JPS63125175A - 一体型加温装置付き飲食物容器 - Google Patents

一体型加温装置付き飲食物容器

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JPS63125175A
JPS63125175A JP61264594A JP26459486A JPS63125175A JP S63125175 A JPS63125175 A JP S63125175A JP 61264594 A JP61264594 A JP 61264594A JP 26459486 A JP26459486 A JP 26459486A JP S63125175 A JPS63125175 A JP S63125175A
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JP
Japan
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food
drink
container
heat
heating device
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JP61264594A
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経明 入江
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Toyo Jozo KK
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Toyo Jozo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、飲食物たとえば酒類、コーヒー、紅茶、カレ
ールー、スープ、シチュー、乳飲料、ジュース等の被加
熱物を加温せしめる一体型加温装置付き飲食物容器に関
し、さらに詳しく云えば容器本体の飲食物収納室の間隙
部の気体(空気)の量をできるだけ少なくし、加温操作
のために容器を転倒せしめて発熱作動させるとき、飲食
物と加温装置との接触面積を拡大することにより、加温
装置の発熱による容器内における空気部での空らだき現
象を防止して極めて安全に使用できるようにした容器の
飲み口側の蓋を容器の底蓋側の方向に突出せしめてなる
飲食物容器蓋に関する。
〔従来技術〕
飲食物容器と加熱装置とを一体型にした一体型加温装置
付き飲食物容器はすでに数多くの構造のものが知られて
いる。例えば飲食物容器内に設けられる加温装置は、互
いに他と区画された反応室の一方に誘発部物質である水
を収容し、また他方に発熱物質であるCaOを収容して
、容器外から例えば棒状の作動棒を挿入して反応室の隔
壁を破り、誘発物質と発熱物質とを接触させて水和反応
させ、発熱せしめる構造である。
上記の場合、飲食物を収容する飲食物収納室の開口面は
、蓋が密封され、該蓋には例えば飲料の飲み口を形成す
るプルトップあるいはフルオープン型のキャップ(ある
いは外M)が設けである。
上記のような蓋は、容器本体に対して例えば第1図およ
び第20図に示されるように取り付けられる。
即ち、容器本体l内に飲食物を充填する際に該飲食物の
収納室2の上部と外M3との間には比較的大きな間隙部
4が必ず設けられている。これは流動性の高い飲食物た
とえば酒類、コーヒー、ジュース等を充填するため、充
填作業中における振動により飲食物が容器本体lの充填
側の開口部からこぼれるのを防止するためである。
上記の外蓋3と反対側の容器本体lの開口部には、加熱
装置5が設けられる。加熱装置5と収納室2とは完全に
区画されている。しかるに、飲食物たとえば酒類6を第
1図の状態にした容器本体1内に通常のようにして充填
し、該容器本体lの開口部に対して外M3を巻締め加工
により液密に取りつける。そこで、飲食物の加温操作に
あたり、当該飲食物容器を転倒すなわち加温装置が上側
となるように第1図の状態から第2図の状態にセットし
、そして加熱装置5例の外M7に設けたピン孔からピン
(あるいは操作棒)を挿し込んで加温装置5の反応室の
隔壁を破り、このままの状態で両物質を反応せしめた場
合、飲食物は、第2図に示されるように上蓋側に寄せら
れる。それ故、加熱装置の廻りにおいて収納室の上部と
底蓋との間には間隙部8が必然的に形成されることにな
る。
この間隙部8は、飲食物が全く存在しない空間部いわゆ
る気体の貯溜部となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがって、加温装置の外表面はその大部分が上記の空
間部内にさらされることになる。この状態で加温装置内
の両物質を接触せしめて、水和反応させると、飲食物へ
の熱伝導が極めて悪いばかりでなく、容器本体の上部と
外蓋との接続部付近は異常に加熱せしめられる。したが
