JPS63126543A - マイクロエマルシヨン - Google Patents

マイクロエマルシヨン

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JPS63126543A
JPS63126543A JP27453086A JP27453086A JPS63126543A JP S63126543 A JPS63126543 A JP S63126543A JP 27453086 A JP27453086 A JP 27453086A JP 27453086 A JP27453086 A JP 27453086A JP S63126543 A JPS63126543 A JP S63126543A
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oil
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microemulsion
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哲 友政
Miyuki Kawachi
河内 みゆき
Hideo Nakajima
英夫 中島
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/52Stabilizers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、非イオン性界面活性剤を用いてなる広い温度
範囲で油分を多量に安定配合し得るマイクロエマルショ
ンに関するものであり、例えば医薬品、化粧料などの分
野に利用される。
[従来の技術] 従来、知られているマイクロエマルションは、つぎのよ
うなものである。即ち、第1は通常の非イオン性界面活
性剤と油を用いて得られるもの、第2はアニオン性界面
活性剤と、親油性非イオン性界面活性剤あるいは電解質
を組合せて用いたものである。
第1は、1so−RCHO(CH2CH2O) 9Hな
どの非イオン性界面活性剤の水溶液に、シクロヘキサン
、n−ヘプタンなどの炭化水素を加え、温度を上げてい
くと、非イオン性界面活性剤の会意の手前で、炭化水素
(油)の可溶化量が急激に増大する領域が現れるという
ものである(篠田耕三、209〜225、溶液と溶解度
、丸首)。相図に示される可溶化限界温度から会意まで
のIw@域では、水相中への油の溶解度が劇的に増大し
、いわゆるマイクロエマルションを形成していることが
知られている。しかし、従来から検討されている非イオ
ン性界面活性剤−炭化水素系で得られる、油の可溶化量
が増大したマイクロエマルション(1w領域)は、その
系の親水−親油バランスが保たれた非常に狭い温度範囲
(数℃〜10℃程度)でしか存在せず、この範囲外では
系は直ちに、または経時で白濁し、やがて水と油に分離
してしまうという欠点を有する。このため、化粧料や医
薬品への応用は非常に困難である。
第2は、親油性非イオン性界面活性剤と特定のアニオン
性界面活性剤、あるいは親油性非イオン性界面活性剤と
イオン性界面活性剤の組合せに電解質を加えて、その組
成の中から、系の親水−親油バランスがつりあった非常
に狭い比率の範囲で、炭化水素(油)の可溶化量が急激
に増大する領域を利用しようとするものである(篠田耕
三、西條宏之、308〜314.35.1986、特開
昭58−128311、特開昭58−131127)。
ここでは、温度に対する安定性については解決されてい
るが、やはりマイクロエマルションが安定に存在できる
組成が非常に限られており、実際の製品系では処方が限
定されてしまう、あるいは複雑化してしまうという懸念
がある。
[発明が解決しようとする問題点] このため、通常の温度での使用を目的とした化粧料や医
薬品にマイクロエマルションを用いることは、第1の方
法では安定性の観点から困難とされ、第2の方法では処
方面から問題視されていた。
しかし、少ない親水性非イオン性界面活性剤量で、多く
の油を均一に溶解し得るマイクロエマルションの特性は
大変有用であり、温度安定性が高く、また処方中の広い
マイクロエマルションの完成は研究者の課題とされてい
た。
本発明者らは現在までの研究において、親水性非イオン
