JPS6291662A - 内燃機関の点火時期制御方法 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御方法

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JPS6291662A
JPS6291662A JP23199585A JP23199585A JPS6291662A JP S6291662 A JPS6291662 A JP S6291662A JP 23199585 A JP23199585 A JP 23199585A JP 23199585 A JP23199585 A JP 23199585A JP S6291662 A JPS6291662 A JP S6291662A
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JP
Japan
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ignition timing
air conditioner
internal combustion
combustion engine
routine
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JP23199585A
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English (en)
Inventor
Yuji Takeda
武田 勇二
Toshio Suematsu
末松 敏男
Katsushi Anzai
安西 克史
Osamu Harada
修 原田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は内燃機関の点火時期11i1J御方法に関して
、特に排ガスを浄化する触媒を備え、その触媒の胃)島
を早める為に点火時期の遅角量を制御する内燃機関の点
火時期側iff方法に関する。
[従来の技術] 従来、内燃機関では、例えば内燃機関の負荷く吸気管圧
力または内燃機関の1回転当りの吸入空気量)と回転速
度とによって基本点火進角を演算し、吸気温や機関冷却
水温等に応じて基本点大進角を補正して点火進角を求め
、この点火進角を点火時期としてイグナイタを制御する
点火時期制御方法が行なわれている。また、かかる内燃
機関では、排ガスを浄化するために、排ガス中の一酸化
炭素及び炭化水素の酸化を行なって無害な二酸化炭素及
び水蒸気に清浄化する酸化触媒や排ガス中の一酸化炭素
及び炭化水素の酸化と窒素酸化物の還元を同時に行なっ
て無害な二酸化炭素、水蒸気及び窒素に清浄化する三元
触媒を充填した触媒コンバータが取付けられている。こ
の触媒コンバータの浄化率を良好にするためには、触媒
の温度を触媒が活性化する温度以上に保持する必要があ
る。しかしながら、1M閏停止状態で放ei後、再始動
したときには触媒温が低いため排ガス浄化率が悪化する
。従って、内燃別間の冷間始り後には触媒温を速やかに
上昇させる必要があり、触媒温を上昇させる方法として
特開昭56−72257号公報に示す如き点火時期を遅
角させる方法がある。
即ち、点火時期を遅角させると内燃機関の熱効率が低下
し、排ガス中のエネルギが増加し排ガス温度を上げると
共に、内燃機関の出力が低下することから運転者のアク
セルペダル踏込み量が多くなり、排ガス量が増大するた
め、触媒温が上昇することとなる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の点火時期制御方法では、車両
走行条件以外のエンジンの負荷、例えば空気調和装置く
以下エアコンと呼ぶ)稼動時のコンプレッサの負荷等を
考慮せず、水温等で一律に遅角量が決められている為、
エアコン稼動時にはその遅角量が必要以上に大きすぎる
ものとなる。
というのは、上記エアコンは内燃機関の出力を駆動力源
としているため、そのエアコンが稼動すると内燃機関の
出力が低下してしまい、その時運転者はその出力が低下
することのないようアクセルペダルの踏込み量を多くす
る為、排ガス量が増大し、触媒の暖機がうながされるこ
ととなり、エアコン稼動時の遅角量は、実際に必要とす
る遅角量以上のものとなる。そのために燃費が必要以上
に悪化するという問題を有した。
更にエアコンの負荷の分だけスロットル開度を余分に開
