JPS5919773Y2 - 内燃機関の弁腕装置 - Google Patents
内燃機関の弁腕装置Info
- Publication number
- JPS5919773Y2 JPS5919773Y2 JP16882079U JP16882079U JPS5919773Y2 JP S5919773 Y2 JPS5919773 Y2 JP S5919773Y2 JP 16882079 U JP16882079 U JP 16882079U JP 16882079 U JP16882079 U JP 16882079U JP S5919773 Y2 JPS5919773 Y2 JP S5919773Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve arm
- cam
- oil
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
考案の技術分野
本考案は、オーバヘッド形式の弁腕とそれを駆動するカ
ムとを有する内燃機関の弁腕装置に係るものである。
ムとを有する内燃機関の弁腕装置に係るものである。
従来技術
従来のオーバヘッド形式における内燃機関の弁腕装置は
、第１図に示すごとくカムシャフト１に設けたカム２に
より弁腕３を駆動するようになっており、このカム２と
弁腕摺動面３Ａとの潤滑は、弁腕室４の底部に貯蔵され
た潤滑油りをカムシャフト１の回転によってはねかける
ようにしたはねかけ式給油が多く採用されている。
、第１図に示すごとくカムシャフト１に設けたカム２に
より弁腕３を駆動するようになっており、このカム２と
弁腕摺動面３Ａとの潤滑は、弁腕室４の底部に貯蔵され
た潤滑油りをカムシャフト１の回転によってはねかける
ようにしたはねかけ式給油が多く採用されている。
しかしながら、このようなばねがけ式給油の場合には、
潤滑が不充分であり、弁腕３の摺動面３Ａ及びカム２に
スカッフィングや異常摩耗が発生するという問題があっ
た。
潤滑が不充分であり、弁腕３の摺動面３Ａ及びカム２に
スカッフィングや異常摩耗が発生するという問題があっ
た。
また、第１図に示すごとく弁腕軸８中心の給油穴９を弁
腕３のボス部材３Ｂに設けた油噴出穴５に連通ずること
により強制噴油するようにしたものもあるが、油噴出穴
５の噴出方向がカム２と弁腕摺動面３Ａとのかみ込む部
に直接指向する方向ではないため、両者のがみ込み面ま
で潤滑油りが到着せず、依然として前記のごとき問題点
を解消することができながった。
腕３のボス部材３Ｂに設けた油噴出穴５に連通ずること
により強制噴油するようにしたものもあるが、油噴出穴
５の噴出方向がカム２と弁腕摺動面３Ａとのかみ込む部
に直接指向する方向ではないため、両者のがみ込み面ま
で潤滑油りが到着せず、依然として前記のごとき問題点
を解消することができながった。
そのため、カム２及び弁腕３自体の各摺動面部の対策処
理に多大な費用をがけ、また、それ自体の材質決定にも
多くの試験時間が費されているのが実情であった。
理に多大な費用をがけ、また、それ自体の材質決定にも
多くの試験時間が費されているのが実情であった。
一方、一般的に寒冷地では内燃機関の暖気運転までに時
間を要し、低速回転での使用頻度が多い。
間を要し、低速回転での使用頻度が多い。
このため、低速回転ではカム２の面圧が高くなってスカ
ッフィング、ピッチングなどの不具合を起しやすく、は
ねかけ式給油では、低速回転での潤滑条件がますます悪
化し、前記の不具合をさらに進行させるという問題点が
あった。
ッフィング、ピッチングなどの不具合を起しやすく、は
ねかけ式給油では、低速回転での潤滑条件がますます悪
化し、前記の不具合をさらに進行させるという問題点が
あった。
考案の目的
そこで本考案は、上述した従来の実情に鑑み、その欠点
を解消すべく創案されたものであって、カムと弁腕摺動
面とのかみ込む部には、かみ込み部に連続溝下する強制
給油をすることにより、カムと弁腕摺動面との異常摩耗
を防止することができる内燃機関の弁腕装置を提供する
ことを目的とするものである。
を解消すべく創案されたものであって、カムと弁腕摺動
面とのかみ込む部には、かみ込み部に連続溝下する強制
給油をすることにより、カムと弁腕摺動面との異常摩耗
を防止することができる内燃機関の弁腕装置を提供する
ことを目的とするものである。
考案の構成
上記目的を遠戚する本考案による内燃機関の弁腕装置は
、カムシャフトに設けたカムにより弁腕を駆動するよう
にしたオーバヘッド形式の内燃機関において、その弁腕
室カバー内面に設けたリブ状の油受は部材を、前記カム
と弁腕摺動面とのかみ込む部上方に向けて垂下させると
共に、弁腕を軸支する弁腕軸の中心部に設けた給油穴に
連通ずる油噴出穴を、弁腕アームを貫通させて前記油受
