JPS63141673A - 基板との接着性が改良された超薄膜とその製法 - Google Patents

基板との接着性が改良された超薄膜とその製法

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JPS63141673A
JPS63141673A JP61246774A JP24677486A JPS63141673A JP S63141673 A JPS63141673 A JP S63141673A JP 61246774 A JP61246774 A JP 61246774A JP 24677486 A JP24677486 A JP 24677486A JP S63141673 A JPS63141673 A JP S63141673A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 葺上光■ 本発明は基板との接着性が改善された耐熱性高分子超薄
膜とその製法に関するものであり、さらに詳しくは、接
着性を改善するように表面処理された基板上に耐熱性高
分子あるいはその前駆体をラングミュア・ブロジェット
法(以下LB法という)により累積し、前駆体の場合に
は必要なら耐熱性高分子を生成させることによって形成
された超薄膜に関し、エレクトロニクスデバイスなど、
種々の複合物品として利用される。
丈圭互抜皿 すでに1930年代、炭素数16〜22(らいの脂肪酸
が水面上に単分子膜をつくり、それを基質上に累積でき
ることがラングミュアとプロジェットにより見出された
が、技術的応用についての検討が行われはじめたのは最
近のことである。
これまでの研究の概要については、固体物理17(12
) 45 (1982) Th1n 5olid fi
lms 68 No、1 (1980) 。
1bid+ 99 no、1.2.3  (1983)
 In5oluble monolyersat li
quid−gas 1nterfaces (G、L、
 Ga1ns、 Inter−science Pub
lishers、 New York、 1966)な
どにまとめられているが、従来の直鎖飽和脂肪酸のラン
グミュア・ブロジェット膜(以下rLB膜」という)は
耐熱性、機械的強度に欠点があり実用的応用にはそのま
までは使えないという問題点がある。
これらを改善するものとして不飽和脂肪酸、例えばω−
トリコセン酸、ω−へブタデセン酸やα−オクタデシル
アクリル酸や脂肪酸の不飽和エステル、例えばステアリ
ン酸ビニル、オクタデシルアクリレートのほか、ジアセ
チレン誘導体などの重合膜が検討されているが、耐熱性
は十分とはいえないし、電気的にもすぐれたものとはい
えない。
ポリマーについてもポリ酸、ポリアルコール、エチルア
クリレート、ポリペプチドなど親水性基をもつ高分子に
成膜性のあるものが知られているが、特にLB膜用の材
料として、修飾された高分子はこれまでネ★討されてい
ないし、すぐれたLB膜材料と言えるものはない。
一方、耐熱性フィルムとしてポリイミドがあるが、スピ
ンコードなどの方法によってはせいぜい1000八以上
で通常は1μm以上で1000Å以下のピンホールのな
い耐熱性薄膜を作成するのは非常に困難である。
本発明者らは先に耐熱性、機械的強度を改善するために
、特願昭60−157354.60−262122.6
0−’284145等に高分子化合物の繰返し単位中に
疎水性を、付与するための置換基を導入した高分子化合
物(以下「耐熱性高分子前駆体」という)をLB法によ
り製膜できること、さらにはこの耐熱性高分子前駆体を
閉環させ耐熱性高分子超薄膜を形成できることを提案し
た。
このように形成した耐熱性高分子超薄膜はその極性分子
構造により清浄な基板と良好な接着性をもっているが、
水分が耐熱性超薄膜と基板との間に侵入することにより
、接着力が低下していく。
従ってこれを利用したエレクトロニクスデバイス等の耐
久性、信頼性を飛躍的に向上させるためには、耐熱性高
分子超薄膜の基板への良好な接着性が必要であった。
。 占  ′  ための 本発明者等が鋭意検討した結果、基板と耐熱性高分子超
薄膜との間にアミノ基またはエポキシ基とアルコキシシ
ラン基とを含む有機化合物の薄膜を設けることによって
耐熱性高分子超薄膜の基板との接着性が改善されること
が明らかになった。
本発明のアミノ基またはエポキシ基とアルコキシシラン
基とを含む有機化合物は無機物基板あるいは金属基板と
化学結合しやすいアルコキシシラン基および耐熱性高分
子あるいはその前駆体とさらにはその前駆体を閉環させ
て生成させた耐熱性高分子と強く結合(ある場合には化
