JPS6297A - アントラサイクリン化合物 - Google Patents

アントラサイクリン化合物

Info

Publication number
JPS6297A
JPS6297A JP60137193A JP13719385A JPS6297A JP S6297 A JPS6297 A JP S6297A JP 60137193 A JP60137193 A JP 60137193A JP 13719385 A JP13719385 A JP 13719385A JP S6297 A JPS6297 A JP S6297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valminomycin
varminomycin
culture
medium
strain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60137193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0479355B2 (ja
Inventor
Hamao Umezawa
梅沢 浜夫
Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Tsutomu Sawa
沢 力
Hiroshi Osanawa
博 長縄
Masa Hamada
雅 浜田
Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
Masaya Imoto
正哉 井本
Atsuo Odakawa
小田川 淳雄
Takeshi Uchida
内田 丈士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Microbial Chemistry Research Foundation
Original Assignee
Microbial Chemistry Research Foundation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Microbial Chemistry Research Foundation filed Critical Microbial Chemistry Research Foundation
Priority to JP60137193A priority Critical patent/JPS6297A/ja
Priority to EP86108015A priority patent/EP0206138B1/en
Priority to DE8686108015T priority patent/DE3662270D1/de
Priority to AT86108015T priority patent/ATE41155T1/de
Priority to HU862601A priority patent/HU198102B/hu
Priority to GR861600A priority patent/GR861600B/el
Priority to ES556415A priority patent/ES8706835A1/es
Priority to ZA864661A priority patent/ZA864661B/xx
Priority to PT82825A priority patent/PT82825B/pt
Priority to DK293986A priority patent/DK293986A/da
Publication of JPS6297A publication Critical patent/JPS6297A/ja
Publication of JPH0479355B2 publication Critical patent/JPH0479355B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/20Carbocyclic rings
    • C07H15/24Condensed ring systems having three or more rings
    • C07H15/252Naphthacene radicals, e.g. daunomycins, adriamycins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/44Preparation of O-glycosides, e.g. glucosides
    • C12P19/56Preparation of O-glycosides, e.g. glucosides having an oxygen atom of the saccharide radical directly bound to a condensed ring system having three or more carbocyclic rings, e.g. daunomycin, adriamycin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/03Actinomadura

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1豆夏五I 本発明は、新規なアントラサイクリン化合物に関する。
