JPH042693Y2 - - Google Patents
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- JPH042693Y2 JPH042693Y2 JP9811084U JP9811084U JPH042693Y2 JP H042693 Y2 JPH042693 Y2 JP H042693Y2 JP 9811084 U JP9811084 U JP 9811084U JP 9811084 U JP9811084 U JP 9811084U JP H042693 Y2 JPH042693 Y2 JP H042693Y2
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- ball
- opening
- closing
- rotating body
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- 241000242583 Scyphozoa Species 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、取付基板に一対の開閉翼片を複数個
上下方向に配置し、最上段の開閉翼片の開閉運動
に下段の開閉翼片が連動するが、下段の開閉翼片
によつては最上段の開閉翼片を連動させ得ない構
造としたパチンコ機の変動入賞装置に関するもの
である。
上下方向に配置し、最上段の開閉翼片の開閉運動
に下段の開閉翼片が連動するが、下段の開閉翼片
によつては最上段の開閉翼片を連動させ得ない構
造としたパチンコ機の変動入賞装置に関するもの
である。
(従来の技術)
従来、この種の変動入賞装置としては、各々に
一対の開閉翼片を備える2個のセーフ球受口器を
上下方向に連装し、上段のセーフ球受口器として
の開閉翼片の開閉運動に下段のセーフ球受口器と
しての開閉翼片が連動するが、下段の開閉翼片に
よっては上段の開閉翼片を連動させ得ない構造と
したものが知られている。この公知の変動入賞装
置に於ては、上段のセーフ球受口器については、
シーソ形式の球導板の前端を、セーフ球受口器の
後側から、開閉翼片間に突入脱出せしめることに
より、開閉翼片を開閉させる構成としている。ま
たシーソ形式の球導板は、その回動中心軸が取付
基板の後側に在り、この回動中心軸より後側に球
導板上を球が転ることにより、球の自重で傾動動
作するようになつている。一方、下段のセーフ球
受口器については、その開閉翼片間に突入脱出可
能な起立強制片を設け、この起立強制片のステム
を上段のシーソ形式の球導板と連結し、以つて、
上段の開閉翼片の開閉運動には下段の開閉翼片が
連動するが、下段の開閉翼片によつては上段の開
閉翼片が連動しないようにしている。
一対の開閉翼片を備える2個のセーフ球受口器を
上下方向に連装し、上段のセーフ球受口器として
の開閉翼片の開閉運動に下段のセーフ球受口器と
しての開閉翼片が連動するが、下段の開閉翼片に
よっては上段の開閉翼片を連動させ得ない構造と
したものが知られている。この公知の変動入賞装
置に於ては、上段のセーフ球受口器については、
シーソ形式の球導板の前端を、セーフ球受口器の
後側から、開閉翼片間に突入脱出せしめることに
より、開閉翼片を開閉させる構成としている。ま
たシーソ形式の球導板は、その回動中心軸が取付
基板の後側に在り、この回動中心軸より後側に球
導板上を球が転ることにより、球の自重で傾動動
作するようになつている。一方、下段のセーフ球
受口器については、その開閉翼片間に突入脱出可
能な起立強制片を設け、この起立強制片のステム
を上段のシーソ形式の球導板と連結し、以つて、
上段の開閉翼片の開閉運動には下段の開閉翼片が
連動するが、下段の開閉翼片によつては上段の開
閉翼片が連動しないようにしている。
しかし、かかる構成に於ては、上段のセーフ球
受口器に球が入賞した場合、入賞した1個目の球
はシーソ形式の球導板に導かれて取付基板の後側
に流出するが、2個目の入賞球は、開いている開
閉翼片間を下方に通り抜けて、即ち、取付基板の
前面側を下方に落下して、下段のセーフ球受口器
に入ることになる。従つて、取付基板の前面側
は、少なくとも、上下のセーフ球受口器間に球の
流下通路を形成すること、例えばガイド板等を設
けることが必要である。また、上段のセーフ球受
口器に属するシーソ形式の球導板は、その回動中
心軸が取付基板の後側に在り、この回動中心軸よ
り後側に球導板上を球が転ることにより傾動動作
するものであるから、その構成上、取付基板に対
して前後方向に長く突出せざるを得ず、全体とし
て変動入賞装置が大きくならざるを得なかつた。
受口器に球が入賞した場合、入賞した1個目の球
はシーソ形式の球導板に導かれて取付基板の後側
に流出するが、2個目の入賞球は、開いている開
閉翼片間を下方に通り抜けて、即ち、取付基板の
前面側を下方に落下して、下段のセーフ球受口器
に入ることになる。従つて、取付基板の前面側
は、少なくとも、上下のセーフ球受口器間に球の
流下通路を形成すること、例えばガイド板等を設
けることが必要である。また、上段のセーフ球受
口器に属するシーソ形式の球導板は、その回動中
心軸が取付基板の後側に在り、この回動中心軸よ
り後側に球導板上を球が転ることにより傾動動作
するものであるから、その構成上、取付基板に対
して前後方向に長く突出せざるを得ず、全体とし
て変動入賞装置が大きくならざるを得なかつた。
(考案の目的)
本考案は、上下段の開閉翼片を上下に離した場
合でも取付基板前面に球通路用ガイドを必要とせ
ず、しかも全体として奥行方向の長さも縮小し得
る新しいタイプの変動入賞装置を提供することに
ある。
合でも取付基板前面に球通路用ガイドを必要とせ
ず、しかも全体として奥行方向の長さも縮小し得
る新しいタイプの変動入賞装置を提供することに
ある。
(考案の構成)
本考案のパチンコ機の変動入賞装置は、最上段
の開閉翼片に入賞した球を取込むための球入口を
取付基板に設け、取付基板の後側には、2つの回
