明 細 書 メ ラニン生成抑制剤、 美白剤、 メ ラニン生成抑制用組成物及び美白 用組成物 技術分野
本発明はガノデロール Bからなるメラニン生成抑制剤、 前記ガノ デロール Bを有効成分と して含有するメラニン生成抑制剤、 及び前 記ガノデロール Bからなるメラニン生成抑制剤、 前記ガノデロール Bを有効成分と して含有するメ ラニン生成抑制剤又は前記ガノデ ロール Bを含有するメ ラニン生成抑制用組成物、特に化粧料、医薬、 皮膚外用剤、 食品等の組成物、 並びにガノデロール Bからなる美白 剤、 前記ガノデロール Bを有効成分と して含有する美白剤、 及び前 記ガノデロール Bからなる美白剤、 前記ガノデロール Bを有効成分 と して含有する美白剤又は前記ガノデロール Bを含有する美白用組 成物、 特に化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食品等の組成物に関する。 さらに詳細には、 メラノサイ トにおけるメ ラニン生成を抑制し、 紫 外線照射後の日焼け皮膚の美白、 また、 日焼け等によるしみ、 そば かす、 肝班等の皮膚の色素沈着を予防、 改善及び治療することがで きる前記メラニン生成抑制剤及び美白剤、 並びに前記メラニン生成 抑制用組成物及び美白用組成物、 特に化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食品に関する。 背景技術
日焼け等によるしみ、 そばかす、 肝班等の皮膚の色素沈着は加齢 に伴って発生し、 加齢に伴って増加、 あるいは消失しにく くなるた め、 中高年齢層にとって悩みとなっている。 これらの色素沈着の発 症機構は未だ明確にされていないが、 太陽光線 (特に紫外線) によ る日焼け等によって、 表皮細胞に存在するメラノサイ ト内のメラノ ソームとよばれるメラニン生成顆粒においてメラニン色素が産生さ
れ、 生成したメラニン色素が隣接細胞へ拡散することによって生じ ると考えられている。
このよ うな色素沈着を正常皮膚色にまで回復することが可能な物 質の開発が強く望まれており、 これまでに多くの物質が商品化され てきている。 例えば、 L—ァスコルビン酸、 コウジ酸、 あるいはハ ィ ドロキノンなどが知られている。
しかし、 Lーァスコルビン酸は安定性に難があり、 コウジ酸は一 応効果が認められているものの、 その効果は弱い。 一方、 ハイ ドロ キノンも一応効果が認められているが、 刺激性およびァレルギ一性 を有し、 安全性に問題があり、 薬剤と して配合することには問題が ある。 したがって、 充分な色素沈着予防および改善効果を有する物 質は未だ知られていないのが現状である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、 その目的は、 紫外線 照射後の日焼け皮膚の美白、 また日焼け等によるしみ、 そばかす、 肝斑等の皮膚の色素沈着の予防、 改善及び治療に有効な物質及びこ れを含有する組成物を提供することにある。 発明の開示
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、 特定構造を有するガノデロール Bが強いメラニン生成抑制作用及び 美白作用を有し、 上記課題が解決されることを見出し、 本発明を完 成するに至った。
すなわち、 本発明は、 下記の式 ( 1 )
で表されるガノデロール Bからなるメラニン生成抑制剤である。 また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール Bを有効 成分と して含有するメラニン生成抑制剤である。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール Bからな るメラニン生成抑制剤又は前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール B を有効成分として含有するメラニン生成抑制剤を含有するメラニン 生成抑制用組成物である。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール Bを含有 するメラニン生成抑制用組成物である。
これらのメラニン生成抑制用組成物と しては、 化粧料、 医薬、 皮 膚外用剤又は食品のいずれかであることが好適である。
さらに、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール Bから なる美白剤である。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール Bを有効 成分と して含有する美白剤である。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール Bからな る美白剤又は前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール Bを有効成分と して含有する美白剤を含有する美白用組成物である。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で表されるガノデロール Bを含有
