JP2706810B2 - 無機充填剤含有ポリオレフィン組成物 - Google Patents

無機充填剤含有ポリオレフィン組成物

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JP2706810B2 JP12194789A JP12194789A JP2706810B2 JP 2706810 B2 JP2706810 B2 JP 2706810B2 JP 12194789 A JP12194789 A JP 12194789A JP 12194789 A JP12194789 A JP 12194789A JP 2706810 B2 JP2706810 B2 JP 2706810B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は無機充填剤含有ポリオレフィン組成物に関す
る。さらに詳しくは、結晶性ポリオレフィンに無機充填
剤、特定の構造を有する環状リン化合物および特定の金
属化合物をそれぞれ特定量配合してなる引張伸度および
耐衝撃性に優れた成形品が得られる無機充填剤含有ポリ
オレフィン組成物に関する。
[従来の技術] 一般に無機充填剤含有ポリオレフィン組成物は剛性、
耐熱剛性および寸法安定性に優れた成形品が得られるの
で、射出成形品、押出成形品、真空成形品、圧空成形
品、プレス(スタンピング)成形品などの各種の成形品
の製造に用いられている。しかしながら、無機充填剤含
有ポリオレフィン組成物は、上述の優れた性質を有する
反面、該組成物から得られる成形品の引張伸度および耐
衝撃性が低下するといった欠点がある。このため本出願
人は、無機充填剤含有ポリオレフィン組成物から得られ
る成形品の本来有する優れた性質を損なうことなく、引
張伸度および耐衝撃性を改善した無機充填剤含有ポリオ
レフィン組成物すなわち結晶性ポリオレフィンに無機充
填剤、特定構造を有する環状リン化合物および脂肪酸金
属塩もしくは特定構造を有するアルキルリン酸金属塩の
それぞれ特定量を配合してなる組成物を先に提案した
(特願昭62−326236号)。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者は、特願昭62−326236号に提案した無機充填
剤含有ポリオレフィン組成物に満足することなくさらに
鋭意研究した。
その結果、本発明者は結晶性ポリオレフィンに無機充
填剤、特定の構造を有する環状リン化合物および特定の
金属化合物をそれぞれ特定量配合してなる組成物が剛
性、耐熱剛性および寸法安定性を損なうことなく、引張
伸度および耐衝撃性を改善した成形品を与える組成物で
あることを見い出し、この知見に基づき本発明を完成し
た。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は成形
品としたときの該成形品の剛性、耐熱剛性および寸法安
定性を損なうことなく、引張伸度および耐衝撃性が改善
された成形品が得られる無機充填剤含有ポリオレフィン
組成物を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は下記の構成を有する。
(1)結晶性ポリオレフィンに無機充填剤10〜30重量%
を配合した組成物100重量部に対して、下記一般式
[I]で示される環状リン化合物(以下、化合物Aとい
う。)および下記〜から選ばれた1種または2種以
上の化合物(以下、化合物Bという。)をそれぞれ0.05
〜1重量部配合してなる無機充填剤含有ポリオレフィン
組成物。
脂肪族モノカルボン酸カリウム ヒドロキシ高級脂肪酸金属塩(ただし、金属はカリウ
ム、亜鉛もしくは鉛を示す。) 金属酸化物(ただし、金属は亜鉛もしくは鉛を示
す。) 硫酸金属塩(ただし、金属は亜鉛もしくは鉛を示
す。) 2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩 2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩 (ただし、式中Ar1およびAr2はアリーレン基、アルキル
アリーレン基、シクロアルキルアリーレン基、アリール
アリーレン基もしくはアラールキルアリーレン基をそれ
ぞれ示す。) (2)結晶性ポリオレフィンに無機充填剤10〜30重量%
を配合した組成物100重量部に対して、化合物A、化合
物Bおよび脂肪族アミンをそれぞれ0.05〜1重量部配合
してなる無機充填剤含有ポリオレフィン組成物。
本発明で用いる結晶性ポリオレフィンは、エチレン、
プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−
ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などのα−
オレフィンの結晶性単独重合体、これら2種以上のα−
オレフィンの結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合体
または結晶性ブロック共重合体、上述のα−オレフィン
と酢酸ビニルもしくはアクリル酸エステルとの共重合
体、該共重合体のケン化物、これらα−オレフィンと不
飽和シラン化合物との共重合体、これらα−オレフィン
と不飽和カルボン酸もしくはその無水物との共重合体、
該共重合体と金属イオン化合物との反応生成物、上述の
α−オレフィンの結晶性単独重合体、結晶性もしくは低
結晶性ランダム共重合体または結晶性ブロック共重合体
を不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性した変性
ポリオレフィン、上述のα−オレフィンの結晶性単独重
合体、結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合体または
結晶性ブロック共重合体を不飽和シラン化合物で変性し
たシラン変性ポリオレフィンなどを例示することがで
き、これら結晶性ポリオレフィンの単独使用はもち論の
こと、2種以上の結晶性ポリオレフィンを混合して用い
ることもできる。また上述の結晶性ポリオレフィンに各
種合成ゴム(たとえば非晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体、非晶性エチレン−プロピレン−非共役ジ
エン3元共重合体、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリクロロプレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム、
アクリロニトリル−ブタジエン系ゴム、スチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン
−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−プ
ロピレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体など)
または熱可塑性合成樹脂(たとえばポリスチレン、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂など)を
混合して用いることもできる。結晶性プロピレン単独重
合体、プロピレン成分を70重量%以上含有する結晶性プ
ロピレン共重合体であって、結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体、結晶性プロピレン−ブテン−1ラ
ンダム共重合体、結晶性エチレン−プロピレン−ブテン
−1 3元共重合体、結晶性プロピレン−ヘキセン−ブ
テン−1 3元共重合体およびこれらの2種以上の混合
物が特に好ましく用いられる。
本発明で用いられる無機充填剤としてはタルク、マイ
