JPS6279211A - 変性水添ブロツク共重合体の製造方法 - Google Patents

変性水添ブロツク共重合体の製造方法

Info

Publication number
JPS6279211A
JPS6279211A JP21616685A JP21616685A JPS6279211A JP S6279211 A JPS6279211 A JP S6279211A JP 21616685 A JP21616685 A JP 21616685A JP 21616685 A JP21616685 A JP 21616685A JP S6279211 A JPS6279211 A JP S6279211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block copolymer
polymer
hydrogenated block
carboxylic acid
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21616685A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Akiyama
義邦 秋山
Yasushi Kishimoto
岸本 泰志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP21616685A priority Critical patent/JPS6279211A/ja
Publication of JPS6279211A publication Critical patent/JPS6279211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐候性、耐熱性、接着性、機械的強度、加工
性、に優れさらに極性熱可塑性重合体との相溶性に優れ
た性能を発揮する不飽和カルゲン酸またはその誘導体で
変性された水添ブロック共重合体の製造方法に関するも
のである。
(従来の技術) 周知の如く、ビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブ
ロック共重合体の水素添加誘導体(以下、水添ブロック
共重合体と略記する)は、耐候性、耐熱性、機械的強度
に優れろため近年各種成形物の素材として利用され、各
種熱可塑性本合体とのアロイ化およびブレンド化がなさ
れ、その技術提案は数多くなaれている。なかでも、水
添ブロック共重合体の構造に起因した欠点を改良するた
め、そのひとつの手法として特開昭58−7443号、
特開昭58−27740号には水添ブロック共重合体に
カルボン酸基またはその誘導体基を含有す水分子単位を
結合させ、これらの極性基を付加させた変性水添ブロッ
ク共重合体が開示されている。
ここで開示されている変性水添ブロック共重合体の!!
J造方法はいずれも水添ブロック共重合体に、不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体を溶液状態または溶融状態に
おいて、ラジカル開始剤を使用あるいは使用せずして付
加せしめろことKよって得る旨の記載があるものの 製
造方法としては何ら限定されたものではなく、具体性の
ないものである。それ故、これらの実施例で示された方
法だけが公知の実施態様とみなすことができる。しかし
ながら、これらの実施例で、反応に寄与しない過剰の不
飽和カルボン酸またはその誘導体の除大方法は押出機に
よる変性反応を行なった後、さらに加熱減圧除去工程を
別に設けて実施しておりこの方法は工業的にはあまりに
も効率の悪い製造方法であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記した変性ブロック共重合体の製造プロセ
ス上の問題点を解決すべくなされたちのであり、特に押
出機内での 水添ブロック共重合体への不飽和カルぜン
酸またはその誘導体の付加反応と、付加反応後の反応て
寄与しない過剰の不飽和カルボン酸またはその誘導体(
以下、lK残存モノマーと略す)の除去を同時に押出機
内で効率よくならしめ、残存モノマーの少ない変性水添
ブロック共重合体を得るべくなされたものである。
この結果、特定の有機過酸化物および、特定の湿度、特
定の押出機内滞留時間を選択することによって好ましい
付加反応が達成され、かつ同上条件下でベント押出する
ことKより残存モノマー量の少ない変性水添ブロック共
重合体が効率よく製造できることを見い出しなされたも
のである。
すなわち、本発明は (a)  少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体
とする重合体デリックAと、少なくとも14rIJの共
役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBとから成
るブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロッ
ク共重合体    100重量部(b)  不飽和カル
