JPS6335690A - 炭素質微粉体の水スラリ−用分散剤 - Google Patents

炭素質微粉体の水スラリ−用分散剤

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JPS6335690A
JPS6335690A JP17928886A JP17928886A JPS6335690A JP S6335690 A JPS6335690 A JP S6335690A JP 17928886 A JP17928886 A JP 17928886A JP 17928886 A JP17928886 A JP 17928886A JP S6335690 A JPS6335690 A JP S6335690A
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JP
Japan
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salt
polymer
monomer
polymerizable
sulfonic acid
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JP17928886A
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Yasuhiro Kiyonaga
清永 康博
Mitsuko Nakayama
光子 中山
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Lion Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Lion Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技1υと1 本発明は、石炭や石油コークスに代表されるような炭素
質微粉体の水スラリーに用いられる分散剤に関する。
丈米投亙 石油価格の高騰やエネルギー資源の多様化の観点から、
近年、石炭の利用が注目されている。
石炭は固体燃料でありハンドリングの点で難点があるの
で、これを微粉砕して水スラリーとすることが提案され
てきた。石炭や石油コークスのような固体燃料を水スラ
リーとすることにより、パイプ輸送が可能となり液体燃
料と同様に取り扱うことができるが、輸送効率を向上す
るために、高濃度化することが必要となる。しかし、石
炭や石油コークスなどの炭素質微粉体をそのまま水中に
分散しただけでは50%以上の高濃度スラリーを得るこ
とは困難であり、また、静置しておくと炭素質微粉体が
沈降して不均一になり貯蔵安定性の点でも問題がある。
そこで、スラリー中に分散安定剤を添加して高濃度化お
よび分散安定性を改善することが提案されてきている。
このような分散剤としては。
たとえば、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮金物(特
開昭56−21636号公報)、エチレンオキシドを付
加したポリエーテルとスチレンスルホン酸/スチレン共
重合体塩との2成分系(特開昭60−250096号公
報)、エチレンオキシドを付加したポリエーテルとポリ
スチレンスルホン酸塩との2成分系(特開昭60−25
0097号公報)、ナフタリンスルホン化物の脂肪族ア
ルデヒド付加縮金物またはその塩等と、ポリスチレンス
ルホン酸塩またはスチレン/スチレンスルホン酸塩共重
合体との2成分系(特開昭60−250094号公報)
、エチレンオキシドを付加したポリエーテルとナフタリ
ンスルホン化物の脂肪族アルデヒド付加縮金物またはそ
の塩等と、ポリスチレンスルホン酸塩またはスチレン/
スチレンスルホン酸塩共重合体との3成分系(特開昭6
0−252694号公報)などが報告されている。
しかしながら、これら従来の分散剤は相応の効果が見受
けられるものの、スラリーの高濃度化および静置安定性
のいずれにおいても未だ不十分であり、いっそうの改善
がまたれていた。
発明の目的 本発明は、炭素質微粉体の水スラリーに添加したとき、
スラリーの低粘度化および流動性の向上性に優れて高濃
度化が実現でき、しかも、長期間における静[ff安定
性が得られる分散剤を提供するものである。
