JPS62709Y2 - - Google Patents

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JPS62709Y2
JPS62709Y2 JP1980157772U JP15777280U JPS62709Y2 JP S62709 Y2 JPS62709 Y2 JP S62709Y2 JP 1980157772 U JP1980157772 U JP 1980157772U JP 15777280 U JP15777280 U JP 15777280U JP S62709 Y2 JPS62709 Y2 JP S62709Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、打球を受け入れる小受口と大受口と
を配設した回転体を、磁気作用によつて回転さ
せ、打球の受け入れ状態を変換するパチンコ機用
回転入賞装置に関する。
この種の入賞装置に於ては、特開昭55−52777
号で開示されている。しかし、回転体の受口の変
換を相互の磁石の反発吸引作用により行なう為、
各磁石の切換えを確実にしかも節度をもたせる必
要がある。特に、第1図に示す状態時において、
回転体が回転作動中にふら付いたり、下の受口に
戻つてしまう作動不良が発生する。入賞球31
は、基板の入賞口から基板裏面に流入して、第2
の受片33上に落下し、回動部材32の第2の受
片33を回転させた後、そのまま遊技盤34に穿
つた取付穴の傾斜面35上を流下して、入賞球3
1を集める集合樋(図示せず)へ導びかれる。回
転体が受け入れた入賞球は様様の流下勢をもつて
入賞口を通過し、第2の受片33上に乗る。この
時、入賞球31が第2の受片33に乗つて下方へ
押下げる状態が短時間であると、つまり入賞球3
1の流下速度が速い「早逃げ」の状態が発生する
と、回動部材32が跳ね返つて元に戻つてしまつ
たり、第2の受片33が所定位置に静止するまで
に時間がかかりすぎることが原因で、回転体側の
磁石と回動部材側の磁石との磁気作用の交換に節
度をもたすことができず、回転体の上記で示した
作動不良が発生していた。
本考案のパチンコ機用回転入賞装置は、上記に
鑑み考案されたもので、 入賞口を開設した基板及び該基板に裏面に設け
た保持枠体と、 基板の表面より突出させた支持軸に回転自由に
軸承した回転体であつて、その回転体周縁の前記
支持軸を中心に所定角度変位した位置に小受口と
大受口を備えた回転体と、 保持枠体内部に横設した回動軸に枢着させて回
転体の背後に位置させた回動部材であつて、前記
回動軸から放射状に突き出す第1、第2の受片及
び該第1の受片の背後方向に突き出す誘導片を備
えた回動部材とを有し、 前記回動部材は、その第1の受片が入賞口から
の打球を受け得る横姿態となる第1安定位置と、
第2の受片が入賞口からの打球を受け得る横姿態
となる第2安定位置との間を回動可能に構成し
て、横姿態に在る第1又は第2の受片が、小受口
又は大受口から入賞口を通して飛入した入賞球を
受けることにより、回動部材が第1安定位置から
第2安定位置に又はその逆に回動するようにな
し、 前記回転体の背面には2つの第1磁石を並置す
ると共に、前記回動部材の第1の受片の自由端に
は該自由端両側に磁極を形成する第2磁石を、ま
た第2の受片の自由端には該自由端両側に第2磁
石とは逆極性の向きに磁極を形成する第3磁石を
設け; 前記回動部材が第1安定位置から第2安定位置
に又はその逆に回動することにより、前記2つの
第1磁石の一方の磁石と第3又は第2磁石の磁極
との間に磁気的反発力を作用させ、且つ前記2つ
の第1磁石と他方の磁石と第3又は第2磁石の磁
極との間に磁気的吸引力を作用させて、回転体を
その大受口又は小受口が入賞口に接続する状態に
変換し拘束するように構成したパチンコ機用回転
入賞装置に於て; 基板の裏面には、前記回動部材の回動軸より下
方の位置に、横姿態に在る第2の受片に乗り前記
回動部材を第2安定位置から第1安定位置に回動
変位させる入賞球の流下方向を規制する案内部材
を設け、 前記安内部材は、その球受面と前記第2の受片
の自由端との間隔が、第2の受片が第1安定位置
において入賞球の径より少し大きく且つ入賞球と
第2の受片との係り状態を長時間維持する間隔と
なるように、基板裏面から突出せしめたことを特
