JP3145821B2 - オクタジエニルエーテルの製造方法及び新規化合物3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエニルオキシ)メチル〕−オキセタン - Google Patents
オクタジエニルエーテルの製造方法及び新規化合物3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエニルオキシ)メチル〕−オキセタンInfo
- Publication number
- JP3145821B2 JP3145821B2 JP35115692A JP35115692A JP3145821B2 JP 3145821 B2 JP3145821 B2 JP 3145821B2 JP 35115692 A JP35115692 A JP 35115692A JP 35115692 A JP35115692 A JP 35115692A JP 3145821 B2 JP3145821 B2 JP 3145821B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxetane
- butadiene
- formula
- ethyl
- methyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D303/00—Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D303/02—Compounds containing oxirane rings
- C07D303/12—Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms
- C07D303/18—Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms by etherified hydroxyl radicals
- C07D303/20—Ethers with hydroxy compounds containing no oxirane rings
- C07D303/22—Ethers with hydroxy compounds containing no oxirane rings with monohydroxy compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D305/00—Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms
- C07D305/02—Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
- C07D305/04—Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D305/06—Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to the ring atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F16/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical
- C08F16/12—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical by an ether radical
- C08F16/14—Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
- C08F16/26—Monomers containing oxygen atoms in addition to the ether oxygen
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環式ヒドロキシエーテ
ル及び1,3−ブタジエンからのオクタジエニルエーテ
ルの製造方法に関する。
ル及び1,3−ブタジエンからのオクタジエニルエーテ
ルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オクタジエニルエーテルは共役ジエンと
のテロメリゼーションによりアルコールから製造できる
(R.Ugoにより公刊されたAspects of
Homogeneous Catalysis、第5巻
(1984)におけるA.Behr著、“Telome
risation of Dienes by Hom
ogeneous Transition Metal
Catalysis”参照)。こうした工程において
アルコールの代わりに環式ヒドロキシエーテルを使用す
ることは、エーテル橋が反応条件下で開裂することが予
想されるので、明らかにされていなかった。
のテロメリゼーションによりアルコールから製造できる
(R.Ugoにより公刊されたAspects of
Homogeneous Catalysis、第5巻
(1984)におけるA.Behr著、“Telome
risation of Dienes by Hom
ogeneous Transition Metal
Catalysis”参照)。こうした工程において
アルコールの代わりに環式ヒドロキシエーテルを使用す
ることは、エーテル橋が反応条件下で開裂することが予
想されるので、明らかにされていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】又酸触媒下で最初に
2,7−オクタジエノールをエピクロルヒドリンと反応