かないとエアコン停止時と同じように走行しないので、
スロットル開度に全開までの余裕が無くなり急加速を必
要とする走行時にうまく走らなく、ドライバビリティが
悪化するという問題も有した。
本発明は、上記問題点に檻みてなされたもので、エアコ
ン稼動時に適合させて内燃機関の点火時期を制御し、迅
速に触媒を昇温させつつ燃費およびドライバビリティを
向上することができる内燃機関の点火時期制御方法を提
供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明の構成した手段は、
排ガスを浄化する触媒を有した内燃機関の始動後に、内
燃機関温度の低下状態に応じて点火時期を遅角する内燃
機関の点火時期制御方法において、上記内燃機関の出力
を駆動力源とする空気調和装置が稼動する場合に、上記
点火時期を遅角する量を減少補正することを特徴とする
内燃機関の点火時期制御方法をその要旨としている。
ここで内燃機関とは排ガスを浄化する触媒コンバータを
有したものであり、この触媒コンバータは浄化率を良好
にするためには、触媒の温度を触媒が活性化する温度以
上に保持する必要があるものである。
内m機関温度の低下状態に応じて点火時期を遅角とは、
例えばエンジン回転速度N、吸入空気量Q等で定まる基
本進角値に、始動時の内燃機関温度の低下状態に応じた
補正遅角値を加味し、点火時期を上記基本進角値より遅
角するものである。
上記内燃機関温度とは内燃機関本体の温度であるが、冷
却水温等によって間接的に求めるようにしてもよい。
空気調和装置が稼動する場合とは、例えば、エアコンの
稼動状態を示すエアコンスイッチの信号を受けて稼動状
態を判断するものである。
点火時期を遅角する量を減少補正するとは、例えば上記
遅角しようとした量からエアコン相当の遅角量を減算す
るようにしてもよく、また上記遅角しようとした量を除
算するようにしてもよい。
上記それぞれの処理は、例えば、マイクロコンピュータ
を内蔵した論理演篩回路として構成され、ハードウェア
の改造・変更を要することなく、予め用意されたプログ
ラムによって実現することができる。
[作用] 本発明の作用を第1図の基本的手順図で例示しつつ説明
する。
排ガスを浄化する触媒を有した内燃機関の始動後(Pl
)に、内燃機関の温度の低下状態に応じて点火時期を遅
角しており(P2>、エアコン稼動する場合(P3)に
、内燃機関の出力が低下し、それを感知した運転者のア
クセルペダルの踏込量の増加分にみあう大きさの遅角量
が上記P2で遅角する量から減少補正される(P4)こ
とにより点火時期を制御する。
[実施例] 次に、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。第2図ないし第13図は本発明の第1実施例を
説明するもので、第2図は本実施例の内燃機関の点火時
期制御方法が適用された6気筒エンジンのシステム構成
図である。
同図において、6気筒エンジン1は第1シリンダ2、ピ
ストン3、シリンダブロック4、シリンダヘッド5によ
り形成される第1燃焼v6と同様の構成である図示しな
い第2〜第6シリンダから成る各燃焼室により構成され
ている。上記各燃焼室には点火プラグ7および図示しな
い点火プラグが配設されている。
6気筒エンジン1の第1気筒の吸気系統は、第1シリン
ダ2の吸気バルブ8を介して、吸気ポート9が吸気管1
0に連通している。該吸気管10の上流には吸入空気の
脈動を吸収するサージタンク11が設けられており、該
サージタンク11上流にはスロットルバルブ12が配設
されている。
一方、6気筒エンジン1の第1気筒の排気系統は、第1
シリンダ2の排気バルブ13を介して、排気ポート14
が排気管15に・連通している。
燃料系統は、図示しない燃ねタンクおよび燃料ポンプよ
り成る燃料供給源と燃料供給管および第1気筒の吸気ボ
ート9近傍に配設された燃料噴射弁16および図示しな
い他の燃料噴射弁により構成されている。
また、点火系統は、点火に必要な高電圧を出力するイグ
ナイタ17、および、図示していないクランク軸に連動
して上記イグナイタ17で発生した高電圧を上記各気筒
の各点火プラグに分配供給するディストリビュータ18
より構成されている。
そして、センサ系統は、上記吸気管11のスロットルバ
ルブ12上流側に設けられて吸入空気量を計測するエア
フロメータ1つ、該エア70メータ1つ内に設けられて
