JP2011149396A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃費性能と排気ガス浄化性能との双方を高い次元で実現させることが出来るようにする。
【解決手段】 ウォータポンプ30と点火プラグ11とを統合的に制御することで排気浄化触媒27の早期活性化を図るエンジンの制御装置である。このエンジンの制御装置は、冷却水温度TWと触媒温度TCCとに基づいて、排気浄化触媒27を昇温させる昇温制御手段45を備える。より具体的に、この昇温制御手段45が、冷却水温度TWが水温閾値TWthよりも低い場合にはウォータポンプ30の作動を停止させ、さらに、ウォータポンプ30の作動または停止に応じて点火プラグ11の点火時期の遅角量を可変とするように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に用いて好適な、エンジンの制御装置に関するものである。
従来より、車両のエンジンから大気に排出される排気ガスを浄化することが求められている。このため、エンジンを搭載する車両には、排気浄化触媒が搭載されることが一般的である。
もっとも、一般的な排気浄化触媒が浄化性能を発揮するためには、ある程度の温度(いわゆる、活性化温度)まで熱せられる必要がある。このため、特にエンジンが冷態始動した場合には、排気浄化触媒を素早く昇温させることが、排気ガスの浄化という観点からは重要な事項である。
なお、排気浄化触媒の昇温手法の一例としては、エンジンの点火プラグによる点火時期を通常運転時よりもリタード(遅角)させる手法がある。このような技術を示す文献としては、例えば、以下の特許文献1が挙げられる。
特開平10−47039号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるような点火時期を遅角させる制御を単に実行しただけでは、エンジンの燃焼効率が低下してしまい、燃料の消費量が通常時よりも増大してしまう。
つまり、大気に放出される排気ガスの性能を向上させるべく、触媒の昇温を行なうと、一方で、燃費の悪化を招いてしまうという課題が生じてしまうのである。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、燃費性能と排気ガス浄化性能との双方を高い次元で実現させることが出来る、エンジンの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のエンジンの制御装置は、点火プラグを有するエンジン内で冷却水を循環させるウォータポンプと、該エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気浄化触媒とが設けられた車両に用いられる、エンジンの制御装置であって、該冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、該排気浄化触媒の温度を検出する触媒温度検出手段と、該冷却水温度検出手段によって検出された該冷却水温度と該触媒温度検出手段によって検出された該触媒温度とに基づいて該排気浄化触媒を昇温させる昇温制御手段とを備え、該昇温制御手段は、該冷却水温度が水温閾値よりも低い場合には該ウォータポンプを停止させ、さらに、該ウォータポンプの作動または停止に応じて該点火プラグの点火時期の遅角量を可変とすることを特徴としている。
また、本発明のエンジンの制御装置は、該昇温制御手段は、該ウォータポンプの作動を停止させてもまだ該触媒温度が触媒温閾値未満である場合には、該点火プラグの点火時期を遅角させることも特徴としている。
また、本発明のエンジンの制御装置は、該昇温制御手段は、該点火プラグの点火時期の遅角量を、該ウォータポンプが作動中であるときよりも、該ウォータポンプが停止中であるときの方が、小さくなるように設定することも特徴としている。
また、本発明のエンジンの制御装置は、該ウォータポンプは、電動式ウォータポンプであることも特徴としている。
また、本発明のエンジンの制御装置は、該ウォータポンプと該エンジンとの間に介装され該ウォータポンプと該エンジンとを機械的に断接するクラッチ機構をさらに備え、該ウォータポンプは、該エンジンの動力によって駆動する機械式ウォータポンプであり、該昇温制御手段は、該冷却水温度が該水温閾値よりも低い場合には該クラッチ機構を切断状態にすることで該ウォータポンプの作動を停止させることも特徴としている。
また、本発明のエンジンの制御装置は、該昇温制御手段は、該エンジンの始動が開始されてから所定期間作動することも特徴としている。
本発明のエンジンの制御装置によれば、燃費性能と排気ガス浄化性能との双方を高い次元で実現させることが出来る。