させ、これを水酸化ナトリウム又はアルミン酸ナトリウ
ムの存在において閉環するという二段階法でグリシドー
ル 2,7−オクタジエン−1−イルエーテルを製造する
ことは既知である(日本国特許公開公報76−4005
3参照)。この場合の欠点は2,7−オクタジエノール
がブタジエンのように入手し易くないことであり、反応
が二段階(酸性及びアルカリ性)で行われ、エピクロル
ヒドリンがその取り扱いに際して安全確認技術の点で特
別な経費を必要とする有毒物質であることである。
2,7−オクタジエノールをエピクロルヒドリンと反応
させ、これを水酸化ナトリウム又はアルミン酸ナトリウ
ムの存在において閉環するという二段階法でグリシドー
ル 2,7−オクタジエン−1−イルエーテルを製造する
ことは既知である(日本国特許公開公報76−4005
3参照)。この場合の欠点は2,7−オクタジエノール
がブタジエンのように入手し易くないことであり、反応
が二段階(酸性及びアルカリ性)で行われ、エピクロル
ヒドリンがその取り扱いに際して安全確認技術の点で特
別な経費を必要とする有毒物質であることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】式(I)
【0005】
【化5】
【0006】上式中、Rは下式
【0007】
【化6】
【0008】を表わす、のオクタジエニルエーテルの製
造方法が新規に見出され、該方法は式(II)
造方法が新規に見出され、該方法は式(II)
【0009】
【化7】 R−OH (II) 上式中、Rは上記と同じ意味を有する、の環式ヒドロキ
シエーテルを、パラジウム触媒及び有機燐助触媒の存在
において、1ないし20バールの圧力下で、25ないし
100℃の温度で1,3−ブタジエンと反応させること
を特徴とする方法である。
シエーテルを、パラジウム触媒及び有機燐助触媒の存在
において、1ないし20バールの圧力下で、25ないし
100℃の温度で1,3−ブタジエンと反応させること
を特徴とする方法である。
【0010】本発明に従って使用される環式ヒドロキシ
エーテルはグリシドール及び3−エチル−3−ヒドロキ
シメチル−オキセタンであり、両者共市販の製品であ
る。それらは工業的に利用し得る純度で使用できる。
1,3−ブタジエンも同様に工業用品の純度で使用でき
る。
エーテルはグリシドール及び3−エチル−3−ヒドロキ
シメチル−オキセタンであり、両者共市販の製品であ
る。それらは工業的に利用し得る純度で使用できる。
1,3−ブタジエンも同様に工業用品の純度で使用でき
る。
【0011】1,3−ブタジエン対式(II)の環式ヒ
ドロキシエーテルのモル比は例えば1.4ないし2.2:
1であることができる。グリシドールを使用する場合は
この比は1.4ないし1.8:1であることが好適であ
り、3−エチル−3−ヒドロキシメチル−オキセタンを
使用する場合はこの比は1.7ないし2.2:1であるこ
とが好適である。
ドロキシエーテルのモル比は例えば1.4ないし2.2:
1であることができる。グリシドールを使用する場合は
この比は1.4ないし1.8:1であることが好適であ
り、3−エチル−3−ヒドロキシメチル−オキセタンを
使用する場合はこの比は1.7ないし2.2:1であるこ
とが好適である。
【0012】使用し得るパラジウム触媒は例えばPd
(0)及びPd(II)化合物である。好適な触媒は酢
酸パラジウム(II)及びパラジウム(II)アセチル
アセトネートのようなPd(II)化合物であり、特に
パラジウム(II)アセチルアセトネートが好適であ
る。
(0)及びPd(II)化合物である。好適な触媒は酢
酸パラジウム(II)及びパラジウム(II)アセチル
アセトネートのようなPd(II)化合物であり、特に
パラジウム(II)アセチルアセトネートが好適であ
る。
【0013】使用し得る有機燐助触媒は例えばトリアリ
ールホスファン及びトリアリールホスファイトである。
トリフェニルホスファンが好適である。
ールホスファン及びトリアリールホスファイトである。
トリフェニルホスファンが好適である。
【0014】パラジウム触媒は式(II)の環式ヒドロ
キシエーテル1モル当たり例えば10-6ないし10-3モ
ルの量で使用でき、及び有機燐助触媒はパラジウム触媒
1モル当たり例えば1ないし10モルの量で使用でき
る。
キシエーテル1モル当たり例えば10-6ないし10-3モ
ルの量で使用でき、及び有機燐助触媒はパラジウム触媒
1モル当たり例えば1ないし10モルの量で使用でき
る。
【0015】好適な反応温度は40ないし85℃の範囲
の温度であり、好適な圧力は3ないし12バールの範囲
の圧力である。3ないし12バールの一定の圧力下で
1,3−ブタジエンを装入することが特に好適である。
の温度であり、好適な圧力は3ないし12バールの範囲
の圧力である。3ないし12バールの一定の圧力下で
1,3−ブタジエンを装入することが特に好適である。
【0016】本発明による方法は溶剤の存在又は不存在
下に行われる。使用し得る溶剤は例えば低級第二及び第
三アルコール及び低級ケトンであり、一例を挙げればイ
ソプロピルアルコール、tert−ブチルアルコール、アセ
トン、メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトン
である。しかし溶剤を添加しない方が好ましい。
下に行われる。使用し得る溶剤は例えば低級第二及び第
三アルコール及び低級ケトンであり、一例を挙げればイ
ソプロピルアルコール、tert−ブチルアルコール、アセ
トン、メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトン
である。しかし溶剤を添加しない方が好ましい。
【0017】本発明による方法の特に好適な具体化は下