徴とするものである。
以下、本考案の実施例を第2図以下の図面に基
づいて説明する。
第2図及び第3図に於て、遊技盤28に取付け
る基板1の表面に支持軸3を垂直に植設し、この
支持軸3に回転体2を回動可能に枢着する。回転
体2は支持軸3の軸方向に若干摺動可能としてあ
る。基板1には、回転体2の回動領域内で且つ支
持軸3より上方に、比較的大きな入賞口22を設
ける。
回転体2の周縁には、打球を受け入れ難い小受
口4と打球を受け入れ易い大受口5とを支持軸3
を中心に90度変位して設ける。実施例に示す小受
口4は横コ字型でその両翼を左右に僅かに拡開し
てあり、大受口5はコ字型でその両翼は左右に大
きく拡開してある。小受口4及び大受口5は何れ
も回動したとき入賞口22に臨むよう形成してあ
る。
回転体2には、その裏面側に於て、回転体2の
左部と下部に張出部7,6を形成し、各張出部
7,6には、それぞれ永久磁石(第1磁石)
8′,8を基板1の方向に若干突出して固着す
る。両第1磁石8′,8は基板1方向に若干突出
させ、その突出端の磁極は互いに同極とする。実
施例では、同第1磁石8′,8をN極としてあ
る。この場合、一方の第1磁石8′従つてその張
出部7は、支持軸3を挟んで大受口5とは反対側
に設け、また、他方の第1磁石8従つてその張出
部6は、支持軸3を中心として上記一方の第1磁
石8′から90度変位した位置に設ける。また、同
第1磁石8′,8は支持軸3から等距離に配置
し、回転体3が回動したとき同一円弧上を通過す
るようにする。
第1磁石8′,8及びその張出部7,6は、回
転体2の錘部としても機能する。即ち、第2図に
於て回転体2をフリー状態とすると回転体2が反
時計回りに回動し、第5図で回転体2をフリー状
態とすると、回転体2が時計回りに回動するよう
な戻りモーメントを与えている。実施例では、第
1磁石8′,8の重さを利用して戻りモーメント
を与えたが、回転体2の前面に装飾板を取り付
け、その装飾板自体の重さのバランスを同様に定
めてもよい。
回転体2の回動角を約90度に規制するため、回
転体2の裏面には、支持軸3を中心とする円弧状
の溝9を設け、該溝9内には、基板1に植設した
突起10の先端を挿入する。溝9と突起10との
係合で回転体2の回動角は90度に規制される。溝
9の長さ、即ち支持軸3を中心とする開き角は、
90度より若干大きくすると、回転体2の回動が円
滑となつてよい。
第2図及び第4図に示すように、基板1の表面
には、回転体2の第1磁石8′,8の突出端が落
込んで嵌合し得る大きさの3つの係合凹部11,
11′,11″を、支持軸3を中心に上記第1磁石
8′,8が通過する円弧に沿つて配設する。実施
例では、支持軸3の下方に凹部11を、支持軸3
の両側に凹部11′,11″を配置してある。
既に述べたように、回転体2の第1磁石8′,
8は互いに90度変位しているので、その一方の第
1磁石8′が基板1の左側凹部11′に嵌つたとき
には、他方の第1磁石8が下方の凹部11に嵌り
込む状態(定位状態)となる。また、回転体2の
他方の第1磁石8が基板1の左側凹部11″に嵌
つたときには、一方の第1磁石8′が下方の凹部
11に嵌り込む状態(反位状態)となる。この反
位状態下では、回転体2の大受口5は、入賞口2
3に臨む上方位置に来る(第5図)。
次に、回転体2を磁力作用により90度回動さ
せ、定位状態から反位状態又はその逆に切換える
磁極変換機構を説明する。
第3図、第4図及び第6図に於て、磁極変換機
構を構成するため、基板1の裏面には入賞口22
の背面に位置するように無底の略箱型の保持枠体
12を設け、保持枠体12には基板1と平行に回
動軸13を横設し、この回動軸13に回動部材1
4を回動可能に枢着させて、基板1を挟んで回転
体2の背後に位置させる。
回動部材14は、回動軸13を中心に互いに約
90度の開度で放射状に突き出す第1、第2の受片
15,16及び該第1の受片15の背後方向に突
き出す誘導片17を備えており、従つて三枚の板
状の羽根を略T字型に組んだ形をしている。第1
及び第2の受片15,16の長さは、入賞球の直
径よりも若干長くしてあり、また、幅は入賞球が
2個並置できる程度にしてある。回動軸13は、
回動部材14が回動したとき、その第1及び第2
の受片15,16の先端部が、基板1の裏面、正