ボン酸またはその誘導体口、05〜30重伏部 (C)  半減期1分の温度が140℃以上である有機
過酸化物         1]、001〜6重量部か
ら成、る混合物をベント可能な溶融押出機を用い、温度
150〜300°C1ベント部までのポリマー平均滞留
時11jが30秒〜180秒を要する押出条件下で混練
しながらベントを行ない、溶融混合物から過剰の不飽和
カルボン酸またはその誘導体を除去することを特徴とす
る変性水添ブロック共重合体の製造方法である。
以下、本発明に関して詳しく述べる。
本発明で(a) 6分として用いられろ水添ブロック共
重合体は、少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエ
ン化合物を主体とする重合体ブロックBとから成るブロ
ック共重合体を水素添加して得られるものであり、例え
は、A−B、A−B−A、  B−A−B−A、  (
A−B−3−、Si 、 CB−A−B+481等の構
凸を有するビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロ
ック共重合体の水素添加されたものである。この水添ブ
ロック共重合体は、ビニル芳香族化合物を5〜95重量
%、好ましくは10〜85重R%含み、ビニル芳香族化
合物が約30重量%以下、好ましくは55重量チ以下で
はかかる水添ブロック共重合体は熱可塑性弾性体として
の特性を示す。さらにブロック構造について言及すると
、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAは
、ビニル芳香族化合物重合体ブロックまたは、ビニル芳
香族化合物を50重量%を越え好ましくは70重量%以
上含有するビニル芳香族化合物と水素添加された共役ジ
エン化合物との共ル合体ブウックの*iを有しており、
そしてさらに、水素添加された共役ジエン化合物を主体
とする重合体ブロックBは、水素添加ごれた共役ジエン
化合物重合体ブロック、または水素添加された共役ジエ
ン化合物を50本址チを越え好ましくは70重にチ以上
含有する水素添加された共役ジエン化合物とビニル芳香
族化合物との共重合体デリックの構造を有するものであ
る。また、これらのビニル芳香族化合物を主体とする重
合体ブロックA1水素添加された共役ジエン化合物を主
体とする重合体ブロックBは、それぞれの重合体ブロッ
クにおける分子鎖中の水素添加された共役ジエン化合物
またはビニル芳香族化合物の分布がランダム、チーバー
ド(分子mK沿ってモノマー成分が増加または減少する
もの)、一部ブロック状またはこれらの任意の組合せで
成っていてもよく、該ビニル芳香族化合物を主体とする
重合体ブロックおよび該水素添加された共役ジエン化合
物を主体とする重合体ブロックがそれぞれ2個以上ある
場合は、各重合体ブロックはそれぞれが同N’4flで
あってもよく、異なる構造であってもよ(1゜ 水添ブロック共重合体を構成するビニル芳香族化合物と
しては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、p−msブチルスチレン等のうちから1種ま
たは2種以上が選択でき、中でもスチレンが好ましい。
また、水素添加とれた共役ジエン化合物を構成する水添
前の共役ジエン化合物としては、例えば、ブタジェン、
イソプレン、1・3−ペンタジェン、2・3− シスf
ルートろ一ブタジェン等のうちから1種または2種以上
が選ばれ、甲でもブタジェン、イソプレンおよびこれら
の絹合せが好ましい。そして、水添される前の共役ジエ
ン化合物を主体とする重合体ブロック 、そのブロック
におけるミクロPflt造を任意に選ぶことができ、例
えばポリブタジェンブロックにおいては、1・2−ミク
ロ構造が20〜50%、好ましくは25〜45チである
また、上記した?#造を有する本発明に供する水添ブロ
ック共重合体の数平均分子かは5.ODD〜1.000
.000、好ましくは10.000〜80口、000、
更に好ましくは30.000〜500.000の範囲で
あり、分子量分布〔重量平均分子ffl (MY )と
数平均分子11(Mn)との比(MY/Mn ) )は
10以下である。さらに水添ブロック共重合体の分子榊
造は、直鎖状、分岐状、放射状あるいはこれらの任意の
組合せのいずれであってもよい。
これらのブロック共重合体の製造方法としては上記した
構造を有するものであればどのような製造方法で得られ
るものであってもかまわない。例えば、特公昭40−2
3798号公報に記′ttC2れた方法により、リチウ
ム触媒等を用いて不活性溶媒中でビニル芳香族化合物−
共役ジエン化合物ブロック共重合体を合成し、次いで、
例えば特公昭42−8704号公報、特公昭43−66
36号公報に記載された方法、特に好ましくは特開昭5
9−133203号公報および、特開昭30−7900
5号公報に記載された方法により、不活性溶媒中で水素
添加触媒の存在下に水素添加して、本発明に供する水添
ブロック共重合体を合成することができる。その際、ビ
ニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロック共重合体
の共役ジエン化合物に基づく脂肪族二重結合は少なくと
も80%を水素添加せしめ、共役ジエン化合物を主体と
する重合体ブロックを形態的にオレフィン性化合物重合
体ブロックに変換させることができる。また、ビニル芳
香族化合物を主体とする重合体ブロックAおよび必要に
応じて、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロック
Bに共重合されているビニル芳香族化合物に基づく芳香
族二重結合の水素添加率については特忙制限はないが、
水素添加率を20チ以下にするのが好ましい。
該水添ブロック共重合体中に含まれる未水添の脂肪族二
重結合の量は、赤外分光光度計、核磁気共鳴装置等によ
って容易に知ることができる。
本発明で(b)成分として用いられる不飽和カルボン酸
またはその誘導体は、水添ブロック共重合体に付加する
ことにより該水添ブロック共重合体の接着性および極性
熱可塑性重合との相溶性を改良するのに有用な必須成分
であり、不飽和カルボン酸またはその誘導体の例として
は、マレイン酸、フマル酔、イタフン酸、ハロゲン化マ
レイン酸、シス−4−シクロヘキセン−1・2−ジカル
ボン酸、エンド−シス−ビシクロ〔2・2・1)−5−
ヘプテン−2・3−ジカルボン酸!等や、これらジカル
ボン酸の酸無水物、エステル、アミド、イミド化物、C
らにアクリル酸、メタクリル酸等や、これらモノカルボ
ン酸のエステル、アミド化物などが挙げられる。これら
は1種のみならず2種以上混合しても使用できる。これ
らの甲では不飽和ジカルボン酸またはその誘導体が好ま
しく、とりわけ無水マレイン酸が好ましい。
成分(b)の添加量は、成分(a) 100重量部に対
して0.05〜50重坦部であり、好ましくは0.1〜
20重量部、3らに好ましくは0.5〜10重量部であ
る。添加量が5011部を超えた場合、得られる変性水
添ブロック共重合体中に含まれる未反応の不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体が多量に残留するため、刺激臭が
激しくかつ色相が赤褐色となり好ましくなく、残留モノ
マーによる接着力の低下等をひき起こしたりして好まし
くない。また0、05重量部未満の添加量では得られる
変性水添ブロック共重合体の接着力および極性熱可塑性
重合体との相溶性能の向上は県られず好ましくな(′。
つぎに、本発明の(c)成分として用いられる有機過酸
化物は、半減期1分の温度が140℃以上であり、水添
ブロック共重合体を不飽和カルボン酸またはその誘導体
で変性するための必須成分である。該有機過酸化物とし
ては例えば、1・1−ビス(第6プチルパーオキシ)3
・6・5−トリメチルシクロヘキサン、1・1−ビス(
第3ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、2・5−ジメ
チル−2・5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン。
2・2−ビス(第6プチルパーオキシ〕オクタン。
2・2−ビス(第3ブチルパーオキシ)ブタン。
n−ブチル−4・4−ビス(第3ブチルパーオキシ)バ
レレート、ジクミルパーオキサイド、2・5−ジメチル
−2・5−ジ(第5ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ第
6プチルパーオキサイド、2・5−ジメチル−2・5−
ジ(第6プチルパーオキシ)ヘキセン−3等が挙げられ
る。これらは1柚のみならず2種以上混合しても使用で
きる。
成分(C)の添加量は、成分(a) 100重量部に対
して0.001〜6重量部であり、好ましくは0.01
〜2重景部置部らに好ましくは0.05〜1重量部であ
る。該有機過酸化物の添加量が3重量部を越えた場合、
得られる変性水添ゾロツク共重合体の流動加工性が悪化
し、デル等の発生が著しくなり、かつ色相が悪化するの
で好ましくない。また0、001重量部未満の添加量で
は、不飽和カルボン酸またはその誘導体による水添ブロ
ック共重合体の変性改質効果としての接着力および極性
熱可塑性重合体との相溶性の向上は見られず好ましくな
い。
本発明の変性水添ブロック共重合体の?J造は、上記し
た(a)〜(0)成分から成る混合物をベント可能な溶
融押出機を用い、温度150〜300°C1ベント部ま
でのポリマー平均滞留時間が′50秒〜180秒を要す
る押出条件下で溶融混練し、溶融混合物から渦刺の不飽
和カルボン酸またはその誘導体を溶融混練時にベント除
去することによって行なわれる。なお、ここで使用でき
る押出機は単軸型、二軸型いずれでもよい。
押出機の温度は、使用する(a)成分の押出加工性と密
接な関係かあり、良好に押出加工できる任意の濡1yを
選択することが必要であり、さらに使用す ス(r−)
  −フ 4 σ) 宥 ν驕 シ・〜 ^勢 4)−
給 σ)力■ 酎L 4Y 値 諸 −【 シ ★ 派