吸入空気温度を測定する吸気温センサ20、スロットル
バルブ12に連動して該スロットルバルブ12の開度を
検出するスロットルポジションセンサ12、シリンダブ
ロック4の冷却系統に設けられて冷却水温を検出する水
温センサ22、排気管15内に設けられて排気ガス中の
残存酸素濃度をアナログ信号として検出する酸素濃度セ
ンサ23が備えられている。
また、上記ディストリビュ〜り1日内部には、該ディス
トリビュータDBのカムシャフトの17′24回転毎に
、すなわちクランク角O0から300の整数倍毎に回転
角信号を出力する回転速度センサを兼ねた回転角センサ
24と、上記ディストリビュータ18のカムシャフトの
1回転毎に、すなわち図示しないクランク軸の2回転毎
にS単信号を1回出力づる気筒判別センサ25が設けら
れている。更に26は6気筒エンジン1の出力を駆動力
源とするエアコンであり、その稼動状態を示す信号を出
力するエアコンスイッチ27が設けられている。
なお、上記各センサからの各信号は電子制御装置(以下
単にECUとよぶ。)50に入力されるとともに該EC
U3Oは上記6気筒エンジン1を制御する。
次に、上記ECU3Oの構成を第3図に基づいて説明す
る。
ECU3Oは、上述した各センサにて検出された各デー
タを制御プログラムに従って入力および演算するととも
に、上記各種装置を制御するための処理を行うセントラ
ルブロセンシングユニット(以下単にCPUとよぶ。)
51、上記制御プログラムおよび初期データが予め記憶
されているリードオンリメモリ(以下単にROMとよぶ
。)52、ECU3Oに入力される各種データや演算制
御に必要なデータが一時的に記憶されるランダムアクセ
スメモリ(以下単にRAMとよぶ。)53.6気筒エン
ジン1のキースイッチが運転者によってOFFされても
以後の該6気筒エンジン1の制御に必要な各種データを
記憶保持可能なようにバッテリによってバックアップさ
れたバックアップランダムアクセスメモリく以下単にバ
ックアップRAMとよぶ。)54を備えている。
また、ECtJ50には、上述したエアフロメータ19
、吸気温センサ20、水温センサ22、スロットルポジ
ションセンサ21からの出力信号のバッファ55,56
.57.58が設けられておリ、上記各センサの出力信
号をCPU51に選択的に出力するマルチプレクサ59
、およびアナログ信号をディジタル信号に変換するA/
D変換器60も配設されている。
そして、上記各バッファ55,56.57,58、マル
チプレクサ5つ、およびA/D変換器60を介して上記
各センサ信号をCPU51に送るとともにCPU51か
らのマルチプレクサ59、A/D変換器60への制御信
号を出力する入出カポ−トロ1も備わっている。
さらに、ECU3Oには、上述した酸素11度センサ2
3の出力信号のバッファ62、および該酸素濃度センサ
23の出力電圧を所定電圧と比較して所定電圧以上の場
合には信号を出力するコンパレータ63が設けられ、ま
た上述した気筒判別センサ25、回転角センサ24のそ
れぞれの出力信号の波形を整形する波形整形回路64が
設けられ、また上述したエアコンスイッチ27の出力信
号のバッフ762aが設けられている。
そして、コンパレータ63、または波形整形回路64を
介して上記各センサ信号をCPU51に伝達する入力ポ
ートロ5も具備されている。
また、ECLI50は、上述したイグナイタ17、およ
び燃料噴射弁16にそれぞれ駆動電流を通電する駆動回
路66.67を備えるとともに、上記各駆動回路66.
67に制御信号を出力する出力ポートロ8を有する。該
出力ポートロ8には、設定された所定時刻に割込みを発
生させるコンベアAレジスタおよびコンベアBレジスタ
が配設されている。
そして、上記各素子間への制御信号やデータの通路とな
るパスライン69、およびCPtJ51を始めROM5
2、RAM53等へ所定の間隔で制御タイミングとなる
クロック信号を送るクロック回路70も有している。
次にこのように構成された6気筒エンジンのECLJ5
0におけるCPLI51の処理内容について第4図ない
し第13図を参照して説明する。
図示しないイグニッションスイッチがオンされると、C
PLJ51はROM52内に予め格納されたI!I n
プログラムに従って第4図のフローチャートに示すメイ
ンルーチンを実行開始する。このメインルーチンは6気
筒エンジン1の主制御処理で、まずステップ100にて
初期設定、例えば入出カポ−トロ1.入力ポートロ5.
