JPH09239259A - 高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法 - Google Patents

高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH09239259A
JPH09239259A JP8051598A JP5159896A JPH09239259A JP H09239259 A JPH09239259 A JP H09239259A JP 8051598 A JP8051598 A JP 8051598A JP 5159896 A JP5159896 A JP 5159896A JP H09239259 A JPH09239259 A JP H09239259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
component
oil
emulsion composition
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8051598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3765119B2 (ja
Inventor
Hironobu Kunieda
博信 國枝
Kaoru Shioguchi
薫 塩口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP05159896A priority Critical patent/JP3765119B2/ja
Publication of JPH09239259A publication Critical patent/JPH09239259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3765119B2 publication Critical patent/JP3765119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法 【解決手段】 (a)ショ糖脂肪酸エステル、(b)油
性成分及び(c)水を必須成分としてなる乳化組成物に
おいて、(1) (a)成分、(b)成分及び(c)成
分の合計量に対し、(c)成分が93重量%以上である
こと、(2) (a)成分の構成脂肪酸の少なくとも2
0重量%が炭素数8〜18の飽和脂肪酸又は炭素数16
〜22の不飽和脂肪酸であること、且つ(3) (a)
成分中のポリエステルが95重量%以上であること、を
特徴とする高含水油中水型乳化組成物及び(a)成分、
(b)成分及び(c)成分を含む混合物系に前記三成分
の合計量に対し0.01〜10容量%の該混合物に不溶
な固体物を添加し、攪拌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高含水油中水型乳
化組成物及びその製造方法に関する。詳しくは、水の重
量割合が93%以上と比率が高い高含水油中水型乳化組
成物及びその製造方法に関する。本発明の組成物は、医
薬品、化粧品、食品等に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬・化粧品として使用されるク
リーム類のうち、油中水型のものは、皮膚に適用したと
きに最外相が油性であることにより汗・水に強くもちが
良い等の利点がある反面、べたべたした油っぽさが問題
で、これを感じさせない性質が要求される。このような
要求を満たすために、揮発性の油性基剤等を用いる方法
の他、分散相である水性成分量を増加し、高含水量の油
中水型乳化組成物を調製するという方法も採られる。ま
た、食品分野においても、油中水型乳化物としてマーガ
リンやファットスプレッド、乳化型調味料等があるが、
近年の消費者の低カロリー志向から、油性成分含量が低
く水分含有率の高い製品も見られるるようになった。し
かしながら、安定な乳化状態を得るためにはこのような
高含水油中水型乳化物を得ることは難しい。
【0003】中でも、水性成分の割合が90重量%を越
えるような高含水系は一般的に乳化分散が困難である
が、非イオン性活性剤の中では乳化力が強いと言われる
ポリオキシエチレン系の界面活性剤が、90重量%を越
える水性成分を容易に乳化・分散することが知られてい
る(H.Kunieda et al.,Colloi
dand Surfaces,24,225(198
7))。しかしながら、その場合、活性剤成分の配合量
が対油相で最低でも20重量%は必要となる。更に、ポ
リオキシエチレン系乳化剤は、経時的にポリオキシエチ
レン鎖が分解してホルマリンを生成するため、安全性の
面での問題が有り、例えば、多量水性成分を配合するク
リーム類等に応用すると、得られた乳化組成物の皮膚へ
の刺激性が高くなる等の問題があった。また、これらの
活性剤を食品系に応用することは不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、多量
の水性成分を少量の活性剤でも安定に乳化分散し、且つ
安全性が高く、皮膚への刺激性等の心配がない高含水油
中水型乳化組成物が従来から求められていた。本発明の
課題は、医薬、化粧品、食品分野で利用可能で、多量の
水性成分を少量の活性剤で安定に乳化分散し、且つ安全
性が高く、皮膚への刺激性のない高含水油中水型乳化組
成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、油中水型
