JPS6284862A - 連続鋳造の鋳造初期制御方法 - Google Patents

連続鋳造の鋳造初期制御方法

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JPS6284862A
JPS6284862A JP22648385A JP22648385A JPS6284862A JP S6284862 A JPS6284862 A JP S6284862A JP 22648385 A JP22648385 A JP 22648385A JP 22648385 A JP22648385 A JP 22648385A JP S6284862 A JPS6284862 A JP S6284862A
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昭 松下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続鋳造プロセスにおいて、溶鋼の注入開始か
らダミーバーの引抜きを開始する塘での鋳造初期(=お
ける制御方法(−関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、連続鋳造においては取鍋等で搬送された
溶鋼をタンディツシュに一旦貯留し、該タンディツシュ
から浸漬ノズルを介して鋳型に注入することによって鋳
造が行わnる。前記浸漬ノズルはスライディングノズル
等の流量制御装置を備えていることが普通である。
連続鋳造用の鋳型はその上下が開放さnていることから
、鋳造を開始するC;あたっては先ず鋳型(=ダミーバ
ーのヘッド部(以下、ダミーバーヘッドと云う)を装着
し、鋳型の下端部を閉栓【7た後、溶鋼の注入が開始さ
nる。鋳型に注入さf’した溶鋼は鋳を壁に接する表面
より冷却さn凝固殻が順次生成さnていくが、溶鋼の注
入が開始さn1前記凝固殻が所定厚みになると共に鋳型
内における湯面が予め設定されたレベルに達したらダミ
ーパーの引抜きが開始さnる(鋳型への溶鋼の注入開始
からダミーパーの引抜き開始までの間を本発明では鋳型
的溶鋼保持時間と称し、以下単に保持時間と言う。)。
ところで一般的に、保持時間が少なすぎると凝固殻の生
成が不充分なことから鋳片の引抜き力で凝固殻が破断す
るブレークアウトが発生し、鋳造を続行することが不可
能となる。一方、保持時間が過大になると凝固殻がダミ
ーバーヘッドと焼き付き5両者の切り離しが困難となる
。しかしながら保持時間が過大なときの被害に対して過
少であるときの被害は比較にならない程大きいことから
、従来の鋳造初期における制御はブレークアウトを回避
するため(=必要な保持時間を過去の経験より設定し、
この保持時間を確保することを第1条件として引抜き開
始のタイミングを決定することが一般的であった。また
特開昭58−84652号公報に示さn、るよつに、保
持時間を確保するために予め定めた鋳型内湯面レベルの
上昇ノゼターンを基にタンディツシュ内の溶鋼深さから
溶鋼の注入量とそ几に対応するスライディングノズルの
開度を時々刻々算出し、そf′LC=従って溶鋼注入量
制御を実施する技術も提案さnている。
ところが、冥際の操業においてはノズル特性のばらつき
やタンディツシュ内の溶鋼深さ、溶鋼温度、成分、或い
はノズルの作動不良等の異常などによって鋳型に注入さ
nる溶鋼の流速、流量に変動が生じやすい。このため前
者の方法では注入量の変動に追従できず、湯面レベルが
後述する適正な範囲とならない状態で引抜きが陽さnる
事態がしばしば発生していた。また、後者の方法でも時
々刻々の湯面レイルと予め定めた湯面上昇パターンとの
比較を行っていないため、注入溶鋼の流速が予め定めた
流速とせ致しない状態が生じてもその壕ま注入さnるた
め(=保持時間を確保できなかったり、或いは保持時間
が過大となった後に引抜きが開始さnる事態が発生して
いた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記従来法はいずれも鋳型に注入さnる溶鋼の笑際の流
速を考慮せずに溶鋼の注入制御、つまり鋳型内の湯面レ
ベル上昇速度制御を行っていたため1種々の外乱より保
持時間を一足とすることが困難であり、この結果、ブレ
