JPS6139515Y2 - - Google Patents

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JPS6139515Y2
JPS6139515Y2 JP14861980U JP14861980U JPS6139515Y2 JP S6139515 Y2 JPS6139515 Y2 JP S6139515Y2 JP 14861980 U JP14861980 U JP 14861980U JP 14861980 U JP14861980 U JP 14861980U JP S6139515 Y2 JPS6139515 Y2 JP S6139515Y2
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magnet
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rotating
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magnets
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転体を90度回動させることにより
打球の受け入れ状態を変換するパチンコ機用の、
回転入賞装置に関する。
従来、この種の回転入賞装置は、回転体に、打
球の受け入れ難い小受口と、打球の受け入れ易い
大受口とが設けられ、打球が入賞する毎に小受口
と大受口とが交互に180度回動するものであつ
た。従つて、大受口の時に打球が入賞しても小受
口に回動するため、遊技者の利益は単に大受口の
ときに打球が入賞し易いという点のみにあつた。
特にこの種のものは大受口の時に打球が一度に2
個入賞しても小受口に回動してしまうという不都
合がある。チユーリツプ式入賞装置では開いた状
態に於て一度に2個入賞した場合は、チユーリツ
プが再度開くという利益が遊技者に与えられてい
る点からみると、著しく趣興性を欠き、遊技意欲
を減退させるという欠点がある。
本考案は上記の欠点を除去すべくなされたもの
で、小受口から入賞した時は、常に回転体が大受
口に状態に回動し、大受口の時に打球が小受口か
ら、入賞しても小受口に回動しないパチンコ機用
回転入賞装置の提供を目的とするものである。
本考案のパチンコ機用回転入賞装置は、 基板1前面に植設した支持軸2に回転体3を回
動可能に軸着し、該回転体3の周縁の一部に打球
を受け入れ易い大受口4を設け、上記基板1に
は、該大受口4と連通する幅広な入賞口23と、
上記回転体3の上方に基板1前面から突出する小
受口24とを設け、 上記回転体3の背面には支持軸2を中心に互い
に略90度変位させて同じ磁極の2個の第1磁石
7,7′を設け、 基板1背面に形成した保持体14内に、互いに
磁極のの異なる第2磁石及び第3磁石を有し且つ
第1及び第2の安定位置の間を回動変位可能な回
動部材16を設け、 前記第2磁石は、回動部材16が第1の安定位
置にあるときに基板1背面に接近し、その第2磁
石の一方の磁極が前記2個の第1磁石の一方7′
と対向して磁気的に吸引し合い、大受口4が入賞
口23からそれた状態に回転体3を拘束するよう
に配設し、また前記第3磁石は、回動部材16が
第2の安定位置にあるときに基板1背面と接近
し、前記2個の第1磁石のうち他方の第1磁石7
と対向して磁気的に吸引し合い、大受口4が入賞
口23に臨む状態に回転体3を拘束するように配
設して、回動部材16が第1及び第2の安定位置
の間を回動したとき第2磁石及び第3磁石の第1
磁石7,7′に対する磁気的な作用により回転体
3が略90度回動するように構成し、 前記小受口24から回動部材16上へかけて入
賞球案内樋25を配設し、該入賞球案内樋25に
より小受口24からの入賞球を、前記回動部材1
6が前記第1の安定位置にあるときは回動部材1
6を第2の安定位置に変換させるが、前記回動部