制癌性抗生物質としてアドリアマイシン、ダウンマイシ
ン、アクラシノマイシン等のアントラサイクリン化合物
は、癌化学療法上重要な位置を占めており、各種アナロ
グ及び誘導体の開発研究が2多くの研究者により精力的
に行われている。
一般に化合物の生理活性はその化学構造に依存するとこ
ろが大きく、アントラサイクリン化合物についてもその
アグリコン部分および糖部分の種類または置換基におい
て既存のものと異なる化合物に対しては不断の希求があ
るといえる。
11匹l1 本発明は、上記の希求に応えるものである。
すなわち、本発明によるアントラサイクリン化合物バル
ミノマイシン(Barminomycin)は下式(A
)で示される化合物またはその酸付加塩である。
0 0H0 (ただし式中Rは下記の(a)〜(d>のいずれかを示
す。) ユ」日と罠遵]しl」 本発明によるアントラサイクリン化合物であるバルミノ
マイシンは、前式(A>で示される化学構造を有する。
式中、置換基Rには(a)、(b)(C)および(d)
の4種があり、それぞれについて5″位の不斉炭素に関
し、二つの立体異性体が存在する。置換基Rとして(、
a)、(b)または(C)を有する化合物は、立体特異
的に容易に相互変換し、これらの平衡混合物として存在
するのが普通である。
アルデヒド+第一アむン塵)(カルピッ−ルアをン型)
(インンffl)一般にこの平衡関係は、有様溶媒中で
は(C)が多くなる方向にずれ、また水および酸が共存
するときは(a)が多くなる方向にずれる。
置換基Rに二つの立体異性体が存在するところ、これら
の混合物も2種類存在し、本発明においてはそれぞれバ
ルミノマイシン■、バルミノマイシン■と呼ぶものとす
る。また、置換基Rとして(d)を有する本発明化合物
は、バルミノマイシ、ンエまたは■を還元することによ
り得られるが(詳細後記)、バルミノマイシンエをNa
BH3CNで還元して得られる化合物をバルミノマイシ
ンエrと、またバルミノマイシン■をNaBH3CNで
還元して得られる化合物をバルミノマイシンl[rと、
それぞれ呼ぶものとする。
バルミノマイシン■および■は、ともに現在のところ微
生物の培養によってのみ得られているが、この化学構造
は次のように決定したものである。
構造解析の概略は、第1図に示す通りである。
バルミノマイシン■および■は、FD−MSで共にm/
2639に親イオンビークを与えること、紫外部可視部
吸収、赤外吸収および1H−NMRスペクトルがよく一
致しているが、TLC上でのRf値や比旋光度が異なる
こと等より互いに立体異性体であることが示唆された。
両化合物は0.1NHC1中で85℃で30分間加熱す
ることより共に赤色のアグリコンを生じ、そのアグリコ
ンは1H−NMRスペクトル、マススペクトル等よりカ
ルミノマイジノン(式?)(文献:ジャーナル・オブ・
アンチバイオチックス(Journalof Anti
biotics ) 、第29巻、第469〜471頁
、1976年)であると同定された。また、上記グリコ
サイドは、1%硫酸中で30℃で部分加水分解を行なう
ことにより共に新たな赤色グリコサイドを生じた。得ら
れたグリコサイドは、いずれもシリカゲルTLCでのR
f値、比旋光度および’ H−NMRスペクトルがカル
ミノマイシンエ(弐旦)(文献二同上誌、第27巻、第
254〜259頁、1974年)の標品とよく一致した
さらに、バルミノマイシンエをメタノール−1N酢酸水
溶液(2:1)混液に溶解後、NaBH3CNで還元す
ることにより、2種の赤色グリコサイドが得られた。そ
れらの一方はその比旋光度(〔α)、+178° (c
o、02、CHCl3)。文献値+170.4’ (co、053、CHCl 3))、FD−MS(m/
2639 (M+H)” )、 H−NMRスペクトル
(第1表)よりカルミノマイシンl1l(式%式% マイシンA1と同一物質。文献:アンチビオチキ(An
tibiotiki )第488〜492頁、1980
年、ジャーナル・オブ・アンチビオチックス(Jaur
nal of Antibiotics) 、第34巻
、第774〜776頁、1981年、同上誌、第34巻
、第938〜950頁、1981年)と同定された。ま
た、他方の還元体(バルミノマイシンIr)はFD−M
Srm/z 642 (M+H)+に親イオンピークを
与え、”C−NMRスペクトル(第8図)で33個の炭
素が確認され、かつその13C−NMRスペクトルをカ
ルミノマイシン■のそれと比較した場合に3′位(51
,6ppm)と6″位(52,8ppm )の炭素のケ
ミカルシフトが大きく変化している以外は比較的一致し
ていた。
更に、その’ H−NMRスペクトル(第5図)の解析
結果より、式5に示すような構造であることが判明した
一方、バルミノマイシン■を同様に NaBH3CNで還元すると、カルミノマイシン■(式
ユ) (4−ヒドロキシバラマイシンA2、ルベオマイ
シンAと同一物質。文献:カルミノマ2フ ィシン■の場合と同じ)((α)、+124゜(co、
015、CHCl3)。文献値十120.6° (C0
,199、Cl−ICl3>、+   1 FD−MS、+/z  660(M+H)   、  
H−NMRスペクトル(第1表))及びバルミノマイシ
ン[rが19られた。後者はそのFD−MS(n+/z
642 (M、+H) +)および1H−N’MRスペ
