JPS62223566A - 飲食物容器一体型加温装置 - Google Patents

飲食物容器一体型加温装置

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JPS62223566A
JPS62223566A JP61063941A JP6394186A JPS62223566A JP S62223566 A JPS62223566 A JP S62223566A JP 61063941 A JP61063941 A JP 61063941A JP 6394186 A JP6394186 A JP 6394186A JP S62223566 A JPS62223566 A JP S62223566A
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JP
Japan
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food
heating device
exothermic
agent
inducing agent
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JP61063941A
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English (en)
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Seisuke Sasaki
佐々木 清祐
Shoji Tokura
戸倉 昭二
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Toyo Jozo KK
Original Assignee
Toyo Jozo KK
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Publication date
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Publication of JPS62223566A publication Critical patent/JPS62223566A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3484Packages having self-contained heating means, e.g. heating generated by the reaction of two chemicals

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、飲食物、例えば酒類、コーヒー、紅茶、ジュ
ース、乳飲料、味噌汁、スープ、カレールー、シチュー
等の液状またはゲル状飲食物を加熱せしめる飲食物容器
一体型加温装置に関する。
更に詳細には、水分と接触して化学的発熱作用を示す塩
基性発熱剤を含有する発熱剤部と水分を含有する誘発剤
部とを非接触の状態で収容した部を構成し、かつ飲食に
供する飲食物部と容器一体型の構成となし、この誘発剤
部は酸性物質を含有する水溶液を誘発剤となし、化学的
発熱作用時に発熱剤と誘発剤とを接触せしめてなる構成
を特徴とする飲食物容器一体型加温装置で、加熱時の化
学的発熱を少量の誘発剤の使用にて目的温度の加熱また
は一定の誘発剤の使用にてより高温に加熱もしくは多量
の飲食物を目的温度に加熱せしめてなる加熱装置に関す
る。さらに、飲食物容器一体型加温装置において、加温
装置の発熱剤部と誘発剤部とを非接触の状態で収容した
部の少なくとも一面に形成される破壊用の孔が通常は破
壊用の作動部材を有する押圧剥離可能な破壊用プレート
により閉鎖されていて、この破壊用プレートを押圧する
ことにより破壊用の孔が開口されるように構成した簡便
な使用形態の飲食物容器一体型加温装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、水分と接触して化学的発熱作用を示す発熱剤部
と水分を含有する誘発剤部とを非接触の状態で収容して
部を構成した発熱装置と、該発熱装置と非接触の状態で
一体型の構造にした加温装置は知られている。この一体
型加温装置は、非接触の状態で収容した水分を含有する