見胛左盪戊 本発明の炭素質微粉体の水スラリー用分散剤は、以下の
(A)成分、(B)成分および(C)成分を含有するこ
とを特徴とする。
(A):次の(A1)および(A2)の重合体の中から
選ばれる1種または2種以上のスルホン酸基含有芳香族
炭化水素系重合体あるいはそのアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩または有機アミン塩 (AL) (a)重合性芳香族スルホン酸系モノマー群
および(b)重合性炭化水素系モノマー群の中から選ば
れた1種または2種以上のモノマーを重合して得られる
重合体であって、前記(a)群モノマーを必須成分とし
て含む重合体。
(A2)重合性炭化水素系モノマー群の中から選ばれた
1種または2種以上のモノマーを重合して得られるポリ
マーであって、重合性芳香族系モノマーを少なくとも1
種必須成分として含むポリマーをスルホン化して得られ
る重合体。
(B)二分子内に芳香族環および活性水素を有する化合
物に、エチレンオキシドを必須成分として含むアルキレ
ンオキシドを付加して得られるポリエーテル化合物また
はその誘導体。
(C):下記(C1)、(C2)および(C3)から選
ばれる少なくとも1種のスルホン化物のアルカリ金属塩
、アンモニウム塩または有機アミン塩。
(C1):  リグニンスルホン酸。
(C” ) :スルホン酸基含有芳香族化合物のホルム
アルデヒド縮合物。
(C1): スルホン酸基含有アミノトリアジン化合物
のホルムアルデヒド縮合物。
本発明の(A)成分の重合体は、分子内にスルホン酸基
を含む芳香族炭化水素を構成単位として含むものである
。そして、このスルホン酸基がモノマーに由来するもの
、即ち、スルホン酸基を含む芳香族炭化水素モノマーを
単独であるいは他のモノマーとともに重合せしめたもの
が、(A1)の重合体である。一方、モノマーを重合し
て重合体を得たのちに、重合体中の芳香族基にスルホン
酸基を導入したものが、(A2)の重合体である。
(A1)の重合体は、以下の(、)群および(b)群の
中から選ばれた1種以上のモノマーからなる重合体であ
って、少なくとも(a)群モノマーに由来する構成単位
を含むものである。
(a)重合性芳香族スルホン酸系モノマー(b)重合性
炭化水素系モノマー (A1)の重合体中における(a)群の芳香族スルホン
酸系モノマーの占める割合は、40〜100モル%が好
ましく、より好ましくは50〜100モル%である。こ
のように(b)群のモノマーを用いることなく、(a)
群の芳香族スルホン酸系モノマーだけで、(A1)の重
合体を構成することもできる。
(a)群モノマーの具体例としてはスチレンスルホン酸
、α−メチルスチレンスルホン酸、ビニルトルエンスル
ホン酸、ビニルナフタレンスルホン酸が挙げられる。
(b)群モノマーの具体例としては、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、エチレン、ブテン、ブ
タジェン、ジイソブチレン、シクロペンタジェン、ジシ
クロペンタジェンが挙げられる。
(a)群モノマーと(b)群モノマーとの共重合体とし
ては、スチレンスルホン酸・スチレン共重合体、スチレ
ンスルホン酸・ブタジェ、ン共重合体、スチレンスルホ
ン酸・ブテン共重合体、α−メチルスチレンスルホン酸
・エチレン共重合体、α−メチルスチレンスルホン酸・
ジイソブチレン共重合体が例示される。
(A2)の重合体は、炭化水素系モノマーの少なくとも
1種のポリマーであって、芳香族系モノマーを少なくと
も1種を必須成分として含むポリマーのスルホン化物、
またはその塩である。
この芳香族系モノマーとしては、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、インデ
ンなどが挙げられ、また、芳香族系以外の炭化水素系モ
ノマーとしては、エチレン、ブテン、ブタジェン、ジイ
ソブチレン、シクロペンタジェン、ジシクロペンタジェ
ンが挙げられる。これらモノマーの重合体中に占める芳
香族系モノマーの割合は30〜100モル%が適当であ
り、好ましくは50〜100モル%である。
この重合体の具体例としては、ポリスチレン。
スチレン・エチレン共重合体、スチレン・ジイソブチレ
ン共重合体、スチレン・ジシクロペンタジェン共重合体
、スチレン・ビニルトルエン・α−メチルスチレン・イ