転角度位置の間を回動でき且つ2者択一的に両回
転角度位置に安定に静止する回動体を、その回動
中心軸を取付基板に直交させて配置し、該回動体
の周面には、前記球入口より流入する入賞球を受
け取り前記回動中心軸より下方に設けられた球流
出口まで運ぶための第1、第2の球受部を設け、
この第1,第2の球受部は、前記回動体が安定に
静止する位置でみて、一方が前記は球入口に臨み
他方が前記球流出口に臨むように配置し、また第
1、第2の球受部は、その一方に前記球入口から
の入賞球を受けたとき、この入賞球の重さにより
回動して回動体の安定に静止する位置が反転する
ように形成し、この回動体の安定に静止する位置
の反転動作に連動して全ての開閉翼片を開閉せし
める手段を設けたことを特徴とするものである。
の開閉翼片に入賞した球を取込むための球入口を
取付基板に設け、取付基板の後側には、2つの回
転角度位置の間を回動でき且つ2者択一的に両回
転角度位置に安定に静止する回動体を、その回動
中心軸を取付基板に直交させて配置し、該回動体
の周面には、前記球入口より流入する入賞球を受
け取り前記回動中心軸より下方に設けられた球流
出口まで運ぶための第1、第2の球受部を設け、
この第1,第2の球受部は、前記回動体が安定に
静止する位置でみて、一方が前記は球入口に臨み
他方が前記球流出口に臨むように配置し、また第
1、第2の球受部は、その一方に前記球入口から
の入賞球を受けたとき、この入賞球の重さにより
回動して回動体の安定に静止する位置が反転する
ように形成し、この回動体の安定に静止する位置
の反転動作に連動して全ての開閉翼片を開閉せし
める手段を設けたことを特徴とするものである。
(実施例)
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
る。
第1図及び第2図に於て、1は上部に球入口2
を有する取付基板であり、その前後に間隔を置い
て、それぞれ前側プレート3及び後側プレート4
が配置してある。取付基板1及び前側プレート3
間には、球入口2の両側に一対の開閉翼片5,5
が、軸6,6によつて回動可能に支承してある。
この場合、球入口2は基板1の縦中心線から片側
にずらせて設けてある。更に、開閉翼片5,5の
下方には当該開閉翼片5,5から距離を置いて、
一対の開閉翼片7,7が、軸8,8によつて回動
可能に支承してある。
を有する取付基板であり、その前後に間隔を置い
て、それぞれ前側プレート3及び後側プレート4
が配置してある。取付基板1及び前側プレート3
間には、球入口2の両側に一対の開閉翼片5,5
が、軸6,6によつて回動可能に支承してある。
この場合、球入口2は基板1の縦中心線から片側
にずらせて設けてある。更に、開閉翼片5,5の
下方には当該開閉翼片5,5から距離を置いて、
一対の開閉翼片7,7が、軸8,8によつて回動
可能に支承してある。
第3図に於て、上段及び下段の開閉翼片の軸
6,6及び8,8は、前側プレート3の裏面に立
設されており、これに各開閉翼片の回動中心孔5
A,5A及び7A,7Aが差し込まれている。こ
れらの各開閉翼片5,7の開閉を操作可能にする
ため、取付基板1及び前側プレート3間には、前
側プレート3に沿つて上下方向に摺動可能なT字
状の摺動板9が配置してある。この摺動板9の上
下動を安定にするため、取付基板1の裏面には縦
方向の突条10が設けてあり、摺動板9には、こ
の突条10の両側に嵌る複数対の案内突起11が
設けてある。T字状の摺動板9の両アームの先端
にも、前側プレート3側に突出した係合突起12
が設けてあり、該突起は上段の開閉翼片5,5の
基部に設けた凹部5B,5B内に嵌合している。
また、T字状の摺動板9の脚部下端13は、丁度
下段の開閉翼片7,7間に入り込む幅を有し、下
段の開閉翼片7,7の基部に互いに向き合う方向
に突出させた係合小突起7B,7Bと係合し得る
ように構成してある。摺動板9の長さは、第4図
A,Bに示すように、摺動板9を下方に移動させ
て上段の開閉翼片5,5を閉じたとき、丁度その
脚部下端13が開閉翼片7,7間に入り込んで係
合小突起7B,7Bと係合し、下段の開閉翼片
7,7も閉じるようにしてある。従つて、逆に摺
動板9を上方に移動させたときは、上段、下段の
開閉翼片5,5及び7,7が同時に閉じる。
6,6及び8,8は、前側プレート3の裏面に立
設されており、これに各開閉翼片の回動中心孔5
A,5A及び7A,7Aが差し込まれている。こ
れらの各開閉翼片5,7の開閉を操作可能にする
ため、取付基板1及び前側プレート3間には、前
側プレート3に沿つて上下方向に摺動可能なT字
状の摺動板9が配置してある。この摺動板9の上
下動を安定にするため、取付基板1の裏面には縦
方向の突条10が設けてあり、摺動板9には、こ
の突条10の両側に嵌る複数対の案内突起11が
設けてある。T字状の摺動板9の両アームの先端
にも、前側プレート3側に突出した係合突起12
が設けてあり、該突起は上段の開閉翼片5,5の
基部に設けた凹部5B,5B内に嵌合している。
また、T字状の摺動板9の脚部下端13は、丁度
下段の開閉翼片7,7間に入り込む幅を有し、下
段の開閉翼片7,7の基部に互いに向き合う方向
に突出させた係合小突起7B,7Bと係合し得る
ように構成してある。摺動板9の長さは、第4図
A,Bに示すように、摺動板9を下方に移動させ
て上段の開閉翼片5,5を閉じたとき、丁度その
脚部下端13が開閉翼片7,7間に入り込んで係
合小突起7B,7Bと係合し、下段の開閉翼片
7,7も閉じるようにしてある。従つて、逆に摺
動板9を上方に移動させたときは、上段、下段の
開閉翼片5,5及び7,7が同時に閉じる。
この摺動板9の上下動の移動範囲を定めるた
め、前側プレート3の突条10の頂部には、スト
ツパ14が、上段の開閉翼片5,5間の幅に渡つ
て横に設けてある。摺動板9の移動範囲の上限
は、摺動板9がストツパ14の下辺に当接するこ
とにより定められ、下限は、摺動板9と係合して
いる上段の開閉翼片5,5がストツパ14の側辺
に当接することにより定められる。しかし、別個