ークアウト等のトラブルや通常操業の湯面レベル制御へ
の移行がスムーズζ:行えない等の問題があった。
本発明は前記従来法における問題点の抜本的な解決を可
能ならしめる制御法を提供するものでるる。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本発明の手段は。
ダミーバーヘッドが装着された鋳型に流量制御装置を備
えた浸漬ノズルを介して溶鋼の注入を開始し、前記鋳型
内における湯面が予め設定さftfc引抜き開始レベル
に達したことを検出した時点で前記ダミーバーヘッドの
引抜きを開始するに際し、予め前記溶鋼注入開始よりダ
ミーバーヘッド引抜き開始までの鋳型的溶鋼保持時間を
当該操業条件下における凝固殻生成速度から決定すると
共に。
該保持時間とほぼ同時に前記湯面が前記引抜き開始レベ
ルC;到達する基本湯上がりパターンを当該鋳造条件か
ら設定し、該基本湯上がりパターンに従って流量制御装
置を制御する連続鋳造の鋳造初期制御方法C二おいて、
前記基本湯上がりパターンに基づいて前記湯面が予め定
めらnた中間確認レベルC二連する所要時間を前記操業
条件および鋳造条件より設定し、溶鋼注入を開始した後
の湯面が前記所要時間内に中間確認レベルに連しない際
には前記所要時間の経過をトリガーとして流量制御装置
の開度を予め設定さn、た緊急処理開度まで開き、前記
基本湯上がりパターンに追従させることを特徴とする連
続鋳造の鋳造初期制御方法である。
〔作 用〕
第1図は本発明の基本的構成を説明するためのもので、
周知の連続鋳造設備における鋳型近傍の構造図である。
図において1は溶鋼2を貯留したタンディツシュであり
、3は浸漬ノズル、4は鋳型である。鋳型4にはダミー
バーヘッド5が装着さnている。
浸漬ノズル3は溶鋼2の流量制御装置であるスライディ
ングノズル6を介してタンディツシュ1の底部に装着さ
n、てお9%スライディングノズル6の開度を調整する
ことにより鋳型4に流入する溶鋼の流量が制御さnる。
鋳型4には、湯面レベル検出装置7が設けら几ている。
この湯面レベル検出装置7としては、例えば鋳造方向に
対して適宜な間隔で感温素子7aを埋設して構成したも
の。
或いは放射線壕fcは磁力線を利用した周知のレベル計
等を用い几ばよい。またタンディツシュ1(=は残留溶
鋼の深さを把握するため(−重量検出装置8が設置さ几
ている。
タンディツシュ1から鋳型4へ溶鋼2の注入を開始する
際の浸漬ノズル近傍の溶鋼温度は一般的に低くなってい
ることから、注入開始時のスライディングノズル6の開
度は溶鋼のノズル詰まシラ防止する上からも極力大きく
することが好ましい。
しかしながらその開度を維持したままであると流量が多
すぎ、湯面レベルの上昇つまり湯上がりが速すぎるため
、注入開始より成る時間が経過し、初期のノズル詰まり
の恐nがなくなったらノズル開度を絞る必要がある。
一方、鋳型4に注入さf’L7j溶鋼2け前述したよう
に鋳型4の壁面4aに接する部分よシ凝固し。
凝固殻9を生成する。との凝固殻9の生成速度は製造さ
nる鋳片のサイズ、鋼種、或いはダミーバーヘッドの形
状、鋳型4の材質、冷却条件等の操業条件によって変化
する。またダミーノ々−50の引抜きを開始した際に生
じる引抜力で破断を生じない友めの凝固殻9の厚みも操
業条件によって変化する。
従って、凝固殻生成速度および引抜き力に抗する凝固殻
厚みを各種の操業条件下において追跡調査し、予め求め
ておくことによって、当該操業条件下における凝固殻生
成速度から引抜力に抗する凝固厚みが生成さnる保持時
間を決定することができる。
また、ダミーバーヘッド5を停止した状態で溶鋼の注入
を継続すると鋳型内の湯面aは順次上昇していく。通常
操業においては湯面aが常に第1図(=示す制御範囲A
(上限をLIs下限をL2で表す)内の所定レベルにな
るようC二鋳造速度或いは溶鋼の流量を制御するいわゆ
るレベル制御が行わnている。湯面レベル検出装置7I
rX、通常、制御範囲人に加えて制御範囲Aの下方、所
定位置L3から上方の湯面aを検出できるよう構成さn
ている。従って一般的には溶鋼注入を開始して湯面が上
昇し、湯面aが前記制御範囲人に達したらダミーバーヘ
ッドの引抜きが開始さn、この引抜き開始信号が得らn