誘発剤部に加温装置の外から例えば棒状の破壊用ピンを
挿入後、この破壊用ピンを取り出して非接触の状態で保
持されていた誘発剤である水を、この誘発剤部から流出
せしめ、次いで発熱剤、例えばCaOを有効成分とした
塩基性発熱剤と接触させて水和反応により発熱させるも
のである。この一体型加温装置において、その発熱剤は
水分と接触して化学的に発熱作用を示す公知の種々の発
熱剤が適宜使用できるが、しかし冬場での発熱不足また
は発熱不良の問題、発熱剤の保存時の発熱劣化の問題、
発熱剤と誘発剤との発熱における水量不足での発熱不足
、さらに発熱剤と誘発剤との発熱における高圧蒸気によ
る異常圧の問題等多くの検討すべき点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上記のような一体型加温装置における発
熱作動の実験を試みた。その結果、冬場での発熱不足ま
たは発熱不良については、誘発剤部の水の凍結が一因で
あることを見出し、誘発剤を塩類や不凍液等を含有した
水溶液となすことで解決しく特願昭60−58064号
)、また保存時の発熱劣化の問題については、外気水分
の発熱剤による吸湿が一因である。このため、容器の密
封防湿が効果的であるが、しかし、反面において発熱時
における水の気化での高圧蒸気による内圧上昇の問題と
相反する事項であることから、飲食物容器一体型加温装
置の発熱剤部と誘発剤部とを非接触で収容した部の少な
くとも一面に、化学発熱時に発生する異常圧を除去する
弁または孔を有し、この容器内に水分を透過せしめる中
蓋とこの中蓋と外M(例えば底M)の間に通気層を構成
せしめること等により爆発に対する問題点を解決した(
特願昭60−69999号)。
このように、飲食物容器一体型加温装置において、必要
に応じて種々改良せしめた容器一体型加温装置を作製し
たのであるが、さらにこの容器一体型加温装置の飲食物
量を大量にして目的温度まで加温するため、または加熱
時の化学的発熱を少量の誘発剤の使用により行って、目
的温度に加熱するため、あるいは一定の誘発剤の使用で
より高温に加熱せしめるための加熱効率の改良が必要で
あった。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、飲食物に対する加熱効率改善の目的を達
成しつつ、安全かつ良好な飲食物容器一体型加温装置に
ついて完成した。
本発明の改善の要旨は、水分と接触して化学的発熱作用
を示す塩基性発熱剤を含有する発熱剤部と水分を含有す
る誘発剤部とを非接触の状態で収容した部を構成し、か
つ飲食に供する飲食物部と容器一体型の構成となし、こ
の誘発剤部は無機酸性物質または有機酸性物質を含有す
る水溶液を誘発剤となし、化学的発熱作用時に発熱剤と
誘発剤とを接触せしめて、誘発剤中の水と塩基性発熱剤
との反応、および反応によって生成した発熱剤水和物は
酸性物質とさらに反応して中和とともに発熱し、かつこ
の中和反応にて水分子を形成、遊離し、この水分子はさ
らに用いた発熱剤と水和反応して発熱反応を起こし、結
果的に水分がサイクルされるため、少量の水分にて水和
発熱反応および中和発熱反応を伴う発熱反応が継続し、
少量の容積で高い発熱量を得ることができる点にあり、
このような化学的発熱方法と一体化した構成を有する飲
食物容器一体型加温装置を提供するものである。
さらに、前記した発熱剤部と誘発剤部とを非接触の状態
で収容した部の少なくとも一面に形成した破壊用の孔は
破壊用の作動部材を有する押圧剥離可能な破壊用プレー
トにより閉鎖されていて、この破壊用プレートを押圧す
ることにより破壊用の孔が開口されるようにし、化学的
発熱作用時に発熱剤と誘発剤部とを接触せしめて化学的
発熱してなる構成を特徴とする飲食物容器一体型加温装
置となすことにより、上記の誘発剤部において無機酸性
物質または有機酸性物質である酸性物質を含有する水溶
液を誘発剤となす構成、または化学的発熱作用時に発熱
剤と誘発剤とを接触せしめて化学的発熱してなるときの
誘発剤の逆流の防止、さらに簡便な使用における改良さ
れた加温装置を完成した。
本発明は、上記の知見の基づいて完成されたもので、水
分と接触して化学的発熱作用を示す塩基性発熱剤を含有
する発熱剤部と水分を含有する誘発剤部とを非接触の状
態で収容した部を構成し、かつ飲食に供する飲食物部と
容器一体型の構成をなし、この誘発剤部において酸性物