に摺動板9の移動範囲の下限を定めるためのスト
ツパ15を設けることもできる。16,17は、
下段の開閉翼片7,7の開閉動作範囲を制限する
ためのストツパである。第4図Bの如く摺動板9
が上位置に在る場合、下段の開閉翼片7,7はス
トツパ17に当接する位置まで自重によつて開
く。しかし、上段の開閉翼片5,5から切離され
ているので、下段の開閉翼片7,7に打球が入つ
た場合には、独立に打球を下方に落す。
め、前側プレート3の突条10の頂部には、スト
ツパ14が、上段の開閉翼片5,5間の幅に渡つ
て横に設けてある。摺動板9の移動範囲の上限
は、摺動板9がストツパ14の下辺に当接するこ
とにより定められ、下限は、摺動板9と係合して
いる上段の開閉翼片5,5がストツパ14の側辺
に当接することにより定められる。しかし、別個
に摺動板9の移動範囲の下限を定めるためのスト
ツパ15を設けることもできる。16,17は、
下段の開閉翼片7,7の開閉動作範囲を制限する
ためのストツパである。第4図Bの如く摺動板9
が上位置に在る場合、下段の開閉翼片7,7はス
トツパ17に当接する位置まで自重によつて開
く。しかし、上段の開閉翼片5,5から切離され
ているので、下段の開閉翼片7,7に打球が入つ
た場合には、独立に打球を下方に落す。
尚、前側プレート3は、その裏面に突設した取
付ボス18及びネジ19を利用して基板1に取付
ける。
付ボス18及びネジ19を利用して基板1に取付
ける。
次に、摺動板9の上下位置の切換操作機構につ
いて説明する。
いて説明する。
摺動板9の背面には操作ピン20が突設してあ
り、該ピンはカム板21の偏心スリツト22内に
弛く嵌入している。よつて、カム板21を回動変
位させることにより、これと係合している操作ピ
ン20、従つて摺動板9が上下動することにな
る。
り、該ピンはカム板21の偏心スリツト22内に
弛く嵌入している。よつて、カム板21を回動変
位させることにより、これと係合している操作ピ
ン20、従つて摺動板9が上下動することにな
る。
カム板21の軸23は、一端は前側プレート3
の受穴24に差込まれ、他端は基板1の孔25を
貫通して基板後方に突出している。この基板後方
に突出した軸23には、上下段の開閉翼片5,5
と7,7との開閉状態を切り換えるための切換用
回動体26を装着してある。この切換用回動体2
6の周面には、基板1の球入口2から流入して来
る入賞球を一旦受け止める球受部として、2つの
球受凹所26,27が背向的に各々設けられてい
る。
の受穴24に差込まれ、他端は基板1の孔25を
貫通して基板後方に突出している。この基板後方
に突出した軸23には、上下段の開閉翼片5,5
と7,7との開閉状態を切り換えるための切換用
回動体26を装着してある。この切換用回動体2
6の周面には、基板1の球入口2から流入して来
る入賞球を一旦受け止める球受部として、2つの
球受凹所26,27が背向的に各々設けられてい
る。
この回動体26とカム板21とは、軸23の通
つているそれぞれのボス部の端部に形成した切欠
29,30の係合により、相対的に回動しないよ
うに、しかし軸方向には移動できて分解可能なよ
うに連結されている。この回動体26の周囲は、
基板1の裏面に突出形成せしめた鎧部31及びカ
イド板32と、後側プレート4とによつて、包囲
されている。回動体26の後側は、回動体裏面の
中心孔33を後側プレート4の突起34に装嵌す
ることにより回転可能に支持している。尚、後側
プレート4は、ガイド板32の一部に形成したボ
ス部35及びネジ36により、基板1に取付けら
れる。
つているそれぞれのボス部の端部に形成した切欠
29,30の係合により、相対的に回動しないよ
うに、しかし軸方向には移動できて分解可能なよ
うに連結されている。この回動体26の周囲は、
基板1の裏面に突出形成せしめた鎧部31及びカ
イド板32と、後側プレート4とによつて、包囲
されている。回動体26の後側は、回動体裏面の
中心孔33を後側プレート4の突起34に装嵌す
ることにより回転可能に支持している。尚、後側
プレート4は、ガイド板32の一部に形成したボ
ス部35及びネジ36により、基板1に取付けら
れる。
回動体26の回動範囲を定めるため、回動体2
6の裏面には突起37が設けてあり、該突起は後
側プレート4に設けた円弧状スリツト38内に挿
入してある。即ち、回動体26は円弧状スリツト
38の一端から他端又はその逆に約180°反転動作
し得る。そして回動体26内には、突起37と反
対側に、ウエイト39が設けてあり、該ウエイト
により回動体26はこの2つの位置のいずれかに
安定に保持される。この場合、回動体26の周囲
に設けた2つの球受凹所26,27は、その一方
26(又は27)が基板1の球入口2と一致し、
このとき、他方の凹所27(又は26)はガイド
板32の下端に設けたくぼみ32Aと一致する関
係にある。くぼみ32Aは、後側プレート4の下
端に設けた切欠4Aとともに、球流出口を形成し
ている。
6の裏面には突起37が設けてあり、該突起は後
側プレート4に設けた円弧状スリツト38内に挿
入してある。即ち、回動体26は円弧状スリツト
38の一端から他端又はその逆に約180°反転動作
し得る。そして回動体26内には、突起37と反
対側に、ウエイト39が設けてあり、該ウエイト
により回動体26はこの2つの位置のいずれかに
安定に保持される。この場合、回動体26の周囲
に設けた2つの球受凹所26,27は、その一方
26(又は27)が基板1の球入口2と一致し、
このとき、他方の凹所27(又は26)はガイド
板32の下端に設けたくぼみ32Aと一致する関
係にある。くぼみ32Aは、後側プレート4の下
端に設けた切欠4Aとともに、球流出口を形成し
ている。
第5図A,Bは、第4図A,Bの動作状態と対
応させて示したものである。
応させて示したものである。
第5図Aは、回動体26の突起37が円弧状ス
リツト38の一端38A(第3図)側に当接して
いる状態であり、摺動板9は下位置にあつて、上
下段の開閉翼片5,5及び7,7は閉じている。
回動体26のウエイト39は、回動中心軸23に
