JPS63120736A - ポリイミドチオエ−テルの製造方法 - Google Patents

ポリイミドチオエ−テルの製造方法

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JPS63120736A
JPS63120736A JP61266686A JP26668686A JPS63120736A JP S63120736 A JPS63120736 A JP S63120736A JP 61266686 A JP61266686 A JP 61266686A JP 26668686 A JP26668686 A JP 26668686A JP S63120736 A JPS63120736 A JP S63120736A
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玉井 知二
Tetsuya Asahi
旭 哲也
Yozo Kondo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エレクトロニクス、輸送機器および航空様材
料等の分野で使用可能なポリイミドチオエーテルの製造
方法に関する。
[従来の技術] 従来、ポリイミド樹脂は優れた耐熱性とともに、優れた
電気的、Il械的特性を有し、広く工業材料として使用
されてきた。しかしこれらの多くのポリイミド樹脂、た
とえばピロメリット酸無水物または、その同族体とジア
ミンから得られる公知の耐熱性ポリイミド樹脂は耐熱性
に優れるが熱的に不融であり、通常の成形加工機を用い
て加工することは困難であった。
このため、wJm状態で加工できることをめざし、種々
のポリマー構造の分子設計が検討され、種々のポリエー
テルイミドおよびポリイミドチオエーテルが提案されて
いる。(たとえば、H,D。
BUrkSら Journal  ofApplied
  Polymer 3c i ence、301.2401ページ、198
5年) ポリイミドチオエーテルを製造する方法として1:va
ns等(Polymer Prepr i nts、25巻、268ページ、19
84年)は、3−ニトロフタル酸無水物および4−ニト
ロフタル酸無水物を出発原料に例えば以下に示す様な5
段階のプロセスを経由する方法を提案している。
(1)第170セス(4−ニトロ−N−フェニルフタル
イミドの合成) (2)第2プロセス(4,4’ −ビス(N−フェニル
フタルイミド)スルフィドの合成)(3)第3プロセス
(加水分解反応) (4)第4プロセス(!!l無水物化反応)(5)第5
プロセス(ポリイミドチオエーテルの製造) チルは、熱的および耐酸化性がきわめて良好であり、か
つ加工性の1つの目安となるガラス転移温度がジアミン
の種類により118℃〜280℃の範囲にあることから
工業的に使用できる材料として期待されるものである。
しかしながら該報告による方法では、5段階のプロセス
を経るため、例えば各プロセスの収率を90%と仮定し
ても最終収率は59%まで低下するとか、設備および作
業が複雑になるとかの工業的に製造する上で不利な点が
あった。
[発明が解決しようとする問題点1 本発明の目的は、エレクトロニクス、輸送機および航空
機材料等の分野で使用可能なポリイミドチオエーテルを
製造するに際し工業的に製造する上で不利な点がある従
来の5段階ブOセスにかわり、2段階の簡便な製造方法
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意努力し、
3−ニトロフタル酸無水物または4−ニトロフタル酸無
水物と脂肪族ジアミンとから合成されるジニトロ化合物
とスルフィド化剤とを有機溶媒中で反応されることによ
りわずか2段階のプロセスで合成できることを見い出し
本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、一般式(1) (式中、Rは脂肪族化合物を、−S−の結合位置は、3
.3′−位または、4,4′−位を、nは3以上の整数
を表わす) で表わされる主鎖にイミド環構造と硫黄を含有する脂肪
族ポリイミドチオエーテルを合成するに際し、3−ニト
ロフタル酸無水物または、4−ニトロフタル酸無水物と
脂肪族ジアミンから合成される一般式(2) (式中、Rは脂肪族化合物を、−No2の結合位置は3
,3′−位または4.4′−位を表わす)で表わされる
ジニトロ化合物とスルフィド化剤とを、有機溶媒中で反
応させることにより、一般式(1)で表わされるポリイ
ミドチオエーテルを2段階という短縮されたプロセスで