クトル(第7図)より、式旦に示ず構造であることが判
った。但し、バルミノマイシンエrとl[rとは、シリ
カゲルTLC上でのRf値及び比旋光度が異なること等
より5″位の立体異性体であると考えられる。
以上の事実並びに後記のバルミノマイシンエおよび■の
理化学的性質を総合的に判断して、バルミノマイシンエ
および■は式1に示したような化合物のいずれかまたは
その平衡混合物であり、両、者は互いに5″位の立体異
性体であることが判明した。バルミノマイシンエおよび
■は溶液状態等で保存するとお互いに相互変換するが、
この事実も上記構造を支持している。
1■易多ヱ飴」盤男匝虫」酬λ吃隆 バルミノマイシン理科学的性状 本発明によるバルミノマイシンエ、■および両者の還元
体であるバルミノマイシンエr、l[rの理化学的性状
は、第2図に示す通りである。但し、バルミノマイシン
エおよび■は、それぞれ実施例2で得た平衡混合物につ
いて測定したものである。
V=  バルミノマイシンエ、■の’H−NMRスペク
トルデーターバルミノマイシンの ゛ アントラサイクリン化合物バルミノマイシンエおよび■
は現在のところ微生物の培養によってのみしか得られて
いないが、類縁化合物からの合成化学的または微生物化
学的修飾によって製造することも、あるいは全合成化学
的に製造することも、できよう。
微生物の培養による場合の菌株としては、アクチノマジ
ュラ属に属していてアントラサイクリン化合物バルミノ
マイシンエたは■生成能を有するものが使用される。具
体的には、本発明者らの分離したMG463− VFd
株がバルミノマイシンエおよび■を生産することが本発
明者らによって明らかにされているが、その他にも抗生
物質生産菌単離の常法によって適当なものを自然界より
分離することが可能である。また、MG4631/F4
株を含めてバルミノマイシン■または■生産菌を放射線
処理、その他の処理に付してバルミノマイシンエまたは
■の生産能を高める余地も残されている。さらにまた、
この微生物のバルミノマイシン産生に関する遺伝情報を
担う遺伝子DNAを形質転換、細胞融合その他の遺伝子
操作的手法によって、バルミノマイシンエまたは■生産
性の微生物を誘導することもできる。
また、バルミノマイシン■r、[rは、バルミノマイシ
ンI、■をそれぞれ合成化学的に還元することにより製
造される。
MG463−yFJ株 アントラサイクリン化合物バルミノマイシン生産能を有
する菌株として本発明者らの見出しているMG463−
 VF4株は、下記の内容のものである。
(A>  由来および寄託番号 MG463−yFJ株は、昭和57年10月に微生物化
学研究所において高知県南国市の土壌より分離された放
射菌であって、昭和58年11月24日に工業技術院微
生物技術研究所に寄託されて、「微工研菌寄第7352
号」の番号を得ている。
(8)  MG463−yF4株の菌学的性状(1) 
形態 MG463−VF4株Lt、顕′w1#!!下テ分枝シ
タ基中菌糸より、比較的長い気菌糸を形成する。
気菌糸の先端には、かぎ状の胞子連鎖および疑似胞子の
う(直径2〜4μ)が着生し、10個以上の胞子の連鎖
がらせん状に固くまいている。胞子の表面は平滑である
(2) 各種培地における成育状態 色の記載について〔〕内に示す標準は、コンテイナー・
コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニ
イ・マニュアル(C0ntainOrCorporat
ion  of  AmericaのCo1or  h
ara+ony  manual)を用いた。
(イ) シュクロース−硝酸塩寒天培地(27℃培養) だいだイ(5ac、 Peach Tan ) 〜うず
赤(61/2 ic、 Coral Rose)の発育
上に、白〜うすピンク(5ba、 5hell Pin
k)の気菌糸1[生スル。
溶解性色素は、わずかに紫色をおびる程度である。
(ロ) グルコース・アスパラギン寒天培地(27℃培
養) 発育はうす黄(2ea、 Lt Wheat 〜2 g
cSBamboo)〜にぶ黄だいだい(3lc、 Am
ber ) 、気菌糸は着生せず、溶解性色素もみとめ
られない。
(ハ) グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−
培地5.27℃培養) 発育はにぶだいだい(41c1Pastel Oran
ge )1、気菌糸は着生せず、溶解性色素もみとめら
れない。
(ニ) スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4.
27℃) うす赤味だいだい(5iC,Lt PerSilall
On) 〜うす赤(6ic、 Coral Rose)
の発育、上に、白〜うすピンクの気菌糸を着生する。溶
解性色素はみとめられない。
(ホ) チロシン寒天培地(ISP−培地7.27℃培
養) 発育はうすだいだい〜うす黄茶(3ic、LtAmbe
r ) 、気菌糸は着生せず、溶解性色素もみとめられ
ない。
(へ) 栄養寒天培地(27℃培養) 発育はにぶ赤紫〜赤紫(61/2 ni、 Rose 
Brown)気菌糸は着生せず、溶解性色素もみとめら
れない。
(ト) イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2.2
7℃培養) 発育はにぶ赤(61/2 ne、 Br1ck Red