ブロック共重合体に付加する不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体の量および得られる変性水添ブロック共重合体
中に生成する好ましくないゲル生成量との関連から15
0℃〜300℃が好ましく、さらに好ましくは180°
C〜280°Cの範囲で選択できる。
また使用する押出機はベント可能な装置を保有したもの
であり、(a)〜(C)成分を同時に溶融混練しながら
、反応に寄与しない過剰の不飽和カルボン酸またはその
誘導体をベント除去することKよって、得られる変性水
添ブロック共重合体に含まれろ残存モノマー量を5.0
00 ppm以下に減することができる。この際のベン
ト条件としては、減圧度を少なくとも300朋Hgデー
ゾ圧、好ましくは700朋Hg〜750關Hpデージ圧
となるような真空ボ/プの選択が必要であり、とらにベ
ント中に配管が冷却上れ、例えば無水マレイン酸の如く
50℃以下で固化するものに対しでは押出機ベント開口
部と回収トラップを接続するベント配管を例えば30℃
以上、好ましくは100°C以上に加熱保温することに
よりベント配管の閉塞を防止することができろ。
また、本発明においては、(a)〜(C) 成分から成
る混合物の溶融状態での変性反応と変性後の反応に寄与
しない過剰の不飽和カルボン酸またはその誘導体の除去
を押出機内で連続的にならしめるため、実質的な変性反
応は押出機ホッパ一部〜押出機ベント部で達成されるの
が好ましく、上述した押出機温度の選択範囲と使用する
有機過酸化物の分解速度および水添ブロック共重合体に
付加する不飽和カルボン酸またはその誘導体の量、さら
に得られる変性水添ブロック共重合体中に生成する好ま
しくないデル生成斑との相関から、押出機ホッパ一部〜
押出機ベント部までのポリマー平均滞留時間は3Q秒〜
180秒を要する押出条件を選ぶのか好ましい。この範
囲の滞留時間をフントロールするには、例えばスクリュ
ー回転数の変更、スクリューディメンションの変化、(
a)〜(C)成分混合物の押出機への供給風変化、押出
機温度、ベント部の位置の変更することにより容易に選
択することができる。そして該滞留時間が30秒未満で
は好ましい変性反応が望めず好ましくなく、また180
秒を超えるとポリマーの劣化に上るデル生成が起こり好
ましくない。該ポリマーの平均滞留時間の測定は、(a
)〜(c)成分の混合物を押出機に供給しながら、例え
ばポリスチレンを少量ホッパ一部がら押出機に供給した
時点がら、押出機先端で吐出する溶M!混合物のストラ
ンドが白濁し始め、白濁終了するまでの時間の%の時点
までのインターバルタイムを計測し、この値K(ホッパ
一部〜ベント部までの長己/ホッパ一部からスクリュー
光重までの長2)の比を乗することにより、容易に知る
ことができる。
以上の製造方法によって得られる変性水添ブロック共重
合体は、基体となろ水添ブロック共重合体100重量部
あたり、不飽和カルボン酸またはその誘導体の付加量が
0.05〜1o重量部、かつ残存モノマー量が5,00
0 ppm u下を満足するものとなる。
また本発明においては、上記(a)〜(C)成分の他に
、本発明の主旨にすしない限り、公知の酸化防止剤、紫
外線吸収剤、紫外線安定剤、可塑剤、オイル、顔料、ガ
ラス繊維、カーボン彰維、熱可塑性樹脂、例えばポリオ
レフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂等を混合添加して
もかまわない。
なお、本発明で得られろ変性水添ブロック共重合体に付
加した不飽和カルボン酸またはその誘導体の毒は、ナト
リウムメチラートによる滴定法および赤外分光yt、度
計によるスペクトル変化に基づき容易に知ることができ
る。
この様にして得られる本発明の変性水添ブロック共重合
体は、一般に使用される熱可塑性樹脂成形機で容易に加
工でき、圧縮成形、射出成形、押出成形、ブロー成形、
カレンダー成形等の各種成形方法が適用可能である。
(発明の効果〕 本発明は、不飽和カルメン酸またはその誘導体で変性さ
れた水添ブロック共重合体を押出様内で変性し、さらに
変性反応に寄与しない過剰な該不飽和カルボン酸または
その誘導体を同時に除去し、その残存モノマー量を5.
000 ppm以下とすることを可能としたため、工業
的に有用な変性水添ブロック共重合体を効率よく容易に
製造することができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、
本発明がこれらの実施例により限定されるものではない
なお、実施例および比較例において用いられた各成分は
以下のとおりである。
(1)<成分(a−1)> ポリスチレン−水素添加ごれたポリプタゾエンーポリス
チレンの構造を有し、結合スチレン量65チ、数平均分
子!175,000、分子量分布1.05、水添前のポ
リブタジェンの1・2結合量が43%、水添率99%の
水添ブロック共重合体を特開昭30−79005号公報
に記載されたチタン糸水添触媒を用いて合成し、成分(
a−1)とした。
く成分(a −2) > 水素添加己れたポリブタゾエンーボリスチレン−水素添
加とれたポリブタジェン−ポリスチレンの構造を有し、
