JPS5857354A - 2−アジド−3−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ベンジルエステル及びその製法 - Google Patents

2−アジド−3−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ベンジルエステル及びその製法

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JPS5857354A
JPS5857354A JP57156910A JP15691082A JPS5857354A JP S5857354 A JPS5857354 A JP S5857354A JP 57156910 A JP57156910 A JP 57156910A JP 15691082 A JP15691082 A JP 15691082A JP S5857354 A JPS5857354 A JP S5857354A
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JP
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benzyloxy
serine
benzyl ester
acid
azido
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JP57156910A
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English (en)
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フランツ・エツフエンベルガ−
ゲルハルト・ツオラ−
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Evonik Operations GmbH
Original Assignee
Degussa GmbH
Deutsche Gold und Silber Scheideanstalt
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C247/00Compounds containing azido groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の課題は2−アジド−6−ベンジルオキシノロピ
オン酸−ベンジルエステル及びその製法に関し、この製
法は2−クロル−アクリルニトリルと2倍モル量のベン
ジルアルコールとを反応すせろ一ペンシルオキシー2−
クロルー ゛ゾロピオン鍍−イミノベンジルエステルと
し、これを酸性で鹸化してる一ベンジルオキシー2=ク
ロルーゾロピオン酸−ペンゾルエステルとし、かつ最終
的にアルカリ金属アシドを用いて移相触媒の存在下にク
ロル原子をアジド基と交換することを特徴とする。
新規の2−アシド−6−ベ/ゾルオキシ−ゾロピオン酸
−ペンシルエステルに接触水素添加を行なうことができ
、この際アジド基はアミノ基に還元される。この際使用
する反応条件により直接、選択的に例えば、D、L−セ
リン、0−ベンジル−D、L−セリン、0−べ/ゾルー
D、L−セリン−ベンジルエステル又はり、L−七リン
のアルキルエステル又は相応する塩酸塩を得ることがで
きる。
従って、2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン
酸−ベンジルエステルij:D、L−セリン及びり、L
−セリンの誘導体を製造するための重要な物質である0 従って、本発明のもう1つの課題はり、L−セリン又は
り、L−セリンの誘導体を製造する際の中間生成物とし
て2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ペ
ンシルエステルを使用することである。
本発明による2−アジド−6−ベンジルオキシ−フロピ
オン酸−ベンジルエステルの製法は安くて、安定で、か
つ工業的に容易に取り扱うことのできる2−クロル−ア
クリルニトリルから出発し、すべての反応工程において
高収率が得られる。更に、D、L−セリン又はり、L−
セリンの誘導体に加工する際にも高収率が達せられる。
第1の反応工程においては2−クロル−アクリルニトリ
ルを少なくとも2倍モル量のペンシルアルコールと反応
させる。特に有利であるのは、ペンシルアルコールを過
剰量で、特に使用した2−クロルアクリルニトリル1モ
ルあたり2.1〜10モルの量で使用することが有利で
ある。この反応はアルカリ金属ベンジレートの触媒的影
響下に行なわれ、アルカリ金属ペンジレートヲそのもの
として加えても、又はアルカリ金属とベンジルアルコー
