JP3085181B2 - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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    • Y02T10/40Engine management systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)においてその運転状態に応じた最適なクランク角で
圧縮混合気に点火するための制御を行う点火時期制御装
置に関し、より詳細には、吸気弁又は排気弁のバルブタ
イミング(弁開閉時期)を変更することを可能とする可
変バルブタイミング機構(VVT機構)を有する内燃機
関の点火時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用エンジンにおいて
は、運転状態に応じて最適なバルブタイミングを達成す
るために動弁系の可変機構が種々実用化されている。か
かる可変機構として主として普及しているものは、2段
切り替え式すなわちON/OFF制御式のものである。
近年においては、エンジンに対する更なる高性能化の要
求に応えるべく、このような可変バルブタイミング機構
においても、従来の2段切り替え式のものに代えて、常
時最適な任意のバルブタイミングを設定することが可能
な連続可変式のものが開発されつつある。可変バルブタ
イミング機構を有する内燃機関では、出力性能の向上に
寄与する吸入効率の観点、並びにNOx の低減による排
出ガス浄化性能(エミッション)の向上及びポンピング
損失の低減による燃費の向上に寄与する内部排気ガス再
循環(内部EGR)の観点から、機関運転状態に応じて
バルブタイミングが制御される。
【0003】また、従来より、エンジンの運転状態に基
づいて設定される点火進角値により点火時期を電子制御
することも一般に行われており、可変バルブタイミング
機構を有するエンジンでは、バルブタイミングをも考慮
して点火時期を設定する必要がある。例えば、特開平4-
232383号公報は、バルブタイミングがエンジン回転速度
等に応じて切り換えられるとき、その切り換え前後にお
いて最適な燃焼状態(例えば最大トルクを得る燃焼状
態)とするために要求される点火時期は異なることを開
示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術は、エンジン回転速度等に基づき設定される
基本バルブタイミングに応じて最適な点火時期に設定す
る必要性を開示するものの、実バルブタイミングが基本
バルブタイミングからずれた場合に、そのずれに応じて
どのように点火時期を補正すべきかについてまで開示す
るものではない。すなわち、可変バルブタイミング機構
を有するエンジンにおいては、ノック、デポジット付
着、吸気温、水温等に基づいてバルブタイミングが補正
されることがある他、可変バルブタイミング機構の応答
遅れもあり、実バルブタイミングが基本バルブタイミン
グに対してずれを生ずる場合が存在し、そのような場合
にどのように点火時期を制御すべきかについては、開示
されていない。
【0005】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、可変
バルブタイミング機構を有する内燃機関において実バル
ブタイミングが基本バルブタイミングよりずれた場合に
おいてそのずれに応じて点火時期を燃焼安定性やノック
防止の観点から最適に補正することが可能な点火時期制
御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく案
出された、本願第1の発明に係る、内燃機関の点火時期
制御装置は、バルブタイミングを変化させる可変バルブ
タイミング機構を有し機関負荷及び機関回転速度に応じ
て基本バルブタイミングを設定する内燃機関における点
火時期制御装置であって、機関負荷、機関回転速度、及
び基本バルブタイミングに応じて基本点火時期を設定す
る基本点火時期設定手段と、内部EGR量の変化が点火
時期に与える影響が、実圧縮比の変化が点火時期に与え
る影響よりも大きい機関負荷領域において、実バルブタ
イミングが基本バルブタイミングに対してバルブオーバ
ラップ量が増大する方向にずれた際には機関負荷が軽負
荷であるほど該基本点火時期を進角補正し、実バルブタ
イミングが基本バルブタイミングに対してバルブオーバ
ラップ量が減少する方向にずれた際には機関負荷が軽負
荷であるほど該基本点火時期を遅角補正する点火時期補
正手段と、を具備する。
【0007】また、第2の発明に係る、内燃機関の点火
時期制御装置は、バルブタイミングを変化させる可変バ
ルブタイミング機構を有し機関負荷及び機関回転速度に
応じて基本バルブタイミングを設定する内燃機関におけ
る点火時期制御装置であって、機関負荷、機関回転速
度、及び基本バルブタイミングに応じて基本点火時期を
設定する基本点火時期設定手段と、実圧縮比の変化が点
火時期に与える影響が、内部EGR量の変化が点火時期
に与える影響よりも大きい機関負荷領域において、実バ
ルブタイミングが基本バルブタイミングに対してバルブ
オーバラップ量が増大する方向にずれた際には機関負荷
が高負荷であるほど該基本点火時期を遅角補正し、実バ
ルブタイミングが基本バルブタイミングに対してバルブ
オーバラップ量が減少する方向にずれた際には機関負荷
が高負荷であるほど該基本点火時期を進角補正する点火
時期補正手段と、を具備する。
【0008】また、第3の発明によれば、第1又は第2
の発明に係る点火時期制御装置において、機関負荷、機
関回転速度、及び基本バルブタイミングに応じて設定さ
れる遅角ガード量により点火時期の遅角制限を行う遅角