本発明の一実施形態に係るエンジンの制御装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。 本発明の一実施形態に係るエンジンの制御装置による制御を示す模式的なフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るエンジンの制御装置による制御を示す模式的なタイムチャートである。
図1に示すように、車両10に搭載されたエンジン1のシリンダヘッド2には点火プラグ11が設けられている。この点火プラグ11の先端はシリンダ3の燃焼室4に突出している。また、この点火プラグ11には高電圧の電力を供給する点火コイル(図示略)が接続されている。
また、シリンダヘッド2には、吸気ポート5が形成されている。また、この吸気ポート5は、吸気弁14によって開閉されるようになっている。
つまり、この吸気弁14は、クランクシャフト7の回転に応じて回転する吸気カムシャフト(図示略)の吸気カム(図示略)に追従して往復運動するようになっている。これにより、燃焼室4に対して吸気ポート5を開閉することが出来るようになっている。
また、シリンダヘッド2には、排気ポート6が形成されている。また、この排気ポート6は、排気弁24によって開閉されるようになっている。
つまり、この排気弁24は、クランクシャフト7の回転に応じて回転する排気カムシャフト(図示略)の排気カム(図示略)に追従して往復運動するようになっている。これにより、燃焼室4に対して排気ポート6を開閉することが出来るようになっている。
そして、このエンジン1には、吸気弁14および排気弁24のバルブタイミングを変更可能な可変動弁機構30が設けられている。
吸気ポート5には、吸気マニホールド15の下流端が接続されている。
また、吸気マニホールド15には、吸気流量を制御するスロットルバルブ16が設けられている。
また、吸気マニホールド15には、電磁式の燃料噴射弁21が取り付けられている。この燃料噴射弁21には、燃料パイプ22を介し、図示しない燃料タンクから燃料が供給されるようになっている。
排気ポート6には、排気マニホールド25の上流端が接続されている。この排気マニホールド25の下流端には、排気管26が接続されている。また、この排気管26には、三元触媒(排気浄化触媒)27が設けられている。
この三元触媒27は、コージライト製の担体に、白金(Pt),ロジウム(Rh)といった貴金属が担持された触媒であって、エンジン1から排出された排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO),炭化水素(HC)および窒素化合物(NOx)を、窒素(N2),二酸化炭素(CO2)および水(H2O)へ化学変化させることで、排気ガスを浄化することが出来るようになっている。
そして、この三元触媒27は、活性化温度(300℃程度)以上に熱せられると、排気ガスの浄化性能を十分に発揮することが出来る特性を有している。
三元触媒27の上流側における排気管26には、排気温度センサ28が設けられている。この排気温度センサ28は、三元触媒27に流入する排気ガスの温度TEXを検出するものである。なお、この排気温度センサ28による検出結果TEXは、後述するECU(Electric Control Unit)40によって読み込まれるようになっている。
また、このエンジン1は水冷エンジンである。つまり、このエンジン1の内部にはウォータジャケット(図示略)が形成され、このウォータジャケット内を流通する冷却水によってエンジン1は冷却されるようになっている。この冷却水は、電動式ウォータポンプ30によって加圧され、ウォータジャケット内を流通するようになっている。
電動式ウォータポンプ30は、電気モータ31と、この電気モータ31によって駆動されるインペラ32とを有している。
つまり、この電気モータ31が、バッテリ(図示略)または発電機(図示略)から供給される電力によって作動し、インペラ32を回転させることで、冷却水をウォータジャケット内に吐出することが出来るようになっている。
また、このエンジン1には、冷却水の温度TWを検出する冷却水温センサ12が設けられている。なお、この冷却水温センサ12による検出結果TWは、後述するECU40に読み込まれるようになっている。
また、このエンジン1には、クランクシャフト7の角度θCLを検出するクランクシャフト角度センサ23も設けられている。なお、このクランクシャフト角度センサ23の検出結果θCLも、ECU40によって読み込まれるようになっている。
