JPS63134075A - 塗料の塗布・選択除去方法及び装置 - Google Patents

塗料の塗布・選択除去方法及び装置

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JPS63134075A
JPS63134075A JP62281945A JP28194587A JPS63134075A JP S63134075 A JPS63134075 A JP S63134075A JP 62281945 A JP62281945 A JP 62281945A JP 28194587 A JP28194587 A JP 28194587A JP S63134075 A JPS63134075 A JP S63134075A
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paint
pattern
stencil
predetermined pattern
laser beam
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JP62281945A
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ウイリアム・ヘンリー・キャスナー
ロジャー・リー・スウエンズラッド
スティーブ・アーサー・ウッツケ
ダニエル・パトリック・ソロカ
ウェイーファング・アン・スー
ビンセント・アンドリュー・トス
ルシアノ・カルロ・スカラ
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D5/00Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures
    • B05D5/06Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures to obtain multicolour or other optical effects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/32Processes for applying liquids or other fluent materials using means for protecting parts of a surface not to be coated, e.g. using stencils, resists
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D3/00Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials
    • B05D3/06Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by exposure to radiation
    • B05D3/061Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by exposure to radiation using U.V.
    • B05D3/065After-treatment
    • B05D3/067Curing or cross-linking the coating

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は予め決められたデザインの模様を付着させるた
めの塗料の塗布・選択除去装置および感光性塗料の硬化
のために紫外光源を利用するシステ°ムに関するもので
ある。一つの実施例において、本発明は表面に塗料を塗
布するためのシステムを提供する。もう一つの実施例に
おいて、本発明はある物品の表面にマーク付する方法及
び装置を提供する。本発明は、また製造環境内で自動車
などに装飾的なマークを付着させるのに特に適した自動
化システムをも提供する。
[従来の技術] 当技術分野における積年の目的は、様々な工業製品に保
護被膜並びに装飾用の縞模様およびマークを付着するに
際し、これをでき得る限り高度に自動化することであっ
た。このような例の一つは、連続的作業ステーションで
複数のロボットを使用することにより、自動車を自動的
に塗装することである。自動車への保護被膜の付着シス
テムはかなり自動化されているものの、ビンストライプ
および七ノグラムなどのような装飾的マークを自動車に
付着するシステムの自動化には様々な問題がつきまとっ
ている。本発明は、感光性塗料の塗布及び硬化技術によ
り、今や多くの用途に固有の諸問題点の解決策を提示す
るものである。自動車は、本発明の技術の利用に最もふ
されしい例となるが、家電製品、家具あるいはおもちや
などをも含むあらゆる製品が本発明の方法によって塗装
及び装飾的マーク付し得るものと理解すべきである。
自動車の製造における現代的な慣行のひとつは、自動車
本体の様々な部分に装飾を施すことである。例えば、自
動車にピンストライプを施すことは比較的一般的な慣行
である。
ビンストライプは目立たせるために塗料の細い線を自動
車本体のしかるべき位置に付着させる工程である。自動
車組立プラントでは、ビンストライプを付着するには2
つの方法がある。いずれの方法を用いるかは、普通、価
格の範囲および自動車の車種による。一つピンストライ
プ付着法ではプラスチックフィルムを使用しており、該
プラスチックフィルムは一巻の粘着テープと同様のもの
である。このプラスチックフィルムは手作業で自動車車
体の所定の部分に付着される。高級な自動車用の第2の
方法では、自動車に手作業で塗料を塗布する。生産ライ
ン上の自動車に、所定の作業ステーションで個々に縞模
様が付される。はとんどそうであるが、このような作業
ステーションには、ここを通過する大量の自動車の処理
能力がなく、バッファとしてのオーバーフローラインが
あって、ピンストライプ付着のために自動車生産ライン
から一時的に外し、後でその生産ラインに戻すことがで
きる。この手作業による塗装工程では、通常所定位置に
来た自動車にアラインメントガイドを真空により取付け
る必要がある。作業員はアラインメントガイドに沿って
塗料供給管を備えた、刻みのある回転体からなる工具を
手で操作して縞模様を形成する。明らかに、多数の縞模
様を形成するには、ピンストライプ模様の幅および複雑
さ並びに自動車車体の輪郭に応じて様々な工具を何度も
通過させることが必要である。ローラーは横すべりする
傾向をもつので、装飾用ピンストライプのテーパーのあ
る端部は描くのが特に難しい。アライメント工具は取扱
いが難しく、時として自動車の塗装面にすり傷を生ずる
恐れがある。この手作業による方法は著しく労働集約的
であり、自動化されるべきである。
従来から行なわれている手作業による縞模様塗布工程を
、単に作業員をロボットで代用することにより自動化す
る試みがなされている。しかしながら、上で明らかにし
たいろいろな問題点の殆どすべてが未解決のままであり
、ロボットの誤操作により自動車車体に実質的な損傷が
生じるという大きな問題もあった。上記諸問題点および
自動車のピンストライプ付着および塗料の塗布・選択除
去に伴う問題を解決するためには、自動化され、かつ非
接触型の方法が必要であると考えられる。
上記諸問題点を克服し得る自動化した塗料の塗布・選択
除去装置を提供するために、本発明のシステムの一実施
例では紫外線硬化型塗料を使用する。紫外線またはレー
ザー光により硬化し得る着色重合バインダの存在は当業
界で公知である。その−例は米国特許第3.847,7
71号明細書に教示されており、また紫外領域に波長を
もつ光で硬化できる他の塗料は、米国特許第3,384
,387号、同第4,052゜280号、同第4,10
7,353号および同第4,351゜708号の各明細
書およびリブニー (Rybny)等の”紫外線硬化型
コーティング技術における新たな進歩 (”New D
evelopments in Ultra−viol
et  Curable  Coatings  Te
chnology”)  (この文献の内容も本発明の
一部を形成する)かられかる。
ロボットのアームで自動車車体に塗料を付着することも
公知である。例えば、米国特許第4,539,932号
明細書は自動車の車体を静電塗装するためのロボット塗
装システムを教示しており、該システムは自動車の車体
を少なくとも2つの塗装用ロボットに対して静止位置に
保つのに適した塗料モジュールを備えている。各塗装用
ロボットは、噴霧装置を有し、かつ5つの制御軸を中心
として、噴霧塗料粒子の円錐形のパターンを乱さないよ
うな速度でプログラム化された運動を行う。ここで該パ
ターンの乱れは該ロボットが制御軸を中心とした運動を
