JPS63118385A - 感圧性接着剤 - Google Patents

感圧性接着剤

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Publication number
JPS63118385A
JPS63118385A JP61265122A JP26512286A JPS63118385A JP S63118385 A JPS63118385 A JP S63118385A JP 61265122 A JP61265122 A JP 61265122A JP 26512286 A JP26512286 A JP 26512286A JP S63118385 A JPS63118385 A JP S63118385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylic
pressure
sensitive adhesive
fluorine
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP61265122A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjiro Hayashi
林 健二郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS63118385A publication Critical patent/JPS63118385A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、含フッ素アクリル系モノマを成分とするアク
リル系共重合体を用いてなり、表面保護部材の形成に好
適な5再剥離タイプの感圧性接着剤に関するものである
従来の技術及び問題点 アクリル酸系エステルと官能基を有するアクリル系化合
物との共重合体を架橋剤で架橋処理してなるアクリル系
感圧性接着剤には、ゴム系感圧性接着剤のように紫外線
による劣化でそれを剥がした際に感圧性接着剤層の残骸
(糊残り)で被着体が汚染される現象は見られないもの
の、コールドフロー等により接着面積が増大して被着体
に対する接着力が経時的に上昇する現象が見られる。
この現象は、フィルムやシート等の薄葉体からなる基材
に感圧性接着剤層を付設してなる表面保護部材のように
、−旦被着体に貼着したのち再剥離する要のあるものに
あっては、これを被着体より剥がす際に基材共々破れる
などして剥離を困難にし、その作業性を低下させる原因
となる。
従来、アクリル系感圧性接着剤における前記した経時変
化による接着力の上昇を防止ないし抑制した感圧性接着
剤としては、特殊な官能基を有するモノマを用いて架橋
密度を高<シ、コールドフローを抑制したもの(特公昭
58−33909号公報)、あるいは上記したアクリル
系感圧性接着剤に、ブルーミング層を形成させるべく低
分子量の界面活性剤を添加したもの(特公昭51−20
053号公報)や離型機能を有するポリマを添加したも
の(特公昭58−45991号公報、特公昭60−36
235号公報)、あるいは離型機能を有するビニル系モ
ノマを共重合させたもの(特公昭51−5427号公報
、特公昭54−1577号公報)が提案されている。
しかしながら、前記改良型のいずれにあっても、例えば
ポリカーボネート板のように表面張力の高い(40〜5
0 d y n / cm )被着体に対しては、経時
変化による接着力の上昇を抑制する効果がほとんど認め
られない問題点があった。
問題点を解決するための手段 本発明者らは上記の問題点を克服し、表面張力の高い被
着体に対しも接着力増大の抑制効果に優れるアクリル系
感圧性接着剤を開発するために鋭意研究を重ねた結果、
特殊な含フッ素アクリル系モノマを用いることによりそ
の目的を達成しうろことを見出し、本発明をなすに至っ
た。
すなわち、本発明は、アクリル酸系エステルと、官能基
を有するアクリル系化合物からなるアクリル系共重合体
を架橋剤で架橋処理してなる感圧性接着剤において、ア
クリル系共重合体が一般式%式%) (ただし、nは1〜8の整数、RはH又はFである。)
で表される含フッ素アクリル系モノマを成分として含有
することを特徴とする感圧性接着剤を提供するものであ
る。
作用 上記した含フッ素アクリル系モノマを共重合させること
により、表面張力の低いアクリル系共重合体が得られ、
ひいては接着力の経時変化が小さい感圧性接着剤が得ら
れる。
発明の構成要素の例示 本発明の感圧性接着剤におけるアクリル系共重合体は一
般式、 CH2=CH−C00CHz (CF2)?L  R(
ただし、nは1〜8の整数、RはH又はFである。)で
表される含フッ素アクリル系モノマを成分とする。すな
わち例えば、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチルなとで代表される一般に炭素数が15
以下のアクリル酸系エステルや、アクリル酸、メタクリ
ル酸、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル、アクリルアミド、アクリロニト
リルなどで代表される官能基を有するアクリル系化合物
などの通常の構成成分ほかに前記した含フッ素アクリル
系モノマを成分とする。
本発明において用いるアクリル系共重合体としては、ア
クリル酸系エステル100重量部あたり、150重量部
以下、就中5〜100重量部の含フッ素アクリル系モノ
マを用いて共重合させたものが適当である。アクリル系
共重合体における含フッ素アクリル系成分の共重合割合