制限手段と、実バルブタイミングが基本バルブタイミン
グに対して実圧縮比を増大させる方向にずれた際には該
遅角ガード量を増大補正し、実バルブタイミングが基本
バルブタイミングに対して実圧縮比を減少させる方向に
ずれた際には該遅角ガード量を減少補正する遅角ガード
量補正手段と、が更に具備される。
【0009】通常、軽負荷領域においては、軽負荷であ
るほど、内部EGR量の変化の影響が実圧縮比の変化の
影響よりも大きい。このような機関負荷領域において、
実バルブタイミングが基本バルブタイミングに対してバ
ルブオーバラップ量が増大する方向にずれると、内部E
GR量が増大するため、燃焼速度が遅くなり、要求点火
時期は進角側に移行することとなる。一方、実バルブタ
イミングが基本バルブタイミングに対してバルブオーバ
ラップ量が減少する方向にずれると、内部EGR量が減
少するため、燃焼速度が速くなり、要求点火時期は遅角
側に移行することとなる。第1の発明に係る点火時期制
御装置においては、かかる状況に応じた点火時期補正が
実行される。
【0010】通常、高負荷領域においては、高負荷であ
るほど、実圧縮比の変化の影響が内部EGR量の変化の
影響よりも大きい。このような機関負荷領域において、
実バルブタイミングが基本バルブタイミングに対してバ
ルブオーバラップ量が増大する方向すなわち吸気弁閉じ
タイミングが早くなる方向にずれると、実圧縮比が増大
するため、燃焼速度が速くなり、要求点火時期は遅角側
に移行することとなる。一方、実バルブタイミングが基
本バルブタイミングに対してバルブオーバラップ量が減
少する方向すなわち吸気弁閉じタイミングが遅くなる方
向にずれると、実圧縮比が減少するため、燃焼速度が遅
くなり、要求点火時期は進角側に移行することとなる。
第2の発明に係る点火時期制御装置においては、かかる
状況に応じた点火時期補正が実行される。
【0011】一般に、ノック制御の誤作動による無制限
な点火時期遅角補正を防止するため、遅角補正のガード
量を設定する必要がある。その場合において、機関負
荷、機関回転速度、及び基本バルブタイミングに基づき
遅角補正ガード量を適合せしめたときに、実バルブタイ
ミングが基本バルブタイミングからずれてくると、その
ずれに応じて最適な遅角補正ガード量もずれてくる。第
3の発明によれば、実バルブタイミングが実圧縮比を増
大する方向にずれているときには、ノックを発生させや
すい方向にずれていることになるので、遅角補正ガード
量が増大補正されてノックの確実な防止が図られるとと
もに、一方、実バルブタイミングが実圧縮比を減少する
方向にずれているときには、ノックを発生させにくい方
向にずれていることになるので、遅角補正ガード量が減
少補正されてノック制御の誤作動による点火時期過遅角
の防止が図られ排気温の異常上昇等がなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係る点火時期
制御装置を備えた電子制御式内燃機関の全体概要図であ
る。エンジンの燃焼に必要な空気は、エアクリーナ2で
ろ過され、スロットルボデー4を通ってサージタンク
(インテークマニホルド)6で各気筒の吸気管7に分配
される。なお、その吸入空気量は、スロットルボデー4
に設けられたスロットル弁5により調節されるととも
に、熱式エアフローメータ40により質量流量として計
測される。また、吸入空気温度は、吸気温センサ43に
より検出される。また、吸気管圧力は、バキュームセン
サ41によって検出される。
【0014】また、スロットル弁5の開度は、スロット
ル開度センサ42により検出される。また、スロットル
弁5が全閉状態のときには、アイドルスイッチ52がオ
ンとなり、その出力であるスロットル全閉信号がアクテ
ィブとなる。また、スロットル弁5をバイパスするアイ
ドルアジャスト通路8には、アイドル時の空気流量を調
節するためのアイドル回転速度制御弁(ISCV)66
が設けられている。
【0015】一方、燃料タンク10に貯蔵された燃料
は、燃料ポンプ11によりくみ上げられ、燃料配管12
を経て燃料噴射弁60により吸気管7に噴射される。
【0016】吸気管7では、空気と燃料とが混合され、
その混合気は、吸気弁24を介してエンジン本体すなわ
ち気筒(シリンダ)20の燃焼室21に吸入される。燃
焼室21において、混合気は、ピストン23により圧縮
された後、点火されて爆発・燃焼し、動力を発生する。
そのような点火は、点火信号を受けたイグナイタ62
が、点火コイル63の1次電流の通電及び遮断を制御
し、その2次電流が、点火ディストリビュータ64を介
してスパークプラグ65に供給されることによりなされ
る。
【0017】なお、点火ディストリビュータ64には、
その軸が例えばクランク角(CA)に換算して720°
CAごとに基準位置検出用パルスを発生させる基準位置
検出センサ50、及び30°CAごとに位置検出用パル
スを発生させるクランク角センサ51が設けられてい
る。なお、実際の車速は、車速を表す出力パルスを発生
させる車速センサ53によって検出される。また、エン
ジン20は、シリンダブロックの冷却水通路22に導か
れた冷却水により冷却され、その冷却水温度は、水温セ
ンサ44によって検出される。また、シリンダブロック
には、ノック(火炎伝播の途中で未燃焼部分の圧力が急
激に高まり、火炎の伝播を待たずに一気に燃焼してしま
う現象であり、急激な燃焼によって生ずる異常な圧力上
昇によって衝撃波が生じ、カリカリという異音が発生す
る)を振動として感知するノックセンサ59が取り付け
られている。
【0018】燃焼した混合気は、排気ガスとして排気弁
26を介して排気マニホルド30に放出され、次いで排
気管34に導かれる。なお、排気管34には、排気ガス