出カポートロ8等のイニシャルリセット等が行なわれる
。続くステップ101にてRAM53のクリアが行なわ
れ、各レジスタに所定の値がセットされる。続くステッ
プ102にて単位時間当りの吸入空気量Q、エンジン回
転速INが算出され、これらの値より、Q/Nで表わさ
れるエンジン負荷が痒出される。
続くステップ103にて点火プラグ7によってシリンダ
6内の混合気を点火する点火時期が計算される。なお、
この点火時期針幹は以後に示すサブルーチンを実行する
もので、詳しくは後はど説明する。続くステップ104
にて燃料噴射時間(インジェクタ開弁時間)τが演算さ
れる。そして、ステップ104の処理を終えると再びス
テップ102に処理が移り、以後ステップ102.ステ
ップ103.ステップ104を繰返し実行する。
次に前述したCPU51のメインルーチンに対する割込
みルーチンについて説明する。
第5図はA/D変換割込みルーチンを示すフローチャー
トである。前述した第3図に示すようにA/D変換器6
0にはマルチプレクサ5つを介してエア70メータ19
.吸気温センサ20.スロットルポジションセンサ21
及び水温センサ22の4種のアナログ信号が入力されて
いる。従って、A/D変換器60からA/D変換終了の
信号がCPIJ51に入力されると、まずステップ11
0にて水温センサ22の信号のA/D変換値を出力して
いるのか否かを判断する。これは、例えば各センサの検
出周期より判断することができる。ステップ110で、
水温センサ22の出力のA/D変換値であると判断され
ると、まずステップ111に処理が移り、そのA/D変
換値を水温用の所定のアドレスに格納する。続くステッ
プ112では、変数F thwに1を代入し、続くステ
ップ113に処理が移る。なお、Fthwはメインルー
チンにて予めゼロクリアがなされているものである。一
方、ステップ110で、水温センサ22以外のセンサ出
力をA/D変換器60から読みとったと判断するとステ
ップ114に処理が移り、その水温センサ22以外の出
力センサをA/D変jlk@をそれぞれ所定のRAM5
1内のアドレスに格納し、ステップ113に処理が移る
。そしてステップ113にて、現在RAM51に格納が
終了したA 、/ D変換値の種類から次に読み取るべ
きセンサ信号を判定し、A/D変換器51及びマルチプ
レクサ59に対する制御信号を出力して水割込みルーチ
ンを終了する。
水割込みルーチンにより各センサのA/D変換変換前記
したメインルーチン及び各種割込み処理において必要に
応じて使用されることが可能となり、常にR新のセンサ
出力を提供している。
次に4m5ec毎に実行される割込みルーチンについて
説明する。
第6図は4m5ec割込みルーチンを示すフローチャー
トであり、処理が開始されると、ステップ120にてカ
ウンタ処理が実行される。このカウンタ!Ia唾とは後
述する割込み処理で用いる変数cdをインクリメントす
るもので1が加えられる。
次に前記した第4図のメインルーチンのステップ103
よりサブルーチンコールされる点火時期針環ルーチンを
説明する。
第7図は点火時期計算処理の詳細を示すフローチャート
であり、処理が開始されると、ステップ130にて変数
FtMが1かどうかが判断される。
この)” thwは前記したA/D変換割込みルーチン
にて水温センサ信号のとき1が設定される定数であり、
F thwが1であると判断された場合、処理はステッ
プ131に移る。ステップ131では変数Fdが1かど
うかが判断されるが、この変数Fdは本処理が1度も実
行されていない場合零にイニシャライズされているもの
で、Fdが1でないと判断された場合に続くステップ1
32ないしステップ137の処理が実行されるものであ
る。即ち、本点火時期計測ルーチンを初めて実行する場
合だけステップ132ないしステップ137の処理を実
行し、2回目以降は上記ステップ132ないしステップ
137の処理を読み飛ばす。
続くステップ132はFdに1を転送するもので、2回
目以降の点火時期計輝ルーチンでステップ131にて処
理が飛ばされるようにビットを立てている。続くステッ
プ133では上述したA/D変換割込みルーチンのステ
ップ111で格納した水ff1Tが0℃以下がどうかを
判断し、0℃より大きい場合にステップ134にて70
’Cより小さいかどうかを判断する。即ち水温TSO℃
以下のときは処理はステップ135に移り、点火時期の
遅角値θdに7℃Aを設定する。また水温Tが0℃以上
で70℃より小さいときは処理はステップ136に移り
、遅角値θdを以下の式にて算出する。