結合スチレン量63%、数平均分子が59.口OO1分
子量分布1.[]5.水添前のポリブタジェンの1・2
結合量が34%、水添率99チの水添ブロック共重合体
を特開昭59−155205号公報に記載されたチタン
糸水添触媒を用いて合成した。
〈成分(a−1)> (ポリスチレン−水素添加己れたポリブタジェン±48
1の構造を有し、結合スチレン3114チ、数平均分子
量116,000、分子量分布1.57、水添前のポリ
ブタジェンの1・2結合量が38チ、水添率99チの水
添ブロック共重合体を特開昭59−133203号公報
に記載とれたチタン糸水添触媒を用いて合成した。
(2)  成分ら)として無水マレイン酸を用いた。
(3)<成分(c−1)> 半減期1分の温度が148°Cである1・1−ビス(第
6プチルパーオキシ)6・6・5−トリメチルシクロヘ
キサンを成分(c−1)とした。
〈成分(C−2)> 半減期1分の温度が179℃である2・5−ジメチル−
2・5−ジ(第3ブチルパーオキシ)ヘキサンを成分(
c −2)とした。
〈成分(c−3)> 半減期1分の温度が135℃である第3ブチルパーオキ
シ(2−エチルヘキサ/エート)を成分(c−5)とし
た。
なお、得られた変性水添ブロック共重合体を■とし、こ
れをアセトンで6時間、リフラックスし、乾燥した。こ
のアセトン抽出後のポリマーを■とし、■、■それぞれ
トルエンに溶かし、ナトリウムメチラートで滴定し分析
した。このうち、■の分析値を無水マレイン酸付加量と
し、(■の分析値−■の分析値)の値を変性水添ブロッ
ク共重合体に含まれる残存モノマー社とした。
実施例1〜3   比較例1〜3 水添ブロック共重合体、無水マレイン酸、有機過酸化物
を表1に示す組成で配合し、ヘンシェルミキサーで十分
に混合した。これを窒素雰囲気下で4SflI中のベン
ト型二軸押出機に供給し、シリンダ一温度230°C,
ベント部までのポリマー平均滞留時間をスクリュー回転
数でII!整し、さら忙ベントをr−ゾ圧750朋H,
9に調整した条件で押出した。また比較例では、ベント
部を閉じて変性反応を行ない、さらに得た変性物を20
0℃の加熱減圧炉内に5分間静置し、残存するモノマー
のベント除去を行なった。
表1の結果から、本発明の方法で得られる変性水添ブロ
ック共重合体はポリマー中に残留するモノマー駄がきわ
めて少なくなるが、本発明外の方法で得られる変性ポリ
マー中には残留するモノマー量が多い。また変性反応は
、ベント部までの間で効率よく反応がなされ、反応に寄
与しない過剰なモノマーが効率よく除去されていること
が明らかとなった。
呪不企頭 実施例4〜6   比較例4〜6 水添ブロック共重合体、無水マレイン酸、有機過酸化物
を表2に示す組成で配合し、ヘンシェルミキサーで十分
に混合した。これを窒素雰囲気下で30n甲のベント型
単軸押出機に供給し、シリンダーml’V230°C,
ベント部までのポリマー平均滞留時間をスクリュー回転
数で調整し、さらにベントをr−ジ圧700inHgに
調整した条件で押出した。これらの結果を表2に載せた
この結果から、ポリマーの平均滞留時間が本発明の範聞
内にある実施例4〜6はrル生成量、残存モノマーとも
に少ない良好な変性水添ブロック共重合体が得られるが
、滞留時間の短い比較例4は、無水マレイン酸の付加量
が非常に少゛なく好ましくない。
また、滞留時間が長い比較例5は、デル生成が著しく好
ましくない。さらに、本発明外の有機過酸化物を用いた
比較例6はデル生成が著しく好ましくない。
実施例7 ポリスチレン−水素添加されたポリブタジェンの構造を
有し、結合スチレン景18チ、数平均分子144,00
0、分子量分布1.04、水添前のポリブタジェンの1
・2結合量が39チ、水添率99チの水添ブロック共重
合体を特開昭30−79005号公報に記載されたチタ
ン糸水添触媒を用いて合成し、この水添ブロック共重合
体100重量部、無水マレイン酸0.1重量部、有機過
酸化物として半減期1分の温度が148℃である1・1
−ビス(第6プチルパーオキシ)5・6・5−トリメチ
ルシクロヘキサンを0.005重量部をヘンシェルミキ
サーで十分に混合し、窒素雰囲気下で301貫中のベン
ト型二軸押出機に供給し、シリンダー渇度175°C,
ベント部までのポリマー平均滞留時間35秒、ペントデ
ージ圧740龍Hgに調整した条件で押出した。この物
を分析したところ無水マレイン酸付加」は0.07 P
HRk 残存モノマーは10 ppmであった。
実施例8 実施例7で供した水添ブロック共重合体、有機過酸化物
をそれぞれ100重量部、2.5重量部、無水マレイン
酸25重を部をヘンシェルミキサーで十分に混合し、窒
素雰囲気下で3On+中のベント型二軸押出機に供給し
、シリンダ一温度165°C。
ベント部までのポリマー平均滞留時間175秒、ベント
デージ圧750+o+HgK調整した条件で押出した。
得られた変性ポリマーを分析したところ、無水マレイン
酸付加量は7,9 PHR、残存モノマーは3,300
 ppmであった。
比較例7 ベント部を閉じたほかは実施例8と同様の組成、方法で
