JPS63132872A - 4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−ピロリジンアセトニトリル及びその製造方法 - Google Patents

4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−ピロリジンアセトニトリル及びその製造方法

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JPS63132872A
JPS63132872A JP27866886A JP27866886A JPS63132872A JP S63132872 A JPS63132872 A JP S63132872A JP 27866886 A JP27866886 A JP 27866886A JP 27866886 A JP27866886 A JP 27866886A JP S63132872 A JPS63132872 A JP S63132872A
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oxo
hydroxy
pan
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JP27866886A
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English (en)
Inventor
Shinobu Iriuchijima
入内島 忍
Takahito Masuda
隆仁 増田
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−ピロリジ
ンアセトニトリ/L/(以下PANと略記する)及びそ
の製造方法に関する。このPANはそれ自体脳代謝改善
剤として有用であると共に、他方において、オキシツセ
タム(4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−ピロリジンア
セトアミド、脳代謝改善剤)の原料となる有用な化合物
である。
〔従来の技術〕
本発明のPANは文献未記載の化合物であって、その製
造方法は知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、新規化合物であるPAN及びそれを安
価な原料を用い容易な操作にょシ短い工程で製造する方
法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明はPANに関
する。
そして、本発明の第2の発明はPANの製造方法に関す
る発明であって、44−エポキシ酪酸アルキル又は4−
へロー3−ヒドロキシ酪酸アルキルにグリシノニトリμ
を反応させることを特徴とする。
本発明方法を反応式で示せば次のようになる。
Co2RCo2R [I]      (n)     (I[[]C)(
2CN [IV] (式中Xはハロゲン、RはアlV’flv基を意味する
) 上記反応はグリシノニトリμのアミノ基が酪酸誘導体(
■又は■)の1位の力μボニル基と4位の末端炭素に反
応して環形成し、目的物であるPAN(IV)が生成し
たものと推定される。
本発明方法の原料となる4−ハロー3−ヒドロキシ酪酸
アルキルはエビクロロヒドリンの力μボニル化反応(特
開昭56−68644号公報)又は4−ハロー3−オキ
ソ酪酸アルキルの還元によって容易に製造することがで
きる。また、へ4−エポキシ酪酸アルキルは4−ハロー
3−ヒドロキシ酪酸アルキpの脱塩化水素反応〔ジャー
ナル オプ オーガニック ケミストリー(J、 Or
g、 Chem  )第32巻、第3888頁(196
7))又は5−ブテン酸アμキμのエポキシ化反応(特
開昭60−208957号公報)によって得られる。原
料となる前記2種の化合物中のアμキ/L/基としては
、メチル、エチル、プロピμ、ブチル、イソブチル、オ
″クチμのような炭素数1〜8のアルキル基が好ましい
。更に、もう一方の原料であるグリシノニトリルは、市
販品として容易に入手しえるグリシノニトリμ半硫酸塩
の結晶又は水溶液を用いることができる。
本発明の方法を実施するに当っては溶媒の使用が望まし
く、該溶媒としては、水、メタノール、エタノールのよ
うなプロトン性溶[、アセトンのよりなケトン系溶媒、
テトフヒドロフランのようがエーテル系溶媒、ジメチμ
ホ/I/Jアミドのような非プロトン性極性溶媒及びそ
れらの混合溶媒を用いることができるが、プロトン性溶
媒又はそれらを含む混合溶媒が望ましい。
また、4−ハロー3−ヒドロキシ酪酸アルキμを原料と
して用いる場合には塩基の使用が望ましく、該塩基とし
ては炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムのようなアル
カリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの
ようなアルカリ金属水酸化物、水酸化力μシウム、水酸
