JPH0629419B2 - 螢光体 - Google Patents
螢光体Info
- Publication number
- JPH0629419B2 JPH0629419B2 JP19104084A JP19104084A JPH0629419B2 JP H0629419 B2 JPH0629419 B2 JP H0629419B2 JP 19104084 A JP19104084 A JP 19104084A JP 19104084 A JP19104084 A JP 19104084A JP H0629419 B2 JPH0629419 B2 JP H0629419B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- rare earth
- oxide
- present
- emission output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Luminescent Compositions (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、発光出力を改善した螢光体に関するものであ
る。
る。
従来例の構成とその問題点 酸化ホウ素を主成分とする螢光体は比較的低温の焼成で
目的とする螢光体を得ることができ、かつ、材料費が安
価であることから、螢光体製造上大きな長所がある。一
方、希土類元素を螢光体の付活剤として用いた場合、安
定で高効率な螢光体が得られるため、近年、希土類付活
螢光体の応用分野は増大の一途をたどっている。そのよ
うな状況下で、希土類を付活剤として用いた酸化ホウ素
系螢光体の研究開発活動は活発である。たとえば、G.
Blasse and A.Bril;Philips
Tech−Rev31(1970)に見られるよう
に、希土類アルミボレイトは、Eu3+やTb3+の発
光を示すものであり、特に、Tb3+の発光に関して
は、その分光分布が、三波長域発光形螢光ランプの緑色
成分に適しているため、この螢光体の発光効率改善が望
まれていた。
目的とする螢光体を得ることができ、かつ、材料費が安
価であることから、螢光体製造上大きな長所がある。一
方、希土類元素を螢光体の付活剤として用いた場合、安
定で高効率な螢光体が得られるため、近年、希土類付活
螢光体の応用分野は増大の一途をたどっている。そのよ
うな状況下で、希土類を付活剤として用いた酸化ホウ素
系螢光体の研究開発活動は活発である。たとえば、G.
Blasse and A.Bril;Philips
Tech−Rev31(1970)に見られるよう
に、希土類アルミボレイトは、Eu3+やTb3+の発
光を示すものであり、特に、Tb3+の発光に関して
は、その分光分布が、三波長域発光形螢光ランプの緑色
成分に適しているため、この螢光体の発光効率改善が望
まれていた。
発明の目的 本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、T
b3+の発光を利用した希土類アルミボレイト螢光体の
発光効率を改善した螢光体を提供するものである。
b3+の発光を利用した希土類アルミボレイト螢光体の
発光効率を改善した螢光体を提供するものである。
発明の構成 本発明は、既知の希土類アルミボレイト螢光体にリンを
固溶させて発光出力を改善するようにしたものである。
固溶させて発光出力を改善するようにしたものである。
実施例の説明 発明者らは、Tb3+で付活された希土類アルミボレイ
ト螢光体について種々の実験を行なった結果、この螢光
体にリンを固溶させることによって発光出力を一層向上
させることを見出した。
ト螢光体について種々の実験を行なった結果、この螢光
体にリンを固溶させることによって発光出力を一層向上
させることを見出した。
すなわち、発明者らの実験によれば、本発明の螢光体
は、その組成式が であり、上記組成式において、0.05≦a≦0.6,
2≦x≦5,3≦y≦6,0.01≦z≦2の場合に、
発光出力向上が認められたものである。さらに言えば、 a<0.05,a<0.6,x<2,x<5,y<3に
おいてもリンの固溶により発光出力の向上を認めること
ができるが、本来の組成式で示めされる(Ce0.6T
b0.4)・Al3B4O12螢光体より劣るものであ
る。また、y<6では、螢光体焼成において、固化を起
こし、製造上好ましくない。さらに、z<0.01の場
合はリン固溶の効果がなく、z>2の範囲ではTb3+
発光のサブピークである570〜580nmの発光出力
と主発光ピークである540nm付近の発光出力の比が
変わり、異なった分光分布をもつ螢光体となってしま
う。
は、その組成式が であり、上記組成式において、0.05≦a≦0.6,
2≦x≦5,3≦y≦6,0.01≦z≦2の場合に、
発光出力向上が認められたものである。さらに言えば、 a<0.05,a<0.6,x<2,x<5,y<3に
おいてもリンの固溶により発光出力の向上を認めること
ができるが、本来の組成式で示めされる(Ce0.6T
b0.4)・Al3B4O12螢光体より劣るものであ
る。また、y<6では、螢光体焼成において、固化を起
こし、製造上好ましくない。さらに、z<0.01の場
合はリン固溶の効果がなく、z>2の範囲ではTb3+
発光のサブピークである570〜580nmの発光出力
と主発光ピークである540nm付近の発光出力の比が
変わり、異なった分光分布をもつ螢光体となってしま
う。
また、本発明の螢光体は、リンを固溶させないものに比
べて、螢光ランプに利用した場合、寿命中の劣化率が小
さいことも認められた。
べて、螢光ランプに利用した場合、寿命中の劣化率が小
さいことも認められた。
以下、本発明の実施例について述べる。