ンデン共重合体のような石油樹脂が挙げられる。このよ
うな重合体をスルホン化し、またはさらに塩とすること
により(A2)の重合体が得られる。スルホン化は、無
水硫酸、クロルスルホン酸、無水硫酸・ルイス塩基錯体
などのスルホン化剤を用い、任意のスルホン化方法を適
用することにより行うことができる。
(A)成分のスルホン酸基含有芳香族化水素重合体の分
子量は1重量平均分子量で1000〜2o万が好ましい
本発明の(A1)または(A2)の重合体は、その重合
時に架橋剤を用いることができ、架橋剤としてはジビニ
ルベンゼン、メチレンビスアクリルアミド、エチレング
リコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、1−リメチルロールプロパンジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、ジアリルフ
タレートなどが例示できる。(A1)、(A2)重合体
のいずれの場合でも、架橋剤は0〜5モル%用いるのが
適当であり、好ましくは0.01〜3モル%である。架
橋剤の配合量が多くなりすぎると水溶性が低下し、好ま
しくない。
本発明の分散剤では、これらのスルホン酸基含有芳香族
炭化水素系重合体が遊離の酸、アルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩または有機アミン塩の形で用いられる。
アルカリ金属塩としては、カリウム、ナトリウム、リチ
ウム塩などがある。
有機アンモニウム塩としては、モノエタノールアミン、
ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリ
ン、エチルアミン、ブチルアミン、ヤシ油アミン、牛脂
アミン等の1価の塩;エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン等の2価の塩;ジエチレントリアミン等の3
価の塩:ポリエチレンイミン等の多価の塩などがある。
(B)成分のポリエーテル化合物またはその誘導体とし
ては、分子内に芳香族環および活性水素を有する化合物
にエチレンオキシドを必須成分として含むアルキレンオ
キシドを付加して得られたものが用いられる。ここで5
分子内に芳香族環および活性水素を有する化合物の具体
例としては以下のものが挙げられる。
(1)フェノール、クレゾール、ターシャリ−ブチルフ
ェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、ジ
ノニルフェノール、ドデシルフェノール、キシレノール
、ナフトール、メチルナフトール、ブチルナフトール、
パラクミルフェノール (2)ベンジルアルコールなどの1価アルコール類。
(3)カテコール、レゾルシン、ピロガロール、ビスフ
ェノールA、フェノールホルマリン縮金物などの多価ア
ルコール。
(4)安息香酸、フェニル酢酸、フェノキシ酢酸、トル
イル酸等の1塩基カルボン酸。
(5)フタル酸、!−リメリット酸等の多塩基カルボン
酸。
(6)サリチル酸、クレソチン酸、オキシナフトエ酸、
D、L−マンデル酸、ベンジル酸等のヒドロキシカルボ
ン酸。
(7)アニリン、トルイジン、ナフチルアミン、ベンジ
ルアミン、フェネチジン、クレシジン等の1価アミン。
(8)トルイレンジアミン、フェニレンジアミン、トリ
ジンベース (9)アントラニル酸等のアミノカルボン酸やアミノフ
ェノール。
(10)チオフェノール、チオサリチル酸、ベンジルメ
ルカプタン等のメルカプタン。
(11)アセトアニリド、ベンズアミド等のアマイド。
これら分子内に芳香族環および活性水素を有する化合物
に付加されるアルキレンオキシドとしては、エチレンオ
キシドが単独で、あるいは他のアルキレンオキシドとと
もに用いられる。
全アルキルオキシド中のエチレンオキシドの割合は、7
0〜100%(重量%)が適当であり、より好ましくは
80〜100%である。エチレンオキシド以外のアルキ
レンオキシドとしては、プロピレンオキシド、ブチレン
オキシドなどが用いられる。
本発明では(B)成分としてこのようなポリエーテルの
他に、このポリエーテルの誘導体を用いることもできる
。この誘導体としては、ポリエーテルの末端水酸基の架
橋物や、末端水酸基変性物が挙げられる。
ポリエーテル末端の架橋は、過酸化ベンゾイル、過酸化