性界面活性剤を用いても、限定された油すなわち油の炭
素数が無機性に応じて定められた値よりも大きいものを
用いることによって、安定なマイクロエマルションを得
ることができることを発見した。しかし、この限定から
外れた油、すなわちシクロヘキサン、n−へブタンや、
ミリスチン酸イソプロピルやセパチン酸ジブチルのよう
な低分子量の油については、親水性非イオン性界面活性
剤を用いても安定なマイクロエマルションを得ることは
困難であった。しかしマイクロエマルションの化粧料や
医薬品、とくに医薬品への応用という観点に立ったとき
には、薬剤を溶解するのに有効なミリスチン酸イソプロ
ピルやセパチン酸ジブチルのような各種油を安定に、し
かも大量に配合することは、大変有用なことである。
かかる現状に鑑み、本発明者らは、シクロヘキサン、n
−へブタン、ミリスチン酸イソプロピル、セパチン酸ジ
ブチルのような低分子量の油についても、温度安定性の
すぐれたマイクロエマルションを得るべく鋭意研究を行
った結果、通常用いられる親水性非イオン性界面活性剤
によっても、かかる油に対し、炭素数及び有機概念図(
有機概念図、甲田善生著、三大出版、1984年)上の
無機性が限定された油を少量加えることにより、驚くべ
きことに、非常に広い温度範囲に渡って安定なマイクロ
エマルションが容易に得られることを見出し、望むべき
本発明を完成するに至ったのである。
[問題点を解決するための手段] すなわち本発明は、 下記イ)、口)、ハ)および二)
を含有し、かつ油ロ)、油ハ)の量比が1:0.001
〜1 : 0.7であり、非イオン性界面活性剤と油ロ
)およびハ)との量比が1:0.5〜1:7であり、平
均粒子径が0.01〜0.1μmであることを特徴とす
るマイクロエマルションである。
イ)親水性の非イオン性界面活性剤 口)有機概念図上の無機性がOでかつ炭素数が5≦炭素
数≦14の油、0く無機性≦20でかつ炭素数が6≦炭
素数≦15の油、20く無機性≦50でかつ炭素数が7
≦炭素数≦16の油、50く無機性≦100でかつ炭素
数が8≦炭素数≦17の油、100く無機性≦150で
かつ炭素数が10≦炭素数≦18の油、150く無機性
≦200でかつ炭素数が12≦炭素数≦19の油、20
0く無機性≦250でかつ炭素数が14≦炭素数≦20
の油、250く無機性でかつ炭素数が16≦炭素数≦2
1の油の1種または2種以上ハ)有機概念図上の無機性
が0でかつ炭素数が16以上の油、0く無機性≦20で
かつ炭素数が17以上の油、20<無機性≦50でかつ
炭素数が19以上の油、50く無機性≦100でかつ炭
素数が20以上の油、100く無機性≦150でかつ炭
素数が22以上の油、150く無機性≦200でかつ炭
素数が24以上の油、200く無機性でかつ炭素数が2
8以上の油の1種または2種以上 二)水 なお、ここで用いられる平均粒子径は、全て動的光散乱
法により測定されたものであり、具体的にはNIGOM
P−270(HIAC/ROYCO社製)によって測定
したものである。
以下、本発明の構成について詳述する。
本研究において用いられる非イオン性界面活性剤として
は、水中油型のマイクロエマルションを得る必要から、
親水性でなければならないが、それ以外は通常の非イオ
ン性界面活性剤を用いることができる。具体的に例を挙
げると、ポリオキシエチレン(以下、POEという)ソ
ルビタンモノオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エ
ステル類、POEソルビットモノオレエート等のPOE
ソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノス
テアレート、POEグリセリンモノイソステアレート等
のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレ
エート、POEジステアレート、POEジオレエート等
のPOE脂肪酸エステル類、POEオレイルエーテル、
POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、
POE2−オクチルドデシルエーテル、POE2−へキ
シルデシルエーテル、POE2−へブチルウンデシルエ
ーテル、POE2−デシルテトラデシルエーテル、PO
