JPS59189881A

JPS59189881A - パチンコ機の打球入賞装置

Info

Publication number: JPS59189881A
Application number: JP6320483A
Authority: JP
Inventors: 新山　吉平; 伊東　広司
Original assignee: Sophia Co Ltd; Sofia Inc
Current assignee: Sophia Co Ltd; Sofia Inc
Priority date: 1983-04-11
Filing date: 1983-04-11
Publication date: 1984-10-27
Also published as: JPH0359718B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、パチンコ機の打球入賞装置に関するものであ
る。

一般に、パチンコ機の遊技盤表面には幾つかの入賞装置
が設けられるが、その導入路から入った球は、全て有効
な入賞球である。一方、打球は遊技盤の左上部から遊技
領域に飛び込むため、打球は遊技盤の中心より左方によ
り多く流下する。このため、左側の入賞装置の方が入賞
率が高い。この関係は、遊技盤の表面の中央に配置した
比較的大型の入賞装置の場合も同様である。通常、中央
に設けられる入賞装置は幾つかの特定入賞口を持ち、そ
のうちの１つの入賞口に球が入ると、当該入賞装置の入
賞条件が良くなるように構成されるが、従来はこれらの
特定入賞口も常に有効な入賞口となっているため、左導
入路の方が右導入路より入賞率が高く、入賞率が片よる
欠点があった。

従って、遊技客が入賞率の高い左側の遊技領域に打球が
流下するように操作ハンドルを固定して。

複数台のパチンコ機を独占してしまうという不都合か生
じ易すがった。

本発明の目的は、上記欠点を除去し、有効入賞口と無効
入賞口とが左右に交互に切換わる打球入賞装置を提供す
ることにある。この目的達成のため、本発明に於ては、
基盤に左入賞口及び右入賞口を形成し、この左右の入賞
口間を揺動し入賞口に入賞球を導く揺動杆を基盤の表側
に設け、基盤の裏側には前記左右の入賞口に対応した受
部を有する切換盤を揺動可能に設け、該切換盤はその受
部の一方に、入賞球が乗ったとき一方の安定位置から他
方の安定位置に移動するようになし、この切換盤の一部
を前記揺動杆と連結し、該切換盤の動きにつれて前記揺
動杆が左入賞口から右入賞口へ又はその逆に移動するよ
うにする。

以下、本発明を図示の一実施例について説明する。

第１図において、基盤ｌの正面中央には、該基盤に直角
に突出した軸２により、Ｙ字状の揺動杆３の基部が回動
可能に取付けられている。この揺動杆３の回動軸２より
下方において、基盤正面には、無効球の流下によって揺
動杆３が回動変位しないようにＵ字形の保護壁４が設け
てあり、該保護壁は揺動杆３が左右に揺動する揺動範囲
の規制も行なっている。基盤１の正面の上部には、上方
鉤部５が、そして両側には側方鉤部６，７が設けてあり
、これらは揺動杆３及び保護壁４を囲んでいる。

第１図及び第２図において、上方鉤部５と側方鎖部６．
７との間には、打球が通過する導入路としての間隙８．
９がそれぞれ設けてあり、これらの導入通路途中におい
て基盤には左入賞口１０、右入賞口１１が形成しである
。揺動杆３のＹ字状頂部に当る入賞受部３Ａは、この互
いに並んで位置する入賞口１０．１１の開口の下方に位
置し、交互に入賞口１０と１１との間を揺動して入賞球
を入賞口へ導く。揺動杆３のＹ字状頂部に当る入賞受部
３Ａは、入賞球を入賞口１０．１１に導きやすくするた
め、後方に向って傾斜している。揺動杆３の基部には、
回動軸２より下方において、基盤ｌの横長のスリット１
３を貫通して後方へ延びる作動ピン１２が設けである。

第３図及び第４図において、基盤１の裏面には裏箱１４
が設けてあり、該裏箱内には、揺動杆３の揺動−位置を
切換るための切換盤１５が配置してある。切換盤１５は
、揺動杆３の作動ピン１２よりも下方の位置において、
基盤１の裏面に突設した軸１６に回動可能に設けである
。この切換盤１５は、上方に突出した頭部１５Ａと、下
方斜め両側に延び且つ下端に左右入賞口に対応した受部
１７．１８を有する脚部１５Ｂ、１５Ｃとを備え、頭部
１５Ａに設けた縦長の長穴１９に上述の揺動杆３の作動
ビン１２をゆるく挿入しである。