関し第5図の左側に位置しており、回動体26に
第5図で反時計方向の回動習性を与えている。従
つて、回動体26は、突起37がスリツト端38
Aに圧接した位置に安定に保持され、上下段の翼
片は閉じている。このとき回動体周囲の球受凹所
27は、第5図Aに示すように、軸23より右側
の底辺に向かつて傾斜した状態で静止している。
リツト38の一端38A(第3図)側に当接して
いる状態であり、摺動板9は下位置にあつて、上
下段の開閉翼片5,5及び7,7は閉じている。
回動体26のウエイト39は、回動中心軸23に
関し第5図の左側に位置しており、回動体26に
第5図で反時計方向の回動習性を与えている。従
つて、回動体26は、突起37がスリツト端38
Aに圧接した位置に安定に保持され、上下段の翼
片は閉じている。このとき回動体周囲の球受凹所
27は、第5図Aに示すように、軸23より右側
の底辺に向かつて傾斜した状態で静止している。
今、閉じている上段の開閉翼辺5,5間に打球
が入賞すると、入賞球は球入口2より基板1の裏
側に抜け、回動体26の球受凹所27に入る。球
は球受凹所27の右側底辺に導かれる。球の重さ
により、回動体26は第5図Aの矢印の方向に回
動し、凹所27内の球はガイド板32のくぼみ3
2Aの所で釈放され下方に流下する。この過程の
間に、第5図の左側に位置していたウエイト39
は、回動中心軸23に対し右側に移動し、回動体
26に第5図で時計方向の回動習性を与える。従
つて、回動体26は、突起37が円弧状スリツト
38の他端38B(第3図)と当接する位置にて
静止する。従つて、反対側の球受凹所28が球入
口2と一致した状態となる(第5図B)。一方、
この回動体26の回動と一緒に、カム板21も、
第5図AからBの状態まで回動する。従つて、カ
ム板21の偏心スリツト22の下側縁(中心軸2
3に近い縁)により、摺動板9のピン20が押上
げられ、摺動板9が上限まで移動し、上段の開閉
翼片5,5を開く。この時、摺動板9の脚部下端
13が下段の開閉翼片7,7間から抜け出るの
で、下段の開閉翼片7,7も自重により開く(第
4図B)。
が入賞すると、入賞球は球入口2より基板1の裏
側に抜け、回動体26の球受凹所27に入る。球
は球受凹所27の右側底辺に導かれる。球の重さ
により、回動体26は第5図Aの矢印の方向に回
動し、凹所27内の球はガイド板32のくぼみ3
2Aの所で釈放され下方に流下する。この過程の
間に、第5図の左側に位置していたウエイト39
は、回動中心軸23に対し右側に移動し、回動体
26に第5図で時計方向の回動習性を与える。従
つて、回動体26は、突起37が円弧状スリツト
38の他端38B(第3図)と当接する位置にて
静止する。従つて、反対側の球受凹所28が球入
口2と一致した状態となる(第5図B)。一方、
この回動体26の回動と一緒に、カム板21も、
第5図AからBの状態まで回動する。従つて、カ
ム板21の偏心スリツト22の下側縁(中心軸2
3に近い縁)により、摺動板9のピン20が押上
げられ、摺動板9が上限まで移動し、上段の開閉
翼片5,5を開く。この時、摺動板9の脚部下端
13が下段の開閉翼片7,7間から抜け出るの
で、下段の開閉翼片7,7も自重により開く(第
4図B)。
その後、開いた上下段の開閉翼片のうち、下段
の開閉翼片7,7に球が入賞した場合、入賞球は
開閉翼片7,7を抜けて下方に落下する。その
際、開閉翼片7,7は常に外側方向の回動習性を
与えられており、且つその回動範囲はストツパ1
6,17により限定されているので、開閉翼片
7,7は開き続ける。従つて、打球の入賞確率は
極端に高くなる。
の開閉翼片7,7に球が入賞した場合、入賞球は
開閉翼片7,7を抜けて下方に落下する。その
際、開閉翼片7,7は常に外側方向の回動習性を
与えられており、且つその回動範囲はストツパ1
6,17により限定されているので、開閉翼片
7,7は開き続ける。従つて、打球の入賞確率は
極端に高くなる。
しかし、上段の開閉翼片5,5に入賞した場合
には、次の如くして上下段の開閉翼が同時に閉じ
る。
には、次の如くして上下段の開閉翼が同時に閉じ
る。
球受凹所28は、その底部中心が、第5図Bに
示すように、回動中心軸23より若干左側にずれ
て静止している。従つて、球受凹所28内に球が
入ると、球の重さにより、回動体26は第5図B
の矢印の方向に回動し、凹所28内の球はガイド
板32のくぼみ32Aの所で釈放され下方に流下
する。この過程の間に、第5図で右側に位置して
いたウエイト39は、回動中心軸23に対し左側
に移動し、回動体26に第5図で反時計方向の回
動習性を与える。回動体26は、突起37が円弧
状スリツト38の他端38A(第3図)と当接す
る位置に戻り、反対側の球受凹所27が球入口2
と一致した状態となる(第5図A)。一方、この
回動体26の回動と一緒に、カム板21も、第5
図BからAの状態まで回動する。従つて、カム板
21の偏心スリツト22の上側縁により、摺動板
9のピン20が引下げられ、摺動板9が下限まで
移動し、上段の開閉翼片5,5が閉じると共に、
摺動板9の脚部下端13が下段の開閉翼片7,7
間に入つて下段の開閉翼片7,7を閉じる(第4
図A)。
示すように、回動中心軸23より若干左側にずれ
て静止している。従つて、球受凹所28内に球が
入ると、球の重さにより、回動体26は第5図B
の矢印の方向に回動し、凹所28内の球はガイド
板32のくぼみ32Aの所で釈放され下方に流下
する。この過程の間に、第5図で右側に位置して
いたウエイト39は、回動中心軸23に対し左側
に移動し、回動体26に第5図で反時計方向の回
動習性を与える。回動体26は、突起37が円弧
状スリツト38の他端38A(第3図)と当接す
る位置に戻り、反対側の球受凹所27が球入口2
と一致した状態となる(第5図A)。一方、この
回動体26の回動と一緒に、カム板21も、第5
図BからAの状態まで回動する。従つて、カム板
21の偏心スリツト22の上側縁により、摺動板
9のピン20が引下げられ、摺動板9が下限まで
移動し、上段の開閉翼片5,5が閉じると共に、