確には左右の凹部11′,11″の裏面部分と接近
し得るように、基板1から離れた位置に設定して
ある。
回動部材14の回動範囲を制限するため、保持
枠体12には停止杆18が回動軸13と並行に取
付けてある。停止杆18は、第2の受片16と誘
導片17との間に位置しており、回動部材14の
回動範囲をほぼ90度に規制している。この停止杆
18の働きにより、回動部材14は、第2の受片
16が当接するとともにその第1の受片15が入
賞口22に臨んで横姿態となる第1安定位置と、
誘導片17が当接するとともに第2の受片16が
入賞口22に臨んで横姿態となる第2安定位置と
が設定されて、それらの位置に安定してに静止し
得る。第1安定位置(第3図)での回動部材14
は、第1の受片15と誘導片17とが前後にほぼ
平面状で後方に若干の下り斜面となり、第2の受
片16は下方に位置して停止杆18により反時計
回りの回動が阻止されている。また第2安定位置
(第6図)での回動部材14は、第1の受片15
と誘導片17とは上下にほぼ垂直となり、第2の
受片16はほぼ水平に位置して停止杆18により
時計回りの回動が阻止される。
回動部材14は、横姿態に在る第1の受片15
が小受口4から入賞口22を通して飛入した入賞
球を受け、該第1の受片15から誘導片17へ流
下した入賞球を誘導片17が受けることにより、
時計回り方向に回動して第1安定位置から第2安
定位置に切換わる。入賞球は、回動軸13の後側
の球通路空間を通つて、保持枠体12側面に穿つ
た第1出口23から排出される。一方、回動部材
14の第2安定位置から第1安定位置への切換わ
りは、横姿態に在る第2の受片16(第6図参
照)が、大受口5から入賞口22を通して飛入し
た入賞球を受けることにより、回動部材14を反
時計回りに回動して行なわれ、入賞球は、回動軸
13の前側の球通路空間を通つて、保持枠体12
の底部の第2出口24から下方に排出される。
第4図に於て、第1の受片15の自由端には、
その自由端両側部に一対の磁極19,19′を形
成する第2磁石を、また、第2の受片16の各自
由端には、その自由端両側部に一対の磁極20,
20′を形成する第3磁石を、互いに磁極が異な
る方向に設ける。この実施例では、棒状の永久磁
石を基板1と平行に受片の先端部に埋設してあ
る。この第2磁石の両端の磁極19と19′の間
隔並びに第3磁石の磁極20と20′の間隔は、
それぞれ、前記基板1の左右の凹部11′,1
1″間の間隔に等しくしてある。従つて、第1の
受片15が横姿態に在る第1安定位置に於ては、
第1の受片15の自由端両側の磁極19,19′
のうちその一方磁石19が、基板1を挟んで回転
体の第1磁石の一方8′に接近して、互いに磁気
的に吸引し合い、回転体2を第2図に示す定位状
態に拘束する。また、第2の受片16が横姿態に
在る第2安定位置に於ては、後述するようにして
回転体2は第5図に示す反位状態に反転すること
から、第2の受片16の自由端両側の磁極20,
20′のうち、その一方磁石20′が、基板1を挟
んで回転体の第1磁石の他方8に接近して、互い
に磁気的に吸引し合い、回転体2を第5図に示す
反位状態に拘束する。
尚、上記のように回動部材14の第1及び第2
の受片15,16に磁石を設けたことと反応させ
て、回動部材14の誘導片17にも、適当な錘を
設け、回動部材14が回動軸13を支点にほぼ均
衡するようにする。この実施例では、錘は、誘導
片17の上面に且つ入賞球の流下を阻害しないよ
うに片側に寄せて埋設してある。
次に、上記磁極変換機構による回転体2の反転
動作について説明する。
第7図に示す如く、説明の便宜上、第1磁石
8′,8の磁極をそれぞれNとする。また、第2
磁石と第3磁石の各両端の磁極19,19′と2
0,20′は、第2磁石については第7図の左側
の磁極(一端の磁極)19をS、右側の磁極(他
端の磁極)19′をNとする。従つて、第3磁石
については、第7図の左側の磁極(一端の磁極)
20がN、右側の磁極(他端の磁極)20′がS
となる。
まず、回転体2の定位状態から反位状態への変
換動作を説明する。
第2図及び第3図に示すように、回転体2が定
位状態であり且つ回動部材14が第1安定位置に
在る場合、回転体2の第1磁石8′のN極と、第
1の受片15に設けた第2磁石の一端の磁極19
(S極)とが吸引し合う。この吸引作用によつて
