JP2007016609A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGR機構を備えた内燃機関において、ノック制御中における排気ガスの再循環量の変化に起因するノッキングの発生を抑制できる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】排気ガスを吸気側に再循環させる排気ガス再循環機構を備えたエンジン100を制御するECU10であって、点火時期制御において、ノッキングの発生状況に応じてエンジン100の点火時期を決定すると共に、ノッキングの発生を防止するべく、排気ガスの再循環量に基づいて点火時期を調整する。これによれば、排気ガスの再循環量を考慮するので、排気ガスの再循環量の大きな変化により燃焼室内温度が急変してノッキングが発生するの抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気ガスを吸気側へ還流させるシステムを備える内燃機関を制御する内燃機関の制御装置に関する。
大気汚染を防止すべく自動車の排気ガス中の窒素酸化物(NOx)の排出量が規制されている。NOxは、シリンダ内での燃焼時、高温下で空気中のN2とO2とが反応して発生する。燃焼温度が高いほど高濃度のNOxが排出される。このNOxの排出を低減する技術として、排気ガスを吸気側に再循環させる排気ガス再循環(EGR:Exaust Gas Recirculation)技術が知られている(例えば、特許文献1等参照)。このEGR技術は、混合気に空気中のN2に比べて熱容量の大きいCO2ガスを含む排出ガスを適度に混合することにより、同じ発熱量の燃焼を行っても、排出ガスを混入しない場合に比べて燃焼温度を低下させてNOxの生成を抑制できる。
一方、内燃機関では、ノックセンサによってノッキングの発生状況を検出し、その検出結果に応じて点火時期を最適化するノック制御が一般的に行われている。ここで、ノッキングとは、内燃機関の通常の燃焼が火炎伝播により燃焼室内に広がって徐々に燃焼圧が上昇していくのに対して、圧力上昇の途中で混合気の未燃焼部分が圧縮着火を起こすことで急激な圧力上昇による衝撃波が発生し、シリンダ内に定在波ができる現象をいう。
このノック制御としては、例えば、ノッキングが発生しないときには点火時期を進角させ、ノッキングの発生したときは点火時期を遅角させるよう調整すると共に調整した点火時期を学習してその学習値を次回の点火時期の決定に用いることで、ノッキングの発生を抑制しつつ点火時期をノッキングが発生する臨界時期の直前に制御して内燃機関のトルクや応答性等を高めるもの等が知られている(例えば、特許文献2等参照)。
特開2001−263119号公報 特開2005−127154号公報
ところで、上記のようなノック制御の下において、排気ガスを吸気側に再循環させると燃焼室内の燃焼温度が低下してノッキングが発生しにくくなるので点火時期は進角する。このような点火時期が進角した状態で、排気ガスの再循環が停止、あるいは、排気ガスの再循環量が急激に減少すると、燃焼室内の燃焼温度が急に上昇してノッキングが発生してしまう可能性がある。特に、ノック制御において学習を行った場合には、その学習値には排気ガスの再循環の状況は反映されていないので、再循環量が急激に減少した後においても進角した状態での学習値が点火時期の決定に使用され、その結果、点火時期を遅角させるタイミングが遅れて非常に大きなノッキングが発生する可能性があった。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、EGR機構を備えた内燃機関において、ノック制御中における排気ガスの再循環量の変化に起因するノッキングの発生を抑制できる内燃機関の制御装置を提供することにある。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、排気ガスを吸気側に再循環させる排気ガス再循環機構を備えた内燃機関の制御装置であって、点火時期を制御するに際して、ノッキングの発生状況に応じて内燃機関の点火時期を決定するノック制御手段を有し、ノック制御手段は、ノッキングの発生を防止するべく、排気ガスの再循環量に基づいて点火時期を調整する、ことを特徴としている。
この構成によれば、排気ガス再循環機構を備えた内燃機関において、排気ガスの再循環量を考慮して点火時期の決定に関する制御量をノッキングの発生を防止するべく最適化することにより、排気ガスの再循環量の大きな変化により燃焼室内温度が急変してノッキングが発生するのを抑制できる。
上記構成において、ノック制御手段は、点火時期を調整するべく、点火時期の決定に関する制御量を次回の点火時期の決定に用いるべく学習処理を行う共に排気ガスの再循環量に基づいて画定された複数の学習領域から検出される再循環量に対応する学習領域を選択して学習処理を実行する、構成を採用できる。