摺動板9の脚部下端13が下段の開閉翼片7,7
間に入つて下段の開閉翼片7,7を閉じる(第4
図A)。
要するに、上記のパチンコ機の変動入賞装置
は、上段のセーフ球受口器としての開閉翼片の開
閉運動に下段のセーフ球受口器としての開閉翼片
が連動するが、下段の開閉翼片によつては上段の
開閉翼片を連動させ得ない機能を有する。しか
も、上段の開閉翼片5,5が開いている場合及び
閉じている場合のいずれであつても、上段の開閉
翼片5,5に対する入賞球は、取付基板1の後側
にて回動体26により運ばれて、取付基板下方の
流出口に導かれるので、従来の如く、基板1の前
面に、上段から下段の開閉翼片への球案内ガイド
を設ける必要がない。従つて、基板1の前面側の
空間を、開閉翼片の開閉機構の組込みや他の目的
に利用することができる。そして開閉翼片7,7
や回動体26の半径を上記実施例の如く小さく形
成すれば、その分だけ縦方向の長さを縮小するこ
とができ、比較的コンパクトに全体を構成するこ
とができる。また、上下段の開閉翼片を開閉する
駆動手段として、球のほぼ直径分の厚みを有する
回動体26を用いているので、従来のシーソ形式
の球導板を用いる場合に較べ、取付基板1の後方
へ延在する部分の長さを短く構成することができ
る。
は、上段のセーフ球受口器としての開閉翼片の開
閉運動に下段のセーフ球受口器としての開閉翼片
が連動するが、下段の開閉翼片によつては上段の
開閉翼片を連動させ得ない機能を有する。しか
も、上段の開閉翼片5,5が開いている場合及び
閉じている場合のいずれであつても、上段の開閉
翼片5,5に対する入賞球は、取付基板1の後側
にて回動体26により運ばれて、取付基板下方の
流出口に導かれるので、従来の如く、基板1の前
面に、上段から下段の開閉翼片への球案内ガイド
を設ける必要がない。従つて、基板1の前面側の
空間を、開閉翼片の開閉機構の組込みや他の目的
に利用することができる。そして開閉翼片7,7
や回動体26の半径を上記実施例の如く小さく形
成すれば、その分だけ縦方向の長さを縮小するこ
とができ、比較的コンパクトに全体を構成するこ
とができる。また、上下段の開閉翼片を開閉する
駆動手段として、球のほぼ直径分の厚みを有する
回動体26を用いているので、従来のシーソ形式
の球導板を用いる場合に較べ、取付基板1の後方
へ延在する部分の長さを短く構成することができ
る。
ところで、回動体26の静止位置の反転、即ち
開閉翼片の開閉は、上記のように、閉じている上
段開閉翼片5,5間に入球した場合の外、円弧状
スリツト38から突出している突起37を、適当
な切換駆動手段により、スリツト端38Aから3
8Bへ、又はその逆に切換えることによつても行
なうことができる。
開閉翼片の開閉は、上記のように、閉じている上
段開閉翼片5,5間に入球した場合の外、円弧状
スリツト38から突出している突起37を、適当
な切換駆動手段により、スリツト端38Aから3
8Bへ、又はその逆に切換えることによつても行
なうことができる。
第7図及び第8図その例を示したものであり、
回動体26の突起37はピンの形で遊技盤40の
裏側に突出させ、コロ38′を設けてある。遊技
盤40の裏側に於て、回動体26より上方に設け
た取付板41には、回動体26の軸23と同一垂
直線上に於て軸42が設けてあり、軸42にはV
字状レバー43が揺動可能に枢着してある。V字
状レバー43の一方のアームは、常に回動体26
の突起37と摺接可能な程度に、軸42から比較
的長く垂下しており、他方のアーム先端には、コ
ロ44が設けてある。また、取付板41には、軸
42より上方にて電磁ソレノイド45が取付けて
あり、そのプランジヤ46は、レバーアーム先端
のコロ44の上端に乗つている。従つて、開閉翼
片が閉じている場合、即ち回動体26がそのウエ
イト39の働きにより円弧状スリツト38A側に
在る場合には、レバー43の長い方のアームは、
第8図に示すように、回動体26の突起37によ
り押し上げられた状態で静止している。
回動体26の突起37はピンの形で遊技盤40の
裏側に突出させ、コロ38′を設けてある。遊技
盤40の裏側に於て、回動体26より上方に設け
た取付板41には、回動体26の軸23と同一垂
直線上に於て軸42が設けてあり、軸42にはV
字状レバー43が揺動可能に枢着してある。V字
状レバー43の一方のアームは、常に回動体26
の突起37と摺接可能な程度に、軸42から比較
的長く垂下しており、他方のアーム先端には、コ
ロ44が設けてある。また、取付板41には、軸
42より上方にて電磁ソレノイド45が取付けて
あり、そのプランジヤ46は、レバーアーム先端
のコロ44の上端に乗つている。従つて、開閉翼
片が閉じている場合、即ち回動体26がそのウエ
イト39の働きにより円弧状スリツト38A側に
在る場合には、レバー43の長い方のアームは、
第8図に示すように、回動体26の突起37によ
り押し上げられた状態で静止している。
今、特定入賞口等に入賞したこと等に起因して
電磁ソレノイド45が付勢されると、プランジヤ
46がバネ47に抗してレバー43のコロ44を
押し下げ、レバー43が回動体26の突起37を
押圧し、突起37はレバー43上を滑りながら、
スリツト端38Bに移動する。従つて、回動体2
6が反転し、カム板21、摺動板9を介して、上
下段の開閉翼板5,5及び7,7が開く。この開
いた上下段の開閉翼板5,5及び7,7は、その
後、上段の開閉翼板5,5に入賞することによ
り、閉じる。
電磁ソレノイド45が付勢されると、プランジヤ
46がバネ47に抗してレバー43のコロ44を
押し下げ、レバー43が回動体26の突起37を
押圧し、突起37はレバー43上を滑りながら、
スリツト端38Bに移動する。従つて、回動体2
6が反転し、カム板21、摺動板9を介して、上
下段の開閉翼板5,5及び7,7が開く。この開
いた上下段の開閉翼板5,5及び7,7は、その
後、上段の開閉翼板5,5に入賞することによ
り、閉じる。
尚、下段の開閉翼板7,7から入賞した球は、
変動入賞装置48の下方に於て遊技盤40に設け
