JPS63137986A - 強誘電性液晶素子 - Google Patents

強誘電性液晶素子

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JPS63137986A
JPS63137986A JP28347686A JP28347686A JPS63137986A JP S63137986 A JPS63137986 A JP S63137986A JP 28347686 A JP28347686 A JP 28347686A JP 28347686 A JP28347686 A JP 28347686A JP S63137986 A JPS63137986 A JP S63137986A
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JP
Japan
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liquid crystal
ferroelectric liquid
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formulas
tables
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Pending
Application number
JP28347686A
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English (en)
Inventor
Masataka Yamashita
眞孝 山下
Yoko Yamada
容子 山田
Gouji Kadokanou
門叶 剛司
Chieko Hioki
日置 知恵子
Takashi Iwaki
孝志 岩城
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は強誘電性液晶素子に関し、さらに詳しくは基板
、電圧印加手段、配向制御層、及び強誘電性液晶層を有
する強誘電性液晶素子に係り、特に特定の液晶性化合物
を前述強誘電性液晶層に含有した強誘電性液晶素子に関
するものである。
〔従来技術〕
液晶は既に種々の光学変調素子として応用され、特に表
示素子として時計、電卓等に実用化されている。
これは液晶素子が消費電力が極めて少なく、また装置の
薄型軽量化が可能であることと、更に表示素子としては
受光素子であるため長時間使用しても目の疲労が少ない
という特長によるものである。
現在実用化されている液晶素子のほとんどが例えばM 
、 S c h a d tとW 、 He 1 f 
r i c h著“AppliedPhysics  
Letters″Vo、18. NO,4(1971゜
2.15) P、127〜128の“Voltage 
DpendentOptical Activity 
of a Twisted NematicLiqui
d  Crystal”に示されたTN (Twist
edNematic)型の液晶を用いたものである。
これらは液晶の誘電的配列効果に基づいており、液晶分
子の誘電異方性のために平均分子軸方向が加えられた電
場により特定の方向に向く効果を利用している。
これらの素子の光学的な応答速度の限界は数m s e
 cであるといわれ、液晶素子の応用分野拡大への障害
となっている。
低消費電力、受光型といった液晶素子の特長を生かし、
なおかつエレクトロルミネッセンスなど発光型素子に匹
敵する応答性を確保するには、TN型液晶素子に変わる
新しい液晶素子の開発が不可欠である。
そうした試みの1つとして、双安定性を有する液晶素子
の使用がC1arkおよびL a g e r w a
 l lにより提案された(特開昭56−107216
号公報、米国特許第4367924号明細書等)。
双安定性液晶としては一般にカイラルスメクチックC相
(SmC*相)又はH相(SmH*)を有する強誘電性
液晶が用いられる。
この強誘電性液晶は電界に対して第1の光学的安定状態
と第2の光学的安定状態からなる双安定状態を有し、従
って前述のTN型の液晶で用いられた光学変調素子とは
異なり、例えば一方の電界ベクトルに対して第1の光学
的安定状態に液晶が配向し、他方の電界ベクトルに対し
ては第2の光学的安定状態に液晶が配向される。またこ
の型の液晶は加えられる電界に応答して、上記2つの安
定状態のいずれかを取り、かつ電界の印加のないときは
その状態を維持する性質(双安定性)を有する。
以上の様な双安定性を有する特徴に加えて強誘電性液晶
は高速応答性であるという優れた特徴を持つ。それは強
