JPS627472Y2 - - Google Patents

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JPS627472Y2
JPS627472Y2 JP2062881U JP2062881U JPS627472Y2 JP S627472 Y2 JPS627472 Y2 JP S627472Y2 JP 2062881 U JP2062881 U JP 2062881U JP 2062881 U JP2062881 U JP 2062881U JP S627472 Y2 JPS627472 Y2 JP S627472Y2
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JP
Japan
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sheet
microporous
pore diameter
heating bag
present
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JP2062881U
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JPS57134117U (ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、均一化された透湿性の制御機能を有
するシートを用いた加温袋に関する。
近年、鉄粉、その他、空気との接触により反応
して発熱する物質を包装した加温袋が商品化され
ている。該加温袋は低い透湿性を有するシートの
機能を利用し、空気との反応によつて生じる熱に
よつて生成する水蒸気の放散を制限することによ
り反応を制御し、発生する熱を長期間適量に保つ
ものである。しかしながら、従来、加温袋に用い
るシートにおいて、上記機能を満足するものはほ
とんど存在しない。即ち、従来の加温袋に用いら
れているシートは、不織布、紙等の通気性シート
と該通気性シートの透湿性を制限する低通気性シ
ートとを貼合せて構成されるが、通気性シートの
透湿性は著しく大きく、これらを所期の値に制限
するには貼合せる低通気性シートに設ける孔を極
めて小さくする必要がある。ところが、このよう
に小さい孔を均一に設けることは極めて困難で、
得られるシートによつて透湿性にバラツキが生ず
る。そして、前記加温袋にあつては該シートの透
湿性のバラツキによつて製品間において発生する
熱量のバラツキを招く。また、前記加温袋中の物
質が粉体であつて、該シートの低通気性シートを
袋の内側に向けて使用するとき、該粉体によつて
孔がふさがれ、充分に熱量が発生しないこともあ
る。そのため、上述した従来のシートの欠点を解
消したシートの開発が望まれている。
本考案者等は上記課題の達成に努力を重ねた結
果、一方の面を特定な孔径の微多孔面で、他方の
面を特定な孔径の粗多孔面で構成し、夫々の孔を
互いに連通したシートを前記の加温袋の袋を構成
するシートとして用いることによつて、前記課題
を達成し本考案を提案するに至つた。
本考案は、片面に孔径が0.1〜7μの孔を主と
して有する微多孔面A、他面に孔径が0.5mm以上
の粗多孔面Bを有し、且つ微多孔面Aと粗多孔面
Bの孔が互いに連通してなるシートよりなる袋に
発熱粉体を内蔵した加温袋である。
本考案において、発熱粉体は、空気との接触に
より発熱し、水蒸気を発生する粉体であれば特に
制限されない。例えば、鉄粉を発熱成分として含
有するものが一般的である。
以下、本考案を添付図面に準じて詳細に説明す
るが、本考案はこれらの添付図面に限定されるも
のではない。
第1図は本考案の加温袋の袋を構成するシート
の部分断面をモデル的に示した図である。かかる
シートは片面に孔径dが0.1〜7μ、好ましく
は0.1〜5μの孔を主として有する微多孔面Aを
有し、他面に孔径Dが0.5mm以上、好ましくは1
mm以上の粗多孔面Bを有することが必要である。
即ち、微多孔面Aの孔径が上記範囲より小さいと
該面の孔の孔径が透湿性を左右するようになる。
このようなミクロンオーダーでシートの透湿性を
均一に制御することは実質的に不可能であり、加
温袋の発熱量にバラツキが生じる。また、該孔径
が前記範囲より大きいと、他面の粗多孔面Bによ
つて透湿性を制御するとき、その孔径を極めて小
さくする必要があり、前記した如くシートの透湿
性にバラツキが生じる。従つて、微多孔面Aの孔
径を前記範囲内にすることにより、粗多孔面Bの
孔を正確に設けることができる程度に大きい孔径
とすることができ、均一化された透湿性を該シー
トに与えることができ、これにより安定した発熱
量を有する加温袋を構成することが可能である。
尚、前記「主として」とは全体の90%以上、好
ましくは95%以上を示す。粗多孔面Bの孔径が前
記範囲より小さいと正確な大きさで孔を設けるこ
とが困難となり、シートの透湿性にバラツキが生
じる。また、該孔径の上限は目的とする透湿性に
応じて適宜決定すればよい。一般に3mm程度が上
限とされる。また、微多孔面A及び粗多孔面Bの
夫々の開口率は55〜90%、好ましくは60〜80%、
及び1〜40%、好ましくは1〜30%となるように
するのが好ましい。
本考案において、微多孔面Aと粗多孔面Bとは
互いに連通してなる。上記連通の仕方は特に制限
されないが、微多孔面Aの孔が少なくとも粗多孔
面Bの孔の部分において該孔と連通していること
が好ましい。
本考案に使用するシートは上述した構造を有す
るものであれば如何なる方法で得られたものでも
よい。例えば、第2図は本考案に使用するシート
の最も代表的な態様を示す概略図である。第2図
において、シートは微多孔性シート2と粗孔4
を有する有孔フイルム3とを重ね合せて構成され