乳化組成物において水性成分量の割合が90重量%より
多いときに少量の活性剤成分でも乳化安定に優れた乳化
物を得るべく鋭意研究した結果、乳化剤として特定のシ
ョ糖脂肪酸エステルを使用することにより高含水の油中
水型乳化組成物が得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。即ち、本発明は、(a)ショ糖脂肪酸エ
ステル、(b)油性成分及び(c)水を必須成分として
なる乳化組成物において、(1) (a)成分、(b)
成分及び(c)成分の合計量に対し、(c)成分が93
重量%以上であること、(2) (a)成分の構成脂肪
酸の少なくとも20重量%が炭素数8〜18の飽和脂肪
酸又は炭素数16〜22の不飽和脂肪酸であること、且
つ(3) (a)成分中のポリエステルが95重量%以
上であること、を特徴とする高含水油中水型乳化組成物
及び(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含む混合
物系に前記三成分の合計量に対し0.01〜10容量%
の該混合物に不溶な固体物を添加し、撹拌することによ
り乳化組成物を得る高含水油中水型乳化組成物の製造方
法にある。以下、本発明の組成物及びその製造方法につ
いて詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の態様】
1.高含水油中水型乳化組成物 (ショ糖脂肪酸エステル)本発明で用いられるショ糖脂
肪酸エステルは、構成脂肪酸の少なくとも20重量%以
上が炭素数8〜18の飽和脂肪酸又は炭素数16〜22
の不飽和脂肪酸を有するものである。ショ糖脂肪酸エス
テルの具体例としては、ショ糖カプリル酸エステル、シ
ョ糖カプリン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、
ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エス
テル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖オレイン酸
エステル、ショ糖エルカ酸エステルを挙げることがで
き、これらの一種又は二種以上を用いることができる。
ジエステルを含むポリエステル(以下、ポリエステルと
略記する。)の割合については100重量%であること
が望ましいが、少なくとも95重量%以上、好ましくは
97重量%以上、そしてより好ましくは99重量%以上
のものであれば、本発明を満足し得る。
【0007】ショ糖脂肪酸エステル類は、親水基が水酸
基を含むショ糖であるため、従来医薬、化粧品分野のエ
マルジョン調製に主に用いられているポリオキシエチレ
ン系非イオン界面活性剤と比べて疎油性が高く、油性成
分への単分散溶解濃度が低い。そのため、油性成分中に
添加した場合、活性剤成分がより有効に油/水界面に吸
着し、塩類や他の界面活性剤成分等を添加することな
く、含水量の高い安定な油中水型エマルジョンが得られ
る。このことは、ショ糖脂肪酸エステルの油中でもポリ
オキシエチレン系活性剤に比べ低濃度で液晶を形成し易
い性質からも裏付けられる。
【0008】(油性成分)本発明で用いられる油性成分
は特に限定されないが、n−ヘプタン、n−オクタン、
n−デカン、シクロヘキサン、ヘキサデカン、流動パラ
フィン、ワセリン、スクアレン、スクアラン等の炭化水
素類、ジヘプチルエーテル等のエーテル類、エチレング
リコールジブチルエーテル等のジエーテル類、スフィン
ゴシン等の長鎖アミノアルコール、長鎖アルデヒド、長
鎖ケトン、テルペノイド、ステロイド、カロチノイド、
ワックス、アシルグリセロール、エーテルグリセリド、
セラミド、リン脂質、糖脂質、リン糖脂質、硫脂質、ア
ミノ酸脂質等が挙げられ、魚油等の動物油脂、大豆油等
の植物油脂、鉱物油等の混合物でも差支えない。本発明
においては、化粧品やマーガリンやファットスプレッ
ド、乳化型調味料のような食品等に用いられる、n−オ
クタン、n−デカン、ヘキサデカン、スクアレン、スク
アラン、流動パラフィン等の炭化水素類や、2−エチル
ヘキサン酸トリグリセライド、オリーブ油等の油脂類に
ついて特に安定な高含水油中水型乳化組成物を形成でき
る。
【0009】(添加剤)本発明の高含水油中水型乳化組
成物については、ショ糖脂肪酸エステル、油性成分、水
の他に、必要に応じて塩類や両親媒性物質等を添加して
もよい。水相に炭素数1〜3の一価のアルコール類やグ
ルコースやオリゴ糖等の糖、グリセロールやソルビトー
ルやエチレングリコール等の直鎖ポリオール、マルチト
ールや還元オリゴ糖等の糖アルコール、タンパク質、ペ
プチド、アミノ酸、コンドロイチン硫酸やヒアルロン酸
等のムコ多糖、サポニン等の配糖体等も必要に応じて添
加しても差支えない。また、本発明に係わる高含水油中
水型乳化組成物が応用された製品には、必要に応じて、
香料、色素、防腐剤、薬剤、増粘剤、キレート剤等が適
宜添加される。
【0010】(組成)本発明の高含水油中水型乳化組成
物は、組成物中の水((c)成分)の割合が極めて大き
く、(c)成分の割合は、(a)成分(ショ糖脂肪酸エ
ステル)、(b)成分(油性成分)及び(c)成分の合
計量に対し93重量%以上、好ましくは95重量%以上
である。そして、大量の水性成分を安定に乳化すること
ができることにより、油中水型乳化物の不快感の問題を
低減し、さっぱりした感触を与えることが期待される。
【0011】また、残りの(a)成分と(b)成分との
合計量の割合は、(a)成分、(b)成分及び(c)成