回転体2は支持軸3上を基板1側に寄せられ、一
方の第1磁石8′は基板1の左の凹部11′に、第
1磁石8は下方の凹部11に嵌り込む。従つて、
回転体2は定位状態に安定して保持されている。
今、小受口4に打球が入賞して回動部材14が
第3図の第1安定位置から時計回りに回動され
て、第6図に示す第2安定位置に切換るものとす
る。第1の受片15の自由端は第1磁石8′から
上方に遠ざかり、第2の受片16の自由端が第1
磁石8′に近づく。従つて、まず、左の凹部1
1′内にある第1磁石8′(N極)に、第2の受片
16の第3磁石の一端の磁極22(N極)が近づ
き、両磁極間に反発力が生じる。この反発作用に
よつて、回転体2の一方の第1磁石8′は左の凹
部11′から離脱し、同時に回転体2の他方の第
1磁石8も下方の凹部11より離脱する結果、回
転体2は支持軸3に沿つて前方に押し出され、基
板1との係合が解かれて、一瞬フリー状態とな
る。そして次の瞬間、回転体2の一方の張出部7
及び第1磁石8′から成る錘による回転モーメン
トと、上記同極間の反発力とがあいまつて、回転
体2は第2図の状態から反時計廻りに回動変位す
る。この結果、それまで下方に位置していた他方
の第1磁石8(N極)は、支持軸3の右側に移動
し、右の凹部11″に近づく。凹部11″の背後に
は、この間に第2の受片16が移動して来ている
ので、その第3磁石の他端の磁極20′(S極)
との間に吸引作用が生じる。この吸引作用によ
り、回転体2の他方の第1磁石8が右の凹部1
1″に引き込まれ、凹部11″内に落ち込む。回転
体2は支持軸3に沿つて基板側に引き寄せられ、
回転体2の一方の第1磁石の磁極8′も下方の凹
部11に入り込む。かくして回転体2は基板1に
確実に係合し、反位状態となる(第5図)。
次に、回転体2が反位状態から定位状態に戻る
動作を説明する。
この反転動作は、回転体2が反位状態にある場
合に於て、大受口5が打球を受け入れて回動部材
14が第6図の第2安定位置から第3図の第1安
定位置に切換ることにより生じる。
第2の受片16の自由端は第1磁石8から下方
に遠ざかり、第1の受片15が第1磁石8に上方
より近づく。第1の受片15の第2磁石の他端の
磁極19′(N極)が、右の凹部11″内にある回
転体2の他方の第1磁石8(N極)に近づくこと
により、両磁極間に反発力を生じる。この反発作
用によつて、回転体2の他方の第1磁石8は右の
凹部11″から離脱し、同時に回転体2の一方の
第1磁石8′も下方の凹部11から離脱する結
果、回転体2は支持軸3に沿つて前方に押し出さ
れ、基板1との係合がとかれて一瞬フリー状態と
なる。そして次の瞬間、回転体2の他方の張出部
6及び第1磁石8から成る錘による回転モーメン
トと、上記同極間に作用する反発力とがあいまつ
て、回転体2は第5図の状態から時計廻りに回動
変位する。この回転体2の回動で一方の第1磁石
8′(N極)は左の凹部11′に近づく。凹部1
1′の背側にはその間に第1の受片15が来てい
るので、その第2磁石の一端の磁極19(S極)
との間に吸引力が作用し、回転体2の一方の第1
磁石8′は凹部11′に引き込まれ凹部11′に落
ち込みむ。回転体2は支持軸3に沿つて基板側に
寄せられ、回転体2の他方の第1磁石8も下方の
凹部11に落ち込む。かくして回転体2は基板1
に確実に係合し、定位状態(第2図)に戻る。
上記の説明から分るように、回転体2の支持軸
3に沿つた前後方向の移動範囲は、張出部6,7
から突出する第1磁石8′,8の先端が、基板1
の凹部11,11′,11″から離脱できる距離で
あればよい。
次に入賞球と回動部材14の第2安定位置から
第1安定位置への回動との関係について説明す
る。
既に述べたように、回動部材14が第2安定位
置(第6図)にある場合、入賞口22からの入賞
球21は第2の受片16に落下し、第2の受片1
6を押しさげて回動部材14を回動させる。この
回動で回動部材14は第2の受片16を停止杆1
8に接して第1安定位置に復帰する。そして入賞
球21は保持枠体12の底部に穿つた第2出口2
4から排出する。この第2出口24は、第3図に
示す通り、第2の受片16が停止杆18に接して
停止している状態(第1安定位置)に於て、第2
の受片16の自由端と基板1の裏面との間の間隔
で前後方向の寸法が定まり、左右の寸法は、保持