する美白用組成物である。
これらの美白用組成物と しては、 化粧料、 医薬、 皮膚外用剤又は 食品のいずれかであることが好適である。
さらに、 本発明においては、 前記ガノデロール Bからなるメラ二 ン生成抑制剤を含有するメ ラニン生成抑制用組成物、 前記ガノデ ロール Bを有効成分と して含有するメラニン生成抑制剤を含有する メラニン生成抑制用組成物、 前記ガノデロール Bを含有するメラニ ン生成抑制用組成物、 前記ガノデロール Bからなる美白剤を含有す る美白用組成物、 前記ガノデロール Bを有効成分と して含有する美 白剤を含有する美白用組成物、 及び前記ガノデロール Bを含有する 美白用組成物等の組成物に、 他の美白剤成分をさらに含有すること ができる。他の美白剤成分との併用により、メラニン生成抑制効果、 美白効果をさらに向上させることができる。 これらの組成物と して は、 化粧料、 医薬、 皮膚外用剤又は食品のいずれかであることが好 適である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施形態について詳述する。
本発明において共通に用いられる下記の式 ( 1 )
で表されるガノデロール B ( G a n o d e r o l B ) は既知の物質 である。 しかし、 式 ( 1 ) で表されるガノデロール B (以下、 単に ガノデロール Bという。) がメラニン生成を抑制する効果を有し、皮 膚美白効果を持つことは知られていない。
ガノデロール Bは菌類から単離することができ、 ガノデロール B の生成にはガノデロール Bを含むあらゆる菌類を用いることができ るが、例えば霊芝を用いるのが好都合である。また、化学合成によつ て調製することも可能である。 ガノデロール Bを含む菌類からのガ ノデロール Bの単離は例えば次のようにして行う ことができる。 す なわち、 菌類の子実体または菌糸、 胞子等の部分的個所を好ましく は粉砕した後、 抽出溶媒中に浸漬するかまたは抽出溶媒中で加熱還 流し、 次いでろ過、 遠心分離等により不溶物を除去して得られる抽 出溶液を場合によって濃縮した後、 公知の分離精製手段によって単 離する。
抽出に用いる溶媒は、 通常菌類、 植物等の抽出に用いられる溶媒 でよ く 、 例えば、 メ タノール, エタノール等のアルコール、 ァセ ト ン、 酢酸ェチル等の有機溶媒、 水等が単独であるいは組み合わせて 用いることができる。 抽出方法は通常の方法でよく、 一般的には、 抽出温度は、 0〜 1 0 0 °C、好ましくは 4 0〜 7 0 °Cの範囲であり、 抽出時間は、 1〜 1 6 8時間、 好ましくは 2 4〜 7 2時間である。 抽出溶液からの単離は、 例えば、 逆相クロマ トグラフィー、 ゲルろ 過カラムクロマ トグラフィー、 液体クロマ トグラフィ一等のクロマ トグラフィ一によつて行うことができる。
以下に、 ガノデロール Bの生成の具体例を挙げる。
[精製例 (菌類からの単離)]
栽培した霊芝の子実体を粉砕した後、メタノールに浸潰し、 4 0 °C で 7 2時間抽出を行った。 次いで、 ろ過により不溶物を除去し、 得 られた抽出溶液を濃縮した後、 逆相クロマ トグラフィーにより精製 した。 精製物の構造は、 質量分析ガスクロマ トグラフィーと N M R により決定した。 その化合物はガノデロール Bであり、 エルゴステ
ロールの誘導体であった。
本発明の前記ガノデロール Bは、 後述するようにメ ラニン生成抑 制作用及び美白作用の機能を有するので、 メ ラニン生成抑制剤及び 美白剤の用途と して有効である。 したがって、 本発明における一つ の発明はガノデロール Bからなるメラニン生成抑制剤であり、 ガノ デロール Bからなる美白剤である。 また、 ガノデロール Bを有効成 分と して含有するメラユン生成抑制剤であり、 ガノデロール Bを有 効成分として含有する美白剤である。これらのメラニン生成抑制剤、 美白剤はガノデロール Bの前記新規な機能の発見に基づく新規で有 用な用途である。
前記用途を有するガノデロール Bは、 種々組成物に配合され、 新 規で有用な用途限定組成物を形成する。
すなわち、 ガノデロール Bをメラニン生成抑制剤と して配合して 得られる、 ガノデ口ール Bからなるメラニン生成抑制剤又はガノデ ロール Bを有効成分と して含有するメラニン生成抑制剤を含有する 組成物は、 メラニン生成抑制作用を有したメラニン生成抑制用組成 物と して有効である。 すなわち、 これらの組成物はメ ラニン生成抑 制に関連する症状等の予防、 処置のための組成物となる。 したがつ て、 前記メラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成抑制用組成物 は、 本発明における一つの発明となる。
また、 ガノデロール Bを美白剤と して配合して得られる、 ガノデ ロール Bからなる美白剤又はガノデロール Bを有効成分と して含有 する美白剤を含有する組成物は、 美白作用を有した美白用組成物と して有効である。 すなわち、 これらの組成物は美白に関連する症状 等の予防、 処置のための組成物となる。 したがって、 前記美白剤を 含有する美白用組成物も、 本発明における一つの発明となる。