は部材に常時指向する方向に設けたことを特徴とするも
のである。
、カムシャフトに設けたカムにより弁腕を駆動するよう
にしたオーバヘッド形式の内燃機関において、その弁腕
室カバー内面に設けたリブ状の油受は部材を、前記カム
と弁腕摺動面とのかみ込む部上方に向けて垂下させると
共に、弁腕を軸支する弁腕軸の中心部に設けた給油穴に
連通ずる油噴出穴を、弁腕アームを貫通させて前記油受
は部材に常時指向する方向に設けたことを特徴とするも
のである。
実施例
以下、本考案を一実施例に示す第２図について説明する
。
。
弁腕室４を囲繞する弁腕室カバー６の内面には、リブ状
の油受は部材７が垂下させてあって、この油受は部材７
の垂下部をカム２と弁腕摺動面３Ａとのかみ込む部上方
に位置させるようになっている。
の油受は部材７が垂下させてあって、この油受は部材７
の垂下部をカム２と弁腕摺動面３Ａとのかみ込む部上方
に位置させるようになっている。
一方、弁腕３を軸支する弁腕軸８の中心部に設けた給油
穴９に連通ずる油噴出穴５を、弁腕アーム３Ｃを貫通さ
せて前記油受は部材７に常時指向する方向に設けるよう
になっている。
穴９に連通ずる油噴出穴５を、弁腕アーム３Ｃを貫通さ
せて前記油受は部材７に常時指向する方向に設けるよう
になっている。
したがって、弁腕軸３の給油穴９内を圧送される潤滑油
りを、弁腕アーム３Ｃを貫通させて設けた油噴出穴５か
ら油受は部材７に向けて噴出させることにより、油噴出
穴５がカム３により揺動する弁腕アーム３Ｃに設けられ
油噴出方向が変化するにもかかわらず、一旦はリブ状の
油受は部材７に衝突した噴出油の全量を、矢印Ａ方向に
回転するカム２と弁腕摺動面３Ａとのかみ込む部始端側
に連続して流下させることができ、このかみ込む部の始
端側に連続して流下する潤滑油りによって、カム２と弁
腕摺動面３Ａとのかみ込む部に充分に給油することがで
きる。
りを、弁腕アーム３Ｃを貫通させて設けた油噴出穴５か
ら油受は部材７に向けて噴出させることにより、油噴出
穴５がカム３により揺動する弁腕アーム３Ｃに設けられ
油噴出方向が変化するにもかかわらず、一旦はリブ状の
油受は部材７に衝突した噴出油の全量を、矢印Ａ方向に
回転するカム２と弁腕摺動面３Ａとのかみ込む部始端側
に連続して流下させることができ、このかみ込む部の始
端側に連続して流下する潤滑油りによって、カム２と弁
腕摺動面３Ａとのかみ込む部に充分に給油することがで
きる。
このように、カム２と弁腕摺動面３Ａとのかみ込む部を
充分に潤滑することができるので、カム２と弁腕３との
摺動面処理も高価なものが不要となり、材質決定のため
の試験時間も短くてすみ、特にカム２の面圧が高くなる
低速回転時におけるカム２と弁腕３との潤滑条件の悪化
を防止することができる。
充分に潤滑することができるので、カム２と弁腕３との
摺動面処理も高価なものが不要となり、材質決定のため
の試験時間も短くてすみ、特にカム２の面圧が高くなる
低速回転時におけるカム２と弁腕３との潤滑条件の悪化
を防止することができる。
考案の効果
これを要するに本考案による内燃機関の弁腕装置は、カ
ムシャフトに設けたカムにより弁腕を駆動するようにし
たオーバヘッド形式の内燃機関において、その弁腕室カ
バー内面に設けたリブ状の油受は部材を、前記カムと弁
腕摺動面とのかみ込む部上方に向けて垂下させると共に
、弁腕を軸支する弁腕軸の中心部に設けた給油穴に連通
ずる油噴出穴を、弁腕アームを貫通させて前記油受は部
材に常時指向する方向に設けであるが故に、油受は部材
に常時指向する方向で弁腕アームを貫通させて設けた油
噴出穴から噴出する噴出油の全量を、弁腕室カバー内面
に垂下した油受は部材に、一旦衝突させて流下させるこ
とにより、油噴出穴がカムにより揺動する弁腕アームに
設けであるにもかかわらず、噴出油の全量を、カムと弁
腕摺動面とのかみ込み部に連続して強制給油することが
できる。
ムシャフトに設けたカムにより弁腕を駆動するようにし
たオーバヘッド形式の内燃機関において、その弁腕室カ
バー内面に設けたリブ状の油受は部材を、前記カムと弁
腕摺動面とのかみ込む部上方に向けて垂下させると共に
、弁腕を軸支する弁腕軸の中心部に設けた給油穴に連通
ずる油噴出穴を、弁腕アームを貫通させて前記油受は部
材に常時指向する方向に設けであるが故に、油受は部材
に常時指向する方向で弁腕アームを貫通させて設けた油
噴出穴から噴出する噴出油の全量を、弁腕室カバー内面
に垂下した油受は部材に、一旦衝突させて流下させるこ
とにより、油噴出穴がカムにより揺動する弁腕アームに
設けであるにもかかわらず、噴出油の全量を、カムと弁
腕摺動面とのかみ込み部に連続して強制給油することが
できる。
このため、特にカムの面圧が高くなる低速回転時におけ
るカムと弁腕の摺動面による潤滑条件の悪化を防止し、