って、この取りつけ部の所が破裂する危険性がある。こ
の原因は、飲食物の充填時に収納室に設けられた間隙部
内の気体が、発熱操作で容器を逆さにしたとき加熱装置
側に移動して加温装置の周囲を気体が被うことにより、
飲食物と加温装置との接触部分を少な(するためである
。この状態での加熱では飲食物の上部のみを加熱するた
め飲食物に対流が起こらず、加温装置と接触している部
分の飲食物表面部分と、気体のみが加熱されるため、こ
れらの部分のみが高温となり気体の膨張による飲食物収
納室の圧力上昇が起こり、遂には破裂に至るものであり
、また、飲食物の熱効率も悪いため、飲食物の温度上界
も悪くなる問題があった。本発明者らは、上記のような
問題点を解決すべく種々の研究を行って、本発明を開発
した。
本発明は、容器本体の飲食物収納室の間隙部の気体(空
気)の量をできるだけ少なくし、加温操作時に容器を転
倒せしめたとき、飲食物と加温装置との接触面積を拡大
することにより、加温装置の発熱による熱を飲食物に伝
導し易くし、飲食物への加温効率を高め残された少量の
気体の膨張も押さえることにより底蓋取りつけ部分の破
裂を確実に防止して極めて安全に使用できるようにした
一体型加温装置付き飲食物容器を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するため、本発明は、容器本体内に
熱伝導性材料からなる有底筒状の筒体を配装して、飲食
物の収容部と反応室とを形成し1、該反応室内には発熱
物質と誘発物質とを非接触の状態で収容し、一時的に封
鎖された発熱作動用の密封孔を通じて、上記両物質の水
和反応を発生せしめるとともに容器本体の飲食物収納室
の間隙部の気体(空気)の量をできるだけ少なくするた
め、容器の飲み口側の蓋を容器の底蓋側の方向に突出せ
しめて構成したことを特徴とする一体型加温装置付き飲
食物容器を提供するにある。
〔作用〕
反応室内に非接触の状態で収容された発熱物質と誘発物
質とを水和反応させるには、容器を転倒せしめる。する
と、飲食物は加熱装置と反対側の外蓋の方向に寄せられ
る。しかし、この場合、外蓋の突出部により飲食物が加
熱装置側に持ち上げられるので、飲食物が加温装置の廻
りを殆んど包囲する。したがって、密封材を発熱作動用
材の矢じり部で突き破り、さらにそのまま進入させてパ
ック体を環装せしめる。すると、誘発物質が反応室内に
流れ出し、発熱物質と接触して水和反応を起す。反応室
内で水和反応することにより、高温の水蒸気が発生され
、反応室内の温度が徐々に高められる。上記の水蒸気の
一部は密封孔から容器外へ放出され反応室内が異常圧と
ならないように制御される。反応室内の温度は、筒体を
介して被加熱物と熱交換される。上記の場合、加熱装置
は飲食物と充分な表面積で接触しているため、空だき現
象は起こらず、その熱伝導効率はきわめてよく、しかも
容器本体の上部と外蓋との取り付は部付近が異常に加熱
せしめられることはない。したがって、破裂等の恐れを
確実に防止できる。
加熱容器内に反応室を形成するために設けられる有底筒
状の筒体は、耐熱、耐圧性かつ熱伝導性の良好な材料か
ら形成される。このような材料としては、例えば鉄、ア
ルミニウム、銅、ステンレス等の金属またはその腐食処
理をした金属、耐熱性高分子ポリマーがあげられる。ま
た、上記の反応室内の隔室として収容される誘発物質を
密封するパック体(袋)としては、例えば耐熱性または
非耐熱性の高分子ポリマー、紙類、布類と金属箔とを利
用した金属ラミネート材が好ましく、高分子ポリマーの
袋状のものであってもよい。このような好適な材料によ
りパック体(袋)が形成される場合には、従来、一般的
に用いられるいた高分子ポリマー製の水袋の場合と異な
り、時間的な経過(長期保存時)によっても誘発物質中
の水分子が透過するというようなことはまったくなく、
完全に水分を保持し得る。したがって、反応室に誘発物
質と非接触の状態で収容された発熱物質が使用前にその
水分と反応して劣化されてしまう欠点を回避できる。そ
れ故、発熱作動が行われないというような重要な欠点を
回避できるものである。
また用いられる誘発物質としては、水、不凍性溶液が使
用される。不凍性溶液としては、塩水溶液、水溶性アル
コール水溶液あるいはこれらの混合液が使用される。塩
水溶液としては、水溶性塩、即ち1〜3価金属の水溶液
性塩またはアンモニム水溶性塩の水溶液であればよく、
例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、バリウム、銅、鉄、ニッケル、亜鉛またはアルミニ
ウムなどの1〜3価金属で、ハロゲン原子、炭酸根、′
硫酸根による水溶性塩があげられる。さらに好適には、
水溶性塩を例示すればNaC1、CaCl2 、KCl
、MgCj2z 、BaCNz 、CuCj!z 、F
eclz 、FeC1x 、MnCj!2、NiC1!