カ、クレー、ウォラストナイト、ゼオライト、アスベス
ト、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化マグネシ
ウム、硫化亜鉛、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸アルミニウム、ガラス繊維、チタン酸カリウム、炭
素繊維、カーボンブラック、グラファイトおよび金属繊
維などを例示でき、特に平均粒径2〜10μのタルクが好
ましい。また、これら無機充填剤は表面処理剤たとえば
高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級アルコール、高
級脂肪酸モノアミド、高級脂肪酸ビスアミド、シラン系
カップリング剤、チタネート系カップリング剤、ボロン
系カップリング剤、アルミネート系カップリング剤およ
びジルコアルミネート系カップリング剤などの公知の表
面処理剤で予め表面処理をして用いてもよい。これら無
機充填剤の単独使用はもち論のこと、2種以上の無機充
填剤を使用することもできる。該無機充填剤の配合割合
は、ポリオレフィンおよび無機充填剤からなる組成物に
対して10〜30重量%である。10重量%未満の配合では得
られる成形品の剛性、耐熱剛性および寸法安定性が不充
分であり、また30重量%を超えると引張伸度および耐衝
撃性が低下するので実際的でない。
本発明で用いられる化合物Aとしては9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オ
キサイド、1−メチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、2−
メチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド、3−メチル−9,10−
ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン
−10−オキサイド、7−メチル−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイ
ド、8−メチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,3−ジメ
チル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフ
ェナンスレン−10−オキサイド、1,3,7−トリメチル−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナン
スレン−10−オキサイド、1−エチル−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オ
キサイド、3−エチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、7−
エチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド、1,3−ジエチル−9,1
0−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンス
レン−10−オキサイド、1,3,7−トリエチル−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、1−i−プロピル−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイド、3−i−プロピル−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
7−i−プロピル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,3−ジ
−i−プロピル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,3,7−ト
リ−i−プロピル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1−s−
ブチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド、3−s−ブチル−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンス
レン−10−オキサイド、7−s−ブチル−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイド、1,3−ジ−s−ブチル−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイド、1,3,7−トリ−s−ブチル−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイド、1−t−ブチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、3
−t−ブチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、7−t−ブチ
ル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェ
ナンスレン−10−オキサイド、1,3−ジ−t−ブチル−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナン
スレン−10−オキサイド、1,7−ジ−t−ブチル−9,10
−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレ
ン−10−オキサイド、2,7−ジ−t−ブチル−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、3,7−ジ−t−ブチル−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイド、3,8−ジ−t−ブチル−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイド、1,3,7−トリ−t−ブチル−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイド、1−t−アミル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、3
−t−アミル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、7−t−アミ
ル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェ
ナンスレン−10−オキサイド、1,3−ジ−t−アミル−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナン
スレン−10−オキサイド、1,3,7−トリ−t−アミル−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナン
スレン−10−オキサイド、1−t−オクチル−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、3−t−オクチル−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイド、7−t−オクチル−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
1,3−ジ−t−オクチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,