 ) 、気菌糸は着生せず、溶解性色素もみとめられな
い。
(チ) オートミール寒天培地(ISP−培地3.27
℃培養) うす赤紫(7ic、 Co1onial Rose )
 〜にぶ赤紫(8Ie、 Rose Wine )の発
育上に、白〜、うすピンクの気菌糸を着生する。溶解性
色素は赤紫をおびる。発育の色および溶解性色素は、0
.5%NaOH水の滴下により青紫色に変化し、0.5
NHC+水を滴下するとだいだい色となる。
(す) グリセリン・硝酸塩寒天培地(27℃培養) 発育は、うす赤味だいだい(4iC,pastelor
ange 〜5 ic、 Lt Rersimmon)
 、気菌糸は着生せず、溶解性色素もみとめられない。
(ヌ) スターチ寒天培地(27℃培養)無色〜うすピ
ンクの発育上に、うつすらと白の気菌糸を着生し、溶解
性色素はみとめられない。
(ル) リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養)発育は無
色〜黄茶(3gc、 Lt 丁an) 、気菌糸は着生
せず、溶解性色素もみとめられない。
(ヲ) セルロース(濾紙片添加合成液、27℃培養) うすピンク(7eC,Rose Hist )の発育上
に、うつすらと白の気菌糸を着生する。
(ワ) ゼラチン穿刺培養 単純ゼラチン培地(20℃培養)では、発育はうすだい
だい〜にぶ赤(6ic、 Coral rloSe 〜
7 le。
Antique Rose) 、気菌糸は着生せず、溶
解性色素もみとめられない。
グルコース・ペプトン・ゼラチン培地(27℃培地)で
は、発育は無色〜うすだいだい、気菌糸は着生せず、溶
解性色素もみとめられない。
(力) 脱脂牛乳(37℃培養) 発育はうず赤味だいだい(5ic、 Lt perst
n+mon)気菌糸は着生せず、溶解性色素もみとめら
れない。
(3) 生理的性質 (イ) 成育温度範囲 スターチ・無機塩寒天(ISP−培地4)を用いて、2
0℃、24℃、27℃、30℃、37℃、50℃の各温
度で試験の結果、50℃を除いてそのいずれの湿度でも
生育したが、最適温度は27℃〜37℃付近と思われる
(ロ) ゼラチンの液化(15%単純ゼラチン、20℃
培養。グルコース・ペプトン・ゼラチン、27℃培養) 単純ゼラチン、グルコース・ペプトン・ゼラチンともに
28日間の培養を行なったが、液化をみとめなかった。
(ハ) スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培
地およびスターチ寒天培地、いずれも27℃培養) スターチ・無機塩寒天培地、スターチ寒天培地とbに2
1日間の培養を行なったが、氷解性はみとめられなかっ
た。
(ニ) 脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37
℃培養) 28日間の培養を行なったが、凝固、ペプトン化ともに
みとめられなかった。
(ホ) メラニン色素の生成(トリプトン・イースト・
ブロス、l5P−培地1゜ペプトン・イースト・鉄寒天
、l5P−培地6゜チロシン寒天、l5P−培地7゜い
ずれも、27℃培養)いずれの培地でも陰性であった。
(へ) 炭素源の利用性(ブリドハム・ゴトリーブ寒天
培地、l5P−培地9.27℃培養)し−アラビノース
、D−キシロース、D−グルコース、L−ラムノースを
利用して発育し、D−フラクトース、シュクロース、イ
ノシトール、ラフィノース、D−マンニトールはおそら
く利用しないと思われる。
(ト) リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石灰寒天、27
℃培養) リンゴ酸石灰の溶解はみとめられない。
(チ) 硝酸塩の還元反応(0,1%硝酸カリ含有ペプ
トン水、l5P−培地8.27℃培養)陽性である。
以上の性状を要約すると、MG463−yFA株はよく
伸長した気菌糸にらせん形成を有し、また特異的な疑似
胞子のうがみとめられる。胞子の表面は平滑である。
種々の培地で、うすだいだい〜うす赤、あるいはにぶ赤
紫の発育上に、白〜うすピンクの気菌糸を着生する。な
おオートミール寒天培地では、赤紫の溶解性色素が観察
され、pHにより色調が変化する。メラニン様色素を生
成せず、蛋白分解力、スターチの氷解性はともに陰性で
ある。
ところで、MG463− VFJ株は、リシバリ工ら(
Lechevalier etal) :インターナシ
ョナル・ジャーナル・オブ・システマチック・バリテリ
オロジー(International Journa
l ofsystematic BaCteriolo
(J/ ) 、第20巻、第435頁、1970)の提
唱する細胞壁の主要構成成分のタイプI[IBを示す。
すなわち、全菌体中に、メン−2,6−ジアミノピメリ
ン酸および糖成分としてグルコース、マンノース、リボ
ース、マジュロースを有することが確められた。
以上の点から、MG463−1/F4株は、アクチノマ
ジュラ(Act 1noa+adura )に属する放
線菌と考えられる。プレオブラツエンスカヤら(Pre
obrozhenskaya etal )によるアク
チノマジュラ属の検索表(ザ・バイオロジー・オブ・ジ
・アクチノミセテス・アンド・リレーテッド・オーガニ
ズムズ(The 8i010gyOf the ACt
inOliVCeteSand Retated Or
aanisms ) 、第12巻、第30頁、1977
