JP2985363B2 - 防湿包装材の製造法 - Google Patents

防湿包装材の製造法

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JP2985363B2 JP3105340A JP10534091A JP2985363B2 JP 2985363 B2 JP2985363 B2 JP 2985363B2 JP 3105340 A JP3105340 A JP 3105340A JP 10534091 A JP10534091 A JP 10534091A JP 2985363 B2 JP2985363 B2 JP 2985363B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度40℃、相対湿度
90%で透湿度(JISZ0208による測定)が、3
g/m2 ・24h 以下という高防湿性をも実現する省資源
および無公害の紙を基材とする防湿包装材の製造法に関
する。さらに、詳しくは、薬品、食品などを直接包装
し、長期間の防湿用保持の用途に使用できる紙を基材と
する防湿包装材の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な防湿包装材には、防湿性および
ヒートシール強度を有する汎用性の結晶性合成樹脂フイ
ルムが使用されている。しかし、ポリエチレンあるいは
無延伸ポリプロピレンなどのフイルムでは、透湿度(温
度40℃、相対湿度90%でJIS Z0208により
測定したもの、以下、透湿度の値は、特にことわらない
限りこれと同じ方法による)が二桁の値であり、防湿性
が優れているとされているポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニルーポリ塩化ビニリデン共重合体などのフイルムでも
3〜6g/m2 ・24h 程度の透湿度である。しかし、3
〜6g/m2 ・24h 程度の透湿度であっても、塩素含有
のものでは、食品などの一般的な防湿包装材としては制
約があり、食品などの一般的な防湿包装材として使用さ
れる結晶性合成樹脂フイルム単独での透湿度は、最低で
も10g/m2 ・24h 程度とされている。したがって、
それ以上の防湿性を得るには、フイルムを厚くする必
要、例えば250ミクロンメータ以上、があるとされて
いる。
【0003】そのために、より大きい防湿性が必要な場
合には、ヒートシール性、食品衛生適性のある結晶性合
成樹脂フイルムの上に更に結晶性合成樹脂をラミネート
したり、あるいはアルミニュム箔を蒸着するなどして積
層する手段が採られている。積層する樹脂の組み合わせ
には、二軸延伸ポリプロピレンーアルミニュム蒸着ポリ
塩化ビニリデンコートポリプロピレン、アルミニュム蒸
着ポリエチレンテレフタレートーポリプロピレン、ポリ
エチレンーアルミニュム箔などがある。しかし、これら
の結晶性合成樹脂フイルム包装材は、回収再使用ができ
ないので資源の浪費となり、使用後も焼却あるいは埋立
て地に埋めるなどして処分する以外に方法がない。しか
も、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどの塩素含
有樹脂が包装材に含まれていると、焼却の際に塩素ガス
が発生して焼却炉を損傷させ、しかも、その際に発生す
るダイオキシンが人体に悪影響を与えて産業公害を引き
起こす。
【0004】また、埋立て地に埋められた包装材も、結
晶性合成樹脂フイルム自体が分解あるいは崩壊すること
がないので、埋立て地にそのまま残って環境の汚染を引
き起こす。そこで、リサイクルシステムによる資材の再
使用による省資源化、省エネルギー化が実現でき、産業
公害を生じない防湿包装材、すなわち、紙に防湿層を形
成させた防湿包装材、が提案されている(特公昭55−
22597号公報、特開昭59−66598号公報、特
公平2−1671号公報)。これら防湿包装材は、ワッ
クスの不十分な防湿性をワックスと高分子物質との均一
混合物の層により向上させようとするものである。すな