化マグネシウムのようなアルカリ土類金属水酸化物、ト
リエチルアミン、ピリジンのような有機塩基を用いるこ
とができるが、アルカリ金属法酸塩が好ましい。使用量
は1当量前後である。
また、一般にグリシノニトリμをその酸塩として用いる
場合にはグリシノニトリルを遊離させるために、その酸
と同当量の前記塩基を更に用いることが望ましい。用い
るグリシノニトリルの量は酪酸類(I又は■)に対して
0.8〜1.3当量が好結果を与える。反応温度は60
〜150℃、中でも70〜100℃が望ましく、反応時
間は温度により1〜10時間である。
〔実施例〕
以下、実施例及び参考例によシ、本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1 5.4−エポキシ酪酸メチA/(5,8g、0.05モ
/v)に、37チグリシノニトリμ半硫酸塩水溶液(1
a46g、’H2N CHz 0 N ” ’/2 H
z S 04として&83p、α065モル)及び炭酸
水素ナトリウム(5,46g、α065モ/L/)を加
え、80℃で3時間、かくはん反応させた。反応後、冷
却し、かくはんしながらアセトン(100@/)を加え
、5分かくはんした。静置後アセトン′層を分けとり、
ガスクロマトグラフィー(以下GCと略す)〔フルオキ
シレート−K (Fluoxylate−K)1%、ユ
ニポー) HP (Unfport HP )100/
120、カフム長0.5m、110℃(1分)、16℃
/分昇温、230℃、RT&11分〕によってPANを
定量したところ、五78g(収率54チ)であった。
アセトン溶液を濃縮し、酢酸メチ/l/(50ffj)
を加えて20分かくはんした。静置後、酢酸エチル層を
分けとシ濃縮した。この濃縮物を水(2Cld)に溶か
し、アンバーライトIR−120(−8o、H型)に供
給し、水で溶出した。
溶出液を集めて濃縮した。濃縮物に酢酸メチp(50m
g)を加え20分かくはんした。静置後、酢酸エチル層
を分けとシ濃縮した。濃縮物を蒸留しPANを得た。
沸点 187℃/ 115 Torr。
赤外線吸収スペク)A/(液膜):5370.2950
.2240(CミN)、1680.1270cIn−1
゜ 核磁気共鳴スペクト/l/ (CD3SOCD、 )δ
:2.36(2H,ABX系のABバート、J=2.5
.6.17Hz)、五45(2H1ABX系のABバー
ト、J=2、&5.10Hz)、4.34(2H,S)
、 ca、4.5  (I  H,m  )、5.28
(IH% brs)。
PAN (19,7,141rL:e、/l/ )をピ
リジン(5−)に溶かし、塩化へ5−ジニトロペンシイ
#(1,65II、 7.14mモル)を加え室温で一
晩かくはんした。濃縮後、水を加え6NH2So。
で酸性とし酢酸メチμで抽出した。酢酸エチル層を希炭
酸水素ナトリウム水で洗い脱水濃縮した。濃縮物を塩化
メチレンに溶かし、ンリカゲμクロマトグラフィーを行
った。塩化メチレンで溶出した後、酢酸メチμを1.2
.5チ含有した塩化メチレンで溶出した。酢酸エチルを
5チ含有した塩化メチレンで溶出した部分を集め濃縮し
た。濃縮物を冷凍室に一晩放置したところ結晶したので
、少量のアセトンに溶かしエタノ−pを加えて冷凍室に
一晩おくことによって再結晶し、4−(45−ジニトロ
ペンシイμオキシ)−2−オキソ−1−ピロリジンアセ
トニトリμを得た。
融点 140〜141℃ 元素分析値 Cl5H1ON4 o、として計算値:C
14&71;Hl 五〇2;N11&76゜実測値: 
C,4&80 ;H12,80;N、 1a4゜チ。
赤外線吸収スペクトル(ヌジョーA/ ) : 175
0.1 54 ロ 、  1 458 、 1 342
 、 1 272.1160.722 cm−”。
核磁気共鳴スペクト/L/(CD3SOCD、 )δ:
2.85 (2H,ABX系+7)ABバート、J−3
、&5.18Hz)、五85(2H,ABX系のABバ
ート1.T−2,5,5,11,5Hz)、a、a2(
2H,s)、a62(IH,m)、a80〜9.10(
3H)。
実施例2 44−エポキシ酪酸メチμ(1,16g、(LO1モ/
I/)ニ、37チグリVノニトリp半硫酸塩水溶液(2
,84g、α01モN)及び炭酸水素ナトリウム(Q、
84p、[LO1モ/L/)を加え、90℃で3時間、
かくはん反応させた。反応後、冷却し、かくはんしなが
らアセトン(20d)を加え5分かくはんした。静置後
、アセトン層を分けとりGCによりPANを定量したと
ころ、[1,69g(収率49チ)であった。
実施例5 44−エポキシ酪酸メチpの代りに44−エポキシ酪酸
イソブチ/%/(1,58g、!101モル)を用いた
ほかは実施例2と同様に行い、同様のPANを1709
(収率50チ)を得た。
実施例4 4−クロロ−5−ヒドロキシ酪酸メチp(7,625f
j、1llL05モ/L/)に、37チグリシノニトリ
ル半硫酸塩水溶液(14,2g、Q、05モ/I/)及
び炭酸水素ナトリウム(a4g、nuモ/1/)を加え
、80℃で3時間、かくはん反応させた。反応後、冷却
し、かくはんしながらアセトン(100d)を加え10