年)に基づき、MG463− yF4株に近縁の種を検
索すると次の2種があげられる。すなわち、アクチノマ
ジュラ・ロゼオビオラセ(Actinomadura 
roseoviolacea、文献:野々村ら、醗酵工
学雑誌、第49巻、第904頁、1971年)およびア
クチノマジュラ・カルミナタ(Actinomadur
a carminata1文献:ゴースらGarse 
etal)アンチビオチキ(^ntibiotiki 
)、第8巻、第675頁、1973年)である。
アクチノマジュラ・ロゼオビオラセとアクチノマジュラ
・カルミナタとは、極めて近縁の種と考えられ、両者の
相異点は基中菌糸の色調のみである。すなわち、上記の
検索表によると、オートミール寒天上でカルミナタの基
中菌糸はうすいライラック色〜赤味ライラック、赤味紫
、ロゼオビオラセはピンク赤となっている。従って、こ
の2種とMG4631/F4株の比較実験がのぞましい
のであるが、アクチノマジュラ・カルミナタを入手する
ことが出来なかった。
次に示す表は、MG463− yF4株とアクチノマジ
ュラ・ロゼオビオラセIMCA−0013(KCCA−
0145>株との比較試験の成績である。右側の欄は、
アクチノマジュラ・カルミナタの文献上の記載である。
表から明らかなように、MG463− yFJ株とアク
チノマジュラ・ロゼオビオラセIMCA−0013株は
、D−キシロースの利用性がわずかに異なるのみで極め
てよく一致している。アクチノマジュラ・ロゼオビオラ
セは、文献上ではゼラチンの液化および牛乳のペプトン
化が弱い陽性であるが、実際の試験ではどちらも陰性で
あった。
一方、カルミノマイシンの生産菌として知られるアクチ
ノマジュラ・カルミナタは、生理・生化学性状について
の記載がほとlυどなく、MG463− yF4株とは
至適温度範囲に差がみられるが、その他の性状について
の相異点は不明である。形態および培養性状については
、MG463− VF4株とアクチノマジュラ・カルミ
ナタには相異がないように思われる。また、アクチノマ
ジュラ・カルミナタとアクチノマジュラ・ロゼオビオラ
セの相異点も明らかではない。従って、MG463−y
[4株はアクチノマジュラ・ロゼオビオラヒに極めて近
縁の種であるが、生産抗生物質が同様であるアクチノマ
ジュラ・カルミナタを近縁の種から除外することは出来
ない。アクチノマジュラ・カルミナタを何とかして入手
し、比較検討することが先決である。
これらのことより、MG463−yFJ株はアクチノマ
ジュラ・ロゼオビオラセ(Act inomadura
roseoviolacea )及びアクチノマジュラ
・カルミナタ(^ctinomadura Carmi
nata)の両種に近縁の種と同定した。
培養/バルミノマイシン■および■の生木発明によるア
ントラサイクリン化合物バルミノマイシン■および■は
、アクチノマジュラ属に属するバルミノマイシン■また
は■生産菌を適当 ′な培地で好気的に培養して培養物
から目的物を採取することによって製造することができ
る。
培地は、バルミノマイシン■または■の生産菌が利用し
うる任意の栄養源を含有するものでありうる。具体的に
は、たとえば、炭素源としてグリセリン、グルコース、
シュークロース、マルトース、デキストリン、スターチ
、油脂類などが使用でき、窒素源として大豆粉、綿実粕
、肉エキス、ペプトン、乾燥!Sy母、酵母エキスおよ
びコンスチーブリカーなどの有機物並びにアンモニウム
塩または硝酸塩、たとえば、硫酸アンモニウム、硝酸ナ
トリウムおよび塩化アンモニウム等の無機物が使用でき
る。また、必要に応じて、食塩、塩化カリウム、りん酸
塩、重金属塩などの無芸塩類を添加することができる。
発酵中の発泡を抑制するために常法に従って適当な消泡
剤、たとえば、シリコーン、大豆油等を適宜添加するこ
ともできる。
培養方法としては、一般に行われている抗生物質の生産
の方法と同じく好気的液体深部培養法が最も適している
。培養温度は20〜35℃、好ましくは25〜30℃、
が適当であり、培養方法は一般に行われている抗生物資
の生産の方法と同じく好気的液体深部培養法が最も適し
ている。この方法で、バルミノマイシン■または■の生
産量は、振とう培養、通気撹拌培養共に3〜5日で最高
に達する。
このようにしてバルミノマイシン■または■の蓄積され
た培養物が得られる。培養物中では、バルミノマイシン
エまたは■は、その一部は菌体中にも存在するが、その
大部分は培養炉液中に存在する。
このような培養物からバルミノマイシン■または■を、
採取するには、合目的的な任意の方法が利用可能である
。その一つの方法は、抽出の原理に基くものであって、
具体的には、たとえば、培養か液中のバルミノマイシン
エたは■については、これを水不混和性のバルミノマイ
シンエまたは■用溶奴たとえば酢酸エチル、酢酸ブチル
、クロロホルム、ブタノール等で抽出する方法(培養が
液は中性ないし微塩基性であると抽出効率が良好である
)あるいは、菌体内のバルミノマイシンエまたは■につ
いては濾過、遠心分離等で得た菌体集体を酢酸エチル、
クロロホルム、メタノール、エタノール、ブタノール、
アレトン、メチルエチルケトン、塩酸溶液、酢酸溶液な
どで処理して回収することができる。菌体を分離せずに
、培養物をそのまま上記抽出操作に付すこともできる。
菌体を破壊してから抽出に付すこともできる。向流分記
