JPH06246476A - 部材へのマーキング装置 - Google Patents

部材へのマーキング装置

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Publication number
JPH06246476A
JPH06246476A JP5037675A JP3767593A JPH06246476A JP H06246476 A JPH06246476 A JP H06246476A JP 5037675 A JP5037675 A JP 5037675A JP 3767593 A JP3767593 A JP 3767593A JP H06246476 A JPH06246476 A JP H06246476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marking
thermal transfer
head
laser
steel sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5037675A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Terada
幸博 寺田
Hideki Shiozaki
秀喜 塩崎
Yasuo Hirai
靖男 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP5037675A priority Critical patent/JPH06246476A/ja
Publication of JPH06246476A publication Critical patent/JPH06246476A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型構成部材へのマーキングが精度良く効率
的に行えるとともに、部材の性能を損なうことなく製品
への悪影響を防止する。 【構成】 鋼板部材2を載置する定盤1の上方で、印字
ロボット7の多関節アーム6により移動自在なマーキン
グヘッド5に、マーキング用レーザーヘッド8を設ける
とともに、レーザーヘッド8からのレーザー光により熱
転写されて鋼板部材2の表面にマーキングされ鋼板部材
2の表面に同質化される熱転写材9のシートフィーダー
10を設けた。 【効果】 熱転写シートにより、レーザー光の熱を吸収
させて鋼板部材の熱による劣化および性能低下を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶や大型構造物など
多数ある構成部材に、製造時等に利用する識別管理記号
をマーキングする部材へのマーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、船舶や橋梁等の構成部材
に、製造工程や組み立て位置等をマーキングするのは、
人手によりその部材の表面にペインティングにより行っ
ていた。そのため、能率が悪く時間を要するとともに、
その正確さにも問題があった。そのため、これら大型構
造物の構成部材に自動的に効率よくマーキングすること
が要請されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来使用さ
れているマーキング装置のうち、IC等の電子部品は、
レーザーマーカーによる刻印が行われており、また各種
工業材料や製品にはインクジェット式によるマーキング
が行われているが、これを船舶や橋梁等の大型構造部材
に適用するには下記のような問題があった。
【0004】すなわちレーザーマーカーによる刻印は、
部材の組み立て現場や設置場所の環境上、錆の発生が懸
念されて、後の工程や製品の品質に悪影響を与える恐れ
があるとともに、バーコード等の記号の判読が読困難で
ある。また、インクジェット式によるものは、キーキン
グされる線が細く字が小さい、またインク膜の厚みが薄
くコントラストが小さいためバーコードの読み取りが困
難であり、とくにドットプリント方式による場合はバー
コードの判読はできない。
【0005】本発明は、上記問題点を解決して、大型構
成部材へのマーキングが精度良く効率的に行えるととも
に、部材の切断性や溶接性、塗装性、防錆性などの性能
を損なうことなく製品への悪影響を防止できる部材への
マーキング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の部材へのマーキング装置は、被マーキング
材を載置する定盤上方で、前後左右方向および上下方向
に移動自在なマーキングヘッドにマーキング用レーザー
ヘッドを設け、前記レーザーヘッドに、レーザーヘッド
からのレーザー光により熱転写されて被マーキング材の
表面にマーキングされ被マーキング材の表面に同質化さ
れる熱転写材の供給装置を設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、熱転写材の供給装置から被
マーキング材表面に熱転写材を供給し、レーザーヘッド
から照射されるレーザー光を熱転写材に照射して被マー
キング材の表面に熱転写しマーキングするので、レーザ
ー光により発生する熱は、大部分が熱転写材に吸収され
て被マーキング材の表面に伝わる熱量が大幅に軽減して
熱による表面の変質劣化を防止し、さらに同質化させる
ことにより、被マーキング材の切断性や溶接性、塗装
性、防錆性などを損なうのを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るマーキング装置の第1実
施例を図1に基づいて説明する。1は大型の船舶や橋梁
などの構成部材、たとえば鋼板部材2を載置する定盤
で、定盤1の設置位置の側方床面には走行台車3を案内
する左右一対のガイドレール4が敷設されている。この
走行台車3上には、先端部に設けられたマーキングヘッ
ド5を前後左右および上下方向に移動自在な多関節アー
ム6を有する印字ロボット7が配設され、マーキングヘ
ッド5には、多関節アーム6による機械的スキャンニン
グおよび内蔵された光学的スキャンニングにより鋼板部
材2の表面にマーキングを行うレーザーヘッド8と、レ
ーザーヘッド8のマーキング方向Aの前方に熱転写シー
ト9を展開するシートフィーダー10が設けられてい
る。
【0009】また、前記走行台車3には、マーキングヘ
ッド5のレーザーヘッド8に光ファイバー11を介して
レーザー光を送るレーザー発振器(冷却機および電源供
給装置を含む)12と、シートフィーダー10に熱転写
シート9を供給するために、ロール状に巻回された熱転
写シートロール9Aを回転自在に支持するシートスタッ
カー13が設けられている。
【0010】前記鋼板部材2には、防錆のためにジンク
プライマ加工が施されており、熱転写シート9は、レー
ザーヘッド8からのレーザー光によりマーキングされて
熱転写され、ジンクプライマ層と同質化されるシート材
が使用される。またこの熱転写シート9は、レーザー光
の熱を吸収してジンクプライマ層に伝達される熱量を減
少させ、ジンクプライマ層の変質を防止するものが選択
される。なお、ジンクプライマ加工に限るものではな
