JPS63117067A - 樹脂用副資材組成物並びに樹脂組成物 - Google Patents

樹脂用副資材組成物並びに樹脂組成物

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JPS63117067A
JPS63117067A JP26304386A JP26304386A JPS63117067A JP S63117067 A JPS63117067 A JP S63117067A JP 26304386 A JP26304386 A JP 26304386A JP 26304386 A JP26304386 A JP 26304386A JP S63117067 A JPS63117067 A JP S63117067A
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resin
acid
antistatic agent
composition
carbon atoms
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JP26304386A
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Masami Sakamoto
坂本 正美
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電気特性に優れ、かつ樹脂用副資材として要
求される諸特性をバランスよく備えた組成物並びに当該
組成物を配合してなる樹脂組成物に関する。
[従来の技術] 下記の一般式(I)で表わされるエステル化合物が、塩
素含有ビニル系樹脂用の可塑剤として有用でおることは
知られている。
X−[COO(A) Ill Rコ、       (
工〉(式中、Xは置換基を有していてもよい炭素数2〜
22の、脂肪族、脂環式又は芳香族のモノ若しくは多価
カルボン酸残基を、Rは同一又は異なっていてもよい炭
素数1〜15の直鎖若しくは分岐のアルキル基を、Aは
炭素数2〜4のオキシアルキレン基を表わす。mは夫々
の一〇〇〇(A)II。
R基において同一又は異なっていてもよい1〜7の整数
であり、nは1〜5の整数である。)[発明が解決しよ
うとする問題点コ 上記のエステル化合物は、可塑剤として要求される特性
をバランス良く保持し、特徴ある電気特性を有するもの
の、それ単独では熱安定性にやや欠ける傾向にあり、又
、電気特性においても現実面においては更に改良するこ
とが望まれていた。
本発明者は、係る要望を充足すべく検討した中で、当該
エステル化合物に帯電防止剤を配合し、必票に応じて安
定剤を配合することにより、それらの相乗作用により物
性上のバランスを保持しつつ、充分所期の目的を達成し
得る樹脂用副資材組成物が得られることを見い出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、分子中にオキシアルキレン基を有する
エステル化合物に帯電防止剤を配合し、必要に応じて安
定剤を配合してなることを特徴とする特許 提供することを目的とする。
又、係るエステル化合物に帯電防止剤が溶解する場合に
は、当該エステル化合物を併用することにより、帯電防
止剤と樹脂との相溶性が向上し、帯電防止能のみならず
、樹脂組成物の外観特性をも改良し得ることを見い出し
、この知見に基づいて本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、分子中にオキシアルキレン基を有する
エステル化合物を帯電防止剤に配合し、必要に応じて安
定剤を配合してなることを特徴とする樹脂との相溶性の
改良ざれた帯電防止剤組成物を提供することを目的とす
る。
更に、当該副資材組成物を樹脂に配合することにより、
電気特性に優れ、かつ充分満足し得る特性を有する樹脂
組成物が得られることを見い出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、特定の副資材組成物を配合してなるこ
とを特徴とする新規な樹脂組成物を提供することをも目
的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係るエステル化合物は、下記の一般式%式% (式中、Xは置換基を有していてもよい炭素数2〜22