材16が前記第2の安定位置にあるときは回動部
材16が第1の安定位置に変換されないように、
回動部材16に導くことを特徴とするものであ
る。
以下、本考案を実施の一例を示す図面に基づい
て説明する。
第1図及び第2図に於て、遊技盤に取付けられ
る基板1の表面に支持軸2を垂直に植設し、この
支持軸2に回転体3を回動自在に枢着する。回転
体3は支持軸2の軸方向に若干摺動可能としてあ
る。基板1には、回転体3の回動領域内で且つ支
持軸2より上方に、幅広の入賞口23を設ける。
又、基板1には、回転体3の回動領域外の上部
に、打球を受け入れ難い小受口24を基板表面か
ら突出して設けてあり、基板1に設けた開口を通
して入賞球案内樋25と連通している。
回転体3の周縁の一側(第1図で右側)には、
打球を受け入れ易い大受口4を設ける。実施例の
大受口4は受皿状に両翼は大きく拡開し、上方に
位置したとき上記入賞口23と連通するように設
けてある。回転体3の裏面側には2つの磁石収納
部5,6を突設し、両磁石収納部5,6にそれぞ
れ永久磁石(第1磁石)7,7′を収納する。こ
の場合、一方の第1磁石7′従つてその収納部6
は、支持軸2を挾んで大受口4とは反対側に設
け、また、他方の第1磁石7従つてその収納部5
は、支持軸2を中心として上記一方の第1磁石
7′から90度変位した位置に設ける。また、両第
1磁石7,7′は支持軸2から等距離に配置し、
回転体3が回動したとき同一円弧上を通過するよ
うにする。
両第1磁石7,7′は基板1方向に若干突出さ
せ、その突出端の磁極は互いに同極とする。実施
例では、両第1磁石7′,7をN極としてある。
第1磁石7,7′及びその収納部5,6は、回
転体3の錘部としても機能する。即ち、第1図に
於て回転体3をフリー状態とすると回転体3が反
時計廻りに回動し、第4図で回転体3をフリー状
態とすると、回転体3が時計廻りに回動するよう
な戻りモーメントを与えている。実施例では、第
1磁石7,7′の重さを利用して戻りモーメント
を与えたが、回転体3の前面に装飾板を取り付
け、その装飾板自体の重さのバランスを同様に定
めてもよい。
回転体3の回動角を約90度に規制するため、回
転体3の裏面には、支持軸2を中心とする円弧状
の溝9を設け、該溝9内には、基板1に植設した
突起10の先端を挿入する。溝9と突起10との
係合で回転体3の回動角は90度に規制される。溝
9の長さ、即ち支持軸2を中心とする開き角は、
90度より若干大きくすると、回転体3の回動が円
滑となつてよい。
第6図から良く判るように、基板1の表面に
は、回転体3の第1磁石7,7′の突出端が落込
んで嵌合し得る大きさの3つの凹部11,1
1′,11″を、支持軸2を中心に上記第1磁石
7,7′が通過する円弧に沿つて配設する。実施
例では、支持軸2既に述べたように、回転体3の
第1磁石7,7′は互いに90度変位しているの
で、その一方の第1磁石7′が基板1の左側凹部
11′に嵌つたときには、他方の第1磁石7が下
方の凹部11に嵌り込む状態(定位状態)とな
る。また、回転体3の他方の第1磁石7が基板1
の右側凹部11″に嵌つたときには、一方の第1
磁石7′が下方の凹部11に嵌り込む状態(反位
状態)となる。この反位状態下では、回転体3の
大受口4は、入賞口23に臨む上方位置に来る
(第4図)。
12は、上記回転体3を磁力作用により定位状
態から反位状態又はその逆に切換える磁極変換機
構を示す。
第2図、第3図及び第5図に於て、磁極変換機
構12を構成するため、基板1の裏面には入賞口
23の背面に位置するように保持体14を設け、
保持体14には基板1と平行に回動軸15を横設
し、この回動軸15に回動部材16を回動可能に
枢着させて、基板1を挾んだ回転体3の背後に位
置させる。
回動部材16は、回動軸15を中心に互いに約
90度の開度で放射状に突き出す第1,第2の受片
17,18及び該第1の受片17の背後方向に突