質を含有する水溶液を誘発剤となし、化学的発熱作用時
に発熱剤と誘発剤とを接触せしめて、化学的発熱してな
る構成を特徴とする飲食物容器一体型加温装置、および
水分と接触して化学的発熱作用を示す発熱剤部と水分を
含有する誘発剤部とを非接触の状態で収容した部を構成
し、かつ飲食に供する飲食物部と容器一体型の構成をな
し、この発熱剤部と誘発剤部とを非接触で収容した部の
少なくとも一面に形成した破壊用の孔を有する構成で、
破壊用の孔に破壊用の作動部材を有する押圧剥離可能な
破壊用プレートを設置した構成となし、化学的発熱作用
時に発熱剤と誘発剤とを接触せしめて化学的発熱してな
る構成を特徴とする飲食物容器一体型加温装置である。
本発明における一体型に組み込んだ飲食物部を収納する
容器は、好ましくは耐熱、耐圧かつ熱伝導性の良好な材
料から形成される。このような材料としては、鉄、アル
ミニウム、銅、ステンレス等の金属またはその腐食処理
をした金属、耐熱性高分子ポリマー、更にまた、耐熱性
高分子ポリマー、紙、布類、プラスチックフィルムと金
属箔とを使用した金属ラミネート材が挙げられる。また
誘発剤部と発熱剤部とを非接触の状態で収納した部も、
上記の如き材料で構成される。さらに、この飲食物部お
よび発熱剤部と誘発剤部との反応部の構成は特に限定さ
れるものではなく、例えば飲食料容器内にこの反応部を
収容した構成が簡便である。
また発熱剤部と非接触の状態で収納される誘発剤部は、
簡便には、誘発剤部を非透水性かつ耐酸性のシールド材
、例えばポリエチレン製フィルム、ポリプロピレン製フ
ィルム、ナイロン製フィルム等のフィルムまたはこれら
のフィルムと金属箔とを使用した金属ラミネート材のフ
ィルムを使用して、適宜の形状に成形保持すればよい。
次いで、この誘発剤部に充填される誘発剤である酸性物
質を含有する水溶液としては、用いる塩基性発熱剤、例
えばCaO等と中和反応を生ずるものであればよく、無
機酸性物質または有機酸性物質の水溶液が挙げられる。
無機酸性物質としては、例えば、リン酸系無機酸性物質
や硫酸系無機酸性物質が好ましいものとして挙げられる
。リン酸系無機酸性物質としては、例えばメタリン酸、
ピロリン酸、酸性ビロリン酸、オルトリン酸、第一リン
酸ナトリウム、三リン酸、次リン酸等が挙げられる。ま
た硫酸系無機酸性物質としては、例えば亜硫酸、重亜硫
酸ナトリウム、硫酸、重硫酸ナトリウム、チオ硫酸、ピ
ロ亜硫酸などがあげられる。その他有機酸性物質として
は、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマール酸
、グルタル酸、乳酸、ピルビン酸、リンゴ酸、グルコン
酸などの公知の有機酸があげられる。これらの無機酸性
物質や有機酸性物質のある種のものは水溶液ではなく、
例えば無水有機酸、酸無水物の状態で発熱剤と混ぜて共
存させることもできる。その場合には、誘発剤部の誘発
剤は水のみであってもよい。勿論、これに必要に応じて
前記で説明したような酸性物質を混入させたものであっ
てもよい。
更に、前記の酸性物質の使用量としては、用いる例えば
Ca0O量に対して0.05モル比以上使用すればよく
、またCaOの量に対して等モル比の使用の上限量を定
めればよく、好ましくは0゜1−0.7モル比である。
さらにこの酸性物質の水溶液としての濃度は、何ら限定
されるものではないが、好ましくは5−70%濃度の酸
性物質含さらに充填される発熱剤は、水分と接触して化
学的発熱作用を示す塩基性発熱剤であって、例えばCa
b、CaClz等水和反応にて発熱するものであれば全
て使用できる。特に発熱剤としてはCaOを有効成分と
したものが好ましく、例えばこのCaO等の発熱剤にM
gC01・CaC0:+の焼成物(ドロマイト)等を添
加して純度調整したCaOを有効成分とした発熱剤とし
て用いればよい。さらにこの発熱剤は、例えば不含水溶
媒を用い、必要に応じて溶媒可溶性の中性ないしアルカ
リ性の水溶性バインダーにて顆粒状に成形して、飛散防
止のための加工を施すようにすることが好ましい。
さらに、発熱剤の使用量は、加熱する飲食物の比熱、量
を計算の上、水和反応熱量および中和発熱反応熱量から
算出すればよい。例えば比熱約1の液体として酒、コー
ヒー、紅茶などの飲食料180mj+を50″C上昇せ
しめるには、少なくともCaOが約40−45g、誘発
剤部の含有水溶液の水分として12−13g以上を用い
