JP3030509B2 - 塩化デルフィニジン合成に有用な中間体 - Google Patents

塩化デルフィニジン合成に有用な中間体

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はデルフイニジン及びその塩の合成法:合成中
に生成された新規中間体類および新規中間体の製造法に
関する。
(背景技術) デルフイニジンはアントシアニジンとして知られてい
る種類の物質であり、その塩化物は次の構造式Iをも
つ: アントシアニジンはアントシアニンとして知られてい
る配糖体の形で天然に広く分布しているポリフエノール
性物質であり、そのままで果実及び花の着色の大きな原
因である。アントシアニジンは著しい癒合性又は治癒性
があり更にまた抗炎症性、血管保護性、低脂肪血症、低
コレステリン血症および低血糖症活性をもつ。これらの
領域における製薬用途は本発明者らの特許(GB1589294
およびGB1595351;インヴエル=デラ ベツフア SpA.ミ
ラン)に記載されている。アントシアニジン中デルフイ
ニジンは天然に広く分布している物質の1種であり、薬
理学的に最も活性である。
デルフイニジンはその配糖体誘導体の加水分解によ
り、適当に置換されたフラボン核をもつ天然物質からの
準合成により、又はロビンソン法(W.ブラツドレイ.R.
ロビンソンおよびG.シワルツエンバツハのJ.Chem.Soc.,
793,1930)による完全合成法により製造できる。デルフ
イニジンの知られた完全合成法はスキーム1に示されて
いる。この方法は塩化トリアセチルガロイル(II)とジ
アゾメタンの反応である。えられたジアゾケトン(II
I)はアセトリシスによりω−アセトキシ−3,4,5−トリ
アセトキシアセトフエノン(IV)に変えられ、それは次
いで酸性媒質中でベンゾエート(V)と縮合して保護さ
れたデルフイニジン(VI)となる。塩化デルフイニジン
(I)は(VI)の塩基性加水分解後塩酸酸性として生成
できる。
しかし既知の方法はいづれも工業的規模で実施するの
は困難である。天然フラボノイドシントンからの準合成
法は天然産出発物質の必要量入手困難のため不便であ
り、またロビンソン合成法は安全面で欠点がある。実際
にスキーム1の方法による中間体(IV)の製造は毒性を
もちかつ大規模使用には不安が伴なう爆発性の試薬ジア
ゾメタンの使用を要するのである。
本発明の目的は工業的規模に容易に変更できる反応体
と操作条件を用い高化学純度高収率で生成できる中間体
(IV)及び関連化合物の新規製造法を提供することにあ
る。
(発明の開示) 本発明の方法の1はデルフイニジン及びその塩の優秀
な合成法が3,4,5−トリヒドロキシアセトフエノンを中
間体として合成する方法を含むことによつて達成される
ことを見出したことに基づく。下記するとおり3,4,5−
トリヒドロキシアセトフエノン自体を、既知方法の欠点
を回避した新規方法によつて生成されスキーム1の化合
物(V)又は関連化合物に転化できる。
本発明は式VII: (式中、PgはC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族カ
ルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスルホ
ン酸から誘導される基を表し、そしてLgはC1-6カルボン
酸アシル基を表す)の化合物を式VIII: (式中、Pg′はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
ホン酸から誘導される基を表す)の化合物と反応させて
デルフィニジンを製造する方法において、 (i)式IX: (式中、Pg″はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
ホン酸から誘導される基を表し、そしてAlkは低級アル
キル基を表す)の中間体を加水分解及び脱炭酸に付して
式: の3,4,5−トリヒドロキシアセトフェノンを生成し、次
いで (ii)生成した3,4,5−トリヒドロキシアセトフェノン
に保護基Pgを導入し且つ−COCH3基を−COCH2Lg基に変え
ることにより3,4,5−トリヒドロキシアセトフェノンを
式VIIの化合物に転換することによって、式VIIの化合物
を式IXの中間体から製造することを特徴とするデルフィ
ニジンを製造する方法。
式IXをもつ化合物は新規であり、またそれらの新規製
法及び3,4,5−トリヒドロキシアセトフエノンへの新規