学結合)しやすいアミノ基またはエポキシ基とを併せも
つ有機化合物である。
この有機化合物の層あるいは層の部分を基板と耐熱性高
分子化合物あるいはその前駆体とさらにはその前駆体を
閉環させて生成させた耐熱性高分子との間に設けること
によって基板と耐熱性高分子あるいはその前駆体との間
の接着性を改善しようとするものである。
群1已u1檎 本発明において使用されるアミノ基またはエポキシ基の
一方または両方とアルコキシシラン基とを含む有機化合
物は次の一般式で表される。
Rn5iX3−n   n =O+ 1+ 2Rは珪素
原子に結合している1価の基で、本発明の場合には、R
がアミノ基またはエポキシ基を含むように選ばれる。X
は珪素原子に結合している加水分解性の1価の基を表し
、塩素、アルコキシ基およびアセトキシ基等が一般は用
いられる。このような有機化合物を水溶液等として基板
に対して使用すると、下記の反応式のように加水分解を
うけてシラノールが生成する。
Rn5iX3−n+ H2O−一→RnSi (OH)
3−n+ (3−n)HXこのように生成したシラノー
ルが基板との強固な接着をもたらす。もし基板が酸化物
表面をもっているときには、シラノールと反応して共有
結合ができ強固な接着が期待できる。
一方、Rに含まれるアミノ基またはエポキシ基は本発明
の両性高分子化合物あるいはこれを閉環させて生成させ
た耐熱性高分子と反応もしくは強い接着を形成すること
ができる。したがってこのような有機化合物の層あるい
は層部分を基板と両性高分子化合物あるいは耐熱性高分
子との間に設けることによって両者の接着性を改善する
ことができる。
具体的な例を挙げれば、 β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン(UCC商品名A−186)γ−グリシド
キシプロビルトリメトキシシラン(同じ<  A−18
7) γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(同じくA−1
)00) N−β−(アミノエチル)−r−アミノプロピル−トリ
メトキシシラン(同じ< A−1)20)T−ウレイド
プロピルトリエトキシシラン(同じ<  A−1)60
) などであり、特に限定はないが、シランカップリング剤
として市販されているものを好適に使用することができ
る。
先に述べたアミノ基、エポキシ基を含むものが特に好ま
しいが、Rにその他の官能基をもつシランカップリング
剤もある程度の改善効果が期待できる。
この有機化合物は、一般に行われるように水溶液等とし
て基板表面に簡便には塗布または浸漬するなどの手段で
処理され、処理方法についてはその層あるいは層部分を
つくればよく特に限定はない、勿論水を含むアルコール
でもよい。表面に付着処理される量は理想的には単分子
層でよく、有機化合物の濃度は5wt%以下、好ましく
は1wt%以下である。処理後、余分の有機化合物は適
当な溶剤で除かれるのが望ましい実施態様である。
次に以上説明された有機化合物あるいはその溶液で塗布
または浸漬され表面処理された基板上にLB法で累積さ
れる@JI熱性高分子あるいはその前駆体とLB法につ
いて説明する。
LB法で累積可能な耐熱性高分子あるいはその前駆体は
例えば特願昭60−157354.60−262122
.60−284145等に示されている。
少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも2価の第
1の有機基R1と、少なくとも2個の炭素原子を有する
少なくとも2価の第2の有機基R2とが2価の結合基に
よって交互に連結されている線状の繰返し単位を有し、
かつ共有結合によって同じ繰返し単位へ結合した、置換
基を含むこともある炭素数10〜30の炭化水素含有基
R3を少な(とも1つ、好ましくは2つ含んでいる高分
子化合物である。
また、先の耐熱性高分子化合物は共有結合により疎水性
を付与するだめの置換基が導入されているが、これをイ
オン結合で導入した高分子化合物についてもLB法によ
り製膜できることがわかっている。すなわち、イオン結
合で疎水性を付与された高分子化合物とは、少なくとも
2個の炭素元素を有する少なくとも3価の第1の有機基
R1と、少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも
2価の第2の有機基R2とが2価の結合基によって交互
に連結されている線状の繰返し単位を有し、かつイオン
結合によって同じ繰返し単位へ結合した、置換基を含む
こともある炭素数10〜30の炭化水素含有基R3を少
なくとも1つ含んでいる高分子化合物である。
さらには特開昭61−108633に示されているよう