行う際に該噴霧装置により生ずるあらゆるジャイロ作用
に起因するものである。自動車の車体塗装用ロボットの
もう一つの例は米国特許第4,498,414号明細書
に見出すことができる。この明細書は、コンベアライン
に沿って搬送中の自動車の車体に塗装を自動的に施すた
めの自動車車体塗装用ロボットを教示している。このロ
ボットは一つのアームを含み、該アームは、垂直および
水平両面内で回転自在にペデスタル上に支持されており
、また塗布ブースに送られる自動車の車体に塗料を噴霧
する塗料アプリケータをも含んでいる。
[発明の目的] 本発明の目的は、自動車に自動的に塗料の塗布・選択除
去を行うための方法並びに装置を提供することにある。
本発明では、ロボットのアームで紫外光源を操作して、
未硬化塗料の所定の領域に亘り光を照射する方法並びに
装置が提供される。
本発明ではさらに、自動車、家電製品、家具およびその
他種々の製品にピンストライプおよびモノグラムを形成
する場合のように特異なデザインおよび外装の付着のた
め塗料の塗布・選択除去を、紫外線硬化性塗料を利用し
て達成することを可能とする方法並びに装置が提供され
る。
本発明ではさらに、ステンシルを用いる型のレーザーに
よるマーク付システムが提供され、該システムによれば
複数のステンシルパターンを選択的にレーザービームの
光路に置き、選ばれたパターンで物品の表面にマーク付
することが可能である。
[発明の構成コ 本発明によれば、表面に予め定めた第1の寸法の模様を
付着するための塗料の塗布・選択除去装置であって、 該表面に上記予め定めた模様よりも大きく、かつその上
に重ね合される第2の寸法の紫外線硬化性塗料の被膜を
付着させる手段;上記予め定めた模様と一致する予め定
めたパターンで、上記の付着塗料の被膜に、紫外領域の
平行化されたレーザービームをあてて、該予め定めた模
様の形の塗料を硬化させ、一方で未効果塗料を該表面上
にそのまま残すための手段;および 上記硬化した塗料表面に対して中性・であるように選ば
れた溶媒の適用により、過剰噴霧部分を含む残部の未硬
化塗料を除去して、上記の予め定めた模様の硬化した塗
料を得るための手段を含むことを特徴とする塗料の塗布
・選択除去装置が提供される。
更に、本発明では、物品の表面に、所定の波長を有する
レーザービームまたは光ビームの照射で硬化可能な塗料
を塗布し、所定のパターンをもつ該塗布された物品表面
に上記所定の波長範囲のレーザービームを照射して、該
照射パターン内に含まれる塗料を硬化させ、また該照射
パターン外の塗料を未硬化状態のままとし、該未硬化塗
料を該物品表面から除去する工程を含むことを特徴とす
る物品表面のマーク付方法が提供される。
本発明は、更に自動車などの表面に予め決められた模様
を形成するように塗料を塗布するための塗料の塗布・選
択除去装置をも提供する。表面に紫外線硬化型塗料の縞
模様を塗布するための手段が設けられている。この縞模
様は最終的な所定の模様よりも幅、長さ共に大きな寸法
をもつものである。予め塗布された紫外線硬化性塗料の
縞模様の上に、集束された紫外域のレーザー光または紫
外線の広帯域光源からの光を予め定められたパターンで
照射するための手段が設けられている。例えば、マニピ
ュレータ手段で光を該塗料の縞模様の上に当てて、予め
定められた模様の塗料部分を硬化させる。ロボットのア
ームが光源または光のビーム自体を操作する。最後に、
あらゆる過剰噴霧部分を含む、残された未硬化状態の塗
料部分を除去するための手段が設けられている。この未
硬化塗料および過剰噴霧部分は硬化した塗料表面に対し
て中性であるように選ばれる溶媒の適用によって除去さ
れる。この工程によって、前に塗装された本体表面に輪
郭のはっきりした塗料の選択除去が行われる。
°本発明は、更にある物品の表面に、予め定められた一
連のステンシルパターンから選んだパターンでマーク付
するためのマーク付システムを提供する。これらのステ
ンシルパターンは、レーザービームを発生し、該ビーム
をマーク付すべき物品の表面に向かう光路に沿って投影
するレーザー手段、あるいは紫外線の広帯域源からの光
を集光する適当なレンズ群9共に使用される該広帯域源
と組合せて使用することができる。このステンシル手段
は該レーザービームを通さない材料で作られ、かつ予め
定められた組のパターンを持つ複数の異形の開口部を有
し、該ステンシル手段は該レーザービームの光路内に夫
々のパターンを選択的に配置するように搭載されていて
、上記レーザー手段とは反対側のステンシル装置の側に
レーザービームを形成する。該レーザービームは上記物
品表面にマーク付するための選ばれたパターンに対応す
る横断面を有している。これを紫外線の広帯域光源との
組合せで使用する場合には、以下に詳しく記載するよう
に該ステンシル手段のいずれかの側には適宜レンズが配
置されるものと理解すべきである。
好ましい実施例にあっては、このステンシル手段は回転
自在なステンシル回転体の形をしており、該回転体には
角度的に隔離した複数の形状が異る開口部を有している
。ここで、該回転体は回転させると、開口部の一つをこ
れを通過する光の光路と整列する関係に配置できる。本
発明のさらに別の実施例においては、複数のステンシル
回転体が同心のシャフトに取付けられており、各ステン
シル回転体は異る組合せのステンシルパターンを有して
いる。各ステンシル回転体は、本質的にさえぎられるこ
となしに光を通過させる中性開口部を備えていて、その
結果該ステンシル回転体の一つからのパターンが該光路
内に配置されると、他のステンシル回転体は回転して、
該中性開口部を光路と整列させる。
かくして、光ビームは運ばれたパターンに応じた形状を
有し、かつ妨害を受けることなくマーク付すべき物品に
向って上記他のステンシル回転体を透過する。
[実施例] 以下、本発明を、添付図面を参照しつつ実施例に゛より
記載する。
本発明の方法および装置は、基板のマーク付および基板
上に感光性塗料の保護被膜を塗布しおよび/または予め
定められた模様の塗料を選択除去することを意図する。
より詳しくいえば、本発明の技術を自動車の車体に利用
すると、従来自動車業界において一般に利用されていた
、手作業による縞模様塗装工程が完全に自動化される。
本発明のシステムは縞模様だけでなくアルファベット、
数字およびその他の任意の模様を選択除去により施すの
に利用できる。本発明の好ましい実施例は選択除去によ
る自動車へのピンストライプの塗装に向けられたもので
あるが、本発明の方法は、例えば高速道路の通報標識、
家電製品などに任意の装飾を施したり、個人的注文に応
じた塗装を行う際に利用することもできるものと理解す
べきである。本発明の好ましい態様は自動車への塗料の
塗布・選択除去を指向するものであるが、本明細書に開
示された技術およびシステムは任意の様々な塗装用途に
容易に利用できることを理解すべきである。
一実施例においては、塗料の塗布・選択除去システムム
は下塗りを施した自動車に幅広の縞の形状にロボットに
より塗布される紫外線硬化性塗料を使用している。この
幅広の縞は最終的に望まれる模様の幅よりも大きな幅を
もつ。紫外領域における光を放出するエキシマ−レーザ
ーまたは広帯域紫外光源などの紫外線源はマニピュレー
タで調節され、この光源からのビームは所定のパターン
または位置にある塗料のみを硬化させる。過剰に噴霧さ
れたものを含む残りの未硬化塗料は、次いでマイビュレ
ータを用いることにより自動的に除去される。かくして
、誠に自動的で、非接触形の、プログラム可能な塗料の
塗布・選択除去装置が提供される。
紫外線硬化性塗料は特許文献、例えば米国特許第3,8
47,771号;  4,052.280号; 4.1
07゜353号及び第4,351.708号明細書中に
教示されている。塗料を硬化するための平行化されたレ
ーザー光源または集束された広帯域紫外光源を用いると
、基板上の精確な位置に最も輪郭のはっきりした硬化塗
料の模様が形成され、これは従来型のマスクなしに達成
できる。
−以  下  余  白  − ウェスチングハウス・エレクトリック社は、汎用型の垂
直軸マニピュレータシステムを開発し、市販している。
これは米国特許第4.571,149号明細書に開示さ
れている。このマニピュレータはガントリー型の垂直軸
マニピュレータであって、XおよびY@集合体用のラッ
クおよびピニョン機構およびZ軸系合体用のボールスク
リュ一式機蔵駆動機構を備えている。このマニピュレー
タシステムは、従来型の数値制御法により調節される閉
ループDCサーボ制御電気的駆動装置を使用している。
回転インデックス特性によりY軸集合体の水平回転が可
能であり、該Y軸集合体はX軸集合体の走行終点におい
てZ軸条合体を支持していて、X軸集合体のいずれかの
側における作業域を守備範囲とするか、あるいはZ軸条
合体に支持されているエンドエフェクタの保守を容易な
ものとする。