ればよい。
上記の発熱剤は、CaOの危険物取り扱い上の点液の水
分として12−13g以上を用いればよい。上記の発熱
剤は、CaOの危険物取り扱い上の点から、前記のドロ
マイトやNaCβ、Na2SO4、砂、小石や破砕石等
を希釈剤として、または保温剤として約20%まで添加
してもよい。このような保温剤の添加は、発熱時の過剰
な熱を吸熱せしめることにより、加熱後の飲食料を放置
しておいても、その保温効果を保持し得るようにするた
めに有効である。さらに、保温剤は、発熱時の熱を吸収
するために加熱装置内の異常昇圧を防止するいわゆる安
全弁の役割を営むから安全性をより高め得ることができ
る。
以上説明したような本発明の飲食物容器一体型加温装置
として、以下の実施例中東3図に示す容器を使用し、誘
発剤として、水および酸の量を変更した場合の飲食物の
温度上昇度合および持続性を試験し、その結果を第1表
に示した。
上記の第1表における試験条件としては、日本酒180
mt! (使用前品温22”C)を、発熱剤として生石
灰とドロマイト混合物75g、誘発剤として表に示した
組成(H3PO,は85%水溶液)を用い、経時的に温
度を測定した。なお、値は、10本測定した平均値で示
す。
次に、誘発剤の量を変えて、他は上記と同じように設定
して試験を行った結果は第2表の通りであった。
第2表から分かるように、誘発剤として酸性物質を含有
する水溶液の使用により、加温された飲食物は水だけの
誘発剤の使用によるよりも高温に加温され、しかもそれ
が持続していることがわかる。
本発明の実施例について図面を参照して説明するが、本
発明はこれにより限定されるものではない。
本発明の実施例として、加熱装置を飲食物容器に組み込
んだ一体型加温装置の構成;加熱装置1を飲食物容器1
1と一体型にした実施例である第1図について説明する
。第1図は全体の縦断面図である。加熱装置1はなるべ
くは断熱性の材料により成形された飲食物容器11の反
応室12内に収容される。飲食物容器11は、熱伝導性
の良好な金属またはその腐食仕切壁13を設けることに
よって、飲食物部の収納室14と加熱装置1の反応室1
2とが形成される。上記の反応室12には室の形状に見
合うように成形された加熱装置1を収納して、底蓋15
と仕切壁13と飲食料容器11とを巻締機によって一体
的に巻締め加工して一体型加温装置とする。
加熱装置1の収容に際しては、例えば誘発剤部7が上側
、発熱剤部6が下側となるように収容するか、または誘
発剤部7を発熱剤部6で積層したサンドインチ型となる
ように収容すればよい。なぜなら、例えば底1115側
の孔15aから作動部材(図示せず)を挿入し、加熱装
置1を突き刺し、さらに隔壁3を突き破ったときに、誘
発剤7の下方移行をスムースにし、発熱剤6と誘発剤7
との接触を迅速かつ確実に行わしめるためである。上記
の作動部材の挿入がよりスムースに行えるようにするた
めに、例えば底蓋15側に孔15a等を設けたり、ある
いはその他の貫通手段を講じておけば挿入操作がより容
易となる。
なお、図中において符号17は飲食料容器11の底1f
15に対して着脱可能に装着されたカバー蓋である。こ
のカバー蓋17は、上蓋18に被蓋させてもよい。底M
15にこのカバーM11を装着した理由は、発熱作動に
際し、孔15aから作動部材を挿入して、隔壁3を破り
、誘発剤7と発熱剤6との水和反応の際に生じる水蒸気
が孔15aから外部へ噴出するときに、該水蒸気による
火傷を防止したり、あるいは汚損を防止するためである
次に、他の実施例として第2図について述べる。
第2図の実施例は加熱装置1を飲食料容器11と一体型
にした縦断面図である。この第2図における飲食料容器
11は、第1図に示した容器と同じ構造である。この実
施例は加熱装置1の構造が異なる。即ち、発熱剤6と誘
発剤7とがバック形態とならず、分離された構造である
。この加熱装置1において誘発剤部の酸性物質を含有す
る水溶液のみがバック形態として密封される。従って、
仕切壁13で形成された収納室12内に、発熱剤6を収
納し、この発熱剤6の上側に酸性物質を含有する誘発剤
7のバックを配置する。そして、飲食料容器と仕切壁1
3と底蓋15とを巻締機によって一体的に巻締め加工す
る。この場合、酸性物質を含有する誘発剤7はバック形
態となしたことにより発熱剤部6と区画されるものであ
る。
さらに、上記の一体的な巻締めによる巻締め部11aの