3,7−トリ−t−オクチル−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
1−シクロヘキシル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、3−シ
クロヘキシル−−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、7−シクロ
ヘキシル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイド、1,3−ジ−シクロ
ヘキシル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイド、1,3,7−トリ−シ
クロヘキシル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、3−フェニル
−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナ
ンスレン−10−オキサイド、1−ベンジル−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイド、3−ベンジル−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイ
ド、7−ベンジル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,3−ジ
−ベンジル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォス
ファフェナンスレン−10−オキサイド、1,3,7−トリ−
ベンジル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイド、1−(α−メチル
ベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォス
ファフェナンスレン−10−オキサイド、3−(α−メチ
ルベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、7−(α−メ
チルベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,3−ジ
(α−メチルベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,
3,7−トリ(α−メチルベンジル)−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイド、3,7−ジ(α,α−ジメイルベンジル)−9,10
−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレ
ン−10−オキサイド、1−メチル−3−t−ブチル−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンス
レン−10−オキサイド、1−メチル−3−ベンジル−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンス
レン−10−オキサイド、1−t−ブチル−3−シクロヘ
キシル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド、1−t−ブチル−3
−ベンジル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォス
ファフェナンスレン−10−オキサイド、1−t−ブチル
−3−(αメチルベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイ
ド、1−シクロヘキシル−3−t−ブチル−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイド、1−シクロヘキシル−3−ベンジル−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンス
レン−10−オキサイド、1−ベンジル−3−t−ブチル
−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナ
ンスレン−10−オキサイド、1−ベンジル−3−シクロ
ヘキシル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイド、1−ベンジル−3,
7−ジ−t−ブチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−フォスファフェナンスレン−10−オキサイドおよび1
−ベンジル−3,7−ジシクロヘキシル−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オ
キサイドなどを例示でき、特に9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド
が好ましい。これら化合物Aの単独使用はもち論のこ
と、2種以上の化合物Aを併用することもできる。該化
合物Aの配合割合は、結晶性ポリオレフィンに無機充填
剤10〜30重量%を配合した組成物100重量部に対して0.0
5〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。0.05
重量部未満の配合では引張伸度および耐衝撃性の改善効
果が充分に発揮されず、また1重量部を超えても構わな
いが、それ以上の引張伸度および耐衝撃性の改善効果が
期待できず実際的でないばかりでなくまた不経済であ
る。
本発明で用いられる化合物Bとしては酢酸カリウム、
プロピオン酸カリウム、酪酸カリウム、吉草酸カリウ
ム、α−メチル酪酸カリウム、ヘキサン酸カリウム、ソ
ルビン酸カリウム、n−オクタン酸カリウム、2−エチ
ルヘキサン酸カリウム、、ノナン酸カリウム、デカン酸
カリウム、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウ
ム、パルミチン酸カリウム、パルミトレイン酸カリウ
ム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カリウム、リノ
ール酸カリウム、リノレン酸カリウム、ベヘン酸カリウ
ム、エルカ酸カリウム、リグノセリン酸カリウム、セロ
チン酸カリウム、モンタン酸カリウム、2−ヒドロキシ
テトラデカン酸、イプロール酸、2−ヒドロキシヘキサ
デカン酸、ヤラピノール酸、ユニペリン酸、アンブレッ
トール酸、アリューリット酸、2−ヒドロキシオクタデ
カン酸、12−ヒドロキシオクタデカン酸、18−ヒドロキ
シオクタデカン酸、9,10−ジヒドロキシオクタデカン
酸、リシノール酸、カムロレン酸、リカン酸、フェロン
酸およびセレブロン酸などのヒドロキシ高級脂肪酸のカ
リウム塩、亜鉛塩および鉛塩、酸化亜鉛(ZnO)、亜酸
化亜鉛(Zn2O)、メタホウ酸亜鉛(ZnO・B2O3)、四ホ
ウ酸亜鉛(ZnO・2B2O3)、ホウ酸亜鉛(2ZnO・3B2O3
3.5H2O)、塩基性ホウ酸亜鉛(ZnB4O7・2ZnO)、オキシ
硫化亜鉛(ZnO・ZnS)、酸化アルミニウム亜鉛(ZnO・A
l2O3)、塩基性酢酸亜鉛(Zn(AcO)2・ZnO)、酸化鉛
(II)(PbO)、酸化鉛(IV)(PbO2)、亜酸化鉛(Pb2
O)、三酸化二鉛(Pb2O3)、四酸化三鉛(Pb3O4)、オ
キシ二水酸化鉛(IV)(PbO(OH)2)、オキシ二水酸化
鉛(II)(Pb2O(OH)2,Pb3O2(OH)2)、四ホウ酸鉛(PbO
・2B3O3)、六ホウ酸鉛(PbO・3B2O3,2PbO・3B2O3)、
オキシ塩化鉛(PbO・PbCl2,3PbO・PbCl2)オキシクロム