E2−デシルペンタデシルエーテル、POEコレスタノ
ールエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオ
クチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテ
ル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、プル!、ニ
ック型類、POE−POPセチルエーテル、POE−P
OE2−デシルテトラデシルエーテル等のPOE−PO
Pアルキルエーテル類、POEヒマシ油等のPOEヒマ
シ油または硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツ
ロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ポリグリセ
リンモノアルキルエステルおよびモノアルキルエーテル
類、ショ糖モノオレイン酸エステル等のショ糖脂肪酸エ
ステル類等が挙げられる。
これら非イオン性界面活性剤の1種または2@以上の組
合せにおいて非イオン性界面活性剤のHLBが10以上
で用いられる。またこれら非イオン性界面活性剤と、こ
れら以外の親油性非イオン性界面活性剤を組合せた場合
でも、混合したときのHLBが10以上であれば差し支
えない。
なお、本発明によるマイクロエマルションの油の含有率
を、非イオン性界面活性剤:油の比で1:2もしくはそ
れ以上にするためには、非イオン性界面活性剤の親油基
の構造は、親油基の炭素数が16以上の脂肪族炭化水素
が好ましい。さらにマイクロエマルションの油の含有率
を、非イオン性界面活性剤:油の比で1 : 2.5以
上にするためには、親油基の炭素数は20以上であり、
脂肪族炭化水素が、分岐あるいは二重結合を含むものが
よい。
本発明に用いられる油田)は、有機概念図上の無機性が
Oでかつ炭素数が5≦炭素数≦14の油、0く無機性≦
20でかつ炭素数が6≦炭素数≦15の油、20く無機
性≦50でかつ炭素数が7≦炭素数≦16の油、50く
無機性≦100でかつ炭素数が8≦炭素数≦17の油、
100く無機性≦150でかつ炭素数が10≦炭素数≦
18の油、150く無機性≦200でかつ炭素数が12
≦炭素数≦19の油、200く無機性≦250でかつ炭
素数が14≦炭素数≦20の油、250く無機性でかつ
炭素数が16≦炭素数≦21の油の1種または2種以上
である。具体的な例としては無機性がOでかつ炭素数が
5≦炭素数≦14の油としては例えば、n−へブタン、
n−オクタン等の炭化水素類等、0く無機性≦20でか
つ炭素数が6≦炭素数≦15の油としては例えば、シク
ロヘキサンなどの炭化水素類、ジデシルエーテル等のエ
ーテル類等、20く無機性≦50でかつ炭素数が7≦炭
素数≦16の油としては例えば、エチレングリコールジ
ブチルエーテル等のジエーテル類等、50〈無機性≦1
00でかつ炭素数が8≦炭素数≦17の油としては例え
ば、ミリスチン酸イソプロピル、エチルカプレート、エ
チルラウレート等のモノエステル類、2−へブチルノナ
ノール等のアルコール類等、100く無機性≦150で
かつ炭素数が10≦炭素数≦18の油としては例えば、
イソミリスチン酸、イソステアリン酸、カプリン酸等の
脂肪酸類、エチレングリコールモノラウリルエーテル等
のジアルコールモノエーテル類等、150く無機性≦2
00でかつ炭素数が12≦炭素数≦19の油としては例
えば、アジピン酸ジブチル、セパチン酸ジイソプロピル
、セパチン酸ジブチル等のジエステル類等、200く無
機性≦250でかつ炭素数が14≦炭素数≦20の油と
しては例えば、ラウリン酸ブチルアミド等の酸アミド類
等、250く無機性でかつ炭素数が16≦炭素数≦21
の油としては例えば、トリカプロイン等のトリグリセラ
イド類等が挙げられ、これらを一種または二種以上用い
るものである。
本発明に用いられる油ハ)は、有機概念図上の無機性が
Oでかつ炭素数が16以上の油、0く無機性≦20でか
つ炭素数が17以上の油、20〈無機性≦50でかつ炭
素数が19以上の油、50く無機性≦100でかつ炭素
数が20以上の油、100く無機性≦150でかつ炭素
数が22以上の油、150く無機性≦200でかつ炭素
数が24以上の油、200く無機性でかつ炭素数が28
