JPS6272788A - 炭素質微粉体の水スラリ−用分散剤 - Google Patents
炭素質微粉体の水スラリ−用分散剤Info
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- JPS6272788A JPS6272788A JP60212097A JP21209785A JPS6272788A JP S6272788 A JPS6272788 A JP S6272788A JP 60212097 A JP60212097 A JP 60212097A JP 21209785 A JP21209785 A JP 21209785A JP S6272788 A JPS6272788 A JP S6272788A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技批光更
本発明は1石炭や石油コークスに代表されるような炭素
質微粉体の水スラリーに用いられる分散剤に関する。
質微粉体の水スラリーに用いられる分散剤に関する。
丈來及延
石油価格の高騰やエネルギー資源の多様化の観点から、
近年、石炭の利用が注目されている。
近年、石炭の利用が注目されている。
石炭は固体燃料でありハンドリングの点で難点があるの
で、これを微粉砕して水スラリーとすることが提案され
てきた。石炭や石油コークスのような固体燃料を水スラ
リーとすることにより、パイプ輸送が可能となり液体燃
料と同様に取り扱うことができる。水スラリーは、脱水
処理することなくそのままボイラ等で燃焼したり、ある
いは輸送効率の観点から高濃度化することが必要となる
。しかし、石炭や石油コークスなどの炭素質微粉体をそ
のまま水中に分散しただけでは50%以上の高濃度スラ
リーを得ることは困難であり、また、静置しておくと炭
素質微粉体が沈降して不均一になり貯蔵安定性の点でも
問題がある。
で、これを微粉砕して水スラリーとすることが提案され
てきた。石炭や石油コークスのような固体燃料を水スラ
リーとすることにより、パイプ輸送が可能となり液体燃
料と同様に取り扱うことができる。水スラリーは、脱水
処理することなくそのままボイラ等で燃焼したり、ある
いは輸送効率の観点から高濃度化することが必要となる
。しかし、石炭や石油コークスなどの炭素質微粉体をそ
のまま水中に分散しただけでは50%以上の高濃度スラ
リーを得ることは困難であり、また、静置しておくと炭
素質微粉体が沈降して不均一になり貯蔵安定性の点でも
問題がある。
そこで、スラリー中に分散安定剤を添加して高濃度化お
よび分散安定性を改善することが提案されてきている。
よび分散安定性を改善することが提案されてきている。
このような分散安定剤としては、たとえば、ナフタレン
スルホン酸ホルマリン縮金物(特開昭56−21636
号公報)、アクリル酸またはメタクリル酸と他のビニル
モノマーとの共重合物(特開昭56−57890号公報
)、活性水素基を有する化合物にエチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドとを特定割合で付加させた化合物(特
開昭58−223430号公報)、分子内に活性水素基
を有する化合物のアルキレンオキシド付加物を架橋した
架橋ポリエーテル化合物(特開昭58−118893号
公報)、スルホン化コールタールまたはホルムアルデヒ
ド縮合物(特開昭58−23889号公報)、スチレン
スルホン酸とビニル化合物との共重合物の塩のような水
溶性芳香族重合物、およびα−オレフィンと無水マレイ
ン酸やアクリル酸などとの共重合物のような水溶性脂肪
族重合物を含む添加剤(特開Ji59−166591号
公報)、スチレンスルホン酸の重合体(特開昭57−1
45187号公報)、スチレンスルホン酸とエチレン系
不飽和単量体との共重合体(特開昭59−179592
号公報)が報告されている。
スルホン酸ホルマリン縮金物(特開昭56−21636
号公報)、アクリル酸またはメタクリル酸と他のビニル
モノマーとの共重合物(特開昭56−57890号公報
)、活性水素基を有する化合物にエチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドとを特定割合で付加させた化合物(特
開昭58−223430号公報)、分子内に活性水素基
を有する化合物のアルキレンオキシド付加物を架橋した
架橋ポリエーテル化合物(特開昭58−118893号
公報)、スルホン化コールタールまたはホルムアルデヒ
ド縮合物(特開昭58−23889号公報)、スチレン
スルホン酸とビニル化合物との共重合物の塩のような水
溶性芳香族重合物、およびα−オレフィンと無水マレイ
ン酸やアクリル酸などとの共重合物のような水溶性脂肪
族重合物を含む添加剤(特開Ji59−166591号