たチヤツカー49(第6図、第7図)に落ち、遊
技板40の裏面側に取込まれる。しかし、このよ
うなチヤツカー49は、第9図及び第10図に示
すように、変動入賞装置48と一体的に設けるこ
ともできる。
変動入賞装置48の下方に於て遊技盤40に設け
たチヤツカー49(第6図、第7図)に落ち、遊
技板40の裏面側に取込まれる。しかし、このよ
うなチヤツカー49は、第9図及び第10図に示
すように、変動入賞装置48と一体的に設けるこ
ともできる。
既に述べたように、本考案の変動入賞装置48
は、取付基板裏側の回動体26を介して上段の入
賞球を下方に送るものであり、上下段の開閉翼片
間の球ガイドを省略して全体をコンパクトに構成
することができるものである。第11図は、この
コンパクトである利点を利用したパチコ機への装
置例を示すものである。
は、取付基板裏側の回動体26を介して上段の入
賞球を下方に送るものであり、上下段の開閉翼片
間の球ガイドを省略して全体をコンパクトに構成
することができるものである。第11図は、この
コンパクトである利点を利用したパチコ機への装
置例を示すものである。
第11図に示すパチンコ機に於て、遊技盤40
の中央には、センターマグマと称される入賞装置
50を設けてあり、そのすぐ下方には上記の変動
入賞装置48を、更にその下方にはチヤツカー4
9を配置してある。そして変動入賞装置48の両
側には適当な距離を置いてエルチユーリツプと称
される入賞具51を配置してある。
の中央には、センターマグマと称される入賞装置
50を設けてあり、そのすぐ下方には上記の変動
入賞装置48を、更にその下方にはチヤツカー4
9を配置してある。そして変動入賞装置48の両
側には適当な距離を置いてエルチユーリツプと称
される入賞具51を配置してある。
センターマグマ入賞装置50は、第7図の様
に、遊技球Aがセンターマグマ中央穴52に入賞
すると、下端に設けたセンターマグマクラゲ53
の内側への動きが自由になり、再びセンターマグ
マ中央穴52へ入賞するか、左右肩のチヤツカー
54への入球により、もとの状態、つまりセンタ
ーマグマクラゲ53の内側への動きが不可能にな
る構成である。従つて、遊技球Aがセンターマグ
マ中央穴52に入賞すると、遊技球B,Cがセン
ターマグマクラゲ53を押しのけて変動入賞装置
48へ入賞可能となり、変動入賞装置48の上段
の開閉翼片5,5が球の入賞毎に開閉動作するこ
とになる。また、下段の開閉翼片7,7は、上段
の開閉翼片5,5と同期して開閉動作するが、下
段の開閉翼片7,7へ入賞しても開閉翼片は上下
段とも、開いた状態を維持する。一方、再びセン
ターマグマ中央穴5へ入賞するか、左右肩のチヤ
ツカー54への入球により、入賞装置50はもと
の状態、つまりセンターマグマクラゲ53の内側
への動きが不可能な状態に戻り、変動入賞装置4
8は上段の開閉翼片5,5への入賞により、もと
の状態、つまり開閉翼片が上下段とも閉じた状態
に戻る。従つて、このパチンコ機は、入賞装置5
0のセンターマグマ中央穴52へ入賞するかどう
か、センターマグマクラゲ53の内側へ入賞する
かどうか、チヤツカー54へ入賞するかどうかの
おもしろさに加えて、センターマグマクラゲ53
の内側への入賞により変動入賞装置48の開閉翼
片が開閉動作して入賞率が激増及び激減するおも
しろさと、下段の開閉翼片7,7への入賞であれ
ば入賞率を高い状態に保ち得るというおもしろさ
を同時にもつものである。
に、遊技球Aがセンターマグマ中央穴52に入賞
すると、下端に設けたセンターマグマクラゲ53
の内側への動きが自由になり、再びセンターマグ
マ中央穴52へ入賞するか、左右肩のチヤツカー
54への入球により、もとの状態、つまりセンタ
ーマグマクラゲ53の内側への動きが不可能にな
る構成である。従つて、遊技球Aがセンターマグ
マ中央穴52に入賞すると、遊技球B,Cがセン
ターマグマクラゲ53を押しのけて変動入賞装置
48へ入賞可能となり、変動入賞装置48の上段
の開閉翼片5,5が球の入賞毎に開閉動作するこ
とになる。また、下段の開閉翼片7,7は、上段
の開閉翼片5,5と同期して開閉動作するが、下
段の開閉翼片7,7へ入賞しても開閉翼片は上下
段とも、開いた状態を維持する。一方、再びセン
ターマグマ中央穴5へ入賞するか、左右肩のチヤ
ツカー54への入球により、入賞装置50はもと
の状態、つまりセンターマグマクラゲ53の内側
への動きが不可能な状態に戻り、変動入賞装置4
8は上段の開閉翼片5,5への入賞により、もと
の状態、つまり開閉翼片が上下段とも閉じた状態
に戻る。従つて、このパチンコ機は、入賞装置5
0のセンターマグマ中央穴52へ入賞するかどう
か、センターマグマクラゲ53の内側へ入賞する
かどうか、チヤツカー54へ入賞するかどうかの
おもしろさに加えて、センターマグマクラゲ53
の内側への入賞により変動入賞装置48の開閉翼
片が開閉動作して入賞率が激増及び激減するおも
しろさと、下段の開閉翼片7,7への入賞であれ
ば入賞率を高い状態に保ち得るというおもしろさ
を同時にもつものである。
上記実施例では、上下2段に開閉翼片を設けた
が、摺動板9との係合が一時的に切離される下段
の開閉翼片7については、更に多段に設けること
ができる。また、実施例では摺動板9の下端を下
段の開閉翼片7,7間に割入らせることにより、
開閉翼片7,7を開閉させたが、第13図に示す
ように、摺動板9の下端を両側にU字状にまげ
て、これを下側から下段開閉翼片7,7の外側に
接触させるように構成すれば、上記と逆の動作、
即ち、上段の開閉翼片5,5が閉じたとき下段の
開閉翼片7,7が開き、上段の開閉翼片5,5が
開いたとき下段の開閉翼片7,7が閉じるように
機能させることがきる。
が、摺動板9との係合が一時的に切離される下段
の開閉翼片7については、更に多段に設けること
ができる。また、実施例では摺動板9の下端を下
段の開閉翼片7,7間に割入らせることにより、
開閉翼片7,7を開閉させたが、第13図に示す
ように、摺動板9の下端を両側にU字状にまげ