なLB法を利用して作成されたポリイミン等にも通用可
能である。共有結合により疎水性基を導入した耐熱性高
分子の実用的な具体例を挙げると以下のとおりである。
(以下余白) 式中、−は異性を表す。
例えば、下式(3)で説明すれば、 および を表す。
本発明は(3−1)  (3−2)が単独である場合、
(3−1)  (3−2)が共存する場合を含んでいる
(1)〜(20)テ、R3は炭素数10〜30.好まし
くは16〜22の炭化水素含有基であるが、脂肪族、環
状脂肪族と脂肪族、芳香族と脂肪族の結合、それらの置
換体から選ばれた1価の基は好ましい具体例であり、列
挙すれば (CH3) (C)+27’T’T 、  CHzs+
CH(C)I2内。
ここで7+lIl”Q−5、n=1O〜30好ましくか
特に好ましい例である。
これらに対する置換基としてはハロゲン原子。
ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキ
シ基等があるが必須ではない。しかしフッ素原子は水素
原子より疎水性を向上させるので場合により使われるこ
とが望ましい。
即ち、フッ素を含有させることによってアルキル鎖の長
さを短くできる0例えばC8F+?(CH2) ! −
において長=2で充分であり、炭素数10で製膜が可能
なようにできる。
本発明の耐熱性高分子化合物の分子量については特に限
定はない。しかし分子量が低くても、本発明の製膜方法
によって製膜は可能であるが、良好な耐熱性、機械的強
度、耐薬品性を得ることはできない、また一方分子量が
大きすぎると、粘度が高すぎて製膜がうまくいかない。
従って、数平均分子量が2,000〜300,000程
度で、好ましくは10.000〜150.000程度で
ある。
また、イオン結合により疎水性基を導入した高分子化合
物の実用的な具体例をあげると以下のとおりである。
式中、□は異性を表す。
例えば、下式(22)で説明すれば、 および を表す。
本発明は(22−1)  (22−2)が単独である場
合、(22−1)  (22−2)が共存する場合を含
んでいる。
(21)〜(34)のI?3. R4,Raの少な(と
も一つは(1)〜(20)のR3の定義とその例に同じ
であり他は置換基を有することもある炭素数1〜30の
炭化水素含有基あるいは水素原子であり、好ましくは炭
素数1〜4の炭化水素含を基あるいは水素原子である。
次に本発明に用いるLB法について説明する。
LB法は膜を形成する物質を水面上に展開し、水面上に
展開された物質を一定の表面圧で圧縮して単分子膜を形
成し、その膜を基板上に移しとる方法のほか水平付着法
、回転円筒法などの方法(新実験化学講座、第18巻、
界面とコロイド、498−508)などがあげられ、通
常行われている方法であれば特に限定されることなく使
用することができる。
LB法は配向した、しかも厚みを数十へ単位で制御でき
る方法で200Å以下、さらには1000Å以下、数百
式、数十への薄膜を形成するのにすぐれた方法であり、
本発明の基板上の薄膜もこの特徴をもつ、しかし10,
000人またはそれ以上の厚みの膜もこの方法で製膜し
得る。
本発明者らは、修飾された高分子化合物が単独で製膜で
きることを見出し提案(特願昭6O−202191)し
たが、これら高分子化合物と公知のLB膜化合物と混合
することによって製膜性能が向上し、本発明の好ましい
実施態様である。
公知のLB膜化合物とは、先に引用された文献などにも
記載され、当業界で公知の化合物である。
特に炭素数が16から22くらいの炭化水素基と親木基
とからなる下式の化合物が好ましい。
CH3(CHz)n−t Z CHz =C)I(CH2)n−22 CH3(C)Iz)7c=c −C=C(CHz) m
 Zここで、n=16〜22.r+o+=n−5,Z=
OH,NHz 、  C0OH,CONH2,C0OR
” (R’は低級脂肪族炭化水素基)である。
製膜性の改善のためにはCH3(CH2)n−IZの式
で表されるものがコスト面ですぐれているが、不飽和結
合を含むものは光や放射線などを照射することによって
重合させることができる特徴を有する。
これらから選ばれた少なくとも1つの化合物と高分子化
合物との混合比率については特に限定はない。
LB法により膜を形成する成分を水面上に展開する際、
一般には溶媒として水には溶けないで気相中に蒸発して
しまうベンゼン、クロロホルムなどが使用されるが、本
発明の高分子化合物の場合は、溶解度をあげるために有
機極性溶剤を併用することが望ましい。好ましい有機極
性溶剤は、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジ
メチルアセトアミド、N、N−ジエチルホルムアミド、
N、N−ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチルメト
キシアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル
−2−ヒロリドン、ピリジン、ジメチルスルホン、ヘキ
サメチルホスホルアミド、テトラメチレンスルホン、ジ
メチルテトラメチレンスルホンなどである。
従って、高分子化合物と公知のLB膜化合物を展開する
際にも、ベンゼン、クロロホルムなどの溶媒と有機極性
溶剤との混合溶剤を使用することが望ましい。
ベンゼン、クロロホルムなどと有機極性溶剤を併用した
ときには、膜を展開時ベンゼン、クロロホルム等は気相
中に蒸発し、有機極性溶剤は大量の水に熔解すると考え
られる。
本発明に使用される基板については本発明の薄膜を何に
応用するかということによって限定されるが、その他大
きく限定されることはなく、ガラス、アルミナ、石英な
どのような一般的無機の基板のほか、金属やSi、 G
aAs、 ZnSのような■族。
III−V、  II−VI族等の半導体、PbTi0
a、 BaTiO3゜LiNbO3,LiTaO3のよ
うな強誘電体等や磁性体薄膜を含むものも基板として用
いることができる。
本発明の表面処理をした基板を使用すると表面処理をし
ない基板を使用したとき嘔比べて安定した良好な極薄膜
の累積ができることも明らかになった。
また、耐熱性高分子化合物をLB法で表面処理基板上に
累積したのち、さらにあるものは、この薄膜を部分的に
あるいは完全に閉環させることによってさらに耐熱性の
向上した薄膜を基板上に形成できる。
(1)〜(34)の例のうち、ヘテロ原子を含む5員環
または6員環へ部分的にあるいは完全に閉わさせること
ができる例であり、完全閉環後の構造は次のようになる
閉環の方法については特に限定されないが、例えば先の
(5)式の具体例であるイミド化の場合には200〜4
00℃近辺の温度に加熱することによって(5)式の高
分子化合物 二2CH3(C1,) 170H の反応が起こって閉環が達成される。このとき、疎水化
のために導入した基がアルコールとして脱離するが、こ
の脱離したアルコールは200〜400℃付近の温度で
必要ならガスの流れの下に置くか、真空下に置くことに
よって飛散させることができるので非常に耐熱性のよい
ポリイミド薄膜を得ることができる。
このように閉環によって耐熱性の良い薄膜を得る場合に
は、混合する公知のLB膜化合物として閉環反応条件下
、飛散させることができるものを先に挙げた例の中から
選ぶことが望ましい。
勿論、一般的なイミド化の際に使用される無水酢酸やピ
リジン、イソキノリンのような化学キュア剤、あるいは
それと熱を併用してもよい。
以上述べたように本発明の高分子化合物をLB法により
表面処理した基板上に累積し、必要ならそれに続く閉環
反応とによって作られた基板上の薄膜は耐熱性、機械的
特性、耐薬品性も良好で、すぐれた電気絶縁性をもち、
そのうえ、10000A以下という非常に薄い膜であり
、s、oo。
人、2000人、望むなら10〜1000人にもし得る
という特徴を持゛っている。
特に1000Å以下、数百人、50〜100A程度でも
良好な物性、中でもlX106V/cm以上の絶縁破壊
強度を実現できるので種々のデバイスの中に使用するこ
とができる。中でも50人程度から数百へ程度の薄膜で
は、特異な膜厚の効果、例えばトンネル効果が期待され
、それを利用した多くの興味ある応用が可能となる。
次にこれらEEH’4の用途について述べる。
本発明の薄膜は、耐熱性、耐薬品性、機械的特性がすぐ
れ、非常に薄い膜であるという特徴を生かしてエレクト
ロニクス分野、エネルギー変換や物質分離など広範な分
野で使うことができろ。
導電性、光導電性、光学特性、絶縁性、熱特性や化学反
応性を生かしたエレクトロニクス分野でのデバイスにつ
いてまず電気・電子デバイスについて述べる。
第1に重要な:?−発明の薄膜を含んだ電気・電子デバ
イスは金属/絶縁膜/半導体構造(以下MrSという)
のデバイスであり、平面エレクトロニクスデバイスや集
積回路の基本となる構造である。
第1〜7図が代表的模式図である。第1図は半導体基板
に絶縁膜として本発明の薄膜を形成させその上に金属電
極を設けたものである。 Si、 Geなどの■族半導
体、GaAs、 GaPなどのm−v族半導体、CdT
e、 CdS、 ZnS、 Zn5e、 CdHgTe
などのIf−VT族半導体を使用することによって例え
ば太陽電池のような光電変換素子、LED、EL、フォ
トダイオードのような発光素子、受光素子、光検出素子