ルとからその場で形成してもよい。特にナトリウムベン
ジレートの使用が有利である。アルカリ金属ベンゾレー
トを、使用した2−クロル−アクリルニトリルに対して
0,5〜50モル係で使用するのがよく、約5モル製置
で使用するのが有利である。
反応の有利な温度範囲は一65°C〜+80°C1特に
O〜+5℃である。この第1の反応工程においては2−
クロル−アクリルニトリルを6−ベンジルオキシ−2−
クロル−プロピオン酸−イミノペンシルエステルに変換
し、粗反応混合物を二酸化炭素で中和した後減圧で分留
することにより3−ベンジルオキシ−2−クロル〜プロ
ピオ/酸−イミノベンジルエステルを単離することがで
きる0しかしながら、この単離は絶対に必要なものでは
なく、むしろ粗反応混合物をそのまま直接その先の反応
工程に使用することができる。
′  第2の反応工程においては粗の、又は蒸留により
精製した6−ベンジルオーキシ−2−クロル−ゾロピオ
ン酸−イミノペンシルエステルヲ鉱酸の存在下に鹸化し
て6−ベンジルオキシ−2−クロル−プロピオン酸−ベ
ンジルエステルとする。特に有利な鹸化剤は約10重量
多塩酸水溶液である。鹸化は有利に室温で行ない、一般
に長くて1時間以内に完了する。生じた6−ベンジルオ
キシ−2−クロル−プロピオン酸−ペンシルエステルを
ジエチルエーテルで粗反応混合物から抽出し、抽出物を
例えば硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧で分留す
ることにより獲得する。
第6の反応工程においては、最終的に6−ペンシルオキ
シ−2−クロル−ゾロピオン酸−ベンジルエステルの塩
素原子を、アルカリ金属アジドを用いてアジド基と交換
する。アルカリ金属アジド、有利にナトリウアジドを水
溶液の形で使用する。不所望な副反応を回避するために
反応を有利に室温〜100°Gの範囲の比較的低い温度
、例えば約60℃で行なうので、移相触媒(phase
n tran 5fen katalysator )
の存在が必要である。すべての文献公知の移相触媒、例
えば4級アンモニウム塩及びホスホニウム塩又はクラウ
ンエーテルが好適である。4級アンモニウム塩、特に市
販の)’J(CB〜C10−アルキル)−メチル−アン
モニウムクロ!Jド(”)リカプリリルメチルアンモニ
ウムクロリド″;A11quat 336 ) −q使
用するのが有利である。
移相触媒は使用した3−ベンジルオキ7−2−クロル−
プロピオン酸−ペンシルエステルに対し、約5モル係の
量で使用するのが有利である。
アルカリ金属アジドを過剰量、例えば理論的に必要な量
の1.1〜1.5倍量で使用するのが有利である。塩素
原子とアシド基との交換は一般に反応時間8〜10時間
である。生じた2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロ
ピオン酸−ベンジルエステルの単離は有利に、粗反応混
合物を多数回塩化メチレンで抽出し、合した抽出物を例
えば硫酸マグネシウムで乾燥させ、シリカゾルカラム中
でクロマトグラフィー分離をするように行なう。分離の
ための溶融剤としては石油エーテル15容量部及び酢酸
エチルエステル1容量部からなる混合物が特に好適であ
る。
意外にも、このクロマトグラフィー分離において、すべ
ての不純物もしくは副生成物はシリカゲルカラム中に固
定され、その結果溶離物を有利には減圧で濃縮した後無
色油状物質が得られるが、この油状物質は元素分析及び
分光分析によるデーターによれば純粋な2−アジドル6
−ベンジルオキシ−プロピオン酸〜ベンジルエステルか
らなる。
この新規化合物はり、L−セリン、D、L−セリン塩酸
塩、D、L−セリン−メチルエステル塩酸塩、D、L−
セリンエチルエステル塩酸[、O−ベンジル−D、L−
セリン−ベンジルエステル塩酸塩又は0−ベンジル−D
、L−セリンを製造するための重要な中間生成物として
使用される。
D、L−セリンの製造のためには2−アジド−3−ペン
シルオキシ−ゾロピオン酸−ペンシルエステルを不活性
溶剤、例えばアセトン中に溶かし、乾燥塩酸ガスを加え
る。この塩酸ガスを少なくとも当モル量加えるが、約1
0=1までの過剰で使用することができる。
オートクレーブ中でパラジウム触媒を添加した後、完全
に変換するまで水素添加する。パラジウム触媒として、
例えば微細パラジウムモア又はパラジウム化合物、例え
ば塩化パラジウム、臭化パラジウム、沃化パラジウム、
硝酸パラジウム、酸化パラジウム又は酸化パラジウム水
和物、又ハハラジウムー錯塩、例えばテトラクロルパラ
デート又はヘキサクロルパラデートを使用することがで
きる。パラジウム触媒′ff:相持触媒の形で使用する
のが特に有利である。好適な担持材料は例えばシリカゲ
ル、酸化アルミニウム、ゼオライト、硫酸バリウム又は
炭酸カルシウム、しかし有利には活性炭である。
