JPS6285767A - 自動車の車体パネル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車の車体パネル構造に関する。

従来の技術 自動車の中には、車体の軽量化と造形の自由度の拡大を
狙って、車体パネルを樹脂材で形成したものが知られて
いる。第５．６図はこのような樹脂材からなるエンジン
フードを示すもので、樹脂材からなるエンジンフード本
体ｌの裏面周囲には、材４　ｋ　　＋＋　Ｊ、、　、＝
　　＋＝　　ｙ　　＝　　＋リ　ｔ　　ｖ　痩Ｃ需　ｎ
ｚ　　＋、　　／　　１ノ　−Ｉ　　Ｊ−ｑ　　Ｑを溶
着また接着しであると共に、該エンジンフード本体１の
裏面に複数条のリブ１ａを一体に突設して、該エンジン
フード本体ｌの面剛性を確保するようにしている。この
類似構造は、例えば実開昭５９−１４５４４号公報に示
されている。

発明が解決しようとする問題点 エンジンフード本体１の裏面にリブ１ａを一体に突設す
ると、このリブ１ａを突設した肉厚変化部分で（大成形
時の冷却サイクルが一般部分と異なってくるために、エ
ンジンフード本体ｌの表面に一般にヒケと称される熱歪
が生じ易く、外観１品質感を損なってしまう不具合が指
摘されている。

そこで、本発明は樹脂材からなるパネル本体の外観１品
質感を損なうことがなく、しかも重量の増大を伴うこと
なく該パネル本体を補強することができる自動車の車体
パネル構造を提供するものである。

問題点を解決するための手段 樹脂材からなるパネル本体の裏面に、ガラス繊維を基材
とする樹脂接着材層を介して軽量金属薄板からなるハニ
カム構造体を張設すると共に、該ハニカム構造体の表面
を前述と同様の樹脂接着材層で被覆しである。

実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に車体パネルとしてエ
ンジンフードを例に採って詳述する。

第１〜３図において、ｌは樹脂材からなるエンジンフー
ド本体を示し、その裏面には軽量金属薄板、例えばアル
ミニウム薄板からなるハニカム構造体３を張設しである
。このハニカム構造体３は、ガラス繊維を基材とする耐
熱性の樹脂接着材層４を介して前記エンジンフード本体
ｌの裏面に接着固定してあり、更に、該ハニカム構造体
３の表面を、前述と同様の樹脂接着材層５で被覆しであ
る。

本実施例では、ハニカム構造体３の表面を樹脂接着材層
５で被覆するのに加えて、該ハニカム構造体３上に前記
樹脂接着材層５により、樹脂材からなるインナパネル６
を接着固定しである。また、このインナパネル６の周縁
には樹脂材からなるハツト形断面のレインフォース２を
溶着または接着しである。前記ハニカム構造体３の各隔
壁には通気孔７を形成しである一方、樹脂接着材層５と
インナパネル６およびレインフォース２の前記各隔壁に
囲まれた空間部に対応する部位にも通気孔８を形成して
あって、ハニカム構造体３がエンジンルームの熱影響に
より膨張して、変形乃至破損しないようにしである。

前記ハニカム構造体３の積層成形は、エンジンフード本
体Ｉおよびインナパネル６の成形後に軟化状態にある時
に行われる。例えば、エンジンフード本体ｌを型上に載
置して樹脂接着材層４を塗布形成し、その上にハニカム
構造体３を載置すると共に、表面を樹脂接着材層５で被
覆し、そして、その上にインナパネル６を積層して圧着
固定して成形される。このようにエンジンフード本体ｌ
およびインナパネル６が軟化状態にある時にハニカム構
造体３を積層成形することにより、エンジンフード本体
１．インナパネル６に粗面加工を施さなくても樹脂接着
材層４．５の接着性を向上することができ、また、ハニ
カム構造体３のエンジンフード本体１．インナパネル６
の湾曲形状に対する追従性もよく成形を容易に行うこと
ができる。

以上の実施例構造によれば、エンジンフード本体ｌの裏
面には、軽量金属薄板からなるハニカム構造体３を樹脂
接着材層４を介して張設しであるため、エンジンフード
本体１の面剛性をこノハニカム構造体３によって十分に
確保することができ、従来、リブを突設していたものの
ようにエンジンフード本体１の裏面に熱歪を生じること
は全くない。また、このハニカム構造体３の表面は樹脂
接着材層５で被覆されているので、この樹脂接着材層５
が保護膜として機能し、ハニカム構造体３の損傷を回避
することができ、とりわけ、本実施例のように、更に、
樹脂製のインナパネル６を設けること（三より、エンジ
ンフード本体１の補強と、ハニカム構造体３の保護とを
より一層向上することができる。また、前述の樹脂接着
材層４．５は、何れもガラス繊維を基材としているもの
であるから、これら樹脂接着材層４，５自体も補強材と
して機能し、ハニカム構造体３の補強機能と相俟つてエ
ンジンフード本体１の面剛性を著しく向］二することが
できるのである。

ここで、ハニカム構造体３としては、板厚計〇　、０５
ｍｍのアルミニウム薄板で、ハニカム格子幅ρ：　ｌ／
８ｉｎｃｈ。

高さｈ　：　３ｍｍのもので十分な補強効果が得られる
ことが確認されている。

前記実施例では、レインフォース３をインナパネル６の
周縁に固着しであるが、第４図に示すように一レインフ
ォース２をエンジンフード本体ｌの裏面周縁に固着し、
そして、このレインフォース２で囲まれた面内にハニカ
ム構造体３とインナパネル６とを前述と同様に積層成形
することもできる。また、このようにレインフォース２
をインナパネル６の周縁に固着する場合にあっては、該
レインフォース２をインナパネル６と一体成形するよう
にしてもよい。

更に、面記何れの実施例の場合らインナパネル６を用い
ているが、前述のように樹脂接着材層４゜５自体が補強
機能を備えているので、場合によってインナパネル６を
省略してもよい。

なお、ｎ町記実施例ではパネル材としてエンジンフード
を開示したが、トランクリッド、ルーフパネル等のパネ
ル材に適用できることは勿論である。

発明の効果 以上のように本発明によれば、樹脂材からなるパネル本
体の裏面に樹脂接着材層を介して軽量金属薄板からなる
ハニカム構造体を張設しであるため、リブで補強するも
のと異なりパネル本体の表面に熱歪発生を伴うことなく
、該パネル本体の面剛性を著しく高めることができる。

また、このハニカム構造体の表面も樹脂接着材層で被覆
しであるため、該ハニカム構造体を保護することができ
、しかも、ハニカム構造体は前述のように軽量金属薄板
からなっているため重量の増大は殆んどなく、外観１品
質感の向上と軽量化とを図ることができる。しかも、樹
脂接着材層はガラス繊維を基材としているので、該樹脂
接着材層自体が補強機能を有し、パネル本体の面剛性を
より一層高めることができるという実用上多大な効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第２図は
第１図の■−■線に相当する断面図、第３図はハニカム
構造体の斜視図、第４図は本発明の異なる例を示す断面
図、第５図は従来の構造を示す斜視図、第６図は第５図
のＶＩ−ＶＩ線に沿う断面図である。 ■・・・パネル本体、３・・・ハニカム構造体、４．５
・・・樹脂接着材層。 外２名 第１図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）樹脂材からなるパネル本体の裏面に、ガラス繊維
   を基材とする樹脂接着材層を介して軽量金属薄板からな
   るハニカム構造体を張設すると共に、該ハニカム構造体
   の表面を前述と同様の樹脂接着材層で被覆したことを特
   徴とする自動車の車体パネル構造。