JPS6313995B2 - - Google Patents

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JPS6313995B2
JPS6313995B2 JP54125434A JP12543479A JPS6313995B2 JP S6313995 B2 JPS6313995 B2 JP S6313995B2 JP 54125434 A JP54125434 A JP 54125434A JP 12543479 A JP12543479 A JP 12543479A JP S6313995 B2 JPS6313995 B2 JP S6313995B2
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JP
Japan
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methyl
acetal
dial
butene
reaction
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Expired
Application number
JP54125434A
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English (en)
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JPS5549373A (en
Inventor
Iedeitsuke Haagen
Pausuto Yoahimu
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BASF SE
Original Assignee
BASF SE
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Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPS5549373A publication Critical patent/JPS5549373A/ja
Publication of JPS6313995B2 publication Critical patent/JPS6313995B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/041,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes
    • C07D319/061,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes not condensed with other rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 (式中R1ないしR6はH、CH3又はC2H5好ましく
はH又はCH3であり、好ましくはそのうち1〜4
個がCH3で残りがHであり、XがClを意味すると
き(a)はYはHであり、あるいはYとXが一
緒になつてYとXが結合する2個の炭素原子間の
第二結合を意味する)で表わされるクロルブタン
−又はブテン−ジアール−ビスアセタール、なら
びにこの化合物の製法及びこれをテルペン合成に
希望される3−メチル−フマルジアルデヒド−1
−モノアセタール(トランス−3−メチル−2−
ブテン−1,4−ジアール−1−アセタール)の
製造に使用することに関する。
トランス−3−メチル−3−ブテン−1,4−
ジアール−1−モノアセタールは、これが生物学
的及び薬理学的に重要な多数の化合物を製造する
ヴイツテイツヒ反応を可能にするので重要であ
る。たとえばトランス3−メチル−2−ブテン−
1,4−ジアール−1−アセタールをβ−ヨニリ
ーデン−エチルトリフエニルホスフオニウム塩の
イリードと反応させ、次いで加水分解することに
より、簡単に希望するレチナールが得られる。レ
チナールはビタミンAと同等の効力を有する。ま
たレチナールからは、これから容易に得られるレ
チニルトリフエニルホスフオニウム塩をヴイツテ
イツヒ反応させることにより、経済的な方法でβ
−カロチンを製造することができる。
トランス−3−メチル−2−ブテン−1,4−
ジアール−1−アセタールを製造するためには
種々の方法が知られている。たとえばドイツ特許
出願公開2225612号明細書には、環状3−メチル