き出す誘導片19を備えており、従つて三枚の板
状の羽根を略T字型に組んだ形をしている。第1
及び第2の受片17,18の長さは、入賞球の直
径よりも若干長くしてあり、また、幅は入賞球が
2個並置できる程度にしてある。回動軸15は、
回動部材16が回動したとき、その第1及び第2
の受片17,18の先端部が、基板1の裏面、正
確には左右の凹部11′,11″の裏面部分と接近
し得るように、基板1から離れた位置に設定して
ある。
回動部材16の回動範囲を制限するため、保持
体14には停止杆20が回動軸15と並行に取付
けてある。停止杆20は、第2の受片18と誘導
片19との間に位置しており、回動部材16の回
動範囲をほぼ90度に規制している。この停止杆2
0の働きにより、回動部材16は、第2の受片1
8が当接するとともにその第1の受片17が入賞
口23に臨んで横姿態となる第1安定位置と、誘
導片19が当接するとともに第2の受片18が入
賞口23に臨んで横姿態となる第2安定位置とが
設定されて、それらの位置に安定して静止し得
る。第1安定位置(第2図)での回動部材16
は、第1の受片17と誘導片19とが前後にほぼ
平面状で後方に若干の下り斜面となり、第2の受
片18は下方に位置して停止杆20により反時計
廻りの回動が阻止されている。また第2安定位置
(第5図)での回動部材16は、第1の受片17
と誘導片19とは上下にほぼ垂直となり、第2の
受片18はほば水平に位置して停止杆20により
時計廻りの回動が阻止される。
回動部材16は、横姿態に在る誘導片19が小
受口24から入賞球案内樋25を通つて流下した
入賞球を受けることにより、時計廻り方向に回動
して第1安定位置から第2安定位置に切換わる。
入賞球は、回動軸15の後側の球通路空間を通つ
て、保持体14側面に穿つた第1出口26から排
出される。一方、回動部材16の第2安定位置か
ら第1安定位置への切換わりは、横姿態に在る第
2の受片18(第5図参照)が、大受口4から入
賞口23を通して飛入した入賞球を受けるとによ
り回動部材16を反時計廻りに回動して行なわ
れ、入賞球は、回動軸15の前側の球通路空間を
通つて、保持体14底部に穿つた第2出口27か
ら下方に排出される。
第3図に於て、第1の受片17の自由端には、
その自由端両側部に一対の磁極21,21′を形
成する第2磁石を、第2の受片18の各自由端に
は、その自由端両側部に一対の磁極22,22′
を形成する第3磁石を、互いに磁極が異なる方向
に設ける。この実施例では、棒状の永久磁石を基
板1と平行に受片の先端部に埋設してある。この
第2磁石の両端の磁極21と21′の間隔並びに
第3磁石の磁極22と22′の間隔は、それぞ
れ、前記基板1の左右の凹部11′,11″間の間
隔に等しくしてある。従つて、第1の受片17が
横姿態に在る第1安定位置に於ては、第1の受片
17の自由端両側の磁極21,21′のうちその
一方磁極21が、基板1を挾んで回転体の第1磁
石の一方7′に接近して、互いに磁気的に吸引し
合い、回転体3を第1図に示す定位状態に拘束す
る。また、第2の受片18が横姿態に在る第2安
定位置に於ては、後述するようにして回転体3は
第4図に示す反位状態に反転することから、第2
の受片18の自由端両側の磁極22,22′のう
ちその一方磁極22′が、基板1を挟んで回転体
の第1磁石の他方7に接近して、互いに磁気的に
吸引し合い、回転体3を第4図に示す反位状態に
拘束する。
尚、上記のように回動部材16の第1及び第2
の受片17,18に磁石を設けたことと対応させ
て、回動部材16の誘導片19にも、適当な錘を
設け、回動部材16が回動軸15を支点にほぼ均
衡するようにする。この実施例では、錘は、誘導
片19の上面に且つ入賞球の流下を阻害しないよ
うに片側に寄せて埋設してある。
次に、上記磁極変換機構12による回転体3の
反転動作について説明する。説明の便宜上、第1
磁石の磁極7′,7をそれぞれNとする。また、