以上の炭素数をもつ油の1種または2種以上である。こ
れらは、室温で液体状態のものがよいが、固体であって
も油相中で溶解されて液体状態になっていれば差し支え
ない。具体的な例としては、無機性がOでかつ炭素数が
16以上の油としては例えば、流動パラフィン、スクワ
ラン、ブリスタン、パラフィン、ワセリン等の炭化水素
、0く無機性≦20でかつ炭素数が17以上の油として
は例えば、スクワレン等の不飽和炭化水素類、ジデシル
エーテル等のエーテル類等、20く無機性≦50でかつ
炭素数が19以上の油としては例えば、エチレングリコ
ールジノニルエーテル等のジエーテル類等、50く無機
性≦100でかつ炭素数が20以上の油としては例えば
、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、オレイン
酸オレイル等のモノエステル類等、100く無機性≦1
50でかつ炭素数が22以上の油としては例えば、クリ
セリルジオレイルエーテル等のグリセリルジアルキルエ
ーテル類等、150く無機性≦200でかつ炭素数が2
4以上の油としては例えば、アジピン酸ジー2−ヘプチ
ルウンデシル、セパチン酸ジー2−エチルヘキシル等の
ジエステル類等、200く無機性でかつ炭素数が28以
上の油としては例えばアボガド油、ツバキ油、タードル
油、マカデミアナツツ油、トウモロコシ油、ミンク油、
オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ブマ油、バーシック油
、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフ
ラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油
、カヤ油、コメヌカ油、シナキリ油、日本キリ油、ホホ
バ油、胚芽油、カカオ脂、ヤシ油等の植物、動物油脂類
等が挙げられ、これらを一種または二種以上用いるもの
である。
本発明におけるマイクロエマルションは、油田)、油ハ
)の量比が1:0.001〜1:0.7であり、親水性
非イオン性界面活性剤を0.1〜30%、油を0.1〜
60%、水を20〜99.8%を含有しつる。また非イ
オン性界面活性剤と油の比率は、1:0.5〜1:7で
あり、平均粒子径は0.01〜0.1μmである。
本発明によるマイクロエマルションの特徴は、広い温度
範囲における経時安定性にあり、会意以下で用いる限り
、通常のいかなる安定性試験によっても、白濁や分離を
おこすことはない。加えて、従来の可溶化系に対して遥
かに少量の親水性非イオン性界面活性剤で大量の油を安
定に配合できるため、安全性の頗る高いものであるとい
うことができる。
かかるマイクロエマルションは、強力な剪断力を与え得
る乳化機、例えば高圧ホモジナイザー(特に高圧下にお
いて)を用いても調製が可能であるが、この方法では一
般に油に対する非イオン性界面活性剤の量を多くしない
と良好なマイクロエマルションを得ることはできない。
またかかる方法によって、0.05μm以下の粒径のマ
イクロエマルションを得ることは容易でない。
これに対し、本マイクロエマルションを製造するにあた
り、系の温度を一旦、系の可溶化限界温度以上に上げ、
その後に冷却する製造方法によれば、特殊な乳化機を用
いる必要はなく、簡単な撹拌機と温度を制御できる槽が
あれば容易にマイクロエマルションを調製できるばかり
でなく、乳化剤と油の量比を変えることにより、マイク
ロエマルションの平均粒子径を精度よくコントロールす
ることができ(実施例参照)、しかも0.05μm以下
の平均粒子径を有するマイクロエマルションも容易に調
製できる。このように本方法の特徴は機械的な剪断力に
よらず、容易にしかもより安定な系が得られる点があげ
られ、同時に製造工程の省力化を図れることである。
本発明のマイクロエマルションについては、非イオン性
界面活性剤、油や水の他にも、各種の成分を配合するこ
とができる。そのような成分の中でも水相成分として挙
げられるものは、メチルアルコール、エチルアルコール
、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、グリセリン、ソルビトール、マンニト