中の酸素濃度を検出する空燃比センサ45が設けられて
いる。さらにそれより下流の排気系には、触媒コンバー
タ38が設けられており、その触媒コンバータ38に
は、排気ガス中の未燃成分(HC,CO)の酸化と窒素
酸化物(NOx )の還元とを同時に促進する三元触媒が
収容されている。こうして触媒コンバータ38において
浄化された排気ガスが大気中に排出される。
【0019】ここで、吸気弁24及び排気弁26の開閉
機構について説明する。ピストン23は、コネクティン
グロッド80を介してクランクシャフト81に接続され
ている。そして、クランクシャフト81の端部には、タ
イミングプーリ84が設置されている。吸気弁24及び
排気弁26は、カムシャフト85及び86に取り付けら
れたカム87及び88によって駆動される。そして、カ
ムシャフト85及び86の端部には、タイミングプーリ
89及び90が設置されている。タイミングプーリ89
及び90は、タイミングベルト91を介して前記したタ
イミングプーリ84と連結されている。こうして、クラ
ンクシャフト81によってカムシャフト85及び86が
回転駆動せしめられ、吸気弁24及び排気弁26が一定
のクランク角において開閉せしめられる。なお、クラン
クシャフト81には、磁性体82が埋め込まれており、
クランクシャフト81に近接して配置された第1の磁気
センサ54から基準パルスが出力される。また、吸気弁
24のカムシャフト85には、磁性体93が埋め込まれ
ており、カムシャフト85に近接して配置された第2の
磁気センサ55から基準パルスが出力される。
【0020】特に、吸気弁24のカムシャフト85とタ
イミングプーリ89との間には、一般的に公知の連続可
変バルブタイミング機構92が設けられている。これ
は、カムシャフト85とタイミングプーリ89とを相対
回転せしめるものである。詳細には、連続可変バルブタ
イミング機構92は、カムシャフト85とタイミングプ
ーリ89とを外歯とし、ヘリカル歯を有する中間歯車を
介して両者を連結し、この中間歯車を軸線方向に移動さ
せることによって、前述の相対回転を実現する。この中
間歯車の移動は、例えば油圧源から供給される油圧力を
制御することによってなされ、その油圧力制御のために
油圧制御弁68が設けられている。なお、連続可変バル
ブタイミング機構の詳細は、例えば、「トヨタクラウン
MAJESTA 新型車解説書」(1995年8月発行)に説明され
ている(「クラウン」及び「MAJESTA 」は商標名)。
【0021】エンジン電子制御ユニット(エンジンEC
U)70は、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回
転速度制御、バルブタイミング制御等を実行するマイク
ロコンピュータシステムであり、そのハードウェア構成
は、図2のブロック図に示される。リードオンリメモリ
(ROM)73に格納されたプログラム及び各種のマッ
プに従って、中央処理装置(CPU)71は、各種セン
サ及びスイッチからの信号をA/D変換回路75又は入
力インタフェース回路76を介して入力し、その入力信
号に基づいて演算処理を実行し、その演算結果に基づき
駆動制御回路77a〜77dを介して各種アクチュエー
タ用制御信号を出力する。ランダムアクセスメモリ(R
AM)74は、その演算・制御処理過程における一時的
なデータ記憶場所として使用される。また、バックアッ
プRAM79は、バッテリ(図示せず)に直接接続され
ることにより電力の供給を受け、イグニションスイッチ
がオフの状態においても保持されるべきデータ(例え
ば、各種の学習値)を格納するために使用される。ま
た、これらのECU内の各構成要素は、アドレスバス、
データバス、及びコントロールバスからなるシステムバ
ス72によって接続されている。
【0022】以上のようなハードウェア構成を有する内
燃機関(エンジン)において実行されるECU70のエ
ンジン制御処理について、以下、説明する。
【0023】燃料噴射制御は、基本的には、エンジン1
回転当たりの吸入空気質量に基づいて、所定の目標空燃
比を達成する燃料噴射量すなわち燃料噴射弁60による
噴射時間を演算し、所定のクランク角に達した時点で燃
料を噴射すべく、駆動制御回路77aを介して燃料噴射
弁60を制御するものである。なお、エンジン1回転当
たりの吸入空気質量は、熱式エアフローメータ40によ
り計測される吸入空気質量流量とクランク角センサ51
から得られるエンジン回転速度とから算出される。そし
て、かかる燃料噴射量演算の際には、スロットル開度セ
ンサ42、吸気温センサ43、水温センサ44等の各セ
ンサからの信号に基づく基本的な補正、O2 センサ45
からの信号に基づく空燃比フィードバック補正、そのフ
ィードバック補正値の中央値が理論空燃比となるように
する空燃比学習補正等が加えられる。
【0024】また、アイドル回転速度制御は、アイドル
スイッチ52からのスロットル全閉信号及び車速センサ
53からの車速信号によってアイドル状態を検出すると
ともに、水温センサ44からのエンジン冷却水温度等に
よって決められる目標回転速度と実際のエンジン回転速
度とを比較し、その差に応じて目標回転速度となるよう
に制御量を決定し、駆動制御回路77cを介してISC
V66を制御して空気量を調節することにより、最適な
アイドル回転速度を維持するものである。
【0025】また、点火時期制御は、クランク角センサ
51から得られるエンジン回転速度、熱式エアフローメ
ータ40から得られる吸入空気質量流量、及びその他の
センサからの信号により、エンジンの状態を総合的に判
定し、最適な点火時期を決定し、駆動制御回路77bを
介してイグナイタ62に点火信号を送るものである。こ
の点火時期制御には、点火時期をエンジンのノック限界
