JPS627785A - 蛍光体 - Google Patents
蛍光体Info
- Publication number
- JPS627785A JPS627785A JP14472585A JP14472585A JPS627785A JP S627785 A JPS627785 A JP S627785A JP 14472585 A JP14472585 A JP 14472585A JP 14472585 A JP14472585 A JP 14472585A JP S627785 A JPS627785 A JP S627785A
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- JP
- Japan
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- phosphor
- rare earth
- phosphate
- boric acid
- boron
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、セリウム、テルビウム共付活稀土類蛍光体に
係り、特に3波長形蛍光ランプ用録色成分として好適な
蛍光体に関する。
係り、特に3波長形蛍光ランプ用録色成分として好適な
蛍光体に関する。
特公昭59−43508 、 特公昭53−3099
2に示される蛍光体は、どちらも、稀土類リン酸塩蛍光
体で。
2に示される蛍光体は、どちらも、稀土類リン酸塩蛍光
体で。
ホウ酸あるいは、リン酸ホウ素は含まれていない。
リン酸ホウ素は、ホウ素または酸化ホウ素を、リン酸あ
るいは、リン酸アンモニウム等と一緒に加熱すると得ら
れ、それ自体は発光しないため、リン酸ホウ素を蛍光体
に混合したのでは、蛍光体の明るさ、発光効率は低下す
る。
るいは、リン酸アンモニウム等と一緒に加熱すると得ら
れ、それ自体は発光しないため、リン酸ホウ素を蛍光体
に混合したのでは、蛍光体の明るさ、発光効率は低下す
る。
本発明の目的は、従来のリン酸ランタン系蛍光体よりも
明るい新規な緑色蛍光体を提供することにある。
明るい新規な緑色蛍光体を提供することにある。
稀土類リン酸塩蛍光体を合成するためには、ランタン、
イツトリウムあるいはガドリニウムの1種類以上と、セ
リウム及びテルビウムを共沈させた酸化物(以下稀土類
共沈酸化物という)に、リン酸成分を加えて、還元性雰
囲気にて1000−1150℃と焼成することによって
得られる。リン酸成分としては、第2リン酸アンモニウ
ム (NH4)。
イツトリウムあるいはガドリニウムの1種類以上と、セ
リウム及びテルビウムを共沈させた酸化物(以下稀土類
共沈酸化物という)に、リン酸成分を加えて、還元性雰
囲気にて1000−1150℃と焼成することによって
得られる。リン酸成分としては、第2リン酸アンモニウ
ム (NH4)。
HPO4が主として用いられる。 このとき、蛍光体の
合成反応を促進させる目的で、少量のホウ素または、ホ
ウ酸塩を加えて焼成すると明るい蛍光体を得られ、ホウ
酸のかわりに酸化ホウ素でもよく′、ホウ酸塩としては
、 アルカリ金属ホウ酸塩(リチウム、ナトリウム等の
ホウ酸塩)が用いられている。これらの添加されたホウ
酸分あるいはホウ酸塩は合成された蛍光体を粉砕し、洗
浄することによって除去され、蛍光体中には残存しない
。
合成反応を促進させる目的で、少量のホウ素または、ホ
ウ酸塩を加えて焼成すると明るい蛍光体を得られ、ホウ
酸のかわりに酸化ホウ素でもよく′、ホウ酸塩としては
、 アルカリ金属ホウ酸塩(リチウム、ナトリウム等の
ホウ酸塩)が用いられている。これらの添加されたホウ
酸分あるいはホウ酸塩は合成された蛍光体を粉砕し、洗
浄することによって除去され、蛍光体中には残存しない
。
あくまで融剤として作用し、蛍光体の構成成分にはなら
ないこの他に、リン酸成分を、理論量(稀土類共沈酸化
物と等モル)より過剰にすると粉末輝度が向上するが、
リン酸分の過剰は、ホン酸、あるいはホウ酸塩を融剤と
して用いたときのように、合成後の洗浄によって容易に
除去できず、過剰リン酸分は、洗浄時に吸湿し、この水
分が、蛍光ランプに使用したときに、ランプの光束働程
に悪影響を及ぼす。
ないこの他に、リン酸成分を、理論量(稀土類共沈酸化
物と等モル)より過剰にすると粉末輝度が向上するが、
リン酸分の過剰は、ホン酸、あるいはホウ酸塩を融剤と
して用いたときのように、合成後の洗浄によって容易に
除去できず、過剰リン酸分は、洗浄時に吸湿し、この水
分が、蛍光ランプに使用したときに、ランプの光束働程
に悪影響を及ぼす。
過剰のリン酸分、ホウ酸、あるいはホウ酸塩の添加が、
粉末輝度向上に効果があるのは、これらの物質が低融点
であるため、蛍光体の焼成時に溶融状態となり、蛍光体
の合成反応を促進し、結晶の成長を助けると考えられる
。ホウ酸あるいは、ホウ酸塩を用いることは公知である
が、ホウ酸と過剰リン酸とを同時に用いることは例をみ
ない。
粉末輝度向上に効果があるのは、これらの物質が低融点
であるため、蛍光体の焼成時に溶融状態となり、蛍光体
の合成反応を促進し、結晶の成長を助けると考えられる
。ホウ酸あるいは、ホウ酸塩を用いることは公知である
が、ホウ酸と過剰リン酸とを同時に用いることは例をみ
ない。
本発明は、リン酸分を理論量より過剰に加え過 −剰分
のリン(P)と等しいモルまたはそれ以上のホウ酸を同
時に加えることによって、蛍光体結晶中にリン酸ホウ素