公報)、スチレンスルホン酸の重合体(特開昭57−1
45187号公報)、スチレンスルホン酸とエチレン系
不飽和単量体との共重合体(特開昭59−179592
号公報)が報告されている。
しかしながら、これら従来の分散剤は相応の効果が見受
けられるものの、スラリーの高濃度化および静置安定性
のいずれにおいても未だ不十分であり、いっそうの改善
がまたれていた。
けられるものの、スラリーの高濃度化および静置安定性
のいずれにおいても未だ不十分であり、いっそうの改善
がまたれていた。
見訓段且血
本発明は、炭素質微粉体の水スラリーに添加されたとき
、スラリーの流動性の向上を向上してその高濃度化を実
現し、しかも、優れた静置安定性が得られる分散剤を提
供するものである。
、スラリーの流動性の向上を向上してその高濃度化を実
現し、しかも、優れた静置安定性が得られる分散剤を提
供するものである。
光11口1皮
本発明の炭素質微粉体の水スラリー用分散剤は、以下の
(A)成分と(B)成分とを含有することを特徴とする
。
(A)成分と(B)成分とを含有することを特徴とする
。
(A)成分二次の(A1)および(A2)の重合体の中
から選ばれる1種または2種以上のスルホン酸基含有芳
香族炭化水素系重合体 (A1): (a)重合性芳香族スルホン酸系モ:
ツマ一群および(b)重合性炭化
水素□ 系モノマー群の中から
選ばれた1種: または2種
以上のモノマーを重合して得られる重合体であって、前
記(a)成分を必須成分として含む重合体 (A’):重合性炭化水素系モノマー群の中から選ばれ
た1種または2種以上の モノマーを重合して得られるポリマ ーであって、重合性芳香族系モノマ ーを少なくとも1種必須成分として 含むポリマーをスルホン化して得ら れる重合体 (B)成分:低分子量スルホン酸またはその塩以下1本
発明についてさらに詳細に説明する。
から選ばれる1種または2種以上のスルホン酸基含有芳
香族炭化水素系重合体 (A1): (a)重合性芳香族スルホン酸系モ:
ツマ一群および(b)重合性炭化
水素□ 系モノマー群の中から
選ばれた1種: または2種
以上のモノマーを重合して得られる重合体であって、前
記(a)成分を必須成分として含む重合体 (A’):重合性炭化水素系モノマー群の中から選ばれ
た1種または2種以上の モノマーを重合して得られるポリマ ーであって、重合性芳香族系モノマ ーを少なくとも1種必須成分として 含むポリマーをスルホン化して得ら れる重合体 (B)成分:低分子量スルホン酸またはその塩以下1本
発明についてさらに詳細に説明する。
(A)成分の重合体は、分子内にスルホン酸基を含む芳
香族炭化水素を構成単位として含むものである。そして
、このスルホン酸基がモノマーに由来するもの、即ち、
スルホン酸基を含む芳香族炭化水素モノマーを単独であ
るいは他のモノマーとともに重合せしめたものが、(A
1)の重合体である。一方、モノマーを重合して重合体
を得たのちに、重合体中の芳香族基にスルホン酸基を導
入したものが、 (A2)の重合体である。
香族炭化水素を構成単位として含むものである。そして
、このスルホン酸基がモノマーに由来するもの、即ち、
スルホン酸基を含む芳香族炭化水素モノマーを単独であ
るいは他のモノマーとともに重合せしめたものが、(A
1)の重合体である。一方、モノマーを重合して重合体
を得たのちに、重合体中の芳香族基にスルホン酸基を導
入したものが、 (A2)の重合体である。
(A1)の重合体は、以下の(a)群および(b)群の
中から選ばれた1種以上のモノマーからなる重合体であ
って、少なくとも(a)群モノマーに由来する構成単位
を含むものである。
中から選ばれた1種以上のモノマーからなる重合体であ
って、少なくとも(a)群モノマーに由来する構成単位
を含むものである。
(a)重合性芳香族スルホン酸系モノマー(b)重合性
炭化水素系上ツマ− (A1)の重合体中における(a)群の芳香族スルホン
酸系モノマーの占める割合は、40〜100モル%が好
ましく、より好ましくは50〜100モル%である。こ
のように(b)群のモノマーを用いることなく、(a)
群の芳香族スルホン酸系モノマーだけで、(A2)の重
合体を構成することもできる。
炭化水素系上ツマ− (A1)の重合体中における(a)群の芳香族スルホン
酸系モノマーの占める割合は、40〜100モル%が好
ましく、より好ましくは50〜100モル%である。こ
のように(b)群のモノマーを用いることなく、(a)
群の芳香族スルホン酸系モノマーだけで、(A2)の重
合体を構成することもできる。
(a)群モノマーの具体例としてはスチレンスルホン酸
、α−メチルスチレンスルホン酸、ビニルトルエンスル
ホン酸、ビニルナフタレンスルホン酸、またはこれらの
塩が挙げられる。塩を形成する対イオンとしては、ナト
リウム、カリウムなどの1価金属、マグネシウム、カル