これらの前記組成物と しては、 特に限定されるものではないが、 好適には、 化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食品等が挙げられる。
さらに、 本発明における他の組成物に係る発明と しては前記機能 を有したガノデロール Bを含有する特定機能を有する用途限定組成
物であり、 該組成物と しては、 メラニン生成抑制用組成物、 美白用 組成物等が挙げられる。 他の発明における前記メラニン生成抑制用 組成物、美白用組成物における組成物の好適な例と しては、化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食品等が挙げられる。 これらの組成物はメラ二 ン生成抑制及び美白に関連する症状等の予防、 処置のための組成物 となる。
本発明の前記組成物は、 経口用 (内用) 又は非経口用 (外用) の 両形態をとることができる。 経口用の場合は、 本発明の組成物を、 例えば医薬品または食品などの形態に調製することができる。また、 非経口用の場合には、 化粧料、 医薬部外品、 医薬、 皮膚外用剤等の 形態に調製することができる。
本発明に係るガノデロール Bの本発明の組成物への配合に際して は、 ガノデロール Bの純品が配合されるが、 低純度品でもよく、 ま た、 ガノデロール Bを含有する植物、 菌類等の抽出物の形態で配合 しても構わなレ、。
本発明における、 前記ガノデロール Bからなるメラニン生成抑制 剤を含有するメラニン生成抑制用組成物、 前記ガノデロール Bを有 効成分と して含有するメラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成 抑制用組成物、 前記ガノデロール Bを含有するメラニン生成抑制用 組成物、 前記ガノデロール Bからなる美白剤を含有する美白用組成 物、 前記ガノデロール Bを有効成分と して含有する美白剤を含有す る美白用組成物、 及び前記ガノデロール Bを含有する美白用組成物 等の組成物には他の美白剤成分 (以下、 単に美白剤成分ということ がある。) を併用して用いることにより、 メラニン生成抑制効果、 美 白効果をさらに向上させることができる。 なお、 これらの組成物と しては、 前述のとおり特に限定されるものではないが、 好適には、 化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食品等が挙げられる。
前記美白剤成分と しては、特に限定されるものではなく、例えば、 ァスコルビン酸及びその誘導体並びにその塩 (例えば、 ァスコルビ ン酸 2 —ダルコシ ド、 ァスコルビン酸リ ン酸エステノレマグネシウム
塩、 ァス コルビン酸ナト リ ウム、 ステアリ ン酸ァスコルビル、 パル ミチン酸ァスコルビル、 ジパルミチン酸ァスコルビノレ、 テ トライ ソ パルミチン酸ァスコルビノレ、 ァスコノレビン酸マグネシウム、 キ トサ ンァスコルべ一ト、 ァスコノレビルメチノレシラノールぺクチネー ト、 ァスコノレビン酸ポリペプチド、 ジァゼライン酸ァスコルビノレ、 ァス コノレビン酸ポリ リ ン酸エステル、 ァスコルビン酸ポリ オキシェチレ ン誘導体、 リ シノール酸ァスコルビル、 ァスコルビン酸— 2—硫酸 エステルナト リ ゥム塩等)、ハイ ドロキノン及びその誘導体並びにそ の塩 (例えば、 アルブチン等)、 システィン及びその誘導体並びにそ の塩 (例えば、 N , N ' —ジァセチルシスチンジメチル等)、 プラセ ンタエキス、 コウジ酸およびその誘導体、 ルシノール、 ェラグ酸お よびその誘導体、 ダルコサミ ンおよびその誘導体、 ァゼライ ンおよ びその誘導体、 ヒ ドロキシケィ ヒ酸およびその誘導体、 ダルタチォ ン、 植物抽出物 (力ミツレ抽出物、 アル二力抽出物、 ォゥゴン抽出 物、 センキユウ抽出物、 ソゥハクヒ抽出物、 サイコ抽出物、 ボウフ ゥ抽出物、ハマボウフゥ抽出物、ギムネマ抽出物、シナノキ抽出物、 モモ葉抽出物、 クジン抽出物、 チュ抽出物、 トウキ抽出物、 ョクイ ニン抽出物、 カキ葉抽出物、 ダイォゥ抽出物、 ボタンピ抽出物、 ハ マメ リ ス抽出物、 マロニエ抽出物、 オトギリ ソゥ抽出物、 ォドリ コ ソゥ抽出物、 カンゾゥ抽出物、 センプクカ抽出物、 ケィケッ トウ抽 出物、 サンペンズ抽出物、 イブキ トラノォ抽出物、 クララ抽出物、 サンザシ抽出物、 シラユリ抽出物、 ホップ抽出物、 ノイバラ抽出物 等)、グラブリ ジン、グラブレン、 リ クイ リチン、イソリ クイ リチン、 カンゾゥ疎水性フラボノイ ド、 リ コカルコン八、 胎盤抽出物等が挙 げられる。 美白剤成分は、 1種または 2種以上が任意に選択されて 配合することができる。 美白剤成分を併用配合する場合の美白剤成 分の配合量は組成物全量中 0 . 0 0 0 1〜 1 0重量%が好ましく、 さらに好ましくは 0 . 0 0 1〜 5重量%である。 なお、 抽出物の場 合は乾燥固形分に換算した量である。
