JPS628108Y2 - - Google Patents

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JPS628108Y2
JPS628108Y2 JP13944478U JP13944478U JPS628108Y2 JP S628108 Y2 JPS628108 Y2 JP S628108Y2 JP 13944478 U JP13944478 U JP 13944478U JP 13944478 U JP13944478 U JP 13944478U JP S628108 Y2 JPS628108 Y2 JP S628108Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は高圧配電線において、電線の張替
え、配電機器の取替え等の工事を行なう場合に、
工事区間の需用家への送電を停止することなく工
事作業が行なえるバイパス開閉器に関するもの
で、特に該開閉器を工事柱に至便に且つ確実に取
付けられることを目的とした構造に関するもので
ある。
従来配電線の工事を行なう場合、供給信頼度に
対する需用家の要求に応ずるべく配電線工事の実
際にあたつては、活線作業或は無停電作業により
極力停電を回避するようにしている。即ち、第1
図に示されるように高圧線作業区間A−Bにおい
て、電柱Pにバイパス開閉器Gを取付けると共
に、該開閉器を図示するようにバイパスケーブル
36で高圧配電線37に接続し、これにより柱上
変圧器Trを介して低圧線(図示外)より一般需
用家に、或は直接高圧需用家に送電を継続するよ
うにしている。尚作業区間において、上記の如く
バイパス開閉器Gによつてバイパス回路38が成
立すると、配電線37のジヤンパー線39は切離
され(×印の箇所)、更に既設の開閉器Sも開放
されて上記区間内の高圧配電線37は作業中無電
圧状態となる。
このように需用家への送電を継続すべく工事区
間において、既設の電柱に仮設(取付ける)され
て使用されるバイパス開閉器にあつては、軽量、
小形で可搬、仮設が容易なことが必要であり、そ
の内でも電柱へ仮設する場合に、その取付け及び
取外しが至便で且つ確実であることが特に望まし
い。
そこで本考案は、上記の目的を合理的に達成し
た柱上用バイパス開閉器を提供しようとするもの
である。
以下本願の実施例を示す第2図乃至第4図につ
いて説明する。バイパス開閉器1における開閉器
本体2は、耐食性の硬質材例えばステンレス材を
用いて密閉状の箱体に形成されていると共に、内
部には通常知られているように消弧性ガスが封入
され且つ周知の開閉機構が内蔵されている。3,
3,3は本体2の両側面に夫々3個宛配設されて
いる三相配電線接続用のブツシングで、周知のよ
うにバイパスケーブルを接続し得るような構造、
例えばバイパスケーブルを接続する際に用いられ
る接続用エルボを着脱自在に取付け得るようにし
てあり、その接続状態にあつては上記エルボを介
してバイパスケーブルと開閉器本体内部の電極と
が接続されるようになつている。尚各ブツシング
3には蓋体3′が装着されている。4は本体2の
正面側に具備された開閉用の操作ハンドルで、周
知のように開閉器の投入及び開放を行なうように
したものである。5はロツク装置部で、開閉器本
体内の消弧性ガスが何らかの原因で漏洩した場合
に、周知のようにこの圧力低下を感知して内部の
ロツクピンが飛出し操作ハンドル4に付設した係
止板4′に係合して、開閉器の開閉操作を阻止す
るようになつている。6,6は本体の両側面に設
けられた運搬用取手兼ガードで、電柱に吊上げる
場合に、電柱に足場釘、腕金等にブツシング3及
び開閉器本体2が衝突しないように形成されてい
る。7,7は本体の底面に設けられたガード兼脚
で、工事時或は運搬時等に地上等において仮置す
る場合に用いられるものである。8は本体上方に
固設されたフツクで、電柱に開閉器本体を上げる
場合、これにロープを引掛けて吊上げるようにし
たものである。
次に開閉器本体2を電柱に止着し得るようにし
た止着機構10について説明する。11は添付部
材で、金属板或はその他任意の硬質板を用いて箱
状に形成されていると共に、電柱12に対して固
定し得るようにした締付バンド13を具備させて
いる。この締付バンド13としては、周知のよう
に電柱の任意径に応じて締付け固定できるような
もの、例えば添付部材11の一面に固設した掛止
金具13′に鎖13″の一端を掛止めすると共に、
該鎖13″の他端(図示外)は周知任意の締付機
構を介して添付部材の他面に連結させ、上記締付
機構の締付操作により鎖13″が次第に緊張して
電柱を締付るようにしたものなどの外、その他周
知任意の構造のものが用いられる。14は添付部
材11における電柱対向面の四隅位置に具備され
た当接部で、夫々電柱12の外周に接して位置決
めするようにしたもので、その電柱に対する当接