の、脂肪族、脂環式又は芳香族のモノ若しくは多価カル
ボン酸残基を、Rは同一又は異なっていてもよい炭素数
1〜15の直鎖若しくは分岐のアルキル基を、Aは炭素
数2〜4のオキシアルキレン基を表わす。mは夫々の−
COO(A)mR基において同一又は異なっていてもよ
い1〜7の整数であり、nは1〜5の整数である。)当
該エステル化合物は、例えばアルキレンオキシドを付加
させたアルコール成分と酸成分とから一般的なエステル
合成法により容易に得ることができる。
上記の酸成分として具体的には、プロピオン酸、カプロ
ン酸、カブリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘニン酸、オレ
イン酸、エルカ酸、リノール酸、リノレン酸等の炭素数
3〜22の主鎖を有する飽和若しくは不飽和の脂肪族−
塩基酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸
、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸
等の飽和若しくは不飽和の脂肪族二塩基酸、クエン酸、
アコニット酸、ブタンテトラカルボン酸等の脂肪族多塩
基酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタ
ル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルへキサヒドロフタ
ル酸等の脂環式多塩基酸、ナフチル基等の縮合環を有す
る一塩基酸若しくは多塩基酸、安息香酸等の芳香族−塩
基酸、フタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等の
芳香族多塩基酸が例示され、それらは酸素原子、ハロゲ
ン原子等のへテロ原子を含む置換基を有していてもよい
。これらのカルボン酸は単独で用いてもよいし、2種以
上の混合物として用いてもよい。
一方、アルコール成分としては、炭素数3〜15の直鎖
若しくは分岐のアルキル基を有しておれば足り、具体的
には、プロパツール、ブタノール、ヘキサノール、ヘプ
タツール、n−オクタツール、2−エチルへキサノール
、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノ
ール、トリデシルアルコール、テトラデシルアルコール
等が例示される。
又、炭素数2〜4のアルキレンオキシドとしては、エチ
レンオキシド(以下rEOJと称する)、プロピレンオ
キシド若しくはブチレンオキシド又はそれらの共付加体
が例示される。
アルコールにアルキレンオキシドを付加する場合、付加
モル数が単一にならず前後に分布する場合が多々見られ
るが、本発明においては一般式に表わされるエステル化
合物でおれば単一物のみならず、付加モル数の異なった
ものの混合物でおっても性能に変わりなく適用すること
ができる。又、n個のアルキル基が同一のもの、異種の
ものいずれでもよい。
本発明に係るエステル化合物の例としては、プロパツー
ルにエチレンオキシド1〜7モル又はプロピレンオキシ
ド1〜4モル又はブチレンオキシド1〜3モル、ブタノ
ールにエチレンオキシド1〜6モル又はプロピレンオキ
シド1〜4モル又はブチレンオキシド1〜3モル、ヘキ
サノールにエチレンオキシド1〜5モル又はプロピレン
オキシド1〜3モル又はブチレンオキシド1〜2モル、
ヘプタツールにエチレンオキシド1〜5モル又はプロピ
レンオキシド1〜3モル又はブチレンオキシド1〜2モ
ル、オクタツールにエチレンオキシド1〜4モル又はプ
ロピレンオキシド1〜3モル又はブチレンオキシド1〜
2モル、ノナノールにエチレンオキシド1〜4モル又は
プロピレンオキシド1〜2モル又はブチレンオキシド1
〜2モル、デカノールにエチレンオキシド1〜3モル又
はプロピレンオキシド1〜2モル又はブチレンオキシド
1モル、ドデカノールにエチレンオキシド1〜2モル又
はプロピレンオキシド1モル又はブチレンオキシド1モ
ル、トリデカノールにエチレンオキシド1〜2モル又は
プロピレンオキシド1モル又はブチレンオキシド1モル
、テトラデカノールにエチレンオキシド1モル又はプロ
ピレンオキシド1モル、ペンタデカノールにエチレンオ
キシド1モルを付加させた化合物等の、アルキレンオキ