パラジウム触媒は活性金属として計算し、使用した2−
アジド−3−ベンジルオキシ−ゾロピオン酸−ベンジル
エステルに関し、0.001〜5重量%の間の量、有利
に0.1〜1.0重量%の閾の量で使用するのが有利で
ある。水素添加における水素圧は1〜11]0バール、
有利に1〜80バールの間で選択される。水素添加ハO
〜100℃、有利に20〜80°Cの間で行なわれる。
水素泡シ込みの終了後、触媒を生じたり、L−セリン塩
酸塩と共に濾別し、濾液を除去する。
フィルター残分を熱湯で抽出し、この抽出物を、例えば
回転蒸発装置中で濃縮する。引き続き、得られた残分を
アンモニアで中和21する。エタノールの添加及び冷却
後、純粋なり、L−セリンが析出し、これを濾別し、減
圧下に、25〜60°Cの温度で乾燥させることができ
る。
更に、D、L−セリンの製造−のために、2−アジド−
6−ペンシルオキシ−プロピオン酸−ベンジルエステル
を不活性溶剤、例えばエタノール中に溶かし、塩酸ガス
の添加なしに、まず温度10〜30℃で、かつ水素圧3
0〜50バールで前記の方法によりパラジウム触媒で水
素添加することもできる。その後、水で希釈し、パラジ
ウム触媒のその他の部分を加え、温度60〜80’C1
及び水素圧40〜70バールで変換終了まで更に水素添
加する。水量は有利に使用したエタノールの約半分の容
量であり、付加的な触媒部分量はもともと使用した量の
約半分に相当する。水素取り込み終了後、触媒を濾別し
、濾液を濃縮し、固体残分として得られたり、L−セリ
ンを減圧及び温度約50°Cで乾燥させる。
D、L−セリン塩酸塩の製造のためには、前記のように
2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ベン
ジルエステルを塩酸ガスの添加後、水素添加する。水素
取り込みの終了後、触媒を生じたり、L−セリン−塩酸
塩と共に濾別し、この濾液を除去する。濾滓を熱湯で抽
出し、この抽出物を濃縮する。残留油状残分にジエチル
エーテルを添加して、これを結晶にする。
純粋なり、L−セリン塩酸塩からなる結晶を吸引濾過し
、減圧及び約50°Cの温度で乾燥させるO D、L−セリン−アルキルエステル塩酸塩の製造のため
には、2−アシド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸
−ベンジルエステルをそれ−t’tt、のアルコール中
、例えばメタノール又はエタノール中に溶かし、塩酸ガ
スの過剰を加えることによシ行なう。次いで、再び前記
のようにパラジウム触媒の存在下に水素添加するが有利
に20〜60℃の間の温度で、10〜30パールの水素
圧で行なう。
水素取り込み終了後、触媒を濾別し、濾液を濃縮し、残
留残分をエタノール及びジエチルエーテルはぼ同容量か
らなる混合物から再結晶させる。こうして純粋なり、L
−セリン−アルキルエステル−塩酸塩が得られる。
O−ベンジル−D、L−セリン−ベンジルエステル−塩
酸塩は2−アシド−6−ベンジルオキシ−ゾロピオン酸
−ベンジルエステルかう、溶剤としてエタノール中で、
少なくとも当モル量の塩酸ガスを加えた後でこれに水素
添加を行なうことにより得られるが、この際パラジウム
触媒のかわりに、触媒としてレニウム−(■)−スルフ
ィドを、使用した2−アシド−ろ−ベンジルオキシ−プ
ロピオン酸−ベンジルエステルの重量に対(〜、0.0
01〜20重量係の量で使用する。反応温度は有利に2
0〜60°Cの間であり、水素圧は10〜60パールの
間であるのがよい。
水素取り込み終了後、触媒を濾別し、濾液を濃縮する。
残留残分をクロロホルム中に取り込み○−ベンジルーD
、L−セリンーベンジルエステル塩酸塩をジエチルエー
テルを加えることにより析出させる。これ以上の精製の
ためにはエタノールとジエチルエーテルの混合物から再
結晶させることができる。
0−ベンゾルーD、L−セリンは、2−アジド−6−ベ
ンジルオキシ−プロピオン酸−ベンジルエステルを溶剤
としてエタノール中で、かつ前記量のパラジウム触媒の
存在下に加圧せずに、又は40バールまでの水素圧で、
10〜60℃の温度で水素添加する。
水素取り込みの終了後濾過し、濾液をすてる0濾滓を熱
湯で抽出し、抽出物を減圧下に濃縮する。析出した0−
ベンジル−D、L−セリンを吸引濾過し、減圧下に約5
0℃で乾燥させる。
2−7 シt’ −3−ベンジルオキシ−プロピオン酸
−ペンジルエステルの製造及びり、L−−(=リンもし
くはり、L−セリンの種々の誘導体への加工は次に実施
例につき詳細に説明する。例中の「チ」は特に記載のな
いかぎり「重量%」をあられす〇 例  1 ナトリウム0.23 g(0,01モル)をベンジルア
ルコール108.14 g(1,0モル)中に溶かす。
この新たに調製したベンジルアルコール中のナトリウム
ベンジレート溶液に2−クロルアクリルニトリル17.