誘電性液晶の持つ自発分極と印加電場が直接作用して配
向状態の転移を誘起するためであり、誘電率異方性と電
場の作用による応答速度より3〜4オーダー速い。
この様に強誘電性液晶はきわめて優れた特性を潜在的に
有しており、この様な性質を利用することにより、上述
した従来のTN型液晶素子の問題点の多くに対して、か
なり本質的な改善が得られる。
特に高速光学光シャッターや高密度、大画面ディスプレ
イへの応用が期待される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このため強誘電性液晶素子に用いる強誘電性を持つ液晶
材料に関しても広く研究がなされているが、現在まで報
告されている強誘電性液晶素子で■低温作動の温度範囲
を広げ、■低温での高速応答性を増すことを満足するも
のはほとんどなく、実用化された強誘電性液晶素子は皆
無である。
本発明の目的は前述の欠点又は不利を解消した強誘電性
液晶素子を提供することにある。
本発明の別の目的は新規な強誘電性液晶組成物を提供す
ることにある。
また更に本発明の別の目的は双安定なモノドメイン性を
示す良好な配向状態を有する強誘電性液晶素子を提供す
ることにある。
〔問題を解決するための手段〕
つまり本発明は、下記一般式(1)で示される化合物を
含有する強誘電性液晶層を有する強誘電性液晶素子を特
徴とする。
一般式(1) 但し、式中R1及びR2は置換基を有していても良い分
岐または直鎖の鎖状基を示し、R1とR2は同一であっ
ても異なっていても良い。
好ましくは、R3及びR2は置換基を有していても良い
、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、イソプロピル等のアルキル基、アセチル、プロピ
オニル、ブチニル、バレリル、バルミトイル、2−メチ
ル−プロピオニル等のアシル基、アセチルオキシ、プロ
ピオニルオキシ、ブチニルオキシ、2−メチル−プロピ
オニルオキシ等のアシルオキシ基、メトキシ、エトキシ
、プロポキシ、ブトキシ、2−メチル−ブトキシ等アル
コキシ基、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
ブトキシカルボニル、2−メチル−ブトキシカルボニル
等のアルコキシカルボニル基又は、メトキシカルボニル
オキシ、エトキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニ
ルオキシ、2−メチル−ブトキシカルボニルオキシ等ア
ルコキシカルボニルオキシ基を示す。
さらに好ましくは、R1及びR2の少な(ともいずれか
一方は不斉炭素を持つ置換基を有していても良い分岐ま
たは直鎖アルキル基を有する鎖状基を示す。更にR8及
びR2の置換基としては、フッ素、塩素、臭素等のハロ
ゲン原子、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ
等のアルコキシ基、トリフルオロメタン、シアノ基等が
あげられる。
A1及びA2は置換基を有していても良い、六員環を有
する2価の基を示し、n、mは0または1であり、かつ
、n + m = 1で示される。
A、及びA2の示す六員環を有する2価の基の好ましい
具体例としては一般式(2)で示される。
一般式(2) %式% (式中 A3及びA4は置換基を有していてもよいより
選択されるのが好ましく、p及びqは0,1又は2であ
り、かつp+q=1及び2で示される。
又、更にA3及びA4の置換基としては、フッ素。
塩素、臭素等のハロゲン原子、メチル、エチル。
プロピル、ブチル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ
、プロポキシ等のアルコキシ基、トリフルオロメタン又
はシアノ基等があげられる。)X及びYは単結合又は2
価の鎖状基であり、好ましくはXが単結合基、 −C−
、−0−C−、−CH2−+OO −CH2−C−、−C1−CH2−C−+   −CH
2CH2−。
−CH2CH2−C−、−CH=CH−及び−CH=C
H−C−から選ばれ、Yが単結合基、 −3−、−0−
、−0−CH2−+−0−CH2−〇−2−O−CH2
CH2−及び−0−CH=CH−から選ばれることが望
ましい。) 以下に一般式(1)で示す化合物についての代表例を挙
げる。      *印は不斉炭素を示す。
例示化合物No。
OO (J          Q 0       Q 次に本発明で用いる化合物の代表的な合成例を下記に記
す。
合成例1 (前記例示化合物No、31の合成)30m
lヒスフラスコに下記カルボン酸1.45g(4、25
m m o l )を入れ、冷却下、塩化チオニル3.