この実施例では、受部１７．１８は脚部下端から互いに
逆向きにＬ字状に折り曲げて形成した受枠から成る。ま
た、軸１６より下方の位置において、基盤ｌと切換盤１
５の相対向する面には、揺動杆３が左右の入賞１藺のほ
ぼ中央に在るとき互いに向き合うように、それぞれ１つ
の永久磁石２０．２１が互いに異極性で埋設しである。

この実施例では、一方の磁石２０は基盤ｌの中央に、そ
して他方の磁石２１は脚部１５Ｂ、１５ｃの中間にある
。この両磁石の反発力により、揺動杆３は２つの安定位
置の間を傾倒動作し、揺動杆３の入賞受部３Ａは導入路
１０と１１の間を交互に揺動する。尚、この磁石は、揺
動杆の安定位置の切換を確実にするためのものであり、
必ずしも設ける必要はない。例えば、揺動杆の頭部を他
に比べて重くすることにより、省くことができる。

裏箱１４の上部は、左導入路８又は右導入路９から入っ
た入賞球２３を裏箱内へ流下させるため一部が切欠かれ
ており、この切欠部２４の中央部には、２つの流下通路
に区分するだめの仕切壁２５が縦に上方向に延びている
。この２つの流下通路の下方に於て、裏箱１４内の左右
の入賞口１０．１１と切換盤１５との間には、入賞球が
乗る度に、入賞球の流下方向を、切換盤１５の受部１７
．１８側から切換盤１５に無接触な側へ又はその逆へと
交互に切換える回動板２６．２７が、それぞれ配置され
ている。これらの回動板２６，２７は、両端な裏箱１４
に固定した共通の軸２８に、それぞれ独立に前後に回動
可能に取付けられている（第５図参照）。

この実施例では、回動板２６．２７の回動軸２８は、受
部１７．１８近傍もしくはそれより後側にある。モして
裏箱１４の内壁に、回動板２６．２７の回動を制限する
ためのストッパ２９が突設してあり、このストッパ２９
により回動板は、第４図に示す実線位置と破線位置との
間をほぼ１８０度回転して停止する。回動板２６．２７
は、一方の面が軸２８に向って傾斜するように断面Ｖ字
状に形成されており、従って軸２８を中心として一方の
側が肉厚になっている。各回動板２６．２７の側面には
、回動板の停止位置を安定化するためのウェイ）３０　
（第４図、第５図）がそれぞれ設けられている。そして
回動板２６．２７とストッパ２９の関係は、回動板がス
トッパの下面に当接したときは、上側となった回動板の
平担な面が後方に傾斜し、回動板の肉厚側がストッパの
上面に当接したときは、上側となった回動板のＶ字状の
面が、逆に、前方に傾斜するようになっている。この結
果、回動板が第４図の実線位置にあるときは、入賞球２
３は矢印Ｐ’ｌで示すように、回動板上を軸２８より後
方迄ころがり、その自重により回動板を回転させながら
、裏箱内に落下する。また、回動板が第４図の破線位置
にあるときは、入賞球２３は矢印Ｐ２で示すように、回
動板の前下りの７字上の面を前方にころがり、その自重
により回動板を回転させながら、裏箱内に落下する。尚
、３１．３２．３３は、入賞球２３を導入路８．９から
裏箱１４内の回動板上２６．２７に導くためのガイド突
起である。

次に動作について説明する。

説明の便宜上、回動板２６．２７は共に第４図の実線位
置、即ち第５図の状態にあり、そして揺動杆３は第２図
に示すように左導入路８側にあるものとする。この条件
下では、左入賞口ｌＯが有効入賞口、右入賞口１１が無
効入賞口である。また、切換盤１５は第３図に示す様に
、その受部１８が入賞球に対する捕獲位置に来るように
傾いている。