シウムなどの2価金属、アルミニウムなどの3価金属、
アンモニウム、有機アミンなどが例示され、これらの中
でもナトリウム、カリウム、アンモニウムが好ましい。
、α−メチルスチレンスルホン酸、ビニルトルエンスル
ホン酸、ビニルナフタレンスルホン酸、またはこれらの
塩が挙げられる。塩を形成する対イオンとしては、ナト
リウム、カリウムなどの1価金属、マグネシウム、カル
シウムなどの2価金属、アルミニウムなどの3価金属、
アンモニウム、有機アミンなどが例示され、これらの中
でもナトリウム、カリウム、アンモニウムが好ましい。
(b)群モノマーの具体例としては、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、エチレン、ブテン、ブ
タジェン、ジイソブチレンが挙げられる。
チルスチレン、ビニルトルエン、エチレン、ブテン、ブ
タジェン、ジイソブチレンが挙げられる。
(a)群モノマーと(b)群モノマーとの共重合体とし
ては、スチレンスルホン酸・スチレン共重合体、スチレ
ンスルホン酸・ブタジェン共重合体、スチレンスルホン
酸・ブテン共重合体、α−メチルスチレンスルホン酸・
エチレン共重合体、α−メチルスチレンスルホン酸・ジ
イソブチレン共重合体が例示される。
ては、スチレンスルホン酸・スチレン共重合体、スチレ
ンスルホン酸・ブタジェン共重合体、スチレンスルホン
酸・ブテン共重合体、α−メチルスチレンスルホン酸・
エチレン共重合体、α−メチルスチレンスルホン酸・ジ
イソブチレン共重合体が例示される。
(A1)の重合体の分子量は、重量平均分子量で700
〜70万が適当であり、好ましくは1000〜50万で
ある。
〜70万が適当であり、好ましくは1000〜50万で
ある。
(A2)の重合体は、炭化水素系モノマーの少なくとも
1種のポリマーであって、芳香族系モノマーを少なくと
も1種を必須成分として含むポリマーのスルホン化物、
またはその塩である。
1種のポリマーであって、芳香族系モノマーを少なくと
も1種を必須成分として含むポリマーのスルホン化物、
またはその塩である。
この芳香族系モノマーとしては、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、インデ
ンなどが挙げられ、また、芳香族系以外の炭化水素系モ
ノマーとしては、エチレン、ブテン、ブタジェン、ジイ
ソブチレンが挙げられる。これらモノマーの重合体中に
占める芳香族系モノマーの割合は30〜100モル%が
適当であり、好ましくは50〜100モル%である。こ
の重合体の具体例としては、ポリスチレン、スチレン・
エチレン共重合体、スチレン・ジイソブチレン共重合体
、スチレン・ビニルトルエン・α−メチルスチレン・イ
ンデン共重合体のような石油樹脂が挙げられる。このよ
うな重合体をスルホン化し、またはさらに塩とすること
により(A2)の重合体が得られる。スルホン化は、無
水硫酸、クロルスルホン酸、無水硫酸・ルイス塩基錯体
などのスルホン化剤を用い、任意のスルホン化方法を適
用することにより行うことができる。(A2)の重合体
の分子量は、重量平均分子量で700〜70万が適当で
あり、好ましくは1000〜50万である。(A2)の
重合体の塩としては、(A1)の重合体と同じものが例
示される。
スチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、インデ
ンなどが挙げられ、また、芳香族系以外の炭化水素系モ
ノマーとしては、エチレン、ブテン、ブタジェン、ジイ
ソブチレンが挙げられる。これらモノマーの重合体中に
占める芳香族系モノマーの割合は30〜100モル%が
適当であり、好ましくは50〜100モル%である。こ
の重合体の具体例としては、ポリスチレン、スチレン・
エチレン共重合体、スチレン・ジイソブチレン共重合体
、スチレン・ビニルトルエン・α−メチルスチレン・イ
ンデン共重合体のような石油樹脂が挙げられる。このよ
うな重合体をスルホン化し、またはさらに塩とすること
により(A2)の重合体が得られる。スルホン化は、無
水硫酸、クロルスルホン酸、無水硫酸・ルイス塩基錯体
などのスルホン化剤を用い、任意のスルホン化方法を適
用することにより行うことができる。(A2)の重合体
の分子量は、重量平均分子量で700〜70万が適当で
あり、好ましくは1000〜50万である。(A2)の
重合体の塩としては、(A1)の重合体と同じものが例
示される。
(A)成分のスルホン酸基含有芳香族炭化水素系重合体
は、 (A1)の重合体と(A2)の重合体を任意の割
合で混合して用いることもできる。
は、 (A1)の重合体と(A2)の重合体を任意の割
合で混合して用いることもできる。
本発明の(A)成分は、その重合時に架橋剤を用いるこ
とができ、架橋剤としてはジビニルベンゼン、メチレン
ビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリレ
ート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート、トリメチルロール
プロパンジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、ジアリルフタレートなどが例示でき
る。架橋剤は、0〜5モル%用いるのが適当であり、好
ましくは0.01〜3モル%である。架橋剤の配合量が
多くなりすぎると水溶性が低下し、好ましくない。
とができ、架橋剤としてはジビニルベンゼン、メチレン
ビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリレ
ート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート、トリメチルロール
プロパンジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、ジアリルフタレートなどが例示でき
る。架橋剤は、0〜5モル%用いるのが適当であり、好
ましくは0.01〜3モル%である。架橋剤の配合量が
多くなりすぎると水溶性が低下し、好ましくない。
(B)成分の低分子量スルホン酸としては、分子量が9
6(メタンスルホン酸)〜500のものが適当であり、
その具体例としては以下のものが例示される。
6(メタンスルホン酸)〜500のものが適当であり、
その具体例としては以下のものが例示される。
(1)アルキルまたはアルケニルスルホン酸メタンスル
ホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、CG
−024のα−オレフィンスルホン酸、06〜C24の
インナーオレフィンスルホン酸 (2)アリールまたはアルキルアリールスルホン酸 ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホ ン酸、キシレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸、メチルナフタレンスルホン
酸、ブチルナフタレンスルホン酸、石油スルホン酸 (3)エステル系スルホン酸 ジブチルスルホサクシネート;ジ2−エチルへキシルス
ルホサクシネート;ジドデシルスルホサクシネート;α
−スルホ牛脂脂肪酸メチルエステル、α−スルホヤシ脂
肪酸エステルなどのα−スルホ脂肪酸エステル (4)その他 α−スルホ牛脂脂肪酸、α−スルホヤシ脂肪酸などのα
−スルホ脂肪酸 また、低分子量スルホン酸塩としては、上記スルホン酸
のNa塩、K塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩などが用いられる。
ホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、CG
−024のα−オレフィンスルホン酸、06〜C24の
インナーオレフィンスルホン酸 (2)アリールまたはアルキルアリールスルホン酸 ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホ ン酸、キシレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸、メチルナフタレンスルホン
酸、ブチルナフタレンスルホン酸、石油スルホン酸 (3)エステル系スルホン酸 ジブチルスルホサクシネート;ジ2−エチルへキシルス
ルホサクシネート;ジドデシルスルホサクシネート;α
−スルホ牛脂脂肪酸メチルエステル、α−スルホヤシ脂
肪酸エステルなどのα−スルホ脂肪酸エステル (4)その他 α−スルホ牛脂脂肪酸、α−スルホヤシ脂肪酸などのα
−スルホ脂肪酸 また、低分子量スルホン酸塩としては、上記スルホン酸
のNa塩、K塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩などが用いられる。
(A)成分と(B)成分との配合は、重量比で(A)成
分/(B)成分= 20/80〜9713の範囲が適当
であり、好ましくは30/70〜9515の範囲である
。
分/(B)成分= 20/80〜9713の範囲が適当
であり、好ましくは30/70〜9515の範囲である
。
この比率が9773より大きいと静置安定性が劣り、ま
た、20/&0より小さいと分散性が劣る。
た、20/&0より小さいと分散性が劣る。
本発明の分散剤は、炭素質微粉体の水スラリー中に、0
.05〜3重量%、好ましくは0.1〜2重量%の範囲
で含まれるように添加するのが適当である。
.05〜3重量%、好ましくは0.1〜2重量%の範囲
で含まれるように添加するのが適当である。
