JPS63132961A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPS63132961A
JPS63132961A JP27881386A JP27881386A JPS63132961A JP S63132961 A JPS63132961 A JP S63132961A JP 27881386 A JP27881386 A JP 27881386A JP 27881386 A JP27881386 A JP 27881386A JP S63132961 A JPS63132961 A JP S63132961A
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Hirotada Shinomiya
四ノ宮 啓正
Kazuo Kitamura
喜多村 一生
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は樹脂組成物に関し、更に詳しくは機械的強度に
優れ、線膨張係数が小さく、かつ自動車外板用の鋼板と
同時塗装(以下、オンライン塗装という)が可能な自動
車外板の成形に好適に使用できる樹脂組成物に関する。
〈従来技術〉 従来、自動車外板には鋼板が使用されてきたが、近年、
軽」化、防錆性、デザインの自由性などの点から、車体
の一部をプラスチック化する動きが活発になっている。
一般に自動車外板は、機械的強度、耐熱、耐寒性1寸法
安定性、耐薬品性、外観等に優れることが要求される。
そして、一部にはポリカーボネートとABS樹脂のアロ
イが実用化されているが、それから成形した成形品は、
耐熱性が不充分であるために、オンライン塗装ができず
、別に低温焼付用の塗装ラインを必要とし、また、温度
変化に対する寸法安定性が必ずしも充分でないという問
題があった。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、機械的強度に優れ、線膨張係数が8 
x 10’5υ/α℃以下で、かつオンライン塗装が可
能な成形品の成形に適した樹脂組成物を提供することに
ある。
〈発明の構成〉 本発明は、 (A)芳香族ポリカーボネート  5〜92重量%(B
)ポリブチレンチレフタレ−8 5〜92重層% (C)ブタジェン由来の繰返し単位を含有するゴムの存
在下で、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル及
び芳香族ビニル化合物より成る群から選ばれた2種以上
のモノマーを共重合して得られる弾性共重合体3〜20
重量%より成る樹脂成分の合計100重量部当り、(D
)タルク、珪藻土、マイカ、炭酸カルシウム。
ガラスピーズ、ガラスフレーク、及びL/D≦10の無
機繊維より成る群から選ばれた1種または2種以上の充
填材0.3〜40重量部および (E)比表面積(BET式低温窒素吸着法による)が1
50′nt/9以上で、かつ、吸油量が50〇−/ 1
00i以−Fのカーボンブラック 1〜15重量部 を配合して成る樹脂組成物である。
本発明において使用する芳香族ポリカーボネート(A)
は、2価フェノールより誘導される平均分子間10,0
00〜100,000、好ましくは15,000〜60
.000のポリカーボネートであり、通常2価フェノー
ルとカーボネート前駆体との溶液法あるいは溶融法で製
造される。2価フェノールの代表的な例を挙げるとビス
フェノールA [2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン)]、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
ニル)プロパン等がある。好ましい2価フェノールはビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン系化合物、特に
ビスフェノール八である。2価フェノールは単独で、あ
るいは2種以上混合して使用することができる。
また前記カーボネート前駆体としてはカルボニルハライ
ド、カーボネート、あるいはハロホルメート等を挙げる
ことができる。代表的な例としては、ホスゲン、ジフェ
ニルカーボネート、21曲フェノールのジハロホルメー
ト及びこれらの混合物が挙げられる。芳香族ポリカーボ
ネートの製造に際しては、適当な分子ff1li1節剤
、分岐剤、触媒等も使用できる。
本発明におけるポリブチレンテレフタレート(B)は、
テレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘導体とテト
ラメチレングリコールあるいはそのエステル形成性誘導
体とテトラメチレングリコールあるいはそのエステル形
成性誘導体を主原料として綜合反応させて得られる重合
体であり、さらにはテレフタル酸の30モル%以下を他
の芳香族ジカルボン酸類にJ5きかえ、あるいはテトラ
メチレングリコールの30モル%以下を他の脂肪族ジオ
ール類、脂環式ジオール類におきかえた共重合体である
。この様な共重合体に使用される芳香族ジカルボン酸と
しては、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などを
挙げることができる。
また、ジオールの例としては、テトラメチレングリコー
ル以外のポリメチレン−α、ω−ジオール類、ネオペン
チルグリコール、ジエチレングリコールなどを挙げるこ
とができる。本発明において使用されるポリブチレンテ
レフタレートの分子量は、特に限定されないが0−クロ
ルフェノールを溶媒として、25℃で測定した極限粘度
が0.2〜2.0種度のものが好ましく使用できる。