水素、過酢酸などのラジカル発生剤;マレイン酸、フマ
ル酸、フタール酸等の多価カルボン酸;トリレンジイソ
シアネート、トリジンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートなどのイソシアネート;ジグリシジ
ルビスフェールAなどをのエポキシ化合物などを用いる
ことができる。
ラジカル発生剤を用いる場合には、ポリエーテルに対し
て0.05〜10重量%使用し、40〜200℃の温度
で架橋を行うことができる。
多価カルボン酸の場合は、ポリエーテルの末端水酸基1
モルに対して0.05〜0.3モル使用し、80〜25
0℃の温度で行なうことができる。
イソシアネートまたはエポキシ化合物を使用する場合は
、ポリエーテルの末端水素基に対して0.05〜0.5
モル使用し、50〜150℃の温度で行なうことができ
る。
ポリエーテル末端の変性としては、リン酸エステル化や
硫酸エステル化を挙げることができる。
リン酸エステル化は、五酸化リンなどのリン酸エステル
化剤をポリエーテルの末端水酸基に対して0.05〜0
.4モル使用し、50〜100℃の温度で行なうことが
できる。
硫酸エステル化は、クロルスルホン酸、発煙硫酸、無水
硫酸、スルファミン酸などの硫酸エステル化剤を用い、
0〜150℃の温度で行なうことができる。
(B)成分のポリエーテル化合物またはその誘導体は、
重量平均分子量で500〜s、oooが好適であり、好
ましくは600〜s 、 oooである。
(C)成分のスルホン化物またはその塩としては、次の
ものが単独であるいは併用して用いられる。
(C1): リグニンスルホン酸またはそのアルカリ金
属塩、アンモニウム塩または有 機アミン塩。
(C2)スルホン酸基含有芳香族化合物のホルムアルデ
ヒド縮合物またはそのアル カリ金属塩、アンモニウム塩または有 機アミン塩。
(C3)スルホン酸基含有アミノトリアジン化合物のホ
ルムアルデヒド縮合物また はそのアルカリ金属塩、アンモニウム 塩または有機アミン塩。
(C1)のりゲニンスルホン酸は、サルファーパルプ蒸
解排液から得られ、これを遊離の酸または塩として用い
る。木材の種類や蒸解条件などによりスルホン化度や分
子量が異なるが、本発明では特に限定されない。
(C2)のスルホン酸基含有芳香族化合物としては、ベ
ンゼンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン酸、ナフタ
レンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸、クレオ
ソート油(石油乾留タール中の沸点200℃以上の中性
油またはそのアルキル化物)のスルホン化物、さらには
りゲニンスルホン酸等が挙げられる。これらを単独でま
たは2種以上混合してホルムアルデヒド縮合し、あるい
はさらに中和して塩とすることにより、(C2)スルホ
ン酸基含有芳香族化合物のホルムアルデヒド縮合物また
はその塩が得られる。
(C3)のアミノトリアジン化合物としては、メラミン
、ヘキサルチロールメラミン、アセトグアナミン、ベン
ゾグアナミンなどが挙げられる。
これらとホルムアルデヒドとの縮合反応物を、亜硫酸、
硫酸、無水硫酸1重亜硫酸などでスルホン化し、あるい
はさらに中和して塩とすることにより、 (C3)スル
ホン酸基含有アミノトリアジン化合物のホルムアルデヒ
ド縮合物またはその塩を得ることができる。また、アミ
ノトリアジン化合物をスルホン化した後、ホルムアルデ
ヒドで縮合することによっても、得ることができる。(
C3)成分の中でも、メラミン樹脂スルホン酸またはそ
の塩が好ましい。
(C)成分の縮合物の縮合度は1.1〜40が適当であ
り、好ましくは1.2〜20である。
アルカリ金属塩としては、ナトリウム、カリウム、リチ
ウムなどがある。
有機アミン塩としては、メチルアミン、エチルアミン、
牛脂アミン、モノエタノールアミン、トリエタノールア
ミンなどがある。
本発明の分散剤においては、上記(A)成分、(B)成
分および(C)成分を、(A)成分=20〜90重量%
、(B)成分=1〜60重量%、(C)成分:1〜60
重量%の範囲で用いることが望ましく、これにより炭素
質微粉体水スラリーの流動性と静置安定性の双方をより
効果的に改善することができる。
本発明の分散剤は、炭素質微粉体の水スラリー中に0.
