JPH06293700A - 6−クロロサリチル酸の製造法 - Google Patents
6−クロロサリチル酸の製造法Info
- Publication number
- JPH06293700A JPH06293700A JP10620993A JP10620993A JPH06293700A JP H06293700 A JPH06293700 A JP H06293700A JP 10620993 A JP10620993 A JP 10620993A JP 10620993 A JP10620993 A JP 10620993A JP H06293700 A JPH06293700 A JP H06293700A
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- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 農医薬中間体として有用な6−クロロサリチ
ル酸を工業的に有利に製造する。 【構成】 式〔I〕 【化1】 〔式中、Rはカルボキシル基またはシアノ基を表し、X
はハロゲン原子またはニトロ基を表す。〕で表される化
合物を加水分解することを特徴とする式〔II〕 【化2】
ル酸を工業的に有利に製造する。 【構成】 式〔I〕 【化1】 〔式中、Rはカルボキシル基またはシアノ基を表し、X
はハロゲン原子またはニトロ基を表す。〕で表される化
合物を加水分解することを特徴とする式〔II〕 【化2】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農医薬中間体として有
用な6−クロロサリチル酸の工業的に有利な製造法に関
する。
用な6−クロロサリチル酸の工業的に有利な製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】USP−5149357およびChe
m.Pharm.Bull.,1979,27(6),
1468には、次の製造法が開示されている。
m.Pharm.Bull.,1979,27(6),
1468には、次の製造法が開示されている。
【化3】 しかしながら、この反応では工程が長くなってしまう。
【0003】また、J.Chem.Soc.,Perk
in Trans I 1979,2069には、次の
製造法が開示されている。
in Trans I 1979,2069には、次の
製造法が開示されている。
【化4】
【0004】しかしながら、この反応では目的物が微量
得られるだけである。
得られるだけである。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、工業的に有
利に6−クロロサリチル酸を得る製造法を提供すること
を目的とする。
利に6−クロロサリチル酸を得る製造法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式〔I〕
【化5】 〔式中、Rはカルボキシル基またはシアノ基を表し、X
はハロゲン原子またはニトロ基を表す。〕で表される化
合物を加水分解することを特徴とする式〔II〕
はハロゲン原子またはニトロ基を表す。〕で表される化
合物を加水分解することを特徴とする式〔II〕
【化6】 で表される6−クロロサリチル酸の製造法である。本発
明においてRはカルボキシル基の方がより好ましい。
明においてRはカルボキシル基の方がより好ましい。
【0006】反応は、エタノール、エチレングリコール
などのアルコール類と水の混合溶媒中、アルカリ存在下
に100〜200℃、好ましくは110〜150℃に加
熱して加水分解することにより行われる。アルカリとし
ては、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土金属水酸化物
好ましくはアルカリ金属水酸化物であり、10〜55
%、好ましくは40〜50%水溶液を用いる。本発明に
おいて化合物の構造確認は、IR、NMR、MASS、
融点等で行った。
などのアルコール類と水の混合溶媒中、アルカリ存在下
に100〜200℃、好ましくは110〜150℃に加
熱して加水分解することにより行われる。アルカリとし
ては、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土金属水酸化物
好ましくはアルカリ金属水酸化物であり、10〜55
%、好ましくは40〜50%水溶液を用いる。本発明に
おいて化合物の構造確認は、IR、NMR、MASS、
融点等で行った。
【0007】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に具体的に説
明する。
明する。
【0008】実施例1
【化7】 2−クロロ−6−フロロ安息香酸10g(57mmol)
に、エチレングリコール10mlと50%NaOH100
mlを加えてオートクレーブ中、130℃で15時間攪拌
した。反応終了後、室温まで放冷し、塩酸を加え、酸性
にした後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残留物を塩化メチレンで結晶化し目的
物7.1g(収率72%)、mp.169〜171℃を
得た。
に、エチレングリコール10mlと50%NaOH100
mlを加えてオートクレーブ中、130℃で15時間攪拌
した。反応終了後、室温まで放冷し、塩酸を加え、酸性
にした後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残留物を塩化メチレンで結晶化し目的
物7.1g(収率72%)、mp.169〜171℃を
得た。
【0009】実施例2
【化8】 2,6−ジクロロベンゾニトリル10g(52mmol)
に、EtOH50mlと50%NaOH水溶液50mlを加
えて、オートクレーブ中で115℃、71時間攪拌し
た。反応終了後、室温まで放冷し、塩酸を加え酸性にし
た後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し
た。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトにて精
製(溶出液ヘキサン−アセトン 1:1)し、目的物
1.8g(収率20%)を得た。
に、EtOH50mlと50%NaOH水溶液50mlを加
えて、オートクレーブ中で115℃、71時間攪拌し
た。反応終了後、室温まで放冷し、塩酸を加え酸性にし
た後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し
た。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトにて精
製(溶出液ヘキサン−アセトン 1:1)し、目的物
1.8g(収率20%)を得た。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、6−クロロサリチル酸
を簡便に高収率で製造することができる。
を簡便に高収率で製造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 式〔I〕 【化1】 〔式中、Rはカルボキシル基またはシアノ基を表し、X
はハロゲン原子またはニトロ基を表す。〕で表される化
合物を加水分解することを特徴とする式〔II〕 【化2】 で表される6−クロロサリチル酸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10620993A JPH06293700A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 6−クロロサリチル酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10620993A JPH06293700A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 6−クロロサリチル酸の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06293700A true JPH06293700A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=14427771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10620993A Pending JPH06293700A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 6−クロロサリチル酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06293700A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007087504A2 (en) | 2006-01-25 | 2007-08-02 | Wellstat Therapeutics Corporation | Compounds for the treatment of metabolic disorders |
WO2007087505A2 (en) | 2006-01-25 | 2007-08-02 | Wellstat Therapeutics Corporation | Compounds for the treatment of metabolic disorders |
WO2007092729A2 (en) | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Wellstat Therapeutics Corporation | Compounds for the treatment of metabolic disorders |
EP2266946A2 (en) | 2003-02-13 | 2010-12-29 | Wellstat Therapeutics Corporation | Compound For The Treatment Of Metabolic Disorders |
CN106336352A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-18 | 扬州天辰精细化工有限公司 | 6‑氟水杨酸的一种合成方法 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP10620993A patent/JPH06293700A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2266946A2 (en) | 2003-02-13 | 2010-12-29 | Wellstat Therapeutics Corporation | Compound For The Treatment Of Metabolic Disorders |
WO2007087504A2 (en) | 2006-01-25 | 2007-08-02 | Wellstat Therapeutics Corporation | Compounds for the treatment of metabolic disorders |
WO2007087505A2 (en) | 2006-01-25 | 2007-08-02 | Wellstat Therapeutics Corporation | Compounds for the treatment of metabolic disorders |
WO2007092729A2 (en) | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Wellstat Therapeutics Corporation | Compounds for the treatment of metabolic disorders |
CN106336352A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-18 | 扬州天辰精细化工有限公司 | 6‑氟水杨酸的一种合成方法 |
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