第2磁石と第3磁石の各両端の磁極は、第2磁石
については第3図の左側の磁極(一端の磁極)2
1をS、右側の磁極(他端の磁極)21′をNと
する。従つて、第3磁石については、第3図の左
側の磁極(一端の磁極)22がN、右側の磁極
(他端の磁極)22′がSとなる。
まず、回転体3の定位状態から反位状態への変
換動作を説明する。
第2図に示すように、回転体3が定位状態であ
り且つ回動部材16が第1安定位置に在る場合、
回転体3の第1磁石7′のN極と、第1の受片1
7に設けた第2磁石の一端の磁極21(S極)と
が吸引し合う。の吸引作用によつて回転体3は支
持軸2上を基板1側に寄せられて、一方の第1磁
石7′は基板1の左の凹部11′に、第1磁石7は
下方の凹部11に嵌り込む。従つて、回転体3は
定位状態に安定して保持されている。
今、小受口24に打球が入賞して回動部材16
が第2図の第1安定位置から時計廻りに回動され
て、第5図に示す第2安定位置に切換るものとす
る。第1の受片17の自由端は第1磁石7′から
上方に遠ざかり、第2の受片18の自由端が第1
磁石7′に近づく。従つて、まず、左の凹部1
1′内にある第1磁石7′(N極)に、第2の受片
18の第3磁石の一端の磁極22(N極)が近づ
き、両磁極間に反発力が生じる。この反発作用に
よつて、回転体3の一方の第1磁石7′は左の凹
部11′から離脱し、同時に回転体3の他方の第
1磁石7も下方の凹部11より離脱する結果、回
転体3は支持軸2に沿つて前方に押し出され、基
板1との係合が解かれて、一瞬フリー状態とな
る。そして次の瞬間、回転体3の一方の磁石収納
部6及びこれに収納された第1磁石7′との錘に
よる回転モーメントと、上記同極間の反発力とが
あいまつて、回転体3は第1図の状態から反時計
廻りに回動変位する。この結果、それまで下方に
位置していた他方の第1磁石7(N極)は、支持
軸2の右側に移動し、右の凹部11″に近づく。
凹部11″の背後には、この間に第2の受片18
が移動して来ているので、その第3磁石の他端の
磁極22′(S極)との間に吸引作用が生じる。
この吸引作用により、回転体3の他方の第1磁石
7が右の凹部11″に引き込まれ、凹部11″内に
落ち込む。回転体3は支持軸2に沿つて基板側に
引き寄られ、回転体3の一方の第1磁石の磁極
7′も下方の凹部11に入り込む。かくして回転
体3は基板1に確実に係合し、反位状態となる
(第4図)。
次に、回転体3が反位状態から定位状態に戻る
動作を説明する。
この反転動作は、回転体3が反位状態にある場
合に於て、大受口4が打球を受け入れて回動部材
16が第5図の第2安定位置から第1安定位置に
切換ることにより生じる。
第2の受片18の自由端は第1磁石7から下方
に遠ざかり、第1の受片17が第1磁石7に上方
より近づく。第1の受片17の第2磁石の他端の
磁極21′(N極)が、右の凹部11″内にある回
転体3の他方の第1磁石7(N極)に近づくこと
により、両磁極間に反発力を生じる。この反発作
用によつて、回転体3の他方の第1磁石7は右の
凹部11″から離脱し、同時に回転体3の一方の
第1磁石7′も下方の凹部11から離脱する結
果、回転体3は支持軸2に沿つて前方に押し出さ
れ、基板1との係合がとかれて一瞬フリー状態と
なる。そして次の瞬間、回転体3の他方の磁石収
納部5及びこれに収納された第1磁石7による回
転モーメントと、上記同極間に作用する反発力と
があいまつて、回転体3は第4図の状態から時計
廻りに回動変位する。この回転体3の回動で一方
の第1磁石7′(N極)は左の凹部11′に近づ
く。凹部11′の背側にはその間に第1の受片1
7が来ているので、その第2磁石の一端の磁極2
1(S極)との間に吸引力が作用し、回転体3の
一方の第1磁石7′は凹部11′に引き込まれ凹部
11′に落ち込みむ。回転体3は支持軸2に沿つ
て基板側に寄せられ、回転体3の他方の第1磁石
7も下方の凹部11に落ち込む。かくして回転体