今、入賞球２３が左導入路８に入ったとする。

入った入賞球２３は入賞受部３Ａに乗り、有効入賞口で
ある左入賞口１０内に入り、左回動板２７上を後方に流
下する。左回動板２７はその入賞球の自重により第４図
の実線位置から時計方向にほぼ１８０度回転し、第４図
の破線位置になる。回動板２６．２７の回動軸２８は受
部１７．１８近傍もしくはそれより後側にあるので、入
賞球２３は受部１８には乗らないで、単に裏箱１４内を
通過して下方に落下する。従って、入賞球が１発入った
だけでは切換盤１５は動かず、揺動杆３は第２図の左導
入路８の位置にある。一方、右導入路９に入った入賞球
２３は全て無効球となり、保護壁４の右側を通過する。

続いて、第２発目の入賞球２３が左導入路８より左入賞
口１０に入る。入賞球２３は、第４図の破線位置にある
左回動板２７の上面に乗り、該回動板上を前方に滑って
下方に流下する。このとき左回動板２７は、入賞球の自
重により第２図の破線位置から反時計方向にほぼ１８０
度回転され、第４図の実線位置に復帰する。流下した入
賞球は、切換盤の受部１８に乗る。これにより、それま
で磁石２０．２１の力により第３図の安定位置に保持さ
れていた切換盤１５は、入賞球２３の自重による回転力
の作用で第３図の実線位置から破線位置に回動する。こ
のとき切換盤の頭部１５Ａが第３図で右方向に移動する
ので、これに作動ピンを介して連結されている揺動杆３
が、第２図の破線位置に移動する。即ち、導入路が左か
ら右に切換わる。

次に、入賞球２３が右導入路９に入り、入賞受部３Ａを
通って右入賞口１１に落ると、既に述べた様にして、右
回動板２６はその入賞球の自重により第４図の実線位置
から時計方向にほぼ１８０度回転され、第４図の破線位
置になる。この左きの左回動板２７と右回動板２６との
回動位置関係は第３図の如くになる。入賞球２３は受部
１８に乗ることなく、単に裏箱１４内を通過して下方に
落下する。切換盤１５及び揺動杆３は動かない。

一方、左導入路８に入った入賞球２３は全て無効球とな
り、保護壁４の左側を通過する。

続いて、第２発目の入賞球が右導入路９から右入賞口１
１に入ると、第４図の破線位置にある右回動板２６がそ
の入賞球の自重で第４図で反時計方向にほぼ１８０度回
転し、第４図の実線位置に戻る。入賞球２３は下方に流
下して、切換盤の受部１７に乗る。これにより、切換盤
１５は磁石２０．２１の力に抗して、第３図の実線位置
から破線位置に回動する。このとき切換盤の頭部１５Ａ
が第３図で左方向に移動し、揺動杆３が第２図の実線位
置に復帰する。即ち、導入路が右から左に切換わる。

このように揺動杆３は、入賞球が２個づつ入る度に、左
導入路８と右導入路９との間を往復動し、以下この切換
動作を繰返す。

上記の実施例では、揺動杆３を、入賞球が２個づつ入る
度に、左導入路８から右導入路９へ及びその逆へ切換え
たが、左導入路８から右導入路９への切換え及び右導入
路９から左導入路８への切換え又はその一方のみの切換
えを、入賞球が１個人る度に行なわせることもできる。

これは、例えば第４図に於て、２つの回動板２６．２７
の両方又は一方を破線位置に固定すればよい。勿論、こ
れと等価の傾斜板を裏箱１４の裏面に固定してもよい。

以上述べたように、本発明の打球入賞装置は、有効入賞
球がある毎に、基盤の裏側に設けた切換盤が一方の安定
位置から他方の安定位置に移動し、この動きに連動して
、基盤の表側に設けた揺動杆が、左右の入賞口間を揺動
するものであるから、その度に有効入賞口が左から右又
はその逆へ切変わる。従って、本発明の打球入賞装置に
対する入賞率は、経時的に、入賞装置の左側が高くなっ
たり右側が高くなったりする変化を伴うことになる。従
って、例えば遊技盤の遊技領域の中央付近に打球入賞装
置を置けば、遊技領域の右側に流下する打球も一時的に
左側に流下する打球と同程度に入賞率が高くなる。

