JPH08216304A - 積層体の成形用治具 - Google Patents

積層体の成形用治具

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JPH08216304A
JPH08216304A JP2566295A JP2566295A JPH08216304A JP H08216304 A JPH08216304 A JP H08216304A JP 2566295 A JP2566295 A JP 2566295A JP 2566295 A JP2566295 A JP 2566295A JP H08216304 A JPH08216304 A JP H08216304A
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JP
Japan
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molding
jig
face plates
molding jig
brazing
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Pending
Application number
JP2566295A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Sato
充明 佐藤
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量かつ取扱いが容易で、ツール面に高い平
面度を得ることが出来、更に安価に製造することが出来
る積層体の成形用治具を提供する。 【構成】 成形用治具本体1は、二枚のフェースプレー
ト3a,3bと、このフェースプレート3a,3b間に
配設されたハニカムコア4とを結合手段により一体的に
結合してハニカムサンドイッチパネル状に構成するもの
で、前記固定手段としては、接着の他、アルミニウム合
金のブレージングシートによるハニカムコア4と二枚の
アルミニウム板から成るフェースプレート3a,3bと
をろう付けにより一体的に成形する方法、更に溶接によ
り一体的に結合する方法等がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層体の成形用治具
に係わり、更に詳しくはハニカムサンドイッチパネルを
成形する際に使用する成形用治具の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ハニカムサンドイッチパネル等の
積層体を成形する成形用治具としては、積層体を載置す
る成形用治具本体(加硫治具または硬化治具)と、前記
成形用治具本体並びに積層体を気密的に覆う着脱可能な
可撓性膜体とから構成され、前記積層体を真空状態にし
て加硫成形を行っている。
【0003】前記積層体を載置する成形用治具本体は、
板厚12mm程度のアルミニウム板をツール面(積層体を
載置する面)に用いたものが主流であり、このようなツ
ール面には、プレッシャープレート,カールプレート,
曲面モールド等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、従来の
成形用治具本体は、上述したように板厚12mm程度のア
ルミニウム板をツール面に用いているため、非常に重
く、しかも取扱いに不便であり、更にツール面の平面度
を出すのに多くの手間と仕上げ作業が必要であって高価
となる問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、軽量かつ取扱いが容易で、ツール面
に高い平面度を得ることが出来、更に安価に製造するこ
とが出来る積層体の成形用治具を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、積層体を載置する成形用治具本体と、前記
成形用治具本体並びに積層体を気密的に覆う着脱可能な
可撓性膜体とから成り、前記積層体を真空状態にして加
硫成形を行う積層体の成形用治具において、前記成形用
治具本体を、二枚のフェースプレートと、このフェース
プレート間に配設されたハニカムコアとを結合手段によ
り一体的に結合して構成し、前記成形用治具本体または
前記可撓性膜体の一部に空気吸引用の孔を設けたことを
要旨とするものである。
【0007】また、前記結合手段として、接着,ろう付
けまたは溶接により一体的に結合するものである。ま
た、前記成形用治具本体を、アルミニウム合金のブレー
ジングシートによるハニカムコアと二枚のフェースプレ
ートとをろう付けにより一体的に成形するものである。
更に、前記成形用治具本体の表面を、所定の曲率半径を
有する曲面に形成することも可能である。
【0008】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、成形
用治具本体を、二枚のフェースプレートと、このフェー
スプレート間に配設されたハニカムコアとを接着,ろう
付けまたは溶接により一体的に結合して構成することに
より、軽量かつ取扱いが容易で、ツール面に高い平面度
を得ることが出来、更に安価に製造することが出来るも
のである。
【0009】また、成形用治具本体を、アルミニウム合
金のブレージングシートによるハニカムコアと二枚のフ
ェースプレートとをろう付けにより一体的に成形したも
のである場合、ゴムの加硫及び複合材の硬化に繰返し使
用出来るものである。即ち、ブレージングシートによる
ハニカムコアと二枚のフェースプレートとをろう付けに
より一体的に成形したハニカムサンドイッチパネル状の
成形用治具本体は、ろう付け温度が約570℃と高温で
あるため、従来の接着硬化型のハニカムサンドイッチパ
ネル(接着剤硬化温度約120℃の硬化)でも十分に使
用できると共に、繰返し使用が可能となるものである。
【0010】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、この発明を実施したハニカ
ムサンドイッチパネル等の積層体Wの成形用治具の一部
切欠した斜視図、図2は積層体Wの成形時における成形
用治具の断面図を示している。
【0011】前記成形用治具は、移動用の車輪10を備
えた積層体Wを載置する成形用治具本体1と、前記成形
用治具本体1並びに積層体Wを気密的に覆う着脱可能な
可撓性膜体2とから成り、前記成形用治具本体1上に載
置した積層体Wを可撓性膜体2で覆い、更に可撓性膜体
2内を真空状態にして加硫成形を行うことにより積層体
Wを成形するものである。