たら湯面上昇速度制御から前述したレベル制御へ切、り
替えられる。以上のように引抜き開始レベルは、前記制
御範囲A内の任意のレベルに設定さn−ることか一般的
であり、湯面レベル検出装置7は少なくとも前記L1〜
L3の範囲の湯面レベルが検出できるよう構成されてい
る。
ところで鋳型内における湯上がり速度は鋳型4に流入す
る溶鋼の単位時間当りの量と鋳型の断面精から決定さ几
、鋳造サイズ、タンディツシュ内の溶鋼深さ、溶鋼の温
度および成分などの鋳造条件によって設定できる。
従って、保持時間が決足さnるとその保持時間とほぼ同
時に湯面aが前述した引抜き開始レベル(;到達するた
めの基本湯上がりパターンを当該鋳造条件から設定する
ことが可能である。
一方、実際の操業における湯上がり速度は前述したよう
な様々な外乱要因によって変動することが多く、予め設
定さfiた前記基本湯上がpノセターンから偏倚する事
態がしばしば発生する。そこで本発明者らは前記基本湯
上がりパターンを当該鋳造条件より設定すると共(=、
前記基本湯上がv]々ターンに対する実際の湯上がり速
度を、湯面aが引抜き開始レベルまでのおおよそ中間部
に予め定めらf′1.り中間確認レベルに達した時点で
把握し、その結果偏差が生じていた場会には湯上がりパ
タ−ンを修正することによって前述した保持時間を確保
する方法を発明し、特願昭60−193430号として
先に出門した。
第2図は前記基本湯上がりパターンの一例を示すもので
、横軸に溶鋼注入開始からの経過時間を、縦軸::湯面
レベルを表す。保持時間がTcで決定さn、また引抜き
開始レベルを制御範囲A内のLtlに設定した。前述し
たように注入開始時のスライディングノズル6の詰まり
を防止するために極力その開度を太きく設定した状態(
以下、この状態を初期状態と言い、その時の開度を初期
開度と言う)の湯上がりノセターンが初期状態における
ノズルの設定開度と前記鋳造条件からxlのように決定
さ几る。また、初期状態におけるノズル詰まりの懸念が
なくなり通常の湯面上昇速度制御状態に移行したらノズ
ルの開度を溶鋼詰まりを生じさせない範囲で極力小さく
シ、安定した湯上がり速度を確保する必要がある。従っ
て前記初期開度の状態の湯上がりパターンX!と、前記
通常状態に移行した後の安定した湯上がり速度を確保し
つつTcにおいて湯面がL21 のレベルに達するパタ
ーンx2とを決定することによって基本湯上がりノ々タ
ーンXが設定さnる。第2図においてT・が初期開度か
ら通常状態の開度に切り替λるまでの時間でjりり、L
、がその時の湯面レベルである。
基本湯上がりパターンXが設定さnると、このパターン
に基づく湯上がり速度となるよう(ニスライディングノ
ズル6の開度が制御さnる6第1図において12は演算
制御装置でろ9%前述した諸条件より基本湯上がりノセ
ターンXの設定や後述する各種の演算を行う。13は流
量制御装置であり、演算制御装置12の演算結果(−基
づいてスライディングノズル6の開度設定指令を発する
。従って演算制御装置12の開度設定指令によりスライ
ディングノズルの駆動装fLloが駆動さn、スライデ
ィングノズル6の開度が制御さnる。
溶鋼注入開始の検出は、スライディングノズル6が開ど
なった状態を開度検出器14により検出すること、図示
はしないけ几ども開閉ストッパーを設けたものにおいて
はストッパーの上昇開始を検出すること、或いは鋳型4
のダミーバーヘッド5の直上レベルにレベル検出器11
を設置し、このレベル検出器11ζ;よって溶鋼の到達
を確認し7?一時点を注入開始として検出することでも
よい。
本発明者らの経験ではスライディングノズル6を開とし
ても溶鋼が直ちに流下を開始しないことが度々あり、か
かる点より後者の方法で鋳型内の所定レベルに実際に溶
鋼が到達したことを検出することが注入開始を確実に把
握でき、その後の制御精度を高めるうえで効果的でめっ
た。
第2図の2点鎖線2は基本湯上がりパターンXエク実際
の湯上がり速度が偏倚した例を示すもので、基本湯上が
りパターンXより湯上がりの遅い例である。第2図の例
においてに湯面レベル検出装置7に、湯面レベルLnと
引抜き開始レベルL21との間に予め定めらrt4湯面
レベしLy(’ffレベルLyが前記中間確認レベルで
あり、以下、単(=確認レベルと云う)を検出する機能