このECU40は、いずれも図示しないメモリやCPU(Central Processing Unit)を有する電子制御ユニットである。また、このECU40のメモリには、いずれもソフトウェアとして、エンジン回転数演算部(エンジン回転数演算手段)41,触媒温度推定部(触媒温度検出手段)42,点火制御部(点火制御手段)43,ウォータポンプ制御部(ウォータポンプ制御手段)44および昇温制御部(昇温制御手段)45が記録されている。
エンジン回転数演算部41は、クランクシャフト角度センサ23によって検出されたクランクシャフト角度θCLに基づいて、エンジン1の回転数NEを演算するものである。
触媒温度推定部42は、排気温度センサ28によって検出された排気ガス温度TEXに基づいて、三元触媒27の温度TCCを推定するものである。
点火制御部43は、点火プラグ11による点火時期を制御するものである。
ウォータポンプ制御部44は、電動式ウォータポンプ30を制御するものである。より具体的に、このウォータポンプ制御部44は、電動式ウォータポンプ30の電動モータ31の回転数を変更することが出来るようになっている。また、このウォータポンプ制御部44は、電動モータ31の回転数をゼロにすることで、エンジン1内での冷却水の流通を停止させることも出来るようになっている。
昇温制御部45は、冷却水温度センサ12によって検出された冷却水温度TWと、触媒温度推定部42によって推定された触媒温度TCCとに基づいて、エンジン1から排出される排気ガスを高めることで、三元触媒27を昇温させるものである。
より具体的に、この昇温制御部45は、冷却水温度TWが水温閾値TWth(例えば、60℃程度)よりも低い状態である場合には、ウォータポンプ制御部44を介して、電動式ウォータポンプ30の作動を停止させるようになっている。
また、この昇温制御部45は、電動式ウォータポンプ30の作動を停止させてもなお、触媒温度TCCが触媒温閾値TCCth(例えば、300℃程度)よりも低い場合には、点火制御部43を介して、点火プラグ11の点火時期を遅角させるようになっている。また、このとき、昇温制御部45による点火時期の遅角量は、比較的小さく(例えば、上死点以前〜上死点に)設定されている。
また、この昇温制御部45は、冷却水温度TWが水温閾値TWth以上(TW≧TWth)である場合、ウォータポンプ制御部44を介して、電動式ウォータポンプ30を作動させるようになっている。
さらに、昇温制御部45は、電動式ウォータポンプ30を作動させた際に、触媒温度TCCが触媒温閾値TCCthよりも低いと(TCC<TCCth)、点火制御部43を介して、点火プラグ11の点火時期を遅角させるようになっている。また、このとき、昇温制御部45による点火時期の遅角量は、比較的大きく(例えば、上死点〜上死後5度程度に)設定されている。
また、この昇温制御部45は、エンジン回転数演算部41によって演算されたエンジン回転数NEが、回転数閾値(例えば、600rpm程度)以上になってから、所定期間(例えば、1分間程度)の間のみ、作動するようになっている。
本発明の一実施形態に係るエンジンの制御装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図2のフローチャートに示すように、まず、ステップS11において、ECU40が、排気温度センサ28によって検出された排気ガスの温度TEX,冷却水温センサ12によって検出された冷却水温度TW、および、クランクシャフト角度センサ23により検出されたクランクシャフト角度θCLを読み込む(ステップS11)。
そして、昇温制御部45は、読み込んだ冷却水温度TWが水温閾値TWthよりも低い(TW<TWth)場合には(ステップS12のYesルート)、ウォータポンプ制御部44を介して、電動式ウォータポンプ30の作動を停止させる(ステップS13)。
その後、さらに、昇温制御部45は、電動式ウォータポンプ30の作動を停止させても(ステップS13)、触媒温度TCCが触媒温閾値TCCth(例えば、300℃程度)よりも低い(TCC<TCCth)場合には、点火制御部43を介して、点火プラグ11の点火時期を遅角させる(ステップS15)。なお、このステップS15における点火遅角量は比較的小さい。
一方、ステップS14において、触媒温度TCCが触媒温閾値TCCth(例えば、300℃程度)以上である(TCC≧TCCth)場合に(ステップS14のNoルート)、昇温制御部45は、点火制御部43を介した点火プラグ11の点火時期の遅角制御は行なわない。
また、読み込んだ冷却水温度TWが水温閾値TWth以上(TW≧TWth)の場合(ステップS12のNoルート)、昇温制御部45は、ウォータポンプ制御部44を介して、電動式ウォータポンプ30を作動させる(ステップS16)。