わち、ワックス含有防湿層の防湿性の向上は、ワックス
と高分子物質の均一混合物の塗布による被膜であること
が必要とされていた。しかし、合成ゴムとワックスのエ
マルジョンの被膜では、透湿度が18〜500g/m2
・24h という低透湿でしかなく(特公昭55−2259
7号公報、特開昭59−66598号公報)、結晶性合
成樹脂フイルム包装材の代りになるようなものでない。
【0005】また、透湿度測定時の透湿度を大きく変動
させる塗布量、すなわち、塗布層厚さ、が不明であるの
で、どの程度の高防湿性が実際に得られているのか不明
であるが、アクリルエマルジョンとワックスエマルジョ
ンとの混合エマルジョン(90〜50:10〜50)の
塗布層により、或る程度の高防湿性を段ボール原紙に付
与できるとされている(特公平2−1671号公報)。
しかし、このような提案にもかかわらず、結晶性合成樹
脂フイルム包装材に置き替えて使用することができる紙
を基材とする高防湿性の防湿包装材であって、実際の使
用に供しうるものが存在していなかった。そのために、
省資源および無公害の観点から、結晶性合成樹脂フイル
ム包装材に置き替えて食品、薬品などの長期の保存に使
用することができる紙を基材とする高防湿性の防湿包装
材の実現が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の結晶
性合成樹脂フイルムの防湿性に替えて使用することがで
き、薬品、食品などを直接包装して長期間の防湿用保持
に使用することができ、リサイクルシステムにより紙を
再使用することができる紙を基材とする高防湿性の防湿
包装材を提供すること、を目的する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による紙を基材と
する防湿包装材の製造法は、最低造膜温度1℃以上の重
合体水分散液を紙面に塗工して第一の層を形成させ、ワ
ックスと重合体との水分散液を第一の層に塗工し、乾燥
を加熱下で行って第二の層を形成させることにより、第
一および第二の層からなる防湿性の複合層を紙に形成さ
せること、を特徴とする。
【0008】
【発明の効果】本発明により、従来困難とされていた高
防湿性を有する紙を基材とする防湿包装材を得ることが
できて、結晶性合成樹脂フイルム防湿包装材の紙を基材
とする防湿包装材への切り替えが可能となる。
【0009】すなわち、本発明による防湿包装材では、
食品などの一般的な防湿包装材として使用される結晶性
合成樹脂フイルム単独での透湿度よりも低い10g/m
2 ・24h 以下という低透湿度の防湿性を得ることができ
る。特に透湿度が3g/m2 ・24h 以下という高防湿
性、すなわち低透湿度の結晶性合成樹脂フイルムよりも
高い防湿性、をも得ることができる。したがって、薬
品、食品などを直接包装して高防湿状態で長期間保存す
ることができる。また、使用後は、故紙の回収工程で容
易に紙を回収して紙の省資源となる。
【0010】〔発明の具体的説明〕本発明による紙を基
材とする防湿包装材は、具体的には、先ず透湿性重合体
被膜を紙面に形成し、その上にワックス含有被膜(ワッ
クスと重合体とからなる防湿性被膜)を形成することで
得られた両被膜の一体的な被膜、すなわち複合被膜、を
有する包装材である。その防湿包装材の製造法は、最低
造膜温度1℃以上の重合体エマルジョンを紙面に塗工、
乾燥して透湿性重合体被膜を形成する。次に、ワックス
と重合体とのエマルジョンを透湿性重合体被膜に塗工
し、加熱乾燥してワックス含有被膜を形成するものであ
る。
【0011】そして、本発明による複合被膜、それを形
成させる重合体被膜およびワックス含有被膜について、
下記の事項が本発明者により見出だされた。 (イ)個別に形成した透湿性重合体被膜とワックス含有
被膜とを積層したものより、複合被膜の防湿性が著しく
高い。また、その積層したものの厚さを複合被膜よりも
大きくしてもその防湿性が複合被膜よりも著しく低い。 (ロ)透湿性重合体被膜のみを積層し、その厚さを複合
被膜より大きくしても、その防湿性が複合被膜よりも著
しく低い。 (ハ)重合体の種類および(または)ワックスと重合体