.3mlを加え、撹拌しながら室温まで昇温させ、さら
に冷却管をとりつけ、外温60°C〜70℃で4時間加
熱環流を行った。反応後過剰の塩化チオニルを留去し、
酸塩化物を得た。
これをトルエン10 m lで希釈し、0〜5℃に冷却
した下記アルコール誘導体1 、2 g (4、25m
 m o 1 )のHO→−C00C、oH2゜ ピリジン溶液に滴下していった。その後2時間撹拌を続
けた後、室温にて16時間撹拌した。反応終了後約20
0m1の氷水にあけ、ベンゼンにて抽出を行い、5%塩
酸水溶液で3回洗った後、イオン交換水で1度、さらに
水層のPHが中性になるまで5%に2(0,3水溶液を
加え、その後もう1度イオン交換水で水洗を行った。有
機層を取り出し、芒硝を用いて乾燥し、溶媒留去して、
粗製物を得た。これを、展開液n−ヘキサン/酢酸エチ
ル、20/1を用いてシリカゲル力テムクロマトグラフ
イーで精製を行った。溶媒留去して得た結晶を、n−ヘ
キサンを用いて再結晶して精製目的物を得た。さらに室
温にて減圧乾燥を行い最終精製目的物を562 m g
を得た。収率は21.8gであった。
以上、代表的な化合物の合成法について述べたが、一般
式(1)で示される他の化合物も同様にして合成された
合成側以外の化合物ついても一般的にカルボン酸誘導体
を常法により、酸塩化物にし、次いで対応するアルコー
ル、チオール等誘導体とアルカリ存在下反応させるか、
あるいはアルコール誘導体を常法によりハロゲン化物あ
るいはトシル化物とし、対応するアルコール誘導体とア
ルカリ存在下反応させる手法も容易に製造することがで
きる。
本発明による強誘電性液晶素子における強誘電性液晶層
は前記一般式(1)で示される化合物1種以上と、他の
強誘電性液晶化合物1種以上とを適当な割合で混合して
成る。そして該強誘電性液晶層を真空中、等方性液体温
度まで加熱し、素子セル中に封入し、除々に冷却し、常
圧にもどすことが好ましい。
本発明に用いる他の強誘電性液晶化合物として、下記の
化合物をあげることができる。
(2I) 本発明の液晶化合物と上述強誘電性液晶化合物(以下強
誘電性液晶材料と略す)との配合割合は強誘電性液晶材
料100重量部当り、本発明液晶性化合物を1〜500
重量部とするこが好ましい。
また、本発明の液晶性化合物を2種以上用いる場合も強
誘電性液晶材料との配合割合は前述した強誘電性液晶材
料100重量部当り、本発明の液晶性化合物の2種以上
の混合物を1〜500重量部とすることが好ましい。
第1図は強誘電性液晶素子の構成の説明のために、本発
明の強誘電性液晶層を有する液晶表示素子の一例の断面
概略図である。
第1図におい−C俳号lは強誘電性液晶層、2はガラス
基板、3は透明電極、4は絶縁性配向制御膜、5はスペ
ーサー、6はリード線、7は電源、8は偏光板、9は光
源を示している。
2枚のガラス基板2には、それぞれIn2O3゜SnO
2あるいはITO(Indium−Tin  0xid
e)等の薄膜から成る透明電極が被覆されている。その
上にポリイミドの様な高分子の薄膜をガーゼやアセテー
ト植毛布等でラビングして、液晶をラビング方向に並べ
る絶縁性配向制御層が形成されている。また絶縁物質と
して例えばシリコン窒化物、水素を含有するシリコン炭
化物、シリコン酸化物、硼素窒化物、水素を含有する硼
素窒化物、セリウム酸化物、アルミニウム酸化物、ジル
コニウム酸化物、チタン酸化物やフッ化マグネシウムな
どの無機物質絶縁層を形成し、その上にポリビニルアル
コール、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステル
イミド、ポリパラキシレン、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリビニルアセクール、ポリ塩化ビニル、ポリ
酢酸ビニル、ポリアミド、ポリスチレン、セルロース樹
脂、メラミン樹脂、ユリャ樹脂、アクリル樹脂やフォト
レジスト樹脂などの有機絶縁物質を配向制御膜として、
2層で絶縁性配向制御層が形成されていてもよ(、また
無機物質絶縁性配向制御層あるいは有機物質絶縁性配向
制御層単層であっても良い。この絶縁性配向制御層が無
機系ならば蒸着法などで形成でき、有機系ならば有機絶
縁物質を溶解させた溶液、またはその前駆体溶液(溶剤
に0.1〜20重量%、好ましくは 0.2〜lO重量
%)を用いて、スピンナー塗布法、浸漬塗布法、スクリ
ーン印刷法、スピレー塗布法、ロール塗布法等で塗布し
、所定の硬化条件下(例えば加熱)下で硬化させ形成さ
せることができる。
絶縁性配向層の層の厚みは通常50人〜1μ、好ましく
は100人〜5000人さらに好ましくは500人〜3
000人が適している。
この2枚のガラス基板2はスペーサ−5によって任意の
間かくに保たれている。例えば所定の直径を持つシリカ
ビーズ、アルミナビーズをスペーサーとしてガラス基板
2枚で挟持し、周囲をシール材、例えばエポキシ系接着
材を用いて密封する方法がある。その他スペーサーとし
て高分子フィルムやカラスファイバーを使用しても良い
。この2枚のガラス基板の間に強誘電性液晶が封入され
ている。
強誘電性液晶が封入された強誘電性液晶層は、一般には
0.5〜20μ、好ましくは1μ〜5μてある。
透明電極3からはリード線によって外部電源7に接続さ
れている。
またガラス基板2の外側には偏光板8が貼り合わせであ
る。
