JPS6267025A - 医薬組成物およびその製造方法 - Google Patents

医薬組成物およびその製造方法

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JPS6267025A
JPS6267025A JP60208161A JP20816185A JPS6267025A JP S6267025 A JPS6267025 A JP S6267025A JP 60208161 A JP60208161 A JP 60208161A JP 20816185 A JP20816185 A JP 20816185A JP S6267025 A JPS6267025 A JP S6267025A
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JP
Japan
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oxygen
formula
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methanol
formulas
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JP60208161A
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English (en)
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Aiko Morigiwa
森際 愛子
Katsuaki Kitahata
北畠 克顕
Yoshinori Fujimoto
藤本 善徳
Nobuo Ikegawa
池川 信夫
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Asahi Breweries Ltd
Original Assignee
Asahi Breweries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は霊芝から得られる中・酸性脂溶性成分を含む
、血圧降下作用をもつ医薬組成物およびその製造方法に
関する。
霊芝は学名をガノデルマ・ルシドゥム・カースト(Ga
noderma Luciduo+にarst)といい
、担子菌類サルノコシカケ科に属するキノコの一種であ
る。マンネンタケとも称され、古来より仙薬として万病
に効用が伝えられてきたが、その有用性を薬理学的に研
究されてきたのは比較的最近である。
例えば霊芝が癌、肝炎、高血圧症、狭心症、高脂血症、
神経衰弱症、アレルギー症などに臨床的に有効であるこ
とが認められている。
霊芝成分の血圧降下作用については霊芝子実体の熱水抽
出物が有効であり、その作用はメタノール不溶性で分子
斌10万以上の糖、アミノ酸を構成成分として含む高分
子化合物と考えられていた(有地 滋他「基礎と臨床」
第13巻第12号4239頁1979年)。
一方、霊芝成分中のトリテルペン類はいくつかの構造が
提供されているが、それらの多くは苦味成分として研究
されたものである。〔例えば T、 Kubotaら;
 He1v、 Chin、 Acta、 65.611
(1982)  :中村ら;日本薬学会第104回年会
、要旨集151頁(1984)及び第105回年会、要
旨集496頁(1985) : T、 Kikuchi
ら;Chew、 Pharm、 Bull。
、封、 2624及び2628 (1985) :法科
ら;日本薬学会第105回年会、要旨集496頁(19
85)  :N15hitobaら; Agric、 
Biol、 Chem、+ 48.2905(1984
)及び同誌49.1547及び1793(1985))
またToth et al、は霊芝のトリテルペン類の
あるものに腫瘍細胞障害作用をみとめている。
(J、0.Toth at al、  ; J、Che
m、Re5earch(s) 299(1983)、 
J、Chem、Research(M)2722(19
83))11、Kohdaらはラット肥満細胞を用いコ
ンカナバリンAによるヒスタミン遊離の阻害作用につい
て霊芝のラノスタン系化合物が強い活性をもつことを示
した。(Il、Kohda et al、 Chem、
Pharm。
Bull、33(4)1367−1374(1985)
)。
本発明は、霊芝の成分をアンギオテンシンI変換酵素(
以下ACEと略す。)に対する阻害作用を指標として分
画、精製を行なった結果得られたものである。
即ち本発明は ■、 中・酸性脂溶性成分として下記式■及び/または
IIで表わされる化合物を含む血圧降下作用系医薬組成
物。
(以下余白) (式中、R□が酸素であるときはR2がヒドロキシメチ
ル基またはアルデヒド基またはカルボキシル基であり、
R1がヒドロキシル基であるときはR2がヒドロキシメ
チル基である。) (式中、R工が酸素であるときはR2が酸素であり、R