が過少であると、得られる感圧性接着剤における接着力
の経時変化の改善効果に乏しいし、他方、過多であると
他成分との相溶性の点で安定した共重合体が得にく(な
る。
アクリル系共重合体における含フッ素アクリル系モノマ
の好ましい共重合割合は、得られる感圧性接着剤の表面
張力が30 d y n / am以下となるものであ
る。
なお、官能基を有するアクリル系化合物の使用量は、ア
クリル酸系エステル100重量部あたり0.1〜30重
量部が一般である。
本発明の感圧性接着剤は、架橋剤を用いて架橋処理した
ものである。用いる架橋剤について特に限定はな(、例
えばポリイソシアネート、メラミン樹脂、金属塩等で代
表される公知の架橋剤を用いつる。架橋剤の配合量は通
例であってよく、従ってアクリル系共重合体100重量
部あたり0.5〜15重量部が一般である。
なお、本発明の感圧性接着剤においては、必要に応じ、
上記したアクリル系共重合体、架橋剤のほかに例えば、
充填剤や酸化防止剤などの常用配合剤を添加することは
支障ない。
本発明の感圧性接着剤は、例えば粘着テープ等などの通
例の用途のほか、フィルムやシート等の薄葉体から一般
になる基材の全面、あるいは点状等部分的に感圧性接着
剤層を付設してなる表面保護部材などのように、ステン
レス板、アルミニウム板、銅板等で代表される金属板、
ポリ塩化ビニル板、ポリカーボネート板等で代表される
プラスチック板、ガラス板などから一般になる被着体に
一旦貼着したのち再剥離する必要のあるものに好ましく
用いられる。なお、薄葉体としてはプラスチック、紙、
布、金属箔などからなるものが一般に用いられる。ポリ
エチレンやポリプロピレン等の非極性物質からなる薄葉
体の場合には、コロナ放電処理等の表面処理を施すこと
が糊残りを予防するうえで有効である。
発明の効果 本発明の感圧性接着剤は、含フッ素アクリル系モノマを
用いたアクリル系共重合体を成分とするので接着力の経
時変化が小さく、被着体に対する接着力の貼着初期状態
の維持性に優れている。
その結果、表面張力の高い被着体に適用した場合にも再
剥離、殊に時間が経過した後における再剥離を容易に行
うことができ、その剥離作業を能率的に行うことができ
る。
実施例 実施例l CH2=CH−C00CH2(CF2)4−Hで表され
る含フッ素アクリル系モノマ10部(重量部、以下同様
)、アクリル酸2−エチルヘキシル100部、アクリル
酸2−ヒドロキシエチル5部及びアクリル酸1部をトル
エンからなる溶剤中で、アゾビスイソブチロニトリル0
.2部を開始剤として共重合処理して得たアクリル系共
重合体100部にポリイソシアネート2部を加えて架橋
処理し、感圧性接着剤を得た。
実施例2 CH2=CH−COOCH2(CF2)6−Fで表され
る。含フッ素アクリル系モノマ40部、アクリル酸ブチ
ル100部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル5部及び
アクリル酸1部からなるアクリル系共重合体を用いたほ
かは実施例1に準じて感圧性接着剤を得た。
比較例1 含フッ素アクリル系モノマを使用しないで得たアクリル
系共重合体を用いたほかは実施例1に準じて感圧性接着
剤を得た。
比較例2 含フッ素アクリル系モノマを使用しないで得たアクリル
系共重合体を用いたほかは実施例2に準じて感圧性接着
剤を得た。
評価試験 実施例、比較例で得た感圧性接着剤を厚さ50μmのポ
リエステルフィルムの片面に乾燥後の厚さが10μmと
なるように均一に塗布し、約120℃で3分間乾燥させ
て接着シートを得た。
得られた接着シートの幅20mmものをその感圧性接着
剤層を介して20℃の雰囲気下、ステンレス板(Stl
S 304、表面張力35dyn/ cm ) 、ポリ
カーボネート板(表面張力47dyn/cm)又は硬質
ポリ塩化ビニル板(表面張力49dyn / cm )
に貼着した。
そして、貼着後30分経過したもの(初期物)、又は貼
着した状態で60℃下に2日間保存したのち20℃下で
雰囲気温度になるまで冷却したもの(保存物)につき、
20℃の雰囲気下で接着シートを引剥がしく180度ビ
ール、剥離速度300mm/分)、その剥離に要する力
を測定した。
結果を表に示した。
なお、表における単位はg/20mmである。
本lニステンレス板 本2:ボリカーボネート板 本3:硬質ポリ塩化ビニル板 表より本発明の感圧性接着剤は、接着力の経時変化の小
さいことがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アクリル酸系エステルと、官能基を有するアクリル
    系化合物からなるアクリル系共重合体を架橋剤で架橋処
    理してなる感圧性接着剤において、アクリル系共重合体
    が一般式 CH_2=CH−COOCH_2(CF_2)_n−R
    (ただし、nは1〜8の整数、RはH又はFである。) で表される含フッ素アクリル系モノマを成分として含有
    することを特徴とする感圧性接着剤。 2、アクリル系共重合体がアクリル酸系エステル100
    重量部あたり150重量部以下の含フッ素アクリル系モ
    ノマを用いてなるものである特許請求の範囲第1項記載
    の感圧性接着剤。 3、薄葉体からなる基材に感圧性接着剤層を付設してな
    る表面保護部材の状態にある特許請求の範囲第1項記載
    の感圧性接着剤。
JP61265122A 1986-11-07 1986-11-07 感圧性接着剤 Pending JPS63118385A (ja)

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