炭素質微粉体としては、無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐
炭などの石炭;石油コークス、化学プラントから副生ず
るカーボンブラック、有機物を炭化して得られるカーホ
ンブラック、木炭などエネルギー源として用いられもの
が使用される。
炭などの石炭;石油コークス、化学プラントから副生ず
るカーボンブラック、有機物を炭化して得られるカーホ
ンブラック、木炭などエネルギー源として用いられもの
が使用される。
また、石炭のように灰分を多く含むものは、浮選法、水
中造粒法(Oil Agglon+eration法)
などを適用して脱灰ならびに脱硫処理を施し、クリーン
化することが好ましい。これらの炭素質は、実質上1m
m以上のものが含まれないように微粉化されるが、燃料
としての燃焼性を考慮して74μm以下の含有量が50
重量%以上とすることが好ましく、さらに好ましくは6
0〜100重量%である。
中造粒法(Oil Agglon+eration法)
などを適用して脱灰ならびに脱硫処理を施し、クリーン
化することが好ましい。これらの炭素質は、実質上1m
m以上のものが含まれないように微粉化されるが、燃料
としての燃焼性を考慮して74μm以下の含有量が50
重量%以上とすることが好ましく、さらに好ましくは6
0〜100重量%である。
炭素質微粉体の水スラリーは、乾式粉砕法または湿式粉
砕法により炭素質を粉砕して水スラリー化することに得
ることができ、分散剤は最終水スラリーに含まれるよう
に適宜の工程で添加することができる。たとえば、乾式
粉砕法で炭素質微粉体を得た場合は、分散剤を水に溶解
または分散させ、これに微粉体を加えて適当な混合装置
により高濃度水スラリーを調製すればよい。また、湿式
粉砕法を採用する場合は、湿式粉砕に用いる水中に分散
剤を予め添加するようにしてもよいし、湿式粉砕中もし
くは粉砕後に添加するようにしてもよい。
砕法により炭素質を粉砕して水スラリー化することに得
ることができ、分散剤は最終水スラリーに含まれるよう
に適宜の工程で添加することができる。たとえば、乾式
粉砕法で炭素質微粉体を得た場合は、分散剤を水に溶解
または分散させ、これに微粉体を加えて適当な混合装置
により高濃度水スラリーを調製すればよい。また、湿式
粉砕法を採用する場合は、湿式粉砕に用いる水中に分散
剤を予め添加するようにしてもよいし、湿式粉砕中もし
くは粉砕後に添加するようにしてもよい。
水スラリー中の炭素質微粉体の閃度は、微粉体の種類、
平均粒径、粒度分布などにもよるが。
平均粒径、粒度分布などにもよるが。
本発明の分散剤を添加することにより十分に高めること
ができ、たとえば80重量%程度まで可能である。
ができ、たとえば80重量%程度まで可能である。
見匪互羞果
本発明の分散剤によれば、(A)スルホン酸基含有芳香
族炭化水素系重合体と(B)低分子量スルホン酸とを併
用することにより、炭素質微粉体水スラリーの流動性お
よび静置安定性を相剰的に改善することができる。よっ
て、従来よりも高濃度の水スラリーが得られるとともに
、長期に亘って安定に貯蔵することができる。
族炭化水素系重合体と(B)低分子量スルホン酸とを併
用することにより、炭素質微粉体水スラリーの流動性お
よび静置安定性を相剰的に改善することができる。よっ
て、従来よりも高濃度の水スラリーが得られるとともに
、長期に亘って安定に貯蔵することができる。
本発明の分散剤を添加した炭素質微粉体水スラリーは、
電力や一般産業用のボイラー燃料としてのみならず、製
鉄分野における高炉や冶金炉で使用されるコークスの節
減のための助燃剤などとしても有用である。
電力や一般産業用のボイラー燃料としてのみならず、製
鉄分野における高炉や冶金炉で使用されるコークスの節
減のための助燃剤などとしても有用である。
実施例
所定の分散剤を水に溶解し、これに炭素質微粉体を所定
量(乾燥基準)になるように室温にて少量づつ加えた。
量(乾燥基準)になるように室温にて少量づつ加えた。
全量加え終った後、ホモミキサー(特殊機化工業製)に
て3,0OOrpn+で1θ分間攪拌して高濃度水スラ
リーを約500g調製した。
て3,0OOrpn+で1θ分間攪拌して高濃度水スラ
リーを約500g調製した。
次に、このスラリーの流動性および静置安定性を評価し
た。
た。
(1)流動性
25℃にて粘度を測定した。
○:良 好
△:不十分
X:不 良
(2)静置安定性
スラリーを内径6cmの500m Qシリンダーに全呈
入れ、直径5■、長さ40cmで重量を50Kに調整し
たガラス捧を上記スラリーの表面から自然落下させ、シ
リンダーの底部に到達するまでの時間を調製直後と室温
で1ヶ月静置後の2回測定して、捧貫入時間とした。計
測は最長180秒までとし、これ以上要するものはこの