50 、? (0,20モル)を0℃でゆっくりと滴下
する。滴下終了後、0°Cで1時間、更に室温で2時間
後攪拌する。反応混合物にジエチルエーテル60m1を
加え、次いで、強力な攪拌下に10%塩酸60−を滴加
するO引き続き更に1時間室温で攪拌する。水相を6回
それぞれジエチルエーテル50m/で抽出し、合した有
機相を硫酸マグネシウムで乾燥させる。溶剤の留去後、
粗6−ペンシルオキシー2−クロル−プロピオン酸−ベ
ンジルエステルが87%の収率で得られる。真空中での
分留により、0.0065ミリバールで沸点156〜1
55°Cの純粋な色−ペンゾルオキシ−2−クロル−プ
ロピオン酸−ヘンシルエステル43.9g(理論値の7
2%)が得られる。
n”:1.5472、 IR(液体+ヤビラ# ) : 1740 (0= O
)m−1、C17Hよ、cto3 (304,776)
計算値 067.00チ H5,62% C!t11.
63%実測値 067.19チ H5,67% C41
1,37チ例  2 a)  3−ベンジルオキシ−2Iロルーゾロピオン酸
−イミノベンジルエステルの製造ナトリウム0.23.
9(0,01モル)をペンシルアルコール1.08.1
4 F (1,0モル)中に溶かす。この新たに調製し
たベンジルアルコール中のナトリウムベンジレート溶液
に5℃でゆっくりと2−クロルアクリルニトリル17.
50 、?(0,20モル)を滴加する。その後、5℃
で1時間及び室温で2時間後攪拌する0反応溶液中に二
酸化炭素を導入し、析出した固体を濾別し、濾液を真空
中で分別蒸留する。圧力0.0065ミリバールで、温
度150〜154℃で純粋な3−ベンジルオキシ−2−
クロル−プロピオン酸−イミノベンジルエステル48.
6 gが留去スる。
nも0:1.55S9 IR(液体キャピラル) : 1660 (c=N) 
e 3315(NH)crn−1、 C17H18CAN”2 (305,79)計算値:0
67.21% H5,97%  czll、67%実測
値:C67,47% H6,04% ctll、44%
N4.61% N4.81チ b)  a)によシ得られた3−べ/ゾルオキシー2−
クロルプロピオン酸−イミノペンシルエステルの鹸化 6−ベンジルオキシ−2−クロル−ゾロピオン酸イミノ
ペンシルエステル15.19 F (0,05モル)を
10%塩酸3o−中で25℃で1時間攪拌する。その後
、反応混合物をそれぞれジエチルエーテル2oづで2回
抽出し、炭酸水素ナトリウム溶液で中位まで洗浄し、エ
ーテル相を硫酸マグネシウム上で乾燥させる。エーテル
全留去した後、真空中で分留する。0.0065 ミリ
バールで沸点156〜155℃の純粋な3−ベンジルオ
キシ−2−クロル−プロピオン酸−ベンジルエステル1
3.1 、!i+ (理論値の86%)が得られる。
例  3 例1又は2により得られた6−ベンジルオキシ−2−ク
ロル−プロピオン酸−ペンシルエステル4.57g(0
,015モル)を水6−中のナトリウムアジl& 1.
