JPH01203448A - 塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル樹脂組成物

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JPH01203448A
JPH01203448A JP2979988A JP2979988A JPH01203448A JP H01203448 A JPH01203448 A JP H01203448A JP 2979988 A JP2979988 A JP 2979988A JP 2979988 A JP2979988 A JP 2979988A JP H01203448 A JPH01203448 A JP H01203448A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
plasticizer
resin composition
weight
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Pending
Application number
JP2979988A
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English (en)
Inventor
Osamu Matsumoto
修 松本
Shoichi Yoshizawa
昌一 吉澤
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塩化ビニル樹脂組成物に関し、特に耐屈曲疲
労性に優れた塩化ビニル樹脂組成物に関する。
〔従来の技術] 塩化ビニル樹脂は、種々の工業部品、製品に使用されて
おり、その用途に応じて成形加工性、製品の機械的特性
等を調整するために、可塑剤を添加して加工成形されて
いる。この可塑剤として、従来、一般にフタル酸エステ
ル系、直鎖二塩基系、リン酸エステル系、トリメリット
酸エステル系等のものが使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記可塑剤を添加した塩化ビニル樹脂は、屈曲
を強く受ける部品又は製品においては、亀裂が生じ易(
、耐屈曲疲労性に劣ることが問題となっている。そこで
、塩化ビニル樹脂の耐屈曲疲労性を向上させるために、
ゲル化改良剤等の加工助剤を添加することが試みられ、
ある程度の改善はなされているが、未だ十分ではなく、
またこの加工助剤は可塑剤に比して高価であるため経済
的にも不利であるという欠点がある。
そこで本発明の目的は、耐屈曲疲労性に優れた成形物が
得られる塩化ビニル樹脂組成物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するものとして、塩化ビニ
ル系樹脂100重量部及びポリエステル系可塑剤1〜2
00重量部を含む塩化ビニル樹脂組成物を提供するもの
である。
本発明の組成物に用いられる塩化ビニル系樹脂は、特に
限定されず、汎用の塩化ビニル樹脂を使用することがで
きる。例えば懸濁重合、塊状重合、乳化重合、溶液重合
等に得られる平均重合度500〜10000の塩化ビニ
ル樹脂が挙げられる。これらのうちで、好ましいのは、
平均重合度1000〜4000のものである。平均重合
度が高過ぎると加工性及び経済性が低下し、平均重合度
が低過ぎると、耐屈曲疲労性の向上が期待できない。
本発明に用いられるポリエステル系可塑剤は、特に限定
されず、例えば、セバチン酸ポリエステル系可塑剤、ア
ジピン酸ポリエステル系可塑剤、フタル酸ポリエステル
系可塑剤、アゼライン酸ポリエステル系可塑剤、テトラ
ヒドロフタル酸ポリエステル系可塑剤、コハク酸ポリエ
ステル系可塑剤、ブラシル酸ポリエステル系可塑剤、ド
デカン二酸ポリエステル系可塑剤等が挙げられる。これ
らは1種単独でも2種以上でも用いることができる。こ
れらのうちで、好ましいものは、セバチン酸ポリエステ
ル系可塑剤、アジピン酸ポリエステル系可塑剤、フタル
酸ポリエステル系可塑剤である。またこの可塑剤の平均
分子量は、好ましくは1000〜9000、さらに好ま
しくは1500〜3000である。
平均分子量が高過ぎると作業性、加工性、耐寒性、相溶
性等が劣り、低過ぎると耐久性及び本発明の効果が得ら
れない。
前記ポリエステル系可塑剤の使用量は、塩化ビニル系樹
脂100重量部当たり1〜200重量部、好ましくは5
0〜200重量部である。ポリエステル系可塑剤の使用
量が1重量部未満であると、本発明の組成物を加工成形
した場合、成形物の耐屈曲疲労性の向上が期待できない
、また200重量部を超えると生産性、加工性、経済性
が著しく低下する。
本発明の組成物は、上記ポリエステル系可塑剤に加えて
、さらに通常の軟質塩化ビニル樹脂に使用される汎用の
可塑剤、例えばフタル酸エステル系、直鎖二塩基酸系、
リン酸エステル系、トリメリット酸エステル系等の可塑
剤を1種又は2種以上含むことができる。この汎用の可
塑剤の使用量は、通常、塩化ビニル樹脂100重量部当
たり、200重量部以下である。この汎用の可塑剤の使
用量が多過ぎると、ポリエステル系可塑剤の添加量が減
少し耐屈曲疲労性向上の効果が得られなかったり、もし
くは生産性、加工性が著しく低下する。
本発明の°塩化ビニル樹脂組成物は、必要に応じて、通
常の軟質塩化ビニル樹脂に用いられる他の成分、例えば
安定剤、顔料、充填剤、加工助剤等を適宜配合すること
ができる。安定剤としては、例えばカドミウム、バリウ
ム、亜鉛、カルシウム等の金属石けん、ジアルキルすず
のラウレート、マレート、メルカプチド化合物等、鉛を
含む有機又は無機化合物、エポキシ化大豆油、亜リン酸
エステル、フェノール誘導体、サリチル酸エステル、ベ
ンゾトリアゾール誘導体、多価アルコール、含窒素化合
物、含イオウ化合物、ケト化合物、有機ケイ素化合物、
ホウ酸エステル等が挙げられる。
これらは、通常、本発明の組成物中、0.5〜10重量
%添加される。充填剤としては、例えば炭酸カルシウム
、タルク、クレー等が挙げられ、加工助剤としては、例
えばポリメチルメタクリレート系、ポリエステル系のも
のが挙げられる。
本発明の組成物は、押出成形法、射出成形法等の方法、
あるいはこれらの成形法を組み合わせた方法により成形
することができる。
本発明の組成物は、通常、軟質塩化ビニル樹脂が用いら
れている用途に広く用いることができが、特に使用時に
屈曲を受ける製品、例えば電車車両の連結部用シート、
ピストンシリンダー用ダストカバー、シフトブーツ、ス
イッチ類のダストカバー、手帳及び書物用のカバー等に
好適である。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例によって、本発明を具体的に説
明する。
実施例1〜4、比較例1〜3 各側において、表1に示す配合処方で、配合物を調製し
た。各側において使用した塩化ビニル樹脂、可塑剤、安
定剤及び充填剤は、下記のものである。
塩化ビニル樹脂 信越化学工業■製 TK −250OR(重合度380
0)TK −2500H(重合度2450)TK−13
00(重合度1310) 可塑剤   DOP ポリエステル系可塑剤 (アデカアーガス社製PN−650) 安定剤   エポキシ化大豆油 バリウム−亜鉛系安定剤 アデカアーガス社製RUP−14 アデ力アーガス社製AC−186 充填剤   炭酸カルシウム(白石カルシウム社製ホワ
イトンSB) 得られた配合物を120°Cで加熱しながら混合し、冷
却後、粉状組成物を得た。この粉状組成物を8インチミ
キシングロールで5分間混練し、ロールシートを製造し
た。このロールシートをプレス打ち抜きして所定の試験
片を作成し、下記の屈曲疲労試験、及び硬度試験を行っ
た。結果を表1に示す。
一゛マチアエ  J゛− JIS K6301に準じて、0°Cにおいて亀裂長さ
が10mに到達するまでの屈曲回数及び同20m1に到
達するまでの皿血且敗(表1では、それぞれ「亀裂長さ
110ff11到達回数」及び「亀裂長さ20閣到達回
数」という)をデマチア試験機を用いて測定した。
l工成狂 JIS K6301に準じて、シジアー(A)にて硬度
を測定した。
〔発明の効果〕 本発明の塩化ビニル樹脂組成物は、従来の塩化ビニル樹
脂に比して耐屈曲疲労性に優れるものである。しかも高
価な加工助剤等を使用せず経済的にも有利である。
代理人 弁理士  岩見谷 周志