分の合計量に対し、7重量%以下、好ましくは5重量%
以下である。そして、(a)成分と(b)成分との組合
わせは広い範囲から選ぶことができることが特徴であ
り、例えば、(a)と(b)との合計量に対し、(a)
が2〜60重量%の範囲で選ぶことができ、同2〜20
重量%の活性剤濃度が低い範囲でも、安定な組成物を選
ぶことが可能である。このように、従来の高含水油中水
型乳化系に対して遙かに少量の界面活性剤で大量の水を
安定に分散できるため、安全性が極めて高いものである
と言うことができる。
【0012】2.組成物の製造方法 乳化物は、いわゆる準安定な組成物であり、その製造方
法により製造の成否が左右される場合が多い。かかる高
含水油中水型乳化組成物は、(a)成分、(b)成分、
(c)成分の混合物系に不溶な固体物を前記三成分の合
計量に対し0.01〜10容量%添加し攪拌する工程に
より、より容易に得られる。このとき、(a)成分は系
内に完全に溶解していなければならず、常温で固体のも
のは、必要に応じて加熱するか、(b)成分に溶解して
から混合する。不溶な固体物とは、例えば、上記混合系
と化学的に相互作用しない小球状又は繊維状のガラス或
いは綿等が挙げられる。これらの添加量は、請求項4に
記載の範囲内で研究者がより適切な量を任意に選ぶこと
ができる。これらの固体物は、乳化後容易に系外に取り
除くことが可能である。この方法により、一度に系全体
を均一に強力攪拌する場合より容易に目的の組成物を得
ることができる。例えば、系全体にかなり大きな機械的
剪断力をかけて乳化してもよいが、請求項4に記載の方
法を採ることによって、安定な乳化物が容易に得られ
る。
【0013】高含水油中水型乳化組成物は、乳化初期に
大量の水相と少量の油相で形成される不安定なO/Wエ
マルジョンの水滴中に、徐々に水相が取り込まれるこ
と、即ち、W/O/W型エマルジョンを経て得られると
考えられる。よって、特に水性成分が90重量%を越え
るところの目的の組成物を得る場合、一度に所望の組成
を量り採って乳化するより、最初は水性成分を対全量6
〜70重量%程度から乳化を開始し、それ以降徐々に水
性成分を添加する、という方法を採った方が容易に得ら
れる。攪拌の際には、少量であれば手振盪のみでもよ
く、大量の場合も特殊な乳化機を用いる必要はなく、簡
単な攪拌機があれば容易に調製できる。このように本方
法の特徴は機械的剪断力によらず、容易にしかもより安
定な系が得られる点が挙げられ、同時に製造プロセスの
省力化を図れることである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの
実施例に限定されるものではない。また、乳化系が油中
水型であることの確認は、顕微鏡による観察(油/水相
の容積比、ベックライン法(H.Kunieda et
al.,Colloids and Surface
s,24,225(1987)))及び組成物の水への
拡散試験により行った。
【0015】実施例1 ショ糖脂肪酸エステルとしてショ糖ラウリン酸エステル
(L−195、三菱化学フーズ(株))をn−デカン
(特級、東京化成工業(株))に均一溶解し、これに蒸
留水を混合してネジ口試験管に入れ、脱脂綿を約0.5
容量%添加して25℃で手振盪乳化し、油中水型乳化組
成物を得た。この時の各成分の配合量比及び油水比は、
第1表に示した通りである。本発明の方法で調製した油
中水型乳化組成物は25℃、1カ月間分離せず安定であ
った。なお、用いたショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸
組成とポリエステル分率は第2表に示す。
【0016】実施例2 ショ糖脂肪酸エステルとしてショ糖ラウリン酸エステル
(L−195、三菱化学フーズ(株))をn−デカン
(特級、東京化成工業(株))に均一溶解し、これに蒸
留水を混合してネジ口試験管に入れ、25℃で手振盪乳
化し、油中水型乳化組成物を得た。この時の各成分の配
合量比及び油水比は、第1表に示した通りである。本発
明の方法で調製した油中水型乳化組成物は25℃、1カ
月間分離せず安定であった。
【0017】実施例3 ショ糖脂肪酸エステルとしてショ糖オレイン酸エステル
(O−170、三菱化学フーズ(株))をn−デカン
(特級、東京化成工業(株))に均一溶解し、これに蒸
留水を混合してネジ口試験管に入れ、25℃で手振盪乳
化し、油中水型乳化組成物を得た。この時の各成分の配
合量比及び油水比は、第1表に示した通りである。本発
明の方法で調製した油中水型乳化組成物は25℃、1カ
月間分離せず安定であった。
【0018】実施例4 ショ糖脂肪酸エステルとしてショ糖オレイン酸エステル
(O−170、三菱化学フーズ(株))を2−エチルヘ
キサン酸トリグリセライド(TEH、日清製油TI
O))に均一溶解し、これに蒸留水を混合してネジ口試
験管に入れ、25℃で手振盪乳化し、油中水型乳化組成
物を得た。この時の各成分の配合量比及び油水比は、第
1表に示した通りである。本発明の方法で調製した油中
水型乳化組成物は25℃、1カ月間分離せず安定であっ
た。
【0019】実施例5 ショ糖脂肪酸エステルとしてショ糖ステアリン酸エステ
ル(S−070、三菱化学フーズ(株))をn−デカン
(特級、東京化成工業(株))に均一溶解し、これに蒸
留水を混合してネジ口試験管に入れ、25℃で手振盪乳
化し、油中水型乳化組成物を得た。この時の各成分の配
合量比及び油水比は、第1表に示した通りである。本発
明の方法で調製した油中水型乳化組成物は25℃、1カ