そして、昇温制御部45は、触媒温度TCCが触媒温閾値TCCthよりも低い(TCC<TCCth)場合には(ステップS17のYesルート)、点火制御部43を介して、点火プラグ11の点火時期を遅角させる(ステップS18)。なお、このステップS18における点火遅角量は比較的大きい。
つまり、ステップS15およびステップS18として上述したように、昇温制御部45は、電動式ウォータポンプ30が作動している場合に比べ、電動式ウォータポンプ30が停止している場合の方が、点火制御部43による点火時期の遅角量が小さくなるように、点火制御部43を制御する。
なお、冷却水温度TWが水温閾値TWth以上(TW≧TWth)の場合(ステップS17のNoルート)、昇温制御部45は、点火制御部43を介した点火プラグ11の点火時期の遅角制御は行なわない。
ここで、改めて、図3を用いて、昇温制御部45による、ウォータポンプ制御部44を介した電動式ウォータポンプ30の制御、および、点火制御部43を介した点火プラグ11の点火時期制御が行なわれた場合の作用を説明する。なお、図3中、実線は、本実施形態において、昇温制御部45によるウォータポンプ30および点火プラグ11の制御を示し、一点鎖線は、このような制御を行わなかった場合(即ち、従来技術の一例)を示す。
この図3のタイムチャートに示すように、昇温制御部45によって、まず、電動ウォータポンプ30の作動が停止される(図3(F)参照)。このとき、電動ウォータポンプ30の作動を停止してもまだ三元触媒37の温度TCCが触媒温閾値TCCth未満である期間(図3(G)参照)、昇温制御部45は、点火プラグ11の点火時期が比較的小さな遅角量で遅らせる(図3(H)参照)。なお、点火時期の遅角に伴いエンジン1の吸入空気量Qinは僅かに増大補正されている。
そして、昇温制御部45による上述の制御により、図3(E)に示すように、本実施形態に係る本発明は従来技術に比べ、冷却水温度TWの昇温を促進させることが出来る。これにより、排気ガス性能の向上を示す一例ではあるが、エンジン1から排出される排気ガスに含まれる総炭化水素(Total Hydrocarbon; THC)量が、従来技術に比べて抑制されていることがわかる(図3(C)参照)。
また、冷却水温度TWの昇温促進に伴い、三元触媒37の昇温も促進することが出来る(図3(G)参照)。つまり、触媒温度TCCを素早く昇温させることで、三元触媒37をより短い時間で活性化させることが可能となる。したがって、排気管26の下流端26aでの排気ガス中のTHC量が、従来技術に比べて抑制されていることがわかる(図3(D)参照)。
また、このとき、従来技術に比べ、本実施形態に係る本発明においては、エンジン1の燃料消費量がより抑制されていることがわかる(図3(A)参照)。
したがって、本実施形態に係る本発明によれば、エンジン1の燃費性能と三元触媒27の排気ガス浄化性能との双方を高い次元で実現させることが出来る。
また、本実施形態においては、電動式ウォータポンプ30を採用しているので、よりきめ細やかに、冷却水の流通を制御することが出来る。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが出来る。その一例を以下に示す。
上述の実施形態においては、エンジン1に可変動弁機構30が設けられている場合について説明したが、これに限定するものではない。
また、上述の実施形態においては、排気浄化触媒が三元触媒27である場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、NOxトラップ触媒,酸化触媒(DOC; Diesel Oxidation Catalyst)といった種々の触媒であってもよい。また、白金(Pt),ロジウム(Rh)といった貴金属層(触媒層)が形成されたNOxトラップ触媒やDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ; Diesel Particulate Filter)を排気浄化触媒としてもよい。