以下、 本発明に係る代表的な組成物につきさらに用途別に詳述す
る。
本発明の一つの用途である化粧料は、 例えば、 軟膏剤、 溶液、 ク リーム、 乳液、化粧水、 ローショ ン、 ジエル、 エッセンス (美容液)、 ファンデーシヨ ン、 ノ ック ' マスク、 口紅、 スティ ック、 入浴剤等 の皮膚外用剤等と して医薬部外品を含む広い範囲で適用可能である < また、 化粧料の剤型と しては、 特に限定されないが、 溶液系、 可 溶化系、 乳化系、 粉末系、 粉末分散系、 油液系、 ゲル系、 軟膏系、 エアゾール系、 水—油 2層系、 水—油一粉末 3層系等、 幅広い剤型 を採り得る。
本発明の化粧料へのガノデロール Bからなるメラニン生成抑制剤 ガノデロール Bからなる美白剤、 又はガノデロール Bの配合量は、 化粧料全量中 0 . 0 0 1〜 2 0重量%が好ましく、 より好ましく は 0 . 0 1 〜 1 6重量%、 さらに好ましくは 0 . 1〜: 1 2重量%であ る。 1 〜 1 0重量%が最も好ましい。 本発明の化粧料は、 メラニン 生成抑制作用及び美白作用を有するので、 メラニン生成抑制用化粧 料及び美白用化粧料と して使用される。 また、 本発明の化粧料は、 特に皮膚外用剤と しての用途に好ましく応用できるので、 メラニン 生成抑制用皮膚外用剤及び美白用皮膚外用剤と して使用される。 本発明の一つの用途である医薬は、 経口投与、 非経口投与いずれ の投与方法をも採用することができ、 それぞれに適した医薬製剤の 形態とすることができる。 医薬製剤と しては、例えば、液剤, シロッ プ剤, 注射剤, 吸入剤, 乳剤等の液状剤、 錠剤, 粉剤, 顆粒剤, 力 プセル剤, 吸入剤等の固形剤、 軟膏等の皮膚外用剤、 座剤等の外用 剤等を挙げることができる。
医薬へのガノデロール Bからなるメ ラニン生成抑制剤、 ガノデ ロール Bからなる美白剤、 又はガノデロール Bの配合量は医薬全量 中 0 . 0 0 1 〜 3 0重量%が好ま しい。 さ らに好ましく は、 0 . 0 1 〜 2 0重量%、 最も好ましくは 0 . 1〜 1 0重量%である。 投 与量は、 患者の年齢及び体重、 適用経路、 疾病の進行度及び並行し て行われている処置に基づいて適宜変えられるものであり、 特定さ
れるものではないが、 一般的には 1 日当たり 4〜 1 0 m l程度で、 1 日に 1回又は 2〜 3回に分けて投与することができるが、 これに 限られるものではない。 本発明の医薬は、 メラニン生成抑制作用及 び美白作用を有するので、 メラニン生成抑制用医薬及び美白用医薬 と して使用される。 また、 本発明の医薬は、 特に皮膚外用剤として の用途に好ましく応用できるので、 メラニン生成抑制用皮膚外用剤 及び美白用皮膚外用剤と して使用される。
本発明の一つの用途である食品は、 いわゆる機能食品への用途と して有用であり、 例えば、 菓子、 清涼飲料等の飲料、 野菜又は果実 加工品、 畜肉製品、 調味料等と して広く適用可能である。 その形態 と しては、 粉末、 固形製品、 溶液等である。
食品へのガノデロール Bからなるメ ラニン生成抑制剤、 ガノデ ロール Bからなる美白剤、 又はガノデロール Bの配合量は、 目的や 製品形態等に応じて適宜変更することができる。 一般的には、 ドリ ンク剤等溶液の場合、 例えば 3 0 m 1 中に、 0. 0 0 1〜 1 0 m g であり、好ましくは 0. 0 1〜 5 m g、 さらに好ましくは 0. 1 5〜 l m gである。 また、 タブレッ ト等粉末固形製品の場合は、 例えば 3 O O m g中に、 0. 0 0 :!〜 1 O m gであり、好ましくは 0. 0 1〜 5 m g、 さらに好ましくは 0. 1〜 1 m gである。本発明の食品は、 メラニン生成抑制作用及び美白作用を有するので、 メラニン生成抑 制用食品及び美白用食品と して使用される。
本発明の化粧料、 医薬、 食品等の組成物には、 本発明の効果を損 なわない範囲で上記した成分の他に通常化粧料、 医薬、 食品等に用 いられる他の成分を配合することができる。
例えば、 化粧料についての他の成分と しては、 油分、 粉末、 界面 活性剤、 保湿剤、 増粘剤、 低級アルコール、 皮膜剤、 紫外線吸収剤、 金属イオン封鎖剤、 有機アミン類、 p H調整剤、 薬効成分、 糖類、 防腐剤、 ビタ ミ ン類、 酸化防止剤、 香料、 水等が挙げられる。
油分の例と しては、 ホホバ油、 ォリーブ油、 ァボガド油 ヒマシ 油、 ヤシ油 牛脂、 硗化油、 液状ラノ リ ン等の天然油脂及びその誘