−2−ブテン−4−オール−1−アール−アセタ
ールをアセトン中で硫酸性クロム酸溶液を用いて
酸化することにより、これを製造することが記載
されている。この方法によれば比較的良好な収率
が得られるが、その工業的実施は、酸化剤として
のクロム酸の使用及びクロム化合物の毒性による
廃水問題によつて困難がある。
ドイツ特許出願公開2357752号明細書によれば、
トランス−3−メチル−2−ブテン−1,4−ジ
アール−1−アセタールを、対応する3−メチル
−2−ブテン−1−アール−アセタールを特定の
溶剤中で酸化セレンを用いて酸化することにより
製造することが知られている。この方法は収率が
不満足であるばかりでなく、その工業的実施はセ
レンの高い毒性によつて問題がある。
さらにドイツ特許出願公開2513999号明細書に
よれば、クロトンアルデヒドアセタールから出発
して、オゾン分解、それに続く還元処理、グリニ
ヤール−ビニル化及び得られたグリオキサールモ
ノアセタールのアセチル化、ならびに得られた新
規な2−アセトキシ−ブテン−(3)−1−アール−
アセタールのヒドロホルミル化及び酢酸の脱離に
よつて、トランス−3−メチル−2−ブテン−
1,4−ジアール−1−アセタールを製造するこ
とが知られている。しかしこの方法を実施するた
めに必要な多数のそして一部は高価な処理工程
が、製造原価を著しく大きくする。
本発明の課題は、希望のトランス−3−メチル
−2−ブテン−1・4−ジアール−1−アセター
ルを工業的に簡単な手段で、すなわちできるだけ
低い操作費用で製造しうる方法を開発することで
あつた。
3−クロル−3−メチル−ブタン−1,4−ジ
アール−ビスアセタール(a)及び3−メチル
−2−ブテン−1,4−ジアール−ビスアセター
ル(b)は新規化合物であつて、これを経由し
て希望されるトランス−3−メチル−2−ブテン
−1,4−ジアール−1−アセタールが工業的に
特に有利に得られる。なぜならば一方ではこのも
のが入手しやすい出発物質から簡単かつ安価な手
段で製造され、そして他方ではこれを簡単な手段
でトランス−3−メチル−2−ブテン−1,4−
ジアール−1−アセタールに変えることができる
からである。
一般式の新規なクロルブタン−又はブテン−
ジアール−ビスアセタールは、一般式 (式中の記号は後記の意味を有する)で表わされ
る3−メチル−3−ブテン−1−アールの6員環
アセタールを、メタノール、塩化水素及び所望に
より反応条件下で不活性な溶剤の条件下に、ニト
ロシルクロリド又は一般式 R7−O−N=O () (式中R7は1〜6個の炭素原子を有するアルキ
ル基特にメチル基、エチル基又はイソプロピル基
又はシクロヘキシル基である)で表わされる亜硝
酸エステルと反応させて式の化合物(YはH、
XはClを意味する)となし、これを所望により脱
塩化水素することにより製造できる。
式のアセタールとニトロシルクロリド又は亜
硝酸アルキルとのメタノール及びHClの存在下の
反応に際して、新規な2−クロル−2−メチル−
ブタン−1,4−ジアール−ビスアセタールが80
%までの収率(変化率約50%において)が得られ
ることは予想外であつた。なぜならば米国特許
3671590号明細書によれば、オレフインと有機亜
硝酸化合物との酸性触媒の存在下における反応に
際しては、一般にオゾン分解に類似のオレフイン
二重結合の分解が起こることが知られているから
である。
本発明はさらに一般式の新規なクロルブタン
−又はブテン−ジアール−ビスアセタールを、た
とえば次式 の新規なブテンジアール−ビスアセタールに希水
性酸を作用させることによつて、次式 (式中R1ないしR6は前記の意味を有する)の3
−メチル−フマルジアルデヒド−1−モノアセタ
ールを製造するために使用することに関する。
そのほか本発明は、式の3−メチル−フマル
ジアルデヒド−モノ−1−アセタールを下記の方
法により製造することに関する。この方法におい
ては、(A)次式 の3−メチル−3−ブテン−1−アールの6員環
アセタールを、メタノール、塩酸及び場合により
反応条件下で不活性な溶剤の存在下に、ニトロシ
ルクロリド又は次式 R7−O−N=O () (式中R7は1〜6個の炭素原子を有するアルキ
ル基、特にメチル基、エチル基又はイソプロピル
を示す)の亜硝酸エステルと反応させ、(B)こうし
て得られた次式 (式中R1ないしR6は前記の意味を有する)の新
規なクロルブタンジアール−ビスアセタールを常
法により脱塩化水素し、そして(C)得られた次式 のブテンジアール−ビスアセタール(2−メチル
−フマルジアルデヒド−ビスアセタール)に、希