実施例1 酸化セリウム 00.2g 酸化テルビウム 72.6g 酸化アルミニウム 178.1g 無水ホウ酸 275.9g リン酸水素アンモニウム 12.0g 上記原料をボールミルなどで十分に粉砕混合し弱還元性
雰囲気中、1000〜1200℃の温度で数時間焼成
し、同じ雰囲気で冷却後、粉砕,水洗を行ない、再度,
弱還元性雰囲気中、1000〜1200℃の温度で数時
間焼成して、求める螢光体を得た。
雰囲気中、1000〜1200℃の温度で数時間焼成
し、同じ雰囲気で冷却後、粉砕,水洗を行ない、再度,
弱還元性雰囲気中、1000〜1200℃の温度で数時
間焼成して、求める螢光体を得た。
この螢光体の原料混合物は、10%過剰の無水ウ酸およ
びリン酸水素アンモニウムを加えており、得られた螢光
体の組成式はCe0.6Tb0.4Al3.6B4.4
P0.06O13.7で、Ce0.6Tb0.4Al3
B4O12に比して120%,Ce0.7Tb0.3M
gAl11O19に比して105.0%の輝度であっ
た。
びリン酸水素アンモニウムを加えており、得られた螢光
体の組成式はCe0.6Tb0.4Al3.6B4.4
P0.06O13.7で、Ce0.6Tb0.4Al3
B4O12に比して120%,Ce0.7Tb0.3M
gAl11O19に比して105.0%の輝度であっ
た。
以下、実施例1と同様な焼成方法で第1表に示すとお
り、様々な組成の蛍光体を作成し、それぞれの輝度を調
べたところ、第2表に示すとおりの結果が得られた。
り、様々な組成の蛍光体を作成し、それぞれの輝度を調
べたところ、第2表に示すとおりの結果が得られた。
第2表中、A(%)はCe0.6Tb0.4Al3B4
O12に対する相対輝度、B(%)はCe0.7Tb
0.3MgAl11O19に対する相対輝度を示す。
O12に対する相対輝度、B(%)はCe0.7Tb
0.3MgAl11O19に対する相対輝度を示す。
上記実施例において、希土類原料を酸化物として用いた
が、熱分解によって酸化物となる炭酸塩やシュウ酸塩等
を使用してもよく、同様に酸化ホウ素,酸化リンの原料
としても、熱分解によって酸化物となる各種塩を用いて
も同様な特性をもつ螢光体を得ることができる。
が、熱分解によって酸化物となる炭酸塩やシュウ酸塩等
を使用してもよく、同様に酸化ホウ素,酸化リンの原料
としても、熱分解によって酸化物となる各種塩を用いて
も同様な特性をもつ螢光体を得ることができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明は希土類アルミボレイト螢
光体にリンを固溶させることによって、発光出力を向上
させた優れた緑色螢光体を提供することができるもので
ある。
光体にリンを固溶させることによって、発光出力を向上
させた優れた緑色螢光体を提供することができるもので
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式が (ただし、0.05≦a≦0.6,2≦x≦5,3≦y
≦6,0.01≦z≦2,Lnは、Ce,Y,La,G
d,Lu,Dyのうち少なくとも一種を示す元素)で表
わされる螢光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19104084A JPH0629419B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 螢光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19104084A JPH0629419B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 螢光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169886A JPS6169886A (ja) | 1986-04-10 |
JPH0629419B2 true JPH0629419B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=16267884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19104084A Expired - Lifetime JPH0629419B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 螢光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629419B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0406554A3 (en) * | 1989-07-06 | 1991-08-28 | Samsung Electron Devices Co., Ltd. | Phosphors and color cathode ray tubes using same |
US9981415B2 (en) | 2007-09-10 | 2018-05-29 | Ehc Canada, Inc. | Method and apparatus for extrusion of thermoplastic handrail |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP19104084A patent/JPH0629419B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6169886A (ja) | 1986-04-10 |
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