JPS6314006Y2 - - Google Patents

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JPS6314006Y2
JPS6314006Y2 JP1980159538U JP15953880U JPS6314006Y2 JP S6314006 Y2 JPS6314006 Y2 JP S6314006Y2 JP 1980159538 U JP1980159538 U JP 1980159538U JP 15953880 U JP15953880 U JP 15953880U JP S6314006 Y2 JPS6314006 Y2 JP S6314006Y2
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JP
Japan
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oil
cam
tappet
camshaft
cam chamber
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Expired
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JP1980159538U
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JPS5783214U (ja
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Publication of JPS6314006Y2 publication Critical patent/JPS6314006Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、タペツト・カムシヤフト接触面にオ
イルを供給するタペツト・カムシヤフトの潤滑機
構に関する。
[従来技術] タペツト・カムシヤフトの潤滑方式としては、
カムシヤフト油孔方式、タペツトよりのオイル滴
下方式、オイルバス方式などが従来より知られて
いる。
ところで、カムシヤフト油孔方式は、機構上油
孔の位置を潤滑上最適な位置にあけるのが困難な
ため、高速時油量の多い場合は噴霧によりタペツ
ト・カムシヤフト接触面にオイルが確保される
が、オイルの油圧が低い低速時、特にアイドリン
グ時にはオイルが下方へたれ、接触面にオイルが
かからずスカツフイングの発生の原因となつてい
る。また、オイル滴下方式の場合もやはりタペツ
トの回転によりオイルが遠心力により飛び、高速
時油量の多い場合は噴霧によりタペツト・カムシ
ヤフト接触面にオイルが確保されるが、低速時は
オイル量が少ないため、接触面にオイルがかから
ずスカツフイングの発生原因となる。特にきのこ
形の場合はオイルはほとんど遠心力によつて飛び
散つてしまう。さらに、オイルバス方式の場合で
も下から掻き揚げられたオイルは遠心力によりカ
ム面より飛び散つてしまいタペツト・カムシヤフ
ト接触面に充分な油膜は形成されない。またオイ
ル交換ができないためスラツジ、金属粉などが溜
まり、スカツフイング発生の原因となつている。
また例えば特開昭48−7161号公報にはカム面を
潤滑するためにカムシヤフトの軸受からカム面に
向けてオイルを飛散させる技術が開示されてい
る。しかしながらかかる公知技術では軸受に近い
カムの方が軸受から遠い方よりも多量のオイルが
供給されるので、遠い方のカムに所定量のオイル
を供給しようとすると、近い方のカムのオイルが
無駄になり、反対に近い方のカムに所定量のオイ
ルを供給すると、遠い方のカムが潤滑不良とな
る。
また特開昭49−44110号公報には、ロツカーシ
ヤフトからオイルを飛散させてカム面を潤滑する
技術が開示されている。しかしながらかかる公知
の技術では、ロツカーシヤフトとカムとの位置関
係でオイルの噴出孔の高さが定まつてしまうの
で、カムの作動時にすべてのカム面に対して均一
にオイルを飛散させることが困難となる。
[考案の目的] したがつて本考案の目的は、すべてのタペツ
ト・カムシヤフトの接触面に均一にオイルを供給
できるタペツト・カムシヤフトの潤滑機構を提供
するにある。
[考案の構成] 本考案によれば、タペツト・カムシヤフト接触
面にオイルを供給するタペツト・カムシヤフトの
潤滑機構において、シリンダブロツクの側壁にカ
ムチヤンバーを形成し、そのカムチヤンバー内に
回転自在に設けられたカムシヤフトにカムを固着
し、そのカムチヤンバーを閉塞するカムチヤンバ
ーカバーをシリンダブロツクに着脱自在に設け、
そのカムと接触しシリンダブロツクに形成された
孔内にカムシヤフトの回転により上下動するタペ
ツトを設け、そのカムチヤンバーカバー内にオイ
ルギヤラリを設け、そのオイルギヤラリにはカム
とタペツトとの接触面に対向する位置に噴射口が
タペツトの運動方向とほぼ直角方向に向いて形成
されている。
[考案の作用効果] したがつて、カムチヤンバーにオイルギヤラリ
を設けたので、噴射口の位置やオイルの噴射方向
は自由に設定でき、しかもすべての接触面に対し
て等距離に噴射口を設けることができるので、各
カムに対して均一にオイルを供給できる。
またエンジンの回転数や負荷と関係なく、オイ
ルを噴射供給できるので、アイドリング時でも充
分なオイルを確保でき、スカツフイングの発生を
防止できる。またカムチヤンバーカバーにパイプ
を溶接、挟持、あるいは鋳ぐるみするだけでオイ
ルギヤラリが形成され、その制作もいたつて簡単
である。さらに最適なオイル噴射方向を容易に選
定できる等の数々の優れた作用効果を奏すること
ができる。
さらに、オイルギヤラリの油圧は変化するが、
本考案によれば、噴出口がタペツトの運動方向と
ほぼ直角方向に向いているので、タペツトやカム
の運動と干渉しないように、潤滑を必要とするカ
ムとタペツトとの接触面に充分に近接して設ける
ことができ、その結果、前記の油圧の変化があつ
ても、潤滑作用を充分に行う油量を前記接触面に
送ることができる。また噴出口の位置は自由に選
択でき、しかもカムチヤンバーカバーおよびオイ
ルギヤラリは容易にブロツク加工できるので、設
計上極めて好ましい。
[実施例] 以下、図面を参照し本考案の実施例を説明す