カムと弁腕の摺動面との異常摩耗を、的確に防止するこ
とができる。
るカムと弁腕の摺動面による潤滑条件の悪化を防止し、
カムと弁腕の摺動面との異常摩耗を、的確に防止するこ
とができる。
第１図は従来の弁腕装置における要部の側断面図、第２
図は本考案の実施例を示す弁腕装置における要部の側断
面図である。 １・・・・・・カムシャフト、２・・・・・・カム、３
・・・・・・弁腕、３Ａ・・・・・・弁腕摺動面、３Ｃ
・・・・・・弁腕アーム、４・・・・・・弁腕室、５・
・・・・・油噴出穴、６・・・・・・弁腕室カバー、７
・・・・・・油受は部材、８・・・・・・弁腕軸、９・
・・・・・給油穴。
図は本考案の実施例を示す弁腕装置における要部の側断
面図である。 １・・・・・・カムシャフト、２・・・・・・カム、３
・・・・・・弁腕、３Ａ・・・・・・弁腕摺動面、３Ｃ
・・・・・・弁腕アーム、４・・・・・・弁腕室、５・
・・・・・油噴出穴、６・・・・・・弁腕室カバー、７
・・・・・・油受は部材、８・・・・・・弁腕軸、９・
・・・・・給油穴。
Claims (1)
- カムシャフトに設けたカムにより弁腕を駆動するように
したオーバヘッド形式の内燃機関において、その弁腕室
カバー内面に設けたリブ状の油受は部材を、前記カムと
弁腕摺動面とのがみ込む部上方に向けて垂下させると共
に、弁腕を軸支する弁腕軸の中心部に設けた給油穴に連
通ずる油噴出穴を、弁腕アームを貫通させて前記油受は
部材に常時指向する方向に設けたことを特徴とする内燃
機関の弁腕装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16882079U JPS5919773Y2 (ja) | 1979-12-06 | 1979-12-06 | 内燃機関の弁腕装置 |
| SE8002955A SE443021B (sv) | 1979-09-03 | 1980-04-21 | Forbrenningsmotor |
| GB8013519A GB2058212B (en) | 1979-09-03 | 1980-04-24 | Lubricant passages in internal combustion engines |
| US06/143,909 US4343270A (en) | 1979-09-03 | 1980-04-25 | Internal combustion engine |
| DE19803017267 DE3017267A1 (de) | 1979-09-03 | 1980-05-06 | Verbrennungsmotor |
| FR8010042A FR2464364A1 (fr) | 1979-09-03 | 1980-05-06 | Moteur a combustion interne |
| IT8048603A IT1144090B (it) | 1979-09-03 | 1980-05-07 | Motore a combustione interna |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16882079U JPS5919773Y2 (ja) | 1979-12-06 | 1979-12-06 | 内燃機関の弁腕装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5685009U JPS5685009U (ja) | 1981-07-08 |
| JPS5919773Y2 true JPS5919773Y2 (ja) | 1984-06-08 |
Family
ID=29679657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16882079U Expired JPS5919773Y2 (ja) | 1979-09-03 | 1979-12-06 | 内燃機関の弁腕装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5919773Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0623702Y2 (ja) * | 1986-12-22 | 1994-06-22 | いすゞ自動車株式会社 | シリンダヘツドカバ− |
-
1979
- 1979-12-06 JP JP16882079U patent/JPS5919773Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5685009U (ja) | 1981-07-08 |
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