このガントリー型ロボットは、以下で述べるようなエキ
シマ−レーザー源あるいは広帯域紫外光源を支持するの
に使用でき、またこれは米国特許第4,539,462
号明細書に教示されているロボットによるレーザービー
ム搬送システムと組合せて用いることができる。このロ
ボットによるレーザービーム搬送システムは光ビーム指
向装置を含み、これはレーザーなどの反射され平行化さ
れた光ビームを、複数の真直ぐなセグメントを含む通路
に向けるのを可能とする。該ビームの各セグメントは固
定された空間配置関係でロボットアームのセグメントと
関連している。このようなシステムは、上記特許の具体
例であるシリーズ6000ガントリーロボツト(Ser
ies 6000 Gantry Robot)などの
ロボットが該ロボットの褌業領域内の任意の点にレーザ
ービームを指向するのを可能とする。添付の第1図を見
ると、X軸系合体115 、Y軸系合体117およびz
軸系合体119からなる3つの直交軸集合体を備えたマ
ニピュレータシステムが図示されている。多軸回転リス
ト機構121をZ軸集合体119に機械的に取付けて、
本発明を実施するのに必要な、適当なエンドエフェスタ
を装着することができる。
X、YおよびZ軸系合体の動作可能な装置全体は垂直方
向の支持部材123によってガントリー型の構成で支持
され、該部材は作業場の床125に固定されている。こ
のマニピュレータシステム113の動作を工作機械のよ
うに制御するのは従来型の数値制御コンソール127に
よって行なわれる。ここで、該コンソールはウェスチン
グハウス・エレクトリック社から人手できる。ガントリ
一式に構成されたX、YおよびZ軸系合体をこの直交軸
工作機械態様で用いると、矩形の作業領域に対応する最
適の作業空間が得られる。このガントリー構成の直交軸
マニピュレータシステムは所定の作業工程を実行するの
に必要なリストの関節数を大幅に減じる。また、更に補
助的な装置の必要性をも減じる。各軸系合体の閉ループ
DCサーボモータ装置用のパルス幅変調式駆動が、ロボ
ット制御コンソール127の駆動キャビネット部分に位
置する従来型の駆動回路を使用して行われる。この直結
DCサーボモータ装置はモータ・タコメータパッケージ
およびリゾルバまたはエンコーダを含む。
該タコメータは上記制御コンソールに速度フィードバッ
ク情報を与え、一方すゾルバは制御コンソールに、駆動
モータから直接位置フィードバック情報を供給する。こ
れによって極めら安定なサーボ応答が得られる。
第1図に示すようなX軸系合体115は密閉セル型の構
造からなり、この構造はX軸ギヤリッジがX軸案内シス
テムに沿って移動する際の該キャリッジのねじりによる
たわみを最小限に抑える。これによって所定のシステム
精度および再現性が与えられる。X軸案内システム、あ
るいは通路システムは2つの径3インチの基礎案内レー
ル131および133を含み、これらはねじりによる曲
げモードに対して最大の剛性を与える。この2重レール
システムは支持部材123により支持され、閉ループD
Cサーボ制御に応答して、X軸ギヤリッジが、滑かに低
摩擦で移動出来るようにする。このX軸ギヤリッジ12
9は線形軸受により案内レールに131 と133に結
合されており、該軸受は予圧されまたハウジング135
内に密封されて、汚染物から保護されている。
X軸系合体の機械的駆動機構はラックとビニョンシャフ
トより成る構成であり、該シャフトはDCモータ・タコ
メータパッケージに直結されている。
Y軸系合体117はX軸系合体115から垂直に伸びて
いるアームとして機能する。このY軸条合体は支持部材
集合体137と二重レール装置とを含み、後者はY軸ギ
ヤリッジのY軸穆動中並びに作業域Z内でのZ軸系合体
の位置決め中における応力および回転方向のたわみを最
小限に抑える。案内レールはカバー139で保護されて
いる。
Z軸条合体119はボールスクリューと固定ナツトとか
らなるボールスクリュー機構と、Z軸ギヤリッジをwA
!llIモータ・タコメータパッケージモータに応答し
て移動させるための案内レールからなるレール機構とを
組合せて利用している。二重レール機構は同様にXおよ
びY軸について上記したように機能する。
上記の直交軸マニピュレータシステムに関連する更に別
の固有の特徴は、本発明の出願人に譲渡され、本明細書
の一部に組込まれる米国特許第4,571,149号明
細書に記載されている。
添付の第2図を見ると、全体を参照番号151で示す作
業セルは本発明を組込んだものである。この作業セル1
51は自動車製造設備の組立てラインに沿って配置され
ている。全体を参照番号153で示したコンベアライン
は一連の作業ステーションを通して自動車155を搬送
し、該ステージ9ンでは自動車の組立てが行われる。こ
こに示した塗料の塗布・選択除去作業セル151は該組
立てラインの終点近傍に配置されるものと仮定するのが
妥当であろう。自動車155の各部は夫々フロントFお
よび右側並びに左側、Rおよびして表示されている。こ
の作業セル151では2つのユニメートシリーズ(UN
IMATE 5eries) 6000ロボツト113
を使用している。第2図に図示したように、直交軸シリ
ーズ6000ロボツト113は作業域Z′を有している
。ここでは2つのシリーズ6000ロボツトが示され、
それぞれの作業域はZoおよび2”で示す。自動車が作
業セル151を横切る際、自動車155の左側りは作業
域Z゛を通過し、自動車155の右側Rは作業域Z”を
通過する。このように、作業セル151内で、マニピュ
レータ113の各々のX軸115はコンベア手段153
に対して平行に配置されている。従って、シリーズ60
00ロボツト113の各々のX軸ギヤリッジ129は、
自動車155に所定の塗料の塗布・選択除去を施すのに
適した速度で、Y軸系合体117を搬送することができ
る。コンベアシステム153にはある手段を設けて、X
軸ギヤリッジ129の運動を協調させるために、作業セ
ル151を通過するコンベア153の速度情報を発生さ
せることが可能である。
第3図を参照すると、本明細書に記載の方法を実験的に
検証するのに使われる光学系の等角投影図が、全体を参
照番号175で示されている。この実験用光学系175
はエキシマ−レーザー179を搭載した基板177 と
、サンプル183を搭載した並進ステージ181とを含
む。並進ステージは矢印191で示された方向に8動す
る。
ウエスチングハウス・エリクトリック社で開発された紫
外線硬化性塗料は、効率の良い硬化を達成するのに25
0〜400 nmの波長範囲の放射を必要とする。この
放射は市販の紫外光ランプ装置または適当なレーザー装
置により得ることができる。この作業のために利用でき
る市販のレーザーは193〜350 nmの範囲の波長
を有する光を放射するエキシマ−レーザーであり、これ
らはおそらく最も適したものであろう。エキシマ−レー
ザーは、約300Wまでの出力レベルを得ることのでき
る高信顆度の工業的手段として開発されている。
この本発明の方法の実験的検証では、エキシマ−・キセ
ノン・フルオライド・ガスレーザー179を用いたが、
これは平均1501の出力をもち、300 t+mの波
長の紫外線を放出し、そのパルス繰返し率は500f(
zであった。アルミニウムQパネルを、感光性塗料の硬
化状態を調べるために用いた。厚さ1ミルの塗料193
をガードナーナイフで塗布した。Qパネル上での放射強
度は、繰返し率、パルスエネルギー、レーザーの焦点面
積およびサンプルの並進速度により決定される。テスト
パネル上に硬化塗料の縞状パターンを形成するために、
2つ方法を利用した。レーザービームな異るスポットサ
イズで集光できるインテグレータをまず使用したが、放
射強度が高すぎて塗料を適当に硬化できず、しかも感光
性塗料の分解がみられた。そこで、ビーム197がテス
トパネルにあたる前にアパーチャ手段195で画定され
るアパーチャスリットにレーザービームを通すことによ
り、縞状パターンを調節した。放射に露される面積は、
アパーチャ手段195およびレンズ189の開口に依存
して規定される幅に制限される。この方法は幅の異る縞
状パターンを得るのに極めて適している。スリット位置
は縞の所定の幅に依存する。178インチ未溝0任意の
幅の縞を得るには、該スリットを集光レンズおよび光源
両者を越えて、パネル (172インチ)に極く近接し
て配置する必要がある。また、任意の他の幅の縞を得る
ために、該スリットを光源と集光レンズとの間に置くこ
とができる。
2種の感光性エポキシ塗料、即ち白色塗料および赤色塗
料をこの研究のために用いた。
この白色塗料はその紫外線吸収性のために赤色塗料より
も一層硬化が難しい。従って、まず白色塗料につき硬化
条件を確立した。これはまずレーザー出力レベルを遭択
することにより行った。初めに、レーザーを290mJ
/パルスおよび100Hz (29Wに等価)に設定し