ール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール
、ポリエチレングリコール、ソルビタン、ソルビトール
、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ヒ
アルロン酸ナトリウム等があり、実際の製品系において
任意に選択して用いられるものである。
また、本発明に係わるマイクロエマルションが応用され
た製品には、必要に応じ、香料、色剤その他粉末、防腐
剤、薬剤、増粘剤、紫外線吸収剤、キレート剤、その他
の油、その他の界面活性剤、活性助剤等が適宜添加され
る。
[発明の効果コ 以上詳述したごとく、本発明は親水性非イオン性界面活
性剤と特定の油からなるマイクロエマルションに関する
ものであり、従来のマイクロエマルションでは困難とさ
れていた温度安定性の著しい向上が得られるとともに、
従来の可溶化系に対して遥かに少量の非イオン性界面活
性剤で油を安定に配合できるため、安全性や機能的な側
面でも実用性の頗る高いものであるということができる
また、工業分野では、効率的である点で、利用価値も高
い。特に、本発明はその有する利点のために、液体洗浄
剤、シャンプー、ヘアートニック、ヘアーローション、
アフターシェーブローション、ボディーローション、ヘ
アーオイル、エモリエントオイル、化粧ローション、ク
レンジングオイル、エアゾール製品、消臭、脱臭剤、医
薬用液剤、浴剤等の水系製品に使用することができる。
[実施例] 次に本製品に係わるマイクロエマルションを、実施例お
よび比較例をもって詳細に説明する。本発明はこれによ
り限定されるものではない。
[実施例1〜14] 非イオン性界面活性剤として、POE(15)2−オク
チルドデシルエーテル10重量%と、スクワラン0.5
重量%、表中の油(無機性と炭素数は表参照)20重量
%と水69.5重量%をビーカーに入れ、95℃に過熱
し、撹拌を行なったうえで室温にもどし、その直後と3
ケ月後の状態を評価したものを第−表に示す。評価は、
0℃、25℃、40℃とし、各温度ともに3ケ月後でも
透明感を有し、あきらかにマイクロエマルションとして
安定であるものを○とし、直後または経時で白濁、分離
したものを×とする。
(以下余白) *)は、分点の関係で非イオン性界面活性剤として、P
OE(25)2−オクチルドデシルエーテル10重量%
を用いている。
第−表に示すように、本発明による実施例1〜14は、
良好なマイクロエマルションが得られた。
[比較例1〜14] 非イオン性界面活性剤を、POE(20)2−デシルテ
トラデシルエーテル10重量%とじ、第二表中の油(無
機性と炭素数は表参照)10重量%と水80重量%を用
いた。調製方法および評価方法は、実施例1〜14に準
するが、経時変化のみ1日後とした。
(以下余白) *)は、分点の関係で非イオン性界面活性剤として、P
OE(25)2−オクチルドデシルエーテル10重量%
を用いている。第三表が示すように、比較例1〜14で
は、安定なマイクロエマルションは得られなかった。
第−表および第三表に示すように、本発明による油の無
機性と炭素数が限定された油を組合せることによる優れ
た効果が実証された。
(以下余白) [実施例15〜18コ POE(14)2−オクタドデシルエーテル(A)10
重量%に対し、ミリスチン酸イソプロピルニスクワラン
(1:0.1)混合油(B)と精製水を第三表に示す割
合加え、可溶化限界温度以上(95℃)に温度を上昇さ
せた後、撹拌しながら室温まで冷却しマイクロエマルシ
ョンを得た。第三表に示すように、マイクロエマルショ
ンの平均粒子径は、界面活性剤量に対する油の量の増加
に伴い増大した。その割合には規則性があるので、界面
活性剤と油の量比を変えることにより、任意の平均粒子
径のマイクロエマルションを容易に調製することができ
る。
[実施例19コl クレンジングゼリー (重量部) 1)ミリスチン酸イソプロピル   44.52)スク
ワラン           0.53)POE(14
)2−オクチル ドデシルエーテル        9.04)香料  
            適量5)防腐剤      
       適16)水           41
.07)プロピレングリコール      5.01)
〜5)七゛混合して85℃に加熱し、撹拌しながら冷却