3は基板1に確実に係合し、定位状態(第2図)
に戻る。
上記の説明から分るように、回転体3の支持軸
2に沿つた前後方向の移動範囲は、磁石収納部
5,6から突出する第1磁石7′,7の先端が、
基板1の凹部11,11′,11″から離脱できる
距離であればよい。
次に、上記回転体3が反位状態にあり従つて大
受口4が入賞可能状態のときに、基板1に設けた
小受口24へ入つた入賞球を以つて、大受口を入
賞可能状態に継続させる構成について説明する。
第2図、第3図及び第5図に於て、保持体14
の上部には、小受口24に入つた入賞球を導く入
賞球案内樋25が位置する。この入賞球案内樋2
5の球出口は、回動部材16の回動軸15と保持
体14の後壁との間の球通路空間の上方に位置さ
せる。この場合、入賞球案内樋25の球出口は、
回動部材16が第1安定位置にあるとき第2図の
ように横姿態に在る誘導片19に対し、の誘導片
上面の錘を避けるように片側に寄せて、上方から
臨ませて配置する。尚、入賞球案内樋25と小受
口24との連通部には、基板裏面側に於て小受口
24に対し入賞球案内樋25の底が若干低くなよ
うに段差を付けて、入賞球の逆流を防止するのが
好ましい。本実施例では、基板1に設けた小受口
24用の開口の両側及び下側の3個所にガイド部
材を突出せしめ、これにより小受口24とこれに
続く入賞球案内樋25とを形成している。
次に作用について説明する。
先ず、回転体3が定位状態(第1図)のとき、
入賞口23は回転体3自体よつて閉鎖されている
ため、回転体3の反位状態への回動は、小受口2
4に打球が入賞することが条件となる。このとき
回動部材16は第1安定位置(第2図)に在る。
小受口24に打球が入賞すると、入賞球は入賞
球案内樋25を経て誘導片19上に落下し、誘導
片19を下方に押し下げて回動部材16を第2図
で時計廻りに回動させ、誘導片19を停止杆20
に接しさせる。即ち、回動部材16が第2安定位
置に切換り、これにより回転体3は反位状態に反
転して大受口4が入賞口23に臨み、入賞可能な
状態となる。他方、回動部材16の上記時計廻り
の回動によつて、第2の受片18が上方に回動す
る。誘導片19に載つた入賞球13は、誘導片1
9上を回動軸15の方向に沿つて錘と反対側に転
がり、第1出口26より保持体14外に排出され
る。
かかる大受口4が打球を受け入れ易い反位状態
下に於て、更に打球が小受口24に入賞した場合
には、入賞球13は前記ように入賞球誘導樋25
を通つて、第2安定位置にある回動部材16に流
下し、回動軸15の後側の球通路空間を通つて、
前記第1出口26から排出される。従つて、回動
部材16は第1安定位置に切換わることがなく、
回転体3もそのまま反位状態を維持する。しか
し、打球が大受口4に入賞した場合には、前記と
同様にして回転体16は第1安定位置に復帰する
ことにより、回転体3は定位状態に変換される。
本考案は叙上の如く。
回動部材が第1の安定位置にあるときは、第2
磁石の一方の磁極が第1磁石の一方と磁気的に吸
引し合い、大受口が入賞口からそれた状態に回転
体を拘束し、また回動部材が第2の安定位置にあ
るときは第3磁石の他方の磁極が、第1磁石のう
ち90度回転位置のずれた回転体の他方の第1磁石
と磁気的に吸引し合い、大受口が入賞口に臨む状
態に回転体を拘束し、そして、回動部材が第1及
び第2の安定位置の間を回動したとき第2磁石及
び第3磁石の第1磁石に対する磁気的な作用によ
り回転体が略90度回動するように構成したもので
あるから、90度回動という特異な変化をする入賞
装置を提供でき、パチンコ機の機種の多様化を図
ることができる。また、従来の回転体が180度の
回動を繰り返す回転入賞装置では、回転体の回動
中に流下打球が当つて、回転体が空転したり、回
転体がふらついたりして所定の静止状態となるま
でに時間がかかり、打球の入賞不能状態が発生す
るが、本考案の入賞装置は回転体が90度回転する
のであるため、このような不都合を生じない利点