月間分離せず安定であった。
【0020】比較例1 ショ糖脂肪酸エステルとしてショ糖ステアリン酸エステ
ル(S−270、三菱化学フーズ(株))を流動パラフ
ィン(一級、和光純薬工業(株))に均一溶解し、これ
に蒸留水を混合してネジ口試験管に入れ、70℃で手振
盪乳化した。この時の各成分の配合量比及び油水比は、
第1表に示した通りである。比較例1では調製直後に油
水相が分離してしまい、油中水型乳化組成物は得られな
かった。
【0021】比較例2 ショ糖脂肪酸エステルとしてショ糖ラウリン酸エステル
(L−595、三菱化学フーズ(株))をn−デカン
(特級、東京化成工業(株))に均一溶解し、これに蒸
留水を混合してネジ口試験管に入れ、25℃で手振盪乳
化した。この時の各成分の配合量比及び油水比は、第1
表に示した通りである。比較例2では調製直後に油水相
が分離してしまい、油中水型乳化組成物は得られなかっ
た。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明はショ糖
脂肪酸エステル、油性成分及び水を必須成分としてなる
油中水型乳化組成物であり、従来の油中水型乳化組成物
では困難とされていた水性成分が93重量%以上の高含
水条件下での安定性が得られると共に、食品添加物とし
て広く使用されている界面活性剤のみで水性成分を安定
に配合できるため、安全性や機能的な側面でも実用性の
高いものであると言える。また、工業分野では、調製が
容易であるために効率的である点で、利用価値が極めて
高い。特に、本発明はその有する利点のために、クレン
ジングローション、マッサージローション、エモリエン
トローション等の乳液類の外、食品、医薬品等の製品に
使用することができる。更に得られた組成物の低カロリ
ー化や、本組成物を乳液類に応用した場合に水性成分を
多量に配合できるため、通常の油中水型乳化化粧料を皮
膚に適用した際のべたつき感が少ない、等の効果も得ら
れる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ショ糖脂肪酸エステル、(b)油
    性成分及び(c)水を必須成分としてなる乳化組成物に
    おいて、 (1) (a)成分、(b)成分及び(c)成分の合計
    量に対し、(c)成分が93重量%以上であること、 (2) (a)成分の構成脂肪酸の少なくとも20重量
    %が炭素数8〜18の飽和脂肪酸又は炭素数16〜22
    の不飽和脂肪酸であること、且つ (3) (a)成分中のポリエステルが95重量%以上
    であること、を特徴とする高含水油中水型乳化組成物。
  2. 【請求項2】 (a)成分の構成脂肪酸の少なくとも2
    0重量%がラウリン酸又はオレイン酸である請求項1に
    記載の高含水油中水型乳化組成物。
  3. 【請求項3】 (a)成分と(b)成分との合計量に対
    し、(a)成分が2〜60重量%である請求項1又は2
    に記載の高含水油中水型乳化組成物。
  4. 【請求項4】 (a)成分、(b)成分及び(c)成分
    を含む混合物系に前記三成分の合計量に対し0.01〜
    10容量%の該混合物に不溶な固体物を添加し、撹拌す
    ることにより乳化組成物を得る請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の高含水油中水型乳化組成物の製造方
    法。
JP05159896A 1996-03-08 1996-03-08 高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3765119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05159896A JP3765119B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05159896A JP3765119B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09239259A true JPH09239259A (ja) 1997-09-16
JP3765119B2 JP3765119B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=12891351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05159896A Expired - Lifetime JP3765119B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3765119B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002034834A1 (fr) * 2000-10-26 2002-05-02 Shiseido Company, Ltd. Composition d'emulsion eau dans l'huile et produits cosmetiques prepares au moyen de cette composition
US20100113621A1 (en) * 2008-10-31 2010-05-06 Riso Kagaku Corporation Water in oil (w/o) emulsion formed by using reverse vesicle