この構成によれば、排気ガスの再循環量に基づいて画定された複数の学習領域から検出される再循環量に対応する学習領域を選択して学習処理を実行することにより、排気ガスの再循環量に応じて各々の学習領域において独立に学習処理が行われるため、排気ガスの再循環量の変動により学習領域が切替わった場合に、切替え後の学習領域の学習処理は切替え前の学習領域における学習値の影響を受けない。この結果、再循環量が急激に減少したような場合に、大きなノッキングが発生するのを防ぐことができる。
上記構成において、ノック制御手段は、複数の学習領域の各々において、排気ガスの再循環量に応じた学習初期条件を設定する、構成を採用できる。
この構成によれば、各学習領域において排気ガスの再循環量に応じた学習がなされ、仮に、検出される排気ガスの再循環量が大きく減少して学習領域が切替わった場合であっても、その切り替えに応じて学習初期条件も変更されるので、点火時期が進角しすぎた状態で排気ガスの再循環量が大きく減少してもノッキングの発生を抑制できる。
上記構成において、ノック制御手段は、排気ガスの再循環量が大きい学習領域ほど点火時期が進角するように学習初期条件を設定して前記学習処理を実行する、構成を採用できる。
この構成によれば、学習初期において点火時期の進角の遅れの発生を抑制できる。
上記構成において、ノック制御手段は、点火時期を調整するべく、点火時期の決定に関する制御量を次回の点火時期の決定に用いるべく学習処理を行いつつ、排気ガスの再循環が行われている間は学習処理を中断する、構成を採用できる。
この構成によれば、排気ガスの再循環量の変動による誤学習を防止してノッキングの発生を防止できる。
上記構成において、ノック制御手段は、学習処理を中断中に、排気ガスの再循環量が減少した場合には、その減衰率に応じて点火時期が遅角するように制御量を変更する、構成を採用できる。
この構成によれば、学習処理を停止中においても、排気ガスの再循環量の変化量を考慮して点火時期の決定がされる、すなわち、排気ガスの再循環量の減衰率が大きくなるほど点火時期を遅角させるように制御量が変更されるので、排気ガスの再循環中に点火時期が進角しすぎるのを防止できて、再循環を中断(停止)した直後に大きなノッキングが発生するのを確実に防止できる。
本発明によれば、EGR機構を備えた内燃機関において、ノック制御中における排気ガスの再循環量の変化に起因するノッキングの発生を抑制できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る制御装置が適用されたエンジンシステムの構成図である。
このエンジンシステムは、図1に示すように、制御装置としてのECU10、内燃機関としてのガソリンエンジン100(以下、エンジン100)等から構成されている。
エンジン100は、ノックセンサ20、インジェクタ30、点火プラグ40、排気管60、吸気管70、吸気管70に設けられたスロットルバルブ50、排気管60と吸気管70とを連通するEGR管80、EGR管80に設けられてEGR管80の流路の開度を調整するEGR弁90等を備えている。
尚、EGR管80、EGR弁90等によりエンジン100から排気管60へ排出された排気ガスを吸気側(吸気管70)に再循環させる排気ガス再循環機構が構成される。
ノックセンサ20は、エンジン100のノッキングによる振動を検出してノック検出回路110へ出力する。ノック検出回路110は、この検出信号を所定形式の電子データに変換してECU10へ出力する。
インジェクタ30は、ECU10からの制御指令に基づいてインジェクタ駆動回路120により駆動されて燃料タンク400から供給される燃料(ガソリン)をエンジン100のシリンダ内へ噴射する。
点火プラグ40は、ECU10からの制御指令に基づいて点火プラグ駆動回路130により駆動されて、シリンダ内へ噴射されたガソリンを点火、燃焼させるべく、火花放電を発する。
排気管60は、エンジン100のシリンダに連通してシリンダ内で燃焼したガスを外部へ放出する。
吸気管70は、エンジン100のシリンダに連通してシリンダ内に燃焼に必要な空気を導く。
スロットルバルブ50は、ECU10からの制御指令に基づいてスロットルバルブ駆動回路150により駆動されて、エンジン100の吸入空気量を調整する。
EGR管80は、排気管60に放出された排気ガスを吸気管70に再循環させる。
EGR弁90は、ECU10からの制御指令に基づいてEGR弁駆動回路140により駆動されて、排気ガスの再循環量を調整する。