製造することを可能とするものである。
本発明で用いられるスルフィド化剤としては、硫化アル
カリ金属化合物およびイオウ源と水酸化アルカリ金属化
合物の併用等が挙げられる。
硫化アルカリ金属化合物としては、硫化リチウム、硫化
ナトリウム、硫化カリウム、硫化ルビジウム、硫化セシ
ウムおよびこれらの混合物が含まれる。
イオウ源としては、水硫化アルカリ金属化合物。
硫化水素チオアミド、チオ尿素、チオカルバネート、チ
オカルボン酸、二硫化炭素、チオカルボキシレート、イ
オウ、五硫化リン等が挙げられる。
特に水硫化アルカリ金属化合物としては、水硫化リチウ
ム、水硫化ナトリウム、水硫化カリウム。
水硫化ルビジウム、水硫化セシウムおよびこれらの混合
物が含まれる。
又水酸化アルカリ金属化合物としては、水酸化カリウム
、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム。
水酸化セシウムおよびこれらの混合物が挙げられ、水酸
化ナトリウムが特に好ましい。
本発明に使用される芳香族ジアミンとしては、エチレン
ジアミン、1,3−ジアミノプロパン。
1.4−ジアミノブタン、1.5−ジアミノペンタン、
1.6−ジアミツヘキサン、1,7−ジアミノペンタン
、1,8−ジアミノオクタン。
1.9−ジアミノノナン、1.10−ジアミノデカン、
1.12−ジアミノドデカン等が挙げられる。
[作用1 本発明の方法による3−ニトロフタル酸無水物または、
4−ニトロフタル酸無水物と脂肪族ジアミンとから一般
式(2)で表わされるジニトロ化合物の合成は、一般に
は無水の有機溶媒中で、不活性ガス、例えば、窒素の気
流下あるいは減圧下で副生ずるH20ガスを除去しなが
ら約50〜300℃、好ましくは100〜250℃の湿
度で約1〜20時間加熱して行われる。
3−ニトロフタル酸無水物または4−ニトロフタル酸無
水物に対する脂肪族ジアミンのモル比は特に制限はない
が1/2モル等曾使用するのが合理的である。
このようにして得られた一般式(2)で表わされるジニ
トロ化合物と硫黄化合物から一般式(1)で表わされる
ポリイミドチオエーテルを得る反応は、一般に無水の有
機溶媒中で、不活性ガス、たとえば窒素の気流下20〜
200℃の温度で約1時間〜20時間加熱して行われる
一般式(2)で表わされるジニトロ化合物に対するイオ
ウ元素のモル比は0.7〜1.30の範囲で実質的に当
伍であることが好ましく、特に0.95〜1.10の範
囲が好ましい。
一般には、重合反応開始時における原料モノマー(ジニ
トロ化合物+スルフィド他剤)濃度は50〜400Q/
l溶媒の範囲が選択される。
一般式(1)および(2)で表わされる物質を製造する
際に使用される有機溶媒としてはN、N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチル
−2−ピロリドン等のアミド系溶媒、ジメチルスルホキ
シド、ジフェニルスルホン、スルホラン等のイオウ系溶
媒、ニトロベンゼン、クレゾール等のベンゼン系溶媒等
を例示することができる。
[実施例] 以下に本発明の方法を実施例によって示すがこれらによ
って本発明が限定されるものではない。
実施例1 一般式(2)で表わされるジニトロ化合物の!!l造は
、以下の様に行った。
撹拌機、温度計、窒素導入管を備えた50(7フラスコ
に4−二トロフタル酸無水物19.30g(0,10モ
ル)、1.6−ジアミツヘキサン5.80g(0,05
モル)、N−メチル−2−ピロリドン200dを加え、
窒素雰囲気下190℃で6時間加熱撹拌し、析出してき
た黄色結晶を口過し、メタノールで洗浄後真空乾燥しジ
ニトロ化合物を得た。収量4.29g(収率92%)。
一般式(1)で表わされるポリイミドチオエーテルの製
造は前記のジニトロ化合物を用い以下の様に行った。
撹拌機、温度計、窒素導入管を備えた200Idフラス
コに、硫化ナトリウム9水!2.40q(0,01モル
)およびN−メチル−2−ピロリドン80蛇を加え窒素
雰囲気下200℃まで加熱し共沸蒸留により水を除去し
た。
続いて60℃まで冷却した後、先に得たジニトロ化合物
4.66g(0,01モル)を加え、6時間60℃で加
熱撹拌した。室温まで冷却したのち、11のメタノール
溶液に投入しポリマーを沈澱させ、沈澱物を水、アセト
ンで洗浄し、100℃で12時間真空乾燥して淡黄色の
粉末を得た。収量3.58G(収率88%)。
このポリマーの固有粘度は1.06 (0,5g/di
−m−クレゾール、25℃)であり、赤外線吸収スペク
トル(K8r錠剤法)は1780cIR−’。
1720α−1(イミド基にもとずく)および750α