BPO,を合成せしめることにより、従来の稀土類リン
酸塩とは異なったX線回折パターンを示す新しい蛍光体
を合成することに成功したものである。過剰に加えられ
たリン酸分は、ホウ酸と共に、蛍光体合成反応を助長す
ると共に、反応後には、リン酸ホウ酸となるために。
のリン(P)と等しいモルまたはそれ以上のホウ酸を同
時に加えることによって、蛍光体結晶中にリン酸ホウ素
BPO,を合成せしめることにより、従来の稀土類リン
酸塩とは異なったX線回折パターンを示す新しい蛍光体
を合成することに成功したものである。過剰に加えられ
たリン酸分は、ホウ酸と共に、蛍光体合成反応を助長す
ると共に、反応後には、リン酸ホウ酸となるために。
吸湿性はなく、蛍光ランプに使用しても優れた明るさと
、安定した光束維持率を示す。この蛍光体はX線回折結
果から、リン酸塩とリン酸ホウ酸の共晶化合物となって
いると考えられる。
、安定した光束維持率を示す。この蛍光体はX線回折結
果から、リン酸塩とリン酸ホウ酸の共晶化合物となって
いると考えられる。
稀土類共沈酸化物として、(Lat3.@@ I Ca
oat。
oat。
Tb、、2゜)201分子量334.42を例に説明す
る。
る。
稀土類共沈酸化物、第2リン酸アンモニウム、酸化ホウ
素を第1表に示す割合で混合し、石英ルツボで、空気中
800〜900℃で、2時間焼成し。
素を第1表に示す割合で混合し、石英ルツボで、空気中
800〜900℃で、2時間焼成し。
再び粉砕、混合した後、水素1容量パーセントを含むフ
ォーミングガス中で、1100℃、3時間焼成すると、
緑色蛍光体が合成される。この蛍光体を粉砕、洗剰し、
従来の蛍光体と254nm紫外線励起の粉末輝度を調べ
ると、第1表右端欄のような結果が得られた。即ち、リ
ン酸ホウ素として5モルパーセント以上、60モルパー
セント以下の範囲で焼成前に加えて合成すると、これを
添加しない蛍光体よりも、明るさは1〜5%向上する。
ォーミングガス中で、1100℃、3時間焼成すると、
緑色蛍光体が合成される。この蛍光体を粉砕、洗剰し、
従来の蛍光体と254nm紫外線励起の粉末輝度を調べ
ると、第1表右端欄のような結果が得られた。即ち、リ
ン酸ホウ素として5モルパーセント以上、60モルパー
セント以下の範囲で焼成前に加えて合成すると、これを
添加しない蛍光体よりも、明るさは1〜5%向上する。
稀土類酸化物1モルに対し、過剰なリン酸分をXモル、
ホウ酸分をyモルとすると、この蛍光体は一般式として
次のようになる。
ホウ酸分をyモルとすると、この蛍光体は一般式として
次のようになる。
Lnz○2 ・ (1+X)PxOx”IBzOaLn
は、セリウム、テルビウム、ランタンからなり、ランタ
ンの1部又は全部を、イツトリウムまたは、ガドリニウ
ムで置換してもよい。Xとyとは、等しいか若干yの方
が多い方が望ましい。これは、y<x とな゛ると、
BPO,の他に過剰のPが残ることになり、蛍光ランプ
の特性に悪影響を与えるからである。蛍光体中にBPO
4が生産されているかどうかは、X線回折によって調べ
ることができる。ランタン、セリウム、テルビウム共沈
酸化物を用いた場合の第1表のxg回折図を第2図に示
す、Aは従来の蛍光体で第1表のN016でありBは本
発明の蛍光体で第1表のN013゜Cは、単独に合成さ
れたリン素ホウ酸BPO4のX線回折図である。図中の
マ印がBPO,の回折線を示している。図中の0印(マ
印以外)は土類酸リン酸塩の回折線である。本蛍光体の
合成時に。
は、セリウム、テルビウム、ランタンからなり、ランタ
ンの1部又は全部を、イツトリウムまたは、ガドリニウ
ムで置換してもよい。Xとyとは、等しいか若干yの方
が多い方が望ましい。これは、y<x とな゛ると、
BPO,の他に過剰のPが残ることになり、蛍光ランプ
の特性に悪影響を与えるからである。蛍光体中にBPO
4が生産されているかどうかは、X線回折によって調べ
ることができる。ランタン、セリウム、テルビウム共沈
酸化物を用いた場合の第1表のxg回折図を第2図に示
す、Aは従来の蛍光体で第1表のN016でありBは本
発明の蛍光体で第1表のN013゜Cは、単独に合成さ
れたリン素ホウ酸BPO4のX線回折図である。図中の
マ印がBPO,の回折線を示している。図中の0印(マ
印以外)は土類酸リン酸塩の回折線である。本蛍光体の
合成時に。
さらに過剰のホウ酸分、あるいは、アルカリ金属等のホ
ウ酸塩を融剤として加えることは、何らさしつかえなく
、融剤添加の効果は従来品と同様に加算され、洗浄後の
蛍光体中に融剤成分は残存しない。
ウ酸塩を融剤として加えることは、何らさしつかえなく
、融剤添加の効果は従来品と同様に加算され、洗浄後の
蛍光体中に融剤成分は残存しない。
リン酸ホウ素は、リン酸及びホウ酸の混合液を蒸発し、
加熱して得るか、ホウ酸(又は酸化ホウ素)とリン酸ア
ンモニウムを加熱すると得られ、できあがったリン酸ホ
ウ素BPO,は、1450℃以上にならないと蒸気圧が
認められないような安定した物質である。したがって、
前もって合成されたBPO,を稀土類リン酸塩蛍光体合
成時に添加したのでは、融剤としての作用はせず、単に
発生しない不純物を添加したことになり、蛍光体の明る
さは低下してしまう。本発明は、稀土類リン酸塩の合成
時に、リン酸分とホウ酸分を同時に加えて蛍光体結晶中
にBPO,を合成せしめることを特徴としたものである
。
加熱して得るか、ホウ酸(又は酸化ホウ素)とリン酸ア
