JP2009242277A - マイクロエマルション組成物 - Google Patents

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裕史 松下
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Abstract

【課題】 低温領域においても安定であり、且つ使用感触に優れたマイクロエマルション組成物を提供する。
【解決手段】 (A)非イオン性界面活性剤と、(B)下記一般式(1)で示されるアニオン性界面活性剤と、(C)油分と、(D)水とを含有することを特徴とするマイクロエマルション組成物。
Y−O−(EO)−(AO)−(EO)−X (1)
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、5≦m≦100である。EOはオキシエチレン基、0≦l≦4、0≦n≦4である。X及びYは、いずれか又は両方が−SOM、−COOM、−HPOM、−(CH−SOM、又は−(CH−COOMで示される官能基、Mは水素又は1価の無機又は有機陽イオン、1≦q≦4である。X及びYのいずれかが前記官能基である場合、他は水素、メチル基、又はエチル基であってもよい。)
【選択図】 なし

Description

本発明はマイクロエマルション組成物、特に低温領域におけるマイクロエマルション組成物の安定性の改善に関する。
油分を水性媒体中に微細乳化させたマイクロエマルション製剤は、通常、乳化粒子径が0.01〜1.0μmであり、透明あるいは半透明を呈するという外観上の特徴とともに、滑らかな使用感触、刺激感の低減などの利点を有するため、化粧品、医薬品などの分野で広く用いられている。
このようなマイクロエマルション製剤を調製するには、多くの場合、界面活性剤、特に非イオン界面活性剤が用いられている。しかしながら、非イオン界面活性剤は、一般に、温度を上昇させることによって水との親和性が変化するため、それらを用いたマイクロエマルションの安定な温度範囲は、可溶化限界から曇点までの非常に狭いものになってしまう。さらに、べたつきのなさやしっとりさという使用感触を実現するために、油分を多く含むことが望まれるが、そのような条件下で安定性を保つことは困難であった。これに対して、非イオン界面活性剤を利用しつつ、マイクロエマルションの温度に対する安定性を改善する方法として、アニオン界面活性剤を併用する方法が知られている(例えば、非特許文献1及び特許文献1,2参照)。
化粧品や医薬品にはさまざまな薬効成分が配合されているものの、薬効成分の中には高温下あるいは常温下において劣化しやすいものもあるため、特に夏季においては冷蔵庫に入れる等、低温での保存が望まれる場合もある。また一方で、冬季には、流通過程あるいは使用環境下において、化粧品を低温条件下に置かざるを得ない場合もある。
しかしながら、非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤とを併用した従来のマイクロエマルション製剤においては、通常、アニオン性界面活性剤のクラフト点が高いことから、低温領域において、アニオン性界面活性剤が析出するとともに、油分の凝集・分離が生じてしまうという問題があった。
篠田耕三著、「溶液と溶解度」、丸善、P177 特開昭58−128311号公報 特開昭58−131127号公報
本発明は前述の課題に鑑みて行われたものであり、その目的は、低温領域においても安定であり、且つ使用感触に優れたマイクロエマルション組成物を提供することにある。
本発明者らは、上述の課題に鑑み鋭意研究を重ねた結果、非イオン性界面活性剤とともに、特定構造のアニオン性界面活性剤(疎水性のポリオキシアルキレン基の末端に、例えば、アルキルスルホン酸基や硫酸エステル基のような陰イオン性の官能基を導入した化合物)を用いることによって、低温領域においても安定であり、且つ使用感触に優れたマイクロエマルション組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかるマイクロエマルション組成物は、(A)非イオン性界面活性剤と、(B)下記一般式(1)で示されるアニオン性界面活性剤と、(C)油分と、(D)水とを含有することを特徴とするものである。
Y−O−(EO)−(AO)−(EO)−X (1)
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基を示し、mはオキシアルキレン基の平均付加モル数で、5≦m≦100である。EOはオキシエチレン基を示し、l,nはオキシエチレン基の平均付加モル数で、0≦l≦4、0≦n≦4である。X及びYは、そのいずれか1つ又は両方が−SOM、−COOM、−HPOM、−(CH−SOM、又は−(CH−COOMで示されるいずれかの官能基であり、Mは水素又は1価の無機又は有機陽イオン、qは連結アルキレン基の炭素数で1≦q≦4である。X及びYのいずれか1つが前記官能基である場合、他の1つは水素、メチル基、又はエチル基であってもよい。)