時の底部からの高さを、圧密層の高さとして測定した。
入れ、直径5■、長さ40cmで重量を50Kに調整し
たガラス捧を上記スラリーの表面から自然落下させ、シ
リンダーの底部に到達するまでの時間を調製直後と室温
で1ヶ月静置後の2回測定して、捧貫入時間とした。計
測は最長180秒までとし、これ以上要するものはこの
時の底部からの高さを、圧密層の高さとして測定した。
O:良 好
×:不 良
水スラリーの調製に用いた炭素質微粉体の粒度分布を表
−1に、また石炭の分析値を表−2に示した。
−1に、また石炭の分析値を表−2に示した。
本発明の分散剤の(A)成分の性状を表−3に、また、
(B)成分の性状を表−4に示した。
(B)成分の性状を表−4に示した。
(A)成分および(B)成分を配合した本発明の分散剤
を用いた水スラリーの測定結果を表−5に示した。なお
、表−6に比較例として、分散剤無添加のもの(実験N
α33)、本発明の(A)成分または(B)成分を単独
で使用したもの(実験Nα34゜35)、公知の分散剤
の代表例(実験N036〜38)についての測定結果を
示した。
を用いた水スラリーの測定結果を表−5に示した。なお
、表−6に比較例として、分散剤無添加のもの(実験N
α33)、本発明の(A)成分または(B)成分を単独
で使用したもの(実験Nα34゜35)、公知の分散剤
の代表例(実験N036〜38)についての測定結果を
示した。
表−1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(A):次の(A^1)および(A^2)の重合体
の中から選ばれる1種または2種以上のスルホン酸基含
有芳香族炭化水素系重合体(A^1):(a)重合性芳
香族スルホン酸系モノマー群および(b)重合性炭化水
素系モノマー群の中から選ばれた1種または2種以上の
モノマーを重合して得られる重合体であって、前記(a
)成分を必須成分として含む重合体 (A^2):重合性炭化水素系モノマー群の中から選ば
れた1種または2種以上のモノマーを重合して得られる
ポリマーであって、重合性芳香族系モノマーを少なくと
も1種必須成分として含むポリマーをスルホン化して得
られる重合体と、 (B):低分子量スルホン酸またはその塩 とを含有することを特徴とする炭素質微粉体の水スラリ
ー用分散剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60212097A JPS6272788A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 炭素質微粉体の水スラリ−用分散剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60212097A JPS6272788A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 炭素質微粉体の水スラリ−用分散剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6272788A true JPS6272788A (ja) | 1987-04-03 |
Family
ID=16616826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60212097A Pending JPS6272788A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 炭素質微粉体の水スラリ−用分散剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6272788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411196A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-13 | Lion Corp | Additive for aqueous slurry of carbonaceous fine powder |
-
1985
- 1985-09-27 JP JP60212097A patent/JPS6272788A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411196A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-13 | Lion Corp | Additive for aqueous slurry of carbonaceous fine powder |
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