JPS6269996A - カルニチン・アルキルエステルの製造法 - Google Patents

カルニチン・アルキルエステルの製造法

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JPS6269996A
JPS6269996A JP20886385A JP20886385A JPS6269996A JP S6269996 A JPS6269996 A JP S6269996A JP 20886385 A JP20886385 A JP 20886385A JP 20886385 A JP20886385 A JP 20886385A JP S6269996 A JPS6269996 A JP S6269996A
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JP
Japan
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carnitine
alkyl ester
oxopropyl
alkoxycarbonyl
trimethylammonium halide
Prior art date
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Pending
Application number
JP20886385A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Nakayama
清 中山
Yukie Ogawa
小川 幸江
Akiko Morita
森田 彰子
Tetsuo Oota
哲夫 太田
Tatsuya Ozawa
達也 小沢
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BIO-LE KK
Chuo Kaseihin Co Inc
Original Assignee
BIO-LE KK
Chuo Kaseihin Co Inc
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は(3−アルコキシカルボニル−2−オキソプロ
ピル〕トリメチルアンモニウム・ハライドを微生物的に
還元してカルニチン・アルキルエステルを製造する方法
に関するものである。本発明によりs造さnるカルニチ
ン・アルキルエステルは氷解により容易にカルニチンに
変換することができるので、カルニチン製造の有用な中
間体である。カルニチンは脂肪酸代謝に関連する物質で
ビタミンBT  と呼ばれたことがあり、心臓疾患など
に医薬として使用される有用な物質である。従来DL体
が医薬として使われてきているが、最近では、特に5体
が注目されている(例えば、医学のあゆみ123巻、6
60頁、1982年)。
従来の技術 本発明の原料物質として用いられる(3−アルコキシカ
ルボニル−2−オキソプロピル〕トリメチルアンモニウ
ム・ハライドの製法としては、r−へロアセト酢酸エス
テルをトリメチルアミンと反応させる方法が知られてお
シ(例えば公開特公昭5l−63123)、かくして見
られた(3−アルコキンカルボニル−2−オキソプロピ
ル)トリメチルアンモニウムを還元すのに、従来は白金
−活性炭、ラネーニッケル又はルテニウム−活性炭など
の水素化触媒を用い、高圧の水素中で接触水素化する方
法(公開特公昭51−6!5123)が矧られている。
しかし、この方法に、高価な触媒と高圧を用いる点が不
利であり、本発明方法のような微生物による還元は従来
全く知られていなかった。
発明が解決しようとする問題点と問題点を解決する為の
手段 本発明者らに、上記した化学的逮元法の不利な点を克服
する念め、微生物〜酵素を用いる生化学的還元によシ(
3−アルコキンカルボニル−2−オキソプロビルントリ
メチルアンモニウム・ハライトヲカルニチン・アルキル
エステルに変換せしめる方法について種々の微生物およ
び酵素について広く研究し九結果、本発明を完成するに
至った。
発明の効果、作用 上にも述べたように本発明によ九ば、生化学的方法の故
に、従来法のような苛酷な条件でなく、常温常圧で反応
が行われるので、公害克服の点、省エネルギー、さらに
は設備的にも有利に目的とするカルニチン・アルキルエ
ステルを製造することができる。
本発明に使用する微生物は、(5−アルコ中ジカルボニ
ルー2−オキソプロピル)トリメチルアンモニウム・ハ
ライトヲカルニテンーフルキルエステルに変換せしめる
酵素系r有する微生物であれば、微生物の分類上の位置
に無関係に使用できる。即ち、実施例に示すように、シ
ュードモナス属、バチルス属、ブレビバクテリウム属の
細菌、アクユビア属、タルイフエロミセス属の酵母、ア
スペルギルス属、ベニンリウム属のかび、ストレプトミ
セス属の放線園などが例としてらげら:rLる。
このような能力を有する微生物を培地に培養して、tた
菌体を(3−アルコキシカルボニル−2−オキンブロビ
ル〕トリメチルアンモニウム・ハライドに接触反応させ
ると、カルニチン・アルキルエステルがえられる。本発
明に使用する微生物菌体をえるための培養法は通常の培
養法によればよく、特に説明を要しないが、基質として
用いる(3−アルコキシカルボニル−2−オキソプロピ
ル)トリメチルアンモニウム・ハライドを含有する培地
に微生物を生育せしめZと、転換活性の鍋い菌体をえる
ことができる。
固形培地、液体培地の何nもが使用可能である。
このようにしてえた菌体を基質に作用せしめてもよく、
また菌体抽出液、あるいは祠裂酵索標品あるいはその固
定化標品を補酵素(NADHまたはNADPH)再生系
と共役させて基質に作用させてもよい。また微生物菌体
を培養液から分けることなく、生培培養の培養液に基質
を加えて反応させてもよい。
基質濃度は、パッチ式、連続式の何れによるかによって
も異るが、バラを式では一般に媒質中α1〜30%、好
ましくは15〜1.0%程度で、連続式ではこれよりや
\濃度を低下させた方がよい。
反応は普通10〜60℃、好ましくは25〜40℃附近
、pH4〜10附近で行われる。反応時間は、静置、攪