法も抽出の範囲に入れることができる。
培養物からバルミノマイシン■または■を採取する他の
方法の一つは、吸着の原理に基づくものであって、既に
液状となっているバルミノマイシン■または■含有物、
たとえば、培養炉液あるいは上記のようにして抽出操作
を行なうことによって得られる抽出液、を対象として、
適当な吸着剤、たとえば、ダイアイオンHP20.アル
ミナ、シリカゲル、「セファデックスLH20J  (
ファルマシア社)等を用いたカラムクロマトグラフィー
、液体クロマトグラフィーその他によって目的バルミノ
マイシン■または■を吸着させ、その後溶離させること
によって、バルミノマイシンエまたは■を得ることがで
きる。このようにして得られたバルミノマイシンエまた
は■の溶液を減圧濃縮乾固すれば、バルミノマイシンエ
または■の粗標品が赤色粉末として得られる。
このようにして得られるバルミノマイシンエまたは■の
粗標品をさらに生成するためには、上記の抽出法および
吸着法を必要に応じて組合せて必要回数実施し、必要に
応じて再結晶を行なえば良い。たとえば、シリカゲル、
「セファデックスLH20J 、弱酸性イオン交換樹脂
、[ダイヤイオンHP20J (三菱化成製)などの吸
着剤や、ゲル濾過剤を用いたカラムクロマトグラフィー
法、適当な溶媒を用いた液体クロマトグラフィー、向流
分配法および1IWJクロマトグラフイー法等を組合わ
せて実施することができる。具体的には、たとえば、バ
ルミノマイシンエまたは■の粗粉末を少量のクロロホル
ムに溶解し、シリカゲルカラムを用いて適当な溶媒で展
開すると、各有効成分が分かれて溶出するので、目的の
活性区分をまとめて減圧濃縮後、更に薄層クロマトグラ
フィーで目的成分、をかきとることにより、はぼ単一物
質として目的標品を得ることができる。また、更に純化
する為には、高速液体クロマトグラフィーを用いること
ができる。
本発明のバルミノマイシンIrまたはl[rは、バルミ
ノマイシン■または■を合成化学的に還元、  するこ
とにより製造することができる。この還元反応は、有機
合成化学の分野で用いられている合目的的な任意の方法
によって行なうことができる。
たとえば、バルミノマイシンエまたは■をメタノールに
溶解し、NaBH3cNを加えて反応させればよい。こ
のようにして得られるバルミノマイシンIrまたはli
rを単離・精製するには、アントラザイクリングリコサ
イドについて常用されている任意の方法、例えばシリカ
ゲル等を用いるクロマトグラフィー、によればよい。
このようにして得られるバルミノマイシン(■、■・r
、[、IIr)は、それ自体公知の方法により、例えば
、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸、あるいは酢酸、プ
ロピオン酸、マレイン酸、オレイン酸、パルミチン酸、
クエン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、パントテン酸
、ラウリル酸、スルボン酸などの有キ酸で処理すること
により酸付加塩に変えることができる。
バルミノマイシンの用途 本発明によるアントラサイクリン化合物は制癌活性およ
び強い抗菌活性を有するので、医薬品として有用な化合
物である。その生物活性のいくつかを以下に示す。
(1) 細胞毒性(組織培養) 本発明によるバルミノマイシンは、非常に低い濃度でP
388白血病細胞の増殖を阻害した。しかも、アドリア
マイシンや他のカルミノマイシン系のアントラサイクリ
ンに比べ、同等〜100倍以上も強い細胞毒性を有して
いることが判明した。
結果は、下表に示す通りである。
(2) 抗腫瘍活性 GOF、マウス腹腔に11210白血病細胞を1×10
5個移植後、腹腔内に0.25dずつ薬剤を下記のスケ
ジュールで投与して、抗腫瘍活性を求めた。表中の値は
、生理食塩水を投与した対照群のマウスの生存日数を1
00としたときの試験群のマウスの延命率(T/C%)
を示したものである。(但し、0日とはL1210移植
日を意味する。) 投与スケジュール−0日〜10日(毎日)投与スケジュ
ール:0日〜9日(毎日)(3) 抗菌活性 本発明によるバルミノマイシンエ、Ir及びカルミノマ
イ゛シン■の抗菌力を寒天希釈法により求めた。最小増
殖阻止濃度(MIG)は下表に示した通りである。
実   験   例 (1) 種母の調製 使用した培地は、下記の組成のものである。
グルコース          1% グリセロール         1% シュークロース        1% オートミール       0.5% アジブロン(商標)      2% プレスイースト(商標)    1% カザミノ酸        0.5% 炭酸カルシウム      0.2% (殺菌前pH7,0) 上記培地100M1を500d容三角フラスコに分注殺
菌したものへMG463−VF4をスラントより1白金
耳接種し、ロータリーシェーカー上で、30℃にて5日
間振どう培養したものを種母とした。
(2) 培養 使用した培地は、下記の組成のものである。
グリセロール        3% 魚   粉                  2%
炭酸カルシウム      0.2% 30リツトル容ジヤーフアメンターに上記培地15リツ
トルを入れて殺菌したものに、上記種母を500m接種
し、150 rpmで撹拌しながら、15リットル/分
の通気下に27℃で48時間培養を行なった。