との組成比率を変えることにより低透湿度のワックス含
有被膜を形成し、その被膜を複合被膜より厚くしてもそ
の防湿性が複合被膜より相当に低い。 (ニ)本発明以外の方法により低透湿性の重合体被膜を
形成し、その上にエマルジョンからワックス含有被膜を
形成しても、その被膜の防湿性が相当に低い。 (ホ)複合被膜中の重合体被膜が低透湿性に変化してい
た。すなわち、複合被膜形成過程で重合体被膜が透湿性
から低透湿性に変化していた。 これらから、本発明による複合被膜は、従来の紙防湿用
ワックス含有被膜にはない防湿機能が付加されたもの、
従来とは異なる防湿機能が生成したもの、あるいは両者
が共に生じたものであるとすることができるものであ
る。
【0012】<基材>本発明において使用する紙は、防
湿包装材の基材となるものである。紙それ自体について
は特に制約がなく、包装に使用することができるもので
あれば、紙の種類および製法を問わず使用することがで
きる。本発明において使用する紙として好ましいものを
例示すれば、筆記用紙、印刷用紙、包装用紙、板紙など
がある。ただし、平滑度が低い紙の場合、通常の塗工手
段で「塗布むら」が生じ易い。したがって、平滑度(J
IS P8119による)が高い紙が好ましく、好まし
くは50秒以上、特に好ましくは100秒以上の平滑度
のものである。紙がサイジングされていないか、あるい
はサイズ度が弱い場合には、塗工した被膜から紙への水
の浸透速度が速すぎて、この場合も「塗布むら」および
「被膜のスジ」が発生しやすい。したがって、サイズ度
(JIS P8122による)が、好ましくは1秒以
上、特に好ましくは3秒以上である紙を使用するのが好
ましい。
【0013】紙はセルロース繊維からできているので、
水分散液の塗工とその後の乾燥の過程で膨潤して収縮す
る。そのために第一および第二の層の形成の際にそれら
の層被膜も紙の膨潤と収縮に追従し、層被膜が追従でき
ないと被膜に「スジ」が生ずるようになる。したがっ
て、紙の膨潤から収縮に至る挙動が大きくないもの、す
なわち、浸水伸度が小さいもの、が好ましい。浸水伸度
は、「ヨコ」伸びで好ましくは4%以下、特に好ましく
は3%以下である。
【0014】<第一の層>本発明においては、先ず最低
造膜温度1℃以上の重合体水分散液を紙面に塗工し、乾
燥して第一の層を紙面に形成する。第一の層は、透湿性
を有する重合体被膜である。すなわち、重合体水分散液
の塗工による塗工膜を紙面(紙繊維の集合面)に形成
し、その塗工膜を紙繊維の集合面で乾燥して被膜にす
る。しかも、重合体被膜が、最低造膜温度1℃以上とい
う成膜性を分散液に与える程度の軟らかさの重合体から
なるので、適切な透湿性、すなわち、高防湿性の複合被
膜を形成するのに適した透湿性、を有するものになる。
【0015】本発明によれば、第一の層の透湿度は、最
低造膜温度1℃以上の重合体水分散液による重合体被膜
の透湿度であればよい。しかし、本発明による効果を最
も享受する、すなわち本発明による防湿包装材が3g/
2 ・24h 以下という低透湿度を有する、のは、第一の
層の透湿度が、好ましくは500〜7000g/m2
24h 、特に好ましくは1000〜5000g/m2 ・24
h 、の範囲である場合である。
【0016】これらの透湿度を有する重合体被膜は、1
℃以上の温度領域で適切な最低造膜温度を重合体水分散
液に与える重合体を選択するなどの方法により得ること
ができる。重合体の選択は、例えば、種類、分子量、ガ
ラス転移点あるいは共重合比などの点から、行なわれ
る。例えば、最低造膜温度10〜35℃の重合体水分散
液、例えばスチレンーブタジエン共重合体のエマルジョ
ン、から透湿度500〜7000g/m2 ・24h の重合
体被膜を形成することができる。なお、第一の層の重合
体被膜は、重合体水分散液から形成するので紙面のみな
らずに紙中でも紙繊維に定着して形成されている。
【0017】「重合体水分散液」は、重合体が細粒子状
で水に安定して分散しているものである。しかも、1℃
以上の最低造膜温度の成膜性を有するものである。