変性反応を実施したところ、得られ勉変性ポリマーはデ
ル化が著しく、トルエンに溶けながった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体
    とする重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエ
    ン化合物を主体とする重合体ブロックBとから成るブロ
    ック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重
    合体 100重量部 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体0.05〜3
    0重量部 (c)半減期1分の温度が140℃以上である有機過酸
    化物0.001〜3重量部 から成る混合物をベント可能な溶融押出機を用い、温度
    150〜300℃、ベント部までのポリマー平均滞留時
    間が30秒〜180秒を要する押出条件下で混練しなが
    らベントを行ない、溶融混合物から過剰の不飽和カルボ
    ン酸またはその誘導体を除去することを特徴とする変性
    水添ブロック共重合体の製造方法。
JP21616685A 1985-10-01 1985-10-01 変性水添ブロツク共重合体の製造方法 Pending JPS6279211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21616685A JPS6279211A (ja) 1985-10-01 1985-10-01 変性水添ブロツク共重合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21616685A JPS6279211A (ja) 1985-10-01 1985-10-01 変性水添ブロツク共重合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6279211A true JPS6279211A (ja) 1987-04-11

Family

ID=16684319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21616685A Pending JPS6279211A (ja) 1985-10-01 1985-10-01 変性水添ブロツク共重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6279211A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02305814A (ja) * 1989-05-19 1990-12-19 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 水添ジエン系共重合体およびその組成物
EP0471998A2 (en) * 1990-07-25 1992-02-26 ENICHEM ELASTOMERI S.r.l. Branched block copolymer, process for its preparation and use therefor
EP0471999A2 (en) * 1990-07-25 1992-02-26 ENICHEM ELASTOMERI S.r.l. Branched and hydrogenated block copolymer and process for its preparation
US5242961A (en) * 1992-05-28 1993-09-07 Shell Oil Company Color prevention in titanium catalyzed hydrogenated diene polymers
WO2008018445A1 (fr) 2006-08-08 2008-02-14 Asahi Kasei Chemicals Corporation Copolymères séquencés hydrogénés et compositions de réticulation les contenant
WO2008102761A1 (ja) 2007-02-20 2008-08-28 Asahi Kasei Chemicals Corporation 衝撃吸収体組成物
WO2010073589A1 (ja) 2008-12-22 2010-07-01 旭化成ケミカルズ株式会社 架橋発泡用組成物、架橋発泡体及びこれを用いた靴用ミッドソール
DE112009001781T5 (de) 2008-08-12 2011-05-12 Asahi Kasei Chemicals Corporation Hydriertes Blockcopolymer enthaltende Zusammensetzung und Formgegenstand unter Verwendung derselben