46 g(0,0225モル)の溶液に加える。移相触
媒(phasen transferkatalysa
tor )としてアリクアート(A11quat ) 
3360.31.@(5モルパーセント)を加えた後、
強力な攪拌下に60°Cで9時間保持する。それぞれ塩
化メチレン15−で6回抽出し、合した抽出物を硫酸マ
グネシウム上で乾燥させ、塩化メチレンを留去し、残分
を溶離剤として石油エーテル/酢酸エチルエステル(容
量比15:1)を用いて40crn−シリカゾルカラム
を通して精製する。
減圧下に溶離剤を濃縮すると無色油状物質として2−ア
ジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ベンジルエ
ステル3.83g(理論値の82%)が得られる。
n20:1.5458 IR(液体キャピラル): 1745(C=O);21
00(アジP)σ−1、 C工、H□7N303 (311゜64)計算値 06
5.58% H5,50チ N13.50係実測値 C
65,39チ H5,60% N13.60%例  4 2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ベン
ジルエステル1.56g(0,005モル)を無水アセ
トン10rnl中に溶かし、乾燥塩酸ガス0.90 g
(0,025モル)を導入し、この溶液に活性炭上のパ
ラジウム(10%)0.20gを加える0この反応混合
物をオートクレーブ中で水素圧20バール及び反応温度
25℃で20時間水素添加する。濾過後、濾滓を熱湯で
抽出し、抽出物を回転蒸発装置で濃縮し、残留油状物質
にジエチルエーテルを加えて結晶化する。結晶を吸引濾
過し、50℃で24時間減圧下に乾燥させる。
こうして、融点140〜145°C(文献=140〜1
42°C)のり、L−セリン塩酸塩0.57g(理論値
の81%)が得られる。元素分析は一致した値を示す: c3H8atNo3(141,56) 計算値二025.46%  H5,70% C’t25
.05%実測値:C25,48チ H5,56% C1
24,87係N 989係 N 976係 このり、L−セリン−塩酸塩は薄層クロマトグラフィー
において純品である。
例  5 2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸ベンジ
ルエステル1.56 、F (0,005モル)を無水
アセトン1〇−中に溶かし、乾燥塩酸ガス0.309 
(0,008モル)を導入し、活性炭上のパラジウム(
10%) 0.20.9を加える。
引き続き、オートクレーブ中で水素圧20バール及び反
応温度25℃で20時間水素添加を行なう。濾過後、濾
滓を熱湯で抽出し、抽出物を回転蒸発装置で濃縮し、油
状残分をアンモニアで中和する。エタノール25rnI
!を添加した後D′Cに冷却する。このように析出した
り、L−セリンを吸引濾過し、50℃で24時間減圧下
に乾燥させる。
融点224〜226°C(文献=228〜266°C)
のり、L−セリン0.47.9(理論値の90係)が得
られる。
このり、L−セリンは薄層クロマトグラフィーにおいて
純粋である。
例  6 2−アジド−3−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ペン
ジルエステル1.56 g(0,005モル)を無水エ
タノール10rnl中に溶かし、活性炭上のパラジウム
(10%) 0.20 、!7を混合する。この反応混
合物をオートクレーブ中で水素圧40バール及び反応温
度50°Cで25時間水素添加する。その後、更に水5
−及びパラジウム/活性炭0.1gを加え、引き続き、
水素圧50バール及び反応温度70°Cで24時間水素
添加を行なう。
濾過後、濾液を蒸発乾個し、固体残分を50°Cで減圧
下に24時間乾燥させる。融点229〜261°C(文
献=228〜266°C)のり、L−セリフ0.51g
(理論値の97チ)が得られる。このり、L−セリンは
薄層クロマトグラフィーにおいて純粋である0 例  7 2−アジド−6−ベンジルオキシ−ゾロピオン酸−ペン
シルエステル1.56 g(0,005モル)を無水メ
タノール1〇−中に溶かし、乾燥塩酸ガス0.70g(