に入らせず、しかもそれに極めて近い位置に制御するこ
とにより、エンジン効率の向上、出力性能の向上、燃費
の低減等を図るノック制御が含まれる。ノック制御にお
いては、ノック判別回路78(図2)が、ノックセンサ
59からの出力信号に基づいてノックの有無を判別す
る。ノック判別回路78は、ノックセンサ59からの出
力より7kHz 付近の周波数帯域の信号のみを通過させる
帯域通過フィルタ、その帯域通過フィルタの出力を半波
整流する整流回路、その整流回路の出力を積分して比較
基準値信号を作成する積分回路、及びその整流回路の出
力と前記積分回路の出力とを比較する比較器(以上いず
れも図示せず)よりなり、一定の振幅以上の振動を検知
した場合にノック検知信号を出力する。ノック判別回路
78からノック検知信号が出力されると、CPU71
は、点火進角値遅角補正量AKNKを算出し、AKNK
だけ点火時期を遅らせる。
【0026】また、バルブタイミング制御は、運転状態
に応じて吸気弁24の目標バルブタイミング(弁開閉時
期)を設定して連続可変バルブタイミング機構92を制
御するものであり、具体的には、吸気弁24のカムシャ
フト85がクランクシャフト81に対して所望の回転位
相を保つように、前記した第1の磁気センサ54及び第
2の磁気センサ55からの信号に基づいて油圧制御弁6
8をフィードバック制御する。
【0027】図3は、吸気弁24及び排気弁26の開閉
時期をクランク角により表したバルブタイミング図であ
る。この図に示されるように、排気弁26は、固定の開
弁時期EVO(本実施例では、排気下死点前50°)に
て開弁せしめられるとともに、固定の閉弁時期EVC
(本実施例では、排気上死点後3°)にて閉弁せしめら
れる。一方、吸気弁24については、その開弁期間は一
定であるが、その開弁時期IVO及び閉弁時期IVCは
可変であり、最も遅角側の開閉時期(同図のIVOr及
びIVCr)を基準位置として、ともに進角方向へ任意
の量だけ変位したタイミングに設定することができる。
ただし、バルブタイミング変位量VTDの最大値は、本
実施例では60°である。そして、この基準位置からの
バルブタイミング変位量VTDが制御目標量とされる。
ここで、本実施例においては、基準位置としては、基準
開弁時期IVOrが排気上死点後3°であり、基準閉弁
時期IVCrが吸気下死点後65°である。したがっ
て、この場合、バルブタイミング変位量VTDが例えば
30°CA(クランク角)のときには、IVOは排気上
死点前27°となり、IVCは吸気下死点後35°とな
る。なお、本実施例では、吸気弁24の基準開弁時期I
VOrと排気弁26の閉弁時期EVCとは、ともに排気
上死点後3°と同一であるため、バルブタイミング変位
量VTDは、バルブオーバラップ量と一致することとな
る。ただし、図3では、一般性を考慮し、かつ、理解を
容易にするため、IVOrとEVCとは一致しないよう
に描かれている。
【0028】さて、バルブタイミング変位量VTDが大
きくなると、前述のように吸気弁閉じタイミングが進角
せしめられることとなるため、図4に示されるように、
実圧縮比は高くなり、燃焼速度が増す。その結果、ノッ
クが発生しやすくなるため、実圧縮比の観点から考えれ
ば、バルブタイミング変位量VTDが大きくなると要求
点火時期は遅角側に移行することとなる。また、一方に
おいては、バルブタイミング変位量VTDが大きくなる
と、前述のように吸気弁開きタイミングが進角せしめら
れることとなるため、バルブオーバラップ量が増大して
内部EGR量が増大し、その結果、燃焼速度が遅くな
る。従って、内部EGR量の観点から考えれば、バルブ
タイミング変位量VTDが大きくなると要求点火時期は
進角側に移行することとなる。このように、バルブタイ
ミング変位量VTDが変化すると、実圧縮比及び内部E
GR量が変化して、燃焼状態が変わる。
【0029】図5は、エンジン回転速度NE及びエンジ
ン負荷(エンジン1回転当たりの吸入空気質量)GNが
ある一定値で外気温が常温という条件の下での点火時期
(点火進角値)とトルクとの関係を、バルブタイミング
変位量VTDが40°の場合(曲線)及び30°の場
合(曲線)について示す特性図である。ノックが発生
する点火時期は、VTD=40°の場合の曲線ではタ
イミングA’となり、VTD=30°の場合の曲線で
はタイミングB’となる。要求点火時期は、ノックが発
生することなく最大トルクが得られるタイミングである
ため、VTD=40°の場合の曲線ではタイミング
A’より直ぐ遅角側のタイミングAとなるが、一方、V
TD=30°の場合の曲線ではタイミングB’より比
較的離れた遅角側のタイミングBとなる。
【0030】このように、回転速度NE及び負荷GNが
一定であっても、バルブタイミング変位量VTDが異な
れば、要求点火時期は異なってくる。そのため、回転速
度NE及び負荷GNがある値をとるときに、それに応じ
た一定のバルブタイミング変位量VTDを仮定して、そ
れらのNE、GN及びVTDに基づき点火時期を適合せ
しめた場合、実際のバルブタイミング変位量がずれてく
ると、点火時期をそのずれに応じて補正することが必要
となる。
【0031】ところで、ノック制御においては、周知の
ように、ノックが発生していない状況では徐々に点火時
期を進め、ノックが発生したときには点火時期を遅らせ
るフィードバック制御が行われるが、ノックセンサの異
常、ノック以外の振動の発生、電波妨害等のために、ノ
ック制御の誤作動が生じ、無制限に点火時期の遅角補正
がなされるおそれがある。そのため、このような誤作動
に基づく遅角補正を制限するため、遅角補正のガード量
を設定する必要がある。かかる遅角補正ガード量は、確
実にノックを回避することができるとともに、たとえ最