酸鉛(PbO・PbCrO4)、酸化鉄(III)鉄(II)鉛(PbO
・FeO・4Fe2O3)、オキシ硝酸鉛(PbO・2Pb(NO3)2,2Pb
O・2Pb(NO3)2,5PbO・2Pb(NO3)2)、二塩基性亜リン酸鉛
(2PbO・PbHPO3)、二塩基性亜硫酸鉛(2PbO・PbS
O3)、二塩基性ステアリン酸鉛(2PbO・Pb(C17H35COO)
2)、硫酸亜鉛(ZnSO4)、硫酸亜鉛カリウム(K2Zn(S
O4)2)、硫酸鉛(II)(Pb(SO4)、硫酸鉛(IV)(Pb(S
O4)2)、一塩基性硫酸鉛(PbO・PbSO4)、二塩基性硫酸
鉛(2PbO・PbSO4)、三塩基性硫酸鉛(3PbO・PbSO4・H2
O)、ジンク−2−ベンゾチアゾールチオレート、ジン
ク−2−トリルリアゾールチオレート、ジンク−2−ベ
ンズイミダゾールチオレートおよびジンク−2−トリル
イミダゾールチオレートなどを例示でき、特にステアリ
ン酸カリウム、12−ヒドロキシオクタデカン酸カリウ
ム、12−ヒドロキシオクタデカン酸亜鉛、12−ヒドロキ
シオクタデカン酸鉛、酸化亜鉛、ホウ酸亜鉛、酸化鉛
(II)、二塩基性ステアリン酸鉛、硫酸亜鉛、硫酸鉛
(II)、三塩基性硫酸鉛、ジンク−2−ベンゾチアゾー
ルチオレートおよびジンク−2−ベンズイミダゾールチ
オレートが好ましい。これら化合物Bの単独使用はもち
論のこと、2種以上の化合物Bを併用することもでき
る。該化合物Bの配合割合は、結晶性ポリオレフィンに
無機充填剤10〜30重量%を配合した組成物100重量部に
対して0.05〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部で
ある。0.05重量部未満の配合では引張伸度および耐衝撃
性の改善効果が充分に発揮されず、また1重量部を超え
ても構わないが、それ以上の引張伸度および耐衝撃性の
改善効果が期待できず実際的でないばかりでなくまた不
経済である。
本発明の組成物にあっては、脂肪族アミンを併用する
ことによって、相乗的に剛性および耐衝撃性の改善効果
が発揮されるので併用することが好ましい。脂肪族アミ
ンとしてはオクチルアミン、ラウリルアミン、ミリスチ
ルアミン、パルミチルアミン、ステアリルアミン、オレ
イルアミン、ココアミン、タロウアミン、ソイアミン、
N,N−ジココアミン、N,N−ジタロウアミン、N,N−ジイ
ソアミン、N−アウリル−N,N−ジメチルアミン、N−
ミリスチル−N,N−ジメチルアミン、N−パルミチル−
N,N−ジメチルアミン、N−ステアリル−N,N−ジメチル
アミン、N−ココ−N,N−ジメチルアミン、N−タロウ
−N,N−ジメチルアミン、N−ソイ−N,N−ジメチルアミ
ン、N−メチル−N,N−ジタロウアミン、N−メチル−
N,N−ジココアミン、N−オレイル−1,3−ジアミノプロ
パン、N−タロウ−1,3−ジアミノプロパン、ヘキサメ
チレンジアミン、N−ラウリル−N,N,N−トリメチルア
ンモニウムクロライド、N−パルミチル−N,N,N−トリ
メチルアンモニウムクロライド、N−ステアリル−N,N,
N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−ドコシル
−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−コ
コ−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−
タロウ−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、
N−ソイ−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライ
ド、N,N,N−トリエチル−N−ベンジルアンモニウムク
ロライド、N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−ベンジ
ルアンモニウムクロライド、N−ミリスチル−N,N−ジ
メチル−N−ベンジルアンモニウムクロライド、N−ス
テアリル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウム
クロライド、N−ココ−N,N−ジメチル−N−ベンジル
アンモニウムクロライド、N,N−ジオレイル−N,N−ジメ
チルアンモニウムクロライド、N,N−ジココ−N,N−ジメ
チルアンモニウムクロライド、N,N−ジタロウ−N,N−ジ
メチルアンモニウムクロライド、N,N−ジソイ−N,N−ジ
メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)N−ラウリル−N−メチルアンモニウム
クロライド、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N
−ステアリル−N−メチルアンモニウムクロライド、N,
N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−オレイル−N
−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)−N−ココ−N−メチルアンモニウム
クロライド、N,N−ビス(ポリオキシエチレン)−N−
ラウリル−N−メチルアンモニウムクロライド、N,N−
ビス(ポリオキシエチレン)−N−ステアリル−N−メ
チルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(ポリオキシ
エチレン)−N−オレイル−N−メチルアンモニウムク
ロライド、N,N−ビス(ポリオキシエチレン)−N−コ
コ−N−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)ラウリルアミノベタイン、N,
N−ビス(2−ヒドロキシエチル)トリデシルアミノベ
タイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ミリスチ
ルアミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)ペンタデシルアミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)パルミチルアミノベタイン、N,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)ステアリルアミノベタイ
ン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)オレイルアミ
ノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ドコ
シルアミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)オクタコシルアミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)ココアミノベタイン、N,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)タロウアミノベタイン、ヘキサメ
チレンテトラミン、トリエタノールアミン、トリイソプ
ロパノールアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ラウ
リルアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)トリデシル
アミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ミリスチルアミ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)ペンタデシルアミ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)パルミチルアミン、