シドを付加させたヒドロキシ化合物の単独おるいは混合
物を原料としてなるエステル(混基エステルも含む)が
例示される。更に、アルキレンオキシドを付加するに際
し、2種以上のアルキレンオキシドを同時に又は別々に
付加させてもよい。
本発明に係る帯電防止剤は、例えばアルキルサルフェー
ト型、ポリエチレングリコールエーテルサルフェート型
、アルキルアミドサルフェート型、アルキルスルフォネ
ート型、アルキルアミドスルフォネート型、アルキルエ
ーテルスルフォネート型、アルキルアリールスルフォネ
ート型、アルキルフォスファイト型、アルキルフォスフ
ェート型等の陰イオン性界面活性剤、アルキルアミドア
ミン型、アルキルトリメチル型、アルキルジメチルベン
ジル型、アルキルアミド型等の第4級アンモニウム塩、
アルキルオキサゾリン型、アルキルイミダシリン型、ア
ミンエチルイミダシリン型、ジヒドロインドール型、ア
ルキルアミノトリアゾール型、アルキルジオキサン型等
の有機酸塩、炭酸塩、塩酸塩、アルキルアミドピリジニ
ウム塩、アルキルエーテルピリジニウム塩等の陽イオン
性界面活性剤、ベタイン型、イミダシリン型、硫酸エス
テル型、スルホン酸型、リン酸エステル型等の両性界面
活性剤、アルキルエーテル型、アルキルアリールエーテ
ル型、アルキルチオエーテル型、アミド型、グリセリン
等の多価アルコール型、ソルビタンモノアルキルエステ
ル型若しくはモノグリセリド型等のエステル型又はそれ
らのアルキレンオキシド付加物、ポリエチレンイミン型
の非イオン性界面活性剤が例示される。
なかでも分子中にオキシアルキレン基を有する構造の帯
電防止剤は、副資材組成物中並びに樹脂組成物中での相
溶性に優れ、その結果、ブリードが抑制され、透明性が
向上する等の点で推奨される。係る帯電防止剤は、分子
中にオキシアルキレン基を有していればよく、特に限定
されないが、具体的にはンルビタンモノアルキルエステ
ルアルキレンオキシド付加物、モノグリセリドアルキレ
ンオキシド付加物及び下記の一般式(II)、(III
)、(IV)で表わされる化合物等が例示される。
[式中、R1は炭素数8〜24のアルキル基又はアルケ
ニル基又はアミド基を有するアルキル基又はアミド基を
有するアルケニル基を、R2は水素又は炭素数1〜18
のアルキル基若しくはアルケニル基を、Aは炭素数2〜
3のオキシアルキレン基を表わす。m、nは正の整数で
あり、2≦m+“0 アルケニル基)又はRS03 (R4は炭素数1〜18
のアルキル基若しくはアルケニル基)である。コ (A)、H(I[I) (式中、Rは炭素数10〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基を、Aは炭素数2〜3のオキシアルキレン基を表
わす。m、nは1〜10の整数を表わす。〉 (式中、Rは炭素数8〜12のアルキル基又はアルケニ
ル基を、Aは炭素数2〜3のオキシアルキレン基を、M
はナトリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシ
ウム等のアルカリ土類金属を表わす。mは1〜10の整
数である)エステル化合物と帯電防止剤との配合比率は
、副資材組成物として求められる特性により適宜選択さ
れる。
例えば、エステル化合物の特性改良を主眼とする場合の
一般式(I)で表わされるエステル化合物に対する帯電
防止剤の配合比率は、その組成物の適用分野によって適
宜選択されるものの、代表的には当該エステル化合物1
00重量部に対し、帯電防止剤を好ましくは0.1〜2
0重量部配置配合ことにより充分所期の目的を達成する
ことができる。具体的には、若干の帯電防止性の付与を
目的とする玩具等の分野では0.1〜5重量部、通常の
帯電防止性、防汚性の付与を目的とするレザー、シート
等の分野では5〜10fflffi部、特別な帯電防止
、防塵、防汚等の特性の付与を目的とするクリーンルー
ム用履物、タイル等の分野では10〜20重量部、必要
に応じて更に多量の帯電防止剤を配合してもよい。
次に、帯電防止剤の特性改良を主眼とする場合において
は、帯電防止剤100重量部に対し、当該エステル化合
物を10〜200重量部配合す置配合により所期の目的
を達成することができる。
本発明に係るエステル化合物は、その目的のいかんによ
らず、その一部を汎用の可塑剤として使用されるエステ
ル化合物と代替することもできる。