記のように行われる:最初に式(II)の環式ヒドロキ
シエーテル、パラジウム(II)アセチルアセトネート
及びトリフェニルホスファンを窒素で洗浄された耐圧性
装置中に導入する。次いで合計量の5ないし15重量%
の1,3−ブタジエンを室温で添加し、混合物を反応温
度まで加熱し、そして引き続き残りのブタジエンを一定
圧力下で装入する。ブタジエンの添加が終了した時に、
引き続き更に混合物を1ないし5時間反応温度で撹拌
し、次いで室温に冷却し、過剰の1,3−ブタジエンが
存在すれば窒素を導入することにより除去する。次いで
要すれば酸化防止剤を添加した後に(特に3−エチル−
3−ヒドロキシメチルオキセタンの反応から得られた反
応混合物を蒸留する場合に有利である)、反応混合物を
真空中で蒸留する。こうして得られた粗製生成物を例え
ばもう一度真空蒸留することにより更に精製することが
できる。
記のように行われる:最初に式(II)の環式ヒドロキ
シエーテル、パラジウム(II)アセチルアセトネート
及びトリフェニルホスファンを窒素で洗浄された耐圧性
装置中に導入する。次いで合計量の5ないし15重量%
の1,3−ブタジエンを室温で添加し、混合物を反応温
度まで加熱し、そして引き続き残りのブタジエンを一定
圧力下で装入する。ブタジエンの添加が終了した時に、
引き続き更に混合物を1ないし5時間反応温度で撹拌
し、次いで室温に冷却し、過剰の1,3−ブタジエンが
存在すれば窒素を導入することにより除去する。次いで
要すれば酸化防止剤を添加した後に(特に3−エチル−
3−ヒドロキシメチルオキセタンの反応から得られた反
応混合物を蒸留する場合に有利である)、反応混合物を
真空中で蒸留する。こうして得られた粗製生成物を例え
ばもう一度真空蒸留することにより更に精製することが
できる。
【0018】本発明による方法は工業的な単純な方式で
容易に入手し得る原料物質から一段階工程で良好な収率
及び選択性を以て、及び特に有毒な化学物質の使用を回
避しつつ、式(I)のオクタジエニルーテルの製造を可
能とする。驚くべきことにはエーテル橋の開裂は事実上
生起しない。
容易に入手し得る原料物質から一段階工程で良好な収率
及び選択性を以て、及び特に有毒な化学物質の使用を回
避しつつ、式(I)のオクタジエニルーテルの製造を可
能とする。驚くべきことにはエーテル橋の開裂は事実上
生起しない。
【0019】本発明の方法によって製造された式(I)
のオクタジエニルエーテルはポリエステル及び樹脂の製
造における単量体単位として使用することができる。そ
れらは又有機合成の、例えば香料、医薬及び植物保護剤
の製造のための興味ある中間生成物である。
のオクタジエニルエーテルはポリエステル及び樹脂の製
造における単量体単位として使用することができる。そ
れらは又有機合成の、例えば香料、医薬及び植物保護剤
の製造のための興味ある中間生成物である。
【0020】本発明は更に新規化合物である式(II
I)
I)
【0021】
【化8】
【0022】の3−エチル−3−〔(2,7−オクタジ
エニルオキシ)メチル〕−オキセタンに関する。この化
合物の製造及び用途は上記の通りである。特にオキセタ
ン基を含み、PVC重合体の改質剤として使用できる樹
脂が、3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエニルオ
キシ)メチル〕−オキセタンとアクリロニトル、スチレ
ン又はメチルスチレンのような樹脂形成単量体との共重
合により製造できる。オキセタン基を含むこれらの改質
剤を用いて製造されたPVC配合物は、オキセタン基を
含まない改質剤を用いて製造されたPVC配合物と比較
して、加工及び加熱下の貯蔵の際の熱変形耐性及び熱安
定性が一段と増大する。
エニルオキシ)メチル〕−オキセタンに関する。この化
合物の製造及び用途は上記の通りである。特にオキセタ
ン基を含み、PVC重合体の改質剤として使用できる樹
脂が、3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエニルオ
キシ)メチル〕−オキセタンとアクリロニトル、スチレ
ン又はメチルスチレンのような樹脂形成単量体との共重
合により製造できる。オキセタン基を含むこれらの改質
剤を用いて製造されたPVC配合物は、オキセタン基を
含まない改質剤を用いて製造されたPVC配合物と比較
して、加工及び加熱下の貯蔵の際の熱変形耐性及び熱安
定性が一段と増大する。
【0023】
実施例1 最初に1160gの3−エチル−3−ヒドロキシメチル
−オキセタン、1.5gのパラジウム(II)アセチル
アセトネート及び10gのトリフェニルホスファンの混
合物を窒素でフラッシュした耐圧容器中に導入した。次
いで110gの1,3−ブタジエンを室温で添加し、引
き続き混合物を70℃に加熱した。この温度で7時間か
けて980gの1,3−ブタジエンを装入した。その後
引き続き混合物を更に70℃で3時間撹拌した。窒素を
導入することにより未反応のブタジエンを除去した。粗
製生成物に0.5重量%の2,5−ジtert−ブチルハイド
ロキノンを添加して真空中で分別蒸留した。0.4mバ
ールの真空下で79ないし81℃において純度99重量
%の3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエニルオキ
シ)メチル〕−オキセタンが主生成物として留出した。
3−エチル−3−ヒドロキシメチル−オキセタンの転化
は74%であった。所望のエーテルは98%の選択率で
形成された。1,3−ブタジエンの転化は約80%であ
った。1,3−ブタジエンの二量体化によりオクタトリ
エンが約7%の収率で副生物として形成された。
−オキセタン、1.5gのパラジウム(II)アセチル
アセトネート及び10gのトリフェニルホスファンの混