枠体12の一方の側壁と他方の側壁との間隔で定
まる。
第3図に示すように、回動軸13より下方に於
て、基板1の裏面には、第2の受片16と係り合
つて下方に流下して来る入賞球21を誘導する案
内部材25を突出させてある。案内部材25は、
回動軸13側に向く面、即ち球受面26が、停止
杆18に接して停止している状態(第1安定位
置)の第2の受片16の自由端との間に成す間隔
Xを、入賞球の径より少し大きくなるように形成
してある。
第8図から良く判るように、この実施例では、
入賞球の落下して来る領域の横幅方向に、案内部
材25として複数のリブ27を並置し、それらの
リブ27の形状を、基板1の裏面から後方にかけ
て先細状に形成し、各リブ27の上面を球受面2
6としている。複数のリブ27により案内部材2
5を構成すると、その弾性によつて落下球の衝撃
や衝撃音を緩和できる。又、塵挨等をリブ27相
互間の凹部28に受けることができるため、塵挨
等の付着による落下球の変則的流下を防ぐことも
できる。しかし、第9図に示すように、これらの
リブ27の配置幅に亘つて均一な球受面26′を
有する単一部材より成る案内部材25′を用いる
こともできる。
いずれにしても、案内部材25又は25′は、
その球受面26,26′と第2の受片16の自由
端との間隔が、第2の受片16が第1安定位置に
おいては入賞球の径より少し大きい間隔Xとし、
且つ入賞球と第2の受片16との係り状態を長時
間維持する間隔となるように、基板裏面から突出
させる。この実施例では、第2の受片16の自由
端が描く軌跡に相応した曲面としてある。このよ
うに球受面26,26′を形成すると、入賞球2
1は、流下勢が抑制されるとともに第2出口24
から短時間のうちに流下する所謂早逃げができ
ず、第2の受片16を第2安定位置、即ち停止杆
18に接する位置に完全に回動せしめた後でなけ
れば、第2出口24から排出されない。従つて、
回動部材14は、入賞球21により、所定の通り
第2安定位置(第6図)から第1安定位置(第3
図)に回動し、入賞状態は確実に変換できる。
上記入賞球の早逃げが抑制される過程は次のよ
うにしてなされる。
第6図において、第2の受片16に乗つた入賞
球は、まず、基板1の裏面側に寄せられる。そし
て、もし案内部材25が存在しなければ、基板1
の裏面に沿つてそのまま下方に落下し、当該入賞
球の後端の軌跡は基板1に平行な直線となる。こ
れと同時に、第2の受片16の自由端も一定の円
弧を描いて下降し、上記直線との交点を通過した
時点で、第2の受片16が入賞球21aから釈放
される。このことは、第2安定位置である停止杆
18に当接する以前に於て、回動部材14がフリ
ーとなり、不安定な状態に置かれることを意味す
る。
しかし、案内部材25を設けた場合には、該案
内部材25により、入賞球が第2の受片16側に
寄せられるため、上記交点を過ぎた後に於ても、
第2の受片16は依然として入賞球と係り合つて
いる。そして、第2の受片16の自由端が、第2
安定位置へと移行する迄の間に於て、初めて第2
の受片16が入賞球から釈放される。従つて、回
動部材14の反転が不完全で非反転状態に戻つて
しまう不都合が防止される。
尚、第2の受片16が上記交点を通過した後の
いずれの時点で入賞球から釈放されるかは、案内
部材25の突出長さ及び案内面の形状如何により
決定される。
上記案内部材25,25′は、基板1の裏面下
部に一体的に設けられ、また回動部材14も同じ
く保持枠体12を介して基板1に一体的に設けら
れるものであるから、第2の受片16と案内部材
25,25′の球受面26,26′との間隔は、上
記の関係に常に一定に維持される。尚、案内部材
25,25″は、基板1の裏面回動軸13の下方
から突出するものであればよい。
本考案は叙上の如く、案内部材の球受面と第2
の受片の自由端との間隔が、第2の受片16が第
1安定位置において入賞球の径より少し大きく且
つ入賞球と第2の受片との係り状態を長時間維持
する間隔となるように、基板端面から突出せしめ
た構成であるから、仮に入賞口22に導かれる入
賞球の流下勢が速かつたとしても、常に入賞球の
早逃げが確実に防止される。従つて、回動部材1
4の回動状態に節度がつき、回転体2の第1磁石
と第1の受片15の第2磁石との磁気作用がスム
ースに行なわれて、回転体2の変換作動におい