上記汎用のエステルとしては、炭素数1〜18のアルキ
ル基及び又はアルケニル基を有する、脂肪族−塩基酸エ
ステル、脂肪族多塩基酸エステル、芳香族−塩基酸エス
テル、芳香族多塩基酸エステル、リン酸エステル等が例
示され、具体的にはジオクチルフタレート、ジオクチル
フタレート、ジオクチルアジペート、トリクレジルフォ
スフェート等が掲げられる。
その代替できる比率は、副資材組成物の適用分野により
、又、副資材組成物に要求される特性により適宜選択さ
れる。
必要に応じて配合される安定剤としては、熱安定剤、酸
化防止剤等の各種安定剤が例示される。
熱安定剤としてはマグネシウム、カルシウム、バリウム
、カドミウム、亜鉛、鉛等の高級脂肪酸塩、リン酸塩、
次亜リン酸、亜リン酸塩、過酸化塩、ケイ酸塩、硫酸塩
、亜硫酸塩、チオ硫酸塩等の無機酸塩、アセトアセテー
ト、ツルベート、フルフリルアクリレート、マレエート
、フマレート、サルチレート、フタレート等の有@酸塩
、有機スズ化合物、有機鉛化合物、有機アンチモン化合
物等の有様金属系化合物、エポキシ化油脂、エポキシ化
油のアルキルエステル、シクロヘキサンのエポキシ誘導
体、エポキシ樹脂等のエポキシ系化合物、アルキルフォ
スフェート、アリールフォスフェート、二塩基性鉛フォ
スファイト、アルキルフォスファイト、アリールフォス
ファイト、それらの塩等のリン酸若しくは亜リン酸系化
合物、ペンタエリスリトール等の多価アルコール系及び
それらのエステル等のエステル系安定剤、尿素、チオ尿
素、アミノ酸類、アマイド類、イミド類等のアミン系化
合物が例示される。
酸化防止剤としては、熱安定剤として例示した化合物で
あって酸化防止効果を併有する化合物をはじめ、4− 
tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)等のフ
ェノール系化合物、4−tert−ブチルピロカテコー
ル等のジヒドロキシ若しくはトリヒドロキシベンゼン類
、ビスフェノールA等のビスフェノール類、ベンゾフェ
ノン類、ジラウリルチオジプロピオネート等の含硫黄化
合物類、オクチル化ジフェニルアミン等のアミン類等が
例示される。
係る安定剤の配合比率は、エステル化合物100重量部
に対し、0.1〜2Offii部が好ましい。
本発明に係る副資材組成物は、例えば可塑剤、帯電防止
剤、防汚剤、防滴剤、剥離剤、防曇剤として有用な樹脂
用副資材組成物である 本発明に係る樹脂組成物は、樹脂に対し、本発明に係る
副資材組成物を配合することをより構成される。
本発明に係る樹脂用副資材組成物は、熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂いずれにも適用される。
本発明で適用される熱可塑性樹脂としては、先ず塩素含
有ビニル系樹脂が挙げられる。ここで塩素含有ビニル系
樹脂とは、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン及び塩
化ビニル若しくは塩化ビニリデンと酢酸ビニルその他の
ビニル系化合物との共重合体のごとき、塩素含有化合物
をその構成単位とするビニル系樹脂の総称である更には
酢酸ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ニ
トリル−ブタジェンゴム、ポリカーボネート系樹脂、ポ
リアセタール系樹脂、アクリロニトリル−スチレン系樹
脂、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン系樹脂、
クロロプレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポ
リアクリル系樹脂、エチレン−ビニル系共重合体、プロ
ピレン−ビニル系共重合体、ブチラール樹脂、ウレタン
系樹脂等が例示される。
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物の代表的な組成を以下
に例示する。
先ず、ショア硬度が50以下のような軟質樹脂組成物に
おいては、樹脂100重量部に対し、当該エステル化合
物は、好ましくは200重量部まで配合され、他の汎用
可塑剤との併用系においては5重量部以上、好ましくは
20重量部以上歳合することにより充分な性能の向上を
図ることができる。又、帯電防止剤の配合量は0.1〜
10重量部、好ましくは0.5〜5重量部である。更に
、安定剤においては0.01〜10重量部、好ましくは
0.1〜5重量部が適当である 次に、ショア硬度が50以上のような硬質樹脂組成物に
おいては、当該エステル化合物を1〜50重量部、他の
可塑剤と併用する場合には3重量部以上、好ましくは5
重量部以上及び無機系化合物をO〜3000単3000
重口。帯電防止剤及び安定剤の配合比率は軟質樹脂組成
物の場合と同様である 安定剤が上記範囲より少ない場合には熱安定性が減少し
、帯電防止剤が少ない場合には電気抵抗が増大して夫々
所定の効果が得られにくい。
上記無機系化合物としては、シリカ、アルミナ、クレー
、タルク、長石粉、ケイ藻土、チタニア、フェライト等
の金属酸化物、ガラス、金属、炭素等の繊維及び粉末、
ガラス球、グラファイト、カーボンブラック、アスベス
ト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウム、硫酸バリウム、ドーソナ
イト、シムゴン、ラジオライト、セライト、ツバサイト
、アスベスト、アタパルジャイト、シラス、ケイ灰石、
酸化マグネシウム、黒雲母、クロム鉄鉱、黒がすみ、鉱
滓、黒曜石、ケイ酸マグネシウム、石ロウ、蛭石、セリ
サイト等が例示され、単独若しくは2種以上を併用する
ことができる。
当該熱可塑性樹脂組成物は、レザー、′フィルム、シー
ト、発泡品、床材、壁紙、履物、ホース、電線、ペース
トゾル、包装材、屋根材、テント類等に適用される軟質
配合物として、又、プレート、波板、床材、容器、レコ
ード、玩具、包装材、屋根材、パイプ等に適用される硬
質配合物として有用である。
一方、熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、グ
アナミン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン
、ケイ素樹脂等が例示される。
本発明に係る樹脂組成物においては、必要に応じて紫外
線防止剤、充填剤、着色剤、発泡剤、滑剤、補強剤、架
橋剤、防菌剤、防黴剤、難燃剤、離型剤、防虫剤、忌避
剤、プレートアウト防止剤等の各種添加剤を併用するこ
とができる。
当該樹脂組成物は所定量の各構成必須成分を混合するこ
とにより調製され、その調製順序は問わない。実際には
混合浴に3者を同時に投入し、加温、撹拌下で均一とす
る方法が好ましい。又、樹脂に3者を別途添加し、バン
バリーミキサ−等でブレンドすることもできる。
本発明に係る樹脂組成物は、注型成形、圧縮成形、トラ
ンスファー成形、押出成形、射出成形、インフレーショ
ン成形、吹込み成形、回転成形、カレンダー加工、ライ
ニング加工、スラッシュ成形、ディップ成形、積層成形
等により適宜成形、加工される。
[実施例] 以下に実施例を示し、本発明を詳説する。
実施例1〜8 本発明に係る下記のエステル(1)、(n)及び(II
I)を合成し、これに帯電防止剤(A>、(B)、(C
)、(D>及び(E)から適宜選択して表のごとく配合
することによりエステル化合物の電気特性を改良する場
合の副資材組成物(1)及び帯電防止剤の樹脂への相溶
性を改良する場合の副資材組成物(2)を調製し、次い
で下記の樹脂組成(1)及び(2)に準拠して樹脂組成
物を調製してその諸特性を評価した。得られた結果を表
1.2に一覧する。
エステル(1) フタル酸ジ(n−オクトキシエチル) エステル(n) ヘキサヒドロフタル酸ジ(n−ブトキシエチル)エステ
ル(III) アジピン酸ジ(n−オクトキシエチル)帯電防止剤(A
): ポリオキシエチレングリセリンオレイン酸エステル 帯電防止剤(B): ポリオキシエチレンソルビタンオレイン酸エステル 帯電防止剤(C) m+n=5 帯電防止剤(D): 帯電防止剤(E) m<5 副資材組成(1) エステル      100   重量部帯電防止剤 
      2 熱安定剤1)3 酸化防止剤2)0.4 °1資オ組成(2) 帯電防止剤     100重量部 エステル      100 熱安定剤1)3 酸化防止剤25      0.4 1)エポキシへキサヒドロフタル酸ジ(2−エチルヘキ
シル) 2)4− tert−ブチルヒドロキシトルエン樹脂組
成(1 熱可塑性樹脂         100重量部副資材組
成物(1)50 安定剤ニステアリン酸Ca      0.3ステアリ