合物を窒素でフラッシュした耐圧容器中に導入した。次
いで110gの1,3−ブタジエンを室温で添加し、引
き続き混合物を70℃に加熱した。この温度で7時間か
けて980gの1,3−ブタジエンを装入した。その後
引き続き混合物を更に70℃で3時間撹拌した。窒素を
導入することにより未反応のブタジエンを除去した。粗
製生成物に0.5重量%の2,5−ジtert−ブチルハイド
ロキノンを添加して真空中で分別蒸留した。0.4mバ
ールの真空下で79ないし81℃において純度99重量
%の3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエニルオキ
シ)メチル〕−オキセタンが主生成物として留出した。
3−エチル−3−ヒドロキシメチル−オキセタンの転化
は74%であった。所望のエーテルは98%の選択率で
形成された。1,3−ブタジエンの転化は約80%であ
った。1,3−ブタジエンの二量体化によりオクタトリ
エンが約7%の収率で副生物として形成された。
【0024】3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエ
ニルオキシ)メチル〕−オキセタン(フィルム)のIR
スペクトルは下記の吸収帯を有していた(数値はc
m-1):2930、2860、1105、980及び9
10。
ニルオキシ)メチル〕−オキセタン(フィルム)のIR
スペクトルは下記の吸収帯を有していた(数値はc
m-1):2930、2860、1105、980及び9
10。
【0025】3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエ
ニルオキシ)メチル〕−オキセタンの1H−NMRスペ
クトル(270MHz;CDCl3)は下記の信号(数
値はppm)を示した: 0.90 トリプレット 1.50 マルチプレット 1.75 マルチプレット 2.10 マルチプレット 3.55 シングレット 3.95 ダブレット 4.40 ダブル−ダブレット 5.00 マルチプレット 5.50 マルチプレット及び 5.80 マルチプレット。
ニルオキシ)メチル〕−オキセタンの1H−NMRスペ
クトル(270MHz;CDCl3)は下記の信号(数
値はppm)を示した: 0.90 トリプレット 1.50 マルチプレット 1.75 マルチプレット 2.10 マルチプレット 3.55 シングレット 3.95 ダブレット 4.40 ダブル−ダブレット 5.00 マルチプレット 5.50 マルチプレット及び 5.80 マルチプレット。
【0026】実施例2 最初に670gのグリシドール、0.15gのパラジウ
ム(II)アセチルアセトネート及び1285gのトリ
フェニルホスファンの混合物を窒素でフラッシュした耐
圧容器中に導入した。次いで110gの1,3−ブタジ
エンを室温で添加し、引き続き混合物を70℃に加熱し
た。この温度で7時間かけて990gの1,3−ブタジ
エンを装入した。その後引き続き混合物を更に70℃で
3時間撹拌し、窒素を導入することにより未反応のブタ
ジエンを除去した。引き続き残留した残渣をガスクロマ
トグラフィーにより分析した。
ム(II)アセチルアセトネート及び1285gのトリ
フェニルホスファンの混合物を窒素でフラッシュした耐
圧容器中に導入した。次いで110gの1,3−ブタジ
エンを室温で添加し、引き続き混合物を70℃に加熱し
た。この温度で7時間かけて990gの1,3−ブタジ
エンを装入した。その後引き続き混合物を更に70℃で
3時間撹拌し、窒素を導入することにより未反応のブタ
ジエンを除去した。引き続き残留した残渣をガスクロマ
トグラフィーにより分析した。
【0027】99%のグリシドールの転化率において、
グリシドールの1,3−ブタジエンテロマーが67%の
選択率で得られた。
グリシドールの1,3−ブタジエンテロマーが67%の
選択率で得られた。
【0028】実施例3 最初に800gのグリシドール、0.055gのパラジ
ウム(II)アセチルアセトネート及び0.470gの
トリフェニルホスファンの混合物を窒素でフラッシュし
た耐圧容器中に導入した。次いで81gの1,3−ブタ
ジエンを室温で添加し、引き続き混合物を70℃に加熱
した。この温度で7時間かけて730gの1,3−ブタ
ジエンを装入し、その後引き続き混合物を更に70℃で
3時間撹拌した。窒素を導入することにより未反応のブ
タジエンを除去した。残留した残渣をガスクロマトグラ
フィーにより分析した。
ウム(II)アセチルアセトネート及び0.470gの
トリフェニルホスファンの混合物を窒素でフラッシュし
た耐圧容器中に導入した。次いで81gの1,3−ブタ
ジエンを室温で添加し、引き続き混合物を70℃に加熱
した。この温度で7時間かけて730gの1,3−ブタ
ジエンを装入し、その後引き続き混合物を更に70℃で
3時間撹拌した。窒素を導入することにより未反応のブ
タジエンを除去した。残留した残渣をガスクロマトグラ
フィーにより分析した。
【0029】81%のグリシドールの転化率において、
グリシドールの1,3−ブタジエンテロマーが90%の
選択率で得られた。
グリシドールの1,3−ブタジエンテロマーが90%の
選択率で得られた。
【0030】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
である。
【0031】1. 式(I)
【0032】
【化9】
【0033】上式中、Rは下式
【0034】
【化10】
【0035】を表わす、のオクタジエニルエーテルの製
造方法において、式(II)
造方法において、式(II)
【0036】
【化11】 R−OH (II) 上式中、Rは上記と同じ意味を有する、の環式ヒドロキ
シエーテルを、パラジウム触媒及び有機燐助触媒の存在