拌、流下等の手段、あるいは酵素標品の形態、力価によ
って異ってくるので一様ではないが、パッチ法では通常
30分〜72時間程度である。反応は、例えばn−プロ
パツール:38%アンモニヤ水:水(aS:S:10)
の溶媒系で薄ノークロマトグラフィーを行い、ドラゲン
ドルフ試薬の噴霧でRf  α49のスポットの濃度に
より追跡できる。また、生成したカルニチン・アルキル
エステルを高速液体クロマトグラフィーで検出定量する
ことによっても追跡できる。反応終了後、反応液?イオ
ン交換樹脂のカラムにかけ、溶出、濃縮するなど公知の
方法によりカルニチン・アルキルエステルは回収される
。あるいにそのま\酸加水分解などの手段によシカルニ
チンに変換せしめてカルニチンとして回収することもで
きる。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 第1表°に示した培地5dをふくむ大型試験管に第2表
に示した細菌、酵母、かび、放線菌を植菌して、26℃
で、細菌は48時間、酵母は4日間、かびは7日間、放
線菌は10日間振とう培養した。培養液5−から遠心分
離ま友は濾過によりえた菌勿2回水洗したものに、(3
−エトキクカルボニル−2−オキソプロピル)トリメチ
ルアンモニウム・クロリドを1oay/7の濃度にふく
むpH7,0の燐酸緩衝液α5dを加え、50℃で18
時間撮とう培養で反応させ九結果、第2表に示したよう
にカルニチン・エチルエステルが生成していた。
第1表 に、HPO47,5r/i巳     2.0 2し/
1う      7.5   V’tKHIPO42,
51B[//   2.5  //M g S 04・
7H100,1#   α1 〃  α1 〃lFeS
O4−7H10α01〃   α011   α01〃
IJH4C!t1.0  N   1.0  //  
 1.0 1NaC15,n  s   5.Ott 
  5.Ottグルコース    1αOI  1α0
 〃   1αOI肉エキス     5.0  N 
   5.Ott    5.Osポリペプトン   
an  s    5.0  g    5.Os酵母
エキス    −  〃   五〇 〃   五〇  
〃基質化合物”   IQ、0  #   1[LO#
    1αO〃pH7,2pH6,0pH7,2 *  (3−エトキシカルボニル−2−オキソプロピル
)トリメチルアンモニウム・クロリド 第2表 シュードモナス・エルギ、ノーザ シュードモナス・クルジビニ 7ユードモナス・ダクンヘ (Pseudomcnas dacunhae)1F0
 12048               ++7 
ニー)”モナス・フルオレッスンスシュードモナス・フ
ルオレッスンス pTcc17926 + バチルス伊セレウス バチルス・リケニホルミス ブレビバクテリウム・アンモニャゲネスアシュビア・ゴ
シツビー アスペルギルス・ヤポニクス アスペルギルス・ニガー ペニシリウム・トミイイ ペニシリウム・トルゼビンスキイ (Penicillium trzebenskii)
ATCC!  10507             
+ストレプトミセス・インターメジウス (Streptomycea  1nt−ertned
iua)工FO5177−)− 峠+:0.1〜1り/−の生成 +)−:1 〜3Ili/−の生地 実施例2 実施例1で(5−メトキシカルボニル−2−オキソプロ
ピルフトリメチルアンモニウム・クロリドを用いる他、
実施例1と同様に実施した場合、第1表に示した何nの
微生物を用いた場合ともカルニチン・メチルニスデルが
生成した。
実施例3 実施例1の方法で生育させたシュードモナス・フルオレ
ツスンスエF03081  のm体’&20゜グ/−の
濃度になるよう生理食塩水に懸濁したil 0sdに4
%アルギン酸ナトリウム峙液1〇−を加えて混合した後
、15%の塩化カルシウム溶液にこの混合液を徐々に滴
下して、粒状の固定化菌体をえた。この固定化醒体全t
を(3−エトキシ−2−オキンプロビル〕トリメチルア
ンモニウムクロリド1%、コハク酸ナトリウム1%、硫
酸マグネシウム(7水塩)CL1%をふくむpH7,0
の燐酸緩衝0.20−に加え、30℃で18時間反応さ
せたところ、L−カルニチ面 ンエチルエステルが96ay/に%の濃度に生成した。
反応液中のL−カルニチンエチルエステルは稀塩酸で加
水分解後り一カルニチンをカルニチンアセチルトラスフ
ェラーゼを用いるベアソンらの方法(Method o
f Enzymatic Analysis第2版、第
4巻、1758頁、1974年)の方法で分析して計算
した。
特許出願人  パイオール株式会社 代表者中山 清 中央化成品株式会社 代表者 水 島 喜三部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(3−アルコキシカルボニル−2−オキソプロピル
    )トリメチルアンモニウム・ハライドをカルニチン・ア
    ルキルエステルに変換せしめる能力を持つ微生物もしく
    はこれに由来する酵素系の作用により、水性媒体中にて (3−アルコキシカルボニル−2−オキソプロピル)ト
    リメチルアンモニウムハライドをカルニチン・アルキル
    ・エステルに変換せしめることを特徴とするカルニチン
    ・アルキルエステルの製造法。 2、生成するカルニチン・アルキルエステルが光学活性
    体である特許請求範囲第1項記載の製造法。 3、使用する微生物がシュードモナス(¥Pseu−d
    omonas¥)属、バチルス(¥Bacillus¥
    )属、ブレビバクテリウム(¥Brevibacter
    ium¥)属、アシュビア(¥Ashbya¥)属、ク
    ルイフェロミセス(¥Kluyveromyces¥)
    属、アスペルギルス(¥Aspergillus¥)属
    、ペニシリウム(¥Peni−cillium¥)属、
    ストレプトミセス(¥Strepto−myces¥)
    属の何れかの属の微生物である特許請求範囲第1項記載
    の製造法。
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