、パネルを1インチ/秒の速度で移動させた(コンピュ
ータ制御された並進ステージで)。このような条件の下
では硬化作用よりもむしろ分解作用がみられた。そこで
、レーザーエネルギーを150mJ/パルスなる条件ま
で下げた。このエネルギーを全実験を通して使用した。
レーザー出力は全く安定であり、10時間に及ぶ実験中
一定に保たれた。出力の選択後、塗料の硬化はテストパ
ネルの並進速度で調整した。数種の速度につき検討した
。0.5インチ/秒なる速度の下での露光1行程後に接
触乾燥被膜を得た。従フて、塗装したパネル上での塗料
縞をテストするために、15W 、 100Hzおよび
0.5インチ/秒という最終的硬化条件を確立した。
感光性塗料は、塗装された自動車車体などのような感熱
性基板上で高速硬化するという利点を持つが、白色塗料
の硬化の度合および型はともに、硬化させる塗料塗膜の
厚さに大きく影響される。塗膜が1ミル以上の厚さをも
つ場合、表面のみが硬化し、しかもシワのある外観を呈
する。レーザー照射後、未露光領域の塗料はメタノール
で洗い流した。露光領域は高い分解能のエツジ特性を示
した。すなわち、境界が非常にはっきりしていた。この
実験により、紫外線硬化性塗料の硬化を制御するという
思想の実現可能なことが立証され、この独特の硬化法に
より高分解能のパターンを得ることができる。
自動車に適用されるようなビンストライプの”生産ライ
ン”での硬化に必要とされる、紫外線レーザーの動作パ
ラメータの予備的な見積りについては、これらの実験で
得られたデータから推定できる。エキシマ−レーザーは
極めて短いパルス長、典型的には20〜100nsec
をもつパルスモードで動作し、これにより極めて高い出
力密度の紫外線パルスが得られる。塗料サンプルへのこ
の高エネルギー放射出力の効果はビームインテグレータ
を用いた初めの実験でみられた。これらのテストにおい
て、単一のレーザーパルスで塗料表面の劣化が生じた。
これらの実験のレーザー動作パラメーターから、塗料表
面でのレーザー出力密度は、ビームサイズ約1cmX 
1cmに対して、約2.5 x  106W/cm2で
あると推定した。
ビ・−ムインテグレータからのより大きなサイズのビー
ムを用いて行った他のテストによれば、塗料表面に入射
するエキシマ−レーザー放射の出力密度の予備的な上限
は約0.5×106W/cm2に設定すべきことが示唆
された。このエキシマ−レーザーにとって、この条件は
約40mJ/パルス/cm2なるエネルギー密度に相当
する。
パネル上でのエキシマ−レーザーによる塗料硬化のテス
トはアパーチャスリットを使用して実施した。これらの
実験では、このレーザーを繰返し率10G )IZで動
作させて、塗料表面に15Wのエネルギーを供給させた
。この塗料サンプルを0.5インチ/secなる速度で
レーザービームを横切るように移動させた。これらのパ
ラメーターおよび塗料表面でのレーザービームの実測横
断面積を用いた場合、該塗料サンプルを硬化するには約
7.5J/am2という全レーザーエネルギーを要する
ものと思われる。製造の現場におけるレーザ動作パラメ
ーターを計算するために、8J/cm2なる全レーザー
エネルギーが必要であると想定する。この値は、従来型
の紫外線ランプを放射源として使用する場合に必要とさ
れる推定全紫外線エネルギーと良く一致することに注意
され度い。この結果を上記の推定最大エネルギー密度を
組合せると、塗料を硬化するのに各表面積で必要とされ
るレーザーパルスの総数は約200であることがわかる
製造現場で達成できる硬化速度の見積りは、レーザーの
性能を外挿し、かつ上記のパラメータを用いることによ
り得ることができる。XeF誘導放出遷穆で動作させる
と、このレーザーは出力エネルギー100Wのパルスを
パルス繰返し率300Hzで発射する。対応するパルス
エネルギーは333mJ/パルスである。このエネルギ
ーは、表面に損傷を与えることなしに、約8 、3 c
m2の塗料表面を照射するのに十分である。パルス繰返
し率300)1zで動作させることにより、毎秒12.
5cm2(8,3x 300/200・12.5)の全
面積を硬化出来る。硬化されつつあるビンストライプが
幅0.5インチである場合、約4インチ/secなる硬
化速度が達成できよう。この場合に使用されるレーザー
ビームの横断面の寸法は0.5インチ×2.6インチで
ある。
放電特性があるために、エキシマ−レーザーは常にパル
スモードで動作させ、この場合パルス幅は極めて小さく
、通常100nsec未溝である。第4図のグラフはエ
キシマ−レーザーにより作られる典型的なパルス列を示
す。
この図は時間の関数として、レーザーにより放出される
パルス出力をプロットしたものである。パルス間の時間
間隔T3−72またはT、−TIは、単一パルス動作に
対応する極めて大きな値から、゛高繰返し率”動作に対
応する17500秒なる値までの範囲に及ぶ。このレー
ザーにより発生される定常状態での平均出力は図に招け
るPavで表わされる。300WまでのPavの値がエ
キシマ−レーザーを用いて達成できる。
エキシマ−レーザー放射のパルス幅が極めて小さく、し
かもパルス間隔、T2−TIが比較的長く、2m5ec
以上であるので、レーザーのピーク出力、Ppll、k
、およびパルス幅P°に亘る平均出力は非常に高くなる
傾向を示す。工業用エキシマ−レーザーの典型的なPo
の値は10〜100MWの範囲である。レーザーパルス
放射中のこのように高い平均ピーク出力のために、照射
される塗料表面が損傷を受けないように充分な注意をす
る必要がある。この損傷は主として塗料フィルムおよび
基板表面が過熱される結果として生じる。この表面損傷
を回避するために、殆んどの場合、レーザービームの焦
点をぼかして、平均レーザーピーク出力密度を減らす必
要があろう。実験ではこの平均レーザーピーク出力密度
を約0 、5 MW/cm2以下に保つ必要があること
がわかった。
エキシマ−レーザービームと塗装表面との相互作用の特
徴の多くが第5図に模式的に示された一次元モデルを検
討するとわかる。この分析において、レーザービームL
Bは均一で、横断方向のばらつきはなく、しかも塗装膜
PFは均一で、その表面SUは平坦かつレーザービーム
の入射方向に対して直角であると仮定する。これらの条
件は、以下の条件が満足されればほぼ正しい。
1、実際のレーザービームの横断方向の寸法は塗料フィ
ルムの厚さよりも非常に かなり大きい。
2、実際のレーザービームの横断方向の寸法は、下地材
料中における熱拡散距離 よりも非常に大きい。
3、表面の輪郭および塗料膜厚の変化に対する横方向の
縮尺は塗料の平均膜厚よ りも非常に大きい。
エキシマ−レーザーによる硬化を首尾よく達成するのに
満たさなければならないもう一つの条件は、該レーザー
ビームが部分的に該塗料フィルムを透過しなければなら
ないことである。この条件は、塗料の”硬化”を開始さ
せる光開始剤が該レーザービームのフォトンに゛より活
性化できるために必要となる。従って、エキシマ−レー
ザーからのパルスビームが塗装面に入射した場合、該放
射の一部が塗料フィルムに吸収され、該ビームの残りが
下地材料の表面にまで透過し、そこで反射して塗料フィ
ルム内に戻されるか、あるいは該下地材料に吸収される
。該下地材料によって反射されるレーザービームの一部
は再度塗料膜によってその一部が吸収され、残りは空間
に伝達されて、失われる。
上記の条件No、  1は該レーザービームが数cmの
径を有し、塗料フィルムが典型的に0.005インチ未
満の厚さを有するこの状況においては満たされる。上記
の第2の条件は、該材料の熱拡散率にとレーザーパルス
幅七〇とを考察する必要がある。この熱拡散率は次式%
式%(1) で与えられ、ここでkは熱伝導率であり、ρ。は密度で
あり、Cは比熱である。典型的な下地材料ではに−0,
70W/cm@K % 9o −7,8gm/cm3お
よびC−0,12cal/gm ” Kであり、この場
合に−0,18cm2/secである。典型的なエキシ
マ−レーザーのパルス長100nsecの間にこのよう
な材料中に熱波が進む距離dは次式(2): %式% であり、これは容易に上記第2の条件を満足する。上記
第3の条件は自動車の殆どの領域に亙り満たされねばな
らない。
上述の如く、平均レーザーピーク出力密度は、塗料フィ
ルムの熱損傷を防止するには、0.5MW/cm2以下
に保つ必要がある。既に述べたように、入射レーザーエ
ネルギーの一部は塗料フィルム自体に吸収され、かつこ
のエネルギーの一部は下地材料に吸収される。そこで、
この吸収されたレーザーエネルギーにより、該塗料フィ
ルムおよび下地材料中にみられる温度上昇を推定する。
下地材料の場合につき、まず考察する。
第5図に示した一次元モデルに対し、下地材料中での熱
流方程式は次式(3): で与えられ、ここでT(Z、t)は位置Zおよび時間t