2、ZnCjl!2、Ca I2、CaBr2、NaF
BaB rg 、Ba I2 、CuB rz 、Cu
5Oa、FeBr、、、FeSO4、Mg 12 、N
1Brz 、A j!z(SO4)i 、Naz so
4 、Na HCO、、NH4(1、NH,I、NH,
F、(NH4)2SO4などの水溶性無機塩があげられ
、特に、NaC1を用いるのが好適であり、例えばNa
Cl3%水溶液は一6℃、NaC115%水溶は一13
℃の耐凍結性を保持するものである。なお、NaC7!
とじては安価な工業用食塩でもよく、あるいはまた海水
からのNaC1であってもよく、更に、NaC1以外の
他の上記塩類を混入したものでもよい。これらの一種以
上を含有する水溶液が使用される。その他の水溶液有機
酸塩、例えばクエン酸、酒石酸のナトリウムやカリウム
塩も使用できる。更に、海水の如く、2種以上の塩類を
含有する水溶液でもよい。さらにまた、塩水溶液の濃度
としては0.5%以上であればよく、飽和溶液としての
温度までのいずれかに調整してもよく、好ましくは、1
〜15%濃度程度である。また、水溶性アルコール水溶
液として、市販のポリエチレングリコールを含有する不
凍結液を使用すると安価かつ簡便である。この水溶性ア
ルコールとしては、水溶性多価アルコールで、例えばエ
チレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコー
ルまたはこれらの混合物があげられるが、その他エチレ
ングリコール誘導体で水溶液状態において冷却しても凍
結を容易に示さないものであればいずれのものでも使用
できる。
前記の誘発物質と非接触の状態で反応室内に収容される
発熱物質としては、CaO1Ca(1!。
等水和反応にて発熱するものであれば全て利用できる。
発熱物質は燃焼によって粒状のもとすることが筒便であ
り、さらに、不含水溶媒を用い、必要に応じて溶媒可溶
性の中性、アルカリ性を示す水溶性バインダーでか粒状
にして、飛散防止のための加工を施すことが望ましい。
さらに、発熱物質の使用量は、加熱する飲食量の比熱、
量を計算の上、水和反応熱量を算出すればよい。例えば
比熱約1の液体として酒類、コーヒー、紅茶の飲食量1
80mfを50℃以上、上昇せしめるには、CaOを約
40〜45g以上、塩水溶液または水溶性アルコール水
溶液中の水分としては12〜13g以上を用いればよい
。さらに、上記の発熱物質と誘発部質との水和反応に関
与しない耐熱性の粒状物を層状または分散して配置して
もよい。このような粒状物は、希釈・保温材および目詰
り防止の機能を営むものであり、発熱物質中に混入し、
さらにそれの粒状物を反応室内に備えることが重要であ
る。このような耐熱性の粒状物としては、砂、小石、ス
ラグ、ガラス等があげられる。この粒状物を備えること
によって、発熱物室である例えばCaOの危険物取り扱
い上の回避とともに発熱物質の熱を吸熱せしめることに
より、加熱後の飲食物を放置しておいても、その保温効
果を保持し得るようにするためである。さらに、粒状物
は、水和反応による発熱時の熱を吸熱するため、異常昇
圧をも防止する、いわゆる安全弁の役目も営むから安全
性をより高めることができる。特に、この耐熱性の粒状
物は、前記反応室の中蓋側に位置し層状にて構成するこ
とにより、上記の保温性のみならず1、反応によって発
生する水蒸気の通気性を良好となすものである。
反応室の開口部に配置される中蓋は、水和反応時に発生
される高温の水蒸気を透過する材料から形成される。例
えば紙類、金属箔、金属ラミネート材、布類等があげら
れる、厚さは、特に限定されないが、0.01mm以上
が好ましい。Sin、金属箔、金属ラミネート材から形
成される場合には、発熱物質の微粉末が透過せず、水蒸
気が透過し得る例えば円形、角形その他任意の形状の孔
を明けたり、あるいはまた、「+」字状の切り込みを入
れたりして透過性を良好にする。中蓋は必要に応じて、
金網、ラス網、パンチング板等で形成すれば前記のよう
な加工はすべて省略される。
上記の中蓋と外蓋との間には、通気性材を配装すること
によって、中蓋と外蓋との密着を防止する。それ故、上
記の排出が阻害されず、有効に行える。通気性材として
は、繊維材、不織布、スポンジ、綿その他これに類する