(C)成分の弾性共重合体は、ブタジェン由来の繰返し
単位を含有するゴムの存在下で、メタクリル酸エステル
、アクリル酸エステル及び芳香族ビニル化合物より成る
群から選ばれた2種以上の七ツマ−を共重合して得られ
るものである。ブタジェン由来の繰返し単位を含有する
ゴムの例としては、ポリブタジェン、ブタジェン−スチ
レン共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体
ブタジン−アクリル酸エステル共重合体等を挙げること
ができる。メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル
としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸オクチル等を挙げることができる。また芳香族ビ
ニル化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化
スチレン等を挙げることができる。
これらの弾性共重合体は、塊状重合、溶液重合。
懸濁重合、乳化重合のいずれの重合法で製造しても良く
、また共重合の方式として一般グラフトでも多段グラフ
トでも差支えない。また製造の際に副生ずるグラフト成
分のみのコポリマーとの混合物であっても良い。さらに
2種以上の弾性共重合体の混合物であっても良い。これ
らの弾性共重合体は、市販されており、容易に入手する
ことが可能である。例えば、鐘ケ渕化学■のカネエース
Bシリーズ(例えばB−28,B−56等)、カネエー
スPAシリーズ(例えばPA−20)、三菱レーヨン■
のメタブレンC−223,さらには呉羽化学■のHIA
−15,BTAシリーズ等を挙げることができる。
(D)成分のタルク、シリカ、珪藻土、マイカおよび炭
酸カルシウムは容易に入手できる一般的な無機粉末であ
る。ガラスピーズおよびガラスフレークも市販されてい
るが、好ましくはその粒径が50μ以下のものである。
無機粉末を使用するときはシランカップリング剤を使用
することが望ましい。また、無機繊維は例えばガラスm
u、ボイスカが挙げられる。L/D≦10のガラス繊維
は一般にガラスパウダーとして市販されており容易に入
手可能である。L/D>10の無機繊維では、繊維の配
向による異方性が現われ、自動車外板用には使用できな
い。特に温度を上げた時成形品にソリが発生することが
ある。
本発明において使用される(E)成分のカーボンブラッ
クは比表面積(BET式低温窒素吸着法による)が15
0ml/9以上でかつ、吸油量が500ml/ 100
g以上のカーボンブラックである。
より好ましくは比表面積が500Tml/g以上で、吸
油mが500ml/ 1009以上のものである。
かかるカーボンブラックの例としては導電性カーボンブ
ラックとして市販されているもの(例えばライオンアク
ゾ[JケッチェンブラックEC。
キャボット社製パルカンX C−72ブラツクバール2
000、電気化学工業■製デンカブラック、デグサ社製
プリンテックスし、同L−50など)、その他、ナフサ
などの炭化水素を水蒸気および酸素の存在下部分酸化し
て、水素および一酸化炭素を含む合成ガスを製造する際
に副生するカーボンブラック。
あるいはこれを酸化処理したカーボンブラックなどがあ
げられる。理由はあきらかでないが、比表面積が150
7F!/9未満、或は、吸油量が500d /100g
未満のカーボンブラックでは、本発明の効果は得られな
い。
本発明の樹脂組成物は、前記の5種の成分を混合するこ
とにより製造される。混合割合は、成分(A)が、5〜
921ffi%、 成分(B) カ5〜92重最%、成
分(C)が3〜20重量%から成る樹脂成分の合計10
0重量部に対し、成分(D)が、0.3〜40重量部お
よび成分(E)が1〜15重量部である。
上記樹脂の配合において成分(A)が5垂G%未満では
、機械的特性、熱的特性(例え°ば熱変形温度)が悪く
、また、92重量%を超えると成形性が悪くなる。成分
(B)が5重量%未満では成形性が悪く、また、92重
量%を超えると、機械的特性、熱的特性(例えば熱変形
温度)が悪(なる。
成分(C)が31量%未満ではアイゾツトノツチ付イン
パクトの値が低く、また、20重量%を超えると機械的
性質(例えば引張強°度1曲げ強度)および熱的特性〈
例えば熱変形温度〉の低下が大きく、実用的でない。樹
脂成分100重量部に対し、成分(D)が0.3重量部
未満では、線膨張係数を8×10″5CIII/υ/℃
以下にすることができず、また40重量部を超えると、
機械的性質(特に耐衝撃性が低下し、実用に適さない。
成分(E)が1重量部未満では、線膨張係数を8 X 
10’ ca/cts/ ”C以下にすることができず
、また15重開部を超えると、機械的性質の低下が著し
い。5種の成分の混合割合が上記の範囲内であれば、機
械的性質および線膨張係数とも満足できる値を示し、オ
ンライン塗装に耐える耐熱性を有するが、さらに好まし
い混合割合は(A)成分10〜65重量%、(B)成分
30〜85重量%、(C)成分5〜20重量%から成る
樹脂成分100重量部に対し、(D)成分0.4〜20
重量部および(E)成分1〜7重量部である。
上記(A)、(B)、(C)、(D)および(E)成分
から成る樹脂組成物は、それだけでも十分な衝撃強度を
有しているが、さらにポリオレフィンを0.5〜7重量
部添加することにより、更に耐衝撃性を向上させること
ができる。好ましいポリオレフィンとしては、低密度ポ
リエチレン。
高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペン
テン−1,エチレン−プロピレン共重合体などでる。