の関数としての温度であり、A(Z、t)は位置及び時
間の関数としての、単位体積当なり、かつ単位時間当た
りの発熱量である。
一定のレーザー光束F0が下地材料の表面(2・0)で
吸収され、かつ該材料に何等相変化がないものとすると
、式(3) に対する解は次式(4): で与えられる。(ここで、関数1erfcは相補的誤差
関数erfcの積分を表わす)。表面(Z−0)上で、
この解は次式(5): によって与えられる簡単な放物線の形をもつ。
吸収されたレーザー光束F0と入射レーザー光束I0と
の関係は次式(6): %式%(6) で与えられ、ここでR(λ)は表面反射率であり、α(
λ)は吸収率である。一般にR(λ)およびd(λ)共
にレーザー放射の波長λに依存し、従ってFoも波長に
依存する。即ちFo−FoCλ)である。これらの結果
を式(5)は代入すると、最終的に次式(7):が得ら
れる。
既に述べたこれらの条件の他に、式(7)で示される解
では、時間及び温度とは無関係に、パラメータα(λ)
、kおよびKが一定であると仮定している。一般にこれ
は正確には正しくないが今対象としている範囲では変動
はそれ程大きくない。更に、殆んどのパルスレーザ−の
ピーク出力FO(λ)は一定ではなく、第4図に示すよ
うに出力は連続的に変化する。これらの制約にも拘す、
上記式(7)で示される簡単な解析による解は適当なレ
ーザー動作パラメータを選択する上で非常に有用である
式(5)を用いて得られる、入射レーザーパルス長の関
数としての下地材料表面温度の増加を計算すると第6図
に示すようになる。この図には、異なる吸収レーザーパ
ルスエネルギー密度の想定値に対応する種々の曲線が示
されている。
前に述べたように、塗料フィルムはレーザービームを一
部透過させるので、該塗料を”硬化”させる光開始剤を
活性化できる。レーザーが該塗料フィルムを伝播する際
に、該レーザービームエネルギーの一部が吸収される。
この吸収されたエネルギーの一部は該光開始剤を活性化
させ、該ビームエネルギーの残部は熱に変わり、これが
塗料フィルムの温度を上昇させる。該塗料フィルムの温
度上昇の予想値T2は大体次式(8): で表わすことができる。ここで、Fpは該塗料フィルム
中に吸収されたレーザー光束であり、C2は該塗料物質
の比熱、ρ、は該塗料物質の密度、d、は該塗料フィル
ムの膜厚である。典型的な紫外線硬化性塗料の材料は、
CP−0,22cal/gI11@におよびρp  ”
 1.1gm/cm3である。式(8)を用いて得られ
る、膜厚の関数としての該塗料フィルム温度上昇の計算
値は第7図に示されている。第7図における様々な曲線
は、吸収されたレーザーパルスエネルギー密度の種々の
想定値に対応する。
上述の解析の結果を第6図および第7図と共に用いて、
紫外線硬化性塗料の種々の用途に使用するレーザー動作
パラメータの範囲を決める。一旦これら塗料パラメータ
、即ち紫外線に対する塗料の透過率、塗料フィルム膜厚
、レーザーパルス長などが決定されると、適当なレーザ
ー動作パラメータを選択することができる。次いでレー
ザービームを被加工品に伝送するのに使われる光学系を
調整して、塗装された表面のレーザーエネルギー密度を
、該塗料フィルムあるいは基板材料に損傷を与えないよ
うな値にすることができる。
実験によりレーザーによる塗料硬化の研究を行ワた結果
、約0.040J/パルス/cm2のレーザーエネルギ
ー密度では塗料に損傷が生じないことが解った。これら
の研究により、約7.5J/cm”なる全レーザーエネ
ルギー密度が塗料サンプルを硬化するのに必要であるこ
とがわかった。(興味あることに、この値は、従来型の
紫外線ランプを光源として使用した場合に必要とされる
全紫外線エネルギーの想定値と良く一致する)。これら
の結果を総合すると、全体で180〜200個のレーザ
ーパルスが各表面領域において塗料を硬化するのに必要
とされることがわかる。自動車の装飾的な塗装あるいは
ビンストライプ形成のためにエキシマ−レーザーシステ
ムを用いる場合、被加工品またはロボットであるレーザ
ービームマニピュレータの動作を制御して、硬化すべき
全塗料面が、該塗料を充分に硬化するのに必要な数のレ
ーザーパルスの照射を受は取るようにする必要がある。
塗料の塗布及び選択除去工程を、第2図の作業領域に示
した自動車155の左側りで実施されるものとして、′
s8図に示す。初めに塗布した縞”S“の幅は、図示の
目的でのみ、所望される縞”D”の幅よりもかなり大き
いものとして示されている。この未硬化の塗料は硬化さ
れる縞”D”よりも大きな幅で塗布するだけでよい。所
望の縞”D”の紫外線硬化部分は未硬化の縞”S”内に
伸びるように示されている。所望の縞”D”の硬化後に
除去される塗料”S”の部分を破線で示し、かつC”で
表示した。この縞”S″の未硬化部分は破線で示し、”
U”で表示した。この塗布、硬化及び除去作業を行うア
ーム工具の端部は左から右に穆勤する。
本発明の方法は、それ自体、2種の異なる色が接すると
ころで自動車車体に沿ってマスク用縞を付着させること
により、自動車の”ツートーン(two−tone)”
カラーの塗装の単純化を可能にする。かくして、この選
択除去法は、自動車に、より進んだ多色模様を形成する
のを容易にする。
上述の如く、表面に固着すべき特定の塗料パターンの制
御をレーザービームまたは広帯域紫外光源の操作して行
うことができる。本発明のもう1つの特徴によれば、物
品の表面をマーク付する方法が提供される。このマーク
付法は、物品の表面を塗料で被覆し、次いでその被覆表
面を所定のパターンに沿ってレーザーまたは広帯域紫外
光源のいずれかで照射して、該照射されたパターン内に
含まれる塗料を硬化させると共に該照射パターン外の塗
料を未硬化状態にしておくことを含む。光のパターンの
制御及び画定技術は独特のステンシル回転体の模様を含
むレーザーマーク付システムによって達成される。
第9図をみると、平行化された光ビームを発生し、投射
するための従来型のレーザー1を含むレーザーマーク付
システムの公知の配列が示されている。上記ビームを以
下レーザービーム3という。レーザービーム3を透過し
ない物質でできたステンシル5が該レーザービームの光
路内に配置されている。ステンシル5は所定形状の開口
部をもち、これは第9図では文字”W”であり、該開口
部はレーザービームの横断面の形状を決めるステンシル
パターンを構成し、レーザービームは該開口部を通過し
てマーク付すべき物品の表面に照射される。ステンシル
5と表面7との間にはレンズ9が設けられていて、公知
の方法でレーザービームが集束される。このレーザービ
ームは、ステンシル5の開口部の形状により画定される
パターンで、表面7に恒久的な目に見える損傷を与える
ことにより表面7をマーク付する。物品表面に形成する
パターンのサイズは、ステンシルと物品との間の距離及
びレンズの焦点距離に依存する。一般に、ステンシル5
はある特定の型のホルダー(図示せず)に取付けられて
いる。異なるパターンを物品上に形成しようとする各時
点で、ステンシルをホルダーから物理的に取り外し、他
の所望のパターンをもつ新たなステンシルを該ホルダー
に挿入しなければならない、したがって、第9図に示し
たレーザーマーク付システムは、幾分不体裁でかつ使用
するのに時間がかかり過ぎるものである。
上で概説した欠点を解消するために、上述の塗料塗布シ
ステムの能力を増大するばかりでなく、基板の表面への
マーク付に役立つマーク付システムを開示する。第10
図は、第9図に示したものとほぼ同じ部品より成るレー
ザーマーク付システムの一実施例を示しており、ここで
は第9図と同様な部品は同一の参照番号で同定されてい
る。第10図に示すように、回転軸13を有し、かつ周
縁部近傍に弧状に配置された種々の形状の開口部15か
らなる複数のステンシルパターンを備えたステンシル回
転体11が、第9図のシステムで用いた単一のステンシ
ル5の代りに使われている。かくして、ステンシル回転
体は該ステンシル回転体上に設けられたステンシルパタ
ーンの所定の1つを、レーザー1から放射されるレーザ
ービーム3の光路に選択的に配置すべく回転できる。
第9図におけるように、ステンシルを通過したレーザー
ビームの部分は該レーザービームの光路内にあるステン
シルパターンの形状に対応する横断面をもつ。次いで、
このような形状のビームはレンズ9によって物品の表面
7に集束されて、選ばれたステンシルパターンに応じて
物品をマーク付する。該物品を他のステンシルパターン
でマーク付するためには、該物品を1つの方向あるいは
他の方向に割り出すか、あるいはパターンを重ね合せよ
うとする場合には同一の位置に保つことができ、かつス
テンシル回転体を選択的に回転させて、もう1つの所望
のパターンをレーザービーム3の光路内に配置する。第
10図に示したように、文字”A”および”B”を物品
の表面7上に形成する場合には、ステンシル回転体11