第1図は透過型なので光源9を備えている。
第2図は、強誘電性液晶素子の動作説明のために、セル
の例を模式的に描いたものである。21aと21bはそ
れぞれIn2O3,5n02あるいはITO(Indi
um−Tin  0xide)等の薄膜からなる透明電
極で被覆された基板(ガラス板)であり、その間に液晶
分子層22がガラス面に垂直になるよう配向したS m
 C*相又はS m H*相の液晶が封入されている。
太線で示した線23が液晶分子を表わしており、この液
晶分子23はその分子に直交した方向に双極子モーメン
ト(P土)24を有している。基板21aと21b上の
電極間に一定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶分子
23のらせん構造がほどけ、双極子モーメント(P土)
24がすべて電界方向に向くよう、液晶分子23は配向
方向を変えることができる。液晶分子23は細長い形状
を有しており、その長軸方向と短軸方向で屈折率異方性
を示し、従って例えばガラス面の上下に互いにクロスニ
コルの偏光子を置けば、電圧印加極性によって光学特性
が変わる液晶光学変調素子となることは、容易に理解さ
れる。
本発明の光学変調素子で好ましくは用いられる液晶セル
は、その厚さを充分に薄((例えば10μ以下)するこ
とができる。このように液晶層が薄くなるにしたがい、
第3図に示すように電界を印加していない状態でも液晶
分子のらせん構造がほどけ、その双極子モーメントPa
またはpbは上向き(34a)または下向き(34b)
のどちらかの状態をとる。このようなセルに、第3図に
示す如く一定の閾値以上の極性の異る電界EaまたはE
bを電圧印加手段31aと31bにより付与すると、双
極子モーメントは電界EaまたはEbの電界ベクトルに
対応して上向き34aまたは下向き34bと向きを変え
、それに応じて液晶分子は、第1の安定状態33aかあ
るいは第2の安定状態33bの何れか1方に配向する。
このような強誘電性を光学変調素子として用いることの
利点は先にも述べたが2つある。
その第1は、応答速度が極めて速いことであり、第2は
液晶分子の配向が双安定性を有することである。第2の
点を例えば第2図によって更に説明すると、電界Eaを
印加すると液晶分子は第1の安定状態33aに配向する
が、この状態は電界を切っても安定である。又、逆向き
の電界Ebを印加すると、液晶分子は第2の安定状態2
3bに配向してその分子の向きを変えるが、やはり電界
を切ってもこの状態に留っている。又、与える電界Ea
あるいはEbが一定の閾値を越えない限り、それぞれ前
の配向状態にやはり維持されている。
以下実施例により本発明の化合物について更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
実施例1 2枚の0.7m厚のガラス板を用意し、それぞれのガラ
ス板上にITO膜を形成し電圧印加電極を作成した。さ
らにこの上に5i02を蒸着させ絶縁層とした。
カラス板上にシランカップリン剤〔信越化学■製KBM
−60210.2%イソプロピルアルコール溶液を回転
数200Or、p、mのスピードで15秒間塗布し表面
処理を施した。この後120℃にて20分間加熱乾燥処
理を施した。
さらに表面処理を行ったITO膜付きのガラス板上にポ
リイミド樹脂前駆体〔東し■5P−510) 2%ジメ
チルアセトアミド溶液を回転数200Or、p、mのス
ピンナーで15秒間塗布した。成膜後、60分間300
°C加加熱台焼成処理を施した。この時の塗膜の膜厚は
約700人であった。
この焼成後の被膜にはアセテート植毛布によるラビング
処理がなされ、その後イソプロピルアルコール液で洗浄
し平均粒径2μmのアルミナビーズを一方のガラス板上
に散布した後、それぞれのラビング処理軸が互いに平行
となる様にし、接着シール剤〔リクソンボンド(チッソ
■)〕を用いてガラス板をはり合わせ、60分間100
℃にて加熱乾燥しセルを作成した。このセルのセル厚を
ベレツク位相板によって測定したところ、約2μmであ
った。
次に前記例示化合物Nα57と下記構造式で示される強
誘電性液晶化合物を下記の重量部で混合し、重量部 例示化合物NO,5710 (以下*印は不斉炭素を示す) 等吉相下、均一混合液体状態で前述の方法で作製したセ
ル内に真空注入した。等吉相から0.5℃/hで20℃
まで徐冷することにより、強誘電性液晶素子を作成した
この強誘電性液晶素子を使ってピーク・トウ・ピーク電
圧20vの電圧印加により直交ニコル下での光学的な応
答を(電圧印加時から透過光量変化が90%変化するま
での間を)検知して応答速度(以後光学応答速度という
)を測定した。その結果を次に示す。
10℃    20°C30℃ 325μsec  ′290μsec    245μ
sec比較例1 実施例1で使用した例示化合物No、57を強誘電性液
晶層に含有させなかった以外は全〈実施例1と同様の方
法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を測定し
た。その結果を次に示す。
10 ’C20°C30°C 測定不可    420μsec    380μse
c実施例2 実施例1で使用した強誘電性液晶化合物に代えて、下記
構造式で示す強誘電性液晶化合物を各重量部で用いたほ
かは、実施例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成