も遅角側に点火時期が設定されても出力、燃費、運転
性、排気温等が著しく悪化することのないように設定さ
れる。
【0032】図5においては、ノック発生点火時期A’
又はB’から、一定のノック回避余裕代だけ遅角せしめ
られたタイミングA”又はB”が、ノックが発生しえな
い点火時期すなわちノック回避点火時期とされる。従っ
て、最大トルクを得るべく要求される点火時期A又はB
が設定されているときに、その設定点火時期A又はBか
らの遅角補正ガード量を考えた場合、VTD=40°の
場合の曲線ではA−A”間(=a)となり、一方、V
TD=30°の場合の曲線ではB−B”間(=b)と
なり、バルブタイミング変位量VTDに応じて異なって
くる。もしも、VTD=30°の場合の曲線において
も遅角補正ガード量をa(>b)とした場合には、過剰
遅角が発生し、出力及び燃費が悪化し排気温が上昇する
おそれがある。
【0033】従って、回転速度NE及び負荷GNがある
値をとるときに、それに応じた一定のバルブタイミング
変位量VTDを仮定して、それらのNE、GN及びVT
Dに基づき遅角補正ガード量を適合せしめた場合、実際
のバルブタイミング変位量がずれてくると、そのずれに
応じて遅角補正ガード量を補正することが必要となる。
すなわち、バルブタイミングが実圧縮比を増大する方向
にずれているときには、ノックを発生させやすい方向に
ずれていることになるので、遅角補正ガード量を増大補
正する必要があり、一方、バルブタイミングが実圧縮比
を減少する方向にずれているときには、ノックを発生さ
せにくい方向にずれていることになるので、遅角補正ガ
ード量を減少補正する必要がある。
【0034】次に、回転速度NE及び負荷GNがある値
をとるときに、それに応じた一定のバルブタイミング変
位量VTDを仮定して、それらのNE、GN及びVTD
に基づき点火時期を適合せしめた場合において、実際の
バルブタイミング変位量がずれているときに、どのよう
に点火時期を補正すべきか、について考察する。前述の
ように、バルブタイミング変位量が所定の基本目標バル
ブタイミング変位量より進角側にずれていると、実圧縮
比の上昇又は内部EGR量の増大に結果する。そして、
要求点火時期は、実圧縮比の上昇に対しては遅角側に移
行することが好ましく、内部EGR量の増大に対しては
進角側に移行することが好ましいといえる。従って、実
圧縮比の変化と内部EGR量の変化とでどちらの影響が
大きいかにより、点火時期の補正方向が変わることとな
る。
【0035】図6は、エンジン負荷GNと内部EGR量
との関係を、バルブタイミング変位量VTDが大きい場
合(すなわちバルブタイミングが進角している場合)及
びバルブタイミング変位量VTDが小さい場合(すなわ
ちバルブタイミングが遅角している場合)について示す
特性図である。また、図7は、内部EGR量と要求点火
時期との関係を示す特性図である。ここで、図6におけ
る2曲線のVTDの差をΔVTDとする。このΔVTD
だけバルブタイミング変位量VTDが変化した場合にお
ける内部EGR量の変化量を考えると、軽負荷GN0
ときにはΔEGR0 だけ内部EGR量が変化するのに対
し、高負荷GN1 のときにはΔEGR1だけ内部EGR
量が変化する。そして、図6に示されるように、ΔEG
0 ≫ΔEGR1 となる。すなわち、バルブタイミング
変位量VTDが変化した場合における内部EGR量の変
化は、軽負荷域においては大きく、高負荷域においては
小さくなる。さらに、ΔEGR0 及びΔEGR1 だけ内
部EGR量が変化した場合における要求点火時期の変化
量について考えると、図7に示されるように、ΔEGR
0 に対してはΔSA0 だけ要求点火時期が変化するのに
対し、ΔEGR1 に対してはΔSA1 だけ要求点火時期
が変化する。そして、図7に示されるように、ΔSA0
≫ΔSA1 となる。以上をまとめると、バルブタイミン
グ変位量の変化が内部EGR量の変化を介して要求点火
時期に与える影響は、軽負荷域では著しく大きく、高負
荷域では極めて小さい、ということができる。
【0036】図8は、エンジン負荷GNと実圧縮比との
関係を、バルブタイミング変位量VTDが大きい場合
(すなわちバルブタイミングが進角している場合)及び
バルブタイミング変位量VTDが小さい場合(すなわち
バルブタイミングが遅角している場合)について示す特
性図である。また、図9は、実圧縮比と要求点火時期と
の関係を示す特性図である。図6及び図7に関して行っ
た考察と同様の考察を図8及び図9に関しても行うこと
により、バルブタイミング変位量の変化が実圧縮比の変
化を介して要求点火時期に与える影響は、高負荷域では
著しく大きく、軽負荷域では極めて小さい、ということ
がわかる。
【0037】従って、図6〜図9から次のことがわか
る。すなわち、バルブタイミング変位量が変化した場
合、軽負荷域では、実圧縮比の変化の影響よりも内部E
GR量の変化の影響の方が大きく現れ、一方、高負荷域
では、内部EGR量の変化の影響よりも実圧縮比の変化
の影響の方が大きく現れる。従って、バルブタイミング
変位量VTDが進角側又は遅角側にずれた場合における
要求点火時期の変化をエンジン負荷との関係で示すと、
図10に示されるものとなる。すなわち、軽負荷域にお
いては、バルブタイミング変位量VTDが進角側にずれ
た場合、内部EGR量の増大に伴う燃焼速度の遅延化に
対応すべく、点火時期を進角側に補正する必要があり、
一方、バルブタイミング変位量VTDが遅角側にずれた
場合、内部EGR量の減少に伴う燃焼速度の迅速化に対
応すべく、点火時期を遅角側に補正する必要がある。ま
た、高負荷域においては、バルブタイミング変位量VT
Dが進角側にずれた場合、実圧縮比の上昇に伴う燃焼速
度の迅速化に対応すべく、点火時期を遅角側に補正する