重合体水分散液の代表的なものは、重合体のエマルジョ
ンである。「エマルジョン」の用語は、狭義あるいは広
義に使用されている。しかし、本発明の説明では、重合
体のエマルジョンは、重合体を細粒子状で乳化剤で安定
して水に分散させたものの意味で使用している。また、
重合体とワックスとのエマルジョンは、重合体とワック
スとを細粒子状で乳化剤で安定して水に分散させたもの
の意味で使用している。さらに、単に「エマルジョン」
というときは、重合体のエマルジョン、または重合体と
ワックスのエマルジョンを略称したものである。なお、
慣習上「ポリマーエマルジョン」または単に慣習上「エ
マルジョン」と称されているものは、合成樹脂を細粒子
状に乳化剤で安定して水に分散させたものであり、本発
明で使用しうる重合体のエマルジョンに含まれる。ま
た、ゴムを細粒子状で乳化剤で安定して水に分散させた
ものを慣習上ラテックスと称する場合がある。しかし、
ゴムも重合体であるので、慣習上ラテックスと称される
ものも本発明で使用することができる重合体のエマルジ
ョンに含まれる。
【0018】エマルジョンの製造については、制約がな
く、重合、例えば乳化重合、したものから直接に得られ
るエマルジョン、あるいは予め重合した重合体を後から
水に細粒子状に乳化剤で安定して分散させたエマルジョ
ンのいずれであってもよい。また、エマルジョンは、複
数のエマルジョンを混合することにより調製したもので
もよい。なお、エマルジョンには、乳化剤以外に種々の
成分、例えば、水溶性重合開始剤、分散安定剤など、が
含まれているが、第一の層に使用するエマルジョンに関
する限り特に制約がない。なお、「最低造膜温度1℃以
上」とは、重合体水分散液が1℃以上の温度で成膜能力
があることをいう。なお、1℃未満であると本発明によ
る複合被膜の防湿性が低くなる。重合体水分散液は、そ
の最低造膜温度があまり高くなりすぎると第一の層の重
合体被膜がかたくなりすぎる。したがって、最低造膜温
度の上限は、60℃であるのが好ましい。
【0019】重合体としては、細粒子状に水に分散させ
ることができ、かつ、水分散液に最低造膜温度1℃以上
の成膜性を与える性質を有するものを使用する。さら
に、重合体は、第一の層の重合体被膜を紙の繊維に定着
させる、紙繊維に接着性があるものが好ましく、被膜の
水離れ性をよくするために、被膜にした場合の表面張力
が小さものが好ましい。さらに、第二の層の被膜と接着
性を有するするものが好ましい。 「重合体」は、単独重合体あるいは共重合体であっても
よく、また両者を含んだものでよい。なお、重合体を合
成樹脂とエラストマー(ゴムなどの伸びと弾性が大きい
もの)とに慣習上分類する場合がある。また、エラスト
マーのうちから伸びと弾性が大きい熱加塑性樹脂を分離
して熱加塑性エラストマーと称し、合成樹脂、熱加塑性
エラストマーおよびゴムとに慣習上分類する場合があ
る。しかし、いずれも本発明における「重合体」に含ま
れる。重合体は、同一種類のもののみのを使用してもよ
く、あるいは異なる種類のものを組み合わせて使用する
こともできる。
【0020】重合体を具体的に例示すると下記のものを
挙げることができる。 (A)酢酸ビニル重合体、酢酸ビニルーアクリル酸メチ
ル共重合体、酢酸ビニルーアクリル酸エチル共重合体、
酢酸ビニルーアクリル酸ブチル共重合体、酢酸ビニルー
アクリル酸ー2ーエチルヘキシル共重合体、酢酸ビニル
ーマレイン酸ジブチル共重合体、酢酸ビニルーエチレン
共重合体などの酢酸ビニル系重合体、(B)アクリル酸
メチル重合体、アクリル酸エチル重合体、アクリル酸ブ
チル重合体、アクリル酸ー2ーエチルヘキシル重合体、
アクリル酸ブチルーメタクリル酸メチル共重合体、アク
リル酸ブチルースチレン共重合体、チレンーアクリル酸
ー2ーエチルヘキシル共重合体などのアクリル酸エステ
ル系重合体、(C)スチレンーブタジエン共重合体、ニ
トリルーブタジエン共重合体、ビニルピリジンースチレ
ンーブタジエン共重合体、メチルメタクリレートーブタ
ジエン共重合体などのブタジエン系重合体、(D)イソ
プレン重合体などのイソプレン系重合体、(E)スチレ