Cd−7−(T/10)   (T:水温〉また水IT
が70℃以上のときは処理はステップ137に移り、遅
角値θdにO’CAを設定する。
一方、ステップ130でF thwが1でないと判断さ
れた場合、処理は前記したステップ137に移り、Cd
にO’CAe設定する。
即ち、点火時期の遅角値θd゛は第8図のグラフに示す
水温Tとの関係を有し、水温Tが0℃以下のときは7℃
Aの一定の値をとり、O’Cより水温Tが10℃上昇す
る毎に遅角値が1℃ずつ減少するようなされている。
続いて、処理はステップ138に移り、変数Cdが25
0以上であるかどうかが判断される。なおこのcdは前
記した4m5ec割込みルーチンのステップ120でイ
ンクリメントした変数Cdてあり、C(iが250以上
の時、即ち1 secごとに次ステツプ139に処理が
移る。ステップ139ではCdをゼロクリアし、続くス
テップ140にて前記点火時期計算ルーチンで算出され
たCdより0.1を差し引きCdを算出する処理が実行
される。続くステップ141では上記算出したCdが負
の値になっていないかを判断し、負の値の場合ステップ
142に処理が移りCdをゼロクリアする。一方ステッ
プ141でCdが正の値の場合ステップ142の処理を
飛ばし次ステツプ143へ処理は移る。なおステップ1
38でCdが250に満たない場合上記ステップ139
からステップ142の処理は飛ばされ、ステップ143
へ処理は移る。ステップ143ではθdのエアコン補正
の処理が実行される。なおこのθdのエアコン補正処理
は以後に示すサブルーチンを実行するもので詳しくは後
に説明する。続くステップ144は基本点火進角θbを
算出するが、メインルーチンのステップ102で算出し
たエンジン負荷Q/N、エンジン回転数Nを用いて第9
図に示す如く予め定めたマツプに従い基本点火進角を算
出するようなされている。なお第9図の空白の部分は値
を省略したもので好適な値が入力されている。
続くステップ145は点火時期θigを算出するが、上
記基本点火進角θbより上記ステップ143で算出した
エアコン補正後の遅角値θdaを差し引くことで求める
ことができる。そしてその求めた点火時期01gを所定
のアドレスへ格納する。ステップ145の処理が終わる
と本ルーチンの処理は終了し、メインルーチンへリター
ンされる。
次に前記した点火時期計算ルーチンのステップ143よ
りサブルーチンコールされるθdのエアコン補正処理の
詳細を説明する。
第10図はθdのエアコン補正ルーチンを示すフローチ
ャートであり、処理が開始されると、ステップ146に
てエアコンが稼動状態にあるかの判断が行なわれる。こ
の判断はエアコンスイッチ27から出力する信号により
判断するもので、エアコンが稼動状態にあると判断した
場合は続くステップ147へ処理が移る。ステップ14
7では上記点火時期計算ルーチンのステップ142で算
出した遅角値θdに0.5を掛けてエアコン補正の遅角
値θdaが求められ、本ルーチンを終了する。
一方ステップ146でエアコンが稼動していないと判断
した場合は、ステップ148へ処理が移り、エアコン補
正がないものとして遅角値θdaを上記θdとして設定
し、本ルーチンを終了する。
次に上記算出した点火時期θig及び燃料噴射時間τで
、実際に燃料噴射弁を開いたり、イグナイタを制御する
他の第1割込みルーチンについて第11図のフローチャ
ートに基づいて説明する。
本処理は、回転角センサ24からクランク軸が30度回
転する毎に出力されるパルス信号により、上記メインル
ーチンに割り込んでECU3Oにより実行される。
まず、ステップ150にてエンジン回転数Nを算出する
ため、前回のクランク角30°の割込みから今回のクラ
ンク角30’の割込みまでの回転に要した時間が算出さ
れる。続くステップ151では、気筒判別センサ25か
ら出力される基準信号に基づいて、今回の割込みが発生
した時点のクランク角が算出される。続くステップ15
2では、今回の割込みが発生した時点で、第1気筒又は
第6気筒のいずれかのピストンが上死点に到達して吸気
行程を迎えた気筒があるか否かが判断される。
上記ステップ152の条件に該当する場合には、処理は
ステップ153に移る。ここでは、例えば吸気行程を迎
えた気筒が、第1気筒であれば第1、第5、第3の各気
筒の燃料噴射弁16が、また、吸気行程を迎えた気筒が
第6気筒であれば、第6、第2、第4の各気筒の燃料噴
射弁16が、それでれ開弁されて燃料噴射が開始さ°れ
る。続くステップ154では、上記メインルーチンのス
テップ104で算出された燃料噴射時間Tに基づいて、