工がヒドロキシル基であるときは、R2は酸素またはヒ
ドロキシル基である。) 2、霊芝を水または低級アルコールもしくはその混合溶
液で抽出しさらに有機溶媒で中・酸性脂溶性成分を抽出
することを特徴とする弐I及びIIで表わされる化合物
を含む血圧降下作用系医薬組成物の製造方法。
3、霊芝を水または低級アルコールもしくはその混合溶
液で抽出し、さらに有機溶媒で抽出して得た中・酸性脂
溶性成分をシリカゲルで処理し10%以下のメタノール
を含有するクロロホルム−メタノール混合液で溶出する
ことを特徴とする式■及び/またはIIで表わされる化
合物を含む血圧降下作用系医薬組成物の製造方法。
に関するものである。
以下、本発明を特許請求の範囲の請求項類と関係なく、
発明の成立過程に従って説明する。
ACEは生体中でデカペプチドのアンギオテンシンIを
オクタペプチドであるアンギオテンシン■に変換する酵
素として知られるがアンギオテンシン■が血管壁収縮作
用を有し、血圧を上昇させる。従っ’tACEの活性を
抑制することによって血圧の上昇を防ぐ効果があること
が考えられる。
本発明の中で用いたACEの阻害活性作用はJ、フリー
トランド及びE、シルバースタインの方法〔アメリカン
・ジャーナル・オブ・ザ・クリニカル・パソコン−(J
、Fr1edland and E。
5ilverstein;A+m、J、C11n、Pa
thol、 )第65巻、416頁1976年〕を改変
し、次のようにして行なわれる。すなわち190μQの
試料溶液と20μQの酵素溶液(Q、5munitsの
ACEを含む)を混合し、5分間室温に置いた後、10
0μQの基質溶液(0,58mgのHip−His−L
eu、 0.25M K、HPO4,0,75MNaC
1を含みpHを8.3に調整した)を加え37℃で1時
間振とうしながら反応させる。1.5mlの0.288
Na叶を加えて反応を停止した後、100μQの0−フ
タルジアルデヒド(2%メタノール溶液)を加え、さら
に正確に10分間後3MHClを200μQ加える。
水で50倍に希釈した後、蛍光光度計により励起波長3
40nm、蛍光波長455nmを用いて蛍光強度を測定
する。
ACE阻害活性は(S−B)/ A X 100(S 
:測定しようとする試料溶液、酵素溶液、基質溶液を加
えて測定したときの蛍光強度、B:酵素溶液の代りに水
を加えて測定したときの蛍光強度、A:試料溶液の代り
に溶媒のみを加えて測定したときの蛍光強度)で算出す
る。
霊芝からのAGE活性阻害作用画分の分画、精製は以下
のようにして実施した。すなわち−例をあげると、まず
はじめに砕片にした霊芝の子実体を水または低級アルコ
ールまたはその混合溶液で抽出する。低級アルコールと
してはC4〜C6のアルコールが用いられる。水で抽出
する場合には熱水が望ましく1例えばオートクレーブで
加圧下で抽出される。含水低級アルコールとしては50
%(V/V)以上のアルコールが好ましく、例えば75
%(v/v)のメタノール等が用いられるがこの抽出も
加温下に行なうのが好ましい。
アルコールを適宜濃縮して除いた後、塩酸等の鉱酸類で
液のpl+を酸性にしてから(pH4以下、望ましくは
3.0〜2.0)、有機溶媒と振ることによって中・酸
性脂溶性画分が抽出される。使用される有機溶媒は一般
に水と混じらないものが用いられるが薬効作用をもつ成
分を有効に抽出し、且つ無効成分を除去するためには酢
酸エチル、クロロホルム等がよい。
有機溶媒から抽出され溶媒を留去した中・酸性脂溶性成
分にはACEに対する強い阻害活性が認められた。
次にこの成分をクロロホルムに溶解し、同溶媒で窄備し
たシリカゲルカラムに吸着させ、まずクロロポルムで次
いでクロロホルム−メタノール混合溶液で溶出し、薄層
クロマトグラフィー (TLC)における紫外吸収クロ
マトグラムを指標にして溶出液を分画する。クロロホル
ム−メタノール混合溶液においてはクロロホルムに対す
るメタノールの含有比率を98:2から順次段階的に増
しながら溶出する0分画された各両分の溶媒を留去して
メタノールに転溶した後ACE阻害作用を調べると薬効
成分はクロロホルム−メタノール混合溶媒系でメタノー
ルが10%以下のところで殆んど溶出されていることが
わかる(第3表参照)。
そしてシリカゲルカラムにおいてTLCパターンを指標
にして分画された両分のうち1強い阻害活性が認められ
た両分についてさらにシリカゲルカラムで処理し、次い
でシリカゲルカラムをヘキサン−酢酸エチル系の混合溶
媒またはクロロホルム−メタノール系の混合溶媒でそれ
ぞれ後者の溶媒濃度を0%から段階的に順次あげて溶出
する。
溶出液をTLCの結果を指標にしてそのまま、またはさ
らにシリカゲルカラムクロマトグラフィーまたは調製用
のシリカゲル薄層クロマトグラフィーにより含有する成
分を分離、精製した。これらの成分の多くは粉末ないし
結晶として得られるが、シロップ状のものも含まれる。
こうして精製された各個別の成分の構造をUV、NMR
,GC−MSスペ’) ト)I/lどの機器分析により