後、−70℃になったら6 )、7 )を添加する。さ
らに、撹拌しながら室温まで冷却し、半透明なゼリー状
のクレンジングゼリーが得られた。
得られたクレンジングゼリーの油滴の平均粒子径を動的
光散乱法で測定したところ0.1μmであった。
このクレンジングゼリーは洗浄効果が高く、水でも容易
に流し落とすことができ、使用感も良好なものであった
[実施例201  水性透明外用剤 (重量部) 1)酢酸デキサメタシン      0.0252)ラ
ウリン酸エチル       3.4753)イソオク
タン酸セチル      0.54)POE(14)2
−デシル テトラデシルエーテル      2.05)防腐剤 
             通量6)水       
    89.07)グリセリン          
5.01)〜5)を混合して70℃に力■熱溶解する。
これを、6)、7)を70℃で混合加熱したものに加え
、撹拌しながら室温まで冷却し、水難溶性薬剤である酢
酸デキサメタシンの水性透明外用剤を得た。
得られた外用剤の油滴の平均粒子径を動的光散乱法で測
定したところ0.04μmであった。
[実施例21] 水性半透明外用薬剤 (重量部) 1)クロトリマゾール        1.02)ジブ
チルセバケート11.0 3)イソオクタン酸セチル      2.54)スク
ワラン           0.55)POE(16
)2−オクチル ドデシルエーテル        5.06)水   
        80.01)〜5)を混合して75℃
に加熱し、6)を75℃に加熱したものに添加した後、
撹拌しながら室温まで冷却し、透明感のあるクロトリマ
ゾールの水性半透明外用薬剤を得た。
得られた水性透明外用薬剤の油滴の平均粒子径を動的光
散乱法で測定したところ0.07μmであった。
[実施例22コ 水性半透明外用薬剤 (重量部) 1)インドメタシン         1.02)ジブ
チルフタレート8.0 3)ミリスチン酸イソプロピル   10.04)スク
ワラン           2・05)POE(60
)硬化ヒマシ油   7.06)水         
  72・01)〜5)を混合して70℃に加熱溶解す
る。
これに6)を70℃に加熱したものを撹拌しながら添加
し、乳化する。この乳液を700気圧の圧力下、30℃
において高圧ホモジナイザーを用いて乳化し、透明感の
あるインドメタシンの水性半透明外用薬剤を得た。
得られた水性透明外用薬剤の油滴の平均粒子径を動的光
散乱法で測定したところ0.08μmであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記イ)、ロ)、ハ)およびニ)を含有し、かつ油ロ)
    、油ハ)の量比が1:0.001〜1:0.7であり、
    非イオン性界面活性剤と油ロ)およびハ)との量比が1
    :0.5〜1:7であり、平均粒子径が0.01〜0.
    1μmであることを特徴とするマイクロエマルション。 イ)親水性の非イオン性界面活性剤 ロ)有機概念図上の無機性が0でかつ炭素数が5≦炭素
    数≦14の油、0<無機性≦20でかつ炭素数が6≦炭
    素数≦15の油、20<無機性≦50でかつ炭素数が7
    ≦炭素数≦16の油、50<無機性≦100でかつ炭素
    数が8≦炭素数≦17の油、100<無機性≦150で
    かつ炭素数が10≦炭素数≦18の油、150<無機性
    ≦200でかつ炭素数が12≦炭素数≦19の油、20
    0<無機性≦250でかつ炭素数が14≦炭素数≦20
    の油、250<無機性でかつ炭素数が16≦炭素数≦2
    1の油の1種または2種以上 ハ)有機概念図上の無機性が0でかつ炭素数が16以上
    の油、0<無機性≦20でかつ炭素数が17以上の油、
    20<無機性≦50でかつ炭素数が19以上の油、50
    <無機性≦100でかつ炭素数が20以上の油、100
    <無機性≦150でかつ炭素数が22以上の油、150
    <無機性≦200でかつ炭素数が24以上の油、200
    <無機性でかつ炭素数が28以上の油の1種または2種
    以上 ニ)水
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