ECU10は、プロセッサ、メモリ等のハードウエアと所要のソフトウエアにより構成されていると共にエンジン回転数を検出するNEセンサ200、ノック検出回路110、インジェクタ駆動回路120、点火プラグ駆動回路130、EGR弁駆動回路140、スロットルバルブ駆動回路150等と接続されて、エンジン回転数制御、エンジン回転数や吸入空気量などのエンジンの動作状態に基づく点火時期制御、排気ガスの再循環量の制御、燃料噴射制御等を実行してエンジン10を総合的に制御する。
また、ECU10は、点火時期制御を実行するに際して、ノッキングの発生を防止すべく、ノック制御を行う。すなわち、ノック制御手段としてのECU10は、後述するノック制御を実行して、ノッキングの発生状況に応じてエンジン100の点火時期を決定すると共に、ノッキングの発生を防止するべく、排気ガスの再循環量に基づいて点火時期を調整するように制御する。特定的には、点火時期の決定に関する制御量を次回の点火時期の決定に用いるべく学習処理を行うと共に排気ガスの再循環量に基づいて画定された複数の学習領域から検出される再循環量に対応する学習領域を選択して学習処理を実行することにより、点火時期を調整する。尚、具体的なノック制御については後述する。
次に、上記ECU10によるノック制御処理の一例について図2及び図3を参照して説明する。
図2はECU10によるノック制御処理の一例を示すフローチャート、図3は排気ガス再循環量及びエンジン回転数に応じて規定された学習領域および各々の学習領域に与える学習初期条件としての学習初期値を示す図である。尚、図2において、ステップST9〜ステップST16が学習処理である。
図2に示すように、ノック制御ルーチンにおいて、先ず、エンジン回転数を検出し(ステップST1)、さらに排気ガス再循環量を取得する(ステップST2)。ECU10は、排気ガス再循環量をEGR弁90の開度等から検出する。
次いで、検出した排気ガス再循環量及びエンジン回転数に応じた学習領域を選択する(ステップST3)。
この学習領域は、例えば、図3に示すように、エンジン回転数が低回転領域において、排気ガス再循環量が零領域、少量領域、中量領域、多量領域により画定された学習領域RL0〜RL3と、エンジン回転数が中回転領域において、排気ガス再循環量が零領域、少量領域、中量領域、多量領域により画定された学習領域RM0〜RM3と、エンジン回転数が高回転領域において、排気ガス再循環量が零領域、少量領域、中量領域、多量領域により画定された学習領域RH0〜RH3とからなる。
そして、各学習領域RL0〜RL3,RM0〜RM3,RH0〜RH3の各々において、排気ガスの再循環量に応じた学習初期条件としての初期値をそれぞれ設定して後述する学習処理を実行する(ステップST4)。尚、ステップST3において、学習領域の変更がない場合(前回と同じ学習領域を選択する場合)には、既に初期値は設定されているので、初期値の設定は行わない。
ここで、図3に示す初期値は、後述するように、点火時期を決定するための点火時期制御値の算出に用いられるものであり、この初期値は、排気ガス再循環量が大きい学習領域ほど点火時期が進角するように設定されている。すなわち、A<A+α1<A+α2<A+α3の関係となっている。
次いで、ノッキングが発生したかを判断し(ステップST5)、ノッキングが発生している場合には、そのノッキングの大きさ等により遅角量α2を算出し(ステップST6)、ノック制御値ACを遅角量α2分だけ遅角させる(ステップST7)。ノック制御値ACは、点火時期の決定に関する制御量であり、後述する点火時期制御値AKを算出するのに使用される。
一方、ステップST5において、ノッキングが発生していないと判断した場合には、ノック制御値ACを所定の進角量α1分だけ進角させる(ステップST8)。ノッキングが発生していない状態において徐々に点火時期を進角させるためである。
次いで、ノック制御値ACの平滑値ACMを算出する(ステップST9)。平滑値ACMを求めるのは、ノック制御値ACが異常な値である場合等に発生する不具合を防止するためである。
次いで、ノック制御値ACの初期値ACIから所定量dだけ減算した値と平滑値ACMとを比較する(ステップST10)。
ステップST10において、平滑値ACMのほうが大きい場合には、遅角量β1を更新する(ステップST11)。尚、遅角量β1は、後述する学習値を更新するための値である。
ステップST10において、平滑値ACMのほうが小さい場合(ノックが発生していない場合)には、ノック制御値ACの初期値ACIに所定量dだけ加算した値と平滑値ACMとを比較する(ステップST12)。
平滑値ACMのほうが大きい場合には、進角しすぎるのを防止すべく、学習値を更新するための遅角量β1を正の所定値にする(ステップST13)。
平滑値ACMのほうが小さい場合には、遅角量β1を零にする(ステップST14)。
次いで、上記した遅角量β1により学習値AKGを更新する(ステップST15)。尚、この学習値AKGの初期値が、図3において説明した初期値である。