必要があり、一方、バルブタイミング変位量VTDが遅
角側にずれた場合、実圧縮比の低下に伴う燃焼速度の遅
延化に対応すべく、点火時期を進角側に補正する必要が
ある。
【0038】以上のような考察に基づき具体化された点
火時期制御の処理手順は、図11及び図12のフローチ
ャートに示される。このルーチンは、所定のクランク角
ごとに実行されるように構成されている。まず、クラン
ク角センサ51の出力に基づいて現在のエンジン回転速
度NEを検出するとともに、熱式エアフローメータ40
の出力に基づいて現在の吸入空気質量GAを検出する
(ステップ102)。次いで、 GN←GA/NE なる演算により、エンジン負荷(エンジン1回転当たり
の吸入空気質量)GNを算出する(ステップ104)。
【0039】次いで、図13に示されるようなマップに
基づく補間計算により、現在の負荷GN及び回転速度N
Eに応じた基本点火時期tSAを算出する(ステップ1
06)。なお、点火時期は、圧縮上死点前のクランク角
に相当する数値(点火進角値)として表されている。ま
た、この基本点火進角値tSAのマップは、予めROM
73に格納されている。次いで、図14に示されるよう
なマップに基づく補間計算により、ノック制御による点
火進角値遅角補正量を制限するための基本遅角補正ガー
ド量tAKNKmax を、現在の負荷GN及び回転速度N
Eに応じて算出する(ステップ108)。なお、この基
本遅角補正ガード量tAKNKmax のマップも、予めR
OM73に格納されている。次いで、図15に示される
ようなマップに基づく補間計算により、現在の負荷GN
及び回転速度NEに応じた基本目標バルブタイミング変
位量tVTDを算出する(ステップ110)。この基本
目標バルブタイミング変位量tVTDのマップも、予め
ROM73に格納されている。なお、前述の基本点火進
角値tSA及び基本遅角補正ガード量tAKNKmax
は、回転速度NE及び負荷GNがある値をとるときに、
それに応じた基本目標バルブタイミング変位量tVTD
を求め、それらのNE、GN及びtVTDに基づき適合
せしめたものである。
【0040】次いで、第1の磁気センサ54及び第2の
磁気センサ55からの信号に基づいて現在の実際のバル
ブタイミング変位量VTDを検出する(ステップ11
2)。次いで、この実バルブタイミング変位量VTDが
基本目標バルブタイミング変位量tVTDからどれだけ
遅角しているかを表すバルブタイミング遅角ずれ量ΔV
TDを、 ΔVTD←tVTD−VTD なる演算により算出する(ステップ114)。従って、
このΔVTD<0のときには、実バルブタイミング変位
量VTDが基本目標バルブタイミング変位量tVTDよ
り進角していることを示す。なお、このように実バルブ
タイミング変位量VTDが基本目標バルブタイミング変
位量tVTDからずれるのは、バルブタイミング制御に
おいて各種の補正がなされたり、VVT機構の応答遅れ
が発生したりするためである。かかる補正の例として
は、ノックを防止するために充填効率を下げるべくバル
ブタイミングを遅角せしめる補正、デポジット付着量の
増加に伴う壁面付着燃料量の増加を吸収するためにバル
ブオーバラップ量を減少させ吸気吹き返し量を減少させ
るべくバルブタイミングを遅角せしめる補正、低温時に
おける早期暖機を図るためにバルブオーバラップ量を減
少させ吸気吹き返し量を減少させるべくバルブタイミン
グを遅角せしめる補正等が含まれる。
【0041】次いで、図16に示されるようなマップに
基づく補間計算により、現在の負荷GN、回転速度N
E、及びバルブタイミング遅角ずれ量ΔVTDに応じた
点火進角値補正量Ksaを算出する(ステップ116)。
なお、この点火進角値補正量Ksaのマップも、予めRO
M73に格納されている。ただし、図16では、(A)
ΔVTD=0°、(B)ΔVTD=5°、及び(C)Δ
VTD=10°の場合のみが例示されている。すなわ
ち、バルブタイミング変位量VTDが遅角側にずれた場
合には、このマップに示されるように、軽負荷域におい
ては、内部EGR量の減少に伴う燃焼速度の迅速化に対
応すべく、点火時期が遅角側に補正され、また、高負荷
域においては、実圧縮比の低下に伴う燃焼速度の遅延化
に対応すべく、点火時期が進角側に補正される。同様
に、ΔVTD<0の場合、すなわちバルブタイミング変
位量VTDが進角側にずれた場合には、軽負荷域におい
ては、内部EGR量の増大に伴う燃焼速度の遅延化に対
応すべく、点火時期が進角側に補正され、また、高負荷
域においては、実圧縮比の上昇に伴う燃焼速度の迅速化
に対応すべく、点火時期が遅角側に補正されるように、
ΔVTD<0の場合のマップも準備される。次いで、 tSAk ←tSA+Ksa なる演算により、補正後点火進角値tSAk を算出する
(ステップ118)。
【0042】次いで、図17に示されるようなマップに
基づく補間計算により、基本遅角補正ガード量tAKN
Kmax を補正するためのガード量減少補正量Kaknkを、
現在の負荷GN、回転速度NE、及びバルブタイミング
遅角ずれ量ΔVTDに応じて算出する(ステップ12
0)。なお、このガード量減少補正量Kaknkのマップ
も、予めROM73に格納されている。ただし、図17
では、(A)ΔVTD=0°、(B)ΔVTD=5°、
及び(C)ΔVTD=10°の場合のみが例示されてい
る。すなわち、バルブタイミング変位量VTDが遅角側
にずれた場合には、このマップに示されるように、実圧
縮比が減少し、ノックが発生しにくい方向にずれている
ことになるため、基本遅角補正ガード量tAKNKmax
が減少補正されるようにガード量減少補正量Kaknkが正
の値として定められている。しかも、実圧縮比の影響が
大きい高負荷側ほどガード量減少補正量Kaknkは大きな