また、左右の入賞口の少なくとも一方と切換盤との間に
、入賞球が乗る度に入賞球の流下方向を切換盤の受部側
と切換盤に無接触な側とに交互に切換える回動板を設け
ることにより、揺動杆の左入賞口から右入賞口への移動
或いはその逆の移動を、同−入賞口に入賞球が２つある
毎に行なわしめることができる。

また、切換盤及び基盤に、揺動杆が左右の入賞口間のほ
ぼ中央に位置するとき相対向するように磁石を互いに異
極性で設けることにより、揺動杆の安定位置の切換を確
実にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の打球入賞装置を一部を切欠
いて示した斜視図、第２図はその一部を切欠いて示した
正面図、第３図は一部を切欠いて示した背面図、第４図
は上方の一部を切欠いて示した縦断面図、そして第５図
は共通の軸に支承された回動板の上面図である。１・・・基盤　　　　　　　１４・・・裏箱３・・・揺
動杆　　　　　　１５・・・切換盤３Ａ・・・入賞受部
　　　　１７．１８・・・受部４・・・保護壁　　　　
　　２０．２１・・・永久磁石８．９・・・間隙（導入
路）２６．２７・・・回動板１０・・・左入賞口　　　
　２８・・・回動軸１１・・・右入賞口　　　　２８・
・・ストッパ１２・・・作動ピン　　　　３０・・・ウ
ェイト篤１図第２図第　　３　　図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　基盤に左入賞口及び右入賞口を形成し、この左
右の入賞口間を揺動し入賞口に入賞球を導く揺動杆を基
盤の表側に設け、基盤の裏側には前記左右の入賞口に対
応した受部を有する切換盤を揺動前部に設け、該切換盤
はそり受部の一方に入賞球が乗っ′たとき一方の安定位
置から他方の安定＆置に移動するようになし、この切換
盤の一部を前記揺動杆と連結し、該切換盤の動きにつれ
て前記揺動杆が左入賞口から右入賞口へ又はその逆に移
動するようにすることを特徴とするパチンコ機の打球入
賞装置。
（２）　基盤に左入賞口及び右入賞口を形成し；この左
右の入賞口間を揺動し入賞口に入賞球を導く揺動杆を基
盤の表側に設け；基盤の裏側には前記左右の入賞口に対
応した受部を有する切換盤を、その受部の一方に入賞球
が乗ったとき該切換盤が一方の°安定位装置から他方の
安定位置に移動するように揺動可能に設け；この切換盤
の動きにつれて前記揺動杆が左入賞口から右入賞口へ又
はその逆に移動するように切換盤の一部を前記揺動杆と
連結し；前記左右の入賞口の少なくとも一方と前記切換
盤との間には、入賞球が乗る度に、入賞球の流下方向を
前記切換盤の受部側と前記切換盤に無接触な側とに交互
に切換える回動板を設けることを特徴とするパチンコ機
の打球入賞装置。
（３）前記回動板は左入賞口及び右入賞口に対する２つ
の回動板から成り、共通の軸に互いに独立に回動可能に
支承されていることを特徴とする特許請求の範囲第２項
に記載のパチンコ機の打球入賞装置。
（４）前記回動板はその回動中心に関し一方の側にウェ
イトを有することを特徴とする特許請求の範囲第２項又
は第３項に記載のパチンコ機の打球入賞装置。
（５）基盤に左入賞口及び右入賞口を形成し；この左右
の入賞口間を揺動し入賞口に入賞球を導く揺動杆を基盤
の表側に設け；基盤の裏側には前記左右の入賞口に対応
した受部を有する切換盤を、その受部の一方に入賞球が
乗ったとき該切換盤が一方の安定位置から他方の安定位
置に移動するように揺動可能に設け；この切換盤の動き
につれて前記揺動杆が左入賞口から右入賞口へ又はその
逆に移動するように切換盤の一部を前記揺動杆と連結し
；前記左右の入賞口の少なくとも一方と前記切換盤との
間には、入賞球が乗る度に、入賞球の流下方向を前記切
換盤の受部側とそして前記切換盤に無接触な側とに交互
に切換える回動板を設け；前記切換盤及び基盤には、揺
動杆が左右の入賞口間のほぼ中央に位置するとき相対向
するように磁石を互いに異極性で設けることを特徴とす
るパチンコ機の打球入賞装置。