の文字”A”および”B”に対応するステンシルパター
ンをレーザービーム3の光路内に逐次配置させる。
ステンシル回転体11は手で操作して、選ばれたステン
シルパターンの1つをレーザービーム光路内に配置する
か、あるいはタイプライタ−の”ディジー回転体(da
isy wheel)”が異なるアルファベット−数値
を印字するために制御されるのと同じ方法で自動的に制
御でき、このような自動制御システムは一般に公知であ
り、本発明のいかなる部分も構成しない。
ステンシル回転体11は、レーザービームを透過させず
、薄い円板を形成するのに適した任意の材料、例えば銅
、アルミニウムまたはタングステンなどの種々の型の耐
火材料で作ることができる。任意の適当な市販のレーザ
ーはいずれもこの表面マーク付システムに使用できる。
レーザーの規格はマーク付すべき材料の特性にどちらか
と言えば依存する。
しかしながら、一般には任意の適当なCO2レーザ−、
エキシマレーザ−あるいはYAGレーザーが利用でき、
これはマーク付すべき材料の特別な要件および物品上に
形成すべき像のサイズに依存する。(紫外線硬化性塗料
に関するレーザーの説明から理解されるように、Co2
およびYAGレーザーは紫外線による塗料硬化の用途に
は適さないかも知れない)。様々な型のレンズがレーザ
ービーム集束用として市販されている。例えば、ゲルマ
ニウム、ガリウム・ヒ素、セレン化亜鉛あるいは種々の
塩例えば塩化ナトリウム、塩化カリウムまたは臭化カリ
ウムなどでできたレンズが002レーザーからのレーザ
ービームの集束に利用できる。通常のガラスレンズはY
AGレーザーからのビームを集束するのに使用できる。
石英レンズはエキシマ−レーザーからのビームを集束す
るのに使用できる。レンズ9は第10図において単一の
レンズからなるものとして示されているが、より精巧か
つ複雑なレンズ系(ズームレンズを含む)を使用するこ
とができる。また、レーザービームの集束のために、レ
ンズ9の代りに鏡を用いることも可能である。
第11図は本発明によるレーザーマーク付システムの一
実施例を示すものであり、これは回転軸9の回に回転自
在に取付けられた2つのステンシル回転体17aおよび
17bを用いている。ステンシル回転体17aおよび1
7bは夫々別々のシャフト2°3aおよび23bに取付
けられており、これらシャフトは互いに同心状であり、
シャフト23bは中空でシャフト23aを包囲している
。かくして、ステンシル回転体は別々に回転でき、かつ
互いに独立に制御できる。ステンシル回転体17aおよ
び17bは夫々中性開口部21aおよび21bをもち、
その各々はレーザー1から放出されるレーザービームの
横断面の寸法と本質的に対応するサイズを有する。かく
して、レーザービームの光路と整列する中性位置にステ
ンシル回転体17a及び17bのいずれかを保持して、
該ステンシル回転体の他方を選択的に回転させ、レーザ
ービームとのu 列位置にそのステンシルパターンの1
つを配置して、該選択されたステンシルパターンで物品
をマーク付することができる。便宜的に、ステンシル回
転体を2つだけ示したが、3またはそれ以上のステンシ
ル回転体を第11図に示した2つの回転体と同様に使用
することができることは当業者には明らかなはずである
上記のようなレーザーマーク付システムは、マーク付す
べき物品の表面を被覆するのに使用する、レーザービー
ムで照射すると硬化する塗料と共に使用できる。このよ
うな構成において、第10図および第11図に示したよ
うなレーザーマーク付システムは、塗装表面に照射され
るレーザービーム部分の制御の点では、第3図のアパー
チャ一手段195と同様に機能するであろう。更に、本
発明の別の実施例においては、選ばれた光学系をもつ紫
外光の広帯域源を上記のレーザーの代りに用いることが
できる。この別の実施例では、ステンシル回転体付き紫
外線レーザーマーク付システムが通常の広帯域紫外線ラ
ンプを照射源として使用できるように改良されており、
第12図において、全体を参照番号201で示す。従来
型の広帯域紫外光ランプ源203は適当なコリメートレ
ンズ205を備え、ステンシル20フを照射するのに用
いられる。全ての点で、第12図のステンシル207は
上記第10図および第11図に示されたステンシル手段
と同じである。このステンシルを通過する紫外光はズー
ムレンズ手段209で遮断され、かつ基板213上に塗
布されている塗料フィルム上に集束される。ズームレン
ズ209を用いることにより、得られる塗装膜上の像の
サイズは、単に該ズームレンズの有効焦点距離を変える
ことにより容易に変化させることができる。使用するズ
ームレンズ系209は、また最近のカメラ装置と同様に
自動焦点機構を備えることができる。
この特徴により、塗料フィルム上のステンシルの像は、
ステンシル手段207と塗料フィルム211との間の距
@Dが変化した場合にも鮮明に保つことができる。この
ズームレンズと自動焦点機構とを組合わすことにより単
一サイズのステンシルから広範囲のサイズの像を得るこ
とが出来る。
この広帯域紫外光源を利用する実施例はレーザーシステ
ムを必要としない、広帯域紫外光源を用いる実施例に必
要とされる装置が比較的小型で軽量であるため、この実
施例の完全な光学系をロボットのエンドエフェクタに組
込むことができる。
第13図〜第16図は、紫外線硬化性塗料を用いた塗料
塗布法を示しており、該紫外線硬化性塗料を用いる技術
は塗料が所定の位置にのみ塗布され次いで塗料が硬化さ
れる点において、注文に応じて塗料の選択除去を行う現
存の技術と考え方が幾分似かよっている。
第13Aおよび13B図は夫々自動車パネルのピンスト
ラブ形成のために利用される方法の工程を示し、そこで
はコンピュータ制御塗料アプリケータ(CCPA)22
5がロボット制御される機構の手段により、塗装すべき
基板227を横断移動する。このような機構はここでは
例示されていないが、第1図に示したものと同様のもの
である。第13B図示したように、従来型の紫外線ラン
プ229は、基板227の表面を横断移動する適当なハ
ウジング手段230内に収容されるものとして示されて
いる。ランプ229からの紫外線はCCPA225によ
り塗布された塗料231を硬化させる。実際には、これ
らの工程はCCPA225および紫外光ランプとハウジ
ング230両者を含む複合工具を移動することにより達
成できる。このような工具は塗料を塗布し、次いでこの
塗料を紫外線により照射する。この構成の明らかな利点
は硬化のためにレーザーシステムを使う必要がないこと
および基板から残留未硬化塗料を除去する必要がないこ
とである。
コンピュータ制御される塗料アプリケータ225は、コ
ンピュータ用プリンタで使われているインクジェットシ
ステムと同様の噴霧ジェットシステムを使用する。例え
ば、ヒ゛ユーレットーバッカード(Hewlett−P
ackard)社により製作されている”シンク−ジェ
ット(Think−Jetビプリンタがこの種の装置で
ある。このようなインクジェットプリンタのヘッドは第
14図において、参照番号241で示されている。これ
らのヘッド241は電気的なインパルスにより個々に作
動できる小さな噴霧ノズル243を密集配列したものを
含んでいる。第14図はこのようなノズル配列体を示す
ものである。印刷すべき文字−数字または図式記号は適
当な組の噴霧ノズル243を付勢することにより形成さ
れる。このような装置の他の例は米国特許第4,356
,216号、同第3,602,193号、同第2.83
9.425号および同第3,529,572号明細書に
開示されている。
−以  下  余  白  − 自動車に装飾的な模様を施す場合、例えばビンストライ
プの所定の幅を得るのに必要な適当な配列の噴霧ノズル
を通電し、CCPAを必要に応じて基板に沿って移動す
る。ビンストライプの幅を変更する必要が生じた場合、
必要に応じていくつかのノズルを作動させるか、または
停止させればよい。
ビンストライプの形成またはそのために必要なあらゆる
装飾的な模様の細部の形成にとって重要な要素は滑らか
で波状に変位しないエツジである。この特徴を得るため
には、各噴霧ノズル243を比較的近接させて配置しな
ければならない、第14図においてdhおよびdvで示
された達成可能な最小間隔は0.005〜0.010イ
ンチの範囲内にある。この間隔は大きすぎて、装飾的マ
ークの形成に必要なエツジ特性を得ることができない虞
れがある。しかしながら、このノズル配列体を、第15
図に示したように、ノズルの列に対し小さな角度をなす
方向に移動させると、エツジの規則性をより一層厳密に
制御できる。第15図において、ノズルヘッド245は
複数の噴霧ノズル247をもつものとして示され、該ノ
ズルは装飾的縞模様の形成に良く適したものである。そ
こにみられるように、該縞のエツジはさらに厳密に制御
できることが明らかである。というのは、第14図の噴