て、これを下側から下段開閉翼片7,7の外側に
接触させるように構成すれば、上記と逆の動作、
即ち、上段の開閉翼片5,5が閉じたとき下段の
開閉翼片7,7が開き、上段の開閉翼片5,5が
開いたとき下段の開閉翼片7,7が閉じるように
機能させることがきる。
また、上記実施例では、球受口27,28を約
180°異ならせて配置したが、球入口2と流出口の
位置の定め方、即ち回動体26の回動範囲の定め
方如何により、180°以下に定めることができる。
180°異ならせて配置したが、球入口2と流出口の
位置の定め方、即ち回動体26の回動範囲の定め
方如何により、180°以下に定めることができる。
(効果)
以上述べたように、本考案のパチンコ機の変動
入賞装置は、最上段の開閉翼片に入賞した球を取
込むための球入口を取付基板に設け、取付基板の
後側には、2つの回転角度位置の間を回動でき且
つ2者択一的に両回転角度位置に安定に静止する
回動体を、その回動中心軸を取付基板に直交させ
て配置し、該回動体の周面には、前記球入口入賞
球を受け取り回動中心軸より下方に設けられた球
流出口まで運ぶための第1、第2の球受部を設
け、この第1、第2の球受部は、前記回動体が安
定に静止する位置でみて、一方が前記球入口に臨
み他方が前記球流出口に臨むように配置し、また
第1、第2の球受部は、その一方に前記球入口か
らの入賞球を受けたとき、この入賞球の重さによ
り回動して回動体の安定に静止する位置が反転す
るように形成し、この回動体の安定に静止する位
置の反転動作に連動して全ての開閉翼片を開閉せ
しめる手段を設けたものである。
入賞装置は、最上段の開閉翼片に入賞した球を取
込むための球入口を取付基板に設け、取付基板の
後側には、2つの回転角度位置の間を回動でき且
つ2者択一的に両回転角度位置に安定に静止する
回動体を、その回動中心軸を取付基板に直交させ
て配置し、該回動体の周面には、前記球入口入賞
球を受け取り回動中心軸より下方に設けられた球
流出口まで運ぶための第1、第2の球受部を設
け、この第1、第2の球受部は、前記回動体が安
定に静止する位置でみて、一方が前記球入口に臨
み他方が前記球流出口に臨むように配置し、また
第1、第2の球受部は、その一方に前記球入口か
らの入賞球を受けたとき、この入賞球の重さによ
り回動して回動体の安定に静止する位置が反転す
るように形成し、この回動体の安定に静止する位
置の反転動作に連動して全ての開閉翼片を開閉せ
しめる手段を設けたものである。
上段の開閉翼片が開いている場合及び閉じてい
る場合のいずれであつても、上段の開閉翼片に対
する入賞球は、取付基板の後側にて回動体により
運ばれて、取付基板下方の流出口に導かれるの
で、上下段の開閉翼片間の距離を大きくした場合
でも、従来の如く、取付基板の前面に、上段から
下段の開閉翼片への球案内ガイドを設ける必要が
ない。そして上段の開閉翼片間から下に抜けて下
段の開閉翼片間に入る球はないから、下段の開閉
翼片の寸法形状等には臨界がない。従つて、全て
の開閉翼片を開閉せしめる手段は、取付基板の前
後側に簡単な構成により装置することができる。
勿論、従来のように、閉状態のとき、下段の開閉
翼片を上段の開閉翼片間からの球の通路の一部及
び受口とするような角度や形状で待機させておく
必要がなく、場合によつては、下段の開閉翼片は
接合させて完全に閉じておくこともできる。ま
た、下段の開閉翼片の長さを最上段の開閉翼片の
長さより短くし、回動体の半径を適当小さくする
ことによつて、縦方向の長さを縮小させ、比較的
コンパクトに全体を構成することができる。ま
た、上下段の開閉翼片を開閉する摺動板の駆動力
を、回動体の偶力、即ち取付基板と平行な面内で
作用する力により得ているので、回動体の厚みは
ほぼ球の直径分でよく、従来のシーソ形式の球導
板を用いる場合に較べ、取付基板の後方の長さを
短く構成することができる。
る場合のいずれであつても、上段の開閉翼片に対
する入賞球は、取付基板の後側にて回動体により
運ばれて、取付基板下方の流出口に導かれるの
で、上下段の開閉翼片間の距離を大きくした場合
でも、従来の如く、取付基板の前面に、上段から
下段の開閉翼片への球案内ガイドを設ける必要が
ない。そして上段の開閉翼片間から下に抜けて下
段の開閉翼片間に入る球はないから、下段の開閉
翼片の寸法形状等には臨界がない。従つて、全て
の開閉翼片を開閉せしめる手段は、取付基板の前
後側に簡単な構成により装置することができる。
勿論、従来のように、閉状態のとき、下段の開閉
翼片を上段の開閉翼片間からの球の通路の一部及
び受口とするような角度や形状で待機させておく
必要がなく、場合によつては、下段の開閉翼片は
接合させて完全に閉じておくこともできる。ま
た、下段の開閉翼片の長さを最上段の開閉翼片の
長さより短くし、回動体の半径を適当小さくする
ことによつて、縦方向の長さを縮小させ、比較的
コンパクトに全体を構成することができる。ま
た、上下段の開閉翼片を開閉する摺動板の駆動力
を、回動体の偶力、即ち取付基板と平行な面内で
作用する力により得ているので、回動体の厚みは
ほぼ球の直径分でよく、従来のシーソ形式の球導
板を用いる場合に較べ、取付基板の後方の長さを
短く構成することができる。
第1図は本考案の一実施例の変動入賞装置を開
閉翼片が閉じた状態で示した斜視図、第2図は開
閉翼片が開いた状態で示した変動入賞装置の斜視
図、第3図はその変動入賞装置の分解斜視図、第
4図A,Bは開閉翼片の閉状態及び開状態を示す
前側プレートの背面図、第5図A,Bは開閉翼片
の閉状態及び開状態に於る回動体及びカム板の正
面図、第6図は下方にチヤツカーを配置した例を
示す正面図、第7図は遊技盤に取付けた変動入賞
装置及びその開成駆動手段例を下方のチヤツカー
と共に示した断面図、第8図は第7図の開成駆動
手段の背面図、第9図は一体的にチヤツカーを設
けた変動入賞装置例の正面図、第10図は第9図
の変動入賞装置及びその開成駆動手段例を遊技盤
に取付けた状態の断面図、第11図は本変動入賞
装置を遊技盤に装置したパチコ機例を示す正面
図、第12図は本変動入賞装置とは別にそのパチ