−1(チオエーテル基にもとずく)にポリイミドチオエ
ーテルの特性吸収を示した。
実施例2 1.6−ジアミツヘキサンのかわりに1.8−ジアミノ
オクタンを使用した以外は全〈実施例1と同様の方法で
行い淡黄色のポリマーを得た。収ff14.330 (
収率100%)。
このポリマーの固有粘度は0.87 (0,5Q/dj
!−m−クレゾール、25℃)であり、赤外線吸収スペ
クトル(KBr錠剤法)は1780cts−’。
1720cIRおよび750α−1にポリイミドチオエ
ーテルにもとずく特性吸収を示した。
実施例3 4−ニトロフタル酸無水物のかわりに3−二トロフタル
酸無水物を使用した以外は全く、実施例1と同様の方法
で行い褐色のポリマーを得た。収量2.71g(収率6
7%)。
このポリマーの固有粘度は0.30 (0,5q/dj
!−m−クレゾール、25℃)であり、赤外線吸収スペ
クトル(KBr錠剤法)は1780cm−’。
1720cIR−1および750cfR−’にポリイミ
ドチオエーテルにもとずく特性吸収を示した。
実施例4 実施例1と同様の装置、方法を用いて4−ニトロフタル
酸無水物と1.8−ジアミノオクタンから(りられたジ
ニトロ化合物4.940 (0,01モル)、硫化水素
ナトリウム0.48 (0,01モル)、水酸化ナトリ
ウム0.40g(0,01モル)およびジメチルホルム
アミド60−をフラスコに加え窒素気流下60℃で24
時間反応させ、実施例1と同様に処理して淡黄色の粉末
を得た。
収量4.26g(収率98%)。
このポリマーの固有粘度は0.77 (0,5q/d1
−m−クレゾール、25℃)であり、赤外線吸収スペク
トル(KBr錠剤法)は1780atr、1720cm
  および750aR−’にポリイミドチオエーテルに
もとずく特性吸収を示した。
実施例5 4−ニトロフタル酸無水物のかわりに3−二トロフタル
酸無水物を使用した以外は全〈実施例4と同様の方法で
行い褐色のポリマーを得た。収量2.76q(収率64
%)。
このポリマーの固有粘度は0.16 (0,50/dj
!−m−クレゾール、25℃)であり、赤外線吸収スペ
クトル(KBr錠剤法)は1780Crn−’。
1720cm および750cIR−’にポリイミドチ
オエーテルにもとずく特性吸収を示した。
[発明の効果] 本発明の方法によれば従来、5段階の反応プロセスを経
て製造されていたポリイミドチオエーテルがわずか2段
階の短縮された簡便な方法により収率より!!造するこ
とが可能になった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(1) (式中、Rは脂肪族化合物を、−S−の結合位置は3,
    3′−位または4,4′−位を、nは3以上の整数を表
    わす) で表わされる主鎖にイミド環構造と硫黄を含有する脂肪
    族系ポリイミドチオエーテルを合成するに際し、3−ニ
    トロフタル酸無水物または、4−ニトロフタル酸無水物
    と脂肪族ジアミンとから合成される一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(2) (式中、Rは脂肪族化合物を、−NO_2の結合位置は
    3,3′−位または、4,4′−位を表わす) で表わされるジニトロ化合物とスルフィド 化剤とを有機溶媒中で反応させることを特徴とするポリ
    イミドチオエーテルの製造方法。
JP61266686A 1986-11-11 1986-11-11 ポリイミドチオエ−テルの製造方法 Expired - Lifetime JPH0725886B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506691A (ja) * 2007-12-19 2011-03-03 中国科学院▲寧▼波材料技▲術▼▲与▼工程研究所 ポリチオエーテルイミド及びその製造方法
CN103497337A (zh) * 2013-09-25 2014-01-08 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种聚硫醚酰亚胺的制备方法

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JP2011506691A (ja) * 2007-12-19 2011-03-03 中国科学院▲寧▼波材料技▲術▼▲与▼工程研究所 ポリチオエーテルイミド及びその製造方法
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