導体、 カルナゥバロウ、 ミツロウ、 ラノ リ ン等のロウ類、 流動パラ フィン、 マイクロク リスタリ ンワックス、 スクヮラン、 ヮセ リ ン等 の炭化水素類、ステアリ ン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、 ステアリルアルコール等の高級アルコール類、 グリセ リ ンモノステ アリ ン酸エステル、 ト リオクタン酸グリセリル、 グリセリ ンモノォ レート、 ミ リスチン酸イソプロピル、 リ ンゴ酸ジイ ソステアリル、 ジ 2—ヘプチノレゥンデカン酸グリセリ ン、 ト リ 2—ェチノレへキシノレ 酸ト リメチロールプロパン、 ト リオクタン酸ト リ メチロールプロパ ン、 セバチン酸ジ 2—ェチノレへキシル等のエステノレ類、 ノヽッ力油、 ローズ油、 シトロネラール等の精油類、 ジメチルポリ シロキサン、 デカメチルシクロペンタシロキサン等のシリ コーン油類等が挙げら れる。 油分の化粧料中の配合量は、 化粧料の形態、 剤型等に応じて 適宜選定されるが、 通常、 化粧料全量中 0 . 1〜 9 5重量%とする ことができる。
粉体の例と しては、 タルク、 マイ力、 カオリ ン、 シリカ、 亜鉛華、 雲母チタン、 酸化チタン、 酸化鉄、 ナイロン粉末等が挙げられる。 界面活性剤の例と しては、ポリォキシエチレンアルキルエーテル、 ポリォキシエチレン脂肪酸エステル、 ポリォキシエチレンソルビタ ン脂肪酸エステル、 グリセリ ン脂肪酸エステル、 ポリオキシェチレ ン硬化ヒマシ油、ポリォキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、 ポリォキシアルキレン変性ポリシロキサン等の非イオン界面活性剤. パルミチン酸ナト リ ゥム等のァユオン界面活性剤、 塩化ステアリル トリメチルアンモニゥム等のカチオン界面活性剤、 ベタイン、 アミ ドべタイン、 イ ミダゾリニゥム、 スルホベタイン等の両性界面活性 剤が挙げられる。
保湿剤の例と しては、 グリセリ ン、 1, 3—ブチレングリ コール、 ポリエチレングリ コーノレ、 ジプロピレングリ コ ー^/、 ソノレビトーノレ 等が挙げられる。
増粘剤の例と しては、 カルボキシビ二ルポリマー、 カルボキシメ チルセルロース、 ポリ ビニルアルコール等の水溶性高分子、 ベント
ナイ ト等の粘土鉱物が挙げられる。
紫外線吸収剤の例と しては、 パラアミノ安息香酸 (以下 P A B A と略す)、 グリセリ ノレ P A B A、 ェチルジヒ ドロキシプロピル P A B A、 ォクチルメ トキシシンナメート、 2 —エ トキシェチル一 p —メ トキシシンナメート、 2 , 4 —ジヒ ドロキシベンゾフエノ ン、 2— ヒ ドロキシ _ 4 —メ トキシベンゾフエノ ン、 2 —ヒ ドロキシ一 4— メ トキシ一 4 一メチルベンゾフエノ ン、 2 —ヒ ドロキシ一 4 ーメ ト キシ一 4—メチルベンゾフエノ ンスノレホン酸塩、 ゥロカニン酸ェチ ルエステル、 2—フエ二ノレ一 5 —メチルベンゾキサゾーノレ、 4—メ トキシ _ 4 _ tーブチルジベンゾィルメタン、 パラメ トキシケィ皮 酸ェチルへキシル等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤の例と しては、 ェデト酸四ナト リ ウム、 クェン 酸等が挙げられる。 低級アルコールの例と しては、 エタノール等が 挙げられる。 有機アミン類の例と しては、 モノエタノールァミン、 ト リエタノールァミン等が挙げられる。 p H調整剤の例と しては、 乳酸一乳酸ナ ト リ ウム、 クェン酸一タエン酸ナトリ ゥム等の緩衝剤 が挙げられる。
薬効成分の例と しては、 パントテニールェチルエーテル、 グリチ ノレリチン酸塩等が挙げられる。 ビタミン類の例と しては、 ビタミン C又はその誘導体、 ビタ ミン E又はその誘導体等が挙げられる。 酸 化防止剤の例と しては、 トコフエロール類、 ジブチルヒ ドロキシト ルェン、 没食子酸プロピル等が挙げられる。
糖類の例と しては、 エリ スリ トール、 ショ糖、 ヒアルロン酸等が 上げられる。 防腐剤の例と しては、 ェチルパラベン、 ブチルパラべ ン、 安息香酸ナト リ ウム等が挙げられる。 その他、 後記医薬及び食 品に配合し得る成分の中から選択され配合することもできる。
次に、 医薬についての他の成分と しては、 賦形剤、 安定剤、 湿潤 剤、 乳化剤、 吸収促進剤、 p H調整剤、 界面活性剤、 稀釈剤、 担体 等の種々の添加成分を配合することができる。 これらの添加成分の 具体例と しては、 例えば、 でん粉、 乳糖のような糖類、 硫酸マグネ
シゥム、 タルク、 ゼラチン、 ヒ ドロキシプロ ピルセノレロースのよ う なセルロース誘導体、 大豆油、 ゴマ油のよ うな植物油、 動物油若し くは合成油、 ガム類、 生理食塩水等のよ うな水、 エタノール、 1 , 3 —ブチレングリ コール、 ポリ アルキレンダリ コール等のよ う なァ ルコール類等を挙げることができる。 その他、 前記化粧料及び後記 食品に配合し得る成分の中から選択され配合することもできる。 次に、 食品についての他の成分と しては、 甘味料、 酸味料、 保存 料、 香料、 着色剤、 賦形剤、 安定剤、 湿潤剤、 乳化剤、 吸収促進剤、 p H調整剤、 界面活性剤、 稀釈剤、 担体等の種々の添加成分を配合 することができる。 これらの添加成分の具体例と しては、 例えば、 キノコ抽出液、 人参抽出液、 ショ ウガ抽出液、 ハチミ ツのような各 種食品抽出エキス溶液、 液状食品、 糖類と して、 環状オリ ゴ糖、 還 元麦芽糖、 ト レハロース、 乳糖、 ショ糖脂肪酸エステル等を挙げる ことができる。 その他、 前記化粧料及び医薬に配合し得る成分の中 から選択され配合することもできる。