熱可塑性樹脂で成形される自動車外板においては、成形
性1機械的性質、耐溶剤性などに優れ線膨張係数が小さ
く、かつ特に、オンライン塗装を行なうために、一定水
準以上の耐熱性が必要である。この耐熱性の評価法とし
ては、一般に、平板を片持ハリで水平に支持し、高温雰
囲気下に保持した時ハリの先端が水平位置からどれくら
い垂れ下がったかをみる方法が適当である。オンライン
塗装における塗料の焼付条件は、使用する塗料にもよる
が、雰囲気温度は150℃、保持時間は1時間とすれば
充分であるので、本発明者はハリの長さ重量00a 、
 重量2.5m 、厚さ3.2mとし、150℃の雰囲
気下に1時間保持した後のハリの先端の垂れ下がり)長
(以下垂下長という)が7m以下であれば合格とする試
験方法を案出した。もちろん、垂下長は小さい程好まし
い。垂下長が7mm+を超えるものは、オンライン塗装
の際に変形を生ずるので適当でない。
本発明の樹脂組成物は、これら5種の成分をタンブラ−
、プレンダー、ナウターミキサ−、パンバリミキサー、
混線ロール、押出機等の如き混合機により混合して製造
することができる。更に本発明の目的を損わない範囲内
で、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルスルホン、
ポリエーテルイミド、ポリエチレン、ABS樹脂等の他
樹脂。
安定剤、M化防止剤、低分子量ポリエチレン系のワック
ス或いはエステル系の離型剤、紫外線吸収剤などを添加
しても良い。
〈発明の効果〉 かくして得られる本発明の樹脂組成物は周知の種々の成
形方法、例えば射出成形、押出成形、圧縮成形、゛回転
成形等に適用できるが、特に自動車外板成形品の射出成
形に適している。この様にして得られた成形品は、低い
線膨張係数を有し、金属部品と組合せた時の温度変化に
よる変形が小さく、オンライン塗装が可能であって、自
動車外板として有効に使用することができ、工業的に見
て有用な材料である。
以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
〈実施例1〜5および比較例1〜5〉 芳香族ポリカーボネート(表中、PCと書り)、ポリブ
チレンテレフタレート(表中、PBTと裏く)を120
℃にて6時間以上乾燥後、第1表に示す配合割合にV型
ブレンダーを用いてブレンドし、押出1m(30#II
IIφベント式押出機V S K −30(ナカタニ■
)を用い、シリンダ一温度260℃にてペレット化し、
樹脂組成物ペレットを得た。このベレットを120℃で
5時間以上乾燥後、射出成形機(東芝I S −908
型)を用い、シリンダ一温度250℃、金型温度70℃
の条件で成形し、物性試験片、垂下長測定用板(130
重量重量X 12.5MX 3.21+重量1X )お
よび線膨張係数測定用角板(150s+ X 150m
 X3#)を成形した。
測定して得られた結果を表1に示す。
PC:余人化成(掬 パンライトL−1250PBT:
帝人■ボ:リブチレンテレアタレートCH−70■B−
28:鐘ケ渕化学掬 MBS樹脂 B−56:  同上 C−223:三菱レーヨン@J MBS樹脂メタブレン
HIA−15:呉羽化学■ アクリレート・ジエン系弾
性重合体BTA−IN:呉羽化学■ MBS樹脂PE:
三井石油化学−三井日石ポリエステルHD2100Jp
タルり:日本タルトり■ ミクロエースシリカ:東海工
業■ 珪藻土:昭和化学■ マイカ:白石カルシウム■ シルクロンGF (L/D
/h):日東紡■ ガラスパウダー、L/D:約8GF
(L/D大):日東紡■ チョブドストランド、L/D
:約(9)ケッチェンブラック:ライオンアクゾ(■ 
ケッチェンブラックEC。
BET法比法面表面積1000m/9油fa1300a
d!/ 100gデンカブラック:電気化学工a1.B
ET法比表面積970重量1/ 1009゜吸油ffi
 930ai!/ 1009ブラックパール:キャボッ
ト社 ブラックパール2000. BET法比法面表面
積1475Tml/9油it 900ai!/ ioo
g以上MA−100:三菱化成■、BET法比面積13
4尻/g、吸油量101ml/ 1009測定項目の単
位は次のとおりである。
垂下長            =[IIM]線膨張係
数          :[×10″5cIR/CIi
/℃]Imp (1/8 ” 、ノツチ、23℃):[
Kg「・17cm1手  続  補  正  書 昭和62年3月−日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)芳香族ポリカーボネート5〜92重量%(B)ポ
    リブチレンテレフタレート 5〜92重量% (C)ブタジエン由来の繰返し単位を含有するゴムの存
    在下で、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル及
    び芳香族ビニル化合物より成る群から選ばれた2種以上
    のモノマーを共重合して得られる弾性共重合体3〜20
    重量%より成る樹脂成分の合計100重量部当り、(D
    )タルク、珪藻土、マイカ、炭酸カルシウム、ガラスビ
    ーズ、ガラスフレーク及びL/D≦10の無機繊維より
    成る群から選ばれた1種または2種以上の充填材0.3
    〜40重量部および(E)比表面積(BET式低温窒素
    吸着法による)が150m^2/g以上で、かつ、吸油
    量が500ml/100g以上のカーボンブラック1〜
    15重量部 を配合して成る樹脂組成物。
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