0,019モル)を導入し、活性炭上のパラジウム(1
0%)0.20.i加える。この反応混合物をオートク
レーブ中25°Cで水素圧20バールで25時間水素添
加する。
濾過後、濾液を回転蒸発装置で濃縮し、残分をメタノー
ル/ジエチルエーテル(容量比約1:1)から再結晶さ
せる。
融点161〜136°C(文献=161〜164℃)の
り、L−セリン−メチルエステル−塩酸塩0゜75g(
理論値の96%)が得られる。
例  8 2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ベン
ゾルエステル1.569 (0,005モル)を無水エ
タノール10−中に溶かし、乾燥塩酸ガス1.10.9
 (0,03モル)を導入し、活性炭上のパラジウム(
10%)0.20.!9e加える。この反応混合物をオ
ートクレーブ中で25°C及び水素圧20バールで水素
添加を行なう。濾過後、濾液を回転蒸発装置で濃縮し、
残分をエタノール/ジエチルエーテル(容量比約01)
から再結晶する。融点102〜103.5°C(文献=
100〜102°C)のり、L−セリン−エチルエステ
ル−塩酸塩0.81.?(理論値の96%)が得られる
例  9 2−アジド−6−ベンジルオキシ−プローオン酸−ベン
ジルエステル1.56 g(0,005モル)をエタノ
ール10fnl中に溶かし、乾燥塩酸ガス1.50 、
!li’ (0,041モル)を導入し、レニラム−(
■)−スルフィド0.03 g’に加える。この反応混
合物をオートクレーブ中で25°Cで、水素圧20パー
ルで20時間水素添加を行なう。
触媒の濾過後、溶剤を留去する。得られた油状物質(1
,42,!i’−粗O−ベンジルーD、L〜セリン−ベ
ンジルエステル塩酸塩88%)をクロロホルム中に溶か
し、ジエチルエーテルを加える。析出した結晶を6回エ
タノール/ジエチルエーテルから再結晶する。融点14
4.5〜145.58C(文献: 147.5〜148
.5°C)の0−ベンジル−D、L−セリン−ベンジル
エステル−塩酸塩0.78 g(理論値の48%)が得
られる、。
例10 2−アジド−6−ペンシルオキシ−プロピオン酸−ベン
ジルエステル1.56.9 (0,005モル)を無水
エタノール10tnl中に溶かし、活性炭上のパラジウ
ム(10%)0.20gt加えるっ強力に攪拌した懸濁
液中にフリット(Fr1tte )を介して8時間水素
を導入する。その後濾別し、この濾液をすて、濾滓全熱
湯で抽出する。この抽出物を回転蒸発装置で濃縮し、析
出する生成物を分離し、50℃で減圧下に24時間乾燥
させる。
融点202〜205°C(文献=218°C)の0−ベ
ンジル−D、L−セリン0.77 & (理論値の79
%)が得られる。
例11 2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ベン
ジルエステル1.56 、? (0,OO5モル)を例
10と同様にして、しかしオートクレーブ中25℃で、
水素圧60バールで20時間水素添加を行なう。
処理後、205〜207℃の融点00−ベンジル−D、
L−セリン0.80g(理論値の82%)が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.2−アジド−6−ベンジルオキシ−プロピオン酸−
    ベンジルエステル。 2゜ D、L−セリン又はり、L−セリンの誘導体を製
    造する際に中間体として使用する特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。 6.2−クロル−アクリルニトリルを2倍モル量のベン
    ジルアルコールと反応させ、3−ベンジルオキシ−21
    0ループロヒオ7 酸−イミノベンジルエステルとし、
    これを酸性で鹸化して3−ベンジルオキシ−2−クロル
    −ゾロピオン酸−ベンジルエステルトシ、カつ最終的に
    アルカリ金属アジドを用いて移相触媒の存在下にクロル
    原子をアジド基と交換することを特徴とする2−アジド
    −6−ベンジルオキシ−プロピオン酸−ベンジルエステ
    ルの製法。
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