分かくはんした。
静置後、アセトン層を分けとりGCによυPANを定量
した。2.25g(収率32チ)であった。
IR及びNMRスベクI−ル分析により、とのPANは
実施例1で得られたものと同一であることを確認した。
実施例5 炭酸水素ナトリウムの代りに炭酸ナトリウム(5,sg
、0.05モ〃)を用いたほかは実施例4と同様に行い
、GCによpPANを定量したところ、2.18 jj
 (収率31チ)であった。
実施例6 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸メチ〜(7625g、
Q、05モ/I/)に、!57%グリシノニトリル半硫
酸塩水溶液(14,2ダ、(105モA/)、水(25
d)及び炭酸ナトリウム(5,59,0,05モル)を
加え、80℃で3時間、かくはん反応させた。その後、
実施例4に準拠して処理を行いGCによ、9PANを定
量したところ、z4bg(収率35チ)であった。
実施例7 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸メチμ(1,665,
9,Q、01モ/L’)に、グリシノニトリμ半値酸塩
(1,059、[11,01モ/1/)、水(7rnt
)及び炭酸水素ナトリウム(1,68,9,0,02モ
/L/)を加え、80℃で3時間、かくはん反応させた
。反応後、冷却し、アセトン(20d)を加え10分か
くはんした。アセトン層を分けとりGCによってPAN
を定量した。
0.49/i (収率35チ)であった。
参考例1 実施例1によって得られたPAN(1p、7、14 m
モ/L/)に濃塩酸(1,41nt)を加え室温で1時
間かくはんした。その後、氷冷しかくはんしながらエタ
ノ−/L/(9d)を加え5分かくハンした。オキシラ
セタムの結晶母を加えて一晩冷凍室に保存した。晶出し
たオキシヲセタムを集めて150g(44チ)を得た。
メタノールに熱して溶かした後、冷凍室に保存し再結晶
を行った。
融点 162〜164℃(特公昭58−22034号公
報では、161〜163℃)核磁気共鳴スペクト/l/
 (CD、 5OCD、 )  δ:2.32 (2H
%ABX系(DABパート、J=3、6、17Hz)、
 五4 5  (2H,ABX系のABバート、J=2
.15.10Hz)、18 5  (2HS ABqS
 J:1 7Hz)  、4.34(IH,7FL)、
 !t20(IHX br  s)、7.1 3(IH
,br  s  )、 7.50(1H%brS )。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明により、医薬又はその原料
として有用な新規な化合物であるPANを容易に得るこ
とができる。この1つの要因は、原料のグリシノニトリ
ルの入手が容易である点にある。これに伴って、オキシ
ラセタムも、製造困難なグリシンアミドを用いる方法よ
シも、より容易にうろことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されることを特徴とする4−ヒドロキシ−2−オキ
    ソ−1−ピロリジンアセトニトリル。 2、3,4−エポキシ酪酸アルキル又は4−ハロ−3−
    ヒドロキシ酪酸アルキルにグリシノニトリルを反応させ
    ることを特徴とする4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−
    ピロリジンアセトニトリルの製造方法。
JP27866886A 1986-11-25 1986-11-25 4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−ピロリジンアセトニトリル及びその製造方法 Pending JPS63132872A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5974275A (en) * 1996-02-22 1999-10-26 Asaki Kogaku Kogyo Kabushiki & Dai Nippon Printing Co., Ltd. Quality assessment device
KR100461859B1 (ko) * 2002-04-23 2004-12-14 주식회사 바이넥스 옥시라세탐의 제조방법
KR100440494B1 (ko) * 1998-07-24 2005-03-08 삼성정밀화학 주식회사 광학활성을 갖는 (s)-옥시라세탐의 제조방법
US6918375B2 (en) 2001-08-15 2005-07-19 Usui Kokusai Sangyo Kaisha, Ltd. Method of controlling pulsation resonance point generating area in opposed engine or in-line engine

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