密封性を高めるために、なるべくは撥水性のポリマーに
よりコーティング処理を施す。このコーティング処理に
よるポリマー密封部16によって、巻締め部11aから
反応室12への外気水分吸収を完全に阻止できる。従っ
て、その結果、一体型加熱装置の発熱作動も何らその保
管時に劣化されることもない。
最後に、本発明の第3実施例について第3図を参照して
説明すれば、この実施例の場合には、酸性物質を含有す
る誘発剤7のバックの下側に発熱剤6を配置し、さらに
その下側に水蒸気を透過せしめる中蓋19を配置する。
この中蓋19は、上記の水蒸気を透過せしめるために、
例えば紙製材料とか金属箔、布により形成し、これに孔
を明けたりあるいは適宜形状の切り込みを入れる。この
中IE19の下側には緩衝材20を配置し、中蓋19と
底蓋15との密着を防止する。更に、底M15の内面側
には、孔15aを塞ぐようにして作動部材21が取りつ
けである。作動部材21はその矢じり状の作動部21a
の全高rhJが収納室12のバックの外面までの高さr
HJとほぼ同じ高さ位置となるように設計しである。従
って、通常の場合には、作動部21aは誘発剤7を収容
したバックを突き破ることなく、上記のスペース「H」
内に位置せしめられる。作動部材21は孔15aの外側
から指先で内方に押し込むことにより簡単に進入せしめ
られ、誘発剤7を破裂せしめることになる。作動部21
は、例えば第4図に示されるように、その軸線方向に沿
って溝21bが形成され、誘発剤7のバックを破裂せし
めた時に誘発剤7がその溝を介して発熱剤部6ヘスムー
スに移行せしめられる。また、作動部材21として、第
5図に示すように、作動部21aの根元部に互いに他と
対向してくびれ部21c、21cを形成しておく。この
くびれ部21C,21c間の径が、前記孔15aの内径
と合致するようにしておけば、作動部21aが孔15a
内に挿入されたときに、くびれ部21c、21cにより
孔15aを閉塞し、該孔から水蒸気が流出されないよう
にする。更に、作動部材21の変形例として、作動部2
1aに形成する溝21bを、前記第4図および第5図の
ように貫通する溝ではなく、縦長の切り欠き状の溝の形
態に構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の好適な実施例を示すものであり、第1図
は発熱剤部と誘発剤部とがバック形態に構成された場合
の縦断面図であり、第2図は発熱剤部と誘発剤部とが分
離された形態に構成された場合の縦断面図であり、第3
図は作動部材を底蓋内に組み込んだ形態の縦断面図であ
り、第4図ないし第6図は作動部材のそれぞれ異なる実
施例の説明図である。 符号の説明 101.加熱装置 390.隔壁 6600発熱剤部 700.誘発剤部 11、 、 、飲食物容器 12100反応室 13、、、腐食仕切壁 14、、、収納室 15、、、底蓋 15a、、、孔 21、、、作動部材 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水分と接触して化学的発熱作用を示す塩基性発熱剤
    を含有する発熱剤部と水分を含有する誘発剤部とを非接
    触の状態で収容した部を構成するとともに飲食に供する
    飲食物部と容器一体型の構成となし、上記の誘発剤部が
    酸性物質を含有する水溶液を誘発剤として構成されてい
    ることを特徴とする飲食物容器一体型加温装置。 2、酸性物質が、無機酸性物質または有機酸性物質であ
    る特許請求の範囲第1項記載の飲食物容器一体型加温装
    置。 3、無機酸性物質が、リン酸系無機酸性物質である特許
    請求の範囲第2項記載の飲食物容器一体型加温装置。 4、無機酸性物質が、硫酸系無機酸性物質である特許請
    求の範囲第2項記載の飲食物容器一体型加温装置。 5、発熱剤部と誘発剤部との非接触において、誘発剤を
    非接触の状態で保持した構成である特許請求の範囲第1
    項記載の飲食物容器一体型加温装置6、発熱剤と誘発剤
    とを接触せしめて化学的発熱させるにあたり、誘発剤を
    非接触の状態で保持した部を破壊して化学的発熱せしめ
    る特許請求の範囲第1項記載の飲食物容器一体型加温装
    置。 7、破壊において、飲食物容器一体型加温装置の発熱剤
    部と誘発剤部とを非接触で収容した部の少なくとも一面