その他ガスセンサー、温度センサーのような各種トラン
スジューサーを構成することができる。
勿論本発明の半導体としては単結晶、多拮晶あるいはア
モルファスのいずれが選ばれてもよい。
第2図は第1図と同等であるが1つの基板上に2個以上
の素子を作る場合にこのような電極が付けられる。この
ような構成によってC,CD (Charze−cou
pled device)のような電荷移動型デバイス
が作られ興味ある応用である。
次に第3図は電極(透明電極であってもよく、勿論パタ
ーン化されていてもよい、)をもつ絶縁基板上に、半導
体が多(の場合は半導体薄膜が形成されその上に本発′
明の薄膜電極が設けられた構造になっている。
第4図は薄膜が絶縁基板側電極と半導体薄膜との間に設
けられている点に第3図と違いがある。
半導体薄膜は分子線エピタキシ(MBE)有機金属気相
生長法(MOCVD)原子層エピタキシ(ALE)N6
−、スパッタ法、スプレーパイロリシス法、塗布法など
通常半導体薄膜を炸裂するのに使われる方法で作られ回
定されない。
半導体としては先に第1.2図で挙げたものを同様に使
うことができ、作られるデバイスも同様である。
第4図の構成では本発明の薄膜の上に!1体薄膜が形成
されるので形成時の熱が薄膜の耐熱性を越えると望まし
くないが、閉環後の薄膜ではアモルファスシリニン等は
十分累積できるし、その他の半導体も低温シ成技術が進
んでいるので今後、多くの半導体が使えるようになるで
あろう。
MIS構造デバイスのもつとも重要なデバイスの構造は
第5.6図で代表的に表されるゲート電極でチャンネル
電流を制御して駆動するタイプのいわゆる電界効果トラ
ンジスターCFET)構造をもつものである。
第5図は半導体基板を使っているのに対し、第6図では
絶縁基板上に形成された半導体、多くの場合半導体薄膜
を使っている違いがある。
MISFETはデバイスの基本型の一つであり、これに
より種々のデバイスを作ることができる。
大面積基板上に俸れば液晶ディスプレイを駆動させる薄
膜トランジスターや集積度を上げれば集積回路を構成で
きる。
他の興味ある応用は第5.6図でゲート電極をとりはず
した構造であり、絶縁膜あるいはそれと併用してイオン
、ガスや活性物質に感応する膜をつけることにより、イ
オン感応FET (rsFET)やガス感応EET (
Chem  FET) 、免疫FET (IMFET)
 、酵素FET (ENFET)を構成できる。
動作原理はイオンやガス活性物質がゲート絶縁膜表面と
作用することによる電界効果によって説明できるが、本
発明の薄膜を用いる場合には、その上に種々の有機物で
さらに修飾する際に従来の無機物にくらべて有利となる
。特に長鎖アルキル基の残っている薄膜ではそのアルキ
ル基(疎水性)部分とタンパク質の疎水性部分との相互
作用を利用できる。
第7図はESFETの例で石英基板上に半導体膜が図の
ように形成され、その上に絶縁膜とイオン感応膜を設け
た構造となっている。この絶縁膜として本発明の5膜を
用いることができる。
MIS構造のデバイスを構成するときの半導体として通
常、良好な絶縁膜を酸化などの方法で形成するのが難し
いm−v、n−vt族などの化合物半導体を使う場合が
本発明の好ましい実施:3様であり、CaAsの場合に
はFETを形成する場合、上記の間邪点から′!eta
l−Semiconductor F E T (&1
ESFET)のシで実用化されているが、M I S構
造にすることによって性能の向上が期待される。
GaAsを使ってM I S集積回路を構成すると駆動
電圧を低げる効果のほか、GaAs半導体中でのキャリ
ヤーモビリティ−の大きさを利用した高速で動作する集
積回路(HEMT)を非常に簡単な方法で作ることがで
きる。
第2に重要な本発明の薄膜を含んだ電気・電子デバイス
は金属/絶縁膜/金泥(以下MIMとl、)つ)構造の
デバイスである。
第8〜10図が模式図である。絶縁基板あるl、Nは半
導体基板を用いその上に金泥、絶縁膜、金属の順に形成
される。
第8図はキャパシターの構造であり、キヤ、<シタンス
の湿度による変化を追跡すれば湿度センサーとなる。ま
たこの構造によってMIMti造のトランジスターを作
ることもできる。
第9図のようにすれば、熱電子トランジスターを構成で
きる。
第10図のように半導体あるいは半導体デバイス上にキ
ャパシターを作ることによってVLSIのメモリセルの
÷ヤバシターとして使うことができる。
第10図の構成で熱電子を半導体中に注入するようなタ
イプのデバイスも作製できる。さらに金属のかわりにN
bのような起電導体を使うことにより、ジョセフソンジ
ャンクション(JJ)デバイスを作ることも可能である