また、前記マイクロエマルション組成物において、乳化粒子径が0.01〜1.0μmであることが好適である。また、前記マイクロエマルション組成物において、前記(A)及び(B)成分の質量比率が、(A)/(B)=0.01〜0.5であることが好適である。また、前記マイクロエマルション組成物において、前記(A)〜(C)成分の質量比率が、(C)/((A)+(B))=0.01〜2であることが好適である。
また、本発明にかかる化粧料は、前記マイクロエマルション組成物からなり、透明又は半透明であることを特徴とするものである。
本発明によれば、非イオン性界面活性剤とともに、特定構造のアニオン性界面活性剤(疎水性のポリオキシアルキレン基の末端に、例えば、アルキルスルホン酸基や硫酸エステル基のような陰イオン性の官能基を導入した化合物)を用いることによって、低温領域においても安定であり、且つ使用感触に優れたマイクロエマルション組成物が得られる。
以下、本発明について具体例を挙げることにより、さらに詳細に説明を行なうが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
(A)非イオン性界面活性剤
本発明のマイクロエマルション組成物に用いられる(A)非イオン性界面活性剤としては、一般的な医薬品、化粧料の製造に用いられる非イオン性界面活性剤であれば、特に限定されることなく配合することができる。具体例としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシブチレンポリグリセリルエーテルらの炭化水素系界面活性剤、ポリオキシエチレンパーフルオロアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリフルオロアルキルエーテルらのフッ素系界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーンらのシリコーン系界面活性剤が挙げられ。また、(A)非イオン性界面活性剤としては、1種を単独で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて配合してもよい。
また、本発明にかかるマイクロエマルション組成物においては、(A)非イオン性界面活性剤のHLB値が7〜16であることが好ましく、また、さらに好ましくは8〜14である。なお、2種以上の非イオン性界面活性剤を含有する場合、非イオン性界面活性剤のHLB値は、それぞれの非イオン性界面活性剤のHLB値、及びその重量比率から算出したHLBの加重平均値のことをいい、このHLB加重平均値が前記範囲内になるように調整されていることが好ましい。非イオン性界面活性剤のHLB値が7未満、あるいは16を越えると、安定性に劣る場合がある。
(A)非イオン性界面活性剤の含有量は、マイクロエマルション組成物全量中0.01〜10質量%であることが好ましく、また、さらに好ましくは0.1〜5質量%である。含有量が0.01質量%未満では、エマルションの安定性に劣る場合があり、また10質量%を超えると、べたつきの点で好ましくない場合がある。
(B)アニオン性界面活性剤
本発明のマイクロエマルション組成物に用いられる(B)アニオン性界面活性剤は、下記一般式(1)で示されるものである。
Y−O−(EO)−(AO)−(EO)−X (1)
AOは、炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、本発明のアニオン性界面活性剤において疎水性部位となる。AOとしては、例えば、オキシプロピレン基、オキシイソプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシt-ブチレン基等が挙げられる。炭素数3〜4のオキシアルキレン基を化合物中に2種以上有する共重合体の形態であってもよく、この場合、異なるオキシアルキレン基の重合形態は、ブロック状でもランダム状でもよい。なお、AOが炭素数5以上のオキシアルキレン基である場合、純度の高い誘導体を得ることが困難となる。AOの平均付加モル数であるmは5〜100であり、好ましくは10〜50である。mが5未満の場合、疎水性が低くなり十分な界面活性能を示さず、100を超えると、製造が困難となる。また、AOとしては、より強い疎水性を付与することのできる炭素数4のオキシアルキレン基であることが、乳化安定性の点から特に好ましい。
EOは、炭素数2のオキシエチレン基である。本発明のアニオン性界面活性剤においては、前記オキシアルキレン基とともにオキシエチレン基を付加した共重合体であってもよく、オキシエチレン基の平均付加モル数であるl,nは0〜4である。オキシエチレン基の割合が高くなりすぎると、疎水性が弱まり、十分な界面活性能を発現できなくなる。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対する炭素数3〜4のオキシアルキレン基の割合は、50質量%以上であり、さらに好ましくは90質量%以上である。