し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を測定した。
その結果を次に示す。
重量部 比較例2 実施例2で使用した例示化合物No、57を強誘電性液
晶層に含有させなかった他は実施例2と同様の方法で強
誘電性液晶素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学
応答速度を測定した。その結果を次に示す。
20°C35°C600C 11007zsec   510μsec   170
μsec実施例3 実施例1で使用した強誘電性液晶化合物に代えて、下記
構造式で示す強誘電性液晶化合物を各重量部で用いたほ
かは、実施例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成
し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を測定した。
その結果を次に示す。
15°C; 2800μsec  25℃; 1900
 sec  45°C; 920 sec比較例3 実施例3で使用した例示化合物No、57を強誘電性液
晶層に含有させなかった他は実施例3と同様の方法で強
誘電性液晶素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学
応答速度を測定した。その結果を次に示す。
20°C25°C45°C 5400μsec   3600 μsec   18
00 μsec実施例4 実施例1で使用した強誘電性液晶化合物に代えて、下記
構造式で示す強誘電性液晶化合物を各重量部で用いたほ
かは、実施例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成
し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を測定した。
その結果を次に示す。
比較例4 実施例4で使用した例示化合物No、57を強誘電性液
晶層に含有させなか9た他は実施例4と同様の方法で強
誘電性液晶素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学
応答速度を測定した。その結果を次に示す。
50°C75°C □   100μsec 実施例5 実施例1で使用した強誘電性液晶化合物に代えて、下記
構造式で示す強誘電性液晶化合物を各重量部で用いたほ
かは、実施例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成
し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を測定した。
その結果を次に示す。
25°C; 1000μsec  35°C; 630
 sec  45°C; 560 sec比較例5 実施例5で使用した例示化合物No、57を強誘電性液
晶層に含有させなかった他は実施例5と同様の方法で強
誘電性液晶素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学
応答速度を測定した。その結果を次に示す。
25°C35°C45°C50°C −1500μsec   1000 p sec   
800 μsec実施例6 実施例1で使用した強誘電性液晶化合物に代えて、下記
構造式で示す強誘電性液晶化合物を各重量部で用いたほ
かは、実施例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成
し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を測定した。
その結果を次に示す。
5℃; 610μsec   20°C; 360se
c   35°C; 250sec比較例6 実施例6で使用した例示化合物No、57を強誘電性液
晶層に含有させなかった他は実施例6と同様の方法で強
誘電性液晶素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学
応答速度を測定した。その結果を次に示す。
5°C20°C35°C 900μsec   560 μsec   480 
μsec実施例8 実施例1で使用したポリイミド樹脂前駆体2%ジメチル
アセトアミド溶液に代えて、ポリビニルアルコール樹脂
〔クラレ(株制PVA−117) 2%水溶液を用いた
他は全く同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学
応答速度を測定した。
106C20℃    30°C 330μsec   285 μsec   250 
μsec実施例9 実施例1で使用したSiO□を用いずに、ポリイミド樹
脂だけで絶縁性配向制御膜を作成した以外は、全〈実施
例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応
答速度を測定した。
10°C20°C30°C 320μ5eC280μ5eC240μ5eCNo、 
1−(6) 実施例10〜31 実施例2で用いた例示化合物No、 57に代えて、例
示化合物1. 5. 6. 9. 12. 15. 1
8. 23゜27、31.32. 33. 37.42
.44. 4.8. 52゜55、57.60.69.