面は通常内側に湾曲するように形成される。尚、
該当接部14としては、折曲形成した金属板を溶
接固定して構成する外、添付部材11に一体形成
して構成される。15は当接部14とは反対側面
11′の上方に設けられた受止片で、通常金属板
を折曲げて形成されていると共に、添付部材11
に対しては基部15′を溶接手段でもつて固着さ
れている。16は該受止片15上に上向きに突設
した係合突起で、通常鉄等の金属材料を用いて形
成されると共に、円柱部16′と円錐部16″とか
ら成つているが、この形状は単なる円柱形或は多
角形など他の任意の形状にされる。また上記突起
と受止片は一体に形成されたものであつてもよ
い。17は受止片15の下方に設けられた締付片
で、通常金属板で形成され、自体の両端縁には後
述の締付ボルトを挿入し得るようにした係合凹部
18が形成してある。尚上記受止片15、突起1
6、締付片17は夫々溶接手段でもつて固着され
るが、他の手段例えばねじなどを用いてもよい。
次に開閉器本体2の背面即ち上記添付部材11
を装着する対向面2′に付設された部材について
説明する。19は前記受止片15に重合させ得る
ように設けられた掛止片で、通常金属板を折曲げ
て形成されており、第3図に示されるように本体
2に溶接等の手段によつて固設された台座20に
対して基部19′をボルト21、ナツト21′を用
いて固着している。22は該掛止片19に穿設さ
れた係合孔で、前記係合突起16の円錐部16″
に嵌合し得る大きさに形成してあるが、円柱部1
6′に嵌合するような大きさに形成してもよい。
23,23は夫々前記締付片17の凹部18,1
8に対応する位置に設けられた締付ボルトで、自
体の元部にある透孔24を挿通した支持軸25を
中心に回動するようになつている。尚上記支持軸
25は、コ字状金具26の上板26aと下板26
bに突設した透孔27,27′を貫通していると
共に、自体の軸頭25′と下端に貫装させた止ピ
ン28でもつてその抜脱は阻止するようにされて
いる。尚28′は座金を示す。また、上記コ字状
金具26の基板26′は、本体2に溶接等の手段
によつて固設した台座29にボルト30、ナツト
30′を用いて固着されている。31,31は支
持軸25に対して締付ボルト23の上下に位置し
て装着された環状の位置決片で、係合凹部18に
対する締付ボルト23の適正な挿入状態が得られ
るようにしたものである。一方、32は締付ボル
ト23のねじ部23′に螺合した締付用蝶ナツ
ト、33はボルトの先端に貫装させた蝶ナツト抜
落防止用の止ピン、34は座金、35はばね座金
を示す。尚上記座金34は、自体の上下端3
4′,34′を締付片17に対して第3図のように
折曲げて、蝶ナツト締付時に伴回りしないように
されている。また上記台座20,29における開
閉器本体の固着部側には、多数の切欠を設けて、
水滴が溜らないようにしてある。
上記構成のバイパス開閉器の電柱に対する取付
例を説明する。先ず予め第2図のように、電柱1
2の上方にある開閉器の所定の取付位置(一般に
スペース的に余裕のある所が選ばれる)に、比較
的軽量で小嵩な添付部材11を締付バンド13に
より締付固定する。次に開閉器本体2を、フツク
8に引掛けたロープによつて上記添付部材11の
ある所まで引上げる。そして、開閉器本体背面の
係合孔20を添付部材11側の係合突起16に上
方から引掛けるように係合(仮止)させて開閉器
本体2の重量を支える。この状態にあつて、本体
2の下方にあるコ字状金具26は添付部材11の
下方にある締付片17に当接し、締付ボルト23
は係合凹部18に対向する状態となる。尚この場
合、締付ボルト23は予め第4図に二点鎖線で示
す位置に位置されると共に、蝶ナツト32は締付
前の状態にされている。この状態より締付ボルト
23を矢印35方向へ回動させるだけで、該ボル
ト23は締付片17の係合凹部18に容易に挿入
される。挿入後、蝶ナツト32を手で締付けば、
開閉器本体2は添付部材11に対して確実且つ堅
固に一体化した状態となる。その後は周知のよう
に、バイパスケーブルが接続されてバイパス回路
が形成される。
なお係合突起16と、係合孔22との位置に関
して、両者の関係は相対的な事項であり、本件明
細書の理解に当つては両者を入れ替えて理解して
もよい。即ち、掛止片19の下側に下向きに突出
する係合突起を設け、一方受止片15にこの突起
を挿入する係合孔を設けるものと理解してもよ
い。
以上のようにこの考案にあつては、電柱の上方
に重量のあるバイパス開閉器1を装柱する場合に
おいて、言い換えると電柱の上方において作業状
態に非常に制約のある状態におかれた作業員が重
量のあるバイパス開閉器1を下方より柱上へまで
吊上げて、その開閉器を電柱に対して堅固に装着
するという困難な作業をする場合において、前述
の説明から明らかな如く、バイパス開閉器本体2
とそれの止着機構10における添付部材11とは
別体に形成してあるから、柱上の作業員は、先ず