解析を行った結果、これらの成分はラノスタン系誘導体
が多く含まれることが明らかとなった。霊芝から得られ
た成分として新規の化合物A、B、C,DおよびGを、
また、これまでメチルエステルとしてのみ構造が確認さ
れていたが、ここではじめて遊離のカルボン酸として化
合物EおよびFを確認した。また、カルボン酸成分はナ
トリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩な
どの塩基成分と塩を形成し水溶化することができる。こ
れらの塩は遊離酸化合物を水に浮遊させ、当量の塩基で
中和するか、酸性イオン交換樹脂の適当な塩型と接触さ
せて溶解し、母液を濃縮することにより。
粉末として得られる。
ここに得られた化合物はACEを阻害する作用を指標と
して得られたもので医薬として有用である。すなわち、
これら化合物はいずれもACE阻害活性を有し、第1表
にその代表例の活性を示す。
(以下余白) 第1表 また、本発明の化合物を医薬として用いる場合には、有
効成分としてそのうちの1つまたは2つ以上の組成物を
含めることができる。
本発明における霊芝の中・酸性脂溶性成分(酸性下で酢
酸エチル抽出し、シリカゲルで処理した後、10%のメ
タノールを含むクロロホルム−メタノール混液で溶出し
た両分)を高血圧自然発症ラット(SHR1体重約33
0g) ニ1日1回、O,Sg/kg経口投与すると最
高血圧を10〜20mmHg低下させた。同成分を1日
1回1 g/kgの割合で1週間経口投与し、一般症状
1体重、飼料摂取量、飲料水量などを観察したが異常は
認められなかった。
本発明における組成物は上記のように経口投与用の内服
剤として通常使用されるが、その剤型としては散剤、錠
剤、乳剤、カプセル剤、顆粒剤、液剤(流エキス剤、シ
ロップ剤などを含む)などの形態がある。
これら各種、製剤を製造するのに使用される賦形剤、補
助剤等は通常この種の目的に使用されるものから剤型に
応じて適宜選択すればよい。
例えばアラビアゴム、コーンスターチ、ゼラチンなどの
結合剤、微品性セルロースのような賦形剤、ステアリン
酸マグネシウムのような潤滑剤、スクロース、ラクトー
ス、サッカリンのような甘味剤などがあげられる。さら
に服用を容易にするために香味料、芳香料などを添加す
ることもできる。また特に液剤としては先に述べた塩類
を使用すると剤型上有利な場合が考えられる。
服用量は中・酸性脂溶性成分として使用する組成物の種
類によって服用量は異なるが、1日当り約0.1〜5g
特に0.5〜2gであることが望ましい。
実施例1 砕片(5mm以下)にした霊芝1にgを70%(V/V
)メタノールILQ (40℃)に浸漬し、ときどき攪
拌しながら一夜おき、濾過することによって抽出液を得
た。これを2回くり返し、得られた抽出液を合し減圧濃
縮し液量を2Qとした。濃縮液について2N−HCQを
用いてp)Iを約2としだ後0.5Qの酢酸エチルで抽
出した。この酢酸エチルによる抽出を3回くり返し、酢
酸エチル層を合した後、これを減圧下に蒸発乾固し、赤
褐色粉末27.3 gを得た。
こうして得られた粗粉末をメタノールに溶かし、ACE
阻害性を測定した結果は第2表のとおりであった。
第2表 霊芝から酢酸エチル抽出された粗粉末のA CE l5
fl害率測定濃度(μg/m Q )  A CE阻害
率(%)阻害率の測定はJ、フリートランドら; Am
、J、Cl1n、Pathol。
66巻416頁(1976年)の方法を改変して行なっ
た。
また、ここで得られた両分をメタノール溶液として測定
したUV吸収スペクトルを第1図に示した。
実施例2 砕片(5mm以下)にした霊芝IKgを75%(v/v
)メタノールlOQに浸漬し、ときどき攪拌しながら室
温に一夜おき、濾過することによって抽出液を得、以下
実施例1と同様にして酸性で酢酸エチル抽出画分を得た
。 これをクロロホロムーメタノール混液(メタノール
10%含有)にとがし、同溶媒で準備したシリカゲルカ
ラム(ワコーゲル、C−200;和光純薬製:径7.5
cmX高さ35cm)にのせ、試料溶液を全てカラムに
浸こませた後、 同組成のクロロホルム−メタノール混
合液72で溶出した。
溶出液を集め減圧下で溶媒を留去し固形分を29.4 
gを得た。第2図はここで得られた試料をメタノール溶
液として測定したUV吸収スペクトルである。この固形
分を1 mg/m Qの濃度でJ。
フリートランドらの方法の改変法でACE阻害率を測定
したところ、96.5%の阻害率を示した。
実施例3 実施例1で得られた粗粉末1.5gを12%のメタノー
ルを含むクロロホルム−メタノール混液に溶解し、クロ
ロホルムで膨潤したシリカゲル(フコ−ゲルC−200
;和光純薬fXI)のカラム(径3am、長さ46cn
+)にかけた。試料溶液を全て浸みこまさせた後、溶出
液をクロロホルム(IQ)、クロロホルム−メタノール
(98:2、(v/v) 3 Q )、りaoホルム−
メタノール(95:5、(V/V)2.5 Q )、ク
ロロホルム−メタノール(90:10、(V/V)0.