において、1ないし20バールの圧力下で25ないし1
00℃の温度で1,3−ブタジエンと反応させることを
特徴とする、オクタジエニルエーテルの製造方法。
シエーテルを、パラジウム触媒及び有機燐助触媒の存在
において、1ないし20バールの圧力下で25ないし1
00℃の温度で1,3−ブタジエンと反応させることを
特徴とする、オクタジエニルエーテルの製造方法。
【0037】2.1,3−ブタジエン対式(II)のア
ルコールのモル比が1.4ないし2.2:1である、上記
1に記載の方法。
ルコールのモル比が1.4ないし2.2:1である、上記
1に記載の方法。
【0038】3.パラジウム触媒としてPd(0)化合
物又はPd(II)化合物が使用され、及び有機燐触媒
としてトリアリールホスファン又はトリアリールホスフ
ァイトが使用される、上記1及び2に記載の方法。
物又はPd(II)化合物が使用され、及び有機燐触媒
としてトリアリールホスファン又はトリアリールホスフ
ァイトが使用される、上記1及び2に記載の方法。
【0039】4.パラジウム触媒が式(II)の環式ヒ
ドロキシエーテル1モル当たり10-6ないし10-3モル
の量で使用され、及び有機燐助触媒がパラジウム触媒1
モル当たり1ないし10モルの量で使用される、上記1
ないし3に記載の方法。
ドロキシエーテル1モル当たり10-6ないし10-3モル
の量で使用され、及び有機燐助触媒がパラジウム触媒1
モル当たり1ないし10モルの量で使用される、上記1
ないし3に記載の方法。
【0040】5.40ないし85℃の範囲の温度で及び
3ないし10バールの範囲の圧力下で反応が行われる、
上記1ないし4に記載の方法。
3ないし10バールの範囲の圧力下で反応が行われる、
上記1ないし4に記載の方法。
【0041】6.溶剤を添加することなく反応が行われ
る、上記1ないし5に記載の方法。 7.式(III)の化合物、3−エチル−3−〔(2,
7−オクタジエニルオキシ)メチル〕−オキセタン。
る、上記1ないし5に記載の方法。 7.式(III)の化合物、3−エチル−3−〔(2,
7−オクタジエニルオキシ)メチル〕−オキセタン。
【0042】
【化12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08F 16/26 C08F 16/26 20/44 20/44 (72)発明者 ハンス−ヨアヒム・トレンクナー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・アンデルシユタインリユツチ ユ30 (72)発明者 アルフレード・ビユスト ドイツ連邦共和国デー5064レスラト・ジ ーベンゲビルクスベーク14 (56)参考文献 特公 昭51−40053(JP,B1) Chemical Abstract s,抄録番号109:231376(1988年) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 305/00 - 305/06 C07D 303/00 - 303/22 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 上式中、Rは下式 【化2】 を表わす、のオクタジエニルエーテルの製造方法におい
て、式(II) 【化3】 R−OH (II) 上式中、Rは上記と同じ意味を有する、の環式ヒドロキ
シエーテルを、パラジウム触媒及び有機燐助触媒の存在
において、1ないし20バールの圧力下で25ないし1
00℃の温度で1,3−ブタジエンと反応させることを
特徴とする、オクタジエニルエーテルの製造方法。 - 【請求項2】 式(III)の化合物、3−エチル−3
−〔(2,7−オクタジエニルオキシ)メチル〕−オキ
セタン。 【化4】
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4140735.0 | 1991-12-11 | ||
DE4140735A DE4140735A1 (de) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | Verfahren zur herstellung von octadienylethern und die neue verbindung 3-ethyl-((2,7-octadienyloxy)methyl)-oxetan |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247019A JPH05247019A (ja) | 1993-09-24 |
JP3145821B2 true JP3145821B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=6446735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35115692A Expired - Fee Related JP3145821B2 (ja) | 1991-12-11 | 1992-12-07 | オクタジエニルエーテルの製造方法及び新規化合物3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエニルオキシ)メチル〕−オキセタン |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0546422B1 (ja) |
JP (1) | JP3145821B2 (ja) |