N−(2−ヒドロキシエチル)ステアリルアミン、N−
(2−ヒドロキシエチル)オレイルアミン、N−(2−
ヒドロキシエチル)ドコシルアミン、N−(2−ヒドロ
キシエチル)オクタコシルアミン、N−(2−ヒドロキ
シエチル)ココアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)
タロウアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ラウリルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)トリデシルアミン、N−メチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)ミリスチルアミン、N−メチル−N
−(2−ヒドロキシエチル)ペンタデシルアミン、N−
メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)パルミチルアミ
ン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)ステア
リルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)オレイルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)ドコシルアミン、N−メチル−N−(2−ヒ
ドロキシエチル)オクタコシルアミン、N−メチル−N
−(2−ヒドロキシエチル)ココアミン、N−メチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)タロウアミン、N,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)ラウリルアミン、N,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)トリデシルアミン、N,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)ミリスチルアミン、N,N
−ビス(2−ヒドロキシエチル)ペンタデシルアミン、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)パルミチルアミ
ン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ステアリルア
ミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)オレイルア
ミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ドコシルア
ミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)オクタコシ
ルアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ココア
ミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)タロウアミ
ンなどのN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)脂肪族ア
ミン、該N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)脂肪族ア
ミンとラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸などの脂肪族とのモノもしくはジ
エステル、ポリオキシエチレンラウリルアミノエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルアミノエーテル、ポ
リオキシエチレンオレイルアミノエーテル、ポリオキシ
エチレンココアミノエーテル、ポリオキシエチレンタロ
ウアミノエーテル、N,N,N′,N′−テトラ(2−ヒドロ
キシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N,N,N′,N′−
テトラ(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキ
サン、N−ラウリル−N,N′,N′−トリス(2−ヒドロ
キシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N−ステアリ
ル−N,N′,N′−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,3
−ジアミノプロパン、N−ココ−N,N′,N′−トリス
(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、
N−タロウ−N,N′,N′−トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)−1,3−ジアミノプロパン、N,N−ジココ−N′,N′
−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロ
パン、N,N−ジタロウ−N′,N′−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N−ココ−N,
N′,N′−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジア
ミノヘキサン、N−タロウ−N,N′,N′−トリス(2−
ヒドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサン、N,N−ジ
ココ−N′,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,6
−ジアミノヘキサンおよびN,N−ジタロウ−N′,N′−
ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサ
ンなどを例示でき、特にN,N−ビス(2−ヒドロキシエ
チル)アルキルアミンが好ましい。これら脂肪族アミン
の単独使用はもち論のこと、2種以上の脂肪族アミンを
併用することもできる。該脂肪族アミンの配合割合は、
結晶性ポリオレフインに無機充填剤10〜30重量%を配合
した組成物100重量部に対して0.05〜1重量部、好まし
くは0.05〜0.5重量部である。
本発明の組成物にあっては、通常結晶性ポリオレフイ
ンに添加される各種の添加剤たとえばフェノール系、チ
オエーテル系、リン系(ただし、化合物Aを除く)など
の酸化防止剤、光安定剤、重金属不活性化剤(ただし、
化合物Aを除く)、透明化剤、造核剤、滑剤、帯電防止
剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、無滴剤、難燃剤、
難燃助剤(ただし、化合物Bを除く)、顔料(ただし、
化合物Bを除く)、過酸化物の如きラジカル発生剤、ハ
ロゲン捕捉剤(ただし、化合物Bを除く)、金属石鹸類
(ただし、化合物Bを除く)などの分散剤もしくは中和
剤、有機充填剤(たとえば木粉、パルプ、故紙、合成繊
維、天然繊維など)を本発明の目的を損なわない範囲で
併用することができる。
本発明の組成物は結晶性ポリオレフィンに無機充填
剤、化合物Aおよび化合物Bならびに通常結晶性ポリオ
レフィンに添加される前述の各種添加剤のそれぞれ所定
量を通常の混合装置たとえばヘンシェルミキサー(商品
名)、スーパーミキサー、リボンブレンダー、バンバリ