ン重合体などのスチレン系重合体、(F)エチレン重合
体、エチレンー酢酸ビニル共重合体などのエチレン系重
合体など。 なおエチレン重合体などの極性に乏しい重
合体を使用する場合は、極性が大きい重合体あるいは共
重合体と併用することが望ましい。
【0021】重合体水分散液の塗工および乾燥の手段に
ついては制約がない。乾燥は、自然乾燥あるいは人工乾
燥のいずれでもよいが、工業的には乾燥装置により加熱
乾燥する人工乾燥がよい。加熱乾燥の温度は、乾燥時間
と対応させて変えることができる。一般的には、40〜
280℃、好ましくは80〜200℃である。塗工量
は、少なすぎると被膜が薄くなりすぎて、複合層の防湿
能力が不十分となる。また、多すぎると被膜の厚さが不
均一となりがちである。したがって、塗工量は、好まし
くは10〜30g(水分散液中の固形分換算)/m2
ある。第一の層の厚さは、5〜40ミクロンメータ、好
ましくは10〜30ミクロンメータ、である。
【0022】<第二の層>本発明においては、ワックス
と重合体との水分散液を第一の層の重合体被膜に塗工
し、乾燥を加熱下で行うことにより第二の層を形成す
る。第二の層はワックスと重合体とからなるワックス含
有被膜である。第二の層に形成により第一および第二の
層からなる一体的な防湿性の複合層(複合被膜)が形成
される。すなわち、ワックスと重合体との水分散液を第
一の層上に塗工すると、下の重合体被膜(第一の層)
は、透湿性であるのでその水分散液を含むことになる。
また、水分散液は、重合体被膜中を透過して、紙の裏面
(第一および第二の層がある紙面の反対側の紙面)にも
広がり、また第一と第二の層との間にも広がることがで
きる。したがって、第一の層の透湿性重合体被膜は、第
二の層の成分を含んだ状態になる。
【0023】そして、加熱乾燥のために第一の層の塗工
膜を加熱すると第二の層も加熱することになる。したが
って、加熱によりワックスなどを含んた状態の第一の層
の重合体被膜に変化を与えることができる。また、加熱
により第一の層の塗工膜と第一の層の重合体被膜との間
での作用、例えば、両被膜の融合、塗工膜成分の第一の
層への移行などの様々な作用、を生じさせることができ
る。そのために、塗工膜を加熱乾燥して第二の層を形成
すると、従来の紙防湿用ワックス含有被膜にない防湿機
能の付加および(または)従来の防湿機能とは異なる防
湿機能を有する高防湿性複合層(複合被膜)を生成させ
ることができる。 加熱温度は、加熱時間の長短に対
応して変えることができるが、例えば、40〜280℃
であればよい。
【0024】本発明による効果、すなわち、透湿度が3
g/m2 ・24h 以下のような著しい高防湿性、を生じさ
せる加熱温度は、好ましくは80〜200℃である。
「ワックスと重合体との水分散液」の代表的なものは、
ワックスと重合体とのエマルジョンである。エマルジョ
ンの調製は常法による。ワックスと重合体とそれぞれの
エマルジョンを混合して調製してもよい。なお、第二の
層の水分散液については、最低造膜温度の制約がない。
しかし、第二の層のワックス含有被膜を均一表面の強固
な連続被膜にするには、最低造膜温度が低いもの、すな
わち、低い最低造膜温度を与える成分が分散されている
もの、が好ましい。
【0025】水分散液中のワックスと重合体との重量比
(ワックス/重合体)の範囲は、好ましくは10/90
〜50/50、特に好ましくは15/85〜25/7
5、である。すなわち、第二の層のワックス含有被膜
が、そのような比率のワックスと重合体とからなると、
被膜自体の防湿性を高くすることができる。しかも、第
一の層の透湿度が500〜7000g/m2 ・24h 、好
ましくは1000〜5000g/m2 ・24h 、であっ
て、第二の層のワックスと重合体との重量比が、そのよ
うな比率であると、複合層の防湿性を著し高くする(例
えば3g/m2 ・24h 以下の透湿度)ことができる。
【0026】なお、本発明による防湿包装材から食品包
装用袋を製袋する場合は、第二の層が食品に接触する面
となる。したがって、その場合は食品衛生法で許可され