DE (2) | DE4140735A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5875480B2 (ja) * | 2012-07-31 | 2016-03-02 | 株式会社クラレ | アリルエーテル化合物の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2114974B (en) * | 1981-10-12 | 1985-10-16 | Ici Plc | Octadienyl' hydroxyalky ethers and surfactants |
DE3901030A1 (de) * | 1989-01-14 | 1990-07-19 | Bayer Ag | Oxetanylgruppen enthaltende thermoplastische polymerisate |
-
1991
- 1991-12-11 DE DE4140735A patent/DE4140735A1/de not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-11-30 DE DE59203034T patent/DE59203034D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-30 EP EP92120439A patent/EP0546422B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-07 JP JP35115692A patent/JP3145821B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Chemical Abstracts,抄録番号109:231376(1988年) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE59203034D1 (de) | 1995-08-31 |
EP0546422B1 (de) | 1995-07-26 |
JPH05247019A (ja) | 1993-09-24 |
EP0546422A1 (de) | 1993-06-16 |
DE4140735A1 (de) | 1993-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100236585B1 (ko) | 글리시딜화 알코올의 제조방법 | |
EP0876320B1 (en) | Process for the production of fluoromethylhexafluoroisopropylether | |
JPH01168637A (ja) | α−アルキルアクロレインの製造方法 | |
JP3145821B2 (ja) | オクタジエニルエーテルの製造方法及び新規化合物3−エチル−3−〔(2,7−オクタジエニルオキシ)メチル〕−オキセタン | |
GB2078748A (en) | Preparation of 2-methylenealdehydes | |
US4967015A (en) | Polytetrahydrofuran vinyl ethers | |
US5095154A (en) | Trivinyl ether of 1,1,1-tris(hydroxymethyl) ethane | |
JP3840695B2 (ja) | 水酸基を有するオキセタン化合物の製造方法 | |
US5183946A (en) | Vinyloxy hydroxyalkylcycloalkane and preparation therefor | |
JPH08225479A (ja) | モノビニルエーテルの製法 | |
US3400135A (en) | Oxetane compounds | |
US3256344A (en) | Process for the preparation of di (1, 2-un-saturated aliphatic) ethers | |
Tongco et al. | One-Pot Preparation of Aroylsilanes by Reductive Silylation of Methyl Benzoates | |
JPS6313995B2 (ja) | ||
US3048601A (en) | Transestemfication of | |
Bestian et al. | An Acylal of Dimethylketene | |
US2984688A (en) | Methods for producing vinyl ethers | |
JPS62286946A (ja) | クロロ−又はブロムアセトアルデヒドアセタ−ルの製造方法 | |
JP2639496B2 (ja) | ジモルホリノジエチルエーテル化合物の製造方法 | |
US2653173A (en) | Chloropentenyl ethers | |
EP1810975A1 (en) | Method for producing phosphonate having alcoholic hydroxy group | |
US3048598A (en) | Process for producing 2-hydrocarbon-2-dioxenes | |
EP0307106B1 (en) | P- or m-tert butoxyphenethyl alcohol and process for preparing the same | |
JPH0372439A (ja) | アルケニルエーテル類の製造法 | |
JP3477915B2 (ja) | 1,6−ジオキシイミノヘキサンの製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |