JPH0129191B2 - - Google Patents

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JPH0129191B2
JPH0129191B2 JP57106634A JP10663482A JPH0129191B2 JP H0129191 B2 JPH0129191 B2 JP H0129191B2 JP 57106634 A JP57106634 A JP 57106634A JP 10663482 A JP10663482 A JP 10663482A JP H0129191 B2 JPH0129191 B2 JP H0129191B2
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JP
Japan
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isosorbide
anhydride
nitrate
carbon atoms
acylate
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JP57106634A
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JPS584785A (ja
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Sutosu Peetaa
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HAINRITSUHI MATSUKU NATSUKU
Original Assignee
HAINRITSUHI MATSUKU NATSUKU
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Publication date
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Publication of JPS584785A publication Critical patent/JPS584785A/ja
Publication of JPH0129191B2 publication Critical patent/JPH0129191B2/ja
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/04Ortho-condensed systems

Description

【発明の詳細な説明】
心臓病における有機ニトロ化合物の使用は現在
一般的に受け入れられている治療技術である。最
初は、ニトログリセリンが狭心症の発作を止める
事をできる事が発見され続いてこの治療法は予防
処置にまで拡張された。それゆえ、同様の効果を
持ちしかも作用の長い持続時間を持つ他の物質の
探索がなされてきた。この観点から合成され試験
された多数の物質の中でイソソルバイドジニトレ
ート(ISDN)が最も意にかなつた物質であつ
た。しかしながら、作用の長い持続時間を持つニ
トレートは引き続いて必要とされている。 ISDNの短い半減期の理由は、肝臓における速
やかな酵素的な生物的変換の為である事が認めら
れている。代謝過程において、イソソルバイド2
−ニトレート(2−ISM)、イソソルバイド5−
ニトレート(5−ISM)、イソソルバイド(IS)
と対応する抱合物が主として生じている(S.F.
SisenwineとH.W.Ruelius、J.Pharmacol.Exp.
Ther.176:269、1971)。 R.L.Wendt(J.Pharmacol.Exp.Ther.180:732、
1972)は2−ISMと5−ISMがニトレート類の典
型的な種類の作用を持つている事を示した。更に
これらの代謝産物は特に、吸収がよくそれゆえ生
物的有効性が増し、明りように長い半減期を示す
点で元の物質より実際的な治療上の利点を持つこ
とが示された。従つて現在のより長い効果を生み
だすのに必要な作用持続の処方の開発はむだな事
になるであろう。しかしながら、今までのところ
モノニトレート特に2−ISMの直接の使用は、困
難でしかも非常に高くつくこの化合物の合成法の
為妨げられている。 I.G.CsizmadiaとL.D.Hayward(Photochem、
Photobiol:657、1965)によるとイソソルバイ
ドの部分ニトロ化により2−ISMが合成される。
しかしながらこの場合生じる混合物は5−ISM、
ISDNとISを含んでおり2−ISMは少量含まれて
いるにすぎない。混合物のカラムクロマトグラフ
イーにより2−ISMを得る事ができるが、低収率
で時間がかかりしかも高価な分離法の為、この方
法は実際上重要でない。 他の方法(M.Anteunisら、Org.Magnet.
Resonance:693、1971)では最初ISをISDN
に変換し、その後部分加水分解して前に述べた
ISDN、2−ISM、5−ISMとISの混合物を得て
いるが、その分離と精製は経済的に受け入れられ
る方法では実行できない。 ドイツ公開文書番号2751934と対応する米国特
許番号4056488では以下の様な工程が記載されて
いる:ISを酸触媒存在下酸ハロゲン化物あるいは
酸無水物でアシル化を行い、IS、IS2−アシレー
ト、IS5−アシレートとIS2,5−ジアシレートの
混合物を得る。続いてのニトロ化の段階で爆発の
危険がある事が知られているISDNの生成を避け
る為この混合物からISを抽出する。残つたIS2−
アシレート、IS5−アシレートとIS2,5−ジアシ
レートの混合物を硝酸でエステル化すると、IS2
−アシレート5−ニトレート、IS5−アシレート
2−ニトレートとIS2,5−ジアシレートの混合
物を得る。この混合物より、部分加水分解により
2−ISM;5−ISMとISの混合物を得る。ISを再
び抽出により除き、残つた混合物を適した溶媒か
ら再結晶して2−ISMを分離する。この方法によ
つても目的の2−ISMは中程度の収率でしか得ら
れない(理論量の24%)。 以上記したすべての工程は、2−ISMの選択的
合成が不可能という事実で特徴付けられる;とい
うより混合物が必ず得られ、それは続いて個々の
成分へ適当な分離方法により分離される。この様
な操作の様式は骨が折れしかも高価につく。各々
の場合2−ISMの単離は低収率であり、それ故商
業的製造ができない。 2−ISMの選択的製造の最初の工程はドイツ公
開文書番号2903983に記載されている。この工程
に於いては、イソマンナイドをトリフルオロメタ
ンスルホン酸のハロゲン化物あるいは無水物によ
りイソマンナイド2−トリフルオロメタンスルホ
ネートに変換する。この生成物とアルカリ金属硝
酸塩、アルカリ−土類硝酸塩あるいは有機ニトロ
化合物との反応により環の2−炭素原子の立体配
置が逆になつた目的の最終生成物を得ている。 前に記した方法に比べこの工程はただ連続する
2つの反応段階の結果限定された生成物を得ると
いう利点を明らかに持つている。しかしながら、
経済的観点からはもつと望まれる点がある。即ち
出発原料として用いたイソマンナイドは現在入手
がかなり困難でありまたイソソルバイドよりかな
り高価である。反応に必要な化学薬品もまた断然
高価である。最後に、示された例により達成され
た総収率は理論量のただの約13%にすぎない。こ
の結果この方法も同様に、工業的工程には適さな
い。 ゆえに、簡単に入手できる出発原料を用いる事
ができ目的とする化合物を適度な価格の化学薬品
を使用する事で合成できかつ以前の技術より高い
収率を持つ2−ISMの製造工程はいまだ必要とさ
れる。 本発明の目的はそのような利点を持つイソソル
バイド2−ニトレートの製造方法である。 ISはジオールであるのでアシル化に対し2つの
可能な部位を持つ。それゆえ、アシル化の実験に
おいてIS、IS2−アシレート、IS5−アシレートと
IS2,5−ジアシレートの混合物がいつも得られ
る。このような場合生成物の混合物の組成は合成
方法や反応条件により変化する。しかしながら、
一般に、4つの可能な成分は大体同じ比率で存在
する事が観察されている。 本発明による工程は始めてISのアシル化を異性
体であるIS2−アシレートを有意な量生成せしめ
ずに、IS5−アシレートへの高度の位置選択性を
持つように方向づける可能性を示したものであ
る。これにより後に行うニトロ化やエステル交換
反応を通して異性体を含まない2−ISMを実質的
に製造する事ができる様になる。同時に、純粋な
2−ISMをこれまで知られている方法より高い収
率で単離する事ができる。その結果、始めて2−
ISMの製造が商業的観点から可能になつた。 このように本発明は2−ISMの製造の工程であ
り次の様な段階からなつている: −ISのアシル化、それではアシル基の導入は5−
位置へ高度の位置選択性を持つて起こり、実質
的に異性体を含まないIS5−アシレートが得ら
れる; −この異性体を含まないIS5−アシレートを硝酸
でエステル化しIS5−アシレート2−ニトレー
トを生成する;そして −アシル残基をエステル交換反応により切断す
る。 本発明による工程は次の様に実行される: ISを0.005から0.02モル当量の触媒の存在下1
から2モル当量のカルボン酸無水物でアシル化す
る。アシル化は溶媒なしでもあるいは反応不活性
な溶媒存在下でも進行する。そのような反応不活
性な溶媒として適したものは、酢酸、プロピオン
酸、酪酸そしてそれに類似したもののように相当
するアシル残基を含むようなカルボン酸、それに
加え、クロロホルム、ジクロロメタン、アセト
ン、エチルメチルケトン、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、アセトニトリル、エチレングリコー
ル、ジアルキルエーテルなどのような不活性な溶
媒が使用される。反応は約−50℃から100℃の温
度範囲で行われるが、良好なのは約0℃から30℃
の範囲であり、反応時間として必要とされるのは
数分から100時間であり、良好なのは10から30時
間である。 触媒として使用するのに適したものは周期律表
の第2、3、4、5と8族に属する金属の塩であ
り、一般的に周期2から6へ増すにつれて活性が
上がる。従つて最も効果的な触媒は第6周期に主
にみられる。次のものは例示のために記すもので
ある:カルシウム、ストロンチウム、バリウム、
亜鉛、カドミウム、水銀、インジウム、タリウ
ム、ランタニド、すず、鉛、アンチモン、ビスマ
ス、鉄、コバルト、ニツケルの塩。バリウム、水
銀、鉛とビスマスの塩が良好である。鉛塩は最も
良好である。塩生成に使用する酸は広い範囲にわ
たり、無機酸と同様に炭酸、脂肪族あるいは芳香
族のカルボン酸がある。良好な金属塩としては炭
酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、塩
化物、硝酸塩とリン酸塩がある。 上記の反応に適したカルボン酸無水物として
は、炭素数2から6の直鎖あるいは分枝鎖脂肪族
カルボン酸無水物で良好なのはアセチル、プロピ
オニル、ブチリル、バレリル、カプロイル、イソ
ブチリル、イソバレリルとピバロイルであり;ま
た炭素数6から8の脂環式カルボン酸無水物で良
好なのはシクロペンタンカルボニル、シクロヘキ
サンカルボニルそしてシクロヘプタンカルボニル
があり;そして芳香族カルボン酸無水物で良好な
のは無置換と置換ベンゼンカルボン酸無水物であ
り、ベンゼン置換基としては炭素数1から4の低
級アルキル基、ハロゲン、メトキシそしてニトロ
基であり、最も良好なのはベンゾイル、o−、m
−とp−トルイル、ジメチルベンゾイル、トリメ
チルベンゾイル、メトキシベンゾイル、ニトロベ
ンゾイルとハロゲノベンゾイルである。 上記のISのアシル化により5−アシレートが高
度の位置選択性で実質的に定量的に生成する。上
記の反応で生成する異性体2−アシレートの量は
薄層クロマトグラフイーで検出限界以下であり、
2,5−ジアシレートも有意な量は生成しない。
実際、もし反応を最適な方法で行うと、次の様な
生成物の組成で得られる:約94−96%のIS5−ア
シレート、約3−6%のIS2,5−ジアシレート、
1%以下のIS;IS2−アシレートは検出できない。 この粗生成物から、もし望むなら抽出、蒸留あ
るいは再結晶のような適当な処理と精製により99
%以上の純度でIS5−アシレートを得る事ができ
る。次の反応には、99%以上の純度を持つ精製
IS5−アシレートあるいは選択的アシル化により
得られ分離と精製を行つていない94−96%の含量
である粗IS5−アシレート両方とも直接使用する
事が可能である。 このようにして得たIS5−アシレートを常法に
より硝酸でエステル化し、異性体のIS2−アシレ
ート5−ニトレートあるいはISDNを含まない
IS5−アシレート2−ニトレートを得る。最後に、
最終段階として常法によりエステル交換反応によ
り5−アシル基を除き2−ISMを得る。5−アシ
ル基の切断は、例えばドイツ特許番号2903927に
記載されているような常法により、アルカリ金属
アルコラート存在下炭素数1から3のアルコール
中IS5−アシレート2−ニトレートをエステル交
換反応にかける事により良好に行える。良好な低
級アルコールとしてはメタノールあるいはエタノ
ールがあり、良好なアルコラートとしては炭素数
1から3のナトリウムあるいはカリウムアルコラ
ートがある。 この反応は生じる中間体生成物を単離しそれを
次の段階で使用して実施するか、あるいは中間の
段階で生成する物質を単離する事なくその物質を
得られたそのまゝの形で直接後の処理にかけても
よい。この方法は技術的に簡単で粗生成物を適し
た溶媒から単に再結晶するだけで純粋な形でしか
も高収率で2−ISMが得られることを示してい
る。 以下の実施例を発明の例とする。 実施例 1 146gのイソソルバイド、305gの無水p−トル
イル酸と1リツトルのジクロロメタンの混合物
に、5gの酢酸鉛を加え、室温で40時間撹拌す
る。最初溶解した後反応生成物が後に沈殿してく
る。0℃に冷却後、結晶沈殿物を吸引により取
し、トルエンより再結晶する。210gの5−(p−
トルイル)−イソソルバイドを得る;m.p.160−
162℃。 実施例 2 130gの65%硝酸と400mlの無水酢酸を約15℃と
しニトロ化の混合物を調整する。この混合物に最
初に100mlのジクロロメタンを加え、次に264gの
5−(p−トルイル)−イソソルバイドを少量づつ
加え、その間温度を10−15℃に保つ。その後混合
物を25℃に加熱し、薄層クロマトグラフイーで検
出して完全に変換するまでこの温度で放置する
(約1時間)。混合物に400mlのジクロロメタンと
1リツトルの水を加える。水層を捨て、有機層は
希アンモニア水溶液と十分に撹拌した後分離し、
真空下濃縮する。残査をメタノールから再結晶す
る。収量:290gの5−(p−トルイル)−イソソ
ルバイド2−ニトレート;m.p.93−94℃。 実施例 3 30gの5−(p−トルイル)−イソソルバイド2
−ニトレートを1リツトルのメタノールに懸濁す
る。撹拌しながら、30%ナトリウムメトキシドメ
タノール溶液をアルカリ性反応液を得るまで、即
ち透明な溶液となるまで滴下する。混合物は40℃
で2時間撹拌した後酢酸で中和し、溶媒を真空下
留去する。残査を40℃で1リツトルの水と500ml
の石油エーテルに分散し、水層を分取し、約300
mlまで濃縮する。0℃に冷却すると、イソソルバ
イド2−ニトレートが結晶化してくる。これを
取し、100mlの冷イソプロパノールで洗う。収
量:151g;m.p.53−55℃。 実施例 4 146gのイソソルバイド、150gの無水酢酸と5
gの酢酸鉛の混合物を室温で20時間放置する。ニ
トロ化の混合物は350mlの無水酢酸と130gの65%
硝酸で調整し約15℃に冷却する。この混合物に先
に述べたアシル化混合物を、撹拌し15℃に冷却し
ながら加える。室温で更に2時間撹拌し、300ml
のジクロロメタンと1リツトルの水を加える。水
層を捨て、有機層は希アンモニア水溶液で洗浄し
た後真空下濃縮する。残査を200mlのメタノール
に入れ、10mlの30%ナトリウムメトキシドメタノ
ール溶液を加え、1時間撹拌する。混合物を酢酸
で中和し真空下溶媒を留去する。残査を200mlの
水に溶解し、穏やかに加熱する(20−30℃)。溶
液に活性炭素を加え十分に撹拌し、過し0℃に
冷却する。結晶化するイソソルバイド2−ニトレ
ートを吸引により取し、100mlの氷冷イソプロ
パノールで洗う。収量:151g;m.p.53−55℃。 実施例 5 実施例4に記したのと同じ方法で、下にリスト
したカルボン酸無水物でイソソルバイドのアシル
化を行い示したイソソルバイド−5−アシレート
を得、それは単離する事なく、同様に硝酸でエス
テル化し、メタノールによるエステル交換によ
り、m.p.53−55℃のイソソルバイド2−ニトレー
トへ類似の収率で変換される。 この過程において、液体の無水物は溶媒なしで
反応させ、固体の無水物はジクロロメタン、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリルや
ジメチルホルムアミドのような適した溶媒に溶解
して用いる。
【表】 ン酸
【表】 息香酸 ルバイド
実施例 6 14.6gのイソソルバイド、15gの無水酢酸およ
び0.5gの酢酸水銀(または炭酸バリウム、また
は水酸化ストロンチウム)の混合物を24時間室温
で撹拌した。撹拌終了後、該混合物を、35mlの無
水酢酸と13gの65%硝酸から製造したニトロ化混
合物に10℃に冷却しながら徐徐に加えた。さらに
2時間撹拌後、30mlのクロロホルムと100mlの水
を加えた。水性層から有機層を分離後、希アンモ
ニア水溶液で洗い、真空下に濃縮した。残渣を20
mlのメタノール、次いで1mlの30%ナトリウムメ
チレートメタノール溶液で1時間処理した。該混
合物を酢酸で中和し、溶媒を真空除去した。残留
するシロツプ状物を熱水から再結晶して14gのイ
ソソルバイド−2−ニトレート(融点53−55℃)
を得た。 実施例 7 実施例6の工程に従つて、14.6gのイソソルバ
イド、25gの無水安息香酸および0.5gの炭酸ビ
スマス(または塩化インジウム、または炭酸タリ
ウムまたは塩化ランタン)を使用して13gのイソ
ソルバイド−2−ニトレート(m.p.53−55℃)を
得た。 実施例 8 実施例6と同様にして14.6gのイソソルバイ
ド、18gの無水ブタン酸および0.5gの塩化ニツ
ケル(または塩化コバルト)を処理した。通常の
処理により12.5gのイソソルバイド−2−ニトレ
ート(m.p.53−55℃)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) イソソルバイドを0.005から0.02モル当
    量の周期律表の第2、3、4、5あるいは8族
    から選出した金属イオンの塩の存在下、1から
    2モル当量のカルボン酸無水物と反応させ、 (b) その結果得られるイソソルバイド−5−アシ
    レートを硝酸でエステル化し;そして (c) その結果得られるイソソルバイド−5−アシ
    レート−2−ニトレートを炭素数1から3のア
    ルカリ金属アルコラートの存在下、炭素数1か
    ら3のアルキルアルコールで処理する事により
    イソソルバイド−2−ニトレートへ変換するこ
    とを特徴とする式 のイソソルバイド−2−ニトレートの製造方
    法。 2 上記カルボン酸無水物が炭素数2から6の直
    鎖あるいは分枝鎖アルキルカルボン酸無水物、炭
    素数6から8のシクロアルキルカルボン酸無水
    物、あるいは無置換あるいは置換芳香族カルボン
    酸無水物(上記置換基は炭素数1から4の低級ア
    ルキル基、ハロゲン、メトキシあるいはニトロ
    基)である特許請求の範囲第1項の方法。 3 上記カルボン酸無水物が、無水安息香酸、無
    水トルイル酸、無水ジメチル安息香酸、無水トリ
    メチル安息香酸、無水メトキシ安息香酸、無水ニ
    トロ安息香酸あるいは無水ハロ安息香酸である特
    許請求の範囲第2項の方法。 4 上記金属塩が炭酸塩、重炭酸塩、塩化物、硝
    酸塩、リン酸塩あるいはアシル残基が炭素数2か
    ら6の直鎖あるいは分枝鎖アルキル、炭素数6か
    ら8のシクロアルキルあるいは任意に置換したフ
    エニル(ここで上記置換基はメチル、ジメチル、
    トリメチル、メトキシ、ニトロあるいはハロゲン
    基)カルボン酸塩である特許請求の範囲第1項の
    方法。 5 上記金属塩がカルボン酸塩でありそのアシル
    残基は上記カルボン酸無水物のアシル残基に相当
    する特許請求の範囲第4項の方法。 6 上記金属塩がカルシウム、ストロンチウム、
    バリウム、亜鉛、カドミウム、水銀、インジウ
    ム、タリウム、ランタニド、すず、鉛、ビスマ
    ス、アンチモン、鉄、コバルトあるいはニツケル
    塩である特許請求の範囲第4項の方法。 7 上記金属塩が鉛塩である特許請求の範囲第6
    項の方法。 8 イソソルバイド−5−アシレートを次の反応
    の前に抽出、蒸留あるいは再結晶により精製する
    特許請求の範囲第1項の方法。 9 段階(b)そして/あるいは(c)で得られる生成物
    を次の反応の前に更に精製する特許請求の範囲第
    1項の方法。
JP57106634A 1981-06-22 1982-06-21 イソソルバイド−2−ニトレ−トの製造方法 Granted JPS584785A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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DE19813124410 DE3124410A1 (de) 1981-06-22 1981-06-22 Verfahren zur herstellung von isosorbid-2-nitrat

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JPS584785A JPS584785A (ja) 1983-01-11
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US (1) US4417065A (ja)
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JP (1) JPS584785A (ja)
AT (1) ATE12500T1 (ja)
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DD (1) DD202719A5 (ja)
DE (2) DE3124410A1 (ja)
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