X及びYは、そのいずれか1つ又は両方が、−SOM、−COOM、−HPOM、−(CH−SOM、又は−(CH−COOMで示されるいずれかの親水性の陰イオン性置換基である。ここで、Mは水素、又は1価の無機又は有機陽イオンである。1価の無機陽イオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等が挙げられ、また、1価の有機陽イオンとしては、例えば、アンモニウムイオン、モノエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン等が挙げられる。また、qは連結アルキレン基の炭素数で1≦q≦4を示す。
X及びYは、両者ともに前記陰イオン性置換基であってもよく、あるいはいずれか1つが前記陰イオン性置換基である場合には、他の1つが水素、メチル基、又はエチル基であってもよい。例えば、両末端が水素であるオキシアルキレン化合物の末端に−SONaを置換する場合、両末端置換化合物では、X及びYの両者が−SONaとなり、片末端置換化合物では、X(又はY)が−SONa、Y(又はX)が水素となる。なお、本発明のアニオン性界面活性剤としては、両末端置換化合物と片末端化合物の混合物として用いても構わない。
また、炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であるm、及びX,Yの種類を変化させることにより、アニオン性界面活性剤の親水性−疎水性のバランスを調整することができ、油分等、他の配合成分の種類に応じて適宜変更することが可能である。
本発明に用いられる(B)非イオン性界面活性剤は、公知の方法で製造することができる。製造方法としては、例えば、前記AOからなる(又は前記EOをともに含む)ポリオキシアルキレン体に前記陰イオン性置換基を導入する方法、あるいは陰イオン性置換基を有するアルキレンオキサイド又はアルキレングリコールに、他のアルキレンオキサイド又はアルキレングリコールを付加重合する方法が挙げられる。
原料として用いられるポリオキシアルキレン体は、特に限定されるものではないが、例えば、プロピレンオキシド、プロピレングリコール、ブチレンオキサイド、ブチレングリコール等を用いて、単独重合あるいは2種以上の共重合を行なうことにより得られる。また、ポリオキシアルキレン体としては、市販品を用いてもよく、例えば、商品名ユニオール(日本油脂社製)、又はニューポール(三洋化成社製)として入手することができる。なお、必要であれば、ポリオキシアルキレン体を、アルカリ触媒存在下でアルキル(アルケニルハライド)等と反応させて、オキシアルキレン基末端をアルキル(アルケニル)エーテル化してもよい。アルキル(アルケニル)ハライドの例としては、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化ブチル、塩化ビニル、塩化アリル、臭化メチル、臭化エチル、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル等が挙げられる。アルキルハライドの仕込み量は、反応する水酸基数に対して、100〜400モル%で行なうことが一般的である。
ポリオキシアルキレン体への陰イオン性置換基の導入方法としては、脂肪族アルコールへの陰イオン性置換基の導入方法(炭化水素系陰イオン界面活性剤の製造方法として広く知られている)に準じて行なうことができる。陰イオン性置換基として、−SOMを導入した置換化合物は、例えば、ポリオキシアルキレン体を、クロロスルホン酸、無水硫酸、発煙硫酸、スルファミン酸等により硫酸化することで得られる。−COOM置換化合物は、例えば、ポリオキシアルキレン体を、塩基性条件下、モノクロロギ酸ナトリウムと反応させることにより得られる。−HPOM置換化合物は、例えば、ポリオキシアルキレン体を、無水リン酸、ポリリン酸、オキシ塩化リン酸などを用いてリン酸エステル化することで得られる。−(CH−SOM置換化合物は、例えば、ポリオキシアルキレン体を、1,3−プロパンサルトンと塩基性条件下で反応させることにより得られる。−(CH−COOM置換化合物は、例えば、ポリオキシアルキレン体を、塩基性条件下、モノクロロ酢酸ナトリウムと反応させることにより得られる。
また、ポリオキシアルキレン体へと陰イオン性置換基を導入する際には、反応条件により、ポリオキシアルキレン体の片末端のみに陰イオン性置換基が付加したもの、両末端に付加したもの、あるいは両者の混合物が製造されることがあるが、必要に応じて精製工程を行なうことにより、これらの単独物、あるいは混合物として用いることが可能である。
(B)アニオン性界面活性剤の含有量は、マイクロエマルション組成物全量中0.001〜5質量%であることが好ましく、また、さらに好ましくは0.01〜1質量%である。含有量が0.001質量%未満では、エマルションの安定性に劣る場合があり、また5質量%を超えると、べたつきや泡立ちの点で好ましくない場合がある。