第3の薄膜を含んだ電気・電子デバイスは、絶縁膜/金
属構造(1M構造)のデバイスであり、第1)図で模式
的に表される。もっとも単純なもので、金属の上に絶縁
膜として本発明の薄膜を形成することにより得られる。
一つの応用は液晶配向膜であり、パターン化した電極、
通常はITOなどの遇明電極の上に本発明の薄膜を形成
することによって得られる。
次の応用は図12.13の独立した二つの電極上に本発
明の薄膜を形成することにより湿度、力スなどのセンサ
ーとして使うことができろ。
以上本発明の1膜を含んだ電気・電子デバイスについて
述べたが、他の応用例は前記に挙げた文献の中に特にP
、S、 Vincett、 G、G、 Roberts
の総説(Thin 5olid Fil+++s 68
135〜171 (1980)に求めることができる。
その他の半導体デバイス、化合物半導体デバイスについ
てはE、S、 Yang、 Fundamentals
 of Sem1−canductor Device
s MaGraw−Hill+ 1978+今井ら編著
、化合物半導体デバイス(1)(n)工業調査会(19
84)の底置を参考にすることができる。
次に電気・電子デバイス以外のデバイスについて述べる
色素を含む薄膜や、TeOxなど無機薄膜にビット形成
や相変化をさせることによりその変化を0.1で光学的
に読み出す記録方式の採用が進んでいる。
本発明の薄膜は光、熱特に通常光学記録に使われるレー
ザー光によって反応を起こし、薄膜の厚みの変化が生じ
ビットが形成されること、またこの反応によって33の
屈折率も変化するので、これを利用した光学記録が可能
であることが示唆される。
本発明のZWl=9に対して反応性があることは、これ
までの説明で明らかであるが、この反応性を利用して熱
的に閉環した部分としない部分をつくり、しない部分を
溶剤で除去することによってパターン化することができ
る。残った部分は、耐熱性、機械的強度、耐薬品性にす
ぐれているのでレジスト膜として使用することができる
。また本発明の実施態様の一つであるようにアルキル鎖
部分に二重結合や、三重結°合を含むものを使うことに
よって光に対しても反応性をもつようにすることが可能
である。
そのほか、ウニイブガイド用のクラフト材あるいは光学
回路成分としても応用が考えられる。
レジストで述べた方法によってパターン化し、光学回路
を形成することもできる。本発明の薄膜の場合、厚みの
正確なコントロールと化合物を変えることによって屈折
率の調整ができる。このことは光学回路成分としての重
要な要件である。
あらゆる分野での保護用コーティング材料としても好適
であろうし、一般的にLB膜の分野で使われる機能性の
LB材料と脂肪酸の混合膜、積屡膜の手法を、本発明の
混合物を脂肪酸のかわりに使うことによって種々の機能
性を発現でき、これを使った用途が考えられる。例えは
色素、酵素を含んだ膜を作成することによって、光電変
換素子やバイオセンサーを作ることができる。
また、この薄膜を使った物質分離の分野での用途も考え
られる。
次に本発明の薄膜およびデバイスを参考例と実施例に基
づき説明する。
参考例1 ピロメリット酸ジ無水物2.18 g (0,01モル
)とステアリルアルコール5.40 g (0,02モ
ル)とをフラスコ中、乾燥チッ素気流下、約100℃で
3時間反応させた。
得られた反応物をヘキサメチレンホスファミド4Qcc
に熔解して0〜5℃に冷却してチオニルクロライド2.
38 gを約5℃で滴下し、滴下後約5℃で1時間保持
巳、反応を終了させた。
そののちジメチルアセトアミド50ccに熔解させたジ
アミノジフェニルエーテル2g(0,01モル)を0〜
5℃で滴下し、滴下後約IVF間反応させたのち、反応
液を蒸留水600cc中に注いで反応生成物を析出させ
た。析出物を口過か、約40℃で減圧乾燥して約9gの
淡黄色粉末を得た。
得られた粉末についてIRスペクトル分析、熱分析(T
GA−DTA) 、GPCによる分子量測定を行った。
次に本発明の薄膜およびデバイスを参考例と実施例に基
づき説明する。
参考例1 とロメリット酸ジ無水物2.18 g (0,01モル
)とステアリルアルコール5.40 g (0,02モ
ル)とをフラスコ中、乾燥チッ素気流下、約100℃で
3時間反応させた。
得られた反応物をヘキサメチレンホスファミド49cc
に溶解して0〜5℃に冷却してチオニルクロライド2.
38 gを約5℃で滴下し、滴下後約5℃で1時間保持
−1反応を終了させた。
そののちジメチルアセトアミド50ccに溶解させたジ
アミノジフェニルエーテルZg(0,01モル)を0〜
5℃で滴下し、滴下後約1時間反Zさせたのち、反応液