05〜3重量%、好ましくは0.1〜2重量%の範囲で
含まれるように添加するのが適当である。
炭素質微粉体としては、無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐
炭などの石炭;石油コークス、化学プラントから副生ず
るカーボンブラック、有機物を炭化して得られるカーボ
ンブラック、木炭などエネルギー源として用いられもの
が使用される。
また、石炭のように灰分を多く含むものは、浮選法、水
中造粒法(Oil Agglomeration法)な
どを適用して脱灰ならびに脱硫処理を施し、クリーン化
することが好ましい。これらの炭素質は、実質上1mm
以上のものが含まれないように微粉化されるが、燃料と
しての燃焼性を考慮して74μm以下の含有量が50重
量%以上とすることが好ましく、さらに好ましくは60
〜100重量%である。
炭素質微粉体の水スラリーは、乾式粉砕法または湿式粉
砕法により炭素質を粉砕して水スラリー化することに得
ることができ、分散剤は最終水スラリーに含まれるよう
に適宜の工程で分散することができる。たとえば、乾式
粉砕法で炭素質微粉体を得た場合は1分散剤を水に溶解
または分散させ、これに微粉体を加えて適当な混合装置
により高濃度水スラリーを調製すればよい。また、湿式
粉砕法を採用する場合は、湿式粉砕に用いる水中に分散
剤を予め分散するようにしてもよいし、湿式粉砕中もし
くは粉砕後に分散するようにしてもよい。
水スラリー中の炭素質微粉体の濃度は、微粉体の種類、
平均粒径、粒度分布などにもよるが、本発明の分散剤を
分散することにより十分に高めることができ、たとえば
80重量%程度まで可能である。
]」!宸丸敦 本発明の分散剤によれば、スルホン酸基含有芳香族炭化
水素系重合体あるいはそのアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩または有機アミン塩と、特定のポリエーテルと、リ
グニンスルホン酸塩等の芳香族縮合体のスルホン化物あ
るいはそのアルカリ金属塩、アンモニウム塩または有機
アミン塩とを併用することにより、炭素質微粉体水スラ
リーの流動性および静置安定性を相剰的に改善すること
ができる。よって、従来よりも高1度の水スラリーが得
られるとともに、長期に亘って安定に胛蔵することがで
きる。
本発明の分散剤を添加した炭素質微粉体水スラリーは、
電力や一般産業用のボイラー燃料としてのみならず、製
鉄分野における高炉や冶金炉で使用されるコークスの節
減のための助燃剤などとしても有用である。
実施例 所定の分散剤を水に溶解し、これに炭素質微粉体を所定
量(乾燥基準)になるように少量づつ加えた。全量加え
終った後、ホモミキサー(特殊機化工業製)にて3,0
00rρmで10分間攪拌して高濃度水スラリーを約6
00g、!fill製した。
次に、このスラリーの流動性および静置安定性を評価し
た。
(1)流動性 ブルックフィールド型粘度計を用い、25°Cにて粘度
を測定した(ロータNα3,60回転、1分間後に測定
)。得られた結果から、以下のように流動性を評価した
○:良 好 Δ:不十分 ×:不 良 (2)静置安定性 上記高濃度水スラリーsoo gを内径6ctnの50
0m nプラスチック製シリンダーに入れ、25℃にて
静置保存した。30日後、このシリンダーを一10℃に
冷却してスラリーを凍結させ、シリンダーの底部から2
anの高さで水平に切断し、下部(下M)のスラリーの
炭素質濃度を測定し、調製直後の濃度と比較した。得ら
れた結果から静置安定性を以下のように評価した。
O:良 好 Δ:不十分 ×:不 良 水スラリーの調製に用いた炭素質微粉体の粒度分布を表
−1に、また、性状分析値を表−2に示した。
本発明の分散剤の(A)成分の性状を表−3に、(B)
成分の性状を表−4に、また、(C)成分の性状を表−
5に示した。
(A)、(B)および(C)成分を配合した本発明の分
散剤を用いた水スラリーの測定結果を表−6に示した。
なお、表−7に比較例として1分散剤無添加のもの(実
験Nα33)、本発明の(A)、(B)または(C)成
分を単独で使用したもの(実験Nα34.35.36)
、公知の分散剤の代表例(実験Nα37,3B)につい
ての測定結果を示した。
表−1 炭素r微粉体の粒 分布 表−2 (以下余白) 手続補正書 昭和61年12月26日 1、事件の表示 昭和61年特許願第179288号 2、 発明の名称 炭素質微粉体の水スラリー用分散剤 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都墨田区本所1丁目3番7号 (676)ライオン株式会社 代表者 小 林   敦 4、代理人 電話 東京 (293) 2715 5、 補正の対象 6、補正の内容 (1)明ifの特許請求の範囲を別紙の通りに補正する