転化法という本発明の更に他の態様をも形成している。
更に本発明の他の態様により3,4,5−トリヒドロキシ
アセトフエノン(X)の製法が提供される。3,4,5−ト
リヒドロキシアセトフエノン(X) は式IX: (式中、Pg″はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
ホン酸から誘導される基を表し、そしてAlkは低級アル
キル基を表す)の化合物を加水分解し脱炭酸して製造さ
れる。
本発明はさらに式XI: (式中、Pg″はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
ホン酸から誘導される基を表し、そしてHalはハロゲ
ン、特に塩素をあらわす)の化合物をジ−低級アルキル
マロネートから得られた式XII: をもつカルボアニオン源と反応させることより成る式I
X: をもつ化合物の製法を提供するのである。
上式の保護基Pg、Pg′及びPg″はヒドロキシル官能基
の知られた保護基でよく、問題の中間体生成又はそのあ
との転化反応いづれにおいても使用反応条件下で安定で
あればよい。したがつて例えばPg、Pg′及びPg″基は例
えばC1-6脂肪族カルボン酸、即ち酢酸、プロピオン酸、
酪酸等、又はC6-10芳香族カルボン酸、例えば安息香酸
から誘導されたカルボン酸アシル基でもよい。またPg、
Pg′およびPg″はスルホン酸、例えばトルエンスルホン
酸、又はベンゼンスルホン酸から誘導されてもよい。
PgとPg″保護基はアセチルが好ましくまたPg′基はベ
ンゾイルがよい。Lgはどんな離脱基でもよいが、C1-6
ルボン酸アシル基が好ましく、アセチルが最もよい。
Alkは直鎖又は分岐鎖低級アルキル基でよいが、メチ
ル又はエチルが好ましい。Halは塩素が好ましい。
式XIをもつ出発物質は公知の方法によつて、例えば保
護基Pg″を導入する様3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸
をエステル化した後トリエステル(XIII): をハロゲン化剤、例えばPCl5又はSOCl2と反応させて製
造できる。
本発明の方法を次のスキーム2及び3によつて示す。
スキーム2は本発明の方法を一般式で示しておりまたス
キーム3は例として特定化合物の反応によつて示してい
る。
スキーム3中のトリアセチル没食子酸塩化物(II)は
知られた合成方法で製造でき、それは非プロトン性溶媒
(例えばテトラヒドロフラン)中でマグネシウム、エタ
ノール及びジエチルマロネート間の反応によりその場で
生成するエチルエトキシマグネシウムマロネートと反応
して新規化合物エチル3,4,5−トリアセトキシベンゾイ
ルマロネート(IX a)となる。これは分離する必要なく
酸媒質中70−100℃に加熱加水分解した後マロン残基を
脱炭酸して直接メチルケトンXが生成される。
望む中間体(IV)はXから触媒として硫酸を含む無水
酢酸中で化合物Xを30乃至50℃に加熱し、ω−臭素化し
かつ90−110℃における臭素の酢酸カリウムによる求核
置換を行なう“ワンポツト”合成法によつて製造でき
る。
生成物(IV)は僅か2つの合成操作(XI a→X→IV)
によつて中間体生成物を分離せずに便利に製造できる。
ロビンソン法と比較して本発明の方法は使用に危険な
い反応体を用いる他の出発物質(II)から高収率(65%
でなく85%)でまた高純度で中間体(IV)を生成できる
利点をもつ。実際この最終利点は普通の精製法では最終
生成物から除去できない副成物を含有しない塩化デルフ
イニジン製造に必要な条件である。
塩化デルフイニジン製造においてIVはフエノール性官
能基(例えば2−O−ベンゾエートV)上適当に保護さ
れているフロログルシンアルデヒドと縮合できる。
保護基除去後塩化デルフイニジンは純粋に高収率(IV
から80%)でえることができて、ロビンソン合成法にお
いて必要なわづらわしい精製操作の必要がない。
次の実施例は本発明を例証するものであるが、これに
より本発明を限定するものではない。
実施例 1. エチル3,4,5−トリアセトキシベンゾイルマロネート(I
X a)の合成 マグネシウムターニング580g、4塩化炭素100ml及び
無水テトラヒドロフラン4の懸濁液を不活性雰囲気中
無水エタノール520mlと共に反応させた。反応混合物を
テトラヒドロフランで稀めジエチルマロネート3.6と
無水エタノール860mlの懸濁液を加えた。溶解がおこつ
たときテトラヒドロフラン中に懸濁したトリアセチル没
食子酸(II)の酸塩化物6.7kgを加え反応混合物を1時