ミキサーなどを用いて混合し、通常の単軸押出機、2軸
押出機、ブラベンダーまたはロールなどで、溶融混練温
度150℃〜300℃、好ましくは180℃〜270℃で溶融混練ペ
レタイズすることにより得ることができる。得られた組
成物は射出成形法、押出成形法、ブロー成形法などの各
種成形法により目的とする成形品の製造に供される。
[作用] 本発明において、化合物Aおよび化合物Bの併用がど
のような作用をするのかその作用機構自体は明らかでは
ないが、以下の作用機構によるものと推定される。すな
わち、化合物Aに対して化合物Bの金属イオンが作用
し、なんらかの形で化合物Aのおよび化合物Bの間に配
位結合ないしイオン結合を形成することによって、引張
伸度および耐衝撃性の改善に作用するものと考えられ
る。
[実施例] 以下、実施例および比較例によって本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。
なお、実施例および比較例で用いた評価方法は次の方
法によった。
1)剛性:曲げ試験により評価した。すなわち得られた
ペレットを用いて長さ100m、巾10mm、厚み4mmの試験片
を射出成形法により作成し、該試験片を用いて曲げ弾性
率を測定(JIS K 7203に準拠)することにより剛性を評
価した。
2)引張伸度:引張試験により評価した。すなわち得ら
れたペレットを用いて長さ175mm、巾10mm、厚み3.3mmの
JIS1号試験片を射出成形法により作成し、該試験片を用
いて引張伸度を測定(JIS K 7113に準拠)評価した。
3)耐衝撃性:アイゾット衝撃試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ63.5m、巾13mm、
厚み3.5mmの試験片(ノッチ有り)を射出成形法により
作成し、該試験片を用いて23℃におけるアイゾット衝撃
強度を測定(JIS K 7110に準拠)することにより耐衝撃
性を評価した。
実施例1〜11、比較例1〜11 結晶性ポリオレフィンとしてMFR(230℃における荷重
2.16kgを加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)6.0g
/10分の安定化されていない粉末状結晶性プロピレン単
独重合体80重量%および無機充填剤として平均粒径6〜
8μのタルク20重量%からなる合計100重量部に、化合
物Aとして9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイド、1,3,7−トリ−t
−ブチル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイドもしくは7−シクロ
ヘキシル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイド、化合物Bとして酢
酸カリウム、ステアリン酸カリウム、、モンタン酸カリ
ウムもしくは12−ヒドロキシオクタデカン酸カリウムお
よび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第1表に記載
した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、
3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で250
℃にて溶融混練処理してペレット化した。また比較例1
〜11としてMFRが6.0g/10分の安定化されていない粉末状
結晶性プロピレン単独重合体80重量%および平均粒径6
〜8μのタルク20重量%からなる合計100重量部に後述
の第1表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実
施例1〜11に準拠して溶融混練処理してペレットを得
た。
剛性、引張伸度および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
引張伸度および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第1表に示した。
実施例12〜22、比較例12〜22 結晶性ポリオレフィンとしてMFR4.0g/10分の安定化さ
れていない粉末状結晶性エチレン−プロピレンブロック
共重合体(エチレン含有量8.5重量%)70重量%および
無機充填剤として平均粒径6〜8μのタルク30重量%か
らなる合計100重量部に、化合物Aとして9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイド、1,3,7−トリ−t−ブチル−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイドもしくは3−フェニル−9,10−ジヒドロ−9
−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサ
イド、化合物Bとして12−ヒドロキシオクタデカン酸亜
鉛、リシノール酸亜鉛、12−ヒドロキシオクタデカン酸
鉛もしくは酸化亜鉛および他の添加剤のそれぞれ所定量
を後述の第2表に記載した配合割合でヘンシェルミキサ
ー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30
mmの2軸押出機で250℃にて溶融混練処理してペレット
化した。また比較例12〜22としてMFRが4.0g/10分の安定
化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体(エチレン含有量8.5重量%)70重量%お
よび平均粒径6〜8μのタルク30重量%からなる合計10
0重量部に後述の第2表に記載の添加剤のそれぞれ所定
量を配合し、実施例12〜22に準拠して溶融混練処理して
ペレットを得た。
剛性、引張伸度および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
引張伸度および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第2表に示した。
実施例23〜33、比較例23〜33 結晶性ポリオレフィンとしてMFR7.0g/10分の安定化さ
れていない粉末状結晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(エチレン含有量2.5重量%)70重量%、MI(1
90℃における荷重2.16kgを加えた場合の10分間の溶融樹
脂の吐出量)10g/10分の安定化されていない粉末状チー
グラー・ナッタ系高密度エチレン単独重合体20重量%お
よび無機充填剤として平均粒径6〜8μのタルク10重量
%からなる合計100重量部に、化合物Aとして9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、1,3,7−トリ−t−ブチル−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイドもしくは7−ベンジル−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オ
キサイド、化合物Bとしてホウ酸亜鉛、酸化鉛(II)、
二塩基性ステアリン酸鉛もしくは硫酸亜鉛および他の添
加剤のそれぞれ所定量を後述の第3表に記載した配合割
合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌
混合したのち、口径30mmの2軸押出機で250℃にて溶融
混練処理してペレット化した。また比較例23〜33として
MFRが7.0g/10分の安定化されていない粉末状結晶性エチ
レン−プロピレンランダム共重合体(エチレン含有量2.