WO2011111696A1 (ja) 2010-03-08 2011-09-15 旭化成ケミカルズ株式会社 発泡体用組成物、その製造方法、及び発泡体
WO2020189559A1 (ja) 2019-03-20 2020-09-24 旭化成株式会社 水添ブロック共重合体
EP3766905A1 (en) 2019-07-16 2021-01-20 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Hydrogenated block copolymer, hydrogenated block copolymer composition, and molded article

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641205A (en) * 1979-09-13 1981-04-17 Tokuyama Soda Co Ltd Preparation of modified polypropylene composition
JPS5827740A (ja) * 1981-08-13 1983-02-18 Asahi Chem Ind Co Ltd 変性ブロツク共重合体組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641205A (en) * 1979-09-13 1981-04-17 Tokuyama Soda Co Ltd Preparation of modified polypropylene composition
JPS5827740A (ja) * 1981-08-13 1983-02-18 Asahi Chem Ind Co Ltd 変性ブロツク共重合体組成物

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02305814A (ja) * 1989-05-19 1990-12-19 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 水添ジエン系共重合体およびその組成物
US5290872A (en) * 1990-07-25 1994-03-01 Enichem Elastomeri S.R.L. Branched and hydrogenated block copolymer, procedures for its preparation and use
EP0471998A2 (en) * 1990-07-25 1992-02-26 ENICHEM ELASTOMERI S.r.l. Branched block copolymer, process for its preparation and use therefor
EP0471999A2 (en) * 1990-07-25 1992-02-26 ENICHEM ELASTOMERI S.r.l. Branched and hydrogenated block copolymer and process for its preparation
US5395894A (en) * 1990-07-25 1995-03-07 Enichem Elastomeric S.R.L. Branched block copolymer, procedures for its preparation and use
US5242961A (en) * 1992-05-28 1993-09-07 Shell Oil Company Color prevention in titanium catalyzed hydrogenated diene polymers
US5280059A (en) * 1992-05-28 1994-01-18 Shell Oil Company Color prevention in titanium catalyzed hydrogenated diene polymers
US5280058A (en) * 1992-05-28 1994-01-18 Shell Oil Company Color prevention in titanium catalyzed hydrogenated diene polymers
WO2008018445A1 (fr) 2006-08-08 2008-02-14 Asahi Kasei Chemicals Corporation Copolymères séquencés hydrogénés et compositions de réticulation les contenant
EP2230265A1 (en) 2006-08-08 2010-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corporation Hydrogenated block copolymers and crosslinking compositions containing the same