現在の時刻より時間T経過後の時刻t1を算出する。
該時刻t1は、上記ステップ153で開弁じた各燃料噴
射弁16を閉じる時刻である。そして、上記時刻t1を
出力ポートロ8のコンベアAレジスタにセットする。一
方、ステップ152で条件に該当しない場合には、ステ
ップ153及びステップ154を飛ばしてステップ15
5に処理が移る。
次に、ステップ155にて上死点前クランク角90°の
割込みであるか否かが判断される。この条件に該当する
場合には処理はステップ156に移る。ここでは、上記
メインルーチンのステップ103で算出した点火時期に
基づいて、イグナイタ17をONする時刻t2を算出し
て、出力ポートロ8のコンベアBレジスタに該時刻t2
をセットする。一方、ステップ155で条件が該当しな
い場合にはステップ156を読み飛ばし、処理はステッ
プ157に移る。
次にステップ157において、上死点前クランク角60
°の割込みであるか否かが判断される。
この条件に該当しない場合は、本処理を終了する。
一方、上記ステップ157の条件に該当する場合には、
処理はステップ158に移る。ここでは、上記メインル
ーチンのステップ103で算出した点火時期に基づいて
、イグナイタIGをOFFする時刻で3を算出して、出
力ポートロ8のコンベアBレジスタに該時刻t3をセッ
トする。そして本処理を終了し、上記メインルーチンに
リターンする。以後、池の第1割込みルーチンは適宜上
記メインルーチンに割込んで実行される。
次に、第12図のフローチャートに基づいて燃料噴射弁
閉制御ルーチンの詳細を説明する。
本処理は、上記燃料噴射弁、イグナイタの制御ルーチン
のステップ154で、出力ポートロ8内に設けられたコ
ンベアAレジスタにセットされた時刻と、CPU51内
に備えられたフリーランニングタイマの時刻とが一致し
た場合に割込みを発生させて、ECIJ50により実行
される。
本処理が起動されると、ステップ160にて上記他の第
1割込み処理ステップ153で開かれた燃料燃料wA射
弁16が閉じられる。そして、メインルーチンに復帰す
る。以後、本処理は適宜割込んで実行される。
次に、第13図のフローチャートに基づいてイグナイタ
制御ルーチンの詳細を説明する。
本処理は、上記燃料噴射弁及びイグナイタ制御ルーチン
のステップ156及び158にて、出力ポートロ8内の
コンベアBレジスタにセットされた時刻t2または時刻
t3と、CPU51内に喝えられたフリーランニングタ
イマの時刻とが一致した場合に割込みを発生させて、E
CU3Oにより実行される。
本処理が起動されると、ステップ170にて、上記燃料
噴射弁及びイグナイタ制御ルーチンのステップ156で
コンベアBレジスタにセットされた時刻t2に基づく割
込みであるか否かが判定される。この条件に該当する場
合には・ステップ171に進み、イグナイタ17をON
にして本処理を終了してメインルーチンに復帰する。一
方、ステップ170の条件に該当しない場合、すなわち
時刻t3に基づく割込みである場合にはステップ172
に進み、イグナイタ17をOFFにした後、本処理を終
了してメインルーチンにリターンする。
以後、本処理は適宜割込んで実行される。
即ち、本実施例では、6気筒エンジン1の冷間始動時に
、水温センサ22の信号のA/D変換値に応じた遅角値
θdだけ基本進角値θbより遅角するようなされ、更に
その後、上記遅角する量を1秒ごとに0.1°CAずつ
減衰し、またエアコン稼動時は、更にその半分の理角黴
にするよう構成されている。このため、エアコンの稼動
時における遅角量を必要限度に抑えることができ、迅速
に触媒を昇温させつつ、燃費の向上を計ることができ、
更にエンジン出力向上によるドライバビリティの向上を
計ることができる。なお本実施例においては、燃焼状態
が比較的悪く同一負荷に対してスロットル開度の大きな
低温時において、進角量が大きくなるため、特に上記低
温時にエンジン出力、ドライバビリティの向上を計るこ
とができる。また本実施例においては、上記遅角する量
が1秒ごとに減衰するようなされているが、時間経過と
共に触媒が暖機される点と考えあわせると、すこぶる都
合がよく、より燃費、ドライバビリティの向上を計るこ
とができる。
なお、本実施例にように遅角する量を1秒ごとに減衰す
るのではなく、その時々の水温に応じて上記遅角する量
を算出してもよく、より内燃截関濡度の低下状態に応じ
た点火時期を得ることができる。
次に本発明の第2実施例を説明する。
本実施例の内燃機関の点火時期制御方法を用いた6気筒