ンモニウムを加熱すると得られ、できあがったリン酸ホ
ウ素BPO,は、1450℃以上にならないと蒸気圧が
認められないような安定した物質である。したがって、
前もって合成されたBPO,を稀土類リン酸塩蛍光体合
成時に添加したのでは、融剤としての作用はせず、単に
発生しない不純物を添加したことになり、蛍光体の明る
さは低下してしまう。本発明は、稀土類リン酸塩の合成
時に、リン酸分とホウ酸分を同時に加えて蛍光体結晶中
にBPO,を合成せしめることを特徴としたものである
。
本発明の蛍光体を用いた蛍光ランプの光束は。
従来品よりも、単色で1〜5%向上し、光束維持率は、
従来品と変らない。また、本蛍光体は、3波長形蛍光ラ
ンプの緑色成分としても優れ、従来から用いられている
アルミン酸塩MgCeA11101* : T l)よ
り安価であり、リン酸ランタン(La、Ce、Tb)
PO,よりも明るく優れている。
従来品と変らない。また、本蛍光体は、3波長形蛍光ラ
ンプの緑色成分としても優れ、従来から用いられている
アルミン酸塩MgCeA11101* : T l)よ
り安価であり、リン酸ランタン(La、Ce、Tb)
PO,よりも明るく優れている。
図面の簡単な説明
第1図は、稀土類リン酸塩中に合成されたリン酸ホウ素
BPO4のモルパーセントと粉末輝度の関係を示すグラ
フ、第2図、Aは、従来のリン酸ランタン系蛍光体、B
は本発明の蛍光体、Cは、単独に合成されたリン酸ホウ
素のxvA回折図である。
BPO4のモルパーセントと粉末輝度の関係を示すグラ
フ、第2図、Aは、従来のリン酸ランタン系蛍光体、B
は本発明の蛍光体、Cは、単独に合成されたリン酸ホウ
素のxvA回折図である。
べ
、・:
第 l 固
BPO4(もル%)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式 Ln_2O_3(1+X)P_2O_5、yB_2O_
3X≦Y、0.05≦X≦0.6 0.05≦Y≦0.6 Lnは、セリウム(Ce)、テルビウム(Tb)を含み
、その他に、ランタン(La)、イツトリウム(Y)、
ガドリニウム(Gd)の中の少なくとも1種以上を含む
稀土類元素であることを特徴とする蛍光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14472585A JPS627785A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 蛍光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14472585A JPS627785A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 蛍光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS627785A true JPS627785A (ja) | 1987-01-14 |
Family
ID=15368867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14472585A Pending JPS627785A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 蛍光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS627785A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04208196A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-29 | Juki Corp | ミシンのペダル装置 |
WO2000030152A1 (en) * | 1998-11-18 | 2000-05-25 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Luminescent material |
JP2012521342A (ja) * | 2009-03-24 | 2012-09-13 | ロデイア・オペラシヨン | コア/シェルランタンセリウムテルビウムリン酸塩、前記リン酸塩を含有する蛍光体および調製方法 |
-
1985
- 1985-07-03 JP JP14472585A patent/JPS627785A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04208196A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-29 | Juki Corp | ミシンのペダル装置 |
WO2000030152A1 (en) * | 1998-11-18 | 2000-05-25 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Luminescent material |
JP2012521342A (ja) * | 2009-03-24 | 2012-09-13 | ロデイア・オペラシヨン | コア/シェルランタンセリウムテルビウムリン酸塩、前記リン酸塩を含有する蛍光体および調製方法 |
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