本発明の前記組成物は、 本発明の必須成分と上記任意配合成分の
1種または 2種以上とを混合して、 常法により任意の形態、 剤型に 調製することができる。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。 組成物の配合量 中、 特に記載のないものは重量%である。
[実施例 1 ] メ ラニン生成抑制効果及び美白効果
[ B 1 6メラノ一マ細胞におけるメラニン生成抑制作用]
メラニン生成抑制作用は、 マウス由来のメラニン生成細胞である B
1 6 1 0 F 7メラノ一マ細胞 (入手先:秋田県総合食品研究所より 移譲) を用い、 前記精製例で精製したガノデロール Bを培養液で稀 釈した溶液を細胞に作用させメラニンの生成を観察し評価した。 B - 1 6細胞は 7 0 %コンフルェントの細胞を P B Sにて洗いト リプ シンを加え剥離し、 ト リプシンと同量の血清入り培地 (E—M E M
+ 1 0 % F B S ) を加え細胞を集め遠心した ( 8 0 0 r p m, 5 m i n . )。 細胞数を力ゥントし、 約 1 0 4 c e l l s / 1 ( E -M E M + 1 0 % F B S ) に調整した。 ガノデロール B溶液の稀釈は、 細胞培養プレート(接着細胞用)に 2 0 μ ίの滅菌 P B Sを分注し、 ガノデロール Β溶液を 2 0 μ L取り倍々稀釈した (培養液中の最終 濃度 1 0 0 ;U g Zni L〜0. 0 0 1 2 w g Zm L)。 コン ト ロールと してアルブチン(培養液中の最終濃度 1 4 0 i g Zm L〜0. 2 2 g /m L メタノールも同様に稀釈した。
この稀釈液の入ったプレー トに細胞浮遊液を 8 0 μ Lずつ分注し た。 さらに、 3 7 °C、 C 02ィンキュベータ一にて 7 2時間培養し、 顕微鏡により、 細胞におけるメラニン生成を観察した。 さらに、 メ ラニンが生成されている場合、 培地を除き 3 0 0 μ Lの 1 N、 N a OHで、 メラニンを溶かし、 4 7 0 n mの紫外線吸収を測定するこ とでメラニン生成量を評価した。 溶媒であるメタノールを反応させ た値を 1 0 0 %と し、ガノデロール B、アルブチンを用量変化させ、 もっとも低濃度でメラニン合成阻害を示す濃度を求めた。 この結果 を表 1に示す。
表 1から分かるよ うに、 ガノデロール Bはメラノ一マ B 1 6細胞 に対し、 メラニン生成抑制剤であるアルブチンと同程度のメラニン 生成抑制作用 (美白作用) を示しており、 メ ラニン生成抑制剤、 美 白剤と して有用であることが明らかである。
なお、 ガノデロール Bの場合、 顕微鏡写真によっても、 アルブチ ンの場合と同程度 B— 1 6細胞の黒色が抑えられており、 優れたメ ラニン生成抑制効果及び美白効果を有していることが確認された。
[実施例 2〜 3、 比較例 1〜 2 ] 美白効果の測定 成分 配合量 (重量%)
(アルコール相)
ェチノレアノレコーノレ 2 5 . 0
ホ。リオキシエチレン(25モル)硬ィ匕ヒマシ油 2 . 0
酸化防止剤
防腐剤
香料
試験化合物 (表 2に記載) 表 2記載の
(水相)
グリセ リ ン 5 . 0
へキサメタ リ ン酸ナトリ ウム
イオン交換水 残余
(製法) 上記組成物処方中の、 水相、 アルコール相をそれぞれ調製 後、 両者を混合、 可溶化し、 本発明の組成物を得た。
(試験方法)
パネラー 2 0名 を夏期の午前 1 1 時から午後 1 時までの時 間、 2 日間にわたり太陽光に計 4時間さらした。さらされたパネラー の上腕內側部皮膚を対象と し、 太陽光にさらされた日から 5 日後よ り、 上記組成物を朝夕 1回ずつ 5週間塗布した。
(評価方法)
使用後の試験結果を以下の判定基準で評価した。
(判定基準)
著効 : 色素沈着がほとんど目立たなくなった。
有効 : 色素沈着が非常にうすくなった。
やや有効 : 色素沈着がうすくなつた。
無効 : 変化なし。
(判定)
◎ : パネラーのうち 1 6人以上が有効以上の効果を示した。
〇 : パネラーのうち 1 1〜 1 5人が有効以上の効果を示した △ : パネラーのうち 6〜 1 0人が有効以上の効果を示した。
X : パネラーのうち 5人以下が有効以上の効果を示した。 評価結果を表 2に示す。 表 2
表 2から明らかなように、 ガノデロール Bを含有する組成物はメ ラニン色素の沈着を防ぎ、 メ ラニン生成抑制作用、 美白作用が見ら れた。 一方、 試験化合物が無添加の場合 (比較例 1 )、 ハイ ドロキノ ンを配合した場合(比較例 2 )は、いずれも効果が見られなかった。 [実施例 4〜 7、 比較例 3〜4] 美白効果 (メラニン生成抑制効果) の測定