エンジンの構成及びECUの構成は第1実施例と同じも
のである。更に本実施例のECU3OにおけるCPU5
1の処理内容については、θdのエアコン補正ルーチン
が第1実施例と異なるだけであり、メインルーチン、A
/D変換割込みルーチン、4m5ec割込みルーチン、
点火時期計算ルーチン、燃料噴射弁及びイグナイタ訓叩
ルーチン、燃料噴射弁閉制卸ルーチン、イグナイタ制御
ルーチンは第1実施例と全く同じものである。
第14図は本実施例のエアコン補正ルーチンを示すフロ
ーチャートで、同図において処理が開始されると、ステ
ップ200にてエアコンが稼動状態にあるかの判断が行
なわれる。この判断は、第1実施例と同様のものでエア
コンスイッチ27がら出力する信号により判断し、エア
コンが稼動状態にあるときは続くステップ201へ処理
が移る。
ステップ201では点火時期計算ルーチンのステップ1
42で算出した遅角値θdから3°CAを減じてエアコ
ン補正する遅角値θdaを算出する。
続くステップ202では上記算出したθdaが負になっ
ていないかを判断し、θdaが負になっている場合、続
くステップ203でO″CAに設定し本ルーチンを終了
し、またθdaが零以上の場合ステップ203を読み飛
ばし本ルーチンを終了する。
一方ステップ200でエアコンが停止していると判断し
た場合は、ステップ204へ処理が移り、エアコン補正
がないものとして遅角値θdaを上記θdとして設定し
、本ルーチンを終了する。
上記の如く構成された本実施例は、上記第1実施例の効
果と同じ効果を秦すると共に、本実施例は遅角値θdか
らエアコンの負荷相当の進角(3”CA)を行なうよう
構成されているので、より適切な点火時期を得ることが
でき、より燃費、ドライバビリティの向上を計ることが
できる。
[発明の効果] 本発明の内燃機関の点火時期制御方法は、排ガスを浄化
する触媒を有した内燃機関の始動後に、内燃81間温度
の低下状態に応じて点火時期を遅角する内燃機関の点火
時期制御方法において、上記内燃機関の出力を駆動力源
とする空気調和装置が稼動する場合に、上記点火時期を
遅角する石を減少補正するよう構成されており、このた
めにエアコン稼動時においても適切な遅角量を得ること
ができ、迅速に触媒を昇温しつつ燃費及びドライバビリ
ティの向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本概念を示す基本的手順図、第2図
ないし第13図は本発明の第1実施例を示すもので、第
2図は6気筒エンジンのシステム構成図、第3図はEC
(Jの構成を示すためのブロック図、第4図はECUに
より実行されるメインルーチンを示すフローチャート、
第5図はECIJにより実行されるA/D変換割込みル
ーチンを示すフローチャート、第6図はECUにより実
行される4m5ec割込みルーチンを示すフローチャー
ト、第7図はECUにより実行される点火時期計算の詳
細を示すフローチャー1へ、第8図は遅角値θdと水I
Tとの関係を示すグラフ、第9図は基本点火進角を算出
づ°るマツプ図、第10図はECUにより実行されるθ
dのエアコン補正ルーチンを示すフローチャート、第1
1図はECLIにより実行される燃料噴射弁及びイグナ
イタ制御ルーチンを示すフローチャート、第12図はE
CUにより実行される燃料噴射弁閉制御ルーチンを示す
フローチャート、第13図はECIJにより実行される
イグナイタ制御ルーチンを示すフローチャート、 第14図は本発明の第2実施例を示すもので、ECUに
より実行されるθdのエアコン補正ルーチンを示すフロ
ーチャー1−である。 1・・・6気筒エンジン 19・・・エアフロメータ 20・・・吸気温センサ 21・・・スロットルポジションセンサ22・・・水温
センサ 23・・・酸素濃度センサ 24・・・回転角センサ 25・・・気筒判別センサ 27・・・エアコンスイッチ 50・・・電子制up装置(ECU) 51・・・CPtJ 52・・・ROM 53・・・RAM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 排ガスを浄化する触媒を有した内燃機関の始動後に、内
    燃機関温度の低下状態に応じて点火時期を遅角する内燃
    機関の点火時期制御方法において、上記内燃機関の出力
    を駆動力源とする空気調和装置が稼動する場合に、上記
    点火時期を遅角する量を減少補正することを特徴とする
    内燃機関の点火時期制御方法。
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