次いで、ノック制御値ACから遅角量β1を減算し(ステップST16)、更新された学習値AKG、ノック制御値AC、及び、最大遅角値AXを加算することにより点火時期を決定するための点火時期制御値AKを算出する(ステップST17)。
以上のように、本実施形態によれば、排気ガスの再循環量を考慮して学習領域を複数設定することにより、各学習領域において排気ガスの再循環量が反映された学習がなされるので、排気ガスの再循環量の大きな変化により燃焼室内温度が急変してノッキングが発生するのを抑制するように点火時期が調整される。
また、本実施形態によれば、図3に示したように、排気ガスの再循環量に基づいて学習領域を複数設定し、検出される排気ガス再循環量に応じて学習領域を適宜選択して学習処理を行う構成としたので、排気ガスの再循環量に応じて各々の学習領域において独立に学習処理が行われる。このため、排気ガスの再循環量の変動により学習領域が切替わった場合に、切替え後の学習領域の学習処理は切替え前の学習領域における学習値の影響を受けない。この結果、再循環量が急激に減少したような場合に、大きなノッキングが発生するのを防ぐことができる。
図4は、本発明の他の実施形態に係る制御装置によるノック制御処理の一例を示すフローチャートである。尚、本実施形態に係る制御装置は、上記のECU10とソフトウエアのみが異なり、他の構成は同じである。
図4に示すように、先ず、上記実施形態と同様に、エンジン回転数を検出し、さらに、排気ガス再循環量を取得する(ステップST21,ST22)。
次いで、エンジン回転数に応じて学習領域を選択する(ステップST23)。尚、図示しないが、本実施形態では、学習領域はエンジン回転数のみにより複数に画定されており、上記実施形態のように排気ガス再循環量は考慮されていない。
次いで、上記実施形態と同様に、ノッキングが発生したかを判断し(ステップST24)、ノッキングが発生している場合には、そのノッキングの大きさ等により遅角量α2を算出し(ステップST25)、ノック制御値ACを遅角量α2分だけ遅角させる(ステップST26)。一方、ステップST24において、ノッキングが発生していないと判断した場合には、ノック制御値ACを所定の進角量α1分だけ進角させる(ステップST27)。
次いで、ステップST22において検出した排気ガス再循環量等に基づいて、排気ガスの再循環が行われているかを判断する(ステップST28)。
ここで、排気ガスの再循環が行われていない場合には、学習処理を実行する(ステップST34)。この学習処理は、上記実施形態において説明したステップST9からステップST16までの処理と同じ処理である。
ステップST28において、排気ガスの再循環が行われていると判断した場合には、学習処理を行わず(中断し)、排気ガス再循環量が減少しているかを判断する(ステップST29)。
ステップST29において、排気ガス再循環量が一定であると判断した場合には、EGR弁90の弁開度EGSを記憶値EGSMとして記憶する(ステップST30)。
そして、排気ガス再循環量の減衰率RGを100%に設定する(ステップST31)。
一方、ステップST29において、排気ガス再循環量が減少していると判断した場合には、現在のEGR弁90の弁開度EGSを記憶したEGR弁90の弁開度の記憶値EGSMで除算して減衰率RGを算出する(ステップST32)。すなわち、記憶値EGSMは、前回のEGR弁90の弁開度EGSであり、この記憶値EGSMに対する現在のEGR弁90の弁開度EGSの割合を計算することにより、減衰率RGを算出する。
次いで、減衰率RGをノック制御値ACに掛け合わせてノック制御値ACを更新する(ステップST33)。すなわち、排気ガスの再循環量が減少した場合には、その減衰率RGに応じて点火時期が遅角するようにノック制御値ACを変更する。
次いで、上記実施形態と同様に、学習値AKG、ノック制御値AC、及び、最大遅角値AXを加算することにより点火時期を決定するための点火時期制御値AKを算出する(ステップST35)。尚、学習処理を実行していない場合には、学習値AKGは不変であり、ノック制御値ACのみが変更される。
ここで、図5は、本実施形態に係る制御装置の効果を説明するためのグラフであって、EGR弁90の弁開度EGSの変化(再循環量の変化)に対する点火時期制御値AKの変化を示している。尚、図5においては、比較のために、排気ガスの再循環の有無に関わらず学習処理を実行した場合の点火時期制御値AK’を示している。
図5に示すように、弁開度EGSがt0時点において急激に減少すると、点火時期制御値AKもこれに合わせて遅角するが、これに対して、点火時期制御値AK’は遅れて追従するのがわかる。