水性酸を作用させて部分けん化する。
出発物質として必要な3−メチル−3−ブテ
ン−1−アールの6員環アセタールは、3−メチ
ル−3−ブテン−1−オールをたとえば銀及び/
又は銅と金属酸化物からの混合触媒(ドイツ特許
2243810号明細書参照)の存在下に酸化的脱水素
することにより得られる、3−メチル−3−ブテ
ン−1−アールからアセタール化により簡単に製
造するとができる。3−メチル−3−ブテン−1
−オール自体は、イソブチレンをホルムアルデヒ
ドと反応させることにより容易に製造できる。
好適な出発物質の例は、3−メチル−3−ブ
テン−1−アールとジオール、たとえばプロパン
−1,3−ジオール、ブタン−1,3−ジオー
ル、ペンタン−2,4−ジオール、2,2−ジメ
チル−プロパン−1,3−ジオール又は2−メチ
ル−プロパン−1,3−ジオールとのアセタール
である。特に好ましいものは、3−メチル−3−
ブテン−1−アールと2,2−ジメチル−プロパ
ン−1,3−ジオール又は2−メチル−プロパン
−1,3−ジオールとのアセタール、3−メチル
−3−ブテン−1−アール−(2′,2′−ジメチル
−プロピレン−1,3)−アセタール及び3−メ
チル−3−ブテン−1−アール−(2′−メチル−
プロピレン−1,3)−アセタールである。
出発物質のクロルブタン−ジアール−ビスア
セタールへの反応は、ニトロシルクロリド又は亜
硝酸エステルを用いて行われる。亜硝酸メチルを
使用すると特に反応が有利に進行する。
塩化水素は一般にガス状でメタノール中に溶解
されたHClとして用意され、あるいはガス状HCl
として反応混合物中に導入される。濃厚なHCl水
溶液を使用すると収率は著しく悪い。
反応関与体が用いられるモル比は広範囲で変更
できる。一般に式のアセタール1モルに対し、
5〜20モル好ましくは2〜16モルのメタノール、
1〜3.5モル好ましくは約2〜2.5モルのニトロシ
ルクロリド又は亜硝酸アルキル及び約0.5〜3.0好
ましくは1.0〜2.0モルの塩化水素が用いられる。
反応はメタノールが溶剤として役立つので一般
に他の溶剤なしで行われる。溶剤を併用するなら
ば、ニトロ化剤及びHClに対し不活性なもの、た
とえば脂肪族、脂環族又は芳香族の炭化水素ある
いはハロゲン化炭化水素が用いられる。
反応は一般に−10〜70℃好ましくは0〜25℃の
温度で行われる。反応時間は一般に約30分ないし
2時間である。普通は常圧で操作するが、反応を
加圧下たとえば10ゲージ圧までの圧力で行うこと
が好ましい。
反応は非連続的にも連続的にも行うことができ
る。非連続操作の場合は、好ましくはニトロソ化
剤及びメタノール性HCl溶液を、出発物質のメ
タノール溶液に反応の程度に応じて添加する。連
続的操作の場合は、たとえば溢出口を備えた反応
容器に反応関与体及び触媒を連続的に加入する。
反応混合物の仕上げ処理は、原則として常法で
蒸留により行うことができる。この場合好ましく
は蒸留前に塩化水素を塩基を用いて中和する。生
成した式aのアセタールは、溶剤を除去したの
ち、たとえば水を添加した反応混合物を水と混合
しない溶剤たとえばベンゾール又は塩化メチレン
を用いて抽出し、次いで有機相を蒸留することに
より単離できる。しかし3−メチル−2−ブテン
−1,4−ジアール−ビスアセタールを製造する
ため又は3−メチル−フマルアルデヒド−1−モ
ノアセタールを製造するためには、反応Aによつ
て得られた反応混合物を未反応のを分離するこ
となくそのまま加工し、その後に未反応の出発物
質及び生成した副生物を分離することが推奨され
る。
化合物aからHClを脱離して対応する化合物
bを生成するためには、溶剤中の強塩基たとえ
ばNaOH、KOH、ナトリウムアルコラート又は
カリウムアルコラートを使用することが有利であ
る。アルカノール溶液中の塩基を使用することが
好ましい。特に対応するアルカノールのNaOH、
KOH、NaOCH3、KOCH3、NaOC2H5
KOC2H5、KO−t−C4H9又はNaO−t−C4H9
の溶液が適している。
強塩基は一般にaの1モルにつき1.5モルの
量で用いられ、アルコールはaの1モルにつき
約5〜10モルの量で用いられる。反応時間は一般
に30分ないし6時間好ましくは60〜120分であり、
反応温度は一般に強塩基及び溶剤の種類によるが
0〜100℃好ましくは50〜100℃である。
反応混合物の仕上げ処理は常法により蒸留によ
つて行われる。希望物質bの収率は驚くべきこ
とに理論値の約80%に達する。
ハロゲンアルキルからハロゲン化水素を脱離さ
せるためのその他の詳細に関しては、ホウベン−