JP2011110482A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Riso Kagaku Corp 逆ベシクルを用いて形成された油中水(w/o)型エマルション及びエマルションインク
JP2011126832A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Shiseido Co Ltd 油中水型乳化日焼け止め化粧料
JP2017071602A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社 資生堂 噴霧型日焼け止め化粧料

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002034834A1 (fr) * 2000-10-26 2002-05-02 Shiseido Company, Ltd. Composition d'emulsion eau dans l'huile et produits cosmetiques prepares au moyen de cette composition
US20100113621A1 (en) * 2008-10-31 2010-05-06 Riso Kagaku Corporation Water in oil (w/o) emulsion formed by using reverse vesicle
JP2010104946A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Riso Kagaku Corp 逆ベシクルを用いて形成された油中水(w/o)型エマルション
JP2011110482A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Riso Kagaku Corp 逆ベシクルを用いて形成された油中水(w/o)型エマルション及びエマルションインク
JP2011126832A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Shiseido Co Ltd 油中水型乳化日焼け止め化粧料
JP2017071602A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社 資生堂 噴霧型日焼け止め化粧料
US10426714B2 (en) 2015-10-09 2019-10-01 Shiseido Company, Ltd. Sprayable sunscreen cosmetic

Also Published As

Publication number Publication date
JP3765119B2 (ja) 2006-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5976604A (en) Oil-in-water emulsion composition having high oil content and method for producing the same
US9744243B2 (en) Composition of external application to skin
JP4963958B2 (ja) 安定した濃縮および希釈された水中油型エマルジョン、その調製プロセス、およびこれらのエマルジョンを用いた製剤プロセス
CN111643376B (zh) 一种纳米乳液组合物及其应用
JP2007254405A (ja) 白濁状水中油型乳化化粧料の製造方法
JP3360341B2 (ja) 油性成分の透明な可溶化組成物
JP4048342B2 (ja) W/o型エマルジョン組成物およびその製造方法
JPS63126543A (ja) マイクロエマルシヨン
JPH08283303A (ja) 高級脂肪酸デキストリンからなる乳化剤、これを含有する乳化組成物および化粧料
JP3765119B2 (ja) 高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法
JPH078333B2 (ja) 多価アルコール中油型乳化組成物及び水中油型乳化組成物
JP3760516B2 (ja) 油性成分が可溶化された液状組成物
JP5230965B2 (ja) 乳化組成物
JP2002338499A (ja) 皮膚外用剤
JP2001025360A (ja) W/o/w型エマルジョン組成物およびその製造方法
JP3769767B2 (ja) 油性成分が可溶化された液状組成物
JP3769828B2 (ja) 油性成分が可溶化された液状組成物
JP3752767B2 (ja) 高含油水中油型乳化組成物及びその製造方法
JP3779824B2 (ja) 高内水相エマルジョン組成物
JPH07187947A (ja) 化粧料
EP0667767B1 (en) Method for the preparation of creams
JPH11158032A (ja) 高内水相エマルジョン組成物
JP2015044780A (ja) 可溶化剤
JP2004323638A (ja) テルペン類含有液状組成物
JPH06271420A (ja) 化粧料または皮膚外用剤の吸水性改善剤

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090203

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term