る。
第1図イ,ロは本考案の実施例を示し、図にお
いて1はカムチヤンバー、2はカムチヤンバーカ
バーで、カムチヤンバーカバー2はシリンダブロ
ツク本体13にボルト3,…により着脱自在に固
着されている。4はカムチヤンバー1内に設けら
れたカムシヤフトで、カム5を備えている。6は
カムシヤフト4が回転することによりシリンダブ
ロツク13に形成された孔内をリフトするタペツ
トで、プツシユロツド7を備えている。以上は従
来のタペツト・カムシヤフト機構と変るところは
ない。8はカムチヤンバーカバー2に設けたオイ
ルギヤラリで、オイルはギヤラリ8に連接された
パイプ10を経て供給される。オイルギヤラリ8
にはカム5とタペツト6との接触面のリフト範囲
L全域にわたつてオイルを噴射する噴射口9が形
成されている。したがつて噴射口9から噴射され
るオイルはほぼ全量がカム5とタペツト6との接
触面に供給され、接触面に充分な油膜を形成す
る。
第2図イ,ロ,ハはカムチヤンバーカバーにオ
イルギヤラリを設ける態様を示し、イはパイプ1
1をカムチヤンバーカバー2に鋳ぐるんだ例、ロ
はパイプ11をカムチヤンバーカバー2に溶接し
た例、そしてハはパイプ11をカムチヤンバーカ
バー2で挟持した例を示し、いずれの場合も第1
図に示すと同様の態様で噴射口9が設けられてい
る。
第3図イ,ロ,ハは本考案の他の実施例を示
し、この実施例ではパイプ11を取付金具12で
カムチヤンバーカバー2に取付けてオイルギヤラ
リとしている。パイプ11には第1図に示すもの
と同様にして噴射口9が形成されている。
[まとめ] 以上の如く本考案では、カムチヤンバーカバー
にオイルギヤラリを設け、そのオイルギヤラリ
に、カムシヤフトのカムとタペツトとの接触面の
リフト範囲全域にわたつてオイルを噴射する噴射
口を設けたので、すべてのカムシヤフトのカムと
タペツトとの接触面に均一に必要量オイルを供給
でき、また構成も簡単である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るタペツト・カムシヤフトの
潤滑機構を示し、第1図イ,ロは第1実施例の縦
断面図およびカムチヤンバーカバー側よりみた平
面図、第2図イ,ロ,ハはカムチヤンバーカバー
にパイプを取付ける態様を示す各断面図、第3図
イ,ロ,ハは第2実施例の縦断面図、カムチヤン
バーカバー側よりみた平面図およびカムチヤンバ
ーカバーにパイプを取付けた態様を一部を断面で
示す平面図である。 1…カムチヤンバー、2…カムチヤンバーカバ
ー、3…ボルト、4…カムシヤフト、5…カム、
6…タペツト、7…プツシユロツド、8…オイル
ギヤラリ、9…噴射口、10…油道(パイプ)、
11…パイプ、12…取付金具、13…シリンダ
ブロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タペツト・カムシヤフト接触面にオイルを供給
    するタペツト・カムシヤフトの潤滑機構におい
    て、シリンダブロツクの側壁にカムチヤンバーを
    形成し、そのカムチヤンバー内に回転自在に設け
    られたカムシヤフトにカムを固着し、そのカムチ
    ヤンバーを閉塞するカムチヤンバーカバーをシリ
    ンダブロツクに着脱自在に設け、そのカムと接触
    しシリンダブロツクに形成された孔内にカムシヤ
    フトの回転により上下動するタペツトを設け、そ
    のカムチヤンバーカバー内にオイルギヤラリを設
    け、そのオイルギヤラリにはカムとタペツトとの
    接触面に対向する位置に噴射口がタペツトの運動
    方向とほぼ直角方向に向いて形成されていること
    を特徴とするタペツト・カムシヤフトの潤滑機
    構。
JP1980159538U 1980-11-10 1980-11-10 Expired JPS6314006Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980159538U JPS6314006Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980159538U JPS6314006Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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Publication Number Publication Date
JPS5783214U JPS5783214U (ja) 1982-05-22
JPS6314006Y2 true JPS6314006Y2 (ja) 1988-04-20

Family

ID=29518556

Family Applications (1)

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JP1980159538U Expired JPS6314006Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619774Y2 (ja) * 1987-10-01 1994-05-25 日産ディーゼル工業株式会社 動弁系給油機構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944110A (ja) * 1972-08-31 1974-04-25

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021452Y2 (ja) * 1980-01-17 1985-06-26 ヤンマーディーゼル株式会社 内燃機関の吸排気カムタペツト用強制潤滑装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944110A (ja) * 1972-08-31 1974-04-25

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JPS5783214U (ja) 1982-05-22

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