間撹拌還流させた。反応混合物を酢酸エチルでうすめま
た稀硫酸溶液でうすめた。
有機相を分離、水洗し乾燥し少量に濃縮した。残渣に
イソプロピルエーテルを加え晶出したIX aを過捕集し
乾燥した。IX a収量8.96kg(収率96%)融点99−100
℃、M+゜(m/z438において) C20H22O11計算値:C,54.80;H,5.06% 実測値:C,54.32;H,5.10% 実施例 2. IX aからの3,4,5−トリヒドロキシアセトフエノン
(X)の合成 10%硫酸5を含む酢酸15中にIX a6.6kgを加え80
℃で3時間撹拌した。液を水で稀釈し酢酸エチルで抽出
し有機相を真空濃縮し少量とすると晶出しはじめた。冷
却して沈澱を完了させてX2.33kgをえた。(収率92%)
融点178−180℃.M+.(m/z168において) C8H8O4計算値;C,57.11;H,4.79% 実測値:C,57.00;H,4.82%. 実施例 3. IIからの3,4,5−トリヒドロキシアセトフエノン(X)
の合成 トリアセチル没食子酸塩化物(II)6.7kgをマグネシ
ウムターニングとエチルアルコールの存在下でジエチル
マロネート(3.6)と実施例1記載の方法により縮合
させた。反応混合物を酢酸エチルで抽出後有機相を蒸発
させて少量とし、稀硫酸6を含む酢酸20でうすめ80
℃で3時間撹拌した。混合物を水でうすめ酢酸エチルで
抽出し有機相を蒸発乾固した。残渣を酢酸5にとり
過乾燥してX3.1kg(87%)をえた。Xは実施例2に記載
の方法によつてえた生成物と同じであつた。
実施例 4. ω−アセトキシ−3,4,5−トリアセトキシアセトフエノ
ン(IV)の合成 濃硫酸5mlを含む無水酢酸9中にX2.1kgを懸濁させ5
0℃で2時間撹拌した。反応混合物に臭素0.7を滴下し
ながら室温で1時間撹拌反応させた。氷酢酸9を加え
た後無水酢酸カリウム3.6kgを加え100℃に加熱し3時間
撹拌した。反応混合物を氷水中に注入し沈澱を過捕集
し酢酸エチル/シクロヘキサンから晶出させてIV3.9kg
(90%)をえた。融点122℃.M+゜(m/z352において) C16H16O9計算値:C,54.54;H,4.57% 実測値:C,54.32;H,4.60%. 実施例 5. 塩化デルフイニジン(I)の合成 フロログルシンアルデヒド2−O−ベンゾエート
(V)3.6kg及びIV4.6kgを酢酸エチルとメタノールの2:
1混合液中に懸濁させ、これを撹拌しながら塩酸ガスを
とおして飽和させた。混合物の完全な反応と溶解後24時
間放置した。生じた沈澱を過し水酸化ナトリウム2kg
を含む水−メタノール溶液40に撹拌懸濁させた。反応
混合物を0−4℃で1時間撹拌後濃塩酸30中に注入し
た。
生じた固体沈澱を過し稀塩酸で洗いメタノール−濃
塩酸から再結晶させてI3.5kg(収率80%)をえた。HPLC
分析により測定した純度98%以上であつた。
C15H11CO7計算値:C,53.19;H,3.27;C,10.47% 実測値:C,53.26;H,3.30;C,10.51%.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 311/62 C07C 69/00 - 69/96 REGISTRY(STN) CA(STN)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式VII: (式中、PgはC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族カ
    ルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスルホ
    ン酸から誘導される基を表し、そしてLgはC1-6カルボン
    酸アシル基を表す)の化合物を式VIII: (式中、Pg′はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
    カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
    ホン酸から誘導される基を表す)の化合物と反応させて
    デルフィニジンを製造する方法において、 (i)式IX: (式中、Pg″はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
    カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