材質のもがあげられる。外蓋は中心部に発熱作動用の孔
が明けられる。
この孔は通常の場合は、例えば紙類、金属箔、金属ラミ
ネート材、溶融性ポリマー、ロウ等からなる密封材で密
封される。特に、密封材が、80〜85℃であ熔融する
ポリマー(PET)の場合には、外蓋の内面あるいは外
面に塗布することが望ましい。このような密封材料を外
蓋の内外面に塗布することにより、反応室内に万一の事
故があって高温化されるようなことがあっても、高温の
水蒸気によって密封材は強制的に溶融される。したがっ
て、密封孔が自動的に開口されて高温の水蒸気は外部に
逃がされるので安全である。さらに、上記の排出をより
スムースに行うために、外蓋に例えば1〜lQmm径の
1以上の小孔を設けて、同様に密封処理を施しておけば
よい。
更に、発熱作動用材(あるいは挿入環装棒)は、密封孔
を通じて外蓋から挿入状態にて、発熱物質と誘発物質と
を非接触の状態で収容した誘発物質の隔壁を環装せしめ
、隔室から誘発物質を破損流出せしめる。この発熱作動
用材としては、例えば矢じり状のもの、または、流出ガ
イドを有してなるものであるが、挿入状態のまま、隔室
から誘発物質を破損流出し得るものであれば、いずれの
形状でも使用できる。発熱作動用の密封孔の内径は、密
封孔に(らべて大きな径に形成される。発熱作動用材の
柄が密封孔内に挿入されたとき、先ず矢じり部により誘
発勧学の隔室が充分な大きさに開口破裂せしめられる。
したがって、発熱作動用材を挿入したままの状態にして
おいても、隔室から誘発物質がスムースに流出されると
ともに、密封孔と柄との間にも充分大きな間隙が形成さ
れる。
それ故、この間隙から水和反応の開始にあたり、外蓋外
から密封孔を通じて発熱作動用材を反応質内に挿入して
発熱作動を行わしめ、その後、発熱作動用材をいちいち
抜き取らなくても蒸気抜きが阻害されず、安全性が確保
される。外蓋は容器本体に対して巻締め機により通常の
ようにして巻締める加工される。この巻締め部の密封性
を裔めるために、なるべくはIΩ水性のポリマー溶液に
よりコーティング処理を施す。このコーティングによる
密封部によって、巻締める部分から反応質内への外気中
の水分吸収が完全に阻害される。したがって、発熱物質
の劣化が長期(保存)にわたって防止される。
以下第3図ないし第5図に示した実施例について詳細に
説明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。
〔実施例〕
図中において符号10は加熱容器である。加熱容器10
は容器本体11を備えている。容器本体11は、なるべ
くは断熱性の材料により成形される。容器本体11の上
端には全開形あるいはプルトップ形の外蓋または金属ラ
ミネート製キャップ12が備えられる。この外蓋12は
断面が凹状に形成しである。即ち、容器本体11の他方
の開口部側の方向に突出せしめである。この外蓋12の
突出13により後で説明するように飲食物の加温に際し
、容器を転倒せしめたとき、容器本体11の上部と外I
E13との間に間隙部が形成されなくなる。容器本体1
1の他方の開口部には、有底筒状の筒体14が配装しで
ある。筒体14によって、容器本体ll内に収納室15
と反応室16とが形成される。反応室16内には、その
内底部に発熱物質(若干の希釈兼保温材を含む)17が
収容される。この発熱物質17の図面において下側には
、誘発物質18を密封したパック体(袋)19を配置す
る。このバック体190図において下側には上記と同様
の発熱物質17が配置される。パック体19は反応室1
6内において発熱物質17でサンドイッチ状に挟まれた
形態で収容しである。発熱物質17の図面において下側
には希釈兼保温材である粒状物質20が設けられ、この
粒状物質20の図面において下側には中1!21が配置
しである。中M210図面において下側には通気性材2
2が配装され、この通気性材22上から外IE23を被
嵌して通常の巻締め機により一体的に巻締め加工する。
この巻締め部24はコーティング処理して密封部25に
しである。外蓋23の中心部には発熱作動用孔26があ
けである。この孔26は、外M23の外面側から密封材
27によって密封される。密封材27は発熱作動用材2