を付与せしめた。
本例において前記確認レベルLyに湯面が達する迄の時
間はTylであり、前記基本湯上がりツ上ターンXに基
づく確認レベルLyに達する迄の時間TyよりΔT長く
なる。このため予め設定さf′lft基本湯上がりパタ
ーンXに従って溶鋼注入を継続すると保持時間Tcが経
過しても引抜き開始レベルL2□に達せず、保持時間が
過大となってしまう。
従って、このような場会においては実際に溶鋼の注入を
開始して前記確認レベルLyに達するまでの所要時間T
Vtを検出し、このT’ytと前記基本湯上がりパター
ンXに基づく所要時間Tyとを比較し7てその偏差を求
める。偏差が生じていない場せは基本湯上がりパターン
C二従って流量制御を行えばよいが、第2図のようt−
Ty<Tytの場せには基本湯上がりパターンより湯上
がり速度を速くシ、保持時間Tcを超過することなくそ
の時間とほぼ同時に湯面が引抜き開始レベルL21に達
するように湯上がりパターンt”X 21のように修正
する。この修正さ几た湯上がりパターンX21に追従す
るようにスライディングノズル6の開度を調整して溶鋼
流量を制御することによって、ダミーパーの引抜きを開
始する迄の間に前記偏差を解消することができる。
ところが、例えば溶鋼温度の異常な低下、或いはタンデ
ィツシュ1又は浸漬ノズル3等の予熱不良など(=よっ
て溶鋼の流動性が悪くなり、前記T’y+が第2図に示
すより著しく長くなることも実際の操業ではしばしば発
生し、前述したような湯上がVパターンの修正のみでは
基本湯上がりパターンXに追従させることができない事
態の生じることを本発明者らは経験した。第3図は係る
事態が発生した例を示すもので、所定の保持時間Tcま
で僅かな余裕しかない状態で確認レベルLyに達した状
況を示している。而してその時点で前述した如き湯上が
りパターンの修正を開始した場せ、その後の湯上がり速
度を極端に速めなけnばならすくする。このためスライ
ディングノズル6を全開としてもそnに追従できない制
御不能の事態が発生する。従って保持時間Tcを必要以
上に長くしなけn、ばならない結果となって、前述した
ように凝固殻がダミーバーヘッドと焼き付き、両者の切
り離しが困難となる。また通常操業の前記レベル制御へ
移行する直前の湯上がり速度が著しく速くなることから
、その高速の影響でレベル制御への移行がスムーズに行
えなくなる事態が発生するなど、安定した操業ができな
くなる。
かかるg態はブレークアウト発生に比較するとその被害
は少ないが、実際操業においては無視できない大きな問
題である。
本発明はこのような事態に対しても効果的に対処でき、
安定した操業を継続実施しうる鋳造初期における制御方
法を提供するものである。
第4図は本発明に基づく制御状況を示す線図である。本
発明においては先ず、確認レベルLyと該確認レベルL
yi:、達するまでの後述する所要時間TYOを、予め
前記操業条件および鋳造条件より次のように設定する。
即ち、流量調整装置としてスライディングノズル6を用
いた例で説明すると、スライディングノズル6の最大開
度およびタンディツシュ1内の溶鋼深さよV単位時間1
旨も最大流量が決定さ几る。一方、引抜き開始直前にお
いて湯上がり速度が速すぎると前述しπよう(ニレベル
制御へのスムーズな移行ができず、鋳型4より溶@2が
オーバー7o−するなどのトラブルを喚起する恐nがあ
る。従ってスライディングノズル6の設備仕様と操業の
不安定を生じない範囲の最大湯上がり速度の制限とから
、湯上がりパターンを修正して保持時間Tc経過時点で
湯面aをL21(=達せさせるために最低限必要な時間
tが、当該操業条件および鋳造条件より決定できる。従
って確認レベルLyを前記湯面レベルLOと引抜き開始
レベルL21との間:;位置し、しかも前記必要時間t
を確保し得る範囲の任意位置に決定す九ば、当該操業条
件および鋳造条件(=基づく前述した基本湯上がり.u
ターンXから湯面aが前記確認レベルLyに達する迄の
所要時間Tyoを設定することができる。
所要時間Tyoは前述したように基本湯上がりパターン
Xから設足さ九る値(興2図および第3図におけるTy
に相当する時間)をそのまま用いることの他に、測定誤
差や、制御応答性等を考慮して前記基本湯上がりパター