ている乳化剤(界面活性剤)を添加した水分散液、例え
ばエマルジョン、を使用する。食品衛生法で食品添加物
として使用が許可されていない物、例えば、酸化防止剤
のBHTなど、を添加することができない。
【0027】食品添加物として許可されている界面活性
剤およびその他のものには、プロピレングリコール脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、砂糖脂肪酸エステルおよびレシチンなど
がある。エマルジョンに添加する乳化剤は、一般的な量
でよい。例えば0.5〜2.5%、である。 「水分散液」の塗工および乾燥の手段については制約が
ない。 「水分散液」の塗工量は、好ましくは3〜20g(水分
散液の固形物換算)/m2 、特に好ましくは5〜15g
/m2 である。 塗工量が、少なすぎると複合層の高防湿性が不十分とな
りがちである。多すぎると第一の層上の被膜が厚くなり
すぎてクリーズ性が悪化する。
【0028】本発明において使用するワックスについて
は特に制約がない。天然の動植物あるいは石油に由来す
るものの使用が代表的である。すなわち、天然の動植物
に由来する動物系ワックス(みつろうが代表的)、ある
いは植物系ワックス(カルナバワックスが代表的)を使
用することができる。また、石油に由来するものとし
て、パラフィンワックス(結晶ワックス)、中間ワック
ス(モーターオイルワックス)、マイクロクリスタリン
ワックス(微結晶ワックス)およびポリエチレンワック
スを使用することができる。このうちでは、パラフィン
ワックスの使用が好ましい。また、ワックスの特性は、
融点、針入度、均一性、凝集性、収縮性、耐水性、凝固
性などにより表すことができるが、本発明で使用するワ
ックスは、常温で固体であって透湿度が低いものが好ま
しい。例えば融点が120℃以下のものを使用するのが
適している。ワックスは、同一種類のものあるいは異な
る種類のものの組み合わせあってもよい。また同一種類
のものでも、特性、例えば融点、が異なるものを併用し
てもよい。
【0029】第二の層に使用す重合体は、単独重合体あ
るいは共重合体であってもよく、また両者を含んだもの
でもよい。合成樹脂およびエラストマーに慣習上分類さ
れるもの、あるいは合成樹脂、熱過塑性エラストマーお
よびゴムに慣習上分類されるものの全てを含むものであ
る。しかし、ワックスと共存して水分散液にすることが
できるものあって、ワックスと混ざりあって被膜を形成
することができるものであることが必要である。ワック
スと重合体とが均一に混ざりあった被膜は、一般的に透
過性が小さくなって、防湿性のワックス被膜を形成する
ことができる。特にワックスとの重量比(ワックス/重
合体)10/90〜50/50の範囲で、ワックス均一
に混ざりあって被膜を形成し、被膜の防湿性を向上させ
るものが好ましい。また、重合体は、それ自体が熱接着
性重合体であるもの、あるいは熱接着性重合体を含んだ
ものであることが好ましい。熱接着性重合体の使用によ
り第二の層に優れたヒートシール性、ホットタック性を
付与し、本発明による包装材を製袋適性においても優れ
たものにすることができる。ここで、熱接着性重合体
は、加熱下で接着性を有する重合体である。
【0030】熱接着性重合体としては、例えば、熱可塑
性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)、ゴムなどで熱
接着性を有していて、ワックスと混ざり合うものであれ
ば使用することができる。ここで、熱可塑性エラストマ
ーを含む、としたのは、弾性を有する熱可塑性樹脂を熱
可塑性エラストマー称して、熱可塑性樹脂とは異なる名
称で慣習上呼ばれることがあるからである。重合体(熱
接着性重合体を含む)は、同一または異なる種類のもの
でもよい。
【0031】重合体を具体的に例示すると下記のものを
挙げることができる。 (A)酢酸ビニル重合体、酢酸ビニルーアクリル酸メチ
ル共重合体、酢酸ビニルーアクリル酸エチル共重合体、
酢酸ビニルーアクリル酸ブチル共重合体、酢酸ビニルー
アクリル酸ー2ーエチルヘキシル共重合体、酢酸ビニル