5重量%)70重量%、MIが10g/10分の安定化されていな
い粉末状チーグラー・ナッタ系高密度エチレン単独重合
体20重量%および平均粒径6〜8μのタルク10重量%か
らなる合計100重量部に後述の第3表に記載の添加剤の
それぞれ所定量を配合し、実施例23〜33に準拠して溶融
混練処理してペレットを得た。
剛性、引張伸度および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
引張伸度および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第3表に示した。
実施例34〜44、比較例34〜44 結晶性ポリオレフィンとしてMFR7.0g/10分の安定化さ
れていない粉末状結晶性プロピレン単独重合体80重量
%、無機充填剤として平均粒径2〜3μのタルク5重量
%および平均粒径0.4〜0.6μの硫酸バリウム15重量%か
らなる合計100重量部に、化合物Aとして9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイド、1,3,7−トリ−t−ブチル−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイドもしくは1−t−ブチル−3−(α−メチル
ベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォス
ファフェナンスレン−10−オキサイド、化合物Bとして
硫酸鉛(II)、三塩基性硫酸鉛、ジンク−2−ベンゾチ
アゾールチオレートもしくはジンク−2−ベンズイミダ
ゾールチオレートおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を
後述の第4表に記載した配合割合でヘンシェルミキサー
(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mm
の2軸押出機で250℃にて溶融混練処理してペレット化
した。また比較例34〜44としてMFRが8.0g/10分の安定化
されていない粉末状結晶性プロピレン単独重合体80重量
%、平均粒径2〜3μのタルク5重量%および平均粒径
0.4〜0.6μの硫酸バリウム15重量%からなる合計100重
量部に後述の第4表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を
配合し、実施例34〜44に準拠して溶融混練処理してペレ
ットを得た。
剛性、引張伸度および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
引張伸度および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第4表に示した。
第1表〜第4表に示される本発明にかかわる化合物お
よび添加剤は下記の通りである。
化合物A[I]:9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド 化合物A[II]:1,3,7−トリ−t−ブチル−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイド 化合物A[III]:7−シクロヘキシル−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オ
キサイド 化合物A[IV]:3−フェニル−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド 化合物A[V]:7−ベンジル−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド 化合物A[VI]:1−t−ブチル−3−(α−メチルベン
ジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド 化合物B[I]:2−エチルヘキサン酸カリウム 化合物B[II]:ステアリン酸カリウム 化合物B[III]:モンタン酸カリウム 化合物B[IV]:12−ヒドロキシオクタデカン酸カリウ
ム 化合物B[V]:12−ヒドロキシオクタデカン酸亜鉛 化合物B[VI]:リシノール酸亜鉛 化合物B[VII]:12−ヒドロキシオクタデカン酸鉛 化合物B[VIII]:酸化亜鉛 化合物B[IX]:ホウ酸亜鉛 化合物B[X]:酸化鉛(II) 化合物B[XI]:二塩基性ステアリン酸鉛 化合物B[XII]:硫酸亜鉛 化合物B[XIII]:硫酸鉛(II) 化合物B[XIV]:三塩基性硫酸鉛 化合物B[XV]:ジンク−2−ベンゾチアゾールチオレ
ート 化合物B[XVI]:ジンク−2−ベンズイミダゾールチ
オレート 脂肪族アミン1:ラウリルアミン 脂肪族アミン2:N,N−ジココアミン 脂肪族アミン3:N−ステアリル−N,N−ジメチルアミン 脂肪族アミン4:ヘキサメチレンジアミン 脂肪族アミン5:N−タロウ−1,3−ジアミノプロパン 脂肪族アミン6:ヘキサメチレンテトラミン 脂肪族アミン7:N−ドコシル−N,N,N−トリメチルアンモ
ニウムクロライド 脂肪族アミン8:N,N,N−トリエチル−N−ベンジルアン
モニウムクロライド 脂肪族アミン9:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−
N−オレイル−N−メチルアンモニウムクロライド 脂肪族アミン10:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ス
テアリルアミノベタイン 脂肪族アミン11:トリイソプロパノールアミン 脂肪族アミン12:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)コ
コアミン 脂肪族アミン13:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)タ
ロウアミン 脂肪族アミン14:オクタデカン酸2−[(2−ヒドロキ
シエチル)オクタデシルアミノ]エチルエスエル 脂肪族アミン15:(オクタデシルイミノ)ジエチレンジ
ステアレート 脂肪族アミン16:ポリオキシエチレンラウリルアミノエ
ーテル 脂肪族アミン17:ポリオキシエチレンステアリルアミノ
エーテル 脂肪族アミン18:N,N,N′,N′−テトラ(2−ヒドロキシ
エチル)−1,3−ジアミノプロパン 脂肪族アミン19:N−タロウ−N,N′,N′−トリス(2−
ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン 脂肪族アミン20:N,N−ジココ−N′,N′−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサン フェノール系酸化防止剤1:2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール フェノール系酸化防止剤2:テトラキス[メチレン−3−