て、回転体2がふらついたり、下の大受口5へ戻
つてしまう不都合が解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は改良前の回転入賞装置の断面図、第2
図以下は本考案の実施例を示すものにして、第2
図は正面図、第3図は断面図、第4図は平面図、
第5図は反位状態の正面図、第6図はその断面
図、第7図は磁極の位置関係を示す説明図、第8
図は案内部材の斜視図、第9図は他の案内部材の
斜視図、である。 1……基板、2……回転体、4……小受口、5
……大受口、8′,8……第1磁石、12……保
持枠体、13……回動軸、14……回動部材、1
5……第1の受片、16……第2の受片、17…
…誘導片、18……停止杆、19,19′……第
2磁石、20,20′……第3磁石、22……入
賞口、24……第2出口、25……案内部材、2
6,26′……球受面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入賞口を開設した基板及び該基板の裏面に設け
    た保持枠体と、 基板の表面より突出させた支持軸に回転自由に
    軸承した回転体であつて、その回転体周縁の前記
    支持軸を中心に所定角度変位した位置に小受口と
    大受口を備えた回転体と、 保持枠体内部に横設した回動軸に枢着させて回
    転体の背後に位置させた回動部材であつて、前記
    回動軸から放射状に突き出す第1、第2の受片及
    び該第1の受片の背後方向に突き出す誘導片を備
    えた回動部材とを有し、 前記回動部材は、その第1の受片が入賞口から
    の打球を受け得る横姿態となる第1安定位置と、
    第2の受片が入賞口からの打球を受け得る横姿態
    となる第2安定位置との間を回動可能に構成し
    て、横姿態に在る第1又は第2の受片が、小受口
    又は大受口から入賞口を通して飛入した入賞球を
    受けることにより、回動部材が第1安定位置から
    第2安定位置に又はその逆に回動するようにな
    し、 前記回転体の背面には2つの第1磁石を並置す
    ると共に、前記回動部材の第1の受片の自由端に
    は該自由端両側に磁極を形成する第2磁石を、ま
    た第2の受片の自由端には該自由端両側に第2磁
    石とは逆極性の向きに磁極を形成する第3磁石を
    設け; 前記回動部材が第1安定位置から第2安定位置
    に又はその逆に回動することにより、前記2つの
    第1磁石の一方の磁石と第3又は第2磁石の磁極
    との間に磁気的反発力を作用させ、且つ前記2つ
    の第1磁石の他方の磁石と第3又は第2磁石の磁
    極との間に磁気的吸引力を作用させて、回転体を
    その大受口又は小受口が入賞口に接続する状態に
    変換し拘束するように構成したパチンコ機用回転
    入賞装置に於て; 基板の裏面には、前記回動部材の回動軸より下
    方の位置に、横姿態に在る第2の受片に乗り前記
    回動部材を第2安定位置から第1安定位置に回動
    変位させる入賞球の流下方向を規制する案内部材
    を設け、 前記案内部材は、その球受面と前記第2の受片
    の自由端との間隔が、第2の受片が第1安定位置
    において入賞球の径より少し大きく且つ入賞球と
    第2の受片との係り状態を長時間維持する間隔と
    なるように、基板裏面から突出せしめたことを特
    徴とするパチンコ機用回転入賞装置。
JP1980157772U 1980-11-04 1980-11-04 Expired JPS62709Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552777A (en) * 1978-07-10 1980-04-17 Takuyo Kuchitsu Safe ball port

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5552777A (en) * 1978-07-10 1980-04-17 Takuyo Kuchitsu Safe ball port

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