(3) バルミノマイシンエおよび■の採取得られた培
養液を濾過し、炉液をpH5,0に調整後、「ダイヤイ
オンHP−2OJカラム4.0X40αに吸着させ、水
及び50%メタノール角々6リツトルで洗浄後、100
%メタノール5リツトルで溶出を行ない、溶出液を濃縮
して、バルミノマイシンエおよび■を含む粗粉末3.0
びを得た。
得られた赤色粗粉末を少量のクロロホルムに溶解後、5
0gのシリカゲル(メルク社「キーゼルゲル60」)の
カラムに吸着させ、クロロホルム−メタノールの比率を
少しずつ変化させながら、段階的に溶出させ、バルミノ
マイシンエおよび■が溶出した区分を濃縮して、バルミ
ノマイシン■および■の赤色粗粉末40ηを得た。
実施例2 実施例1で得られた赤色粉末40mgを少量のクロロホ
ルムに溶解後、厚さ0.25履で20X20cIIのシ
リカゲルの薄層(メルク社「キーゼルゲル60F254
」)10枚に吸着させ、クロロホルム−メタノール−酢
酸−水=70:10:1:1混液にて展開し、分離した
バルミノマイシンI及び■の区分をそれぞれかきとり、
クロロホルム−メタノール=2:1の混液でシリカゲル
より溶出させた。このようにして得た両分を、rN u
 CI e OS t I  5C1gJを用い、溶出
液アセトニトリル−0,2%リン酸水(40: 60)
で高速液体クロマトグラフィーにより更に精製した、バ
ルミノマイシンエおよび■の赤色粉末をそれぞれ3.0
6g1gおよび3、ovaymた。
友亙■ユ 実施例2で得られたバルミノマイシンエ4.5ηを51
dのメタノールに溶解し、NaBH3CN2II#gを
添加後15分間反応さき、水20dとクロロホルム20
Idを反応系に加えて抽出後、クロロ。
ホルム層を減圧下で濃縮した。得られた濃縮液をシリカ
ゲルの11層に吸着させ、クロロホルム−メタノール=
10:1混液にて展開し、分離したバルミノマイシンI
r画分をかきとり、クロロホルム−メタノール=1=1
の混液でシリカゲルより溶出させた。このようにして得
た画分をそれぞれ濃縮後、クロロホルム−メタノール−
1:1混液にて平衡化した「セファデックスL l−1
2OJカラム1.OX20cmを同じ組成の混液にて通
過させ、減圧乾固して、バルミノマイシン■rを2.5
II#g得た。同様の方法で、バルミノマイシン■より
バルミノマイシンIr画分た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明化合物の構造解析の概略を示す説明図
である。 第2図は、本発明化合物バルミノマイシン■の赤外吸収
スペクトル図(クロロホルム中)を模写したものである
。 第3図は、本発明化合物バルミノマイシン■の赤外吸収
スペクトル図(クロロホルム中)を模写したものである
。 第4図は、本発明化合物バルミノマイシン■rの赤外吸
収スペクトル図(KBr錠)を模写したものである。 第5図は、本発明化合物バルミノマイシンIrの1)−
1−NMRスペクトル図を模写したものである。 第6図は、本発明化合物バルミノマイシンlrの赤外吸
収スペクトル図(KBr錠)を模写したものである。 第7図は、本発明化合物バルミノマイシンIIrの1)
(−NMRスペクトル図を模写したものである。 第8図は、本発明化合物バルミノマイシン■rの130
−NMRスペクトル図を模写したものである。 手続ネ山正書 lに1和61年9月22日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次式(A)で示されるアントラサイクリン化合物バルミ
    ノマイシン、またはそれらの酸付加塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼(A) (ただし式中Rは下記の(a)〜(d)のいずれかを表
    わす。) ▲数式、化学式、表等があります▼(a) ▲数式、化学式、表等があります▼(b) ▲数式、化学式、表等があります▼(c) ▲数式、化学式、表等があります▼(d)
JP60137193A 1985-06-24 1985-06-24 アントラサイクリン化合物 Granted JPS6297A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60137193A JPS6297A (ja) 1985-06-24 1985-06-24 アントラサイクリン化合物
EP86108015A EP0206138B1 (en) 1985-06-24 1986-06-12 Anthracycline compounds, a process for their preparation and their use as medicaments
DE8686108015T DE3662270D1 (en) 1985-06-24 1986-06-12 Anthracycline compounds, a process for their preparation and their use as medicaments
AT86108015T ATE41155T1 (de) 1985-06-24 1986-06-12 Anthracyclinderivate, verfahren zu ihrer herstellung und die sie enthaltenden pharmazeutischen zusammensetzungen.