以下の成分と配合量の乳化組成物を常法にて製造した。 なお、 ガ ノデロール Bの配合量と併用した美白剤成分の成分名及び配合量に ついては表 3に記載した。
成分 配合量 (重量%) モノステア リ ン酸ポリエチレングリ コール 2. 0 モノステアリ ン酸グリセ リル 5. 0 ベへ二ノレ; ノレコーノレ 5. 5 スク ヮラン 8. 0 ト リオクタン酸グリセリ ノレ 8. 0
グリセリ ン 5 . 0 クェン酸 0 . 1 クェン酸ナ ト リ ウム 0 . 9 ノ ラベン 0 . 2 精製水 残余
ガノデロール B 表 3記載の量 美白剤成分(表 3に記載) 表 3記載の量 表 3
(配合量 (重量%) )
(試験方法)
明らかにしみ、 そばかすのある健常人ボランティァ 3 0名を 5名 ずつの 6群に分け、実施例 4〜 7、比較例 3〜4の組成物を 1 日 2回 朝及び就寝前に塗布させた。 そして、 化粧をしない状態で試験開始 日及び 4週間後にカラー写真を撮影し、 試験開始日に比べた色の状 態を目視で比較判定した。
(結果)
判定結果を表 4に示した。 表 4には判定によ り各判定項目に該当 する人の人数を示している。
表 4
表 4から明らかなよ う に、 ガノデロール Bにァスコルビン酸 2— ダルコシ ド、 ァスコルビン酸リ ン酸エステルマグネシウム塩を配合 するこ とによってガノデロール Bの美白効果、 すなわちメ ラニン生 成抑制効果が相乗的に向上することが分かる。 以下、 種々の処方の組成物を常法により調製した本発明の実施例 を示す。 なお、 いずれの実施例においても優れたメラニン生成抑制 効果、 美白効果が見られた。
[実施例 8 ] ク リーム
成分 配合量 (重量%) ステアリ ン酸 6. 0 グリセリ ンモノステアリ ン酸エステル 2. 0 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ-、タンモノステアリン エステル 2. 0
1, 3—ブチレングリ コール 1 0. 0 ガノデロール B 5. 0 イ ソプロ ピルミ リ ステー ト 1 2. 0 スク ヮラン 5. 0 流動パラフィ ン 3. 0 ビタ ミ ン E 0. 0 5 亜硫酸水素ナト リ ウム
防腐剤
香料
イオン交換水 残余
[実施例 9 ] 乳液
成分 配合量 (重量%) ステア リ ノレアノレコール 2 . 0 スク ヮラ ン 5 0 液状ラ ノ リ ン 3 0 ト リ オク タン酸 ト リ メチロールプロパン 2 0 ト リ オク タン酸グリ セ リ ル 5 0 グリ セ リ ンモノォレー ト 2 0 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ、'タンモノ才レイン エステル 0 ビタ ミ ン C 0 防腐剤
ガノデロール B 8 . 0 パラアミノ安息香酸 0 . 1 香料
亜硫酸水素ナ ト リ ウム
グリ セ リ ン 5 . 0 カルボキシビ二ルポリ マー 0 . 2 ト リエタノールァミ ン 1 . 0 精製水 残余
[実施例 1 0 ] ジエル
成分 配合量 (重量%) ジプロ ピレンダリ コ ーノレ 1 0 . 0
P E G 1 5 0 0 5 . 0 カルボキシビュルポリ マー 1 . 0 ェチノレアノレコ ーノレ 2 . 0 ホ。リオキシエチレン(50モル)ォレイ/レエ一テル 2 . 0
水酸化力リ ウム 0. 1 5 ガノデロール B 1. 0
2—ヒに口キシー 4—メトキシへ、'ンソ"フエノンスルホン酸ナトリゥム 0. 0 5 防腐剤
E D T A · 3 Na
香料
イオン交換水 残余
[実施例 1 1 ] ジエル
成分 配合量 (重量%) ジプロ ピレングリ コール 1 0. 0
P E G 1 5 0 0 5 0 カルボキシビュルポリマー 0 ェチノレア/レコ一ノレ 0 ホ。 リオキシエチレン(50モル)ォレイルエーテル 0 水酸化力 リ ウム 1 5 ガノデロール B 0 ァスコノレビン酸 2―グルコシ ド 0 1
2—ヒト、、口キシ _4—メトキシへ-、ンソ- 'フエノンスルホン^ナトリウム 0 5 防腐剤 適量
E D T A · 3 Na
香料
イオン交換水 残余 [実施例 1 2 ] エッセンス
成分 配合量 (重量%) グリセリ ン 5. 0 ジプロピレンダリ コーノレ 1 0. 0 エタノーノレ 1 0. 0 カノレボキシビ二ルポリマー 0. 2
ヒアル口ン酸ナ ト リ ウム 0 5 水酸化力リ ウム 0 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ、、タンモノォレイン^エステル 0 5 ホ。リオキシエチレン(20モル)才クチルト、 'テ、 'シルエーテル 0 ォリーブ油 0 5 ビタ ミ ン Eアセテー ト 0 ガノデロール B 3 0 亜硫酸水素ナト リ ウム
防腐剤
E D T A · 3 Na
香料
精製水 残余
[実施例 1 3 ] パック