霧ノズルの配列に示されているように、幅の最小変化量
d°がd、まただdvよりもかなり小さいからである。
第15図のCCPA225は動作モードで図示されてい
る。黒丸は通電された噴霧ノズルを表わしている。CC
PAの運動方向は同図に矢印249で示した方向である
。塗料の縞251が示されている。
この図から、この縞251の幅は通電すべき噴霧ノズル
の数および分布を変えることにより変更できる。この縞
の幅は、約0.001〜0.002インチの範囲の大き
さに出来るdoと同程度の小さな変化量により変えるこ
とができる。このCCPAの運動に対して直交する方向
にある該縞の全体としての位置は、第1図に示したよう
にロボット機構によりCCPA全体の運動を制御して変
更できる。この縞の位置は異なる組の噴霧ノズルに通電
することによっても変えることができる。所望によりd
°径程度小さく出来るこの運動により縞の位置を精密制
御するための手段が与えられ、この精密制御はロボット
制御機構よりも優れており、かつこのことは装飾的縞模
様形成技術における重大な前進である。CCPA225
は、他の手段により得ることのできる以上に一層複雑な
縞状の模様を作成するのに利用できる。第16Aおよび
16B図にみられるように、ビンストライプは第16A
図のように幅の変化する中実パターンあるいは図形また
は空孔Vをもつ複雑な縞とすることができ、後者は該縞
を通して下地の色を見えるようにしている。明らかに、
種々の開口模様を、CCPAが基板の長さに沿って移動
するのに応じて、単に通電すべき噴霧ノズルの形状を変
えることにより得ることができる。
更に別の例として、本明細書に開示した塗料塗布システ
ムは完全な彩色図または壁画を作成するのに用いること
ができる。この作業を行うためにはCCPAを塗装すべ
き表面領域に亙りラスター走査する。CCPAの第1回
目の通過中に、着色図絵の作成に必要な3原色の1つを
表面に塗布する。この塗料は上記の如く紫外線ランプを
用いて硬化できる。
CCPAは表面の第2回目の走査の際に3原色の第2の
色を塗布する。次いでこの第2の色を硬化させる。次い
で、同じ手順に従って他の2つの色の上に第3の原色を
塗布する。
この方法によって、図柄の完全カラープリントが得られ
る。この全工程は、多くの点でカラー印刷プリントの作
成法と類似しているが、後者では従来式の印刷技術が利
用されている点では異なっている。ここに説明したカラ
ー塗装法においては、半透明塗料を用いることが望まし
く、そうすれば3つの3原色が全てみえるであろう。こ
の用途に利用できる他の技術は、3原色の塗布用の3つ
のCCPAを組合せて、表面上を横断8動して一回の走
査で3色全てを塗布する複合工具を含む。
この工具に取付けられた紫外光ランプは表面上の塗料を
硬化する機能を果たし、その結果完全なカラー図絵が得
られる。広い領域を塗装するには、複数のノズルを備え
た幅広のCCPAを用いて、必要となる表面走査数を最
小限に抑えることが出来る。このCCPAの一実施例は
幾分コンピュータ用のラインプリンタと類似する高速で
塗料パターンを塗布するための長い線形装置であり得る
。この種のCCPAは全図柄を唯一度の走査で塗装し、
ラスター走査工程の必要がなくなる。
第17図を見ると、自動車、航空機、家電製品などのよ
うな物品303を1または2以上の紫外線硬化性塗料で
被覆するのに使用できる作業セル状構造体301が図示
されている。この構造体も紫外線硬化性塗料を塗布する
ための手段305を含んでいる。本図に示したような完
全なセルは、例えば本明細書に開示した技術を利用して
軍事用カムフラージュ塗装仕上げを施すのに使用できる
。更に、広帯域紫外光源307のパターン状配列体は該
セルの回りに配置されて、該セル内を搬送される物品に
塗布された塗料を硬化させる。
この作業セル構造体301内で、塗料塗布手段305お
よび光源307は、塗料源と塗装すべき物品303との
間の相対的運動がコンベア手段309によって与えられ
るように取付けることができる。かくして、本出願に係
るマーク付技術は移動中のあるいは静止している物体に
つき実施できる。
ここに開示された技術は、感光性塗料を塗布し、適当な
波長の光を放出する光源により硬化させるためのもので
ある。この技術は物体全体の被覆、表面上への文字−数
字の付着および装飾的マークの形成並びに縞模様の形成
などの用途に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、組立ライン上の自動車に装蝕的模様を適用す
るための、本発明の塗料の塗布・選択除去システムおよ
び方法に利用するロボットの正面図であり、 第2図は本発明の特徴と組込んだ、塗料塗布・選択除去
作業セルの斜視図であり、第3図は、本発明の基礎原理
を立証するための、紫外レーザー硬化の予備実験で使用
する光学系の斜視図であり、 第4図は典型的なエキシマ−レーザーパルスのプロフィ
ールを示す図であり、 第5図は塗装された金属表面と相互作用するレーザービ
ームの一次元モデルを示す図であり、 第6図は、数種の異なるレーザーエネルギー密度の値に
対して、レーザーパルス長の関数として増加する基材の
表面温度の想定値を表わすグラフであり、 第7図は、数種の異なる吸収レーザーエネルギー密度の
値に対して、膜厚の関数として増加する塗膜温度の想定
値を表わすグラフであり、 第8図は本発明の塗料塗布・選択除去法を模式的に示し
た図であり、 第9図は、ステンシルを用いた従来のレーザーマーク付
システムの概略斜視図であり、第10図は本発明の一実
施例で使用するレーザーマーク付システムの概略斜視図
であり、 第11図は第6図に示されたレーザーマーク付システム
の別の実施例の概略斜視図であり、 第12図は、広帯域紫外光源が感光性塗料の硬化のため
に設けられた、ステンシル回転体と組合せて使われる光
学系を模式的に示した図であり、 第13A図および第1°3B図は、広帯域紫外線硬化光
源を備えた、コンピュータ制御塗料塗布機を使用して、
硬化された装価模様を形成する各工程を模式的に示した
図であり、第14図は、従来型のインクジェットプリン
トヘッドの噴霧ノズルを模式的に示した図であり、 第15図は、紫外線硬化性塗料を用いる、コンピュータ
制御式塗料塗布システムで使用するのに適した噴霧ノズ
ルを模式的に示した図であり、 第16A図および第18B図は第15図に示した噴霧ノ
ズルを用いることにより作成できるピンストライプ模様
の例を示した図であり、および 第17図は自動車に使用する自動化紫外線硬化性塗料の
塗布並びに硬化ステーションを模式的に示した図である
。 (主な参照番号) 1・・・・・レーザー 3・・・・・レーザービーム 5・・・・・ステンシル 7・・・・・表面 9・・・・・レンズ 11.17a、17b −−ステシル回転体13.19
 ・・・・回転軸 15・・・・・開口 21a、21b  ・・・中性開口 23a、23b  ・・・シャフト 113・・・・・マニピュレータシステム115・・・
・・X軸系合体 117・・・・・Y軸系合体 119・・・・・Z軸系合体 121・・・・・多軸回転リスト機構 123・・・・・垂直支持部材 125・・・・・床 127・・・・・数値制御コンソール 129・・・・・キャリッジ 131.133 ・・・・案内レール 135・・・・・ハウジング 137・・・・・支持部材集合体 139・・・・・カバー 151・・・・・作業セル 153・・・・・コンベアライン 155・・・・・自動車 175・・・・・光学系 177・・・・・基礎部材 179・・・・・エキシマ−レーザー 181・・・・・並進ステージ 183・・・・・サンプル 193・・・・・塗料 195・・・・・アパーチャ手段 197・・・・・ビーム 201・・・・・紫外レーザーマーク付システム 203・・・・・広帯域紫外光ランプ 205・・・・・コリメートレンズ 207・・・・・ステンシル 209・・・・・ズームレンズ手段 211・・・・・塗料フィルム 213・・・・・基板 225・・・・・CCPA 227・・・・・基板 229・・・・・紫外線硬化ランプ 230・・・・・ハウジング手段 231・・・・・塗料 241・・・・・インクジェットプリンタヘッド 243・・・・・噴霧ノズル 245・・・・・ノズルヘッド 247・・・・・ノズル 251・・・・・塗料縞 301・・・・・作業セル状構造体 303・・・・・塗料塗布手段 307・・・・・紫外光源 、−イ’l + luス長ξヤ、、、、L、     
FIG、6綱

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面に予め定めた第1の寸法の模様を付着するため
    の塗料の塗布・選択除去装置であって、 該表面に上記予め定めた模様よりも大きく、かつその上
    に重ね合される第2の寸法の紫外線硬化性塗料の被膜を