また、本発明にかかるマイクロエマルション組成物において、(A)非イオン性界面活性剤と(B)アニオン性界面活性剤との質量比率が、(A)/(B)=0.01〜0.5であることが好ましい。(A)/(B)が0.01未満、あるいは0.5を超えると、安定性に劣る場合がある。また、(A)/(B)は、特に好ましくは、0.05〜0.3である。
(C)油分
本発明のマイクロエマルション組成物に用いられる(C)油分としては、一般的な医薬品、化粧料の製造に用いられる油分であれば、特に限定されることなく配合することができる。例えば、シリコーン油、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油等を用いることができ、さらに具体的には、以下に列記する油分を用いることができる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)、アクリルシリコーン類等が挙げられる。
液体油脂として、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
(C)油分の含有量は、マイクロエマルション組成物全量中0.01〜10質量%であることが好ましく、また、さらに好ましくは0.1〜5質量%である。含有量が0.01質量%未満では、しっとりさに劣る場合があり、また10質量%を超えると、安定性の点で好ましくない場合がある。
また、本発明にかかるマイクロエマルション組成物において、(A)非イオン性界面活性剤、(B)アニオン性界面活性剤、及び(C)油分の質量比率が、(C)/((A)+(B))=0.01〜2であるであることが好ましい。(C)/((A)+(B))が0.01未満であると、べたつき感を感じる場合があり、また、2を超えると、安定性に劣る場合がある。また、(C)/((A)+(B))は、特に好ましくは、0.1〜1である。
本発明にかかるマイクロエマルション組成物は、上記必須成分(A)〜(C)と(D)水とを用い、公知の方法によって調製することができる。マイクロエマルション組成物の製造方法としては、例えば、転相温度乳化法、凝集法、液晶乳化法、D相乳化法などの界面化学的手法、高圧ホモジナイザーなどの高圧乳化機、高せん断分散機、コロイドミルといった機械的手法を用いることができ、これらの方法を単独で、あるいは複数を組み合わせて用いることができる。より具体的は、例えば、界面化学的手法である液晶乳化法で第一段階の乳化を行った後、高圧ホモジナイザーによる機械的手法で第二段階の乳化を行なうことにより、乳化粒子径が100nm以下に微細化されたマイクロエマルションエマルション組成物を得ることができる。なお、本発明にかかるマイクロエマルション組成物において、乳化粒子径は、通常、0.01〜1.0μmであり、特に好ましくは0.01〜0.5μmである。
なお、本発明にかかるマイクロエマルション組成物においては、本発明の効果を損なわない範囲内で、上記(A)〜(D)以外の成分、例えば、粉末成分、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、色素、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤型に応じて、常法により製造することができる。また、本発明にかかるマイクロエマルション組成物中には、(A)非イオン性界面活性剤、(B)特定構造のアニオン性界面活性剤とともに、他の界面活性剤を併用しても構わない。
また、本発明にかかる化粧料は、前記マイクロエマルション組成物からなり、透明又は半透明であることを特徴とするものである。化粧料の使用用途は、特に限定されるものではないが、例えば、化粧水、クリーム、ヘアクリーム等として用いることができる。なお、本発明にかかる化粧料において「透明又は半透明」とは、当該化粧料を任意の方向から観察した場合に、その後方側を認識することのできる程度に光を透過していることをいう。本発明における化粧料は、完全に無色である必要はなく、染料、顔料などの色剤を除いた状態で透明であればよい。より具体的には、光路長10mmのセルに充填し、分光光度計で波長550nmの光の透過率を測定した場合に、透過率が少なくとも5%以上のものである。
以下に本発明の実施例を挙げて、本発明についてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。まず最初に、本発明に用いるアニオン性界面活性剤の合成方法について示す。
合成例1:ポリオキシブチレン(平均分子量700)プロパンスルホン酸ナトリウム
平均分子量700のポリブチレングリコール(ユニオールPB−700、日本油脂社製)5gに1,3−プロパンサルトン1.24gを加え、100℃にて2時間攪拌した。室温に戻し、1N炭酸水素ナトリウム水溶液10mLを加え、さらに15分間攪拌した。溶液にエタノールを加え、析出した塩をろ過除去した後、エタノール/水を減圧留去した。残さをシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=6:1)にて分離精製して淡黄色液状のポリオキシブチレン(Mw=700)プロパンスルホン酸ナトリウム0.5gを得た。得た目的物の核磁気共鳴スペクトル(NMR)データと赤外分光スペクトル(IR)は下記のとおりであり、目的物であることを確認した。