7 fl )、次いでメタノール(2Q)の順に段階的
にかえて溶出した。カラムからの溶出液を50m Qご
とに集め、薄層クロマトグラフィーに付し、そのクロマ
トグラムを指標としてクロロホルムによる溶出液をフラ
クションIから■まで、クロロホルム−メタノール(9
8:2)による溶出液をフラクション■からXまで、ク
ロロホルム−メタノール(95: 5 )による溶出液
をフラクション■及び割、クロロホルム−メタノール(
90:10)による溶出液をフラクションX■及びXI
Vとして分画した。
各フラクションの溶媒を減圧下に蒸発乾固した後、メタ
ノール溶液としてACE阻害活性を測定した結果を第3
表に示す。
(以下余白) 第3表 ACE  阻 害 率(注1) ■     0      108   30   7
7II     0      55   30   
 9IV     0      68   30  
 28V      O913056 VI     0      278   30   
23■    2      112   30   
51■     2      226   30  
 181K      2      103   3
0   34X      2       42  
 30   28XI     5      78 
  30   16Xll     5      1
26   30   31XIII     10  
    37   30   61XfV     1
0      51   30   31XV    
100      192   30   14注I 
 ACE阻害率はJ、フリートランドらの方法を改変し
た方法により測定した。
注2 収量は粗粉末1.5gから得られた各両分の重量
フラクションn、IV+V、■、xmのUV吸収スペク
トルを第3図に示す。
実施例4 実施例3のようにして得られるクロロホルムのみで溶出
するフラクションを600mgとり、ヘキサン−酢酸エ
チル(10: 1、v/v)で調製した径2.4c+a
X長さ20cmのシリカゲルカラム(キーゼルゲル60
1Merck)に付し、ヘキサン−酢酸エチルの混合比
を10: 1 (200m m )、7 : 1 (2
40mM)、5 : 1 (480mg) 、10:3
 (370mg) 、 5:2(280+a Q )、
2 : 1 (150mfl )の順に流し、薄層クロ
マトグラムパターンを指標にしてフラクション■−1か
らフラクションn−12まで12の両分に分画した。
ヘキサン酢酸エチル(10:1、V/V)で溶出してく
るll−2を減圧下で蒸発乾固後、酢酸エチルに溶かし
、調製用薄層(キーゼルゲル60、F−254、Art
5744、Merck)に供し、ヘキサン−酢酸エチル
(7:1、v/v)で展開した後、薄層クロマトグラム
パターンを指標にして目的とする部分をかき取り、酢酸
エチルによって溶出し、溶媒を留去することにより化合
物A(7mg)を無色結晶性粉末として得た。
ヘキサン−酢酸エチル(7: 1 、v/v)で溶出し
てくるn−6を減圧下で蒸発乾固後、加温しながらメタ
ノールに溶解し、冷却することにより、化合物B (1
9+wg)を無色結晶として得た。
ヘキサン−酢酸エチル(5:1、v/v)で溶出してく
るll−9を減圧下で蒸発乾固後、加温しながらメタノ
ールに溶解し、冷却することにより、化合物C(12,
5mg)を無色結晶として得た。
さらにヘキサン−酢酸エチル(10:3、v/v)で溶
出してくる■−10を減圧下で蒸発乾固後、酢酸エチル
に溶解し、調製用薄層(キーゼルゲル60、 F−25
4、Art5744. Merck)に付し、ヘキサン
−酢酸エチル(3:1、v/v)を展開溶媒として展開
、紫外吸収による薄層クロマトグラムパターンを指標に
かき取り酢酸エチルで溶出し、化合物D(7mg)を無
色結晶性粉末として得た。
実施例3で得られるフラクション■と■を合した1 5
011gをシリカゲルカラム(150g、キーゼルゲル
60. Merck)にかけ、クロロホルムーメタノ−
ル混液の混合比率をかえて溶出した。すなわち、クロロ
ホルム−メタノール(98:2) 1.5Q、クロロホ
ルム−メタノール(96:4) 1.7Ω、クロロホル
ム−メタノール(90:10) 0.512、クロロホ
ルム−メタノール(50:50) 0.5Qの順に流し
、クロロホルム−メタノール(96:4、V/V)で溶
出してきた両分を薄層クロマトグラフィーによる紫外吸
収パターンを指標にして分画し、溶媒を減圧留去して、