8のやじり部29によって環装せしめられ、さらに矢じ
り部29はパンク体19をも貫通して充分な大きさの開
口部に環装せしめる。矢じり部29の最大径部W1は、
密封孔26の内径W2よりも僅かに小さく、さらに柄3
0の外径W3は密封孔26の内径W2よりも小さくなっ
ている。柄30には必要に応じて、密封孔26の内径に
見合う径とした密封栓部を設けてもよい。密封栓部は、
矢じり部29がパック体19を破裂せしめるときに、密
封孔26を閉塞するよう柄30の一部に対して設けられ
る。
この場合、密封孔26とは別に小さい孔を外蓋に設けて
おき、これより水蒸気を逃がす構造とすればよい。更に
、上記の発熱作動用材28は、先端を先鋭状に形成し、
これに連続して断面が十字状をなす流出ガイドを柄30
に形成した密封栓部のところまで形成した構造のもので
あってもよい。
なお、図中において、符号32はカバー蓋である。
〔作用〕
反応室16内に非接触の状態で収容された発熱物室17
と誘発物質18とを水和反応させるには、容器を第3図
の状態から第4図の状態に転倒せしめる。すると、飲食
物2は外蓋12の方向に寄せられる。しかし、この場合
、第4図から理解されるように、外蓋12の突出部13
により飲食物2が持ち上げられるので、該飲食物2によ
り加温装置14の大部分が浸漬される。したがって、密
封材27を発熱作動用材28の矢じり部29で突き破り
、さらにそのまま進入させてパンク体19を環装せしめ
る。すると、誘発物質18が反応室16内に流れ出し、
発熱物質17と接触して水和反応を起す。カバーM32
を外蓋23の上に被せる。
反応室16内で水和反応することにより、高温の水蒸気
が発生され、反応室内の温度が徐々に高められる。上記
の水蒸気の一部は密封孔26から容器外へ放出され、反
応室16内が異常圧とならないように制御される。反応
室16内の温度は、筒体14を介して被加熱物と熱交換
される。上記の場合、加熱装置は飲食物と充分な表面積
で接触しているため、その熱伝導効率はきわめてよく、
しかも容器本体の上部と外蓋との取り付は部付近が異常
に加熱せしめられることはなく、したがって、破裂等の
恐れを確実に防止できる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように、加熱装置は飲食物と充
分な表面積で接触しているため、その熱伝導効率はきわ
めてよい。また、容器本体の上部と外蓋との取り付は部
付近も異常に加熱せしめられることはなく、したがって
、破裂等の恐れを確実に防止できる。すなわち、容器本
体の飲食物収納室の間隙部の気体(空気)の量をできる
だけ少なくする。したがって、加温操作時に容器を転倒
せしめたとき、飲食物と加温装置との接触面積を拡大す
ることができ、加温装置の発熱による熱を飲食物に伝導
し易くすることになるので、飲食物への加温効率を高め
残された少量の気体の膨張も押さえることになり底蓋取
りつけ部分の破裂を確実に防止して極めて安全に使用で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一体型加温装置付き飲食物容器の略図的
断面図、第2図はその加温操作時の断面説明図、第3図
は本発明による一体型加温装置付き飲食物容器の略図的
断面図、第4図はその加温操作時の断面説明図、第5図
はその詳細断面図である。 符号の説明 100.飲食物容器、118.容器本体、120.外蓋
、130.突出部、140.加温装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 容器本体内に熱伝導性材料からなる有底筒状の筒体を配
    装して、飲食物の収容部と反応室とを形成し、該反応室
    内には発熱物質と誘発物質とを非接触の状態で収容し、
    一時的に封鎖された発熱作動用の密封孔を通じて、上記
    両物質の水和反応を発生せしめるとともに容器本体の飲
    食物収納室の間隙部の気体(空気)の量をできるだけ少
    なくするため、容器の飲み口側の蓋を容器の底蓋側の方
    向に突出せしめて構成したことを特徴とする一体型加温
    装置付き飲食物容器。
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