の外形寸法は、前記修正歯車の外形寸法より
も例えば0.03mm大きく加工されている。
【0014】その後は、半抜き加工されたほぼ歯車状の
成形品32の凸部、即ち、板厚の厚い部分を断面円形の
丸パンチ23とダイ13とで押圧して平らにし(図3参
照)、平打ち加工された半抜き状態の成形品32の切口
面を丸パンチ24とダイ14とでシェービングしてダレ
をカットする(図4参照)。この時のシェービング加工
は、成形品32の切口面から0.03mm内側の部分
で、1回で終了する。そして、シェービング加工された
成形品32を断面円形の丸パンチ25とダイ15とで打
ち抜いて、被加工材31から時計用のカレンダ修正歯車
33を製造する。
【0015】このように本実施の形態においては、打ち
抜き加工される部分の板厚が厚くなるよう被加工材31
を所定形状に変形させた後に、その板厚の厚い部分から
半抜きしてほぼ歯車状の成形品32を成形し、そして、
その成形品32の板厚の厚い部分を平らにするようにし
たので、シェービング加工を1回で済み、そのため、歯
車状の成形品32の切口面に段差がなくなり、ダレを小
さく抑えることができる。また、抜き加工したときの成
形品32の外形寸法を、製品となるカレンダ修正歯車3
3の外形寸法よりも0.03mm大きくなるよう切断し
ているので、その成形品32の切口面のシェービング加
工を1回で済ませることができ、しかも、切口面のダレ
を小さく抑えることができるという効果がある。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、打ち抜き
加工される部分の板厚が厚くなるよう被加工材を所定形
状に成形し、その成形品の板厚の厚い部分から半抜き加
工してほぼ歯車状に成形し、半抜き加工されたほぼ歯車
状の成形品の面を平打ち加工して、そのほぼ歯車状の成
形品の切口面をシェービング加工するようにしたので、
ダレを小さく抑えることができる。
【0017】また、打ち抜き加工する部分の板厚を、製
品として成形される所定形状の歯車の板厚に応じて設定
するようにしたので、寸法形状の異なる歯車の製造に対
してもダレを小さく抑えることができる。
【0018】また、シェービング加工を1回で済ませる
ので、切口面にシェービングによる段差がなくなった。
【0019】さらに、半抜きされたほぼ歯車状の成形品
の外形寸法を、製品として成形される所定形状の歯形の
外形寸法よりも0.03mm以上大きく加工するように
したので、シェービング加工を1回で済ませることがで
き、しかも、切口面のダレを小さく抑えることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の工程を示す成形加工の説明
図である。
【図2】本発明に係る第2の工程を示す半抜き加工の説
明図である。
【図3】本発明に係る第3の工程を示す平打ち加工の説
明図である。
【図4】本発明に係る第4の工程を示すシェービング加
工の説明図である。
【図5】打ち抜き加工の説明図である。
【符号の説明】
11,12,13,14,15 ダイ 11a 穴 11b 凹部 21,23,24,25 丸パンチ 22 歯形パンチ 31 被加工材 31a ピン 32 歯車状の成形品 33 カレンダ修正歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 35/00 B21D 35/00 // B21D 53/28 53/28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打ち抜き加工される部分の板厚が厚くな
    るよう被加工材を所定形状に成形する第1の工程と、 該第1の工程により成形された成形品の板厚の厚い部分
    から半抜き加工し、ほぼ歯車状に成形する第2の工程
    と、 半抜き加工されたほぼ歯車状の成形品の面を平打ち加工
    する第3の工程と、 平打ち加工されたほぼ歯車状の成形品の切口面をシェー
    ビング加工する第4の工程とを少なくとも有することを
    特徴とする時計用のカレンダ修正歯車の製造方法。
  2. 【請求項2】 打ち抜き加工する部分の板厚を、製品と
    して成形される所定形状の歯車の板厚に応じて設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の時計用のカレンダ修正
    歯車の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第4の工程におけるシェービング加
    工を1回とすることを特徴とする請求項1又は2の何れ
    かに記載の時計用のカレンダ修正歯車の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程にて半抜きされたほぼ歯
    車状の成形品の外形寸法は、製品として成形される所定
    形状の歯形の外形寸法よりも0.03mm以上大きく加
    工されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに
    記載の時計用のカレンダ修正歯車の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014144463A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Eiko Seiki Kk プレス加工方法及び金型
JP2015100798A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 トヨタ紡織株式会社 プレス加工方法及びプレス加工装置
CN105921594A (zh) * 2016-05-17 2016-09-07 中机精冲科技(福建)有限公司 一种优化设计的小搭边大厚度光洁精冲模具

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