・ポリオキシブチレン(Mw=700)プロパンスルホン酸ナトリウム
NMR(CD3OD,δ);0.8−1.3(m,−CH3,27H),1.4−1.7(m,−CH2、16H),2.0(m,−CH2,2H),2.9(t,−CH2,2H),3.3−3.8(−OCH2,OCH,27H)
NMR(CD3OD,δ); 0.9−1.3(m,−CH3,27H),3.5−3.9(−OCH2,−OCH,38H),4.5(m,−OCH、1H)
IR(neat)3460,2970,2930,2880,1460,1350,1210,1100,1050cm−1
合成例2:ポリオキシブチレン(平均分子量700)硫酸ナトリウム
平均分子量700のポリブチレングリコール(ユニオールPB−700、日本油脂社製)20gをクロロホルム30mLに溶解させた。10℃に保ちながらアルゴンガスを導入した溶液へクロロスルホン酸3.3gを徐々に滴下した。滴下終了後、室温に戻し、15分間攪拌した後、1N炭酸水素ナトリウム水溶液60mLを加えさらに15分間攪拌した。白濁した溶液にメタノールを加え、析出した塩をろ過除去した後、メタノール/水を減圧留去した。残さをシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=6:1)にて分離精製して無色液状のポリオキシブチレン(Mw=700)片末端硫酸ナトリウム9.5gとポリオキシブチレン(Mw=700)両末端硫酸ナトリウム2.4gを得た。得た目的物の核磁気共鳴スペクトル(NMR)データと赤外分光スペクトル(IR)は下記のとおりであり、目的物であることを確認した。
・ポリオキシブチレン(Mw=700)片末端硫酸ナトリウム
NMR(CD3OD,δ); 0.8−1.2(m,−CH3,27H),1.3−1.9(m,−CH2,16H),3.2−3.9(−OCH2,−OCH、26H),4.3(m,−OCH,1H)
IR(neat) 3450,2970,2930,2880,1460,1260,1100cm−1
・ポリオキシブチレン(Mw=700)両末端硫酸ナトリウム
NMR(CD3OD,δ);0.8−1.2(m,−CH3,27H),1.3−1.9(m,−CH2,16H),3.2−3.9(−OCH2,−OCH、26H),4.3(m、−OCH,2H)
IR(neat) 3450,2970,2930,2880,1460,1260,1100cm−1
合成例3:ポリオキシブチレン(平均分子量2000)硫酸ナトリウム
平均分子量2000のポリブチレングリコール(ユニオールPB−2000、日本油脂社製)20gをクロロホルム20mLに溶解させた。10℃に保ちながらアルゴンガスを導入した溶液へクロロスルホン酸1.4gを徐々に滴下した。滴下終了後、室温に戻し、15分間攪拌した後、1N炭酸水素ナトリウム水溶液30mLを加えさらに15分間攪拌した。白濁した溶液にメタノールを加え、析出した塩をろ過除去した後、メタノール/水を減圧留去した。残さをシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)にて分離精製して無色液状のポリオキシブチレン(Mw=2000)片末端硫酸ナトリウム9.3gとポリオキシブチレン(Mw=2000)両末端硫酸ナトリウム1.5gを得た。得た目的物の核磁気共鳴スペクトル(NMR)データと赤外分光スペクトル(IR)は下記のとおりであり、目的物であることを確認した。
・ポリオキシブチレン(Mw=2000)片末端硫酸ナトリウム
NMR(CD3OD,δ); 0.8−1.2(m,−CH3,81H),1.3−1.9(m、−CH2,52H),3.2−3.9(−OCH2,−OCH,83H),4.3(m,−OCH,1H)
IR(neat) 3470,2960,2930,2880,1460,1260,1100cm−1
・ポリオキシブチレン(Mw=2000)両末端硫酸ナトリウム
NMR(CD3OD,δ); 0.8−1.2(m,−CH3,81H),1.3−1.9(m,−CH2,52H),3.2−3.9(−OCH2,−OCH,83H),4.3(m,−OCH,2H)
IR(neat) 3470,2960,2930,2880,1460,1260,1100cm−1
合成例4:ポリオキシプロピレン(平均分子量1000)硫酸ナトリウム