ン酸Zn      0.2 樹脂組成(2) 熱可塑性樹脂         100重量部副資材組
成物(2)        10安定剤ニステアリン酸
Ca      0.3ステアリン酸Zn      
0.2 尚、試験片の調製方法並びにその評価方法は下記の通り
である。
K服庄lX方迭 所定量の原料を熱ロールで160〜165℃、4分間混
練して素練りシートを作成し、その後同−温度、100
Kg/Cfiの条件下で加圧して試験片とした。
評価方法 (電気特性) JIS  K  6723に準拠して表面固有抵抗を測
定し、その10 Ωのn値を示した。
(透明性) 試験片(プレスシート)の濁り度を目視にて判定する。
◎:良好、O:やや良い、Δ:普通 (ブリード性) 試験片(プレスシート)の表面上に配合物の一部が析出
することによる白化現象の有無を目視にて観察する。
◎:無し、O:やや有り、Δ:有り (耐移行性) 100℃で6時間加熱後の重量損失のてどを3段階に評
価した。
◎:低い、O:やや低い、×:高い (熱安定性) ギヤオーブン中155℃にて120分間加熱したときの
変色の程度を目視でもって判定する。
O:変色小、△:やや変色、X:変色大実施例9 副資材組成物中の帯電防止剤の配合量を4重量部とした
外は実施例1に準拠して電気特性を評価した結果、電気
抵抗値の10の幕数は9であった。
実施例10 副資材組成物中の帯電防止剤の配合量を4重量部とした
外は実施例1に準拠して電気特性を評価した結果、電気
抵抗値の10の幕数は10であった。又、本組成物は実
施例1に係る組成物よりも優れた熱安定性を示した。
比較例1〜8 夫々の番号に対応する実施例に係る副資材組成物より帯
電防止剤を除外した副資材組成物を用いて熱可塑性樹脂
組成物を調製し、その特性を評価した。得られた結果を
表に一覧する。
参考例 エステルとしてフタル酸ジ(2−エチルヘキシル)(以
下rDOPJと称する)を使用し、かつ帯電防止剤を含
まない組成物を配合して調製した樹脂組成物の緒特性を
評価した。得られた結果を表1に一覧する。
[発明の効果] 本発明に係る副資材組成物及び当該副資材を配合した樹
脂組成物は、副資材組成物を含まない組成物並びに汎用
の可塑剤でおるDOPを配合した組成物と比較して各物
性においてバランスのよい特性を示している。
注(1)PVC:ポリ塩化ビニル(GeonEPlol
  :日本ゼオン@I製)(2)ナイロン:ナイロン1
1(日本リルサン■製)注(1)PVC:ポリ塩化ビニ
ル(GeonEPlol  :日本ゼオン■製)(2)
ナイロン:ナイロン11(日本リルサン■製)(3)エ
ステルの種類

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の一般式( I )で表わされるエステル化合
    物と帯電防止剤とを必須成分となし、必要に応じて安定
    剤を配合してなることを特徴とする樹脂用副資材組成物
    。 X−[COO(A)_mR]_n( I ) (式中、Xは置換基を有していてもよい炭素数2〜22
    の、脂肪族、脂環式又は芳香族のモノ若しくは多価カル
    ボン酸残基を、Rは同一又は異なっていてもよい炭素数
    1〜15の直鎖若しくは分岐のアルキル基を、Aは炭素
    数2〜4のオキシアルキレン基を表わす。mは夫々の−
    COO(A)_mR基において同一又は異なっていても
    よい1〜7の整数であり、nは1〜5の整数である。)
  2. (2)樹脂に対し、下記の一般式( I )で表わされる
    エステル化合物と、帯電防止剤及び安定剤を配合し、必
    要に応じて添加剤を配合してなることを特徴とする樹脂
    組成物。 X−[COO(A)_mR]_n( I ) (式中、Xは置換基を有していてもよい炭素数2〜22
    の、脂肪族、脂環式又は芳香族のモノ若しくは多価カル
    ボン酸残基を、Rは同一又は異なっていてもよい炭素数
    1〜15の直鎖若しくは分岐のアルキル基を、Aは炭素
    数2〜4のオキシアルキレン基を表わす。mは夫々の−
    COO(A)_mR基において同一又は異なっていても
    よい1〜7の整数であり、nは1〜5の整数である。)
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