HU862601A HU198102B (en) 1985-06-24 1986-06-20 Process for producing anthracycline derivates and pharmaceutical copositions comprising these compounds as active ingredient
GR861600A GR861600B (en) 1985-06-24 1986-06-20 Anthracycline compounds a process for their preparation and their use as medicaments
ES556415A ES8706835A1 (es) 1985-06-24 1986-06-23 Un procedimiento para preparar compuestos de antraciclina
ZA864661A ZA864661B (en) 1985-06-24 1986-06-23 Anthracycline compounds,a process for their preparation and their use as medicaments
PT82825A PT82825B (pt) 1985-06-24 1986-06-23 Processo de preparacao de compostos de antraciclina e de composicoes farmaceuticas que os contem
DK293986A DK293986A (da) 1985-06-24 1986-06-23 Anthracyclin-forbindelser, deres fremstilling og anvendelse som laegemidler

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60137193A JPS6297A (ja) 1985-06-24 1985-06-24 アントラサイクリン化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6297A true JPS6297A (ja) 1987-01-06
JPH0479355B2 JPH0479355B2 (ja) 1992-12-15

Family

ID=15192969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60137193A Granted JPS6297A (ja) 1985-06-24 1985-06-24 アントラサイクリン化合物

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0206138B1 (ja)
JP (1) JPS6297A (ja)
AT (1) ATE41155T1 (ja)
DE (1) DE3662270D1 (ja)
DK (1) DK293986A (ja)
ES (1) ES8706835A1 (ja)
GR (1) GR861600B (ja)
HU (1) HU198102B (ja)
PT (1) PT82825B (ja)
ZA (1) ZA864661B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02145598A (ja) * 1988-11-29 1990-06-05 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 新規アンスラサイクリン系化合物及びこれを含有する抗腫瘍剤

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8606204D0 (en) * 1986-03-13 1986-04-16 Erba Farmitalia Biosynthetic anthracyclines
JP2779652B2 (ja) * 1988-12-27 1998-07-23 武田薬品工業株式会社 生理活性物質tan―1120,その還元体,それらの製造法および用途ならびに微生物
GB2315067B (en) * 1996-07-11 2000-02-16 Pharmacia Spa Morpholinyl anthracycline derivatives

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL124284B1 (en) * 1979-10-17 1983-01-31 Politechnika Gdanska Process for preparing n-glycosyl derivatives of antibiotics from anthracyclines group

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02145598A (ja) * 1988-11-29 1990-06-05 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 新規アンスラサイクリン系化合物及びこれを含有する抗腫瘍剤

Also Published As

Publication number Publication date
ATE41155T1 (de) 1989-03-15
JPH0479355B2 (ja) 1992-12-15
HU198102B (en) 1989-07-28
ES556415A0 (es) 1987-07-01
DK293986A (da) 1986-12-25
EP0206138A1 (en) 1986-12-30
DK293986D0 (da) 1986-06-23
GR861600B (en) 1986-10-20
PT82825A (en) 1986-07-01
PT82825B (pt) 1988-12-15
EP0206138B1 (en) 1989-03-08
DE3662270D1 (en) 1989-04-13
ES8706835A1 (es) 1987-07-01
HUT45563A (en) 1988-07-28
ZA864661B (en) 1987-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6023679B2 (ja) ロドマイシン群抗生物質とその製造法
JPH0516438B2 (ja)
JPS6297A (ja) アントラサイクリン化合物
JPS6133194A (ja) 新規アントラサイクリン抗生物質
JPS6158593A (ja) 新規サフラマイシンa誘導体およびその製造法
EP0275966A1 (en) A doxorubicin derivative, a process for preparing the same, pharmaceutical preparations comprising the same, and the use of the same for the manufacture of useful medicaments
JPS6210048A (ja) 新規生理活性物質mh435
EP0167935B1 (en) Anthracycline derivatives, a process for the production thereof, a pharmaceutical composition containing the same and their use as medicaments
JP2592468B2 (ja) 新規抗生物質ベナノマイシンaおよびbならびにその製造法
EP0205981B1 (en) A novel anti-tumor and antimicrobial compound, its microbiological preparation and its use as medicament
JPS6219599A (ja) 新規マクロライド系抗生物質m119
JPH09157266A (ja) 新規抗生物質エポキシキノマイシンaおよびbとその製造法
JPS5849235B2 (ja) 新抗生物質xk−99およびその製造法
JPH0367077B2 (ja)
JPH02306953A (ja) 新規な制癌抗生物質コナゲニン及びその製造法
JPS623789A (ja) 抗生物質トキマイシンaおよびその製造法
JPS61183278A (ja) ベンズ〔a〕アントラキノン化合物
JPS608300A (ja) 新規アントラサイクリン抗生物質
JPS61227588A (ja) 新規アントラサイクリン抗生物質
JPH04217681A (ja) 新規生理活性物質エチグアニンa及びb、並びにそれらの製造法
JPH0733736A (ja) 新規抗生物質アジセマイシンbおよびその製造方法
JPH05207884A (ja) 新規マクロライド抗生物質sf2748b物質、sf2748c1物質、sf2748d物質およびsf2748e物質ならびにその製造法
JPS63159390A (ja) 抗生物質MG398−hF9Aおよび抗生物質MG398−hF9B並びにそれらの製造方法
JPS59159786A (ja) 新規物質アルゴマイシン
JPS61152692A (ja) アンスラサイクリン化合物11−デオキシルベオマイシンaおよびその用途