(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタン フェノール系酸化防止剤3:1,3,5−トリス(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート フェノール系酸化防止剤4:1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン フェノール系酸化防止剤5:3,9−ビス[1,1−ジメチル−
2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−2,4,8,
10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン チオエーテル系酸化防止剤1:ジミリスチルチオジプロピ
オネート チオエーテル系酸化防止剤2:ジステアリルチオジプロピ
オネート チオエーテル系酸化防止剤3:ペンタエリスリトール−テ
トラキス(3−ラウリルチオプロピオネート) リン系酸化防止剤1:ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェニル)−ペンタエリスリトール−ジフォスフ
ァイト リン系酸化防止剤2:ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)−ペンタエリスリトール−ジフォスファイト リン系酸化防止剤3:テトラキス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)−4,4′−ビフェニレン−ジ−フォスフォナ
イト 金属化合物1:ステアリン酸ナトリウム 金属化合物2:乳酸亜鉛 金属化合物3:硫化亜鉛 金属化合物4:硫化鉛 金属化合物5:ジンクアセチルアセトネート 金属化合物6:ジンク−p−フェノールスルフォネート 金属化合物7:ジンクジ−n−ブチル−ジチオカルバメー
ト 金属化合物8:ナトリウム−2−ベンゾチアゾールチオレ
ート 第1表に記載の実施例および比較例は、結晶性ポリオ
レフィンとして結晶性プロピレン単独重合体、無機充填
剤としてタルクを用いた場合である。第1表からわかる
ように、実施例1〜11は結晶性プロピレン単独重合体に
タルク、化合物Aおよび化合物Bを配合したものであ
り、実施例1〜11と比較例1(化合物Aおよび化合物B
を配合しないもの)および比較例2〜3(化合物Aもし
くは化合物Bをそれぞれ単独に配合したもの)とをくら
べてみると、実施例1〜11は引張伸度および耐衝撃性に
優れていることがわかる。また、比較例2に化合物B以
外の金属化合物をそれぞれ配合した比較例4〜11と実施
例1〜11とをくらべてみると、比較例4〜11の引張伸度
および耐衝撃性は比較例2と同程度でありいまだ充分で
はなく、化合物Aに化合物B以外の金属化合物を併用し
ても引張伸度および耐衝撃性はほとんど改善されないこ
とがわかる。従って、本発明にかかわる化合物Aおよび
化合物Bの2成分の配合を同時に満たさない比較各例
は、本発明の効果を奏さないことが明らかである。すな
わち、本発明で得られる引張伸度および耐衝撃性は、本
発明において無機充填剤を配合してなる無機充填剤含有
ポリオレフィン組成物に、化合物Aおよび化合物Bを併
用したときにはじめてみられる特有の効果であるといえ
る。また、実施例1〜6の組成物において、さらに各種
脂肪族アミンを併用した実施例7〜11は実施例1〜6に
くらべて化合物Aおよび化合物Bの優れた引張伸度およ
び耐衝撃性の改善効果が阻害されることなく、脂肪族ア
ミン併用による剛性および耐衝撃性改善の顕著な相乗効
果が認められることがわかる。
第2表〜第3表は、結晶性ポリオレフィンとしてそれ
ぞれ結晶性エチレンープロピレンブロック共重合体また
は結晶性エチレン−プロピレンランダム共重合体および
チーグラー・ナッタ系高密度エチレン単独重合体の混合
物、無機充填剤としてタルクを用いたものであり、これ
らについても上述と同様の効果が確認された。また第4
表は、結晶性ポリオレフィンとして結晶性プロピレン単
独重合体、無機充填剤としてタルクおよび硫酸バリウム
の混合物を用いたものであり、これらについても上述と
同様の効果が確認された。
[発明の効果] 本発明の組成物は、(1)成形品としたときの該成形
品の剛性、耐熱剛性および寸法安定性を損なうことな
く、引張伸度および耐衝撃性が著しく優れている。
(2)引張伸度および耐衝撃性が著しく優れているの
で、射出成形品、押出成形品、真空成形品、圧空成形
品、プレス(スタンピング)成形品などの各種の成形品
の用途に好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/17 C08K 5/17 5/37 5/37 5/47 5/47 5/52 5/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶性ポリオレフィンに無機充填剤10〜30
    重量%を配合した組成物100重量部に対して、下記一般
    式[I]で示される環状リン化合物(以下、化合物Aと
    いう。)および下記〜から選ばれた1種または2種
    以上の化合物(以下、化合物Bという。)をそれぞれ0.
    05〜1重量部配合してなる無機充填剤含有ポリオレフィ
    ン組成物。 脂肪族モノカルボン酸カリウム ヒドロキシ高級脂肪酸金属塩(ただし、金属はカリウ
    ム、亜鉛もしくは鉛を示す。) 金属酸化物(ただし、金属は亜鉛もしくは鉛を示
    す。) 硫酸金属塩(ただし、金属は亜鉛もしくは鉛を示
    す。) 2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩 2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩 (ただし、式中Ar1およびAr2はアリーレン基、アルキル
    アリーレン基、シクロアルキルアリーレン基、アリール
    アリーレン基もしくはアラールキルアリーレン基をそれ
    ぞれ示す。)
  2. 【請求項2】結晶性ポリオレフィンに無機充填剤10〜30
    重量%を配合した組成物100重量部に対して、化合物
    A、化合物Bおよび脂肪族アミンをそれぞれ0.05〜1重
    量部配合してなる無機充填剤含有ポリオレフィン組成
    物。
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