ワイル著「メトーデン、デル、オルガニツシエ
ン・ヘミー」5/1B巻134頁以下が参照される。
酸性加水分解によつて式bのブテンジアール
−ビスアセタールから、希望の3−メチル−フマ
ルジアルデヒド−1−アセタールを容易に製造で
きる。酸性加水分解は常法により水性鉱酸たとえ
ば硫酸又は塩酸を、あるいは有機酸たとえば義
酸、p−トルオールスルホン酸又は酢酸を1〜20
%溶液の形で用い、激しく混合して処理すること
により行われる。反応時間は一般に0.5〜5時間
好ましくは2〜3時間、反応温度は約10〜50℃で
ある。
加水分解においては反応混合物に溶解補助剤を
添加することが誰奨される。溶解補助剤として
は、低級脂肪族アルコール、たとえばメタノー
ル、エタノール及びプロパノールならびに脂環族
エーテルたとえばテトラヒドロフラン及びジオキ
サンが好適である。得られるアルデヒドは常法に
より、たとえば反応混合物をたとえば重炭酸アル
カリ又は炭酸ナトリウムを用いて注意して中和し
たのち、抽出し、そして抽出剤を留去することに
より単離できる。
この酸性加水分解において、メチル基に対しα
位のジメチルアセタール基は迅速に加水分解さ
れ、6員環アセタール基は工程Aにおける式の
アセタールの酸性処理の場合と同様に意外にも作
用を受けない。これに対し他の不飽和アルデヒド
の6員環アセタール基は容易に加水分解される。
たとえば本発明により得られる3−メチル−フマ
ルジアルデヒド−1−アセタールをヴイツテイツ
ヒ反応でβ−ヨニリーデンエチル−トリフエニル
ホスフオニウム塩と反応させると、レチナールの
6員環アセタールが得られ、そのアセタール基は
前記の加水分解条件下で容易に脱離できる。これ
によつて、3−メチル−フマルジアルデヒド−1
−モノアセタールを用いて有効なヴイツテイツヒ
反応によつて、生物学的及び薬理学的に重要な
種々の化合物を提供しうる多くの可能性が開発さ
れた。
3−クロル−3−メチル−ブタン−1,4−ジ
アール−ビスアセタール及び3−メチル−2−ブ
テン−1,4−ジアール−ビスアセタールは新規
化合物であつて、これを経由してテルペン合成に
希望される3−メチル−フマルジアルデヒド−1
−モノアセタールを工業的に特に有利に製造でき
る。
実施例 1 (A) 3−メチル−3−クロル−ブタン−1,4−
ジアール−4−ジメチルアセタール−1−〔2′,
2′−ジメチル−プロピレン〕−アセタールの製
造 3−メチル−3−ブテン−1−アール−〔2′,
2′−ジメチル−プロピレン〕−アセタール17g
(0.1モル)を、メタノール1.5mlと共に0℃に
冷却し、この溶液に0℃で4時間内に、亜硝酸
イソプロピル16ml及びメタノール24ml中の
HCl9gの溶液を同時に滴加する。添加の終了
後、この温度で10分間撹拌し、次いで反応混合
物を30%ナトリウムメチラートを添加して中和
する。続いて過し、減圧下に蒸発濃縮する。
得られた粗生成物をガスクロマトグラフイによ
り試験すると、これは3−メチル−3−クロル
−ブタン−1,4−ジアール−4−ジメチルア
セタール−1−〔2′,2′−ジメチル−プロピレ
ン〕−アセタール40.5%を、未反応の出発物質
46.5%及び夾雑物13%のほかに含有する。収率
は反応した出発物質に対し75.7%である。この
粗物質は、蒸留するかあるいは次の反応にその
ままで使用できる。この反応生成物を蒸留する
と純粋な生成物が得られ、これは98〜100℃/
0.2ミリバールの沸点及び次のNMRスペクトル
データを有する。 1H−NMR(溶剤CDCl3、δ
はppm、TMSは内部基準)δ=4.75(t、
1H);4.20(S、1H);3.5(m4H+6H);2.15
(d、2H);1.5s、3H);1.15(s、3H);0.70
(s、3H)。
(B) 3−メチル−2−ブテン−1,4−ジアール
−4−ジメチル−アセタール−1−〔2′,2′−
ジメチル−プロピレン〕−アセタールの製造 実施例1Aにより得られた粗生成物に30%ナ
トリウムメチラート溶液100mlを添加し、3時
間還流下に沸騰加熱する。得られた反応混合物
をガスクロマトグラフイにより試験すると、下
記のことが知られる。1Aにより生成した3−
メチル−3−クロル−ブタン−1,4−ジアー
ル−4−ジメチルアセタール−1−〔2′,2′−
ジメチル−プロピレン〕−アセタールから8.8%
が希望のオレフインに変わつており、そして残
部は二重結合異性体及び副生物になつている。
これは使用したクロルブタンに対し88%の収率
に相当する。この反応混合物を蒸留すると、沸
点84℃/0.1ミリバールの3−メチル−2−ブ