ーマレイン酸ジブチル共重合体、酢酸ビニルーエチレン
共重合体などの酢酸ビニル系重合体、(B)アクリル酸
メチル重合体、アクリル酸エチル重合体、アクリル酸ブ
チル重合体、アクリル酸ー2ーエチルヘキシル重合体、
スチレンーアクリル酸ー2ーエチルヘキシル共重合体、
アクリル酸ブチルーメタクリル酸メチル共重合体、アク
リル酸ブチルースチレン共重合体などのアクリル酸エス
テル系重合体、(C)スチレンーブタジエン共重合体、
ニトリルーブタジエン共重合体、ビニルピリジンースチ
レンーブタジエン共重合体、メチルメタクリレートーブ
タジエン共重合体などのブタジエン系重合体、(D)エ
チレンー酢酸ビニル共重合体などのエチレン系重合体な
ど。好ましいのは、酢酸ビニル系重合体、アクリル酸エ
ステル系重合体であり、例えばスチレンーアクリル酸ー
2ーエチルヘキシル共重合体などである。第二の層の重
合体が、第一の層の重合体と同じ種類ものであることも
できる。第二の層の厚さは、任意に変えてうるが、一般
的には、好ましくは3〜20ミクロンメータ、特に好ま
しくは5〜15ミクロンメータ、である。
【0032】<製造条件>本発明による防湿包装材の製
造法は、適宜条件を変えても高防湿性の複合層を得るこ
とができる。例えば、第一のおよび第二の層の厚さの比
率を変える、第一層の透湿度に応じて第二の層のワック
ス量を変える、第一の層の重合体水分散液の最低造膜温
度に応じて第二の層のワックス量を変える、あるいは第
一と第二の層の重合体の組み合わせを変えるなどであ
る。また、本発明による防湿包装材からの防湿包装袋の
製造、あるいは包装袋の大きさおよび形態などに制約は
ない。
【0033】
【実施例】
実施例1 米坪量46.5g/m2 の上質紙に最低造膜温度30〜
35℃のSBRエマルジョン(商品名、クロスレンSK
ー74、武田薬品工業(株)製)をメイヤーバーで25
g/m2 となるように塗工し、105℃、2分間乾燥し
てアンダーコート層(第一の層)を形成した。アンダー
コート層の透湿度は、3300g/m2 ・24h であっ
た。透湿度は、温度40℃、相対湿度90%でJIS
Z0208(防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ
法))により測定した。次に、ソルビタン脂肪酸エステ
ルで乳化した融点70℃のパラフィンワックス(酸化防
止剤を含んでいないもの)100重量部とスチレンー2
ーエチルヘキシルアクリレート(ガラス転移点−10
℃)を主成分とし、最低造膜温度0℃以下でソープフリ
ーのエマルジョン(商品名、AE−933、JSR
(株)製)400重量部との混合物をメイヤーバーで2
5g/m2 となるようにアンダーコート層上に塗工し
て、105℃、2分間乾燥してオーバーコート層(第二
の層)を形成した。得られた包装材の透湿度をJIS
Z0208に準じて測定した。測定は、温度40℃、相
対湿度90%の条件で行った。透湿度は、2.1g/m
2 ・24h であった。また、製袋したがヒートシール強度
も十分であった。
【0034】実施例2 米坪量35g/m2 の純白ロール紙にシリカ変性アクリ
ル酸エステル樹脂(ガラス転移点0℃)を主成分とする
最低造膜温度10℃のエマルジョン(商品名、リカボン
ドES−J−806、中央理化工業(株)製)をメイヤ
ーバーで32g/m2 となるように塗工し、105℃、
2分間乾燥してアンダーコート層(第一の層)を形成し
た。アンダーコート層の透湿度は、1700g/m2
24h であった。次に、実施例1と同様にしてオーバーコ
ート層(第二の層)を形成して、同様に透湿度を測定し
た。得られた包装材の透湿度は、1.5g/m2 ・24h
であった。
【0035】実施例3 上質紙(実施例1と同じ)に実
施例1と同じ方法で同じアンダーコート層(第一の層)
を形成して、その上に、ソルビタン脂肪酸エステルで乳
化した融点70℃のマイクロクリスタリンワックス(酸
化防止剤を含んでいないもの)エマルジョン100重量
部とソープフリーで最低造膜温度0℃のSBRエマルジ
ョン(商品名、クロスレンSKー72、武田薬品工業