ンXから設定さnる値に若干の余裕時間を加味して設定
してもよい。
本発明では、実際に溶錯の注入開始が確認さnてから前
記所要時間Tyoを経過したにも係わらず湯面aが確認
レベルLyl’ニー達しない事態が発生したら、前記所
要時間TYOの経過をトリガーとしてスライディングノ
ズル等の流量調整装置の開度を緊急処理開度まで開いて
前記基本湯上がりパターンに追従させるのである。緊急
処理開度は、前述したようにスライディングノズル6の
設備仕様と操業の不安定を生じない範囲で、当該操業時
の溶鋼深さ、鋳片サイズ、等の操業および鋳造条件より
設定すればよい。第4図の例では前記所要時間Tyoを
基本湯上がりパターンXから設定さnる値と等しぐ設定
する。所要時間Tyoを経過した時点で湯面aは確認レ
ベルLYの下方にある。このためスライディングノズル
6を緊急処理開度まで開き。
湯面aが確認レベルLyに達するまでその状態を維持す
る。湯面aが確認レベルLyに達した時点での所要時間
Tyxは前記必要時間tを充分残した時間(Tc−Ty
x(t )であつfI:;2め、予め設定さfI−た保
持時間Tcとほぼ同時に引抜き開始レベルL21に連す
るような湯上がりパターンx6i二修正し、基本湯上が
りパターンに追従するよう溶鋼の流量を制御した。
尚、予め設定した前記所要時間Tyoが経過し分し処理
開度に開かしめる作動指令に、予め設定した前記所要時
間TYoが経過したと同時に直ちに発するか、あるいは
前記所要時間TYoより所定時間遅れて発するよう構成
してもよい。本発明において所要時間の経過をトリガー
として緊急処理開度に開くとはかかる意味で用いるもの
である。
〔実施例〕
月産能力16万屯の湾曲型連続鋳造設備において低次ア
ルミキルド鋼を製造する際に本発明を実施した。
本実施例における操業条件および鋳造条件は第1表に示
す通りであり、操業条件下における凝固殻生成速度より
決定さnる保持時間は40〜50秒であった。従って本
実施例では保持時間Tcを50秒とし%ま定引抜き開始
レベルL21は鋳型上端より 150mのレベルとした
。確認レベルL)lは前述の理由を考慮して鋳型上端よ
、j)300mのレベルに設定した。また、本実施例に
おけるスライディングノズルで最大流量を確保しに場付
、湯上がり速度が42 +w / seeとなり、前記
必要時間tは確認レベルLyから引抜き開始レベルL2
1へのレベル上昇のみを考えた堝せ、4〜5秒で充分で
あった。
しかしながら前述したよう(ニレベル制御(−スムース
に移行させるため(=は湯上がり速度を18tm/se
c程度以下に押さえるのが望ましいことを苓発明者らは
経験しており、従って前記必要時間tは少なくともlO
秒程度は必要であった。
第1表 従って、前記必要時間を考慮したうえで、前記確認レベ
ルLyに達する所要時間T)7oは前記基本湯上がりパ
ターンXから求めらn’fc26秒に設定した。本実施
例では26秒経過時点で湯面aが確認レベルLyに達し
ないことが確認さf′Lkら、この所要時間’ryo 
(26秒)の経過をトリガーとして直ちに流量制御架#
13に作動指令を発し、スライディングノズル6の開度
を緊急処理開度に開くよう設定した。
第5図は本実施例の制御状況を示す線図であり、第5図
(a)が湯面の推移状況、第5図(blがスライディン
グノズル6の開度を示すものである。スライディングノ
ズル6の初期開度は過去の経験より30X必要でめり、
こnよりLOが鋳型上端工9400mとなp1基本湯上
がりパターンXが実線のように設定さT1.た。こf’
LI:対[7て実際(=溶鋼の注入を開始した後の湯上
がり状況を破線で示しfc、。
この破線の推移から判るように5要時間TYo(26秒
)を経過した時点で実際の湯面aは確認レベルLyの3
00四より150四以上下方にあった。このため、所要
時間TYO経過した時点でスライディングノズル6の開
度を25にから予め緊急処理開度として設定しておいた
50%に開き、溶鋼の流量を増やし湯上がり速度を高め
た。この状態を約11秒間維持した結果、湯面aに確認
レベルLyに達した。このような緊急処理をおこなった
結果、確認レベルLyに達するまでの時間は、基本湯上
がりパターンXに基づく所要時間Tyo (26秒)よ