平均分子量1000のポリプロピレングリコール(ニューポールPP−1000、三洋化成工業社製)30gをクロロホルム30mLに溶解させた。10℃に保ちながらアルゴンガスを導入した溶液へクロロスルホン酸4.2gを徐々に滴下した。滴下終了後、室温に戻し、15分間攪拌した後、1N炭酸水素ナトリウム水溶液70mLを加えさらに15分間攪拌した。白濁した溶液にメタノールを加え、析出した塩をろ過除去した後、メタノール/水を減圧留去した。残さをシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)にて分離精製して無色液状のポリオキシプロピレン(Mw=1000)片末端硫酸ナトリウム9.8gとポリオキシプロピレン(Mw=1000)両末端硫酸ナトリウム2.8gを得た。得た目的物の核磁気共鳴スペクトル(NMR)データと赤外分光スペクトル(IR)は下記のとおりであり、目的物であることを確認した。
・ポリオキシプロピレン(Mw=1000)片末端硫酸ナトリウム
NMR(CD3OD,δ); 0.9−1.4(m,−CH3,39H),3.5−3.9(−OCH2,−OCH,38H),4.5(m,−OCH、1H)
IR(neat) 3470,2960,2930,2880,1460,1260,1100cm−1
・ポリオキシプロピレン(Mw=1000)両末端硫酸ナトリウム
NMR(CD3OD,δ); 0.9−1.4(m,−CH3,39H),3.5−3.9(−OCH2,−OCH,38H),4.5(m,−OCH,2H)
IR(neat) 3470,2960,2930,2880,1460,1260,1100cm−1
つづいて、本発明で使用した評価方法について説明する。
評価(1):低温安定性
各試験例のサンプルを−5℃にて3日間放置し外観変化を観察した。評価結果は以下の通りである。
○・・・均一な溶液であった。
△・・・わずかに濁りがみられた。
×・・・沈殿物がみられた。
評価(2):振とうに対する安定性
各試験例のサンプルを振とう機(SHAKER MW−1:IUCHI社製)に設置し、毎分300回の条件で20分間振とう試験を行った。色差計で振とう試験前後のL値を測定しその差から安定性を評価した。評価基準は以下の通りである。
○・・・L値の変化が5未満
△・・・L値の変化が5以上10未満
×・・・L値の変化が10以上
評価(3):塗布後のべたつき感のなさ
各試験例のサンプルを用い、塗布後のべたつき感の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が塗布後べたつかないと認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が塗布後べたつかないと認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が塗布後べたつかないと認めた。
×…専門パネラー3名未満が塗布後べたつかないと認めた。
評価(4):塗布後のしっとり感
各試験例のサンプルを用い、塗布後のしっとり感の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が、塗布後しっとり感があると認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が、塗布後しっとり感があると認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が、塗布後しっとり感があると認めた。
×…専門パネラー3名未満が、塗布後しっとり感があると認めた
本発明者らは、下記表1に示す配合組成よりなるマイクロエマルションを常法により製造し、各試験例について上記評価(1)〜(4)に関する評価試験を行った。評価結果を併せて下記表1に示す。
Figure 2009242277
上記表1に示すように、非イオン性界面活性剤とともに、ポリオキシブチレン硫酸ナトリウムをアニオン性界面活性剤として併用した試験例1〜3においては、低温安定性に優れており、さらに振とう安定性や組成物の使用感(べたつき感のなさ、しっとり感)にも優れているものであった。
これに対して、アニオン性界面活性剤としてステアロイルグルタミン酸ナトリウムを併用した試験例4〜5では、いずれも低温安定性に劣っており、また、0.01質量%配合した試験例4では振とう安定性及びしっとり感が、0.05質量%配合した試験例5では、べたつき感及びしっとり感が、それぞれ十分でなかった。また、ドデシル硫酸ナトリウムを0.01質量%併用した試験例6においても低温安定性が十分でなく、振とう安定性及びしっとり感の点でも劣っていた。ドデシル硫酸ナトリウムを0.05質量%併用した試験例7でも低温安定性に劣っており、さらにべたつき感の点でも不十分であった。
つづいて、本発明者らは、非イオン性界面活性剤に対するアニオン性活性剤の好適な配合比率について検討するため、下記表2に示す配合組成よりなるマイクロエマルションを常法により製造し、各試験例について上記評価(1)〜(4)に関する評価試験を行った。評価結果を併せて下記表2に示す。
Figure 2009242277