(株)製)400重量部との混合物をメイヤーバーで1
6g/m2 となるように塗工して、105℃、2分間乾
燥してオーバーコート層(第二の層)を形成した。得ら
れた包装材の透湿度を実施例1と同様にして測定した結
果、1.4g/m2 ・24h であった。また、製袋したが
ヒートシール性も良好であった。
【0036】比較例1 上質紙(実施例1と同じ)に最低造膜温度0℃のSBR
エマルジョン(商品名、クロスレンSKー73、武田薬
品工業(株)製)をメイヤーバーで塗工し、105℃、
2分間乾燥してアンダーコート層を形成した。アンダー
コート層の透湿度は、440g/m2 ・24h であった。
その上に、実施例1と同様にしてオーバーコート層を形
成した。得られた包装材の透湿度を実施例1と同様にし
て測定したところ、220g/m2 ・24h であった。
【0037】比較例2 実施例1で使用した上質紙にアンダーコート層(第一の
層)を設けずに実施例3と同様のオーバーコート層(第
二の層)を直接に上質紙に16g/m2 で塗工して形成
した。得られた包装材の透湿度は、28.9g/m2・2
4h であった。また、オーバーコート層(第二の層)を
22g/m2 で塗工して形成した場合は、透湿度が、2
1.6g/m2 ・24h であった。
【0038】比較例3 実施例1おいてオーバーコート層(第二の層)に使用し
たエマルジョン(商品名、AE−933、JSR(株)
製)の代わりに最低造膜温度が40℃のソープフリーの
アクリルエマルジョン(商品名、AE−932、JSR
(株)製)を使用し、かつワックスを用いない以外は実
施例1と同様とした。得られた包装材の透湿度は、13
30g/m2・24hであった。
【0039】比較例4 実施例1おいてオーバーコート層(第二の層)に使用し
たエマルジョン(商品名、AE−933、JSR(株)
製)の代わりに最低造膜温度が10℃のソープフリーの
アクリルエマルジョン(商品名、リカボンドES−J−
806、中央理化工業(株)製)を使用し、かつワック
スを用いない以外は実施例1と同様とした。得られた包
装材の透湿度は、260g/m2・24hであった。
【0040】比較例5 市販の両面塗工アート紙(米坪量127.9g/m2
に実施例3のオーバーコート層を8g/m2 で塗工し、
105℃、2分間乾燥後に透湿度したところ、132.
5g/m2 ・24h であった。また、オーバーコート層を
設ける前の両面塗工アート紙の透湿度は、2650g/
2 ・24h であった。以下の表1は、上記の実施例およ
び比較例で得られた結果を表にしたものである。
【0041】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B65D 65/00 - 65/46 D21H 27/00 - 27/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最低造膜温度1℃以上の重合体水分散液を
    紙面に塗工して第一の層を透湿度500〜7000g/
    ・24hを有する層に形成させ、ワックスと重合体
    との水分散液を前記第一の層に塗工し、乾燥を加熱下で
    行って第二の層を形成させることにより、前記第一およ
    び第二の層からなる防湿性複合層を紙に形成させる、紙
    を基材とする防湿包装材の製造法。
  2. 【請求項2】前記第一の層を透湿度500〜7000g
    /m・24hを有する層に形成させ、それにワックス
    と重合体との重量比(ワックス/重合体)10/90〜
    50/50の前記ワックスと重合体との水分散液により
    前記第二の層を形成させることを特徴とする、請求項1
    に記載の防湿包装材の製造法。
  3. 【請求項3】前記ワックスと重合体との水分散液の重合
    体が、熱接着性重合体あるいは熱接着性重合体を含む重
    合体であることを特徴とする、請求項1に記載の防湿包
    装材の製造法。
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