    付着させる手段; 上記予め定めた模様と一致する予め定めたパターンで、
    上記の付着塗料の被膜に、紫外領域の平行化されたレー
    ザービームをあてて、該予め定めた模様の形の塗料を硬
    化させ、一方で未硬化塗料を該表面上にそのまま残すた
    めの手段;および 上記硬化した塗料表面に対して中性であるように選ばれ
    た溶媒の適用により、過剰噴霧部分を含む残部の未硬化
    塗料を除去して、上記の予め定めた模様の硬化した塗料
    を得るための手段を含むことを特徴とする塗料塗布・選
    択除去装置。 2、表面に付着すべき予め定められた最終的な模様より
    も大きな寸法をもつ紫外線硬化性塗料の被膜を付着させ
    る手段; 平行化された紫外領域のレーザー光を予め定めたパター
    ンで操作して上記の付着された塗料の被膜を硬化するた
    めの手段;および 上記硬化した塗料に対して中性であるように選択された
    溶媒によって、残部の未硬化塗料を除去して、上記表面
    上に境界がはっきりした予め定めた模様を付着させるた
    めの手段を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の塗料塗布・選択除去装置。 3、ロボット作業セルが、組立てラインの搬送手段上で
    該作業セルを通して搬送中の自動車に対して、塗料塗布
    ・選択除去を行うために設けられており、該搬送手段の
    対向する側部に配置された第1及び第2の工業用マニピ
    ュレータがX軸集合体、Y軸集合体およびZ軸集合体を
    構成する手段を含み、上記作業セルを通して搬送中の自
    動車の表面に紫外線硬化性塗料の被膜を付着するために
    Z軸集合体の端部に配設したマニピュレータ手段と;紫
    外線を操作して、上記付着させた塗料の模様に向けて、
    該模様を硬化するための手段と;該硬化した塗料の表面
    に対して中性であるように選ばれた溶媒によって、該硬
    化した予め決められた模様近傍の自動車表面から残留す
    る未硬化塗料を除去する手段とを含むことを特徴とする
    特許請求の範囲第2項に記載の塗料の塗布・選択除去装
    置。 4、物品の表面に、予め決められた一組のステンシルパ
    ターンから選ばれたパターンでマーク付するためのレー
    ザーマーク付システムを備え;該システムは、レーザー
    ビームを発生し、かつマーク付すべき物品の表面に、あ
    る光路に沿って該ビームを投射するレーザー手段と;該
    レーザービームを通さない材料でできた、かつ上記予め
    決められた一組のパターンを構成する複数の異る形状の
    開口部を有する部材を含むステンシル手段とを含み、該
    ステンシル手段が上記レーザービームの光路内に該パタ
    ーンをそれぞれ1つずつ選択的に配置するように取付け
    られていて、上記レーザー手段とは反対の上記ステンシ
    ル手段の側に上記物品表面にマーク付するための選択さ
    れたパターンに対応する横断面を持つレーザービームを
    形成することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載塗
    料塗布・選択除去装置。 5、上記ステンシル手段が回転軸をもつ回転自在なステ
    ンシル回転体を含み、上記の複数の開口部が該回転軸の
    回りに円形弧状に配置されており、該ステンシル回転体
    が該回転軸を中心として回転するように取付けられてい
    て、上記パターンを上記レーザービームの光路内に選択
    的に配置することを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の装置。 6、上記ステンシル手段が相互に同心的に取付けられた
    複数の回転自在のステンシル回転体を含み、該各ステン
    シル回転体の異なる組のステンシルパターンと、上記レ
    ーザービームと整列関係になると妨害なしに該レーザー
    ビームを透過させる中性開口部とを有することを特徴と
    する特許請求の範囲第5項記載の装置。 7、組立てラインの搬送手段上で作業セルを通過中の自
    動車に対して塗料塗布・選択除去を行うための該作業セ
    ルを含み;該搬送手段近傍に設けられ上記作業セルを通
    過中の自動車の表面に紫外線硬化性塗料の被膜を付着さ
    せる手段を含む少なくとも1つのマニピュレータ手段と
    ;紫外領域の光を上記の付着させた塗料に向けて上記予
    め決められた模様を硬化させるための手段とを含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第4項〜第6項のいずれか
    1項に記載の装置。 8、物品の表面に、所定の波長を有するレーザービーム
    または光ビームの照射で硬化可能な塗料を塗布し、所定
    のパターンをもつ該塗布された物品表面に上記所定の波
    長範囲のレーザービームを照射して、該照射パターン内
    に含まれる塗料を硬化させ、また該照射パターン外の塗
    料を未硬化状態のままとし、該未硬化塗料を該物品表面
    から除去する工程を含むことを特徴とする物品表面のマ
    ーク付方法。 9、上記照射工程が上記レーザービームの方向に対し横
    断方向のレーザービームの断面形状を所定のパターンに
    する工程を含む特許請求の範囲第8項記載の方法。 10、上記形成工程が不透過部材の開口部を通してビー
    ムを通過させる工程を含み、該開口部が所定のパターン
    の形状を有することを特徴とする特許請求の範囲第9項
    記載の方法。 11、上記不透過部材が、夫々異るパターンを形成する
    複数の開口部をもつ回転自在の円板形ステンシルを含み
    、該円板がこれを回転することにより上記ビームの光路
    内に上記開口部を選択的に配置し得るように設置されて
    おり、かつ上記形成工程が該円板を回転させて、選ばれ
    た開口を該レーザービームの光路内に配置する工程を含
    むことを特徴とする特許請求の範囲第10項記載の方法
    。 12、表面に予め決められた最終的な所定の模様よりも
    大きな寸法を持つ紫外線硬化性塗料の被膜を付着させる
    工程;予め決められちパターンで広帯域の紫外光を操作
    して、該付着させた塗料被膜を硬化させる工程;および
    該硬化させた塗料表面に対して中性であるように選択さ
    れた溶媒によって残された未硬化塗料を除去し、該表面
    上に境界のはっきりした予め決められた模様を付着させ
    る工程を含む、表面に予め決められた模様を付着させる
    塗料塗布・選択除去を行なう特許請求の範囲第8項記載
    の表面のマーク付方法。 13、上記付着させた被膜が、上記予め決められた模様
    よりも大きな第2の寸法をもち、かつその上に重ねたも
    のであり、該付着させた塗料被膜上に、上記予め決めら
    れた模様と一致する予め決められたパターンで、広帯域
    の紫外光を照射して、該予め決められた模様内の塗料を
    硬化させ、一方で未硬化塗料を該表面上にそのまま残し
    、過剰噴霧された部分を包含する残りの未硬化塗料を、
    該硬化塗料表面に対して中性であるように選ばれた溶媒
    の適用により除去して、該予め決められた模様の硬化塗
    料を得ることを特徴とする特許請求の範囲第12項記載
    の方法。 14、ズームレンズ手段により上記付着させた塗料被膜
    に光を集光する工程を含み、これによって光の予め決め
    られたパターンを、該ズームレンズ手段の有効焦点長さ
    を変えることにより変化させることを特徴とする特許請
    求の範囲第13項記載の方法。 15、上記表面に塗料を付着させる工程が噴霧ノズル手
    段の密集配列体をもつコンピュータ制御式塗料アプリケ
    ータ手段により達成され該ノズル手段を選択的に作動ま
    たは停止することにより、該表面に塗料が噴霧されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の方法。 16、自動車表面の上記塗料塗布・選択除去が、更に該
    表面に最初に付着させた塗料と異なる色の少なくとも第
    2の紫外線硬化性塗料の被膜を付着させる工程を含み、
    該第2の被膜が予め決めた最終的な所定の模様に対応す
    る寸法を有し、かつ該被膜に紫外域の光を照射して該第
    2の付着塗料被膜を硬化させる手段を含むことを特徴と
    する特許請求の範囲第15項記載の方法。
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