以上のように、本実施形態によれば、排気ガス再循環中は、学習処理を中断する、すなわち、排気ガス再循環量に基づいて学習処理を中断するので、排気ガスの再循環の影響を受けて点火時期の進角が過剰となる学習がされることがなく、排気ガス再循環を停止あるいは再循環の急激な減少の直後に大きなノッキングが発生するように点火時期が調整される。
また、本実施形態によれば、学習処理を停止中においても、排気ガスの再循環量の変化量を考慮して点火時期が調整されるので、排気ガスの再循環中に点火時期が進角しすぎるのを防止できて、排気ガスの再循環を再び中断したときに大きなノッキングが発生するのを確実に防止できる。
上記実施形態では、学習領域を図3に示したような複数の領域に設定した場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、排気ガスの再循環量に応じてさらに細かく領域を設定することも可能であるし、図3の場合よりも大まかに領域を設定することも可能である。
上記実施形態では、ノッキングが生じていない状態では徐々に点火時期を進角させつつノッキングの発生に応じて遅角させる構成のノック制御について説明したが、これに限定されるわけではなく、これ以外の方法のノック制御を用いることも可能である。
また、上記実施形態において説明した学習処理は一例であって、これに限定されるわけではなく、種々の学習処理を採用できる。また、各学習領域において異なるアルゴリズムの学習処理を採用することも可能である。
本発明の一実施形態に係る制御装置が適用されたエンジンシステムの構成図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置のノック制御処理の一例を示すフローチャートである。 排気ガス再循環量及びエンジン回転数に応じて規定された学習領域および各々の学習領域に設定する学習初期値を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る制御装置のノック制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る制御装置の効果を説明するための図である。
符号の説明
10…ECU(制御装置、ノック制御手段)
20…ノックセンサ
30…インジェクタ
40…点火プラグ
50…スロットルバルブ
60…排気管
70…吸気管
80…EGR管(排気ガス再循環機構)
90…EGR弁(排気ガス再循環機構)
100…ガソリンエンジン(内燃機関)
110…ノック検出回路
120…インジェクタ駆動回路
130…点火プラグ駆動回路
140…EGR弁駆動回路
150…スロットルバルブ駆動回路
200…NEセンサ
400…燃料タンク

Claims (6)

  1. 排気ガスを吸気側に再循環させる排気ガス再循環機構を備えた内燃機関の制御装置であって、
    点火時期を制御するに際して、ノッキングの発生状況に応じて前記内燃機関の点火時期を決定するノック制御手段を有し、
    前記ノック制御手段は、ノッキングの発生を防止するべく、前記排気ガスの再循環量に基づいて前記点火時期を調整する、
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記ノック制御手段は、前記点火時期を調整するべく、前記点火時期の決定に関する制御量を次回の点火時期の決定に用いるために学習処理を行うと共に前記排気ガスの再循環量に基づいて画定された複数の学習領域から検出される再循環量に対応する学習領域を選択して前記学習処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記ノック制御手段は、前記複数の学習領域の各々において、前記排気ガスの再循環量に応じた学習初期条件を設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記ノック制御手段は、前記排気ガスの再循環量が大きい学習領域ほど前記点火時期が進角するように前記学習初期条件を設定して前記学習処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記ノック制御手段は、前記点火時期を調整するべく、前記点火時期の決定に関する制御量を次回の点火時期の決定に用いるために学習処理を行いつつ、前記排気ガスの再循環が行われている間は前記学習処理を中断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記ノック制御手段は、前記学習処理を中断中に、前記排気ガスの再循環量が減少した場合には、その減衰率に応じて前記点火時期が遅角するように前記制御量を変更する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の制御装置。
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