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル系樹脂100重量部及びポリエステル
    系可塑剤1〜200重量部を含む塩化ビニル樹脂組成物
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の塩化ビニル樹脂組成
    物であって、前記ポリエステル系可塑剤が、平均分子量
    が1000〜9000のセバチン酸ポリエステル系可塑
    剤、アジピン酸ポリエステル系可塑剤及びフタル酸ポリ
    エステル系可塑剤から選ばれた少なくとも1種である塩
    化ビニル樹脂組成物。
  3. (3)特許請求の範囲第1項記載の塩化ビニル樹脂組成
    物であって、前記塩化ビニル系樹脂が平均重合度100
    0〜4000のものである塩化ビニル樹脂組成物。
  4. (4)特許請求の範囲第1項記載の塩化ビニル樹脂組成
    物であって、さらに、フタル酸エステル系、直鎖二塩基
    系、リン酸エステル系、トリメリット酸エステル系の可
    塑剤から選ばれた少なくとも1種を200重量部以下で
    含む塩化ビニル樹脂組成物。
  5. (5)特許請求の範囲第1項記載の塩化ビニル樹脂組成
    物であって、成形されたものである塩化ビニル樹脂組成
    物。
JP2979988A 1988-02-09 1988-02-09 塩化ビニル樹脂組成物 Pending JPH01203448A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04296344A (ja) * 1991-03-26 1992-10-20 Shin Etsu Polymer Co Ltd 被塗装品用塩化ビニル系樹脂組成物
JPH0645797U (ja) * 1992-11-27 1994-06-21 オカモト株式会社 軟質塩化ビニル系樹脂製デスクマット
CN100366670C (zh) * 2003-09-30 2008-02-06 株式会社艾迪科 车辆用氯乙烯系树脂组合物

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