    ホン酸から誘導される基を表し、そしてAlkは低級アル
    キル基を表す)の中間体を加水分解及び脱炭酸に付して
    式X: の3,4,5−トリヒドロキシアセトフェノンを生成し、次
    いで (ii)生成した3,4,5−トリヒドロキシアセトフェノン
    に保護基Pgを導入し且つ−COCH3基を−COCH2Lg基に変え
    ることにより3,4,5−トリヒドロキシアセトフェノンを
    式VIIの化合物に転換することによって、式VIIの化合物
    を式IXの中間体から製造することを特徴とするデルフィ
    ニジンを製造する方法。
  2. 【請求項2】式IX: (式中、Pg″はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
    カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
    ホン酸から誘導される基を表し、そしてAlkはC1-4アル
    キル基を表す)の化合物を加水分解及び脱炭酸に付すこ
    とを特徴とする式X: の3,4,5−トリヒドロキシアセトフェノンを製造する方
    法。
  3. 【請求項3】加水分解及び脱炭酸反応を酸存在下及び加
    温下において行う請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】加水分解及び脱炭酸反応を50〜100℃の温
    度下において行う請求項2又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】加水分解及び脱炭酸反応を硫酸を含有する
    酢酸溶液中で行う請求項2〜4のいずれか1項記載の方
    法。
  6. 【請求項6】式XI: (式中、Pg″はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
    カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
    ホン酸から誘導される基を表し、そしてHalはハロゲン
    を表す)の化合物をC1-4ジ−低級アルキルマロネートか
    ら誘導されるカルボアニオン源と反応させることを特徴
    とする式IX: (式中、Pg″は上記で定義した通りの意味を表し、Alk
    はC1-4アルキル基を表す)の化合物を製造する方法。
  7. 【請求項7】エノレートアニオン源がエチルエトキシマ
    グネシウムマロネートである請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】エチルエトキシマグネシウムマロネートが
    マグネシウム、エタノール及びジエチルマロネート間の
    非プロトン性溶媒中の反応によりその場で生成される請
    求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】式IXの化合物を請求項6〜8のいずれか1
    項に記載の方法によって生成した後これを請求項2〜5
    のいずれか1項に記載の方法により加水分解及び脱炭酸
    することからなる3,4,5−トリヒドロキシアセトフェノ
    ンを製造する方法。
  10. 【請求項10】Pg及びPg″がそれぞれアセチル基を表
    し、そしてPg′がベンゾイル基を表す請求項1記載の方
    法。
  11. 【請求項11】Pg及びPg″がそれぞれアセチル基を表
    し、そしてPg′がベンゾイル基を表す請求項2〜5のい
    ずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】Pg及びPg″がそれぞれアセチル基を表
    し、そしてPg′がベンゾイル基を表す請求項6〜8のい
    ずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】Pg及びPg″がそれぞれアセチル基を表
    し、そしてPg′がベンゾイル基を表す請求項9記載の方
    法。
  14. 【請求項14】式IX: (式中、Pg″はC1-6脂肪族カルボン酸又はC6-10芳香族
    カルボン酸から誘導されるカルボン酸アシル基又はスル
    ホン酸から誘導される基を表し、そしてAlkは低級アル
    キル基を表す)の化合物。
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