上記表2に示すように、非イオン性界面活性剤0.5質量%に対して、特定構造のアニオン性界面活性剤(ポリオキシブチレン両末端硫酸ナトリウム)を0.01〜0.25質量%配合した試験例10〜12においては、優れた製剤安定性及び使用感が得られた。一方で、特定構造のアニオン活性剤を配合しない試験例8、及び0.005質量%配合した試験例9においては、製剤安定性が十分でなく、しっとり感の点でも劣っていた。また、0.5質量%配合した試験例13では、製剤安定性は優れているものの、若干のべたつき感が生じており、1.0質量%配合した試験例14では、べたつき感が悪化するだけでなく、振とう安定性にも劣っていた。
以上の結果から、本発明のマイクロエマルション組成物において、非イオン性界面活性剤/アニオン性界面活性剤の質量比率は、0.01〜0.5であることが好適であると考えられる。
以下に本発明のマイクロエマルション組成物の処方例を挙げるが、本発明はこれらにより限定されるものではない。なお、得られたマイクロエマルション組成物はすべて、低温安定性、浸とう安定性及び使用感触に優れているものであった。
実施例1:美白化粧水 質量(%)
エタノール 10.0
ジプロピレングリコール 1.0
ポリエチレングリコール1000 1.0
ホホバ油 0.01
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.1
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.2
ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.15
ポリオキシブチレン(Mw=2000)両末端硫酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.05
クエン酸ナトリウム 0.2
水酸化カリウム 0.4
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
塩酸アルギニン 0.1
L−アスコルビン酸2−グルコシド 2.0
オウゴンエキス 0.1
ユキノシタエキス 0.1
オドリコソウエキス 0.1
トラネキサム酸 1.0
エデト酸三ナトリウム 0.05
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 0.01
ジブチルヒドロキシトルエン 適 量
パラベン 適 量
海洋深層水 3
精製水 残 余
香料 適 量
実施例2:乳液 質量(%)
ベヘニルアルコール 0.2
オクタン酸イソセチル 2.0
スクワラン 1.0
香料 適 量
ソルビトール(70%液) 5.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
ポリオキシブチレン(Mw=700)片末端酢酸ナトリウム 0.5
キサンタンガム 0.3
POE(60)硬化ヒマシ油 3.0
防腐剤 適 量
エデト酸三ナトリウム 0.01
精製水 残 余

Claims (5)

  1. (A)非イオン性界面活性剤と、
    (B)下記一般式(1)で示されるアニオン性界面活性剤と、
    (C)油分と、
    (D)水と
    を含有することを特徴とするマイクロエマルション組成物。
    Y−O−(EO)−(AO)−(EO)−X (1)
    (式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基を示し、mはオキシアルキレン基の平均付加モル数で、5≦m≦100である。EOはオキシエチレン基を示し、l,nはオキシエチレン基の平均付加モル数で、0≦l≦4、0≦n≦4である。X及びYは、そのいずれか1つ又は両方が−SOM、−COOM、−HPOM、−(CH−SOM、又は−(CH−COOMで示されるいずれかの官能基であり、Mは水素又は1価の無機又は有機陽イオン、qは連結アルキレン基の炭素数で1≦q≦4である。X及びYのいずれか1つが前記官能基である場合、他の1つは水素、メチル基、又はエチル基であってもよい。)
  2. 請求項1に記載のマイクロエマルション組成物において、乳化粒子径が0.01〜1.0μmであることを特徴とするマイクロエマルション組成物。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載のマイクロエマルション組成物において、前記(A)及び(B)成分の質量比率が、(A)/(B)=0.01〜0.5であることを特徴とするマイクロエマルション組成物。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のマイクロエマルション組成物において、前記(A)〜(C)成分の質量比率が、(C)/((A)+(B))=0.01〜2であることを特徴とするマイクロエマルション組成物。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のマイクロエマルション組成物からなり、透明又は半透明であることを特徴とする化粧料。
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