70.73.75.76を表1に示す重量部で使用した
以外は、実施例2と全く同様の方法で強誘電性液晶素子
を作成し、光学応答速度を測定した。その結果を表1に
示す。
表   1 〔発明の効果〕 本発明の化合物は強誘電性液晶素子の低温作動特性、高
速応答性等を改善し向上させる化合物であり、強誘電性
液晶素子に該化合物を含有させることによって、■低温
作動の温度範囲が広がり、■低温での高速応答性が増し
、■液晶層を良好な配向状態とした改善された強誘電性
液晶素子を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の強誘電性液晶を用いた、液晶表示素子
の1例の断面概略図、 第2図および第3図は強誘電液晶素子の動作説明のため
に、素子セルの一例を模式的に表わす斜視図。 第1図において、 】・・・強誘電液晶層    2・・・ガラス基板3・
・・透明電極       4・・・絶縁性配向制御膜
5・・・スペーサー      6・・・リード線7・
・・電源        8・・・偏光板9・・・光源
        I。・・・入射光■・・・透過光 第2図において、 21a・・・基板       21b・・・基板22
・・・強誘電液晶層    23・・・液晶分子24・
・・双極子モーメント(P±) 第3図において、 31a・・・電圧印加手段   31b・・・電圧印加
手段33a・・・第1の安定状態  33b・・・第2
の安定状態34、 a・・・上向きの双極子モーメント
34b・・・下向き双極子モーメント Ea・・・上向きの電界    Eb・・・下向きの電
界特許出願人  キャノン株式会社 ?/a G O2F  1/13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも基板、電圧印加手段、配向制御層及び
    強誘電性液晶層を有する強誘電性液晶素子において該強
    誘電性液晶層が下記一般式( I )一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を少なくとも1種以上包含するもので
    あることを特徴とする強誘電性液晶素子。 (但し、式中R_1及びR_2は置換基を有していても
    良い、分岐または直鎖の鎖状基を示し、R_1とR_2
    は同一であっても異なっていても良い。 A_1及びA_2は置換基を有していても良い、六員環
    を有する2価の基を示し、X及びYは単結合または2価
    の鎖状基を示す。n、mは0または1であり、かつn+
    m=1である。)
  2. (2)前記一般式(1)において、R_1及びR_2が
    置換基を有していても良い分岐または直鎖のアルキル基
    、アシル基、アシルオキシ基、アルコキシ基、アルコキ
    シカルボニル基、及びアルコキシカルボニルオキシ基か
    ら選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の強誘電性液晶素子。
  3. (3)前記一般式(1)において、R_1及びR_2の
    少なくともいずれか一方は不斉炭素を持つ特許請求の範
    囲第1項記載の強誘電性液晶素子。
  4. (4)前記一般式(1)においてA_1及びA_2が下
    記一般式(2)で示されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の強誘電性液晶素子。 一般式(2) −(A_3)−_p−(A_4)−_q (ただし、式中A_3およびA_4は▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式
    、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります
    ▼、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学
    式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼、又は▲数式
    、化学式、表等があります▼、で表わされる置換基を有
    していても良い六員環を有する基であり、p、qは0、
    1又は2であり、かつp+q=1又は2で表わされる。 )
  5. (5)前記一般式(1)において、Xが単結合基、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、−CH_2−、▲数式、化学式、表等が
    あります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−C
    H_2CH_2−、▲数式、化学式、表等があります▼
    、CH=CH−、および▲数式、化学式、表等がありま
    す▼から選ばれ、またYが単結合基、−S−、−O−、
    −O−CH_2−、−O−CH_2O−、−O−CH_
    2CH_2−、及び−O−CH=CH−から選ばれるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の強誘電性液
    晶素子。
  6. (6)前記一般式(1)においてR_1及びR_2の置
    換基がハロゲン原子、アルコキシ、トリフルオロメタン
    及びシアノ基から選ばれることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の強誘電性液晶素子。
  7. (7)前記一般式(1)においてA_1及びA_2の置
    換基がハロゲン原子、アルキル、アルコキシ、トリフル
    オロメタン及びシアノ基から選ばれることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の強誘電性液晶素子。
  8. (8)特許請求の範囲第1項記載の強誘電性液晶素子が
    、液晶光変調素子である特許請求の範囲第1項記載の強
    誘電性液晶素子。
  9. (9)特許請求の範囲第1項記載の強誘電性液晶素子が
    、液晶表示素子である特許請求の範囲第1項記載の強誘
    電性液晶素子。
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