テン−1,4−ジアール−4−ジメチルアセタ
ール−1−〔2′,2′−ジメチル−プロピレン〕−
アセタール10gが得られる。
(C) 3−メチル−2−ブテン−1,4−ジアール
−1−〔2′,2′−ジメチル−プロピレン〕−モノ
アセタールの製造 実施例1Bにより得られたビスアセタール10
gを塩化メチレン50mlに溶解し、室温で3%塩
酸50mlと共に撹拌する。2時間後にガスクロマ
トグラフ分析を行うと、すべての出発物質が反
応して、定量的に3−メチル−フマルジアルデ
ヒド−1−モノアセタールになつていることが
知られる。
実施例 2 (A) 3−メチル−3−ブテン−1−アール−〔2′,
2′−ジメチル−プロピレン〕−アセタール17g
(0.1モル)をメタノール20mlに溶解し、この溶
液に0℃で1時間内に、メタノール20ml中の亜
硝酸メチル12.2g(0.2モル)の溶液及びメタ
ノール10ml中のHCl10gの溶液を同時に添加す
る。添加の終了後、0℃でさらに30分間撹拌
し、次いでメタノール中の30%ナトリウムメチ
ラートで中和する。反応混合物のガスクロマト
グラフ分析によれば、変化率71%において3−
メチル−3−クロル−ブタン−1,4−ジアー
ル−4−ジメチルアセタール−1−〔2′,2′−
ジメチル−プロピレン〕−アセタールの収率は
理論値の78%であることが知られる。反応混合
物を蒸留により仕上げると、沸点92℃/0.1ミ
リバールの純生成物が得られる。NMRスペク
トルのデータは次のとおりである。 1H−
NMR(溶剤CDCl3;δはppm、TMSは内部基
準)δ=4.75(t、1H);4.20(s、1H);3.3〜
3.6(m、6H);2.1(d、2H);1.5(s、3H);
1.15(s、3H);0.70(s、3H)。
(B) ナトリウム三級ブタノラートによるHClの脱
離 実施例2Aにより得られた純粋なクロルブタ
ン10gを三級ブタノール100mlに溶解し、これ
に粉末状水酸化ナトリウム3gを添加し、反応
混合物を還流加熱下に4時間撹拌する。冷却
後、反応混合物を酢酸で中和し、生成した沈殿
を別し、液を減圧下に蒸発濃縮する。油状
残査9.1gが得られ、これはガスクロマトグラ
フ分析によると、希望の3−メチル−2−ブテ
ン−1,4−ジアール−4−ジメチルアセター
ル−1−〔2′,2′−ジメチル−プロピレン〕−ア
セタールを81.4%含有する。続いて強減圧下に
蒸留すると、沸点78℃/0.1ミリバールの希望
のブテンジアール−ビスアセタール6.24gが得
られ、これはガスクロマトグラフ分析によると
純度が96%である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1ないしR6はH、CH3又はC2H5であり、
    好ましくはそのうち1〜4個がCH3で残りがHで
    あり、XがClを意味するときはYはHであり、あ
    るいはYとXが一緒になつてYとXが結合する2
    個の炭素原子間の第二結合を意味する)で表わさ
    れるクロルブタン−又はブテン−ジアール−ビス
    アセタール。 2 一般式 (式中の記号は後記の意味を有する)で表わされ
    る3−メチル−3−ブテン−1−アールの6員環
    アセタールを、メタノール、塩化水素及び所望に
    より反応条件下で不活性な溶剤の存在下に、ニト
    ロシルクロリド又は一般式 R7−O−N=O () (式中R7は1〜6個の炭素原子を有するアルキ
    ル基又はシクロヘキシル基である)で表わされる
    亜硝酸エステルと反応させて式の化合物(Yは
    H、XはClを意味する)となし、これを所望によ
    り脱塩化水素することを特徴とする、一般式 (式中R1ないしR6はH、CH3又はC2H5であり、
    好ましくはそのうち1〜4個がCH3で残りがHで
    あり、XがClを意味するときはYはHであり、あ
    るいはYとXが一緒になつてYとXが結合する2
    個の炭素原子間の第二結合を意味する)で表わさ
    れるクロルブタン−又はブテン−ジアール−ビス
    アセタールの製法。
JP12543479A 1978-09-30 1979-10-01 33chloroo33methyllbutanee or 33methyll22butenee1*44diaryllbisacetal and its manufacture Granted JPS5549373A (en)

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