    に形成した破壊用の孔を有する構成である特許請求の範
    囲第7項記載の飲食物容器一体型加温装置。 8、形成した破壊用の孔が、破壊用ピンの挿入孔である
    特許請求の範囲第8項記載の飲食物容器一体型加温装置
    。 9、形成した破壊用の孔の径が、破壊用の作動部材の径
    と同径ないし大径である特許請求の範囲第9項記載の飲
    食物容器一体型加温装置。 10、形成した破壊用の孔の内側に、破壊用の作動部材
    が押圧剥離可能な破壊用プレートを設置した構成となし
    、上記の破壊用の孔が破壊用プレートを押圧できる孔で
    ある特許請求の範囲第8項記載の飲食物容器一体型加温
    装置。 11、破壊用の作動部材が、ビンの側面に溝を形成して
    なる特許請求の範囲第9項、第10項または第11項記
    載の飲食物容器一体型加温装置。 12、破壊用の作動部材が、誘発剤部の誘発剤の逆流を
    防止した構成である特許請求の範囲第9項、第10項、
    第11項または第12項の飲食物容器一体型加温装置。 13、飲食物容器一体型加温装置の発熱剤部と誘発剤部
    とを非接触で収容した部の少なくとも一面の内部に、化
    学的発熱時において発生する高圧の除去弁または孔を有
    する特許請求の範囲第8項記載の飲食物容器一体型加温
    装置。 14、飲食物容器一体型加温装置の底部側に水分と接触
    して化学的発熱作用を示す発熱剤部と水分を含有する誘
    発剤部とを非接触の状態で収容した部を構成し、この容
    器の底部側に水分を透過せしめる中蓋と、この中蓋と底
    蓋との間に通気層を構成してなる特許請求の範囲第1項
    記載の飲食物容器一体型加温装置。 15、水分と接触して化学的発熱作用を示す発熱剤部と
    水分を含有する誘発剤部とを非接触の状態で収容した部
    を構成するとともに飲食物部と容器一体型の構成となし
    、この発熱剤部と誘発剤部とを非接触で収容した部の少
    なくとも一面に破壊用の孔を有し、該破壊用の孔に破壊
    用の作動部材を有する押圧剥離可能な破壊用プレートを
    設置して、該孔から化学的発熱作用時に破壊用プレート
    を押圧して、発熱剤と誘発剤とを接触せしめて化学的発
    熱させる構成としたことを特徴とする飲食物容器一体型
    加温装置。 16、破壊用の作動部材が、作動部の側面に溝を構成し
    てなる特許請求の範囲第16項記載の飲食物容器一体型
    加温装置。 17、破壊用の作動部材が、誘発剤部の誘発剤の逆流を
    防止した構成である特許請求の範囲第16項記載の飲食
    物容器一体型加温装置。 18、水分と接触して化学的発熱作用を示す発熱剤部が
    、塩基性発熱剤である特許請求の範囲第16項記載の飲
    食物容器一体型加温装置。 19、発熱剤部と誘発剤部と飲食物部とを非接触の状態
    で収容した一体型の構成となし、前記の発熱剤部に無機
    酸性物質あるいは有機酸性物質を酸無水物あるいは無水
    有機酸の形態で混入せしめ、この誘発剤部は水または酸
    性物質を含有する水溶液を誘発剤となし、化学的発熱作
    用時に発熱剤と誘発剤とを接触せしめてなる構成を特徴
    とする飲食物容器一体型加温装置。 20、水分と接触して化学的発熱作用を示す塩基性発熱
    剤を含有する発熱剤部が、粉末状の有機酸、有機酸無水
    物または酸性無機塩を含有してなる特許請求の範囲第2
    0項に記載の飲食物容器一体型加温装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63290529A (ja) * 1987-05-22 1988-11-28 凸版印刷株式会社 簡易加熱容器
JP2018506316A (ja) * 2014-11-12 2018-03-08 ドクド カンパニー リミテッドDokdo Co.,Ltd. 携帯用発熱容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59229131A (ja) * 1984-05-02 1984-12-22 Kemitsuku:Kk 化学かいろの発熱時間制御方法

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