値とされている。ΔVTD<0の場合のマップは図示さ
れていないが、これとは逆の関係になる。次いで、 tAKNKmaxk←tAKNKmax −Kaknk なる演算により、補正後遅角補正ガード量tAKNKma
xkを算出する(ステップ122)。
【0043】次いで、別途実行されているノック制御に
より算出されている現在の点火進角値遅角補正量AKN
Kを求める(ステップ124)。次いで、この点火進角
値遅角補正量AKNKが前記した補正後遅角補正ガード
量tAKNKmaxkよりも大きい場合には、このAKNK
をtAKNKmaxkに制限する(ステップ126及び12
8)。次いで、このガード後遅角補正量AKNKに基づ
き、 SA←tSAk −AKNK なる遅角補正演算を実行して、最終点火進角値SAを算
出する(ステップ130)。最後に、点火時期をこの最
終点火進角値SAに設定する(ステップ132)。
【0044】次に、前記した実施例(図11及び図1
2)を改良した第2実施例について説明する。ノック
は、吸気温(外気温)又は水温が高くなるにつれて発生
しやすくなる。そこで、第2実施例では、このような条
件を考慮して点火進角値補正量及びノック制御による遅
角補正ガード量が更に補正される。すなわち、吸気温又
は水温が高温なほど、点火進角値補正量が小さくされ、
かつ、遅角補正ガード量が大きくされる。
【0045】図18及び図19は、第2実施例に係る点
火時期制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートで
ある。なお、この実施例では、吸気温センサ43に基づ
き検出される吸気温THAにより補正がなされるが、水
温センサ44に基づき検出され水温THWを用いてもも
ちろんよい。第1実施例(図11及び図12)との相違
点についてのみ説明すると、まず、第2実施例では、吸
気温THAを検出するステップ216が追加され、ま
た、図20及び図21に示されるようなマップを参照す
ることにより、吸気温THAに基づく補正係数Ktha1及
びKtha2を求めるステップ220及び226が追加され
ている。そして、これらの補正係数Ktha1及びKtha2に
基づき、ステップ222及び228では、 tSAk ←tSA+Ksa*Ktha1 tAKNKmaxk←tAKNKmax −Kaknk*Ktha2 なる演算が実行される。図20に示されるように、Kth
a1は、吸気温THAが高温になるほど1.0より小さく
設定され、吸気温THAが低温になるほど1.0より大
きく設定されているため、補正後点火進角値tSAk は
高温なほど小さな値となる。また、図21に示されるよ
うに、Ktha2は、吸気温THAが高温になるほど1.0
より小さく設定され、吸気温THAが低温になるほど
1.0より大きく設定されているため、補正後遅角補正
ガード量tAKNKmaxkは高温なほど増大せしめられる
こととなる。他のステップは、第1実施例と同様であ
る。
【0046】以上、本発明の実施例について述べてきた
が、もちろん本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な実施例を案出することは当業者にとって容易なこ
とであろう。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可変バルブタイミング機構を有する内燃機関において実
バルブタイミングが基本バルブタイミングよりずれた場
合にそのずれに応じて点火時期を最適に補正することが
可能な点火時期制御装置が提供され、燃焼安定性の向上
及びノックの防止が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る点火時期制御装置を備
えた電子制御式内燃機関の全体概要図である。
【図2】本発明の一実施例に係るエンジンECUのハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図3】吸気弁及び排気弁の開閉時期をクランク角によ
り表したバルブタイミング図である。
【図4】吸気弁閉じタイミングと実圧縮比との関係を示
す特性図である。
【図5】エンジン回転速度NE及びエンジン負荷(エン
ジン1回転当たりの吸入空気質量)GNがある一定値で
外気温が常温という条件の下での点火時期(点火進角
値)とトルクとの関係を、バルブタイミング変位量VT
Dが40°の場合(曲線)及び30°の場合(曲線
)について示す特性図である。
【図6】エンジン負荷GNと内部EGR量との関係を、
バルブタイミング変位量VTDが大きい場合(すなわち
バルブタイミングが進角している場合)及びバルブタイ
ミング変位量VTDが小さい場合(すなわちバルブタイ
ミングが遅角している場合)について示す特性図であ
る。
【図7】内部EGR量と要求点火時期との関係を示す特
性図である。
【図8】エンジン負荷GNと実圧縮比との関係を、バル
ブタイミング変位量VTDが大きい場合(すなわちバル
ブタイミングが進角している場合)及びバルブタイミン
グ変位量VTDが小さい場合(すなわちバルブタイミン
グが遅角している場合)について示す特性図である。
【図9】実圧縮比と要求点火時期との関係を示す特性図
である。
【図10】バルブタイミング変位量VTDが進角側又は
遅角側にずれた場合における要求点火時期の変化をエン
ジン負荷との関係で示す特性図である。
【図11】第1実施例に係る点火時期制御ルーチンの処
理手順を示すフローチャート(1/2)である。
【図12】第1実施例に係る点火時期制御ルーチンの処
理手順を示すフローチャート(2/2)である。
【図13】エンジン回転速度NE及びエンジン負荷GN
に応じて基本点火進角値tSAを求めるためのマップを
示す図である。