【0012】前記成形用治具本体1は、図1及び図2に
示すように二枚のフェースプレート3a,3bと、この
フェースプレート3a,3b間に配設されたハニカムコ
ア4とを結合手段により一体的に結合してハニカムサン
ドイッチパネル状に構成するもので、前記固定手段とし
ては、接着の他、アルミニウム合金のブレージングシー
トによるハニカムコア4と二枚のアルミニウム板から成
るフェースプレート3a,3bとをろう付けにより一体
的に成形する方法、更に溶接により一体的に結合する方
法等がある。
【0013】このろう付けにより一体的に成形する方法
は、ろう付け温度が約570℃と高温であるため、従来
の接着硬化型のハニカムサンドイッチパネル(接着剤硬
化温度約120℃の硬化)でも十分に使用できると共
に、繰返し使用が可能となるものである。前記、成形用
治具本体1のツール面3a(積層体Wを載置するフェー
スプレート3aの面)上には、積層体Wを位置決めする
基準枠5が載置され、また基準枠5の外側の成形用治具
本体1には、図2に示すように空気吸引用の孔6が形成
してある。なお、この空気吸引用の孔6は、積層体Wを
覆う可撓性膜体2の一部に設けても良い。また、7は可
撓性膜体2のシール用テープを示している。
【0014】次に、上記のように構成された成形用治具
を使用して積層体W(この実施例ではハニカムサンドイ
ッチパネル)の製造方法を説明する。まず成形用治具本
体1のツール面3a上の基準枠5で囲まれた凹部に、繊
維強化プラスチック(FRP)や、アルミニウム合金等
を主材とする積層体W(二枚の面板の間にコアを配設し
たもの)を位置決めした状態で載置し、その外周面を可
撓性膜体2で覆うと共に、その周囲をシール用テープ7
で気密的に封止する。
【0015】このような状態から、前記空気吸引用の孔
6に図示しない公知の吸引手段を接続して可撓性膜体2
内を真空状態にし、そして成形用治具を図示しない加硫
装置に入れて加硫成形を行うものである。前記ブレージ
ングシートによるハニカムコアと二枚のフェースプレー
トとをろう付けにより一体的に成形した成形用治具本体
1は、ろう付け温度が約570℃と高温で成形してある
ため、従来の接着硬化型のハニカムサンドイッチパネル
(接着剤硬化温度約120℃)でも十分に使用できると
共に、繰返し使用が可能となるものである。
【0016】なお、上記の実施例では、成形用治具本体
1のツール面3a(積層体Wを載置するフェースプレー
ト3aの面)は、平滑に形成してあるが、所定の曲率半
径を有する曲面に形成することも可能であり、この成形
用治具本体1を使用すれば、所定の曲率半径を有する積
層体Wを成形することも可能となる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、上記のように成形用治具本
体を、二枚のフェースプレートと、このフェースプレー
ト間に配設されたハニカムコアとを接着,ろう付けまた
は溶接により一体的に結合して構成し、前記成形用治具
本体または前記可撓性膜体の一部に空気吸引用の孔を設
けたので、成形用治具本体は、軽量かつ取扱いが容易
で、ツール面に高い平面度を得ることが出来、更に安価
に製造することが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したハニカムサンドイッチパネ
ル等の積層体の成形用治具の一部切欠した斜視図であ
る。
【図2】積層体の成形時における成形用治具の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 成形用治具本体 2 可撓性膜体 3a,3b フェースプレート 4 ハニカムコ
ア 5 基準枠 6 空気吸引用
の孔 7 シール用テープ W 積層体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層体を載置する成形用治具本体と、前
    記成形用治具本体並びに積層体を気密的に覆う着脱可能
    な可撓性膜体とから成り、前記積層体を真空状態にして
    加硫成形を行う積層体の成形用治具において、前記成形
    用治具本体を、二枚のフェースプレートと、このフェー
    スプレート間に配設されたハニカムコアとを結合手段に
    より一体的に結合して構成し、前記成形用治具本体また
    は前記可撓性膜体の一部に空気吸引用の孔を設けたこと
    を特徴とする積層体の成形用治具。
  2. 【請求項2】 前記結合手段として、接着,ろう付けま
    たは溶接により一体的に結合する請求項1に記載の積層
    体の成形用治具。
  3. 【請求項3】 前記成形用治具本体を、アルミニウム合
    金のブレージングシートによるハニカムコアと二枚のフ
    ェースプレートとをろう付けにより一体的に成形した請
    求項1に記載の積層体の成形用治具。
  4. 【請求項4】 前記成形用治具本体の表面を、所定の曲
    率半径を有する曲面に形成した請求項1ないし請求項3
    に記載の積層体の成形用治具。
JP2566295A 1995-02-14 1995-02-14 積層体の成形用治具 Pending JPH08216304A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8079509B2 (en) 2008-02-26 2011-12-20 Floodcooling Technologies, Llc Brazed aluminum laminate mold tooling
CN103317822A (zh) * 2013-07-08 2013-09-25 宁波市鄞州华兴五金机械有限公司 铝蜂窝吸气平台及其热融工艺
US9701075B2 (en) 2009-02-26 2017-07-11 Floodcooling Technologies, Llc Mold insert for improved heat transfer

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US10155350B2 (en) 2009-02-26 2018-12-18 Zen Project Llc Mold insert for improved heat transfer
CN103317822A (zh) * 2013-07-08 2013-09-25 宁波市鄞州华兴五金机械有限公司 铝蜂窝吸气平台及其热融工艺

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