化合物E (12mg)を淡黄色粉末とじてに単離した
実施例3で得られるフラクション■の100mgをシリ
カゲルカラム(100,、キーゼルゲル6o、Merc
k)にかけクロロホルム−メタノール(95: 5 )
3.5Q、りOO、It/Lzム−メタ/ −/L/ 
(94: 6 ) 1.OQ、クロロホルム−メタノー
ル(93ニア)112の順に流し、薄層クロマトグラフ
ィーのパターンを指標にしてクロロホルム−メタノール
(95:5)で溶出する両分から溶媒を減圧留去するこ
とにより化合物F (10+og)を淡黄色粉末として
、またクロロホルム−メタノール(94: 6 )  
によって溶出する両分から同様にして化合物G (23
mg)を淡黄色粉末として得た。化合物A−Gについて
いるいろな機器分析の結果、測定された物性は第4表の
とおりである。
(以下余白) 実施例5 実施例2のようにして得られる粗固形分を高血圧自然発
症ラット(SHR1体重約330g、血圧(最高)23
0s+m+Hg)に0.5g/kgの割合で1日1回5
日間連日水懸濁液の形で経口投与し、投与後経時的にラ
ットの血圧を測定したところ、投与1時間後の血圧は投
与前に比べ10〜20mm)1g低下した。
【図面の簡単な説明】
第1図は酢酸エチル抽出成分の紫外線吸収の曲線、第2
図はシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりクロロ
ホルム−メタノール(90:10. v/ν)で溶出さ
れる成分の紫外線吸収曲線、第3図はシリカゲルカラム
クロマトグラフィーによって分画されたフラクション■
、IV+V、■、X■の紫外線吸収曲線を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、中・酸性脂溶性成分として下記式 I 及び/または
    IIで表わされる化合物を含む血圧降下作用系医薬組成物
    、 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1が酸素であるときはR_2がヒドロキシ
    メチル基またはアルデヒド基またはカルボキシル基であ
    り、R_1がヒドロキシル基であるときはR_2がヒド
    ロキシメチル基である。) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1が酸素であるときはR_2が酸素であり
    、R_1がヒドロキシル基であるときは、R_2は酸素
    またはヒドロキシル基である。) 2、霊芝を水または低級アルコールもしくはその混合溶
    液で抽出しさらに有機溶媒で中・酸性脂溶性成分を抽出
    することを特徴とする下記式 I 及びIIで表わされる化
    合物を含む血圧降下作用系医薬組成物の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1が酸素であるときはR_2がヒドロキシ
    メチル基またはアルデヒド基またはカルボキシル基であ
    り、R_1がヒドロキシル基であるときはR_2がヒド
    ロキシメチル基である。) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1が酸素であるときはR_2が酸素であり
    、R_1がヒドロキシル基であるときは、R_2は酸素
    またはヒドロキシル基である。) 3、霊芝を水または低級アルコールもしくはその混合溶
    液で抽出し、さらに有機溶媒で抽出して得た中・酸性脂
    溶性成分をシリカゲルで処理し10%以下のメタノール
    を含有するクロロホルム−メタノール混合液で溶出する
    ことを特徴とする下記式 I 及び/またはIIで表わされ
    る化合物を含む血圧降下作用系医薬組成物の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1が酸素であるときはR_2がヒドロキシ
    メチル基またはアルデヒド基またはカルボキシル基であ
    り、R_1がヒドロキシル基であるときはR_2、がヒ
    ドロキシメチル基である。) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1が酸素であるときはR_2が酸素であり
    、R_1がヒドロキシル基であるときは、R_2は酸素
    またはヒドロキシル基である。)
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