成分 配合量 (重量%) ポリ酢酸ビュルエマルショ ン 1 5 . 0 ポリ ビニノレアノレコール 1 0 0 ジプロピレンダリ コーノレ 5 0 ソルビ トーノレ 5 0 酢酸トコフ: ロール 0 2 ォリーブ油 0 スクヮラン 3 0 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソル^タンモノォレイン^エステル 5 酸化チタン 5 0 タルク 0 0 エタノーノレ 7 0 ガノデロール B 3 0 防腐剤
香料
精製水 残余
[実施例 1 4 ] 化粧水
成分 配合量 (重量%)
1 , 3 _ブチレングリ コーノレ 6 . 0 グリ セ リ ン 5 0 ヒアル口 ン酸ナ ト リ ウム 0 3 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ、'タンモノステアリン酸エステル 5 ホ。リオキシエチレン(20モル)ォクチルト、、テ^ンルエーテル 0 5 エタ ノーノレ 5 0 ガノデロール B 4 0 防腐剤
香料
精製水 残余 [実施例 1 5 ] 化粧水
成分 配合量 (重量%)
1, 3—ブチレングリ コール 6 . 0 グリ セ リ ン 5 0 ヒアル口 ン酸ナ ト リ ウム 0 3 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソル!:、、タンモノステアリン酸エステル 5 ホ。リオキシエチレン(20モル)ォクチルト、、テ、'シ/レエ一テル 0 5 エタ ノーノレ 5 0 ガノデロ ーノレ B 4 0 ァス コノレビン酸 2 -グルコシ ド 0 0 5 ァス コルビン酸一 2 —硫酸エステルナ ト リ ウム塩 0 0 5 防腐剤
香料
精製水 残余
[実施例 1 6 ] 軟膏
成分 配合量 (重量%) ホ。リオキシエチレン(30モル)硬化ヒマシ油 2 . 0 グリセリルモノステアレー ト 1 0 0 スク ヮラン 1 0 0 ワセリ ン 4 0 0 セタノーノレ 6 0 ガノデロール B 5 0
1 , 3 —ブチレングリ コー/レ 1 0 0 イオン交換水 残余 防腐剤
香料
[実施例 1 7 ] 軟膏
成分 配合量 (重量' ホ。リオキシエチレン(30モル)硬化ヒマシ油 2 . 0 グリセリノレモノ ステアレー ト 1 0 0 スク ヮラン 1 0 0 ワセリ ン 4 0 0 セタノーノレ 6 0 ガノデロール B 5 0 ァス コノレビン酸 2―グノレコ シ ド 0 0 0 3 力ミツレ抽出物 (乾燥固形分) 0 0 0 2 1, 3—ブチレングリ コーノレ 1 0 0 イオン交換水 残余 防腐剤
香料
[実施例 1 8 ] ファンデーショ ン
成分 配合量 (重量%) タルク 3 . 0 酸化チタン 5 0 ベンガラ 0 5 酸化鉄黄 5 酸化鉄黒 0
ベン トナイ ト 0 5 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ,、タンモノステアリン酸エステル 0 ト リエタノールァミ ン 0 グリセリ ン 5 0 プロ ピレンダリ コール 5 0 ステアリ ン酸 2 0 モノステアリ ン酸グリセ リ ン 0 0 流動ノ ラフィ ン 0 0 ジメチルポリ シロキサン 5 0 ポリオキシアルキレン変性ポリ シロキサン 3 0 ガノデロール B 3 0 精製水
防腐剤
香料
[実施例 1 9 ] 健康ドリ ンク
成分 配合量 ( 3 0 m L中) ガノデロ ーノレ B 0 . 0 8 5 m g 人参抽出液 5 0 m g
冬虫夏草抽出液 1 0 0 m g
ショ ゥガ抽出液 3 0 0 m g
ハチミ ツ 1 5 0 m g
環状オリ ゴ糖 3 0 0 m g
甘味料
酸味料
保存料
香料
水
[実施例 2 0 ] 健康ドリ ンク
成分 配合量 ( 3 0 m L中) ガノデロ ーノレ B 0 . 5 m g 人参抽出液 5 0 m g
冬虫夏草抽出液 1 0 0 m g
ショ ゥガ抽出液 3 0 0 m g
ハチミツ 丄 o 0 m g
環状オリ ゴ糖 3 0 0 m g
甘味料
酸味料
保存料
香料
水
[実施例 2 1 ] 健康食品タブレッ ト
成分 配合量 ( 3 0 0 m g中) ガノデロール B 0 0 2 5 m g 還元麦芽糖 8 7 8 m g 卜 レノヽロー,ス 4 1 2 m g 乳糖 1 6 5 m g ショ糖脂肪酸エステル 6 2 m g デキス ト リ ン 4 8 2 7 5 m g
[実施例 2 2 ] 健康食品タブレッ ト
成分 配合量 ( 3 0 0 m g中) ガノデロ ーノレ B 0 5 m g 還元麦芽糖 8 7 8 m g 卜 レノヽロ ース 4 1 2 m g 乳糖 1 6 5 m g ショ糖脂肪酸エステル 6 2 m g デキス ト リン 4 7 8 m g 産業上の利用可能性
以上、 詳述したように本発明によれば、 新規なメ ラニン生成抑制 剤、 美白剤並びにメラニン生成抑制作用及び美白作用を有した組成 物が得られる。 特に、 メラニン生成抑制作用及び美白作用による、 紫外線照射後の日焼け皮膚の美白、 また日焼け等によるしみ、 そば かす、 肝斑等の皮膚の色素沈着の予防、 改善及び治療に優れた効果 を有する化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食品が得られる。