り約11秒長い程度に納めることができた。従って、確
認レベルLyt=達した時点でさらに一点鎖線で示すよ
うに基本湯上がりパターンXより湯上がり速度を速める
湯上がり.パターンの修正を行い、こnに基づいてスラ
イディングノズル6の開度を制御して湯面を上昇させた
結果、予め設定した保持時間50秒と殆ど同じ52秒経
過後に湯面が引抜き開始レベルLt1に達した。従って
ダミーパー50の引抜きを開始すると共に前述した通常
のレベル制御に切り替え、鋳造初期の状態から通常操業
状態にスムーズに移行することができた。
〔発明の効果〕
本発明の実施により、通常操業では予測さf′Lない湯
上がり速度の著しい変動があってもそnに応じた適切な
溶鋼の流量制御を迅速に行えるようになる。このため、
予め設定さA7を保持時間内に所定の湯面レベルを確保
できるようになり、凝固殻のダミーバーヘッドへの固着
を確実に防止すると共(=、レベル制御へのスムーズな
移行による安定した操業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を説明するための装置例を
示すもので、周卸の連続鋳造設備(−おける鋳型近傍の
構造図。 第2図は基本湯上がりパターンの一例および該基本湯上
がりパターンXより実際の湯上がり速度が遅い方向(−
偏倚した例を示す線図、第3図1’!第2凶よりさらに
湯上がり速度が遅い例を示す線図、 第4因は本発明に基づく制御状況を説明するための線図
、 第5図は本発明に基づ〈実施例の鋳造初期の制御状況を
示す線図でめり、第5図(a)が湯面の推移状況、第5
図(b)がスライディングノズル6の開度を示し、 第6図は第5図の実施例に用いたダミーツマ−ヘッドの
形状を示す正面図(第6図(a) ) 、 オヨび側断
面図(第6図(b))である。 1;タンディツシュ、2;溶鋼、3:浸漬ノズル、4:
鋳型、5;ダミーバーヘッド、50;ダミーパー、6;
スライディングノズル、7;湯面レベル検出装置、8;
重量検出装置、9;凝固殻、10;スライディングノズ
ルの駆動装置、11;熱電対、12;演算制御装置、1
3;流量制御装置。 代理人 弁理士  秋 沢 政 光 信2名 2;ヲ密匍1       7:5彎i石しべJし請仕
ソ羨j置3:j畳2責ノス′ル   8:重量1央a訣
置4 : 44ち証              9 
: ン罠退固殻5:ダミーバーヘツpto:スフィデイ
Lプノス°ノLの、駆動装置50:デミーバ−11:レ
ベ゛L検上券IZ:濱m中1#發置 13 : 〕芳Li匈シ1イ!Jp装置i+4 : P
JA!1$土@ 時間伊カ (吾) 時間げ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ダミーバーヘッドが装着された鋳型に流量制御装
    置を備えた浸漬ノズルを介して溶鋼の注入を開始し、前
    記鋳型内における湯面が予め設定された引抜き開始レベ
    ルに達したことを検出した時点で前記ダミーバーヘッド
    の引抜きを開始するに際し、予め前記溶鋼注入開始より
    ダミーバーヘッド引抜き開始までの鋳型内溶鋼保持時間
    を当該操業条件下における凝固殻生成速度から決定する
    と共に、該保持時間とほぼ同時に前記湯面が前記引抜き
    開始レベルに到達する基本湯上がりパターンを当該鋳造
    条件から設定し、該基本湯上がりパターンに従つて流量
    制御装置を制御する連続鋳造の鋳造初期制御方法におい
    て、 前記基本湯上がりパターンに基づいて前記 湯面が予め定められた中間確認レベルに達する所要時間
    を前記操業条件および鋳造条件より設定し、溶鋼注入を
    開始した後の湯面が前記所要時間内に中間確認レベルに
    達しない際には前記所要時間の経過をトリガーとして流
    量制御装置の開度を予め設定された緊急処理開度まで開
    き、前記基本湯上がりパターンに追従させることを特徴
    とする連続鋳造の鋳造初期制御方法。
JP22648385A 1985-09-02 1985-10-11 連続鋳造の鋳造初期制御方法 Granted JPS6284862A (ja)

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