軽量で小形となるべき添付部材を吊上げて、これ
を堅固に電柱に固着し、然る後重量のある開閉器
本体2を吊上げ、その本体2の一面に設けられる
掛止片19を添付部材11の背面にある受止片1
5に重合させ、単に受止片15に設けさせた係上
突起16に掛止片19に穿設した係合孔20を単
に嵌め合いさせるという簡単な手段でもつて電柱
に対するバイパス開閉器の仮止着をすることがで
きるから、電柱上に居る作業員は体が電柱に縛ら
れているなどの不自由な作業状態でも容易に電柱
に対して開閉器を仮止めすることのできる実用上
の効果がある。
しかも上記の如く、電柱に仮止めされた開閉器
は自重の関係から下方にある締付ボルト23は添
付部材11の下方にある締付片17に対接乃至は
接近しており、本締めをする場合は、手軽に締付
片17における係合凹部18に本体側の締付ボル
ト23を嵌め合いさせて蝶ナツト32を介して締
着させることができ、しかもその締着された状態
では、極めて堅固に添付部材11と開閉器本体2
とは合体する特長がある。
このように本考案によれば、故障或は電線の張
替えなど、非常に緊急を要する状況下におかれて
も、極めて手軽に且つ迅速に重量のあるバイパス
開閉器を電柱の上部に固着することのできる大き
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図はバ
イパス開閉器の使用状態の一例を示す図、第2図
は開閉器本体と止着機構の関係を離反して示す斜
視図、第3図は止着機構に対する開閉器本体の取
付状態を第2図の−線位置で切断して示す拡
大断面図、第4図は第3図の−線位置で切断
して示す部分断面図。 2……バイパス開閉器本体、10……止着機
構、11……添付部材、14……電柱当接部、1
3……締付バンド、15……受止片、17……締
付片、16……係合突起、18……係合凹部、1
9……掛止片、23……締付ボルト、20……係
合孔、32……締付用の蝶ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バイパス開閉器本体の一面に電柱に対する止着
    機構を具有させてある柱上用バイパス開閉器にお
    いて、上記止着機構は、バイパス開閉器本体とは
    別体に形成された添付部材と、添付部材の一面に
    形成された電柱当接部と、その当接部のある側に
    具備させた締付バンドと、上記添付部材における
    当接部とは反対側の面に設けられた受止片及び締
    付片とから成り、上記受止片には係合突起を上向
    きに突設すると共に締付片には後述の添付ボルト
    挿入用の係合凹部を形成し、且つ受止片は添付部
    材における上方に位置させ、締付片は下方に位置
    させてあり、一方、上記バイパス開閉器の本体に
    おける添付部材を装着させる側には、上記受止片
    に重合させ得るように突設させた掛止片と、上記
    締付片における係合凹部への挿入を可能に本体か
    ら突設させた締付ボルトとを備えさせ、上記掛止
    片には前記係合突起の挿入を可能に係合孔を形成
    すると共に、上記締付ボルトの元部は本体に対し
    て枢着させてあり、且つこれには締付用の蝶ナツ
    トを具備させていることを特徴とする柱上用バイ
    パス開閉器。
JP13944478U 1978-10-11 1978-10-11 Expired JPS628108Y2 (ja)

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JP13944478U JPS628108Y2 (ja) 1978-10-11 1978-10-11

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JP13944478U JPS628108Y2 (ja) 1978-10-11 1978-10-11

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JPS5555934U JPS5555934U (ja) 1980-04-16
JPS628108Y2 true JPS628108Y2 (ja) 1987-02-25

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ID=29113520

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Families Citing this family (7)

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JPS5555934U (ja) 1980-04-16

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