(2)明細書第6頁14行に「ポリエーテル」とあるの
を、r分子量500〜5,000のポリエーテル」に訂
正する。
(3)同第12頁2〜3行に「得られたもの」とあるの
を、r得られた分子量500〜5 、000、好ましく
は600〜5 、000のもの」に訂正する。
(4)同第16頁5〜7行に「(B)成分・・・・・・
である。」とあるのを削除する。
7、添付書類の目録 別紙                1通以上 別紙 特許請求の範囲 1、  (A):次の(A1)および(A2)の重合体
の中から選ばれる1種または2種以上のスル ホン酸基含有芳香族炭化水素系重合体 あるいはそのアルカリ金属塩、アンモ ニウム塩または有機アミン塩 (A1): (a)重合性芳香族スルホン酸系モノマー
群および(b)重合性炭化水素系モノマー群の中から選
ばれた1種また は2種以上の七ツマ−を重合して得ら れる重合体であって、前記(a)群モノマーを必須成分
として含む重合体 (A1):重合性炭化水素系モノマー群の中から選ばれ
た1種または2種以上のモ ノマーを重合して得られるポリマーで あって、重合性芳香族系モノマーを少 なくとも1種必須成分として含むポリ マーをスルホン化して得られる重合体 と、 (B)二分子内に芳香族環および活性水素を有する化合
物に、エチレンオキシドを必須成分として含むアルキレ
ンオキシドを付加して得られる分子量500〜5 、0
00のポリエーテル化合物またはその誘導体 と、 (C):下記(C1)、(C2)および(C3)から選
ばれる少なくとも1種のスルホン化物またはそのアルカ
リ金か塩、アンモニウム塩あるいは有機アミン塩 (C1): リクニンスルホン酸 (C2): スルホン酸基含有芳香族化合物のホルムア
ルデヒド縮金物 (C1): スルホン酸基含有アミノトリアジン化合物
のホルムアルデヒド縮金物 とを含むことを特徴とする炭素質微粉体の水スラリー用
分散剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A):次の(A^1)および(A^2)の重合体
    の中から選ばれる1種または2種以上のスル ホン酸基含有芳香族炭化水素系重合体 あるいはそのアルカリ金属塩、アンモ ニウム塩または有機アミン塩 (A^1):(a)重合性芳香族スルホン酸系モノマー
    群および(b)重合性炭化水素系 モノマー群の中から選ばれた1種また は2種以上のモノマーを重合して得ら れる重合体であって、前記(a)群モノ マーを必須成分として含む重合体 (A^2):重合性炭化水素系モノマー群の中から選ば
    れた1種または2種以上のモ ノマーを重合して得られるポリマーで あって、重合性芳香族系モノマーを少 なくとも1種必須成分として含むポリ マーをスルホン化して得られる重合体 と、 (B):分子内に芳香族環および活性水素を有する化合
    物に、エチレンオキシドを必須成分 として含むアルキレンオキシドを付加して 得られるポリエーテル化合物またはその誘 導体 と、 (C):下記(C^1)、(C^2)および(C^3)
    から選ばれる少なくとも1種のスルホン化物またはその アルカリ金属塩、アンモニウム塩あるいは 有機アミン塩 (C^1):リグニンスルホン酸 (C^2):スルホン酸基含有芳香族化合物のホルムア
    ルデヒド縮合物 (C^3):スルホン酸基含有アミノトリアジン化合物
    のホルムアルデヒド縮合物 とを含むことを特徴とする炭素質微粉体の水スラリー用
    分散剤。
JP17928886A 1986-07-30 1986-07-30 炭素質微粉体の水スラリ−用分散剤 Pending JPS6335690A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020025935A (ja) * 2018-08-15 2020-02-20 日本製紙株式会社 分散剤及びその製造方法
US11873443B2 (en) 2018-08-09 2024-01-16 Nippon Paper Industries Co., Ltd. Composition and production method of same, and dispersing agent

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