ンコ機の中央に配置される入賞装置の斜視図、そ
して第13図は変動入賞装置の摺動板の変形例を
示す図である。 1……取付基板、2……球入口、3……前側プ
レート、4……後側プレート、5……開閉翼片
(上段)、7……開閉翼片(下段)、9……摺動板、
20……操作ピン、21……カム板、23……
軸、26……回動体、27,28……球受部(球
受凹部)、32……ガイド板、37……突起、3
8……円弧状スリツト、39……ウエイト、48
……変動入賞装置、49……チヤツカー。
閉翼片が閉じた状態で示した斜視図、第2図は開
閉翼片が開いた状態で示した変動入賞装置の斜視
図、第3図はその変動入賞装置の分解斜視図、第
4図A,Bは開閉翼片の閉状態及び開状態を示す
前側プレートの背面図、第5図A,Bは開閉翼片
の閉状態及び開状態に於る回動体及びカム板の正
面図、第6図は下方にチヤツカーを配置した例を
示す正面図、第7図は遊技盤に取付けた変動入賞
装置及びその開成駆動手段例を下方のチヤツカー
と共に示した断面図、第8図は第7図の開成駆動
手段の背面図、第9図は一体的にチヤツカーを設
けた変動入賞装置例の正面図、第10図は第9図
の変動入賞装置及びその開成駆動手段例を遊技盤
に取付けた状態の断面図、第11図は本変動入賞
装置を遊技盤に装置したパチコ機例を示す正面
図、第12図は本変動入賞装置とは別にそのパチ
ンコ機の中央に配置される入賞装置の斜視図、そ
して第13図は変動入賞装置の摺動板の変形例を
示す図である。 1……取付基板、2……球入口、3……前側プ
レート、4……後側プレート、5……開閉翼片
(上段)、7……開閉翼片(下段)、9……摺動板、
20……操作ピン、21……カム板、23……
軸、26……回動体、27,28……球受部(球
受凹部)、32……ガイド板、37……突起、3
8……円弧状スリツト、39……ウエイト、48
……変動入賞装置、49……チヤツカー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 取付基板に一対の開閉翼片を複数個上下方向に
配置し、最上段の開閉翼片の開閉運動に下段の開
閉翼片が連動するが、下段の開閉翼片によつては
最上段の開閉翼片を連動させ得ない構造としたパ
チンコ機の変動入賞装置に於て、 最上段の開閉翼片に入賞した球を取込むための
球入口を取付基板に設け、 取付基板の後側には、2つの回転角度位置の間
を回動でき且つ2者択一的に両回転角度位置に安
定に静止する回動体を、その回動中心軸を取付基
板に直交させて配置し、 該回動体の周囲には、前記球入口より流入する
入賞球を受け取り前記回動中心軸より下方に設け
られた球流出口まで運ぶための第1、第2の球受
部を設け、 この第1、第2の球受部は、前記回動体が安定
に静止する位置でみて、一方が前記球入口に臨み
他方が前記球流出口に臨むように配置し、 また第1、第2の球受部は、その一方に前記球
入口からの入賞球を受けたとき、この入賞球の重
さにより回動して回動体の安定に静止する位置が
反転するように形成し、 この回動体の安定に静止する位置の反転動作に
連動して全ての開閉翼片を開閉せしめる手段を設
けたことを特徴とするパチンコ機の変動入賞装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9811084U JPS6114083U (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | パチンコ機の変動入賞装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9811084U JPS6114083U (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | パチンコ機の変動入賞装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6114083U JPS6114083U (ja) | 1986-01-27 |
JPH042693Y2 true JPH042693Y2 (ja) | 1992-01-29 |
Family
ID=30657662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9811084U Granted JPS6114083U (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | パチンコ機の変動入賞装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6114083U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0615606Y2 (ja) * | 1988-03-07 | 1994-04-27 | 株式会社アオイ | パチンコ機のセーフ球受口 |
JP6561892B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-08-21 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018161207A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2019177242A (ja) * | 2019-07-25 | 2019-10-17 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
1984
- 1984-06-29 JP JP9811084U patent/JPS6114083U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6114083U (ja) | 1986-01-27 |
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