また、上述の実施形態においては、排気温度センサ28によって検出された排気ガス温度TEXに基づいて、触媒温度推定部42が、三元触媒27の温度TCCを推定する場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、排気浄化触媒の内部に温度センサ(触媒温度検出手段)を設け、より直接的に触媒温度を検出するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、電動式ウォータポンプ30を採用した場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、この電動式ウォータポンプ30に代えて、エンジンの動力によって駆動する機械式のウォータポンプを採用してもよい。但し、この場合、機械式ウォータポンプとエンジンのクランクシャフトとの間には、機械式ウォータポンプとクランクシャフトとを機械的に断接するクラッチ機構をさらに備えることが好ましい。また、この場合、昇温制御手段は、冷却水温度が所定の水温閾値よりも低い状態でエンジンが始動した際、クラッチ機構を切断状態にすることで、ウォータポンプの作動を停止させればよい。このように、一般的に広く用いられている機械式ウォータポンプを採用することで、コストの低減や信頼性の向上に寄与することが出来る。
また、上述の実施形態においては、エンジン回転数演算部41によって演算されたエンジン回転数NEが、回転数閾値(例えば、600rpm程度)以上になってから、所定期間(例えば、1分間程度)の間のみ、昇温制御部45が作動するようになっている場合について説明した。つまり、これにより、昇温制御部45の処理負荷を低減することが可能となり、ECU40の消費電力を低減することが可能となる。もっとも、本発明は、このような実施形態に限定するものではなく、昇温制御手段が、エンジンの始動開始後の経過時間に関わらず作動するようにしてもよい。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明は、自動車産業や動力出力装置の製造産業などにも利用可能である。
1 エンジン
11 点火プラグ
12 水温センサ(冷却水温度検出手段)
27 三元触媒(排気浄化触媒)
30 電動式ウォータポンプ(ウォータポンプ)
42 触媒温度推定部(触媒温度検出手段)
45 昇温制御部(昇温制御手段)
CC 触媒温度
CCth 触媒温閾値
W 冷却水温度
Wth 水温閾値

Claims (6)

  1. 点火プラグを有するエンジン内で冷却水を循環させるウォータポンプと、該エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気浄化触媒とが設けられた車両に用いられる、エンジンの制御装置であって、
    該冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、
    該排気浄化触媒の温度を検出する触媒温度検出手段と、
    該冷却水温度検出手段によって検出された該冷却水温度と該触媒温度検出手段によって検出された該触媒温度とに基づいて該排気浄化触媒を昇温させる昇温制御手段とを備え、
    該昇温制御手段は、
    該冷却水温度が水温閾値よりも低い場合には該ウォータポンプを停止させ、さらに、
    該ウォータポンプの作動または停止に応じて該点火プラグの点火時期の遅角量を可変とする
    ことを特徴とする、エンジンの制御装置。
  2. 該昇温制御手段は、
    該ウォータポンプの作動を停止させてもまだ該触媒温度が触媒温閾値未満である場合には、該点火プラグの点火時期を遅角させる
    ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの制御装置。
  3. 該昇温制御手段は、
    該点火プラグの点火時期の遅角量を、該ウォータポンプが作動中であるときよりも、該ウォータポンプが停止中であるときの方が、小さくなるように設定する
    ことを特徴とする、請求項1または2記載のエンジンの制御装置。
  4. 該ウォータポンプは、電動式ウォータポンプである
    ことを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項に記載のエンジンの制御装置。
  5. 該ウォータポンプと該エンジンとの間に介装され該ウォータポンプと該エンジンとを機械的に断接するクラッチ機構をさらに備え、
    該ウォータポンプは、
    該エンジンの動力によって駆動する機械式ウォータポンプであり、
    該昇温制御手段は、
    該冷却水温度が該水温閾値よりも低い場合には該クラッチ機構を切断状態にすることで該ウォータポンプの作動を停止させる
    ことを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項に記載のエンジンの制御装置。
  6. 該昇温制御手段は、
    該エンジンの始動が開始されてから所定期間作動する
    ことを特徴とする、請求項1〜5いずれか1項に記載のエンジンの制御装置。
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