【図14】ノック制御による点火進角値遅角補正量を制
限するための基本遅角補正ガード量tAKNKmax を、
エンジン回転速度NE及びエンジン負荷GNに応じて求
めるためのマップを示す図である。
【図15】エンジン回転速度NE及びエンジン負荷GN
に応じて基本目標バルブタイミング変位量tVTDを求
めるためのマップを示す図である。
【図16】エンジン負荷GN、エンジン回転速度NE、
及びバルブタイミング遅角ずれ量ΔVTDに応じて点火
進角値補正量Ksaを求めるためのマップを示す図であ
る。
【図17】基本遅角補正ガード量tAKNKmax を補正
するためのガード量減少補正量Kaknkを、エンジン負荷
GN、エンジン回転速度NE、及びバルブタイミング遅
角ずれ量ΔVTDに応じて求めるためのマップを示す図
である。
【図18】第2実施例に係る点火時期制御ルーチンの処
理手順を示すフローチャート(1/2)である。
【図19】第2実施例に係る点火時期制御ルーチンの処
理手順を示すフローチャート(2/2)である。
【図20】吸気温THAに応じて補正係数Ktha1を求め
るためのマップを示す図である。
【図21】吸気温THAに応じて補正係数Ktha2を求め
るためのマップを示す図である。
【符号の説明】
2…エアクリーナ 4…スロットルボデー 5…スロットル弁 6…サージタンク(インテークマニホルド) 7…吸気管 8…アイドルアジャスト通路 10…燃料タンク 11…燃料ポンプ 12…燃料配管 20…気筒 21…燃焼室 22…冷却水通路 23…ピストン 24…吸気弁 26…排気弁 30…排気マニホルド 34…排気管 38…触媒コンバータ 40…熱式エアフローメータ 41…バキュームセンサ 42…スロットル開度センサ 43…吸気温センサ 44…水温センサ 45…空燃比センサ 50…基準位置検出センサ 51…クランク角センサ 52…アイドルスイッチ 53…車速センサ 54…第1の磁気センサ 55…第2の磁気センサ 59…ノックセンサ 60…燃料噴射弁 62…イグナイタ 63…点火コイル 64…点火ディストリビュータ 65…スパークプラグ 66…アイドル回転速度制御弁(ISCV) 68…油圧制御弁 70…エンジンECU 71…CPU 72…システムバス 73…ROM 74…RAM 75…A/D変換回路 76…入力インタフェース回路 77a,77b,77c,77d…駆動制御回路 78…ノック判別回路 79…バックアップRAM 80…コネクティングロッド 81…クランクシャフト 82…磁性体 84…タイミングプーリ 85,86…カムシャフト 87,88…カム 89,90…タイミングプーリ 91…タイミングベルト 92…バルブタイミング連続可変機構 93…磁性体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 5/15 F02D 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブタイミングを変化させる可変バル
    ブタイミング機構を有し機関負荷及び機関回転速度に応
    じて基本バルブタイミングを設定する内燃機関における
    点火時期制御装置であって、 機関負荷、機関回転速度、及び基本バルブタイミングに
    応じて基本点火時期を設定する基本点火時期設定手段
    と、 内部EGR量の変化が点火時期に与える影響が、実圧縮
    比の変化が点火時期に与える影響よりも大きい機関負荷
    領域において、実バルブタイミングが基本バルブタイミ
    ングに対してバルブオーバラップ量が増大する方向にず
    れた際には機関負荷が軽負荷であるほど該基本点火時期
    を進角補正し、実バルブタイミングが基本バルブタイミ
    ングに対してバルブオーバラップ量が減少する方向にず
    れた際には機関負荷が軽負荷であるほど該基本点火時期
    を遅角補正する点火時期補正手段と、 を具備する、内燃機関の点火時期制御装置。
  2. 【請求項2】 バルブタイミングを変化させる可変バル
    ブタイミング機構を有し機関負荷及び機関回転速度に応
    じて基本バルブタイミングを設定する内燃機関における
    点火時期制御装置であって、 機関負荷、機関回転速度、及び基本バルブタイミングに
    応じて基本点火時期を設定する基本点火時期設定手段
    と、 実圧縮比の変化が点火時期に与える影響が、内部EGR
    量の変化が点火時期に与える影響よりも大きい機関負荷
    領域において、実バルブタイミングが基本バルブタイミ
    ングに対してバルブオーバラップ量が増大する方向にず
    れた際には機関負荷が高負荷であるほど該基本点火時期
    を遅角補正し、実バルブタイミングが基本バルブタイミ
    ングに対してバルブオーバラップ量が減少する方向にず
    れた際には機関負荷が高負荷であるほど該基本点火時期
    を進角補正する点火時期補正手段と、 を具備する、内燃機関の点火時期制御装置。
  3. 【請求項3】 機関負荷、機関回転速度、及び基本バル
    ブタイミングに応じて設定される遅角ガード量により点
    火時期の遅角制限を行う遅角制限手段と、 実バルブタイミングが基本バルブタイミングに対して実
    圧縮比を増大させる方向にずれた際には該遅角ガード量
    を増大補正し、実バルブタイミングが基本バルブタイミ
    ングに対して実圧縮比を減少させる方向にずれた際には
    該遅角ガード量を減少補正する遅角ガード量補正手段
    と、 を更に具備する、請求項1又は請求項2に記載の内燃機
    関の点火時期制御装置。
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