WO2008102761A1 (ja) 2007-02-20 2008-08-28 Asahi Kasei Chemicals Corporation 衝撃吸収体組成物
US8541504B2 (en) 2007-02-20 2013-09-24 Asahi Kasei Chemicals Corporation Impact absorber composition
DE112009001781T5 (de) 2008-08-12 2011-05-12 Asahi Kasei Chemicals Corporation Hydriertes Blockcopolymer enthaltende Zusammensetzung und Formgegenstand unter Verwendung derselben
WO2010073589A1 (ja) 2008-12-22 2010-07-01 旭化成ケミカルズ株式会社 架橋発泡用組成物、架橋発泡体及びこれを用いた靴用ミッドソール
EP3034549A1 (en) 2008-12-22 2016-06-22 Asahi Kasei Chemicals Corporation Crosslinkable and foamable composition, crosslinked foamed object, and shoe midsole comprising same
US9493623B2 (en) 2008-12-22 2016-11-15 Asahi Kasei Chemicals Corporation Crosslinkable and foamable composition, crosslinked foam, and shoe midsole comprising the same
WO2011111696A1 (ja) 2010-03-08 2011-09-15 旭化成ケミカルズ株式会社 発泡体用組成物、その製造方法、及び発泡体
US10179850B2 (en) 2010-03-08 2019-01-15 Asahi Kasei Chemicals Corporation Foamable composition, process for producing the same and foam
WO2020189559A1 (ja) 2019-03-20 2020-09-24 旭化成株式会社 水添ブロック共重合体
EP3766905A1 (en) 2019-07-16 2021-01-20 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Hydrogenated block copolymer, hydrogenated block copolymer composition, and molded article

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2712016B2 (ja) 新規なグラフト化ブロック共重合体
JP3011778B2 (ja) 耐熱性プロピレンポリマー組成物
WO1991019762A1 (fr) Composition de resine thermoplastique
JPS6279211A (ja) 変性水添ブロツク共重合体の製造方法
JP3630926B2 (ja) 重合体組成物およびその用途
JP3607738B2 (ja) 芳香族ビニルモノマーと共役ジエンとの星型ブロックコポリマーと、その製造方法と、この星型ブロックコポリマーと結晶性ポリスチレンとを含む組成物
JPH02305814A (ja) 水添ジエン系共重合体およびその組成物
JPS6344784B2 (ja)
JPH0262131B2 (ja)
JP6835445B2 (ja) 熱可塑性重合体組成物の製造方法
JP2020510128A (ja) 非常に軟質で、非粘着性および透明なスチレン系熱可塑性エラストマー組成物
JPS6268850A (ja) 耐衝撃性に優れたポリアミド含有樹脂組成物
JP3937203B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JP3523353B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0551494A (ja) ポリオレフイン組成物
JP2513962B2 (ja) 耐衝撃性と耐熱変形性に優れたポリオレフィン組成物
JPH0562624B2 (ja)
JP2005112958A (ja) スチレン系樹脂組成物の製法及び樹脂組成物
JP2513951B2 (ja) 耐衝撃性に優れたポリオレフィン組成物
JPH0384062A (ja) ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JPH0443936B2 (ja)
JPS6116963A (ja) 新規な樹脂組成物
JP3357172B2 (ja) 水添ブロック共重合体を含有する樹脂組成物
JP3537537B2 (ja) 樹脂組成物
JP2022146935A (ja) シラン官能化スチレンブロックコポリマー