を蒸留水600 cc中に注いで反応生成物を析出させ
た。析出物を口過か、約40℃で減圧乾燥して約9gの
淡黄色粉末を得た。
得られた粉末について!Rスペクトル分析、熱分析(T
GA−DTA) 、GPCによる分子量測定を行った。
IRスペクトル分析 KBrディスク法で測定したIRスペクトラムを第14
図に示す、IRスペクトルにはエステル、アミド■吸収
帯、■吸収帯、■吸収帯、アルキル鎖およびエーテルの
特徴的な吸収があられれている。
熱分析(TGA−DTA) 理学電機!IRTG−DTA (H)タイプでフルスケ
ールt’TGA 10 tg、 DTA 100 μV
、温度1000℃で昇温10℃/ al 1 n + 
 窒素気流(30m/win )中で測定した結果を第
15図に示す。
TGAには271.318,396.592℃に変曲点
があり、DTAには657℃付近に特徴的なピークがあ
る。
また第16図は得られた前駆体を400℃まで10℃/
lll1nで昇温し、400℃に1時間保ったのち室温
まで戻し、10℃/minで1000℃まで昇温した時
の結果を示す。
400℃に1時間保つことによってほぼ重量は恒量に達
し、ポリイミド化反応が終結する。これを室温に戻して
再び昇温しでも重量変化は450℃をすぎるまでなく、
ポリイミドフィルムの示す熱分解温度と同じ584℃で
熱分解が始まることが明らかになり、ポリイミド化の反
応を終結することによりポリイミドフィルムと同様の耐
熱性のものが得られることがわかる。
GPCによる分子量測定 N、N−ジメチルアセトアミド溶媒でJ、+1定された
GPCの結果をポリスチレン標準サンプルと比較するこ
とによって産出された数平均分子量は約5o、oooで
あった。
参考例2 ピロメリット酸ジ無水物10.91gとステアリルアル
コール27.05gを120℃で3時間反応させ、生成
物を200成エタノールで再結晶して融点133〜13
7℃のジステアリルピロメリテートを得た。
このジステアリルビロメリテー)3.79gを6Q c
cのへキサメチレンホスファミドに熔解して5℃に冷却
してチオニルクロライド1.19 gを約5℃で滴下し
、滴下後約1時間保持し、反応を終了させた。その後ジ
メチルアセトアミド30ccに溶解させた1、2gのジ
アミノジフェニルエーテルを約10℃で滴下し、約20
℃に反応温度をあげて2時間反応させた後、400 c
cのエタノールに注いで反応生成物を析出させた。析出
物を口過、40℃で乾燥して約3.4gの淡黄色粉末を
得た。
IRスペクトル分析、熱分析(TGA−DTA)GPC
による分子M測定を行ったところ下記の結果が得られた
IRスペクトル分析 KBrディスク法でとられたIRチャートは図17のよ
うでエステル、アミド■、■、■、アルキル鎖およびエ
ーテルの特徴的な吸収があられれた。
熱分析(TGA−DTA) 理学電機■1RTG−DTA (H)タイプでフル”;
1.’r−ルTGA 10’rrz、 DTA 100
 +lZL温度1000℃で昇温10℃/win、  
窒素気流(3(1m/lll1n)中で測定された結果
が図18のとおりである。TGAには203.27Q、
354,403.580℃に変曲点があるが、DTAに
は特徴的なピークは存在しない。
GPCによる分子量測定 クロロホルム、  N、N−ジメチルア゛セトアミド(
8;2)混合溶媒で測定された数平均分子量はポリスチ
レン換算で約15,000であった。
実施例1 参考例1.2の生成物を再蒸留水上20’Cで表面圧2
5dyne/口で1%のシランカップリング剤A−1)
00(UCC5品名、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン)あるいはA−187(UCC5品名、T−グリ
シドキシプロビルトリメトキシシラン)水溶液で処理し
、1)0℃でキュアじた表面処理ガラス基板上に累積し
た。
Y型で累積され、累積比は上昇、下降いずれも0.9〜
1.1であった。公知のLB膜材料であるステアリルア
ルコール分子を、上記生成物の繰返し単位の数と等しい
数だけ加えた場合もY型で累積され累積比はステアリル
アルコールを加えない場合よりもよくなる傾向があった
表面処理しないガラス基板を使用したときに比べて累積
中のメニスカスの状態や累積比が非常に安定して良好な
累積膜ができた。
比較例 実施例1と同じように、ただLB法で通常行われるよう
に洗浄したガラス基板を用いた場合にも一般的にはY型
で累積されるが、下降のときの累積比が0.7〜0.8
程度になる場合が見られた。
実施例2 MIM構造の一例について述べる。
参考例2の化合物とステアリルアルコール1:1 (モ
ル比)の混合物を用い、実施例1と同様の条件で1).