く、他の加工や塗装、あるいは鋼板部材1の種類によっ
ては加工が施されていないものでもよい。上記構成にお
いて、マーキング作業を行う場合には、まず、走行台車
3を移動して位置決め固定し、次に印字ロボット7によ
り多関節アーム6を駆動してマーキングヘッド5をマー
キング位置に移動させ、マーキング位置にシートスタッ
カー13から繰り出された熱転写シート9をシートフィ
ーダー10により展開する。そして、この熱転写シート
9を展開させるのと並行してレーザー発振器12を起動
しレーザーヘッド8から熱転写シート9にレーザー光を
照射して熱転写を行い、印字ロボット7により機械的ス
キャンニングを行うとともに、レーザーヘッド8により
光学的スキャンニングを行い、マーキングする。
【0011】上記構成によれば、レーザー光の熱を熱転
写シート9により吸収してジンクプライマ層に伝達され
る熱量を軽減させ、ジンクプライマ層の変質劣化を防止
して鋼板部材2の切断性、溶接性、塗装性および防錆性
への悪影響を排除し、製品の品質に悪影響を及ぼすのを
防止できる。また、レーザーヘッド8によるマーキング
は熱転写による印字・描画であるため、描線を連続して
形成して、機械的スキャンニングおよびミラーによる光
学的スキャンニングにより任意の線幅および文字の大き
さを確保することができ、もちろんバーコードなども鮮
明にマーキングすることができる。したがって、市販の
He−Neバーコードリーダーも使用することかできるとと
もに、遠距離からの文字の読み取りも容易に行うことが
できる。
【0012】なお、印字速度の確保には、前記スキャン
ニング方式の他に、マスクパターンを準備してレーザー
の光学系に組み込むこともできる。図2はマーキング装
置の第2実施例を示す。
【0013】このマーキング装置は、門型台車23に、
駆動部23aを介してX,Y,Z軸駆動により機械的ス
キャンニングが可能なマーキングヘッド25を設けたも
ので、鋼板部材22を載置する定盤21の設置部両側の
床面状に門型台車22を案内するガイドレール24が敷
設されている。前記マーキングヘッド25にはレーザー
ヘッド28および熱転写シート29のシートフィーダー
30が搭載され、さらに第1実施例で走行台車に搭載さ
れていた装備、すなわちレーザー発振器32およびシー
トスタッカー33もマーキングヘッド25に搭載されて
いる。この第2実施例も第1実施例と同様の作用効果を
奏し、装置の専有面積が少なくなる分第1実施例に比べ
て有利である。
【0014】なお、上記各実施例では、熱転写シート
9,26の展開作業に並行してマーキングを行ったが、
マーキングする前に予め鋼板部材2,22の表面に熱転
写シート9,26を展開しておくこともできる。また、
熱転写シート9,26の展開は、鋼板部材2,20の全
面でもよいし、マーキング部分に限定したものでもよ
い。
【0015】さらに、上記各実施例では熱転写材にシー
ト状のものを使用したが、熱転写液や熱転写粉末を鋼板
部材2,22の表面に塗布して、熱転写を行ってもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、熱
転写材の供給装置から被マーキング材表面に熱転写材を
供給し、レーザーヘッドから照射されるレーザー光を熱
転写材に照射して被マーキング材の表面に熱転写しマー
キングするので、レーザー光により発生する熱は、大部
分が熱転写材に吸収されて被マーキング材の表面に伝わ
る熱量が大幅に軽減され表面の変質劣化が防止るととも
に、マーキングされた熱転写材が被マーキング材の表面
と同質化させることにより、被マーキング材の切断性や
溶接性、塗装性、防錆性などを損なうのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマーキング装置の第1実施例の概
略構成を示す正面図である。
【図2】マーキング装置の第2実施例の概略構成を示す
正面図である。
【符号の説明】
1,21 定盤 2,22 鋼板部材 3 走行台車 5,25 マーキングヘッド 6 多関節アーム 7 印字ロボット 8,28 レーザーヘッド 9,29 熱転写シート 10,30 シートフィーダー 12,32 レーザー発振器 13,33 シートスタッカー 23 門型台車 23a 駆動部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被マーキング材を載置する定盤上方で、
    前後左右方向および上下方向に移動自在なマーキングヘ
    ッドにマーキング用レーザーヘッドを設け、前記レーザ
    ーヘッドに、レーザーヘッドからのレーザー光により熱
    転写されて被マーキング材の表面にマーキングされ被マ
    ーキング材の表面に同質化される熱転写材の供給装置を
    設けたことを特徴とする部材へのマーキング装置。
JP5037675A 1993-02-26 1993-02-26 部材へのマーキング装置 Pending JPH06246476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5037675A JPH06246476A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 部材へのマーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5037675A JPH06246476A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 部材へのマーキング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06246476A true JPH06246476A (ja) 1994-09-06

Family

ID=12504203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5037675A Pending JPH06246476A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 部材へのマーキング装置

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JP (1) JPH06246476A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050041319A (ko) * 2003-10-30 2005-05-04 대우조선해양 주식회사 마킹시스템
KR100683838B1 (ko) * 2005-12-20 2007-02-16 삼성중공업 주식회사 마크 자동용접로봇의 핸들링 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050041319A (ko) * 2003-10-30 2005-05-04 대우조선해양 주식회사 마킹시스템
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