る。該微多孔性シート2は前記微多孔面Aを構成
し、裏面まで貫通した孔を有するものであれば公
知のシートが特に制限なく使用される。例えば、
無機充填剤を40%以上含有したポリオレフイン樹
脂をシート状物に成形した後、これを少なくとも
1軸方向に延伸することによつて得られる微多孔
性シートが好適に使用される。無機充填剤として
は炭酸カルシウム、石膏等が、またポリオレフイ
ン樹脂としてはポリプロピレン樹脂が一般的であ
る。また、有孔フイルム2は公知のポリオレフイ
ン樹脂製有孔フイルムが好適に使用される。例え
ば、前記微多孔性シートに対してはポリエチレン
製の有孔フイルムを用いることが、両者の孔径を
変えることなく熱融着することができ好ましい。
本考案においてシートは、均一化された透湿性
の制御機能を有するため、前記加温袋の袋を構成
するシートとして用いたとき、得られる製品間に
おける発熱量のバラツキがなく、常に一定の品質
を有する製品を得ることができる。
本考案の効果を立証するため、下記の要領で得
られたシートを用いて加温袋を製作してその性能
を試験した。まず、重質炭酸カルシウム(平均粒
径3μ)を70重量部、ポリプロピレン30重量部に
少量の安定剤と分散助剤を添加して作つたペレツ
トを用いてシート状に押出し、これを面積で5.5
倍になる様に120℃で延伸して、厚さ100μの微多
孔性シートを得た。
該シートは開口率が70%、95%以上の孔が0.2
〜5μを有する微多孔面を有していた。
この微多孔性シートに開口率25%、孔径2mm、
厚さ40μのポリエチレンフイルムを125℃で熱接
着し本考案のシートを作成した。このようにして
得られたシートを用いて第3図に示す如く鉄粉−
食塩水−パーライト−活性炭よりなる発熱粉体5
を包装した加温体を20個製作し、発熱量のバラツ
キを測定したところ、ほとんど差が生じなかつ
た。しかし、従来の加温袋に用いられているシー
ト、例えば不織布(孔径20μ以上)とポリエチレ
ンフイルムとを重ね合せ、上記加温袋と同じ程度
の発熱量が得られるように該ポリエチレンフイル
ムに孔をあけたシートを用いて、同様の試験を行
なつた結果、温度差で5〜10℃の発熱量のバラツ
キがあり、また持続時間のかなり短いものも存在
した。
また、上記加温袋のシートを不織布から微多孔
性ポリプロピレンシート(平均孔径0.05μ)に代
えた場合、上記の比較のための例と同様に5〜10
℃の温度差で発熱量にバラツキが生じた。
本考案のシートは上記加温袋に用いるシートに
その用途が限定されるものではなく、均一化され
た透湿性の制御機能を要求される種々の分野にお
いて使用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の加温袋を構成するシートの部
分断面を示すモデル図、第2図は本考案の加温袋
を構成するシートの代表的な態様を示す概略図、
第3図は本考案の加温袋の断面図である。 また、図においてはシート、2は微多孔性シ
ート、3は有孔フイルム、4は粗孔、5は発熱粉
体を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 片面に孔径が0.1〜7μの孔を主として有す
    る微多孔面A、他面に孔径が0.5〜3mmの粗多
    孔面Bを有し、且つ微多孔面Aと粗多孔面Bの
    孔が互いに連通したシートよりなる袋に発熱粉
    体を内蔵した加温袋。 2 シートの微多孔面A及び粗多孔面Bの開口率
    が夫々55〜90%及び1〜40%である実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の加温袋。
JP2062881U 1981-02-18 1981-02-18 Expired JPS627472Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2062881U JPS627472Y2 (ja) 1981-02-18 1981-02-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2062881U JPS627472Y2 (ja) 1981-02-18 1981-02-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57134117U JPS57134117U (ja) 1982-08-21
JPS627472Y2 true JPS627472Y2 (ja) 1987-02-20

Family

ID=29818529

Family Applications (1)

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JP2062881U Expired JPS627472Y2 (ja) 1981-02-18 1981-02-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989005130A1 (en) * 1987-12-07 1989-06-15 Ferric Inc. Hot compress structure

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JPS5372070A (en) * 1976-12-10 1978-06-27 Nippon Oil Co Ltd Production of porous diaphragm
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JPS57134117U (ja) 1982-08-21

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