がある。
更に、本考案の入賞装置は、回転体の上方に基
板前面から突出する小受口を設け、該小受口から
回動部材上へかけて入賞球案内樋を配設してい
る。この入賞球案内樋により、回動部材が第1の
安定位置にあるときは回動部材を第2の安定位置
に変換させるが、回動部材が第2の安定位置にあ
るときは回動部材が第1の安定位置に変換されな
いように、小受口からの入賞球を回動部材に導
く。従つて、打球の入賞し易い大受口が入賞可能
状態に回転体があるときに、打球の入賞し難い小
受口に打球が入賞しても、当該入賞球は単に保持
体内部を通過するだけであつて回動部材の回動に
影響を与えないので、依然として大受口の入賞可
能状態が維持される。即ち遊技者は大受口が入賞
可能にあるときでも小受口への打球の入賞を期待
できる楽しみがあると共に、小受口に打球が入賞
した場合には更に大受口の入賞可能状態が継続で
きる利益が与えられるので、従来の入賞装置に比
べ一層遊技意欲を刺激する趣興性に富む回転入賞
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものにして、第1
図は正面図、第2図は断面図、第3図は平面図、
第4図は回転体が反位状態の状態を示す正面図、
第5図は第4図の断面図、第6図は係合凹部の配
置を示す説明図である。 1……基板、2……支持軸、3……回転体、4
……大受口、5,6……磁石収納部、7′,7…
…第1磁石、9……溝、10……突起、11,1
1′,11″……凹部、12……磁極変換機構、1
4……保持体、15……回動軸、16……回動部
材、17……第1の受片、18……第2の受片、
19……誘導片、20……停止杆、21,21′
……第2磁石の磁極、22,22′……第3磁石
の磁極、23……入賞口、24……小受口、25
……入賞案内樋、26……第1出口、27……第
2出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板前面に植設した支持軸に回転体を回動可能
    に軸着し、該回転体の周縁の一部に打球を受け入
    れ易い大受口を設け、上記基板には、該大受口と
    連通する幅広な入賞口と、上記回転体の上方に基
    板前面から突出する小受口とを設け、 上記回転体の背面には支持軸を中心に互いに略
    90度変位させて同じ磁極の2個の第1磁石を設
    け、 基板背面に形成した保持体内に、互いに磁極の
    異なる第2磁石及び第3磁石を有し且つ第1及び
    第2の安定位置の間を回動変位可能な回動部材を
    設け、 前記第2磁石は、回動部材が第1の安定位置に
    あるときに基板背面に接近し、その第2磁石の一
    方の磁極が前記2個の第1磁石の一方と対向して
    磁気的に吸引し合い、大受口が入賞口からそれた
    状態に回転体を拘束するように配設し、また前記
    第3磁石は、回動部材が第2の安定位置にあると
    きに基板背面と接近し、前記2個の第1磁石のう
    ち他方の第1磁石と対向して磁気的に吸引し合
    い、大受口が入賞口に臨む状態に回転体を拘束す
    るように配設して、回動部材が第1及び第2の安
    定位置の間を回動したとき第2磁石及び第3磁石
    の第1磁石に対する磁気的な作用により回転体が
    略90度回動するように構成し、 前記小受口から回動部材上へかけて入賞球案内
    樋を配設し、該入賞球案内樋により小受口からの
    入賞球を、前記回動部材が前記第1の安定位置に
    あるときは回動部材を第2の安定位置に変換させ
    るが、前記回動部材が前記第2の安定位置にある
    ときは回動部材が第1の安定位置に変換されない
    ように、回動部材に導くことを特徴とするパチン
    コ機用回転入賞装置。
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