21,31,41.51層の累積膜を作成した。基板と
してはガラス基板に0.5−m巾のアルミニウム電極を
蒸着しシランカフプリング剤A−187(0,5%水溶
液)を処理し、水洗し1)0℃でキュアしたものを使用
した。
累積後1夜間乾燥して400℃、窒素流通下1時間処理
して、前記アルミニウム電極と直交するように0.1)
1)1巾のアルミニウム電極を蒸着して第8図のような
MIMデバイスを作成した。キャパシタンスを周波数I
 KHzで室温で測定しキャパシタンスの逆数を累積膜
数に対してプロットすると良好な直線関係が得られ、絶
縁破壊強度が1×106■/cI1)以上のピンホール
などがない完全な絶縁膜が得られた。
実施例3 基板として表面に二酸化シリコンを形成したシリコン半
導体基板をシランカフプリング剤A−1)00の1%水
溶液で処理し、1)0℃でキュアしたものを用いた。実
施例2と同じように51層の累積膜を形成し、400℃
で窒素流通下1時間処理してポリイミド薄膜を形成した
この薄膜を100℃で1時間煮沸しても全く剥離は見ら
れず強固に基板に接着していた。一方、A−1)00を
処理しない場合には、同様の処理によって部分的に剥離
が見られた。
実施例4〜12 比較例1と同様の方法によって次にあげるA群とB群の
化合物を作用させて高分子化合物を合成した。  R3
−CH3(CH2) 17A            
 B A                  B合成された
高分子化合物の構造は次のとおりである。
αx<l、  Q<y<l、z+y−1これらの高分子
化合物の同定はIRスペクトル分析、IH−NMRなど
によって行われた。熱分析、GPCによる分子量測定の
結果も参考例2の結果と同様であった。特に6〜12の
高分子化合物では200〜400℃に加熱することによ
り閉環反応とステアリルアルコール(8ではおそらくジ
ステアリルエーテル)の脱離によって耐熱性の環構造が
形成されることが確認された。
さらに以上の高分子化合物が実施例1と同様にシランカ
ップリング剤A−1)00あるいはA−187を処理し
た基板上に良好に累積できることが確認された。
実施例13 ピロメリット酸二無水物2.18 g (0,01モル
)を乾燥ジメチルアセトアミド50ccにフラスコ中、
乾燥チッ素流通下約20℃でジメチルアセトアミド30
ccに溶解させた2、5−ジアミノベンズアミド1.5
1 g (0,01モル)を約10分で滴下し、滴下後
2時間反応させた。ジメチルアセトアミドとベンゼン(
1: l)で希釈してlXl0−3Mの溶液を作成し、
これにN−n−オクタデシルジメチルアミンが2X10
−3Mとなるように作成したジメチルアセトアミドとベ
ンジン(1: 1)のン容液を混合して反応させ、LB
1)!!用展開液とした。
これをA−1)00を処理したガラス基板上に累積を試
みたところ良好な2タイプの累積膜が得られた。
実施例14 ベンジジン−3,3°−ジカルボン酸2.72g(0゜
01モル)を乾燥へキサメチルホスホルアミド50cc
にフラスコ生乾燥チッ素流通下溶解させ、約20℃で乾
燥ジメチルアセトアミド30ccに溶解させたテレフタ
ル酸ジクロイド2.03 g (0,01モル)を滴下
し、滴下後約2時間反応させた。
ジメチルアセトアミドとベンゼン(1: 1)で希釈し
てlXl0−3Mの溶液を作成し、これにN−n−オク
タデシルジメチルアミンが2X10−3Mになるように
作成したジメチルアセトアミドととベンゼン(1: 1
)のf4液を混合して反応させLB摸用展開液とした。
実施例13と同じように八−1)00処理ガラス基板上
に累積するとZタイプの良好な累積膜が得られた。
発j廊と九展 本発明によるとLB法により製膜できるように修飾され
た高分子化合物が、基板上に良好に累積できるようにな
る。また部分的あるいは完全に環化させることにより、
同時に混合した公知のLB膜化合物を飛散させることに
より、耐熱性の―めて良好で、耐薬品性、機械的特性が
よく基板との接着性が改善された、一般的には作成が難
しし)厚み、すなわち10,000Å以下、望むなら1
0〜100OAの超薄膜を得ることができる。
また、表面処理しない基板を使用する場合Gこ比較して
安定した良好な累積ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は代表的なM■s構造デ)<イスの模式
図であり、第8図〜第10図はMIM構造、第1)〜第
13図は1M構造のそれである。 第14図は参考例1で得られた前駆体のIRスペクトラ
ム、第15図は参考例1で得られた前駆体の熱重量分析
(TGA−DTA)結果を示すグラフ、第16図は参考
例1で得られた前駆体を室温から400℃まで昇温し、
そこに1時間保って、室温まで下げ、さらに1000℃
まで昇温したときの熱重量分析(TGA−DTA)結果
を示すグラフである。第17図は参考例2で得られた前
駆体の赤外吸収スペクトル、第18図は熱分析の結果で
ある。 特許出願人   鐘淵化学工業株式会社・八 代理人 弁理士赤岡辿、界7九′) y:、、 l”” 第1図        第2図 第7 ば 第9図 第10図        第1)図 第12図 ■ 第13図 預四斗(り] 第15図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板表面にアミノ基またはエポキシ基のいずれか
    またはその両方とアルコキシシラン基とを含む有機化合
    物の薄膜を設け、さらにその上に設けられた耐熱性高分
    子あるいはその前駆体の超薄膜とからなる基板との接着
    性が改善された超薄膜。
  2. (2)アミノ基またはエポキシ基のいずれかまたは両方
    とアルコキシシラン基とを含む有機化合物を処理した基
    板を用い、その上に耐熱性高分子あるいはその前駆体を
    ラングミュア・ブロジェット法により累積することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の超薄膜の製法。
  3. (3)特許請求の範囲第2項において耐熱性高分子前駆
    体の場合にはそれを処理基板上に累積したのち、耐熱性
    高分子を生成させることを特徴とする基板との接着性が
    改善された超薄膜の製法。
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